JP2001150305A - 板金ラインシステム - Google Patents

板金ラインシステム

Info

Publication number
JP2001150305A
JP2001150305A JP33731699A JP33731699A JP2001150305A JP 2001150305 A JP2001150305 A JP 2001150305A JP 33731699 A JP33731699 A JP 33731699A JP 33731699 A JP33731699 A JP 33731699A JP 2001150305 A JP2001150305 A JP 2001150305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
rail
tracker
crane
pallet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33731699A
Other languages
English (en)
Inventor
Morimasa Sone
守正 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP33731699A priority Critical patent/JP2001150305A/ja
Publication of JP2001150305A publication Critical patent/JP2001150305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークパレットを自動倉庫に戻すことなく該
ワークパレットの受渡しを行い、素材・製品の搬送時間
を短縮することにより生産性の向上を図るようにした板
金ラインシステムを提供する。 【解決手段】 多列多段式の自動倉庫5と、その前面を
走行するトラッカクレーン6と、該トラッカクレーン6
に隣接する領域Bとワーク搬入出装置23間を走行する
搬送台車10を有し、該搬送台車10用のレール9をワ
ーク搬入出装置23からトラッカクレーン6と反対側へ
延長し又は側方に分岐した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板金ラインシステ
ム、特にワークパレットを自動倉庫に戻すことなく該ワ
ークパレットの受渡しを行い、素材・製品の搬送時間を
短縮することにより生産性の向上を図るようにした板金
ラインシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の板金ラインシステムは、例えば図
8に示され、多列多段式自動倉庫501と、レール50
2に沿って走行するトラッカクレーン503と、入出庫
ステーション504と、レール505に沿って走行する
搬送台車506と、ワーク搬入出装置510と、加工機
507を有する。
【0003】この構成により、トラッカクレーン503
が、自動倉庫501のうちの所望のワークが収納されて
いる列・段へ移動し、素材としてのワークWが戴置され
たワークパレット515を乗せる。
【0004】上記素材が戴置されたワークパレット51
5を乗せたトラッカクレーン503は、図面の向かって
左方に移動し、そこでワークパレット515を搬送台車
506へ移すと、該搬送台車506がワーク搬入出装置
510を構成する一枚取り装置509の直下へ移動す
る。
【0005】一枚取り装置509においては、ワークパ
レット515上のワークWが、ローダ514の吸着パッ
ド513を介して一枚ずつ取り出されて加工機507へ
搬入され、加工される。
【0006】加工が終了すると、製品としてのワークW
が、前記と逆の動作により、自動倉庫501の所定の列
・段に収納される。
【0007】また、同様の動作により、トラッカクレー
ン503を介して自動倉庫501から製品としてのワー
クWを戴置したワークパレット515を入出庫ステーシ
ョン504へ搬送し、他のステーション、例えば次工程
機、パイヤーなどへ運ぶ。
【0008】又は、新規に購入した素材としてのワーク
Wをワークパレット515に戴置して入出庫ステーショ
ン504へ搬送し、トラッカクレーン503を介して自
動倉庫501へ収納する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】ところが、図8の従来技術においては、既
述したように、素材・製品の出し入れの際には、必ずワ
ークパレット515を一旦自動倉庫501へ戻さなけれ
ばならない。
【0011】例えば、加工機507で加工された製品を
他の場所へ搬送する場合には、次のようにする。
【0012】即ち、ワーク搬入出装置510を構成する
搬出集積装置508のアンローダ512の搬出用クラン
プ511で製品を搬出して、ワークパレット515へ移
し、そのワークパレット515を乗せた搬送台車506
をレール505に沿って移動する。
【0013】そして、トラッカクレーン503を介して
そのワークパレット515を自動倉庫501へ収納し、
更に、トラッカクレーン503を介して該ワークパレッ
ト515を図中の入出庫ステーション504へ移し、そ
れから他の場所へ搬送する。
【0014】しかし、このように、ワークパレット51
5を一旦自動倉庫501へ戻さなければならない面倒な
動作を、該ワークパレット7Cの受渡しごとに行うこと
は、素材・製品の搬送時間を著しく長びかせ、そのため
に、生産性の低下を招来することは明らかである。
【0015】本発明の目的は、ワークパレットを自動倉
庫に戻すことなく該ワークパレットの受渡しを行い、素
材・製品の搬送時間を短縮することにより生産性の向上
を図るようにした板金ラインシステムを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、図1〜図7に示すように、(A)
多列多段式の自動倉庫5と、その前面を走行するトラッ
カクレーン6と、該トラッカクレーン6に隣接する領域
Bとワーク搬入出装置23間を走行する搬送台車10を
有し、(B)該搬送台車10用のレール9をワーク搬入
出装置23からトラッカクレーン6と反対側へ延長し又
は側方に分岐したことを特徴とする板金ラインシステム
が提供される。
【0017】従って、本発明の構成によれば、搬送台車
10用のレール9を、ワーク搬入出装置23から例えば
トラッカクレーン6と反対側の領域A(図1)へ延長し
たことにより、この延長した領域Aとワーク搬入出装置
23間で、レール9に沿って搬送台車10を往復させる
ことができるので(図5(B))、ワークパレット7C
は、トラッカクレーン6を介して自動倉庫5に戻すこと
なく該搬送台車10に乗せたままで受け渡され、それに
より素材・製品の搬送時間を短縮することが可能となり
生産性の向上が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の第1
実施形態を示す図である。
【0019】図1において、自動倉庫5は、多列多段式
の素材・製品収納庫であって、該自動倉庫5の前面に
は、トラッカクレーン6がレール11に沿って自走可能
に設けられ、該トラッカクレーン6の走行左端に隣接し
た領域Bからは、後述する搬送台車10のレール9が敷
設され領域Aまで延長されている。
【0020】上記トラッカクレーン6内には、パレット
受板6Aがプーリ6Bに(図3)巻回されたワイヤ6E
を介して上下動可能に取り付けられている。
【0021】そして、該パレット受板6A上には、トラ
バーサ6Cが(図3)自動倉庫5の各列・段に対して接
近・離反自在に取り付けられ、該トラバーサ6Cは、自
動倉庫5に収納されているワークパレット7Cと係合す
るフックを備えている。
【0022】この構成により、これから加工しようとす
る素材が収納されている自動倉庫5の所定の列へ、トラ
ッカクレーン6を移動させておいてから、リフタ6Dを
作動させプーリ6Bとワイヤ6Eを介してパレット受板
6Aを上昇させることにより、該パレット受板6Aを所
定の段へ到達させる。
【0023】この状態で、トラバーサ6Cを接近させそ
のフックで、その段のワークパレット7Cと係合させ該
トラバーサ6Cを反対側へ移動させれば、ワークパレッ
ト7Cはパレット受板6Aに乗り移る(図3)。
【0024】そして、トラッカクレーン6を、前記領域
Bに対向する位置まで移動させ、再度リフタ6Dとトラ
バーサ6Cを作動させることにより、素材としてのワー
クWが戴置されているワークパレット7Cを、搬送台車
10のパレット受板10Aに移す。
【0025】また、自動倉庫5へ後述する加工機1で加
工された製品を収納する場合には、前記と逆の動作を行
う。
【0026】これにより、前記領域Bにおいては、トラ
ッカクレーン6と搬送台車10間でワークパレット7C
の受渡しが行われる(図5(A))。
【0027】即ち、領域Bにおいて(図5(A))、搬
送台車10がトラッカクレーン6から素材としてのワー
クWが戴置されたワークパレット7Cを受け取って、後
述するワーク搬入出装置23の一枚取り装置2まで搬送
する。
【0028】また、加工機1で加工された製品としての
ワークWが戴置されたワークパレット7Cを、後述する
ワーク搬入出装置23の搬出集積装置3から受け取った
搬送台車10は、領域Bまで搬送して、そのワークパレ
ット7Cをトラッカクレーン6に渡す。
【0029】更に、上記領域Bからは、既述したよう
に、搬送台車10のレール9が(図1)、トラッカクレ
ーン6のレール11に対して直角の方向に敷設され領域
Aまで延長されている。
【0030】そして、このレール9を延長した領域Aの
前方には、ワーク搬入出装置23が該レール9を跨がっ
て設置されている。
【0031】上記ワーク搬入出装置23は、一枚取り装
置2と搬出集積装置3により構成され、加工機1がこれ
ら装置2、3に隣接してレール9の外方に設置されてい
る。
【0032】一枚取り装置2は、よく知られているよう
に、そのガイドレール201が隣接する加工機1まで延
びており、該ガイドレール201にはローダ200が走
行可能に取り付けられ、該ローダ200には吸着パッド
202が取り付けられている。
【0033】この一枚取り装置2の梁柱フレーム203
(図4)には、ランボード204が取り付けられ、該ラ
ンボード204は、レール9に対して平行に配置され、
ワークパレット7Cを支持するようになっている。
【0034】また、このランボード204は退避シリン
ダ205を有し、搬送台車10がワークパレット7Cを
一枚取り装置2へ渡すときにランボード204が側方へ
退避し、該搬送台車10の上下動に支障がないようにな
っている。
【0035】即ち、後述する搬送台車10が、例えば領
域Aにおいて(図5(B))、空のワークパレット7C
に、新規購入した素材としてのワークWを戴置して受け
取ったとき、又は従来どおり搬送台車10がこれから加
工しようとするワークWが戴置されているワークパレッ
ト7Cを自動倉庫5から取り出すときに、一枚取り装置
2のランボード204を退避させた状態にしておく。
【0036】この状態で、該搬送台車10がレール9を
走行して一枚取り装置2に到達したときに、そのパレッ
ト受板10Aを上昇させた後にランボード204を復帰
させ、今度はパレット受板10Aを降下させることによ
り、該パレット受板10Aの上のワークパレット7C
を、前記一枚取り装置2のランボード204上に戴置さ
せる。
【0037】これにより、ワークパレット7Cがランボ
ード204に支持されるので、該ワークパレット7C上
のワークWは、吸着パッド202により一枚ずつ取り出
されて加工機1に搬入される。
【0038】また、搬出集積装置3も、そのガイドレー
ル301が(図1)隣接する加工機1まで延びており、
該ガイドレール301にはアンローダ300が走行可能
に取り付けられ、該アンローダ300には搬出用クラン
プ302が取り付けられている。
【0039】この搬出集積装置3の梁柱フレーム303
(図4)にも、ランボード304が取り付けられ、該ラ
ンボード304は、レール9に対して平行に配置され、
ワークパレット7Cを支持するようになっている。
【0040】このランボード304も、図示省略した
が、一枚取り装置2同様にシリンダにより、梁柱フレー
ム303に対して側方へ退避できるようになっている。
【0041】即ち、後述する加工機1で加工された製品
としてのワークWは(図4)、搬出用クランプ302に
把持されて、上記ランボード304側に移動し、該ラン
ボード7Bに支持されているワークパレット7C上に集
積される。
【0042】そして、全ての加工が終了すると、搬出集
積装置3のランボード304の下方で待機していた搬送
台車10が、そのパレット受板10Aを上昇させること
により、前記ワークWが集積されたワークパレット7C
を受け取る。
【0043】このワークパレット7Cを受け取った搬送
台車10は、例えば一枚取り装置2のランボード204
の内側を通過して領域Aに到達し(図5(B))、該領
域Aおいて、そのワークパレット7Cをフォークリフト
等に渡して次工程機へ運搬する。又は、従来どおり、搬
送台車10を領域Bへ移動させ(図5(A))、ワーク
パレット7Cをトラッカクレーン6に渡して自動倉庫5
へ収納する。
【0044】上述したように、本発明によれば、搬送台
車10用のレール9を(図1)、ワーク搬入出装置23
からトラッカクレーン6と反対側の領域Aまで延長した
ことにより、該領域Aとワーク搬入出装置23間で搬送
台車10を往復させワークパレット7Cの受渡しが行わ
れる。
【0045】このため、従来と(図8)と異なり、ワー
クパレット7Cを自動倉庫5に戻すことなく該ワークパ
レット7Cの受渡しが行われるので、素材・製品の搬送
時間が短縮され、生産性の向上を図ることが可能とな
る。
【0046】加工機1は(図1、図4)、例えばタレッ
トパンチプレスであり、該タレットパンチプレスは、上
部タレット106と下部タレット107に同心円状に配
置されたパンチPとダイDを有し、ラムシリンダ105
によりパンチPを殴打することにより、該パンチPとダ
イDの協働でワークWにパンチ加工を施すようになって
いる。
【0047】また、タレットパンチプレス1は、フロン
トテーブル104とその両側のサイドテーブル103を
有すると共に、Y軸モータMyによりY軸方向に移動す
るキャリッジべース102と、X軸モータMxにより該
キャリッジべース102に沿ってX軸方向に移動するキ
ャリッジ101を有し、該キャリッジ101には、クラ
ンプ100が取り付けられている。
【0048】この構成により、タレットパンチプレス1
は、上記クランプ100により、一枚取り装置2により
搬入された素材としてのワークW、又は搬出集積装置3
により搬出される製品としてのワークWを把持して所定
の位置に位置決めする。
【0049】一方、搬送台車10は、既述したレール9
に沿って走行し、前記したように領域Bとワーク搬入出
装置23間で(図5(A))、又は領域Aとワーク搬入
出装置23間で(図5(B))、それぞれ往復すること
により、ワークパレット7Cの受渡しを行う。
【0050】更に、搬送台車10は、ワーク搬入出装置
23を素通りして領域AとB間で(図5(C))往復す
ることにより、ワークパレット7Cの受渡しを行う。
【0051】この搬送台車10は、例えば自走式リフタ
により構成され、パレット受板10Aとパンタグラフ機
構10Bを有し(図2、図3、図4)、該パレット受板
10Aがパンタグラフ機構10Bにより上下動可能であ
る。
【0052】この構成により、搬送台車10は、例えば
パレット受板10Aを降下させた状態で搬出集積装置3
のランボード304の(図5(B))下方で待機し、前
記したように、加工機1で全ての加工が終了した場合
に、そのパレット受板10Aを上昇させることにより、
製品としてのワークWが集積されたワークパレット7C
を受け取る。
【0053】また、搬送台車10は、例えば領域Aに
(図5(C))おいて新規購入の素材としてのワークW
を戴置したワークパレット7Cをパレット受板10Aで
受け取って、該パレット受板10Aを降下させた状態で
ワーク搬入出装置23のランボード204、304の下
方を通過して領域Bに到達し、該領域Bにおいて、該パ
レット受板10Aを上昇させそのワークパレット7Cを
トラッカクレーン6に渡す。
【0054】そして、このワークパレット7Cは、トラ
ッカクレーン6を介して自動倉庫5に収納される(図5
(C))。
【0055】図6は、本発明の第2実施形態を示す図で
あり、搬送台車10が走行するレール9の途中にポイン
ト(分岐器)を設け、このポイントにより該レール9を
切替えてそれを分岐させる場合である。
【0056】即ち、先端が尖っていて一対になって滑動
するトングレールt1、t2、t3を設け、このトング
レールt1、t2、t3と基本レール9A、9B、9C
との接触の仕方により、搬送台車10が走行するレール
9を分岐させる。
【0057】例えば、トングレールt1を基本レール9
C側に、トングレールt2を基本レール9A側にそれぞ
れ接触させることにより、領域Aとワーク搬入出装置2
3間が連通し、この間で搬送台車10を往復させワーク
パレット7Cの受渡しが行われる(図5(B)に相
当)。
【0058】その他、トングレールt1を基本レール9
B側に、トングレールt3を基本レール9A側にそれぞ
れ接触させることにより、領域AとBは直結され、この
間で搬送台車10を直接に往復させワークパレット7C
の受渡しが行われる(図5(C)において、ワーク搬入
出装置23が無い場合に相当)。
【0059】また、トングレールt3を基本レール9C
側に、トングレールt2を基本レール9B側にそれぞれ
接触させることにより、領域Bとワーク搬入出装置23
間が連通し、この間で搬送台車10を往復させワークパ
レット7Cの受渡しが行われる(図5(A)に相当)。
【0060】図7は、本発明の第3実施形態を示す図で
あり、搬送台車10が走行するレール9の途中にターン
テーブル12を設け、このターンテーブル12により該
レール9を切替えてそれを分岐させる場合である。
【0061】即ち、表面に連結用レール12Aを敷設し
たターンテーブル12を設け、このターンテーブル12
に搬送台車10を乗せて回転することにより、搬送台車
10が走行するレール9を分岐させる。
【0062】例えば、領域Aの分岐用レール9Dにおい
て、搬送台車10が、空のワークパレット7Cに新規購
入した素材としてのワークWを戴置して受け取ったとき
に、ターンテーブル12を回転してその連結用レール1
2Aを分岐用レール9Dに一致させる。
【0063】この状態で、搬送台車10を分岐レール9
Dから連結用レール12Aへ移動させ、ターンテーブル
12を回転してその連結用レール12Aをレール9に一
致させる。
【0064】そして、搬送台車10をレール9に沿って
走行させ、ワーク搬入出装置23に到達させる。
【0065】このような動作を繰り返すことにより、領
域Aとワーク搬入出装置23間が連通し、この間で搬送
台車10を往復させワークパレット7Cの受渡しが行わ
れる(図5(B)に相当)。
【0066】その他の場合も、同様にしてターンテーブ
ル12を利用し、領域AとBの間や(図5(C)におい
て、ワーク搬入出装置23が無い場合に相当)、領域B
とワーク搬入出装置23間で(図5(A)に相当)、搬
送台車10を往復させワークパレット7Cの受渡しが行
われる。
【0067】以下、上記構成を有する本発明の動作を図
5に基づいて説明する。
【0068】(1)通常の動作(図5(A))。
【0069】この場合には、トラッカクレーン6に隣接
した領域Bにおいて(図5(A))、該トラッカクレー
ン6から搬送台車10が、素材としてのワークWが戴置
されたワークパレット7Cを受け取って一枚取り装置2
まで搬送する。
【0070】そして、該ワークパレット7Cの素材は一
枚取りされて加工機1へ搬入される。
【0071】また、搬出集積装置3において(図5
(A))、加工機1で加工された製品としてのワークW
が戴置されたワークパレット7Cを受け取った搬送台車
10は、領域Bまで搬送して、そのワークパレット7C
をトラッカクレーン6に渡す。
【0072】そして、該ワークパレット7Cは、トラッ
カクレーン6を介して自動倉庫5へ収納される。
【0073】(2)レール9を延長した領域Aとワーク
搬入出装置23間でのワークパレット7Cの受渡し動作
(図5(B))。
【0074】この場合には、搬送台車10に空のワーク
パレット7Cを乗せ、該搬送台車10を領域Aまで(図
5(B))移動させて、そこでフォークリフトから新規
に購入した素材としてのワークWを戴置したワークパレ
ット7Cを受け取り、該搬送台車10を一枚取り装置2
まで移動させる。
【0075】そして、ワークパレット7Cの素材は一枚
取りされて加工機1へ搬入される。
【0076】また、搬出集積装置3において、製品とし
てのワークWが集積されたワークパレット7Cを受け取
った搬送台車10は、隣接した一枚取り装置2を通過し
て領域Aに到達し(図5(B))、該領域Aにおいて、
そのワークパレット7Cをフォークリフトに渡す。
【0077】これにより、ワークパレット7Cは、次工
程機へ運搬される。
【0078】(3)レール9を延長した領域Aとトラッ
カクレーン6に隣接した領域B間でのワークパレット7
Cの受渡し動作(図5(C))。
【0079】この場合には、領域Aにおいて(図5
(C))、(2)と同様にしてフォークリフトから新規
に購入した素材としてのワークWを戴置したワークパレ
ット7Cを、搬送台車10が受け取る。
【0080】そして、搬送台車10をワーク搬入出装置
23を素通りさせて、領域Bまで移動させ、そこでワー
クパレット7Cをトラッカクレーン6に渡して自動倉庫
5に収納させる。
【0081】また、領域Bにおいて(図5(C))、製
品としてのワークWを戴置したワークパレット7Cを、
トラッカクレーン6から搬送台車10が受け取る。
【0082】そして、搬送台車10を、前記と反対の方
向にワーク搬入出装置23を素通りさせて、領域Bまで
移動させ、そこでワークパレット7Cをフォークリフト
に渡して次工程機へ運搬させる。
【0083】尚、上記図5の動作説明においては、搬送
台車10が走行するレール9が延長された場合について
(図1)説明したが、分岐した場合も(図6、図7)同
様の作用効果を奏する。
【0084】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、搬送台
車用のレールを、ワーク搬入出装置からトラッカクレー
ンと反対側に延長し又は分岐したことにより、この延長
し又は分岐した領域とワーク搬入出装置間で、レールに
沿って搬送台車を往復させることができるので、ワーク
パレットは、トラッカクレーンを介して自動倉庫に戻す
ことなく該搬送台車に乗せたままで受け渡され、それに
より素材・製品の搬送時間を短縮することが可能となり
生産性の向上が図られるという技術的効果を奏すること
となった。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明を構成するトラッカクレーン6と搬送台
車10の関係を示す図である。
【図4】本発明を構成する搬送台車10とワーク搬入出
装置23の関係を示す図である。
【図5】本発明の動作説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 加工機 2 一枚取り装置 204 一枚取り装置2のランボード 3 搬出集積装置 304 搬出集積装置3のランボード 5 自動倉庫 6 トラッカクレーン 7C ワークパレット 9 搬送台車10用レール 10 搬送台車 11 トラッカクレーン6用レール 12 ターンテーブル 23 ワーク搬入出装置 W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多列多段式の自動倉庫と、その前面を走
    行するトラッカクレーンと、該トラッカクレーンに隣接
    する領域とワーク搬入出装置間を走行する搬送台車を有
    し、該搬送台車用のレールをワーク搬入出装置からトラ
    ッカクレーンと反対側へ延長し又は側方に分岐したこと
    を特徴とする板金ラインシステム。
  2. 【請求項2】 上記搬送台車用のレールが延長又は分岐
    した領域とワーク搬入出装置間で、該搬送台車を往復さ
    せワークパレットの受渡しが行われる請求項1記載の板
    金ラインシステム。
  3. 【請求項3】 上記搬送台車用のレールが延長した領域
    とトラッカクレーンに隣接する領域間で、ワーク搬入出
    装置を素通りして該搬送台車を往復させワークパレット
    の受渡しが行われる請求項1記載の板金ラインシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記搬送台車用のレールが分岐した領域
    とトラッカクレーンに隣接する領域間で、該搬送台車を
    ワーク搬入出装置を介在させずに直接に往復させワーク
    パレットの受渡しが行われる請求項1記載の板金ライン
    システム。
  5. 【請求項5】 上記搬送台車用のレールの途中にポイン
    トを設置し、該ポイントにより搬送台車用レールを切り
    替えることによりそれを分岐させる請求項1記載の板金
    ラインシステム。
  6. 【請求項6】 上記搬送台車用のレールの途中にターン
    テーブルを設置し、該ターンテーブルにより搬送台車用
    レールを切り替えることによりそれを分岐させる請求項
    1記載の板金ラインシステム。
JP33731699A 1999-11-29 1999-11-29 板金ラインシステム Pending JP2001150305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33731699A JP2001150305A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 板金ラインシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33731699A JP2001150305A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 板金ラインシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001150305A true JP2001150305A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18307491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33731699A Pending JP2001150305A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 板金ラインシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001150305A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106001237A (zh) * 2016-07-21 2016-10-12 广东和氏自动化技术股份有限公司 板金冲压生产多机器人协同生产线
EP3098039A1 (en) * 2015-05-28 2016-11-30 Giuseppe Gallucci A conveying and managing system of pallets for loading/unloading a panel-cutting machine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3098039A1 (en) * 2015-05-28 2016-11-30 Giuseppe Gallucci A conveying and managing system of pallets for loading/unloading a panel-cutting machine
CN106001237A (zh) * 2016-07-21 2016-10-12 广东和氏自动化技术股份有限公司 板金冲压生产多机器人协同生产线
CN106001237B (zh) * 2016-07-21 2019-03-19 广东和氏工业技术集团股份有限公司 板金冲压生产多机器人协同生产线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000044010A (ja) 自動倉庫システム
JP3106237B2 (ja) 板材加工機用搬入出装置
JPH11222317A (ja) 板材の搬入出装置
US6413035B1 (en) Sheet working system
JP2001150305A (ja) 板金ラインシステム
JPH0113966B2 (ja)
JP3353973B2 (ja) 板材加工機械のワーク搬送装置
JP2564228Y2 (ja) 収納部付板材加工機
JP2669135B2 (ja) プレス成形品の自動積み込み装置
JPS61226449A (ja) プレス部品の積込装置
JP2000016517A (ja) ワーク搬送装置
JP2978273B2 (ja) レーザ加工システム
JPH0751775A (ja) 板材加工機のワーク搬送装置
JP2000302204A (ja) ワーク搬送装置及びワーク搬送方法
JPH1110261A (ja) ワーク搬出入方法およびその装置
JP2002066666A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入出方法及びその装置
JPH11278602A (ja) 加工ラインにおける自動出庫方法及びその装置
JP4322993B2 (ja) ワーク集積装置および板材加工機におけるワーク搬入搬出装置
JPH0133243Y2 (ja)
JPS60218227A (ja) 板材のストツク装置
JPH11285751A (ja) 加工ラインにおける自動搬入出方法及びその装置
JPH03245956A (ja) 自動倉庫と加工ライン間の材料運搬方法
JP2000301435A (ja) ワーク搬出装置およびワーク搬出方法
KR20040052341A (ko) 랙바 팔레트 언로딩 장치
JP2000015369A (ja) 板材収納搬送装置