JP2001150354A - 油圧フランジ及び該油圧フランジを備えた工具 - Google Patents

油圧フランジ及び該油圧フランジを備えた工具

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JP2001150354A
JP2001150354A JP33204699A JP33204699A JP2001150354A JP 2001150354 A JP2001150354 A JP 2001150354A JP 33204699 A JP33204699 A JP 33204699A JP 33204699 A JP33204699 A JP 33204699A JP 2001150354 A JP2001150354 A JP 2001150354A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削工具又は切削工具と、油圧フランジとの
直角度を向上させる 【解決手段】 工具21は、フランジ本体22及びフラ
ンジ部23を備える油圧フランジ20と、台金24及び
砥粒層25を備える研削砥石26と、クランプ部材とを
備えて構成した。フランジ本体22の一端には一段拡径
したフランジ部23を形成した。フランジ本体22の内
部にて、外周面22A近傍で台金24の内周面24Bと
対向する位置には、回転軸線Oと同軸に略円環板状の油
圧室32を形成した。油圧室32の外周面32Aとフラ
ンジ本体22の外周面22Aとの間に、径方向の外側に
向かい突出可能な拡張部22aを設けた。油圧室32に
は、油圧フランジ20の一端20a側から他端20b側
に向かって漸次拡径するテーパ状の外周面32A及び内
周面32Bを備え、径方向において外周面32Aと内周
面32Bとの間の距離を一定とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば研削砥石を
平面研削盤に装着するための油圧フランジ、及びこの油
圧フランジを備えた工具に関して、特に、油圧フランジ
に嵌合された研削工具又は切削工具と、油圧フランジと
の直角度を向上させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来技術の一例による油圧フラ
ンジ1aを備えた工具1の要部側断面図である。この油
圧フランジ1aは、略円環板状のフランジ本体2の一端
において、フランジ本体2の外周面2Aに対して一段拡
径した外周面を有する円環板状のフランジ部3が形成さ
れており、フランジ本体2の中央部には回転軸線Oと同
軸に、平面研削盤(図示略)等のスピンドルが装着され
る取付孔4が貫設されている。この工具1は、油圧フラ
ンジ1aと、砥粒層7を有する台金5と、クランプ部材
6とを備えて構成されている。フランジ本体2には、フ
ランジ本体2の外周面2Aの外径よりも僅かに大きな内
径の内周面5Bを有する円環板状の台金5が嵌合されて
おり、台金5の内周面5Bがフランジ本体2の外周面2
Aに当接し、さらに、台金5の一方の端面5Cが、フラ
ンジ本体2の外周面2Aと直交するフランジ部3の端面
3Cと当接するようにされている。また、フランジ本体
2の外周面2Aの他端側には、台金5の他方の端面5D
に当接して台金5を回転軸線O方向に沿ってフランジ部
3に押圧する略円環板状のクランプ部材6が着脱可能に
螺合されている。すなわち、クランプ部材6は例えばナ
ットとされており、クランプ部材6の内周面上には、フ
ランジ本体2の外周面2A上に設けられたねじ部に螺合
する内周側ねじ部が形成されている。そして、台金5の
外周面上には砥粒層7が形成されている。
【0003】フランジ本体2の内部において、フランジ
本体2の外周面2A近傍で台金5の内周面5Bと対向す
る位置には、回転軸線Oと同軸に円環板状の油圧室8が
形成されており、この油圧室8はフランジ本体2の外周
面2Aから所定の一定距離だけ離間して配置されてい
る。そして、フランジ部3の内部には、フランジ部3の
外周面3A上にて開口する略円柱状のシリンダー部9
が、フランジ部3の径方向に沿って設けられており、こ
のシリンダー部9の底面側の端部は、流路10を介して
油圧室8と連通されている。そして、油圧室8及びシリ
ンダー部9及び流路10には、作動油11が封入されて
いる。シリンダー部9の開口端部には、ピストン12
が、シリンダー部9の内部にてフランジ部3の径方向に
摺動可能に螺合されており、ピストン12の端部には、
シリンダー部3の内周面とピストン12の外周面との間
を液密に閉塞するOリング13が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の一例による油圧フランジ1aを備えた工具1では、
フランジ本体2に、砥粒層7を備えた台金5を装着する
際には、先ず、油圧室8内の圧力を大気圧と同程度に設
定して、台金5をフランジ本体2に嵌合する。次に、ピ
ストン12をシリンダー部9の内部にてフランジ部3の
径方向の内側に向かい移動させる。これにより、作動油
11が油圧室8に送給され、作動油11の圧力により油
圧室8が膨張させられる。すると、油圧室8とフランジ
本体2の外周面2Aとの間の拡張部2aの略中央部が外
周側に向かって突出変位して、フランジ本体2の外周面
2Aが拡径する。この結果、拡張部2aが台金5の内周
面5Bを押圧して、台金5が油圧フランジ1aに対して
同軸に位置決めされる。次に、クランプ部材6をフラン
ジ本体2に螺合して、台金5を回転軸線O方向に沿って
フランジ部3に押圧して、台金5を油圧フランジ1aに
対して固定する。
【0005】この場合、例えば、フランジ部3の端面3
Cは回転軸線Oに対して直交する基準面とされており、
この基準面に台金5の一方の端面5Cを当接させること
で、回転軸線Oに対して台金5の径方向を直交させて配
置させることができる。しかしながら、上述したように
油圧室8を膨張させて台金5を油圧フランジ1aに対し
て位置決めする際には、例えば、台金5の一方の端面5
Cとフランジ部3の端面3Cとを当接させて、台金5の
端面5Cとフランジ本体2の外周面2Aとの直角度を保
つような力は作用していないことから、フランジ本体2
の外周面2Aに対して台金5の内周面5Bが傾いた状
態、すなわち台金5の径方向に沿った直線Pと、フラン
ジ本体1aの回転軸線Oとの直角度が悪い状態で位置決
めされてしまう恐れがある。また、クランプ部材6をフ
ランジ本体2に螺合して、台金5を回転軸線O方向に沿
ってフランジ部3に押圧固定した場合であっても、クラ
ンプ部材6の内周側ねじ部と、フランジ本体2のねじ部
との間には所定の遊びが設けられているため、台金5を
押圧するクランプ部材6の端面は回転軸線Oに対して直
交しているとは限らず、基準面とされるフランジ部3の
端面3Cに対して、台金5の端面5Cが傾いた状態で固
定されてしまう恐れがある。本発明は上記事情に鑑みて
なされたもので、研削工具又は切削工具を油圧フランジ
に装着する際に、研削工具又は切削工具と油圧フランジ
との直角度を容易に向上させることが可能な油圧フラン
ジ及びこの油圧フランジを備えた工具を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の油圧
フランジは、回転軸線を有するフランジ本体に、このフ
ランジ本体よりも大きな外径を有するフランジ部と、前
記フランジ本体の外周面上に嵌合された環状の研削工具
又は切削工具を前記フランジ部に押圧固定するクランプ
部材とを備えてなる油圧フランジであって、前記フラン
ジ本体の内部で、前記研削工具又は前記切削工具の内周
面と対向する位置に前記回転軸線と同軸に配置された環
状の油圧室と、前記油圧室に作動油を送給して前記油圧
室と前記フランジ本体の外周面との間の拡張部を外周側
へ向かって変位させる油供給機構とを備え、前記油圧室
の外周面は、前記回転軸線に沿った方向にて前記フラン
ジ部から離間するにつれて、前記回転軸線との間の距離
が大きくなるように形成されていることを特徴としてい
る。
【0007】上記構成の油圧フランジによれば、油供給
機構によりシリンダー部から流路を介して油圧室へと作
動油を給送して油圧室を膨張させると、油圧室の外周面
とフランジ本体の外周面との間の拡張部のうち、回転軸
線に沿った方向において、フランジ部から離間した位置
ほど径方向の外側に突出変位する。このため、フランジ
本体の外周面が研削工具又は切削工具の内周面を押圧す
る力の方向は、径方向からフランジ部に向かい所定の角
度だけ傾斜した方向となる。すなわち、この力は径方向
成分に加えて、回転軸線に沿ってフランジ部へと向かう
軸線方向成分を有しており、研削工具又は切削工具は、
力の径方向成分により回転軸線と同軸になるように位置
決めされると同時に、軸線方向成分によりフランジ部へ
と向かい押圧されることで、研削工具又は切削工具の端
面とフランジ部の端面とが確実に当接するように位置決
めされる。これにより、研削工具又は切削工具の径方向
に沿った直線と、油圧フランジの回転軸線との直角度を
向上させることができる。
【0008】さらに、請求項2に記載の本発明の油圧フ
ランジは、前記油圧室の外周面は、前記回転軸線に対し
て所定角だけ傾斜したテーパ面状に形成されていること
を特徴としている。
【0009】上記構成の油圧フランジによれば、フラン
ジ本体の外周面が、研削工具又は切削工具の内周面を押
圧する力の方向は、油圧フランジの径方向からフランジ
部へと向かい所定角だけ傾斜した方向となり、この所定
角を調整することで、力の径方向成分と軸線方向成分と
の比率を変化させることができる。
【0010】また、請求項3に記載の本発明の油圧フラ
ンジを備えた工具は、回転軸線を有する台金の外周面上
に砥粒層が設けられてなる環状の研削工具、又は、回転
軸線を有する工具本体の外周部に切刃を備えてなる環状
の切削工具と、前記研削工具又は前記切削工具が装着さ
れる油圧フランジとを備えてなる工具であって、前記油
圧フランジは、回転軸線を有するフランジ本体に、この
フランジ本体よりも大きな外径を有するフランジ部と、
前記フランジ本体の外周面上に嵌合された前記研削工具
又は前記切削工具を前記フランジ部に押圧固定するクラ
ンプ部材とを備えると共に、前記フランジ本体の内部
で、前記研削工具又は前記切削工具の内周面と対向する
位置に前記回転軸線と同軸に配置された環状の油圧室
と、前記油圧室に作動油を送給して前記油圧室と前記フ
ランジ本体の外周面との間の拡張部を外周側へ向かって
変位させる油供給機構とを備えてなり、前記油圧室の外
周面、及び前記フランジ本体の外周面、及び前記研削工
具又は前記切削工具の内周面は、前記回転軸線に沿った
方向にて前記フランジ部から離間するにつれて漸次拡径
したテーパ面状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】上記構成の油圧フランジを備えた工具によ
れば、例えば、油圧室の外周面が油圧フランジの回転軸
線に対して所定の第1角度だけ傾斜し、フランジ本体の
外周面が油圧フランジの回転軸線に対して所定の第2角
度だけ傾斜していると、油圧室が膨張した際には、フラ
ンジ本体の外周面が研削工具又は切削工具の内周面を押
圧する力の方向は、油圧フランジの径方向からフランジ
部へと向かい、第1角度と第2角度の和の角度だけ傾斜
した方向となる。すなわち、例えば油圧室の外周面だけ
を回転軸線Oに対して傾斜させる場合に比べて、フラン
ジ本体の外周面が研削工具又は切削工具の内周面を押圧
する力の回転軸線方向の成分を増大させることができ
る。しかも、油圧室の外周面の傾斜角と、フランジ本体
の外周面の傾斜角との差を小さくすることができ、拡張
部の径方向の厚さが厚くなりすぎることを抑制して、フ
ランジ本体の外周面が確実に径方向に突出変位して、研
削工具又は切削工具の内周面を押圧することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る油圧フランジを備えた工具ついて添付図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る
油圧フランジ20を備える工具21の要部側断面図であ
り、図2は図1に示す工具21の要部拡大側断面図であ
る。本実施の形態による油圧フランジ20を備える工具
21は、フランジ本体22及びフランジ部23を備えて
なる油圧フランジ20と、台金24及び砥粒層25を備
えてなる研削砥石26と、クランプ部材27とを備えて
構成されている。
【0013】油圧フランジ20のフランジ本体22は略
円環板状に形成されており、このフランジ本体22の一
端には、フランジ本体22の外周面22Aよりも一段拡
径した外周面23Aを有する円環板状のフランジ部23
が形成されている。そして、油圧フランジ20の中央部
には回転軸線Oと同軸に、平面研削盤(図示略)等のス
ピンドルが装着される取付孔28が貫設されている。こ
の取付孔28は、油圧フランジ20の一端20a側にお
いて開口すると共に、他端20b側へと向かい漸次縮径
したテーパ状の内周面を有するテーパ孔部28aと、油
圧フランジ20の他端20b側において開口すると共
に、所定の一定内径の内周面を有する貫通孔28bと
が、回転軸線O方向に沿った適宜の位置で連結されて構
成されている。
【0014】さらに、フランジ本体22の外周面22A
と直交するフランジ部23の端面23Cには、回転軸線
O方向に沿って端面23C上から突出する略円環板状の
突出部29が形成されており、この突出部29は、フラ
ンジ部23の外周面23Aと等しい外径を有する外周面
と、フランジ本体22の外周面22Aの外径よりも大き
な内径を有する内周面と、フランジ部23の端面23C
に対して平行、すなわち回転軸線Oに対して直交する基
準面29Cとを備えて構成されている。また、フランジ
本体22の他端側において外周面22A上には、ねじ部
30が形成されている。
【0015】研削砥石26の台金24は略円環板状に形
成されており、フランジ本体22の外周面22Aの外径
よりも僅かに大きな内径を有する内周面24Bを備えて
おり、台金24の外周面上には、例えばダイヤモンドや
CBN等を含む砥粒層25が設けられている。この工具
21は、油圧フランジ20に研削砥石26が嵌合されて
形成されており、台金24の内周面24Bがフランジ本
体22の外周面22Aに当接すると共に、台金24の一
方の端面24Cが突出部29の基準面29Cに当接する
ように配置されている。そして、例えば外観略円環板状
のナットをなすクランプ部材27は、その内周面上に、
フランジ本体22のねじ部30に着脱可能に螺合する内
周側ねじ部31を備えており、回転軸線O周りに回転さ
せられてフランジ本体22のねじ部30に螺合させられ
たクランプ部材27は、台金24の他方の端面24Dに
当接して台金24を回転軸線O方向に沿ってフランジ部
23に向かい押圧する。
【0016】フランジ本体22の内部において、フラン
ジ本体22の外周面22A近傍で台金24の内周面24
Bと対向する位置には、回転軸線Oと同軸に略円環板状
の油圧室32が形成されている。この油圧室32は、図
2に示すように、油圧フランジ20の一端20a側から
他端20b側に向かって漸次拡径するテーパ状の外周面
32A及び内周面32Bを有しており、径方向における
外周面32Aと内周面32Bとの間の距離は一定となる
ように形成されている。すなわち、油圧フランジ20の
径方向において、油圧室32の一方の端部32aが他方
の端部32bよりも回転軸線Oに近接するようにして、
油圧室32が回転軸線Oに対して所定角θだけ傾斜する
と共に、所定の一定の厚さを有するように形成されてい
る。
【0017】なお、図2に示すように、油圧室32の外
周面32Aとフランジ本体22の外周面22Aとの間の
拡張部22aにて最も肉厚が薄い部分の厚さt、すなわ
ち油圧室32の外周面32A上の他端32cとフランジ
本体22の外周面22Aとの間の距離tは、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは、1mm≦t≦2mm
とされており、例えば1.5mmに設定されている。こ
こで、距離tが1mmよりも小さいと、油圧室32に油
圧が作用した時に拡張部22aに破損が生じる恐れがあ
り、逆に、距離tが2mmよりも大きくなると、油圧室
32に油圧が作用した時に拡張部22aが外周側に向か
って突出変位する量が小さくなりすぎて、フランジ本体
22の外周面22Aによって台金24の内周面24Bを
押圧することができなくなる恐れがある。
【0018】そして、フランジ部23の内部には、例え
ば、フランジ部23の外周面23A上にて開口する略円
柱状のシリンダー部33が、フランジ部23の径方向に
沿って設けられており、このシリンダー部33の底面側
の端部は、流路34を介して油圧室32の一方の端部3
2aと連通されている。ここで、油圧室32及びシリン
ダー部33及び流路34には、作動油35が封入されて
いる。そして、シリンダー部33の開口端部には、ピス
トン36が、シリンダー部33の内部にてフランジ部2
3の径方向に摺動可能に装着されており、ピストン36
の端部には、シリンダー部33の内周面とピストン36
の外周面との間を液密に閉塞するOリング37が装着さ
れている。また、フランジ部23の一方の端部23bに
は、周方向に所定間隔をおいて複数のバランスウェイト
38,…,38が備えられている。なお、これらのバラ
ンスウェイト38,…,38は省略されていても良い。
【0019】本実施の形態による油圧フランジ20を備
える工具21は上記構成を備えており、次に、油圧フラ
ンジ20に研削砥石26を装着する方法について説明す
る。先ず、油圧室32内の圧力を大気圧と同程度に設定
して、砥粒層25を備えた台金24をフランジ本体22
に嵌合する。次に、ピストン36をシリンダー部33の
内部にてフランジ部23の径方向の内側に向かい移動さ
せる。これにより、作動油35が流路34を介して油圧
室32に送給され、作動油35の圧力により油圧室32
が膨張させられる。すると、油圧室32とフランジ本体
22の外周面22Aとの間の拡張部22aの略中央部が
外周側に向かって突出して、フランジ本体22の外周面
22Aが拡径する。
【0020】この時、油圧室32は回転軸線Oに対して
所定角θだけ傾斜して配置されているため、この油圧室
32が膨張することによって、フランジ本体22の外周
面22Aには、回転軸線Oと直交する径方向に対して油
圧フランジ20の一端20a側に向かって所定角θだけ
傾斜した方向に突出するような力Fが作用する。すなわ
ち、図2に示すように、フランジ本体22の外周面22
Aには、回転軸線Oと直交する径方向の外側に向かう径
方向分力F1と、回転軸線O方向に沿ってフランジ部2
3へと向かう軸方向分力F2とが作用する。この結果、
先ず、フランジ本体22の外周面22Aと当接する台金
24の内周面24Bが径方向の外側に向かって押圧され
ることで、台金24が回転軸線Oに対して同軸になるよ
うにして位置決めされる。
【0021】これに加えて、台金24の内周面24Bが
回転軸線O方向に沿ってフランジ部23へと向かう方向
に押圧されることで、台金24の一方の端面24Cが突
出部29の基準面29Cに当接した状態で押圧されるた
め、台金24の一方の端面24Cが回転軸線Oに対して
直交するようにして位置決めされる。次に、クランプ部
材27を回転軸線O周りに回転させて、クランプ部材2
7の内周側ねじ部31をフランジ本体22のねじ部30
に螺合させ、クランプ部材27によって台金24を回転
軸線O方向に沿ってフランジ部23に向かい押圧して、
台金24を油圧フランジ20に対して固定する。
【0022】上述したように、本実施の形態による油圧
フランジ20を備えた工具21によれば、フランジ本体
22に砥粒層25を備える台金24を装着する際に、フ
ランジ本体22内部の油圧室32が膨張することによっ
て、フランジ本体22の外周面22Aは、回転軸線Oと
直交する径方向外側を向く方向から所定角θだけ傾斜し
た方向に突出するため、台金24を、径方向外側に向か
う方向と共に、回転軸線O方向に沿ってフランジ部23
に向かう方向へと押圧することができる。これにより、
研削砥石26を回転軸線Oと同軸になるように位置決め
することができると共に、台金24の一方の端面24C
が回転軸線Oに対して直交するようにして位置決めする
ことができ、研削砥石26が油圧フランジ20に対して
傾いて装着されることを防ぐことができる。
【0023】なお、本実施の形態においては、径方向に
おいて、油圧室32の外周面32Aと内周面32Bとの
間の距離は一定となるように形成されているとしたが、
これに限定されず、油圧室32の内周面32Bは、例え
ば回転軸線Oとの間の距離が一定となるように形成され
ていても良いし、回転軸線Oに対して適宜の角度だけ傾
斜して配置されていても良い。要するに、油圧室32の
外周面32Aが回転軸線Oに対して所定角θだけ傾斜し
て配置されていれば良い。さらに、本実施の形態におい
ては、油圧室32の外周面32Aは、油圧フランジ20
の一端20a側から他端20b側に向かって漸次拡径す
るテーパ状に形成されているとしたが、これに限定され
ず、例えば回転軸線O方向に沿ってフランジ部23から
離間する方向において、所定間隔毎に拡径した多段状に
形成されていても良い。要するに、回転軸線O方向に沿
ってフランジ部23から離間するほど、拡張部22aが
径方向の外側に向かって突出すればよい。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態に係る油圧
フランジを備えた工具ついて添付図面を参照しながら説
明する。なお、上述した第1の実施形態と同一部分には
同じ符号を配して説明を簡略または省略する。図3は本
発明の第2の実施形態に係る油圧フランジ40を備える
工具41の要部側断面図であり、図3は図2に示す工具
41の要部拡大側断面図である。本実施の形態による油
圧フランジ40を備える工具41は、フランジ本体42
及びフランジ部23を備えてなる油圧フランジ40と、
台金44及び砥粒層25を備えてなる研削砥石46と、
クランプ部材27とを備えて構成されている。
【0025】油圧フランジ40のフランジ本体42は略
円環板状に形成されており、このフランジ本体42の一
端には、フランジ本体42の外周面よりも一段拡径した
外周面23Aを有する円環板状のフランジ部23が形成
されている。フランジ本体42の外周面は、油圧フラン
ジ40の一端40a側から他端40b側に向かって漸次
拡径したテーパ状のテーパ外周面42Aと、油圧フラン
ジ40の他端40b側にて所定の一定外径を有する端部
外周面42Bとから構成されており、端部外周面42B
上にはねじ部30が形成されている。すなわち、テーパ
外周面42Aは、油圧フランジ40の他端40b側より
も一端40a側の方が回転軸線Oに近接しており、図4
に示すように、回転軸線Oに対して所定の第1角度θ1
だけ傾斜して配置されている。
【0026】研削砥石46の台金44は略円環板状に形
成されており、油圧フランジ40の一端40a側から他
端40b側に向かって漸次拡径したテーパ状の内周面4
4Bを備えており、図4に示すように、回転軸線Oに対
して所定の第2角度θ2だけ傾斜して配置されている。
なお、第1角度θ1と第2角度θ2との大きさの相対関
係は、特に限定されるものではないが、例えば第1角度
θ1<第2角度θ2とされている。また、油圧室32が
回転軸線Oに対して傾斜する所定角θと、第1角度θ1
との大きさの相対関係は、特に限定されるものではない
が、例えば第1角度θ1<所定角θとされている。さら
に、図4に示すように、フランジ本体42のテーパ外周
面42A上の他端42dにおける外径は、台金44の内
周面44B上の一端44dにおける内径よりも小さくさ
れている。
【0027】なお、油圧室32の外周面32Aとフラン
ジ本体42のテーパ外周面42Aとの間の拡張部42a
にて最も肉厚が薄い部分の厚さt、すなわち油圧室32
の外周面32A上の他端32cとフランジ本体42のテ
ーパ外周面42Aとの間の距離tは、特に限定されるも
のではないが、好ましくは、1mm≦t≦2mmとされ
ており、例えば1.5mmに設定されている。ここで、
距離tが1mmよりも小さいと、油圧室32に油圧が作
用した時に拡張部42aに破損が生じる恐れがあり、逆
に、距離tが2mmよりも大きくなると、油圧室32に
油圧が作用した時に拡張部42aが外周側に向かって突
出変位する量が小さくなりすぎて、フランジ本体42の
テーパ外周面42Aによって台金44の内周面44Bを
押圧することができなくなる恐れがある。
【0028】本実施の形態による油圧フランジ40を備
える工具41は上記構成を備えており、次に、油圧フラ
ンジ40に研削砥石46を装着する方法について説明す
る。先ず、油圧室32内の圧力を大気圧と同程度に設定
して、砥粒層25を備えた台金44をフランジ本体42
に嵌合する。次に、ピストン36をシリンダー部33の
内部にてフランジ部23の径方向の内側に向かい移動さ
せる。これにより、作動油35が流路34を介して油圧
室32に送給され、作動油35の圧力により油圧室32
が膨張させられる。すると、油圧室32とフランジ本体
42のテーパ外周面42Aとの間の拡張部42aの略中
央部が外周側に向かって突出変位して、フランジ本体4
2のテーパ外周面42Aが拡径する。
【0029】この時、油圧室32は回転軸線Oに対して
所定角θだけ傾斜して配置されていると共に、フランジ
本体42のテーパ外周面42Aは回転軸線Oに対して第
1角度θ1だけ傾斜して配置されているため、油圧室3
2が膨張することによって、フランジ本体42のテーパ
外周面42Aには、回転軸線Oと直交する径方向に対し
て油圧フランジ40の一端40a側に向かって所定の角
度(所定角θ+第1角度θ1)だけ傾斜した方向に突出
するような力Fが作用する。すなわち、図4に示すよう
に、フランジ本体42のテーパ外周面42Aには、回転
軸線Oと直交する径方向の外側に向かう径方向分力F1
と、回転軸線O方向に沿ってフランジ部23へと向かう
軸方向分力F2とが作用する。この結果、先ず、フラン
ジ本体42のテーパ外周面42Aと当接する台金44の
内周面44Bが径方向の外側に向かって押圧されること
で、台金44が回転軸線Oに対して同軸になるようにし
て位置決めされる。
【0030】これに加えて、台金44の内周面44Bが
回転軸線O方向に沿ってフランジ部23へと向かう方向
に押圧されることで、台金44の一方の端面44Cが突
出部29の基準面29Cに当接した状態で押圧されるた
め、台金44の一方の端面44Cが回転軸線Oに対して
直交するようにして位置決めされる。次に、クランプ部
材27を回転軸線O周りに回転させて、クランプ部材2
7の内周側ねじ部31をフランジ本体42のねじ部30
に螺合させ、クランプ部材27によって台金44を回転
軸線O方向に沿ってフランジ部23に向かい押圧して、
台金44を油圧フランジ40に対して固定する。
【0031】上述したように、本実施の形態による油圧
フランジ40を備えた工具41によれば、フランジ本体
42に研削砥石46を装着する際に、フランジ本体42
内部の油圧室32が膨張することによって、フランジ本
体42のテーパ外周面42Aは、回転軸線Oと直交する
径方向外側を向く方向から所定の角度(所定角θ+第1
角度θ1)だけ傾斜した方向に突出変位するため、回転
軸線O方向に沿って拡張部42aの厚さが厚くなりすぎ
ることを抑制して、台金44を、径方向外側に向かう方
向と共に、回転軸線O方向に沿ってフランジ部23に向
かう方向へと、確実に押圧することができる。これによ
り、台金44の一方の端面44Cを、基準面29Cに対
して平行に当接させて、回転軸線Oに対して直交するよ
うに位置決めすることができる。
【0032】なお、本発明は、研削砥石26,46を嵌
合する油圧フランジ20,40に限定されることなく、
例えば回転軸線を有する工具本体の外周面上に切刃を備
えてなる環状の切削工具等を嵌合する油圧フランジにも
採用できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の油圧フランジによれば、研削工具又は切削工具
は、フランジ本体の外周面が研削工具又は切削工具の内
周面を押圧する力の径方向成分により回転軸線と同軸に
なるように位置決めされると同時に、軸線方向成分によ
りフランジ部に押圧されることで、研削工具又は切削工
具の端面とフランジ部の端面とが確実に当接するように
位置決めされる。これにより、研削工具又は切削工具の
径方向に沿った直線と、油圧フランジの回転軸線との直
角度を向上させることができる。さらに、請求項2に記
載の本発明の油圧フランジによれば、フランジ本体の外
周面が、研削工具又は切削工具の内周面を押圧する力の
方向は、油圧フランジの径方向からフランジ部へと向か
い所定角だけ傾斜した方向となり、この所定角を調整す
ることで、力の径方向成分と軸線方向成分との比率を変
化させることができる。また、請求項3に記載の本発明
の油圧フランジを備えた工具によれば、フランジ本体の
外周面が研削工具又は切削工具の内周面を押圧する力の
回転軸線方向の成分を増大させることができると共に、
回転軸線Oに対して、油圧室の外周面の傾斜角と、フラ
ンジ本体の外周面の傾斜角との差を小さくすることがで
き、拡張部の径方向の厚さが厚くなりすぎることを抑制
して、フランジ本体の外周面が確実に径方向に突出変位
して、確実に研削工具又は切削工具の内周面を押圧する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る油圧フランジ
を備えた工具の要部側断面図である。
【図2】 図1に示す工具の要部拡大側断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る油圧フランジ
を備えた工具の要部側断面図である。
【図4】 図3に示す工具の要部拡大側断面図である。
【図5】 従来技術の一例による油圧フランジを備えた
工具の要部側断面図である。
【符号の説明】
20,40 油圧フランジ 21,41 油圧フランジを備えた工具 22,42 フランジ本体 23 フランジ部 24,44 台金 27 クランプ部材 32 油圧室 35 作動油 36 ピストン(油供給機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線を有するフランジ本体に、この
    フランジ本体よりも大きな外径を有するフランジ部と、
    前記フランジ本体の外周面上に嵌合された環状の研削工
    具又は切削工具を前記フランジ部に押圧固定するクラン
    プ部材とを備えてなる油圧フランジであって、 前記フランジ本体の内部で、前記研削工具又は前記切削
    工具の内周面と対向する位置に前記回転軸線と同軸に配
    置された環状の油圧室と、 前記油圧室に作動油を送給して前記油圧室と前記フラン
    ジ本体の外周面との間の拡張部を外周側へ向かって変位
    させる油供給機構とを備え、 前記油圧室の外周面は、前記回転軸線に沿った方向にて
    前記フランジ部から離間するにつれて、前記回転軸線と
    の間の距離が大きくなるように形成されていることを特
    徴とする油圧フランジ。
  2. 【請求項2】 前記油圧室の外周面は、前記回転軸線に
    対して所定角だけ傾斜したテーパ面状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧フランジ。
  3. 【請求項3】 回転軸線を有する台金の外周面上に砥粒
    層が設けられてなる環状の研削工具、又は、回転軸線を
    有する工具本体の外周部に切刃を備えてなる環状の切削
    工具と、前記研削工具又は前記切削工具が装着される油
    圧フランジとを備えてなる工具であって、 前記油圧フランジは、回転軸線を有するフランジ本体
    に、このフランジ本体よりも大きな外径を有するフラン
    ジ部と、前記フランジ本体の外周面上に嵌合された前記
    研削工具又は前記切削工具を前記フランジ部に押圧固定
    するクランプ部材とを備えると共に、 前記フランジ本体の内部で、前記研削工具又は前記切削
    工具の内周面と対向する位置に前記回転軸線と同軸に配
    置された環状の油圧室と、 前記油圧室に作動油を送給して前記油圧室と前記フラン
    ジ本体の外周面との間の拡張部を外周側へ向かって変位
    させる油供給機構とを備えてなり、 前記油圧室の外周面、及び前記フランジ本体の外周面、
    及び前記研削工具又は前記切削工具の内周面は、前記回
    転軸線に沿った方向にて前記フランジ部から離間するに
    つれて漸次拡径したテーパ面状に形成されていることを
    特徴とする油圧フランジを備えた工具。
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