JP2001151386A - 用紙検出装置 - Google Patents

用紙検出装置

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JP2001151386A
JP2001151386A JP33542499A JP33542499A JP2001151386A JP 2001151386 A JP2001151386 A JP 2001151386A JP 33542499 A JP33542499 A JP 33542499A JP 33542499 A JP33542499 A JP 33542499A JP 2001151386 A JP2001151386 A JP 2001151386A
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JP
Japan
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paper
sheet
voltage
warning
optical sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP33542499A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Shishido
満春 宍戸
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Publication of JP2001151386A publication Critical patent/JP2001151386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字中に突然プリンタが停止することをなく
し、まず警告を表示することで事前に対策を講じること
ができるようにする。 【解決手段】 用紙の搬送経路中に用紙の有無を検出す
る反射型の光センサー6を配設し、ステップD1で用紙
5を給紙し、ステップD2及びD4で用紙5のあるとき
とないときの光センサー6の出力電圧を検出し、ステッ
プD5で両出力電圧の電圧差を計算し、ステップD6で
電圧差が用紙5の有無を判定可能な限界電圧以下である
ときにエラー状態表示し、ステップD7で電圧差が限界
電圧より高いが通常時の電圧よりも低い警告電圧以下で
あるときに警告表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの使用中
に用紙検出不能になることのない用紙検出装置を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙に印字するプリンタは、
全て用紙の有無を検出して印字動作を行う必要がある。
そこで用紙の有無を検出するために反射型の光センサー
を使用する場合があり、光センサーの出力電圧を閾値と
比べて、それよりも大きい場合は用紙があり、それより
小さい場合は用紙がないというように、センサーの出力
電圧を1つの閾値と比較していた。閾値の決め方とし
て、単純に数値を決める決め方、用紙がないときの光セ
ンサーの出力電圧にマージンを加える決め方、用紙がな
いときと用紙があるときの光センサーの出力電圧を測定
し、両者のマージンを考えてその間の値を閾値とする決
め方等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような決め方で
動作マージンを十分にとって閾値を決めたとしても、時
間の経過や、発光素子の光量低下により光センサーの出
力電圧は次第に減少し、また、埃や用紙の紙粉の堆積等
によって、用紙がないときと用紙があるときの光センサ
ーの出力電圧に差がなくなってくる。そして、この出力
電圧が限界電圧より低くなると、用紙検出不能状態に陥
るため、プリンタが停止することになる。このプリンタ
の停止は、印字動作中に突然起こるので、原因調査や回
復に時間や手間がかかるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、用紙の搬送経路中に用紙の有無を検
出する反射型の光センサーを配設し、用紙の給紙時に当
該用紙のあるときとないときの光センサーの出力電圧を
検出し、両出力電圧の電圧差を計算し、電圧差が用紙の
有無を判定可能な限界電圧以下であるときにエラー状態
表示し、電圧差が限界電圧より高いが通常時の電圧より
も低い警告電圧以下であるときに警告表示することとし
ている。この構成により、最初に警告表示が出された後
でエラー表示が出されることになるので、警告電圧以下
であるとの判断に基づいて警告が表示された際に、堆積
した紙粉を除去する等、事前に対策を講じることができ
るので、突然のプリンタの停止を回避できる。
【0005】また、用紙のあるときとないときの光セン
サーの出力電圧は、複数回の測定の平均値で与えられる
ことが、検出の精度を高めるのに好ましい。
【0006】また、用紙の有無の判定は、用紙が1行分
搬送される都度行われることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
面を参照して説明する。
【0008】図1において、印字ヘッド1は図示しない
キャリアに搭載されており、印字ヘッドの走査手段によ
って用紙5の搬送方向と直行する方向へ用紙5の紙面と
平行に走査される。印字ヘッド1の前面にはリボンガイ
ド2が取り付けてある。支持板3に固定してあるプラテ
ン4は、印字ヘッド1の走査方向に平行に配設された長
い形状のものである。リボンガイド2と支持板3との間
隙を用紙5が挿入されて右から左へ通過する間に、用紙
5の上面に印字ヘッド1により印字が行われる。プラテ
ン4の左右、即ち用紙5の進行方向の前後に、センサー
6,6が配設してある。
【0009】まず、生産段階で予め光センサー6の出力
電圧の用紙があるときと用紙がないときの電圧差につい
て測定し、初期電圧を決める。限界電圧は設計段階で回
路やセンサー等の動作範囲と誤差を考えて決まる。警告
電圧はこれら2つの電圧の間に設定されるが、高めに設
定すると警告なしで動作する範囲が狭くなるので、限界
電圧寄りに設定することが望ましい。
【0010】本発明では、印字動作が開始されるとき、
又は、用紙が変わるときに、用紙ありと用紙なしのセン
サーの出力電圧を測定し、その電圧差が限界電圧以下な
ら検出不能としてエラー表示をして停止し、警告電圧以
下ならメンテナンスを促す警告表示をして続行し、警告
電圧より大きければ問題なしとしてそのまま続行するも
のである。また、用紙ありと用紙なしでのセンサーの出
力電圧の中間値を閾値と設定する。印字中には改行の都
度センサーの出力電圧を測定し、その値が閾値よりも大
きければ用紙があり、小さければ用紙がないと判定す
る。
【0011】そこで、図2に示すフローチャートにした
がって、動作について説明する。電源オンで立ち上がる
と、ステップAで初期設定がなされ、ステップBでコマ
ンド待ちをする。初期設定には次のような動作が含まれ
ている。即ち、図示しないRAMのチェックとして全番
地のR/Wをする。図示しないCPUに内蔵された入出
力ポートの初期化をする。図示しないEEPROMのデ
ータ(フォントデータ及び用紙サイズ等の設定値)をR
AMに展開する。図示しないキャリッジモータの初期位
置を設定する。図示しない改行用モータの初期設定をす
る、等である。
【0012】ステップCで印字コマンドが入力される
と、ステップDで閾値設定ルーチンにしたがって閾値を
設定する。これは用紙5の色や材質によって用紙5があ
るときのセンサーの出力電圧が変わることがあるためで
ある。図3に閾値設定ルーチン(ステップD)の詳細を
示している。当該ルーチンがスタートすると、ステップ
D1で給紙を開始し、ステップD2で用紙が未だセンサ
ー6に到達しない間に、用紙なしでのセンサー6の出力
電圧を数点測定して平均値を取る。ステップD3でプリ
ンタの用紙経路に設けられている図示しない別のマイク
ロスイッチで用紙5が通過したことを確認したら、一旦
送りを停止して、ステップD4で用紙ありでのセンサー
6の出力電圧を数点測定して平均値を取る。センサー6
の出力電圧は常に変動しており測定のばらつきを減らす
ためである。次に、ステップD5で用紙ありと用紙なし
でのセンサー6の出力電圧の差を計算する。ステップD
6ではこの電圧差が限界電圧以下かどうかを判断し、限
界電圧以下ならばセンサーエラー表示して終了する。限
界電圧以下でなければ、更にステップD7で電圧差が警
告電圧以下かどうかを判断し、警告電圧以下ならば警告
メッセージ表示する。電圧差が警告電圧以下でなく、ま
たは警告メッセージを表示したら、ステップD8で閾値
を設定する。
【0013】閾値は、先にも説明したように、用紙あり
でのセンサー出力電圧の平均値と用紙なしでのセンサー
出力電圧の平均値との中間値とするが、用紙ありでのセ
ンサー出力電圧のばらつきが用紙なしでの出力電圧に比
べて大きいので、マージンを取るために中間値より低め
に設定しても良い。閾値を基に紙送りのたびに用紙5の
有無を検出する。
【0014】閾値が設定されたら、図2のフローチャー
トにしたがって次の印字動作を継続する。即ち、ステッ
プEで印字の開始位置が設定される。いわゆる頭出しで
あって、印字の最初の行が設定される。ステップFで印
字ヘッド1により1行分の印字が行われて改行され、ス
テップGでセンサー6の出力電圧を測定する。更にステ
ップHで改行された行に印字されるデータがあるかどう
かの判断がなされる。もしデータがなければステップJ
でその用紙5は排紙されて、ステップBのコマンド待ち
へ戻る。データがある場合には、ステップKで改行後に
用紙5があるかどうかの判断がなされるのであるが、こ
のときステップGで測定したセンサー6の出力電圧と、
ステップD8で設定した閾値とが比較されて、センサー
の出力電圧が閾値より大きければ用紙ありと判断され、
ステップFへ戻って印字ヘッド1により1行分の印字が
行われて改行され、先と同様の動作が繰り返されて用紙
5の有無が判断される。センサー6の出力電圧が閾値よ
り小さければ用紙なしと判断される。このときはステッ
プHで印字すべきデータがあると判断されているのであ
るから、ステップLでその用紙5は排紙されて次の用紙
5の給紙が行われることになる。このように改行のたび
にセンサー6の出力電圧が測定されて閾値と比較され、
用紙の有無がチェックされる。
【0015】ステップLで排及び給紙が行われると、再
び閾値設定ルーチン(ステップD)がスタートする。図
3にしたがって新しい用紙5の給紙(ステップD1)が
なされ、先に説明したと同様な動作を経て新しい用紙に
対する閾値が設定(ステップD8)される。閾値設定に
至るまでの動作で、電圧差が限界電圧以下か、電圧差が
警告電圧以下か、が判断されるので、警告電圧以下であ
るときに表示される警告メッセージにしたがってメンテ
ナンスを行えば電圧低下の原因を除去することができ、
この警告が繰り返された後で、限界電圧以下であると判
断されるに至るので、突然のセンサーエラー表示によっ
てプリンタが停止するという不都合は回避できる。
【0016】このようにして印字動作を開始するときや
新しい用紙5が給紙される都度、図3にしたがって新し
い閾値が設定され、その上で図2により印字の開始位置
設定(ステップE)がなされて、先と同様に1行毎に印
字され、改行されるとデータの有無が判断され、更に用
紙5の有無が閾値と比較することにより判断されて印字
動作が続行される。
【0017】図2のフローチャートでは印字コマンド以
外のコマンドについては、本発明と直接関係がないため
に説明を省略している。
【0018】
【発明の効果】本発明は、エラー表示に先立って警告表
示を行なう構成としているので、警告が表示された際に
堆積した紙粉を除去するなどの対策を講じることがで
き、突然のプリンタ停止などを回避できる。用紙がある
ときとないときとの光センサーの出力電圧を複数回の測
定の平均値としているので、検出の精度の向上に有効で
ある。また、用紙が1行分搬送される都度、用紙の有無
を判定するので、用紙がないのに印字する不都合を生じ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるプリンタの概略構成を示す
断面図である。
【図2】制御ソフトウエアのフローチャートである。
【図3】閾値設定ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
5 用紙 6 光センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の搬送経路中に用紙の有無を検出す
    る反射型の光センサーを配設し、上記用紙の給紙時に当
    該用紙のあるときとないときの上記光センサーの出力電
    圧を検出し、上記両出力電圧の電圧差を計算し、上記電
    圧差が用紙の有無を判定可能な限界電圧以下であるとき
    にエラー状態表示し、上記電圧差が上記限界電圧より高
    いが通常時の電圧よりも低い警告電圧以下であるときに
    警告表示することを特徴とする用紙検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記用紙のあるとき
    とないときの上記光センサーの出力電圧は、複数回の測
    定の平均値で与えられることを特徴とする用紙検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記用紙の
    有無の判定は、上記用紙が1行分搬送される都度行われ
    ることを特徴とする用紙検出装置。
JP33542499A 1999-11-26 1999-11-26 用紙検出装置 Pending JP2001151386A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106541718A (zh) * 2016-10-08 2017-03-29 南京富士通电子信息科技股份有限公司 适用于针式打印机的光电传感器阀值电压自动调整的方法
JP2019196263A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
JP2021035018A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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