JP2001151047A - 自動車用電源監視装置 - Google Patents

自動車用電源監視装置

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JP2001151047A
JP2001151047A JP33759999A JP33759999A JP2001151047A JP 2001151047 A JP2001151047 A JP 2001151047A JP 33759999 A JP33759999 A JP 33759999A JP 33759999 A JP33759999 A JP 33759999A JP 2001151047 A JP2001151047 A JP 2001151047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが、給電ソケットあるいはアイドルア
ップ等の電源管理動作が行われたことを認識でき、適切
な対応が図れる自動車用電源監視装置を提供する。 【解決手段】 この自動車用電源監視装置は、給電ソケ
ットA1〜Amを遮断する遮断器11と、レギュレータ
IC21のL信号に基づいてエンジンの停止を検出し、
駆動回路17を通じて遮断器11を遮断させるエンジン
停止検出回路16と、電流検出回路B1〜Bmの検出値
に基づいて過電流を検出し、遮断器11を遮断させる過
電流検出回路C1〜Cmと、供給電流の増加を検出して
アイドルアップを指示するアイドルアップ指令回路13
と、バッテリ1の出力電圧の低下を検出して遮断器11
を遮断させる低電圧検出回路15と、遮断器11の遮断
の有無、アイドルアップの有無等に基づき、表示部の各
色の発光素子の点灯状態を個別に切り替える表示制御部
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリからの電
力が車両に設けられた給電ソケットを通じて電気機器へ
供給される際の電力供給状態を監視する自動車用電源監
視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車室内において、テレビ
受像器、冷温蔵庫、掃除機等の電気用品(電気機器)を
使用することが多くなってきた。このような電気用品の
電源は、シガライタソケット、または電源供給専用に設
けられたアクセサリソケット等の給電ソケットから得る
ことが一般的であり、このため、バッテリから電気用品
への電力供給量が、増大する傾向にある。
【0003】これに対する提案例として、給電ソケット
を介した電気機器への電力供給状態を監視する自動車用
電源監視装置を設けて、バッテリ電源の保護および管理
を行っている。この電源監視装置の主な機能(電源管理
動作)としては、給電ソケットからの供給電流値が過電
流である場合、およびバッテリの出力電圧が所定の基準
レベル以下に低下した場合に、給電ソケットからの電力
供給を遮断する機能や、給電ソケットからの供給電流値
が所定のアイドルアップ基準を上回った場合に、バッテ
リの消耗を未然に防止するために、エンジン制御ユニッ
トにアイドルアップ指令を出力する機能等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
提案例では、ユーザに何ら報知されることなく、給電ソ
ケットの遮断や、アイドルアップ等の電源管理動作が行
われるようになっているため、給電ソケットの遮断等の
電源管理動作が行われたことに、ユーザが気付かないこ
とがあるという問題がある。特に、アイドルアップが行
われた際には、燃料の節約、および排ガスの抑制等の観
点からは、電力消費を抑制するのが好ましいのである
が、上述の提案例では、ユーザが、アイドルアップが行
われたことに気付かずに、電力消費を続けてしまうとい
う問題がある。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ユー
ザが、給電ソケットあるいはアイドルアップ等の電源管
理動作が行われたことを認識でき、適切な対応が図れる
自動車用電源監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、バッテリからの電力が車両に設けられ
た給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力
供給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、前
記バッテリと前記給電ソケットとの間の通電路に、その
通電路を遮断可能に介装された遮断部と、前記給電ソケ
ットを通じて前記電気機器に流れる電流値を検出する電
流検出部と、音または光の少なくともいずれか一方を出
力可能な報知部と、前記電流検出部が検出した電流値が
過電流であるか否かを判定し、過電流であると判定した
場合には、前記遮断部に前記通電路を遮断させる第1の
遮断制御部と、前記第1の遮断制御部が前記遮断部を遮
断させるのに応答して、第1の報知出力を前記報知部を
通じて出力する報知制御部と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、バッテリからの電力が車両に設けられた給電ソケ
ットを通じて電気機器へ供給される際の電力供給状態を
監視する自動車用電源監視装置であって、前記バッテリ
と前記給電ソケットとの間の通電路に、その通電路を遮
断可能に介装された遮断部と、前記バッテリの出力電圧
を検出する電圧検出部と、音または光の少なくともいず
れか一方を出力可能な報知部と、前記電圧検出部が検出
した電圧値が所定の基準レベル以下に低下しているか否
かを判定し、低下していると判定した場合には、前記遮
断部に前記通電路を遮断させる第2の遮断制御部と、前
記第2の遮断制御部が前記遮断部を遮断させるのに応答
して、第1の報知出力を前記報知部を通じて出力する報
知制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、バッテリからの電力が車両に設けられた給電ソ
ケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供給状態
を監視する自動車用電源監視装置であって、前記給電ソ
ケットを通じて前記電気機器に流れる電流値を検出する
電流検出部と、音または光の少なくともいずれか一方を
出力可能な報知部と、前記電流検出部が検出した電流値
が所定のアイドルアップ基準を上回っているか否かを判
定し、上回っていると判定した場合には、エンジン制御
ユニットにアイドルアップ指令を出力するアイドルアッ
プ指令部と、前記アイドルアップ指令部が前記アイドル
アップ指令を出力するのに応答して、第2の報知出力を
前記報知部を通じて出力する報知制御部と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、バッテリからの電力が車両に設けられた給電ソケ
ットを通じて電気機器へ供給される際の電力供給状態を
監視する自動車用電源監視装置であって、音または光の
少なくともいずれか一方を出力可能な報知部と、エンジ
ンの停止を検出可能に設けられ、エンジンの停止を検出
すると、その検出に伴って、あるいは所定の遅延処理の
後、前記遮断部に前記通電路を遮断させるエンジン停止
検出部と、前記エンジン停止検出部がエンジンの停止を
検出するのに応答して、第3の報知出力を前記報知部を
通じて出力する報知制御部と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、バッテリからの電力が車両に設けられた給電ソ
ケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供給状態
を監視する自動車用電源監視装置であって、前記バッテ
リと前記給電ソケットとの間の通電路に、その通電路を
遮断可能に介装された遮断部と、前記給電ソケットを通
じて前記電気機器に流れる電流値を検出する電流検出部
と、前記バッテリの出力電圧を検出する電圧検出部と、
音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
部と、前記電流検出部が検出した電流値が過電流である
か否かを判定し、過電流であると判定した場合には、前
記遮断部に前記通電路を遮断させる第1の遮断制御部
と、前記電圧検出部が検出した電圧値が所定の基準レベ
ル以下に低下しているか否かを判定し、低下していると
判定した場合には、前記遮断部に前記通電路を遮断させ
る第2の遮断制御部と、前記電流検出部が検出した電流
値が所定のアイドルアップ基準を上回っているか否かを
判定し、上回っていると判定した場合には、エンジン制
御ユニットにアイドルアップ指令を出力するアイドルア
ップ指令部と、エンジンの停止を検出可能に設けられ、
エンジンの停止を検出すると、その検出に伴って、ある
いは所定の遅延処理の後、前記遮断部に前記通電路を遮
断させるエンジン停止検出部と、前記第1および前記第
2の遮断制御部が前記遮断部を遮断させるのに応答し
て、第1の報知出力を前記報知部を通じて出力し、前記
アイドルアップ指令部が前記アイドルアップ指令を出力
するのに応答して、第2の報知出力を前記報知部を通じ
て出力し、前記エンジン停止検出部がエンジンの停止を
検出するのに応答して、第3の報知出力を前記報知部を
通じて出力する報知制御部と、を備えることを特徴とす
る。
【0011】また、好ましくは、前記エンジン停止検出
部は、エンジンの停止を検出するのに伴って、前記電流
検出部が検出した前記電流値を時間経過に伴って積算し
てゆき、その積算値が所定の基準値を超えるのに伴って
前記遮断部に前記通電路を遮断させるようになってお
り、前記報知部は、前記エンジン停止検出部が前記遮断
部を遮断させるのに応答して、第1の報知出力を前記報
知部を通じて出力する機能をさらに備える。
【0012】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 図1および図2は本発明の第1実施形態に係る自動車用
電源監視装置のブロック図である。この電源監視装置
は、バッテリ1に接続されたシガライタソケット、アク
セサリソケット等の複数の給電ソケットA1〜Amから
電気機器に供給される電力の供給状態を監視するための
ものであり、遮断器(遮断部)11と、各給電ソケット
A1〜Amごとに設けられた複数の電流検出回路(電流
検出部)B1〜Bmおよび過電流検出回路(第1の遮断
制御部)C1〜Cmと、アイドルアップ指令回路(アイ
ドルアップ指令部)13と、低電圧検出回路(電圧検出
部および第2の遮断制御部)15と、エンジン停止検出
回路(エンジン停止検出部)16と、遮断器11を駆動
するための駆動回路17と、表示部(報知部)18と、
表示部18を制御する表示制御部19とを備えて構成さ
れている。給電ソケットA1〜Amは、車室内に少なく
とも一つ(ここでは複数)設けられ、各種の電気機器の
受電用の接続プラグが着脱自在に接続されるようになっ
ている。
【0013】遮断器11は、バッテリ1から各給電ソケ
ットA1〜Amに至る通電路Dに介装されたリレーであ
り、駆動回路17の制御により通電路Dを導通または遮
断するようになっている。なお、ここでは、遮断器11
にリレーを使用したが、トランジスタ等のスイッチング
素子(例えば、FET(電界効果トランジスタ))を使
用してもよい。通電路Dは、遮断器11の下流側で複数
の分岐路D1〜Dmに分岐されて各給電ソケットA1〜
Amに接続されている。
【0014】エンジン停止検出回路16は、オルタネー
タ20の発電中にレギュレータIC21から出力される
出力信号(L信号)に基づき、エンジンの停止を検出
し、エンジンの停止時に駆動回路17を介して遮断器1
1を遮断させるためのものである。
【0015】より詳細には、ここでは、レギュレータI
C21から出力されるL信号は、エンジンが動作中でオ
ルタネータ20の発電が行われているときには、ハイレ
ベルとなっており、エンジンが停止され、オルタネータ
20の発電が停止されるのに伴ってローレベルに切り替
わるようになっている。
【0016】これに対応して、本実施形態では、エンジ
ン停止検出回路16は、比較器16aを備えており、そ
の比較器16aによってL信号の信号レベルを検出する
ことにより、エンジンの停止を検出している。
【0017】比較器16aには、所定の基準レベル16
bが設定されており、比較器16aは、入力されるL信
号の信号レベルと基準レベル16bとを比較し、L信号
の信号レベルがハイレベルであり基準レベル16bを上
回っている場合には、ハイレベルの信号を後述する駆動
回路17のANDゲート27に出力する一方、L信号の
信号レベルがローレベルとなり基準レベル16bを下回
った場合には、それに伴って遮断部11を遮断させるべ
く、ANDゲート27への出力信号をハイレベルからロ
ーレベルに切り替えるようになっている。なお、ローレ
ベルに切り替えられた比較器16aの出力信号は、エン
ジンの動作が再開されるのに伴ってハイレベルに切り替
えられるようになっている。
【0018】各電流検出回路B1〜Bmは、各分岐路D
1〜Dmを通じて各給電ソケットA1〜Amに流れる電
流の値を検出し、その検出値を示す信号を出力する。
【0019】各過電流検出回路C1〜Cmは、各電流検
出回路B1〜Bmの検出値に基づいて過電流を検知し、
駆動回路17を通じて遮断器11を作動させるためのも
のであり、互いに対をなす複数の比較器E1〜Enおよ
びフィルタ回路(タイマ回路)F1〜Fnと、ORゲー
ト22とを備えている。
【0020】各比較器E1〜Enは、電流の大きさの面
から過電流を判定するためのものであり、過電流の判定
基準となる互いに異なる基準電流値を示す基準レベルG
1〜Gnがそれぞれ設定されている。そして、各比較器
E1〜Enは、対応する電流検出回路B1から出力され
る信号の信号レベルと、設定されている基準レベルG1
〜Gnとを比較し、入力信号レベルが、基準レベルG1
〜Gn未満である場合にはローレベルの信号を出力する
一方、基準レベルG1〜Gn以上である場合にはハイレ
ベルの信号を出力する。
【0021】各フィルタ回路F1は、電流の通流時間の
面から過電流を判定するために設けられるものであり、
対応する比較器E1〜Enに設定された基準電流値に対
応する設定時間が設定されている。そして、各フィルタ
回路F1〜Fnは、通常はローレベルの信号を出力して
おり、対応する比較器E1〜Enから設定されている設
定時間以上継続してハイレベルの信号が入力された場合
にのみ、ハイレベルの信号を出力するようになってい
る。
【0022】フィルタ回路F1〜Fnのハイレベル信号
の出力状態は、例えば、アクセサリスイッチ30がオン
されている期間の間保持され、アクセサリスイッチ30
がオフされるのに伴って初期状態にリセットされるよう
になっている。
【0023】ORゲート22は、対応する複数のフィル
タ回路F1〜Fnのうちの少なくともいずれか一つのフ
ィルタ回路F1〜Fnからハイレベルの信号が入力され
ると、これに伴って出力信号をローレベルからハイレベ
ルに切り替えるようになっている。そして、ORゲート
22からハイレベルの信号が出力されるのに伴って、後
述するように遮断器11が遮断されるようになってい
る。
【0024】ここで、下記の表1および図3に基づい
て、各過電流検出回路C1〜Cmに設定された複数の基
準電流値および設定時間の設定例を示す。この例では、
各過電流検出回路C1〜Cmの各比較器E1〜Enおよ
び各フィルタ回路F1〜Fnには、表1に示すように、
5組の基準電流値I1〜I5および設定時間T1〜T5
が設定されている。
【0025】
【表1】
【0026】図3において、ハッチングを付して示す領
域は、この設定例下で過電流検出回路C1〜Cmによっ
て過電流であると判定される領域を示しており、グラフ
Xは、15A容量のヒューズの溶断特性を示すグラフで
あり、グラフYは、線径が0.85mmの銅線の発煙特
性を示すグラフである。すなわち、本実施形態では、5
組の基準電流値I1〜I5および設定時間T1〜T5
は、図3に示すように、15A容量のヒューズの溶断特
性を模擬するように設定されている。ここで、基準電流
値I1に対応する設定時間T1は、ゼロに設定されてお
り、各給電ソケットA1〜Amから流れる電流値が基準
電流値I1以上になると、直ちに遮断器11が遮断され
るようになっている。
【0027】なお、ここでは、5組の基準電流値I1〜
I5および設定時間T1〜T5が、15A容量のヒュー
ズの溶断特性を模擬するように設定されたが、線径が
0.85mmの銅線の発煙特性を模擬するように設定さ
れるようにしてもよい。
【0028】アイドルアップ指令回路13は、各給電ソ
ケットA1〜Amを通じて流れる電流の総和に基づい
て、供給電流が所定のアイドルアップ基準以上に増加し
たことを検知し、エンジン制御ユニット31に所定レベ
ルのアイドルアップ指令を出力するためのものであり、
加算回路33と、比較器35と、フィルタ回路37とを
備えて構成されている。
【0029】加算回路33は、各電流検出回路B1〜B
mから出力される信号を受けて、各電流検出回路B1〜
Bmが検出した電流値を加算し、その加算後の値に対応
する信号を出力する。
【0030】比較器35は、電流の大きさの面からアイ
ドルアップの要否を判定するためのものであり、その判
定基準となる基準電流値を示す基準レベル39が設定さ
れている。そして、比較器35は、加算回路33から出
力される信号の信号レベルと、設定されている基準レベ
ル39とを比較し、入力信号レベルが、基準レベル39
未満である場合にはをローレベルの信号を出力する一
方、基準レベル39以上である場合にはハイレベルの信
号を出力する。
【0031】フィルタ回路37は、アイドルアップの要
否を電流の通流時間の面から判定するためのものであ
り、比較器35に設定された基準電流値に対応する設定
時間が設定されている。そして、フィルタ回路37は、
通常はローレベルの信号を出力しており、対応する比較
器35から設定されている設定時間以上継続してハイレ
ベルの信号が入力された場合にのみ、ハイレベルの信号
(アイドルアップ指令)を出力するようになっている。
フィルタ回路37のハイレベル信号の出力状態は、例え
ば、アクセサリスイッチ30がオンされている期間の間
保持され、アクセサリスイッチ30がオフされるのに伴
って初期状態にリセットされるようになっている。
【0032】すなわち、本実施形態では、アイドルアッ
プ基準は、比較器35に設定された基準電流値とフィル
タ回路37に設定された設定時間とによって決定される
ようになっている。
【0033】フィルタ回路37からの出力信号は、アン
プ40を介してエンジン制御ユニット31に入力される
ようになっており、フィルタ回路37からハイレベルの
信号が出力されると、これに伴ってエンジン制御ユニッ
ト31が、所定レベルのアイドルアップを行い、その結
果、オルタネータによる発電量が所定レベルだけ増加さ
れるようになっている。
【0034】低電圧検出回路15は、バッテリ1の出力
電圧が所定の基準レベル以下に低下したことを検知して
遮断器11を遮断させるためのものであり、比較器41
とフィルタ回路43とを備えている。比較器41は、通
電路Dと遮断器11の上流側にて接続されており、その
通電路Dとの接続部を通じてバッテリ1の出力電圧を逐
次検出し、その検出した出力電圧と、その設定されてい
る基準レベル45が示す基準電圧値とを比較し、出力電
圧が、基準電圧値未満である場合にはローレベルの信号
を出力する一方、基準電圧値以上である場合にはハイレ
ベルの信号を出力する。
【0035】フィルタ回路43には、所定の設定時間が
設定されている。フィルタ回路43は、通常はローレベ
ルの信号を出力しており、比較器41から設定されてい
る設定時間以上継続してハイレベルの信号が入力された
場合にのみ、遮断器11を遮断させるべく、ハイレベル
の信号を出力するようになっている。フィルタ回路43
のハイレベル信号の出力状態は、例えば、アクセサリス
イッチ30がオンされている期間の間保持され、アクセ
サリスイッチ30がオフされるのに伴って初期状態にリ
セットされるようになっている。
【0036】駆動回路17は、エンジン停止検出回路1
6の比較器16aの出力信号、各過電流検出回路C1〜
CmのORゲート22の出力信号、低電圧検出回路15
のフィルタ回路43の出力信号、および後述するアクセ
サリ電源信号に基づき、遮断器11を駆動制御するため
のものであり、ORゲート23と、インバータ25と、
ANDゲート27と、トランジスタ29とを備えてい
る。
【0037】遮断器11の導通、遮断状態は、トランジ
スタ29のオンオフによって切り替えられるようになっ
ており、そのトランジスタ29は、ANDゲート27の
出力信号によりオンオフするようになっている。
【0038】一方、各過電流検出回路C1〜Cmおよび
低電圧検出回路15からの出力信号はORゲート23に
入力され、そのORゲート23からの出力信号は、イン
バータ25を介してANDゲート27の第1の入力端子
に入力されるようになっている。また、ANDゲート2
7の第2および第3の入力端子には、エンジン停止検出
回路16の比較器16aの出力信号、およびアクセサリ
スイッチ30のオンオフに伴ってハイとローとの間で切
り替わる信号(アクセサリ電源信号)が入力されるよう
になっている。
【0039】ANDゲート27は、その第1ないし第3
の入力端子に入力されるこれらの3つの信号がすべてハ
イレベルである場合にのみトランジスタ29への出力信
号をハイレベルとし、それ以外の場合にはトランジスタ
29への出力信号をローレベルとするようになってい
る。これによって、遮断器11は、ANDゲート27に
入力されるこれら3つの信号によって駆動制御されるよ
うになっている。
【0040】表示部18は、互いに異なる色(ここで
は、青、黄、赤)の光を発光する複数(ここでは第1な
いし第3の3つ)の発光素子(ここではLED)18
a,18b,18cを備えて構成されており、ここで
は、各給電ソケットA1〜Amごとに設けられている。
各表示部18の各発光素子18a,18b,18cは、
図4に示すように、対応する給電ソケットA1〜Amが
設けられるパネル部材47の部分の裏面側に設けられて
いる。
【0041】各発光素子18a,18b,18cが点灯
すると、パネル部材47のソケット設置孔47aの内周
部と、そのソケット設置孔47aに設置された給電ソケ
ットA1〜Amとの間に設けられる透光部(間隙部)4
7bを介して、各発光素子18a,18b,18cの発
光する光が前面側に出射することにより、図5に示すよ
うに、給電ソケットA1〜Amの外周のリング状の発光
領域48が、点灯している発光素子18a,18b,1
8cが発光する光の色で点灯するようになっている。そ
して、本実施形態では、この発光領域48の発光状態
(特に、点灯色)によって、電源管理動作の表示を行っ
ている。
【0042】このように、給電ソケットA1〜Amの外
周部に発光領域48を設けることにより、電源管理動作
を見やすく表示することができるとともに、夜間等にも
給電ソケットA1〜Amの位置を容易に認識できるよう
になっている。なお、本実施形態では、発光領域48を
給電ソケットA1〜Amの外周部に設けたが、他の位置
に設けてもよい。
【0043】表示制御部19には、エンジン停止検出回
路16およびORゲート23から駆動回路17に出力さ
れる出力信号が入力されるようになっているとともに、
アイドルアップ指令回路13からエンジン制御ユニット
31に出力されるアイドルアップ指令が入力されるよう
になっている。
【0044】そして、表示制御部19は、これらの入力
信号に基づいて、各表示部18の各発光素子18a,1
8b,18cを個別にオンオフ制御し、各給電ソケット
A1〜Amに対応する発光領域48の点灯色を切り替え
ることにより、この電源監視装置の電源管理動作の表示
を行っている。
【0045】具体的には、エンジンが作動中であり、エ
ンジン停止検出回路16からの出力信号がハイレベルで
あり、かつ、各給電ソケットA1〜Amからの供給電流
が過電流でなく、しかもバッテリ1の出力電圧の所定の
基準レベル以下への低下がなく、ORゲート23の出力
信号がローレベルであり、かつ、各給電ソケットA1〜
Amからの供給電流の総和が、所定のアイドルアップ基
準を上回っておらず、アイドルアップ指令回路13によ
るアイドルアップが行われていない状態では(すなわ
ち、遮断器11によって通電路Dが遮断されておらず、
アイドルアップがおこなわれていない状態では)、表示
制御部19によって、各表示部18の青色の発光素子1
8aが点灯され、これによって、各発光領域48が青色
に点灯され、各給電ソケットA1〜Amの使用が可能で
あることが表示される。
【0046】そして、この状態において、各給電ソケッ
トA1〜Amからの供給電流の総和が、所定のアイドル
アップ基準以上となり、アイドルアップ指令回路13か
らアイドルアップ指令が出力されると、これに応答し、
表示制御部19によって、各表示部18の黄色の発光素
子18bが青色の発光素子18aに代わって点灯され、
これによって、各発光領域48の点灯色が青色から黄色
に切り替えられ、アイドルアップが行われたことが表示
される。
【0047】また、エンジンの停止、いずれかの給電ソ
ケットA1〜Amでの過電流、あるいはバッテリ電圧の
低下が発生し、これによって、エンジン停止検出回路1
6の出力信号がハイレベルからローレベルへ切り替り、
あるいはORゲート23の出力信号がローレベルからハ
イレベルへ切り替わり、遮断器11によって通電路Dが
遮断されると、これに応答して、表示制御部19によっ
て、各表示部18の赤色の発光素子18cが青色または
黄色の発光素子18a,18bに代わって点灯され、こ
れによって、各発光領域48の点灯色が青色または黄色
から赤色に切り替えられ、各給電ソケットA1〜Amが
遮断されたことが表示される。
【0048】なお、アクセサリスイッチ30がオフされ
ており、電源監視装置がオフされているときには、各表
示部18の各発光素子18a,18b,18cは、消灯
されるようになっている。
【0049】次に、この電源監視装置の動作説明を行
う。イグニッションスイッチがオフモードからアクセサ
リスイッチ30をオンさせるアクセサリモードに切り替
えられ、さらにエンジンを始動させるスタートモードに
切り替えられてエンジンが始動されて、エンジンの駆動
を継続させるためのオンモードにセットされると、これ
に伴って、駆動回路17のANDゲート27の第3の入
力端子にハイレベルのアクセサリ電源信号が入力される
とともに、ANDゲート27の第2の入力端子にエンジ
ン停止検出回路16からのハイレベルの出力信号が入力
される。
【0050】このとき、過電流およびバッテリ1の出力
電圧の低下等がない通常の場合には、各過電流検出回路
C1〜Cmおよび低電圧検出回路15の出力信号は、す
べてローレベルとなっており、ORゲート23からイン
バータ25を介してANDゲート27の第1の入力端子
に入力される信号はハイレベルとなっている。
【0051】その結果、トランジスタ29がオンし、こ
れによって、バッテリ1の正端子から、アクセサリスイ
ッチ30、遮断器11の電磁コイルおよびトランジスタ
29を経たグランドまでの回路が導通し、遮断器11の
電磁コイルが励磁されて遮断器11の接点がオンされ、
通電路Dが導通し、これによって、各給電ソケットA1
〜Amが使用可能な状態となる。
【0052】また、このとき、表示制御部19に入力さ
れるエンジン停止検出回路16およびORゲート23の
出力信号は、それぞれハイレベルおよびローレベルであ
るため、各表示部18では、青色の発光素子18aが点
灯され、各発光領域48は青色に点灯される。
【0053】そして、この状態において、イグニッショ
ンスイッチがオンモードからアクセサリモードに切り替
えられることによって、あるいはエンストなどによって
エンジンが停止し、レギュレータIC21から出力され
るL信号がハイレベルからローレベルに切り替わると、
これに伴って、エンジン停止検出回路16の比較器16
aからの出力信号がハイレベルからローレベルに切り替
わり、これによって、ANDゲート27の出力信号がハ
イレベルからローレベルに切り替わり、トランジスタ2
9がオフし、遮断器11がオフされて通電路Dが遮断さ
れ、再びエンジンが稼働するまで各給電ソケットA1〜
Amが使用不可となる。
【0054】また、これに伴って、表示制御部19によ
って、各給電ソケットA1〜Amが遮断されたことが、
エンジン停止検出回路16の出力信号のハイレベルから
ローレベルへの切り替わりに基づいて検知され、各表示
部18の赤色の発光素子18cが青色の発光素子18a
に代わって点灯され、これによって、各表示領域48の
点灯色が青色から赤色に切り替えられる。
【0055】このエンジン停止による各給電ソケットA
1〜Amの遮断状態は、エンジンが再始動され、エンジ
ン停止検出回路16の出力信号がローレベルからハイレ
ベルに切り替えられるのに伴って解除され、また、これ
に伴って、各表示領域48の点灯色が赤色から青色に切
り替えられる。
【0056】また、いずれかの給電ソケットA1〜Am
を通じて流れる電流の値が、その給電ソケットA1〜A
mに対応する過電流検出回路C1〜Cmのいずれかの比
較器E1〜Enに設定されている基準電流値を上回り、
その上回っている状態が、そのいずれかの比較器E1〜
Enに対応するフィルタ回路F1〜Fnに設定されてい
る設定時間以上継続した場合には、そのフィルタ回路F
1〜Fnの出力信号がローレベルからハイレベルに切り
替わり、これに伴って、その給電ソケットA1〜Amに
対応する過電流検出回路C1〜CmのORゲート22か
らの出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わ
り、ORゲート23の出力信号がローレベルからハイレ
ベルに切り替わる。その結果、ANDゲート27の出力
信号がハイレベルからローベルに切り替わり、トランジ
スタ29がオフし、遮断器11がオフされ、通電路Dが
遮断され、過電流によるバッテリ1の消耗が防止され
る。
【0057】さらに、バッテリ1の出力電圧が、低電圧
検出回路15の比較器41に設定されている基準電圧値
以下の状態となり、その状態がフィルタ回路43に設定
された設定時間以上継続すると、フィルタ回路43から
の出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わり、
これに伴って、ORゲート23の出力信号がローレベル
からハイレベルに切り替わり、これによって、ANDゲ
ート27の出力信号がハイレベルからローベルに切り替
わり、トランジスタ29がオフし、遮断器11がオフさ
れ、通電路Dが遮断され、バッテリ1の出力電圧の過度
の低下が防止される。
【0058】このように、過電流あるいはバッテリ電圧
の低下によって給電ソケットA1〜Amが遮断される
と、表示制御部19によって、各給電ソケットA1〜A
mが遮断されたことが、ORゲート23の出力信号のロ
ーレベルからハイレベルへの切り替わりに基づいて検知
され、各表示部18の赤色の発光素子18cが青色の発
光素子18aに代わって点灯され、これによって、各表
示領域48の点灯色が青色から赤色に切り替えられる。
【0059】ここで、フィルタ回路F1〜Fn,43か
らハイレベルの出力信号が出力された場合には、そのハ
イレベルの出力状態は、アクセサリスイッチ30がオフ
されるまで保持されるようになっているため、ORゲー
ト23の出力信号も、アクセサリスイッチ30がオフさ
れるまでハイレベルの状態に保持されるようになってい
る。また、アクセサリスイッチ30がオフされると、必
然的にエンジンも停止されるようになっている。
【0060】このため、遮断器11が、過電流またはバ
ッテリ1の出力電圧の低下によりオフされた場合には、
ユーザが、イグニッションスイッチを、オンモードから
アクセサリスイッチ30をオフさせるオフモードに一旦
切り替え、エンジンを始動させるスタートモードおよび
オンモードに再度切り替え、エンジンを再始動させるま
で、遮断器11はオフされたままの状態に保持され、各
発光領域48の点灯色が赤色に保持されるようになって
いる。なお、各発光領域48の点灯色は、遮断器11の
遮断状態が解除されるのに伴って赤色から青色に切り替
えられるようになっている。
【0061】また、各過電流検出回路C1〜Cmで過電
流と判定されないまでも、各給電ソケットA1〜Amか
ら流れる電流の総和が、アイドルアップ指令回路13の
比較器35に設定されている基準電流値以上となり、そ
の状態が、フィルタ回路37に設定されている設定時間
以上継続した場合には、フィルタ回路37からの出力信
号がローレベルからハイレベルに切り替わる。これに伴
って、エンジン制御ユニット31により所定レベルのア
イドルアップが行われ、オルタネータの発電量が増加さ
れる。
【0062】これに伴って、表示制御部19によって、
アイドルアップ指令回路13から出力されるアイドルア
ップ指令に基づいてアイドルアップが行われたことが検
知され、各表示部18の黄色の発光素子18bが青色の
発光素子18aに代わって点灯され、これによって、各
表示領域48の点灯色が青色から黄色に切り替えられ
る。
【0063】以上のように、本実施形態によれば、各給
電ソケットA1〜Amの発光領域48の点灯色を視認す
ることにより、各給電ソケットA1〜Amの通常の使用
が可能なこと、エンジン停止、過電流あるいはバッテリ
電圧の低下により各給電ソケットA1〜Amが遮断され
たこと、および各給電ソケットA1〜Amからの供給電
流の増加によりアイドルアップが行われたことを、ユー
ザが容易に認識することができ、適切な対応をとること
ができる。
【0064】特に、本実施形態では、アイドルアップが
行われたことが、各発光領域48の点灯色により表示さ
れるため、ユーザが、アイドルアップが行われたことを
認識して、消費電力の節約等の適切な対応をとることが
できる。
【0065】なお、本実施形態では、各給電ソケットA
1〜Amの外周部の発光領域48により、電源管理動作
に関する表示を行うようにしたが、図6に示すような電
源管理動作表示用の所定のシンボルマーク49を運転席
正面のインストゥルメントパネル部に表示し、このシン
ボルマーク49の表示色を、発光領域48の場合と同様
に、青、黄、赤等に切り替えることにより、電源管理動
作に関する表示を行うようにしてもよい。この場合、表
示色の切り替えは、シンボルマーク49に対応した透光
パターンが設けられた表示パネルの裏面側に、上述の表
示部18を設置し、透光パターンを照明する発光素子1
8a,18b,18cを切り替えることによって行われ
る。
【0066】また、本実施形態では、発光領域48の点
灯色を切り替えることにより、電源管理動作に関する表
示を行うようにしたが、発光領域48を点灯させるか、
消灯させるか、あるいは点滅させるかによって、電源管
理動作に関する表示を行うようにしてもよい。
【0067】さらに、本実施形態では、発光領域48を
通じて光による電源管理動作に関する表示を行うように
したが、発光領域48の光による表示に代わって、ある
いは発光領域48の光による表示とともに、給電ソケッ
トA1〜Amの遮断等の電源管理動作を、車室内の所定
箇所に配設されたブザーまたはスピーカ等の報知部が出
力する音(あるいは音声)により報知するようにしても
よい。この場合、報知部の出力制御は、表示制御部19
によって行われる。
【0068】2.第2実施形態 図7は、本発明の第2実施形態に係る自動車用電源監視
装置のブロック図である。本実施形態に係る電源監視装
置は、前述の第1実施形態に係るエンジン停止検出回路
16、過電流検出回路C1〜Cm、アイドルアップ指令
回路13、低電圧検出回路15および表示制御部19に
対応する機能をマイコン51に持たせている。なお、本
実施形態において、上述の第1実施形態と対応する部分
には、同一の参照符号を用いる。
【0069】なお、ここでは、2つの給電ソケットA
1,A2が設けられている場合について説明する。ま
た、本実施形態では、遮断器11として電界効果トラン
ジスタ(FET)が使用されているが、リレースイッチ
でもよい。遮断器11は、トランジスタ53を含んだ駆
動回路17によって駆動されるようになっている。マイ
コン51には、アクセサリスイッチ30を介してバッテ
リ1に接続された電源回路55によって電源が供給され
るようになっている。また、図7中、57の符号で示さ
れるのは、エンジンである。
【0070】マイコン51は、大略的に、エンジン停止
検出部59と、各電流検出回路B1,B2に対応して設
けられた複数(ここでは2つ)の過電流検出部H1,H
2と、加算部61と、アイドルアップ指令部63と、低
電圧検出部65と、出力部67と、メモリ69と、表示
制御部70とを備えている。
【0071】エンジン停止検出部59には、第1実施形
態の場合と同様に、レギュレータIC21から出力され
るL信号が入力されるようになっており、エンジン停止
検出部59は、入力されるL信号に基づき、エンジン5
7の停止を検出する。より詳細には、エンジン停止検出
部59は、入力されるL信号のハイレベルからローレベ
ルへの切り替わり、およにローレベルからハイレベルへ
の切り替わりを検出することにより、エンジン57の停
止および始動を検出するようになっている。
【0072】そして、本実施形態では、エンジン停止検
出部59は、L信号に基づいてエンジン57の停止を検
出すると、これに伴って、エンジン57が停止した旨を
表示制御部70に連絡する一方、遅延処理として、加算
部61から入力される信号が示す各給電ソケットA1,
A2からの供給電流量の総和を積算してゆき、その積算
値がメモリ69に予め設定された所定の基準値を超える
のに伴って、FET11をオフさせるべく、遮断指令を
出力するようになっている。ここで、エンジン停止検出
部59から遮断指令が出力された際には、その旨が出力
部67を通じて表示制御部70に連絡されるようになっ
ている。
【0073】なお、積算値が所定の基準値に達する前
に、エンジン57が再始動された場合には、供給電流値
の積算動作がキャンセルされ、FET11がオフされる
ことはない。また、エンジン停止検出部59は、エンジ
ン57の始動を検出すると、その旨を表示制御部70に
連絡するようになっている。
【0074】このため、エンジン57は停止されても、
FET11は直ぐにはオフされず、エンジン57が停止
してから各給電ソケットA1,A2から供給された供給
電力値の積算値が、所定の基準値を超えたときに、FE
T11が遮断されるようになっている。
【0075】メモリ69には、過電流の判定基準となる
互いに異なる複数の第1の基準電流値と、その第1の各
基準電流値に対応する複数の第1の設定時間とが一対一
に対応付けられて予め記憶されている。また、メモリ6
9には、アイドルアップの要否の判定基準となる第2の
基準電流値およびその第2の基準電流値に対応する第2
の設定時間が予め記憶されているとともに、バッテリ1
の出力電圧の低下の有無の判定基準となる基準電圧値お
よびその基準電圧値に対応する第3の設定時間が予め記
憶されている。これらの第1および第2の基準電流値、
基準電圧値および第1ないし第3の設定時間の設定要領
は、前述の第1実施形態の場合と同様である。
【0076】各過電流検出部H1,H2は、対応する各
電流検出回路B1,B2からA/DコンバータJ1,J
2を通じて入力される信号に基づき、各給電ソケットA
1,A2を介して流れる電流値を逐次認識し、その電流
値とメモリ69に記憶されている第1の各基準電流値と
比較し、その電流値がいずれかの第1の基準電流値以上
となると、経過時間のカウント動作を開始する。
【0077】そして、各過電流検出部H1,H2は、経
過時間のカウント動作を行いつつ、そのカウントした経
過時間が、前記いずれかの第1の基準電流値に対応する
メモり69に記憶された第1の設定時間以上となったか
否かの判定を逐次行い、経過時間が対応する第1の設定
時間以上となった場合には、後述する出力部67にFE
T11をオフさせる旨の指令(遮断指令)を与える一
方、経過時間が対応する第1の設定時間以上となる前
に、電流値が前記いずれかの第1の基準電流値未満にな
った場合には、カウント動作を停止してカウント値をリ
セットするようになっている。ここで、各過電流検出部
H1,H2から遮断指令が出力された際には、その旨が
出力部67を通じて表示制御部70に連絡されるように
なっている。
【0078】各過電流検出部H1,H2から一旦遮断指
令が出力されると、その遮断指令は、アクセサリスイッ
チ30がオフされるまで保持され、アクセサリスイッチ
30がオフされるのに伴って解除されるようになってい
る。
【0079】加算部61は、各電流検出回路B1,B2
からA/DコンバータJ1,J2を通じて入力される信
号に基づき、各給電ソケットA1,A2を介して流れる
電流値を加算してアイドルアップ指令部63に与える。
【0080】アイドルアップ指令部63は、加算部61
を通じて給電ソケットA1,A2を介して流れる総電流
値の総和を逐次認識し、その総電流値とメモリ69に記
憶されている第2の基準電流値と比較し、その総電流値
が第2の基準電流値以上となると、経過時間のカウント
動作を開始する。
【0081】そして、アイドルアップ指令部63は、経
過時間のカウント動作を行いつつ、そのカウントした経
過時間が、メモり69に記憶されている第2の設定時間
以上となったか否かの判定を逐次行い、第2の設定時間
以上となった場合には、エンジン制御ユニット31に所
定レベルのアイドルアップを指示するアイドルアップ指
令を出力する一方、経過時間が第2の設定時間以上とな
る前に、総電流値が第2の基準電流値未満になった場合
には、カウント動作を停止してカウント値をリセットす
るようになっている。ここで、アイドルアップ指令部6
3は、アイドルアップ指令を出力した際は、その旨を表
示制御部70に連絡するようになっている。
【0082】低電圧検出部65は、通電路DのFET1
1の上流側に接続されたA/Dコンバータ71から与え
られる信号に基づき、バッテリ1の出力電圧値を逐次認
識し、その出力電圧値とメモリ69に記憶されている基
準電圧値とを比較し、その出力電圧値が基準電圧値以上
となると、経過時間のカウント動作を開始する。
【0083】そして、低電圧検出部65は、経過時間の
カウント動作を行いつつ、そのカウントした経過時間
が、メモり69に記憶されている第3の設定時間以上と
なったか否かの判定を逐次行い、第3の設定時間以上と
なった場合には、後述する出力部67にFET11をオ
フさせる旨の指令(遮断指令)を与える一方、経過時間
が第3の設定時間以上となる前に、出力電圧値が基準電
圧値未満になった場合には、カウント動作を停止してカ
ウント値をリセットするようになっている。ここで、低
電圧検出部65から遮断指令が出力された際には、その
旨が出力部67を通じて表示制御部70に連絡されるよ
うになっている。
【0084】低電圧検出部65から一旦遮断指令が出力
されると、その遮断指令は、アクセサリスイッチ30が
オフされるまで保持され、アクセサリスイッチ30がオ
フされるのに伴って解除されるようになっている。
【0085】出力部67は、アクセサリスイッチ30が
オンされ、かつ、エンジン停止検出部59、各過電流検
出部H1,H2および低電圧検出部65のいずれからも
遮断指令が出力されていない状態(すなわち、エンジン
57が動作中であり(あるいはエンジン57の停止後、
給電ソケットA1,A2を通じて所定の電力量が消費さ
れる前の状態であり)、かつ過電流およびバッテリ1の
電圧低下のない状態)では、FET11をオンさせるべ
く、ハイレベルの信号を出力している。そして、出力部
67は、アクセサリスイッチ30がオフされるか、ある
いは、エンジン停止検出部59、各過電流検出部H1,
H2および低電圧検出部65のうちの少なくともいずれ
か一つから遮断指令が入力されると、これに応答して、
出力信号をハイレベルからローレベルに切り替えるよう
になっている。
【0086】この出力部67の出力信号は、駆動回路1
7のトランジスタ53に入力され、この出力部67の出
力信号がハイレベルとローレベルとの間で切り替えられ
るのに伴ってトランジスタ53がオン、オフするのに連
動して、FET11がオン、オフし、これによって、通
電路Dが導通、遮断されるようになっている。
【0087】表示制御部70は、過電流検出部H1,H
2、低電圧検出部65およびエンジン停止検出部59か
ら出力部67を通じて与えられる遮断指令を出力した旨
の連絡、アイドルアップ指令部63から与えられるアイ
ドルアップ指令を出力した旨の連絡、およびエンジン停
止検出部59から与えられるエンジン57が停止した旨
の連絡に基づき、前述の第1実施形態に係る表示制御部
19とほぼ同様に、表示部18の各発光素子18a,1
8b,18cをオンオフ制御し、各給電ソケットA1〜
Amに対応する発光領域48の点灯色を切り替えること
により、この電源監視装置の電源管理動作の表示を行っ
ている。
【0088】具体的には、エンジンが作動中であり、各
給電ソケットA1〜Amからの供給電流が過電流でな
く、バッテリ電圧の低下がなく、かつ、各給電ソケット
A1〜Amからの供給電流の総和が、所定のアイドルア
ップ基準を上回っていない状態では、各表示部18の青
色の発光素子18aが点灯され、各発光領域48が青色
に点灯されるようになっている。
【0089】そして、この状態において、各給電ソケッ
トA1〜Amからの供給電流の総和が、所定のアイドル
アップ基準以上となり、アイドルアップ指令部63から
アイドルアップ指令が出力されると、あるいは、エンジ
ン57が停止し、エンジン57が停止した旨の連絡がエ
ンジン停止検出部59から与えられると、これに応答
し、各表示部18の黄色の発光素子18bが青色の発光
素子18aに代わって点灯され、これによって、各発光
領域48の点灯色が青色から黄色に切り替えられ、アイ
ドルアップが行われたこと、あるいはエンジン18が停
止したことが表示される。
【0090】また、いずれかの給電ソケットA1〜Am
での過電流、またはバッテリ電圧の低下が発生し、ある
いは、エンジン57が停止した後、給電ソケットA1〜
Amを通じて所定量の電力が消費され、過電流検出部H
1,H2、低電圧検出部65あるいはエンジン停止検出
部59から出力部67を通じて遮断指令を出力した旨の
連絡が与えられると、これに応答して、各表示部18の
赤色の発光素子18cが青色または黄色の発光素子18
a,18bに代わって点灯され、これによって、各発光
領域48の点灯色が青色または黄色から赤色に切り替え
られ、各給電ソケットA1〜Amが遮断されたことが表
示される。
【0091】なお、アクセサリスイッチ30がオフされ
ており、電源監視装置がオフされているときには、各表
示部18の各発光素子18a,18b,18cは、消灯
されるようになっている。
【0092】次に、この電源監視装置の動作説明を行
う。イグニッションスイッチがオフモードからアクセサ
リスイッチ30をオンさせるアクセサリモードに切り替
えられ、さらにエンジンを始動させるスタートモードに
切り替えられてエンジンが始動されて、エンジン57の
駆動を継続させるためのオンモードにセットされると、
これに伴って、制御部51のエンジン停止検出部59か
ら出力される遮断指令が解除される。
【0093】このとき、過電流およびバッテリ31の出
力電圧の低下等がない通常の場合には、各過電流検出部
H1,H2および低電圧検出部65からは、遮断指令は
出力されていないため、エンジン57の始動に伴って、
出力回路67の出力信号がローレベルからハイレベルに
切り替わり、駆動回路17のトランジスタ53がオン
し、これによって、FET11がオンして各給電ソケッ
トA1〜Amが使用可能な状態となる。また、このと
き、各表示部18では、表示制御部70の制御により、
青色の発光素子18aが点灯され、各発光領域49が青
色に点灯されている。
【0094】そして、この状態において、イグニッショ
ンスイッチがオンモードからアクセサリモードに切り替
えられることによって、あるいはエンストなどによって
エンジンが停止し、レギュレータIC21から出力され
るL信号がハイレベルからローレベルに切り替わると、
これに基づいて、エンジン57が停止したことが、エン
ジン停止検出部59によって検知される。
【0095】エンジン57の停止がエンジン停止検出部
59によって検知されると、エンジン停止検出部59に
よって、エンジン57が停止した旨の連絡が表示制御部
70に与えられる一方、加算部61から入力される信号
が示す各給電ソケットA1,A2からの供給電流量の総
和の積算処理が開始される。このとき、表示制御部70
によって、各表示部18では、青色の発光素子18aに
代わって黄色の発光素子18bが点灯され、各発光領域
49の点灯色が青色から黄色に切り替えられる。
【0096】エンジン57の停止後、各給電ソケットA
1,A2からの供給電流値の総和の積算値が、メモリ6
9に予め設定された所定の基準値を超えると、その時点
で、エンジン停止検出部59から遮断指令が出力され、
出力部67の出力信号がハイレベルからローレベルに切
り替えられ、これによって、トランジスタ53がオフ
し、FET11がオフして通電路Dが遮断され、再びエ
ンジンが稼働するまで各給電ソケットA1〜Amが使用
不可となる。このとき、各表示部18では、表示制御部
70の制御により、黄色の発光素子18bに代わって赤
色の発光素子18cが点灯され、各発光領域49の点灯
色が黄色から赤色に切り替えられる。
【0097】このエンジン57の停止による各給電ソケ
ットA1,A2の遮断状態は、エンジンが再始動され、
エンジン停止検出部59の遮断指令が解除されるのに伴
って解除され、また、これに伴って、各発光領域48の
点灯色も赤色から青色に切り替えられる。
【0098】また、いずれかの給電ソケットA1,A2
を通じて流れる電流の値が、メモリ69に記憶されてい
るいずれかの第1の基準電流値を上回り、その上回って
いる状態が、そのメモリ69に記憶されているその第1
の対応する第1の設定時間以上継続した場合には、その
給電ソケットA1,A2に対応する過電流検出部H1,
H2から遮断指令が出力され、出力部67の出力信号が
ハイレベルからローレベルに切り替えられ、これによっ
て、トランジスタ53がオフし、FET11がオフして
通電路Dが遮断され、過電流によるバッテリ1の消耗が
防止される。
【0099】さらに、バッテリ1の出力電圧が、メモリ
69に記憶されている基準電圧値以下の状態となり、そ
の状態がメモリ69に記憶されている第3の設定時間以
上継続した場合には、低電圧検出部65から遮断指令が
出力され、出力部67の出力信号がハイレベルからロー
レベルに切り替えられ、これによって、トランジスタ5
3がオフし、FET11がオフして通電路Dが遮断さ
れ、バッテリ1の出力電圧の過度の低下が防止される。
【0100】このようにして、過電流またはバッテリ1
の出力低下によりFET11がオフされた場合には、こ
れに応答して、各表示部18では、表示制御部70の制
御により、青色または黄色の発光素子18a,18bに
代わって赤色の発光素子18cが点灯され、これによっ
て、各発光領域48の点灯色が青色または黄色から赤色
に切り替えられる。
【0101】また、このようにして、過電流またはバッ
テリ1の出力低下によりFET11がオフされた場合に
おけるFET11の復帰は、イグニッションスイッチを
オンモードからオフモードに切り替えてアクセサリスイ
ッチ30をオフし、過電流検出部H1,H2から出力さ
れている遮断指令を解除した後、イグニッションスイッ
チをスタートモードおよびオンモードに切り替え、アク
セサリスイッチ30をオンさせるとともに、エンジン5
7を再始動させることにより行われる。FET11が復
帰されると、これに伴って、表示制御部70の制御によ
り、各発光領域48の点灯色が赤色から青色に切り替え
られる。
【0102】また、各過電流検出部H1,H2で過電流
と判定されないまでも、各給電ソケットA1〜Amから
流れる電流の総和が、メモリ69に記憶されている第2
の基準電流値以上となり、その状態が、メモリ69に記
憶されている第2の設定時間以上継続した場合には、低
電圧検出部65からアイドルアップ指令が出力され、こ
れに伴って、エンジン制御ユニット31により所定レベ
ルのアイドルアップが行われ、オルタネータの発電量が
増加される。これに応答して、各表示部18では、表示
制御部70の制御により、青色の発光素子18aに代わ
って黄色の発光素子18bが点灯され、これによって、
各発光領域48の点灯色が青色から黄色に切り替えられ
る。
【0103】以上のように、本実施形態によっても、同
様な効果が得られるとともに、エンスト等によりエンジ
ン57が停止してから、各給電ソケットA1,A2を通
じて所定の電力量が消費されて、FET11がオフされ
るまでの間、各給電ソケットA1,A2に対応する発光
領域48の点灯色が黄色に切り替えられ、エンジン57
が停止したことが表示されるようになっているため、ユ
ーザが、エンジン57の停止により消費電力を節約すべ
きことを容易に認識できるとともに、所定の電力量を消
費すれば、給電ソケットA1,A2が遮断されることを
予め認識することができ、適切な対応をとることができ
る。
【0104】なお、上述の各実施形態では、エンジン5
7の始動および停止をレギュレータIC21のL信号に
基づいて検出するようにしたが、イグニッションスイッ
チのオン、オフの切り替わりを検出することにより、エ
ンジン57の停止を検出するようにしてもよい。
【0105】また、上述の第2実施形態では、エンジン
57の停止後、給電ソケットA1,A2を通じて所定の
電力量が消費されるのに伴って給電ソケットA1,A2
を遮断するようにしたが、エンジン57の停止後、所定
の遅延時間が経過するのに伴って給電ソケットA1,A
2を遮断するようにしてもよい。この場合、所定の遅延
時間の計測は、エンジン停止検出部59によって行わ
れ、エンジン57の停止後、所定の遅延時間の経過前
に、エンジン57が再始動された場合には、遅延時間の
計測動作がキャンセルされ、給電ソケットA1,A2の
遮断は行われない。
【0106】
【発明の効果】請求項1および5に記載の発明によれ
ば、給電ソケットから供給される電流が過電流となり、
遮断部によって給電ソケットが遮断されると、報知制御
部により報知部を通じて第1の報知出力が出力されるよ
うになっているため、ユーザが、給電ソケットが遮断さ
れたことを認識して適切な対応をとることができる。
【0107】請求項2および5に記載の発明によれば、
バッテリの出力電圧が所定の基準レベル以下に低下し、
遮断部によって給電ソケットが遮断されると、報知制御
部により報知部を通じて第1の報知出力が出力されるよ
うになっているため、ユーザが、給電ソケットが遮断さ
れたことを認識して適切な対応をとることができる。
【0108】請求項3および5に記載の発明によれば、
給電ソケットから供給される電流値が所定のアイドルア
ップ基準を上回り、アイドルアップ指令部遮断部によっ
てアイドルアップ指令が出力されると、報知制御部によ
り報知部を通じて第2の報知出力が出力されるようにな
っているため、ユーザが、アイドルアップが行われたこ
とを認識して、消費電力の節約等の適切な対応をとるこ
とができる。
【0109】請求項4および5に記載の発明によれば、
エンジンが停止すると、報知制御部により報知部を通じ
て第3の報知出力が出力されるようになっているため、
ユーザが、エンジンが停止したことを認識して、消費電
力の節約等の適切な対応をとることができるとともに、
エンジン停止に伴って、あるいはエンジン停止後の所定
の遅延処理の後、給電ソケットが遮断されることを予め
認識することができる。
【0110】請求項6に記載の発明によれば、エンジン
の停止後、給電ソケットを通じて基準となる所定の電力
量が供給され、遮断部によって給電ソケットが遮断され
ると、報知制御部により報知部を通じて第1の報知出力
が出力されるようになっているため、ユーザが、給電ソ
ケットが遮断されたことを認識して適切な対応をとるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車用電源監視
装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動車用電源監視
装置のブロック図である。
【図3】図1および図2の電源監視装置に設定された過
電流の判定のための複数の基準電流値および設定時間を
示す図である。
【図4】図1および図2の電源監視装置に備えられる表
示部の構成を示す断面図である。
【図5】図4の表示部により点灯表示が行われる発光領
域の構成を示す正面図である。
【図6】図1および図2の電源監視装置に備えらえる表
示部の変形例により表示されるシンボルマークを示す図
である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る自動車用電源監視
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 11 遮断器(リレースイッチ、FET) 13 アイドルアップ指令回路 15 低電圧検出回路 16 エンジン停止検出回路 16a 比較器 16c タイマ回路 17 駆動回路 18 表示部 18a,18b,18c 発光素子 19 表示制御部 20 オルタネータ 21 レギュレータIC 30 アクセサリスイッチ 31 エンジン制御ユニット 33 加算回路 51 マイコン 57 エンジン 59 エンジン停止検出部 61 加算部 63 アイドルアップ指令部 65 低電圧検出部 67 出力部 69 メモリ 70 表示制御部 71 イグニッションスイッチ A1〜Am 給電ソケット B1〜Bm 電流検出回路 C1〜Cm 過電流検出回路 D 通電路 H1,H2 過電流検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼木 幸一 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 遠藤 剛 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3G084 BA03 BA33 BA34 CA03 CA07 DA27 DA35 EA11 EC01 EC03 FA03 FA04 FA18 FA36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリからの電力が車両に設けられた
    給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供
    給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、 前記バッテリと前記給電ソケットとの間の通電路に、そ
    の通電路を遮断可能に介装された遮断部と、 前記給電ソケットを通じて前記電気機器に流れる電流値
    を検出する電流検出部と、 音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
    部と、 前記電流検出部が検出した電流値が過電流であるか否か
    を判定し、過電流であると判定した場合には、前記遮断
    部に前記通電路を遮断させる第1の遮断制御部と、 前記第1の遮断制御部が前記遮断部を遮断させるのに応
    答して、第1の報知出力を前記報知部を通じて出力する
    報知制御部と、を備えることを特徴とする自動車用電源
    監視装置。
  2. 【請求項2】 バッテリからの電力が車両に設けられた
    給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供
    給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、 前記バッテリと前記給電ソケットとの間の通電路に、そ
    の通電路を遮断可能に介装された遮断部と、 前記バッテリの出力電圧を検出する電圧検出部と、 音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
    部と、 前記電圧検出部が検出した電圧値が所定の基準レベル以
    下に低下しているか否かを判定し、低下していると判定
    した場合には、前記遮断部に前記通電路を遮断させる第
    2の遮断制御部と、 前記第2の遮断制御部が前記遮断部を遮断させるのに応
    答して、第1の報知出力を前記報知部を通じて出力する
    報知制御部と、を備えることを特徴とする自動車用電源
    監視装置。
  3. 【請求項3】 バッテリからの電力が車両に設けられた
    給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供
    給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、 前記給電ソケットを通じて前記電気機器に流れる電流値
    を検出する電流検出部と、 音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
    部と、 前記電流検出部が検出した電流値が所定のアイドルアッ
    プ基準を上回っているか否かを判定し、上回っていると
    判定した場合には、エンジン制御ユニットにアイドルア
    ップ指令を出力するアイドルアップ指令部と、 前記アイドルアップ指令部が前記アイドルアップ指令を
    出力するのに応答して、第2の報知出力を前記報知部を
    通じて出力する報知制御部と、を備えることを特徴とす
    る自動車用電源監視装置。
  4. 【請求項4】 バッテリからの電力が車両に設けられた
    給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供
    給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、 音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
    部と、 エンジンの停止を検出可能に設けられ、エンジンの停止
    を検出すると、その検出に伴って、あるいは所定の遅延
    処理の後、前記遮断部に前記通電路を遮断させるエンジ
    ン停止検出部と、 前記エンジン停止検出部がエンジンの停止を検出するの
    に応答して、第3の報知出力を前記報知部を通じて出力
    する報知制御部と、を備えることを特徴とする自動車用
    電源監視装置。
  5. 【請求項5】 バッテリからの電力が車両に設けられた
    給電ソケットを通じて電気機器へ供給される際の電力供
    給状態を監視する自動車用電源監視装置であって、 前記バッテリと前記給電ソケットとの間の通電路に、そ
    の通電路を遮断可能に介装された遮断部と、 前記給電ソケットを通じて前記電気機器に流れる電流値
    を検出する電流検出部と、 前記バッテリの出力電圧を検出する電圧検出部と、 音または光の少なくともいずれか一方を出力可能な報知
    部と、 前記電流検出部が検出した電流値が過電流であるか否か
    を判定し、過電流であると判定した場合には、前記遮断
    部に前記通電路を遮断させる第1の遮断制御部と、 前記電圧検出部が検出した電圧値が所定の基準レベル以
    下に低下しているか否かを判定し、低下していると判定
    した場合には、前記遮断部に前記通電路を遮断させる第
    2の遮断制御部と、 前記電流検出部が検出した電流値が所定のアイドルアッ
    プ基準を上回っているか否かを判定し、上回っていると
    判定した場合には、エンジン制御ユニットにアイドルア
    ップ指令を出力するアイドルアップ指令部と、 エンジンの停止を検出可能に設けられ、エンジンの停止
    を検出すると、その検出に伴って、あるいは所定の遅延
    処理の後、前記遮断部に前記通電路を遮断させるエンジ
    ン停止検出部と、 前記第1および前記第2の遮断制御部が前記遮断部を遮
    断させるのに応答して、第1の報知出力を前記報知部を
    通じて出力し、前記アイドルアップ指令部が前記アイド
    ルアップ指令を出力するのに応答して、第2の報知出力
    を前記報知部を通じて出力し、前記エンジン停止検出部
    がエンジンの停止を検出するのに応答して、第3の報知
    出力を前記報知部を通じて出力する報知制御部と、を備
    えることを特徴とする自動車用電源監視装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジン停止検出部は、エンジンの
    停止を検出するのに伴って、前記電流検出部が検出した
    前記電流値を時間経過に伴って積算してゆき、その積算
    値が所定の基準値を超えるのに伴って前記遮断部に前記
    通電路を遮断させるようになっており、 前記報知部は、前記エンジン停止検出部が前記遮断部を
    遮断させるのに応答して、第1の報知出力を前記報知部
    を通じて出力する機能をさらに備えることを特徴とする
    請求項5に記載の自動車用電源監視装置。
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