JP2001150908A - 車輪軸受装置 - Google Patents

車輪軸受装置

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JP2001150908A
JP2001150908A JP33474599A JP33474599A JP2001150908A JP 2001150908 A JP2001150908 A JP 2001150908A JP 33474599 A JP33474599 A JP 33474599A JP 33474599 A JP33474599 A JP 33474599A JP 2001150908 A JP2001150908 A JP 2001150908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪軸受装置の軽量化を達成することであ
る。 【解決手段】 車輪取付け用フランジ8を有するハブ輪
9と、そのハブ輪9の内端に突き合わされた内輪11と
により内方部材5を構成し、上記ハブ輪9内径面にスプ
ライン12を形成し、上記ハブ輪9と内輪11の内径面
に等速自在継手7の継手軸部17を嵌入し、該継手軸部
17のスプライン12’を上記ハブ輪9のスプライン1
2に係合し、上記ハブ輪9と内輪11の突き合わせ端部
を連結部材29により連結一体化した構成とし、従来に
比べハブ輪9の内径側の肉厚を不要とすることにより、
装置の軽量化をはかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の車輪軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図5に示すような自動車の駆動
輪用の車輪軸受装置が知られている。この車輪軸受装置
は、外径面に車体取付け用フランジ1及び内径面に外側
転走面2と内側転走面2’を有する外方部材3と、上記
各転走面2、2’に対向する外側転走面4と内側転走面
4’を外径面に有する内方部材5と、上記外方部材3と
内方部材5との間に介在された外側転動体6と内側転動
体6’とにより軸受を構成している。
【0003】上記の内方部材5は、車輪取付け用フラン
ジ8を有するハブ輪9と、その内端側外径面に圧入され
た内輪11とからなり、前記の外側転走面4は上記のハ
ブ輪9に、また内側転走面4’は上記の内輪11に形成
される。上記のハブ輪9の内径面にスプライン12が形
成される。
【0004】上記の軸受を基本的な構成要素として、こ
れに等速自在継手7、ブレーキロータ13及びナックル
14の3構成部材の全部又はその一部が組み合わされて
モジュール化されている。
【0005】上記の等速自在継手7の外輪16と一体の
継手軸部17にはスプライン12’が形成され、そのス
プライン12’が前記ハブ輪9内径面のスプライン12
に係合される。上記継手軸部17の先端部にねじ軸部1
8が設けられ、ハブ輪9の外部においてそのねじ軸部1
8に固定用ナット19が螺合され、これによりねじ軸部
18がハブ輪9に固定される。また、上記外輪16の外
径面にABS用のパルサリング20が取付けられる。こ
のパルサリング20に対向したセンサは、図示省略の車
体の一部に取付けられる。
【0006】上記のブレーキロータ13はハブ輪9のフ
ランジ8に取付けられ、またナックル14は外方部材3
のフランジ1にボルト15により取付けられる。
【0007】前記のハブ輪9と外方部材3の外端部との
間に外側シール部材21が装着され、また内輪11と外
方部材3の内端部との間に内側シール部材21’が装着
される。その他、図中、23は等速自在継手7の内輪、
24は転動体の保持器、25は車輪取付け用ボルトであ
る。
【0008】なお、上記の内輪11は、ハブ輪9の外径
面に圧入されているので、補修時等において等速自在継
手7の外輪16をハブ輪9から引き抜いても、その継手
軸部17に内輪11が付随して抜け出すことはない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の外方部材3、内
方部材5、転動体6、6’からなる軸受に、等速自在継
手7、ブレーキロータ13、ナックル14を加えてモジ
ュール化してなる車輪軸受装置においては、モジュール
化する構成部材の増加に伴い全体の重量も増大すること
になる。このため、取り扱いの便宜上或いは自動車の軽
量化のために、モジュール化された輪軸受装置全体の軽
量化が求められている。
【0010】また、ABS用のパルサリング20やセン
サもモジュール化の構成要素の一つであるが、上述の従
来の構造では、外側転動体6と内側転動体6’の間や、
これらの転動体6、6’とシール部材21、21’との
間等に十分な余裕がないため、パルサリング20やセン
サをシール部材21、21’の内側に内蔵することが困
難であり、装置の外部に露出した部分にしか取付けるこ
とが出来ず、信頼性に欠ける問題があった。
【0011】そこで、この発明は車両軸受装置の軽量化
を図ること、及びABS用のパルサリングやセンサの内
蔵化を図りその信頼性を向上させること、各構成部材の
組合わせによるモジュール化を促進して、自動車組立て
工程の簡略化に役立てることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するため、この発明は、外径面に車体取付け用フランジ
及び内径面に複列の転走面を有する外方部材と、外径面
に車輪取付け用フランジ及び上記各転走面に対向する複
列の転走面を有する内方部材と、上記外方部材と内方部
材の各転走面間に介在された複列の転動体と、上記内方
部材の内径面に嵌合固定された等速自在継手とからなる
車輪軸受装置において、上記内方部材を上記の車輪取付
け用フランジを有するハブ輪と、そのハブ輪の内端に突
き合わされた内輪とにより構成し、上記ハブ輪と内輪の
突き合わせ端部を連結手段により連結一体化した構成を
採用したのである。
【0013】上記の構成によると、内方部材を構成する
内輪が連結手段によりハブ輪に連結されているので、補
修時等において等速自在継手を内方部材から分離させる
際に、内輪が継手外輪に付随して抜け出すことがない。
このため、従来例のようにハブ輪の外径面に内輪を嵌着
する構成を採用する必要がなく、その嵌着部分における
ハブ輪の内径側の肉厚が不要となる。これにより装置の
軽量化をはかることができる。また、上記の肉厚が不要
となることにより、内方部材の内径が大きくなり、その
分だけ継手軸部の外径も大きくなる。これにより継手軸
部に形成されるスプライン径も大きくすることができ
る。
【0014】なお、上記の内方部材を、ハブ輪と、その
ハブ輪の内端に突き合わされた外側内輪と、その外側内
輪の内端に突き合わされた内側内輪とにより構成するこ
とができる。この場合は、その外側内輪と内側内輪との
突き合わせ端部が連結手段により連結一体化される。
【0015】上記の連結手段が、有端又は無端の環状部
材でなり、その両側縁に外向きの係合つばを有し、各係
合つばを上記突き合わせ端部の両側に形成された連結溝
に係合した構成をとることができる。このような連結手
段を採用することにより、分離耐力の向上をはかること
ができる。
【0016】上記のハブ輪の内径面にスプラインを形成
し、上記等速自在継手の外輪と一体の継手軸部のスプラ
インを上記ハブ輪のスプラインに係合した構成をとるこ
とができる。また、上記継手軸部のスプラインと上記ハ
ブ輪内径面のスプラインの係合に予圧が付与され、かつ
上記継手軸部と上記内輪が所定の締代をもって嵌合され
ている構成をとることができる。
【0017】上記連結手段による連結部分を、上記ハブ
輪のスプライン端部より内方に設けた構成をとることが
できる。スプラインと連結部分が重なることによる連結
部分の強度低下を避けるためである。
【0018】上記等速自在継手の外輪と一体の継手軸部
を中空に形成した構成を採用することにより、装置の軽
量化をはかることができる。
【0019】上記等速自在継手の中空の継手軸部の内径
面に固定ボルトを螺入して該継手軸部を上記ハブ輪に固
定した構成をとることができる。
【0020】上記等速自在継手の外輪の外径面にシール
部材の摺接面を形成し、該摺接面と上記内側転動体との
間にパルサリングを装着した構成をとることができる。
さらに、上記外方部材の車体取付け用フランジにナック
ルを取付け、上記ナックルの内径面に装着されたセンサ
を上記のパルサーリングに対向させ、上記シール部材を
上記センサの一部に取付けてなる構成をとることによ
り、センサとパルサリングをシール部材の内側に内蔵す
ることができ、ABSのための速度検知の信頼性を向上
することができる。
【0021】また、上記内方部材の車輪取付け用フラン
ジにブレーキロータを取付けることにより、基本的構成
要素である軸受に、等速自在継手、ナックル、ABS用
センサとパルサリング、及びブレーキロータからなるモ
ジュール化された車輪軸受装置を提供することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に示した第1実施形態の車輪
軸受装置は、従来と同様に、外径面に車体取付け用フラ
ンジ1及び内径面に外側転走面2と内側転走面2’を有
する外方部材3と、上記各転走面2、2’に対向する外
側転走面4と内側転走面4’を外径面に有する内方部材
5と、上記外方部材3と内方部材5との間に介在された
外側転動体6と内側転動体6’とにより軸受を構成して
いる。
【0023】上記の内方部材5は、車輪取付け用フラン
ジ8を有するハブ輪9と、その内端に突き合われた内輪
11とからなり、前記の外側転走面4は上記のハブ輪9
に、また内側転走面4’は上記の内輪11に形成され
る。上記のハブ輪9の内径面にスプライン12が形成さ
れる。
【0024】上記の軸受を基本的な構成要素として、こ
れに等速自在継手7、ブレーキロータ13及びナックル
14の3構成部材の全部又はその一部が組み合わされて
モジュール化されている。
【0025】前記のスプライン12は、ハブ輪9と内輪
11とを突き合わせて連結する部分において、突き合わ
せ面27(図2(a)参照)から所要の寸法Lだけ離れ
た位置に形成される。これは、突き合わせ面27の部分
に後述のように嵌合溝28と連結溝28aが形成される
ので、これらの溝とスプライン12の部分が重複すると
ハブ輪9の強度低下の問題が生じるので、これを避ける
ためである。
【0026】上記の輪取付け用フランジ8にはブレーキ
ロータ13が取付けられ、また外方部材3のフランジ1
にナックル14が取付けられる。
【0027】上記のハブ輪9と内輪11の突き合わせ面
27(図2(a)参照)を含む内方部材5の内径面に
は、周方向の嵌合溝28が形成される。この嵌合溝28
のハブ輪9側の底面と内輪11側の底面に、それぞれ1
段低い連結溝28a、28bが形成される。
【0028】上記の嵌合溝28には、連結手段としての
連結部材29が嵌合される。この連結部材29は、弾性
のある金属によりなり、図2(c)に示すような欠円部
32を有する有端環状部材により形成される。上記の連
結部材29の両側縁に外向きの係合つば31、31が、
図2(b)に示すように内方に0度から5度程度の傾斜
角をもって形成される。
【0029】上記の連結部材29は、その欠円部32に
おいて縮径させ嵌合溝28に嵌合され、同時に各係合つ
ば31、31を前記の連結溝28a,28bの内壁面に
圧入することにより取付けられる。
【0030】図3に示した他の連結部材29は無端環状
のものであり、両側縁に形成された外向きの係合つば3
1、31を周方向3箇所に設けた切欠き部33により3
分割したものである。各切欠き部33により分離された
係合つば31、31は前記と同程度の角度θで内方に傾
斜している。嵌合溝28に嵌合させる際は、例えば、一
方の係合つば31を内方に弾性変形させながらハブ輪9
側の連結溝28a(図2(a)参照)に係合させたの
ち、他方の係合つば31を同様に弾性変形させながら内
輪11側の連結溝28bに係合させる。
【0031】上記いずれの連結部材29によっても、ハ
ブ輪9と内輪11の突き合わせ面27がガタつき無く密
着される。この状態で、連結部材29は嵌合溝28の内
部に没入し、ハブ輪9、内輪11の内径面から突き出す
ことがない。また、補修時等において、等速自在継手7
のを分離する際に、内輪11は上記の連結部材29によ
りハブ輪9側に残り、継手軸部17に付随して引き抜か
れることが防止される。
【0032】上記のように、連結部材29により内輪1
1の引き抜きが防止される結果、内輪11をハブ輪9の
外径面に圧入する従来の構成(図5参照)をとる必要が
ない。このため、図5に示したハブ輪9の内径側の肉厚
aが不要となり、ハブ輪9と内輪11とを継手軸部17
の外径面に直接嵌合する構造(図1参照)を採用するこ
とができる。上記の肉厚aが不要となることにより、装
置の軽量化に資することができ、また、その分だけハブ
輪9と内輪11の内径が大きくなる。
【0033】前記の等速自在継手7の外輪16と一体の
継手軸部17の外径面は、外輪16の底壁34の部分か
ら中程までは軸状に形成されているが、中程から先端ま
での部分にスプライン12’が形成される。上記の継手
軸部17の先端から外輪16の底壁までの間は中空に形
成され、先端部内周面にねじ部35が形成される。継手
軸部17は、図5に示した従来例のように中実のもので
あってもよいが、上記のように中空に形成すると装置の
軽量化に資することができる。
【0034】前述のように、内方部材5(ハブ輪9と内
輪11)の内径は、肉厚aが不要となった分だけ大きく
なっているので、その大きさに応じて継手軸部17及び
スプライン12’の外径も従来例より大きく形成され
る。その分、スプライン12’の歯数を増やし、長さを
短くすることができる。
【0035】また、上記外輪16の外径面の継手軸部1
7との境界に近い部分において、該継手軸部17と同芯
状の摺接面36が形成される。この摺接面36には、後
述のシール部材21’が摺接される。
【0036】上記の等速自在継手7は、その継手軸部1
7が内輪11とハブ輪9の内径面に嵌入され、そのスプ
ライン12’がハブ輪9のスプライン12に係合され
る。継手軸部17のスプライン12’以外の軸状部分は
ハブ輪9の嵌合溝28に近い部分と内輪11の内径面に
所要の締代をもって嵌合される。
【0037】なお、上記のスプライン12、12’のい
ずれか一方又は両方に軸線に対する微小な傾き角を設
け、両者の係合に予圧を付与してガタつきを防止するこ
とができる。また、上記の継手軸部17のねじ部35に
固定ボルト37が螺入され、その固定ボルト37の頭部
がハブ輪9の端面に当接することにより、該継手軸部1
7がハブ輪9に固定される。
【0038】前記の外方部材3の内端面とナックル14
の内径面によって形成されるコーナ部に環状のセンサ3
8が嵌着され、そのセンサ38に対向したパルサリング
20が、前記の摺接面36と内側転動体6’との間にお
いて内輪11の内端部外径面に嵌着される。センサ38
は、内輪11等と共に回転するパルサリング20の磁気
的変化を感知して、回転速度に応じた電気信号を外部の
制御装置に出力する。
【0039】上記のセンサ38より外輪16側におい
て、センサ38の内径面にシール部材21’が装着され
る。そのシール部材21’は前記の摺接面36に摺接さ
れ、これにより、パルサリング20及びこれに対向した
センサ38の部分がシールされ、塵埃、水等の侵入が防
止される。
【0040】ハブ輪9と外方部材3の外端側においては
従来と同様にシール部材21が介在される。その他、等
速自在継手7における内輪23、保持器24、ハブ輪9
のフランジ8に固定されたボルト25等の構成は従来例
の場合と同じである。
【0041】次に、図4に示した第2実施形態の車輪軸
受装置は、内方部材5の構成が前述の第1実施形態のも
のと相違するだけであり、他は同一構成である。以下相
違する部分について説明する。
【0042】この場合の内方部材5は、車輪取付け用フ
ランジ8を有するハブ輪9と、その内端に突き合わされ
た外側内輪11a,その内端に突き合わされた内側内輪
11bとにより構成される。また、外側内輪11aに外
側転走面4が形成され、その外側内輪11aと外方部材
3との間にシール部材21が介在される。
【0043】ハブ輪9の内径面にスプライン12が形成
され、これに係合するスプライン12’が等速自在継手
7の継手軸部17の先端部に形成される。
【0044】上記の外側内輪11aと内側内輪11bの
突き合わせ面27の内径面に、外側内輪11aと内側内
輪11bにわたる嵌合溝28が設けられ、その嵌合溝2
8に連結部材29は嵌着される。嵌合溝28と連結部材
29の詳細は前記の場合と同様である。
【0045】上記の第2実施形態において、等速自在継
手7を分離する際は、外側内輪11aが外側転動体6を
介して外方部材3に係合されており、内側内輪11bは
前記の連結部材29により外側内輪11aに連結されて
いるので、内側内輪11bが継手軸部17と共に引き抜
かれることがない。
【0046】上記以外の構成及び作用は前記の第1実施
形態の場合と同一であるので、同一部分には同一の符号
を付して示すにとどめ、その説明を省略する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明は車輪軸受装置
の内方部材を構成するハブ輪と内輪を連結部材により連
結した構成、又は外側内輪と内側内輪とを連結部材によ
り連結した構成を採用したことにより、補修時等におい
て等速自在継手を分離する際に内輪(又は内側内輪)が
共に引き抜かれることがない。このため、ハブ輪と内輪
(又は外側内輪と内側内輪)を継手軸部の外径面に直接
嵌合することができ、従来内輪を外嵌させるために設け
られていたハブ輪の内径側の肉厚を不要とすることがで
きる。その結果、装置の軽量化をはかることができ、ま
た継手軸部のスプライン径の大径化をはかることができ
る。
【0048】なお、継手軸部を中空に形成することによ
っても、装置の軽量化に資することができる。
【0049】また、等速自在継手の外輪に摺接面を設け
た構成により、速度検知用のパルサリング及びセンサを
内蔵化することができ、速度検知の信頼性を向上するこ
とができる。また、速度検知用部材の内蔵化により、等
速自在継手、ブレーキロータ、ナックルと合わせ、車輪
軸受装置のモジュール化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の一部省略断面図
【図2】(a)同上の一部拡大断面図 (b)同上の連結部材の断面図 (c)(b)図の連結部材の正面図
【図3】(a)同上の他の連結部材の断面図 (b)(a)図の連結部材の正面図
【図4】第2の実施形態の一部省略断面図
【図5】従来例の一部省略断面図
【符号の説明】
1 フランジ 2 外側転走面 2’ 内側転走面 3 外方部材 4 外側転走面 4’ 内側転走面 5 内方部材 6 外側転動体 6’ 内側転動体 7 等速自在継手 8 フランジ 9 ハブ輪 11 内輪 12、12’ スプライン 13 ブレーキロータ 14 ナックル 15 ボルト 16 外輪 17 継手軸部 18 ねじ軸部 19 固定用ナット 20 パルサーリング 21 外側シール部材 21’ 内側シール部材 23 内輪 24 保持器 25 車輪取付け用ボルト 27 突き合わせ面 28 嵌合溝 28a,28b 連結溝 29 連結部材 31 係合つば 32 欠円部 33 切欠き部 34 底壁 35 ねじ部 36 摺接面 37 固定ボルト 38 センサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径面に車体取付け用フランジ及び内径
    面に複列の転走面を有する外方部材と、外径面に車輪取
    付け用フランジ及び上記各転走面に対向する複列の転走
    面を有する内方部材と、上記外方部材と内方部材の各転
    走面間に介在された複列の転動体と、上記内方部材の内
    径面に嵌合固定された等速自在継手とからなる車輪軸受
    装置において、上記内方部材を上記の車輪取付け用フラ
    ンジを有するハブ輪と、そのハブ輪の内端に突き合わさ
    れた内輪とにより構成し、上記ハブ輪と内輪の突き合わ
    せ端部を連結手段により連結一体化したことを特徴とす
    る車輪軸受装置。
  2. 【請求項2】 外径面に車体取付け用フランジ及び内径
    面に複列の転走面を有する外方部材と、外径面に車輪取
    付け用フランジ及び上記各転走面に対向する複列の転走
    面を有する内方部材と、上記外方部材と内方部材の各転
    走面間に介在された複列の転動体と、上記内方部材の内
    径面に嵌合固定された等速自在継手とからなる車輪軸受
    装置において、上記内方部材を車輪取付け用フランジを
    有するハブ輪と、そのハブ輪の内端に突き合わされた外
    側内輪と、その外側内輪の内端に突き合わされた内側内
    輪とにより構成し、上記外側内輪と内側内輪の突き合わ
    せ端部を連結手段により連結して一体化したことを特徴
    とする車輪軸受装置。
  3. 【請求項3】 上記の連結手段が、有端又は無端の環状
    部材でなり、その両側縁に外向きの係合つばを有し、各
    係合つばを上記突き合わせ端部の両側に形成された連結
    溝に係合したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    車輪軸受装置。
  4. 【請求項4】 上記のハブ輪の内径面にスプラインを形
    成し、上記等速自在継手の外輪と一体の継手軸部のスプ
    ラインを上記ハブ輪のスプラインに係合したことを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の車輪軸受装
    置。
  5. 【請求項5】 上記継手軸部のスプラインと上記ハブ輪
    内径面のスプラインの係合に予圧が付与され、かつ上記
    継手軸部と上記内輪が所定の締代をもって嵌合されてい
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    車輪軸受装置。
  6. 【請求項6】 上記連結手段による連結部分を、上記ハ
    ブ輪のスプライン端部より内方に設けたことを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の車輪軸受装置。
  7. 【請求項7】 上記等速自在継手の外輪と一体の継手軸
    部を中空に形成したことを特徴とする請求項1から6い
    ずれかに記載の車輪軸受装置。
  8. 【請求項8】 上記等速自在継手の中空の継手軸部の内
    径面に固定ボルトを螺入して該継手軸部を上記ハブ輪に
    固定したことを特徴とする請求項7に記載の車輪軸受装
    置。
  9. 【請求項9】 上記等速自在継手の外輪の外径面にシー
    ル部材の摺接面を形成し、該摺接面と上記内側転動体と
    の間にパルサリングを装着したことを特徴とする請求項
    1から8のいずれかに記載の車輪軸受装置。
  10. 【請求項10】 上記外方部材の車体取付け用フランジ
    にナックルを取付け、上記ナックルの内径面に装着され
    たセンサを上記のパルサーリングに対向させ、上記シー
    ル部材を上記センサの一部に取付けてなる請求項9に記
    載の車輪軸受装置。
  11. 【請求項11】 上記内方部材の車輪取付け用フランジ
    にブレーキロータを取付けたことを特徴とする請求項1
    から10のいずれかに記載の車輪軸受装置。
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