JPH11278602A - 加工ラインにおける自動出庫方法及びその装置 - Google Patents

加工ラインにおける自動出庫方法及びその装置

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JPH11278602A
JPH11278602A JP7792198A JP7792198A JPH11278602A JP H11278602 A JPH11278602 A JP H11278602A JP 7792198 A JP7792198 A JP 7792198A JP 7792198 A JP7792198 A JP 7792198A JP H11278602 A JPH11278602 A JP H11278602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 次工程で使用されるワークを板材自動倉庫か
ら検索することなく、前工程で加工済みワークを集積し
た製品パレットを効率よく次工程へ出庫して生産効率を
図る。 【解決手段】 加工ラインにおいて、ワークWを積載し
た素材パレットPを入出庫可能な板材自動倉庫27か
ら素材パレットPを出庫する。ワーク搬入出装置59
により素材パレットP上のワークWを一枚ずつ取り出
して板材加工機1へ搬入する。板材加工機1で加工済の
製品はワーク搬入出装置59により搬出して製品パレッ
トPへ集積される。製品パレットPは予めライン制
御部83へ加工スケジュール103に入力された出庫先
の情報に基づいて移送され、板材自動倉庫27へ戻され
ることなく自動的に出庫ステーション63へ直接出庫さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工ラインにおけ
る自動出庫方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示されているように板材加
工機としての例えばタレットパンチプレス201の近傍
には板材Wが積載されたパレットPを出入れ自在に収
納する多段、多行式の板材貯蔵棚203を有する板材自
動倉庫205が設けられている。板材貯蔵棚203の図
4において下側にはスタッカクレーン207が板材貯蔵
棚203の側面に沿ってレール209上を走行自在に設
けられている。スタッカクレーン207にはパレットP
の取り出し又は収納のためのトラバーサ(図示省略)
が設けられている。
【0003】また、スタッカクレーン207とタレット
パンチプレス201のワークWの搬入側との間には、ス
タッカクレーン207で取り出したパレットPwを一時
的に載置するための乗り継ぎステーション211が設け
られている。この乗り継ぎステーション211上のパレ
ットPはベルトコンベア等の搬送装置213を経て、
マニピュレータやサイクルローダ等のワーク搬入出装置
215へ搬送される。
【0004】ワーク搬入出装置215ではパレットP
上のワークが一枚ずつ取り出されてタレットパンチプレ
ス201へ搬入されると共にタレットパンチプレス20
1で加工された加工済みワークが搬出されて製品パレッ
トP上に積載される。
【0005】従来、上記の加工ラインにおいては、上記
のワーク搬入出装置215で加工済みワークを積載した
製品パレットPが搬送装置213により乗り継ぎステ
ーション211へ搬送され、この乗り継ぎステーション
211上の製品パレットPはスタッカクレーン207
を経由して板材貯蔵棚203へ入庫される。このとき、
代替の集積用パレットPが前記加工済みワークを積載
した製品パレットPg と交換されて板材貯蔵棚203か
ら出庫ステーション217を経て加工ラインとしてのセ
ルラインへ出庫されることにより、ライン運転が続行さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の加工
ラインにおいては、作業者はこれから次工程で加工する
ワークが集積されているパレットの在庫情報をコンピュ
ータにより検索し、一旦板材自動倉庫205へ入庫され
た加工済みワークを積載した製品パレットPをスタッ
カクレーン207により、該当する出庫ステーション2
17へ出庫する必要があるので、次工程の板材加工機で
使用するワークが積載されているパレットを探す時間
や、次工程の板材加工機へパレットを移送する時間が大
幅にかかるという問題点があった。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、次工程で使用されるワークを
板材自動倉庫から検索することなく、前工程で加工済み
ワークを集積した製品パレットを効率よく次工程へ出庫
して生産効率を図り得る加工ラインにおける自動出庫方
法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の加工ラインにおける自動出
庫方法は、ワークを積載したパレットを入出庫可能な板
材自動倉庫と、この板材自動倉庫から出庫したパレット
上の未加工ワークを一枚ずつ取り出して板材加工機へ搬
入すると共に加工済みワークを搬出してパレットへ集積
するワーク搬入出装置と、加工済みワークを積載したパ
レットを出庫する出庫ステーションと、からなる加工ラ
インにおいて、ワークの加工スケジュールに予め加工済
みワークのパレットの出庫先を入力し、この入力された
出庫先データに基づいてライン制御部が前記ワーク搬入
出装置で加工済みワークを集積したパレットを前記出庫
ステーションへ直接出庫するよう前記板材自動倉庫へ指
令することを特徴とするものである。
【0009】したがって、前工程で加工済みワークを集
積したパレットは板材自動倉庫へ戻されることなく、直
接に出庫ステーションへ自動的に移送されるので、従来
のように改めて次工程の板材加工機で使用されるパレッ
トを探す手間を省け、また次工程の板材加工機へ出庫す
る移送時間の短縮が図られるので、生産性の向上が図ら
れる。
【0010】請求項2によるこの発明の加工ラインにお
ける自動出庫装置は、ワークを積載したパレットを入出
庫可能な板材自動倉庫と、この板材自動倉庫から出庫し
たパレット上の未加工ワークを一枚ずつ取り出して板材
加工機へ搬入すると共に加工済みワークを搬出してパレ
ットへ集積するワーク搬入出装置と、加工済みワークを
積載したパレットを出庫する出庫ステーションと、から
なる加工ラインにおいて、予めワークの加工スケジュー
ルに入力されたパレットの出庫先データに基づいて前記
ワーク搬入出装置で集積された加工済みワークのパレッ
トを前記出庫ステーションへ直接出庫するよう前記板材
自動倉庫へ指令するライン制御部を設けてなることを特
徴とするものである。
【0011】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、前工程で加工済みワークを集積したパレットは板
材自動倉庫へ戻されることなく、直接に出庫ステーショ
ンへ自動的に移送されるので、従来のように改めて次工
程の板材加工機で使用されるパレットを探す手間を省
け、また次工程の板材加工機へ出庫する移送時間の短縮
が図られるので、生産性の向上が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加工ラインにおけ
る自動出庫方法及びその装置の実施の形態について、板
材加工機の一例としてのタレットパンチプレスを例にと
って図面を参照して説明する。
【0013】図1を参照するに、本発明に係わるタレッ
トパンチプレス1はベース3の両側に立設したサイドフ
レーム5,7に上部フレーム9の両側が支持された態様
のフレーム構造に構成されている。前記上部フレーム9
の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備えた
円盤状の上部タレット11が回転自在に装着されてい
る。ベース3の上面には、上部タレット11に対向した
下部タレット13が回転自在に装着されており、この下
部タレット13には、多種類のパンチPと対向した多数
のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着さ
れている。前記上部タレット11の軸心と下部タレット
13の軸心とは同一軸心に配置されており、この上部タ
レット11と下部タレット13は、制御装置15の制御
によって、同方向へ同期して回転される。
【0014】前記上部タレット11と下部タレット13
の図1において下側部分に装着されたダイD、パンチP
の位置が加工位置Kとなっており、この加工位置Kにあ
るパンチPの上方における上部フレーム9にはストライ
カ(図示省略)がラム(打圧部材)を介して連結されて
いる。上部タレット11および下部タレット13の回転
によってラムの下方へ割出し位置決めされたパンチPが
打圧される。
【0015】なお、タレットパンチプレス1には加工テ
ーブル17に載置されたワークWを前後左右方向へ移動
位置決めするためのワーク移動位置決め装置19が設け
られており、このワーク移動位置決め装置19は加工テ
ーブル17上の図1において上端に、Y軸方向へ移動自
在なキャレッジベース21が設けられており、このキャ
レッジベース21にはX軸方向へ移動自在なキャレッジ
23が設けられている。このキャレッジ23にはX軸方
向へ適宜な間隔でワークWをクランプする複数のワーク
クランプ25が設けられている。
【0016】このワーク移動位置決め装置19は数値制
御等の制御装置15によって制御されワークWをパンチ
PとダイDとの間の所望の位置へ位置決めするものであ
る。
【0017】したがって、上部タレット11に装着した
パンチPと下部タレット13に装着したダイDとの間
に、板状のワークWが位置決めされた後に、ラムによっ
てパンチPが打圧されることにより、パンチPとダイD
によってワークWにパンチング加工が行われるのであ
る。
【0018】図1を参照するに、板材自動倉庫27は板
材貯蔵棚29を有し、この板材貯蔵棚29は多段、多行
式の棚であり、ワークWが積載されたパレットPを出
入れ自在に収納するものである。
【0019】すなわち、図2を参照するに、各段の棚に
はパレットPを出入れ自在に収納するためのガイドレ
ール31が収納部の前後両側に設けられており、このガ
イドレール31上にパレットPが収納されたり、移送
されたりする。
【0020】板材自動倉庫27は前述したタレットパン
チプレス1の近傍に位置している。板材貯蔵棚29の図
1において下側には左右方向に沿って下部レール33が
敷設されている。さらに、板材貯蔵棚29の上面の図1
において下側端部付近(図2において右側端部付近)に
も1本の上部レール35が敷設されている。
【0021】スタッカクレーン37は図2に示されてい
るように下部レール33及び上部レール35上に跨って
左右方向に走行自在に設けられている。スタッカクレー
ン37は、下部レール33上を走行する台車39と、こ
の台車39の上で鉛直に立設される柱部材41及びこの
柱部材41の上端に水平に設けられたアーム部材43か
ら構成される全体逆L字状の一対のフレームを有する。
【0022】また、アーム部材43の先端下面には上部
レール35上を走行する車輪が設けられている。したが
って、スタッカクレーン37は台車39および車輪によ
り移動自在に支持される。
【0023】また、台車39の駆動手段やパレットP
の取り出し又は収納のための構造は公知なので詳細な説
明は省略して概略のみ示す。
【0024】スタッカクレーン37は前後の柱部材41
間で上下動する受台45を有し、台車39の上にはチェ
ーン47を介して受台45を上下動させる受台45用の
モータ49が設けられている。また、受台45の上には
その前後端部付近において左右方向に延設される一対の
レール51を有し、このレール51の上には自走式のト
ラバーサ53が板材貯蔵棚29に接近離反自在に設けら
れている。
【0025】トラバーサ53には、パレットPに係合
するフック55が設けられており、このフック55でパ
レットPをひっかけて台車39の上へ引き出したり、
または板材貯蔵棚29に押し込んだりする。また、前記
トラバーサ53は板材貯蔵棚29のパレットPを左右
に移動できるものである。なお、パレットPを左右に
移動するトラバーサ53は公知であるので、その詳細に
ついては省略する。
【0026】また、図1を参照するに、前述したスタッ
カクレーン37とタレットパンチプレス1の未加工ワー
クWの搬入側との間には、スタッカクレーン37で取り
出したパレットPを一時的に載置するための乗り継ぎ
ステーション57が設けられている。この乗り継ぎステ
ーション57上のパレットPをワーク搬入出装置59
へ搬送するためのローラコンベアやベルトコンベア等の
搬送装置61が設けられている。
【0027】また、板材自動倉庫27の近傍には、図1
に示されているように例えば次工程で板材加工するため
の加工済みワークを積載した製品パレットPを載置す
るための出庫ステーション63が設けられている。この
出庫ステーション63は次工程で板材加工する他の板材
加工機の近くに配置されることが望ましい。
【0028】図1を参照するに、ワーク搬入出装置59
は、板材貯蔵棚29から出庫されたパレットP上に積
載したワークWから1枚のワークWを取り出してタレッ
トパンチプレス1へ搬入し、タレットパンチプレス1で
加工された加工済みワークを搬出して製品パレットP
上に積載するものである。
【0029】より詳しくは、ワーク搬入出装置59は例
えばチャンネル材等よりなる複数本の支柱が立設され、
且つ各支柱が複数本の水平なビーム部材によって連結さ
れた枠体フレーム65に構成されている。
【0030】この枠体フレーム65には、タレットパン
チプレス1の上方にまで延伸した支持ビーム67が水平
に設けられており、この支持ビーム67に移送ローダ6
9が往復動自在に設けられている。この移送ローダ69
にはモータ(図示省略)が装着されており、このモータ
によって回転されるピニオン(図示省略)が支持ビーム
67に設けたラック(図示省略)に噛合されている。従
って、移送ローダ69は前記モータが正逆回転すること
により、支持ビーム67に沿ってX軸方向(図1におい
て左右方向)に往復動される。
【0031】また、前記移送ローダ69の下部には、パ
レットPに積載されたワークWの端部付近を吸着する
吸着装置71が設けられている。この吸着装置71は移
送ローダ69の下部に固定されたパッドホルダ73と、
このパッドホルダ73に垂設された複数の吸着パッド7
5とからなる。したがって、上昇したリフタ装置(図示
省略)のパレットP上の最上部の枚のワークWの端部
付近が吸着パッド75により吸着されて、下側の他のワ
ークWから分離される。
【0032】したがって、ワークWが吸着装置71でも
って吸着され一枚取りされた後、移送ローダ69が図1
において右方向へ移動することにより、ワークWがタレ
ットパンチプレス1の加工テーブル17へ搬入される。
【0033】なお、ワーク搬入出装置59にはワークW
が加工テーブル17に搬入されたことを検出するワーク
加工スタート検出装置としての図示せざる加工開始リミ
ットスイッチが設けられている。この加工開始リミット
スイッチはPLC77およびPLCリンクモジュール7
9を介して制御装置15に接続されたFMS子機81の
ライン制御部83へ電気的に接続されている。
【0034】また、FMS子機81のライン制御部83
は自動倉庫制御部85、PLCリンクモジュール87お
よびPLC89を介して板材自動倉庫27のトラバーサ
53やスタッカクレーン37の各駆動手段に電気的に接
続されており、さらにCNCリンクモジュール91を介
してタレットパンチプレス1の制御装置15に電気的に
接続されている。また、前記ライン制御部83は親機9
3に電気的に接続されている。
【0035】この親機93にはCPU95に加工プログ
ラムや加工スケジュールを入力するための入力装置97
と、CRT99等の表示装置と、記憶装置としての例え
ばRAM101が接続されており、加工スケジュール・
ファイル103及び加工プログラム・ファイル105に
加工スケジュール、加工プログラムが入力されており、
データサーバが行われる。
【0036】なお、上記の加工スケジュール・ファイル
103には製品名、プログラム番号、使用するワーク、
ワークの加工枚数、板材自動倉庫27又は出庫ステーシ
ョン63のいずれかの出庫先などが入力される。この入
力内容がFMS子機81へ転送されるよう構成されてい
る。したがって、FMS子機81のライン制御部83に
は転送された加工スケジュール・ファイル103及び加
工プログラム・ファイル105から加工スケジュール・
加工プログラムが入力されている。
【0037】また、予め計画された加工スケジュール・
ファイル103内には、タレットパンチプレス1で加工
完了後の加工済みワークを集積した製品パレットP
板材自動倉庫27へ入庫するのではなく、加工スケジュ
ールで指定された出庫ステーション63に直接出庫する
ように板材自動倉庫27へ指令を発生するようにプログ
ラミングされている。ただし、既に前記出庫ステーショ
ン63に別のパレットがある場合は、前記製品パレット
が板材自動倉庫27へ入庫され、前記出庫ステーシ
ョン63の別のパレットがなくなったことを確認された
後に、改めて前記製品パレットPが板材自動倉庫27
から出庫ステーション63へ自動的に出庫されるように
プログラミングされている。
【0038】上記構成により、図3を参照して説明する
と、制御装置15において板材加工の指令がスタートす
ると、ライン制御部83では加工スケジュール・ファイ
ル103にファイルされている加工プログラムに基づい
てワーク加工情報が読み取られ、自動倉庫制御部85、
PLCリンクモジュール87およびPLC89を介して
板材自動倉庫27のトラバーサ53やスタッカクレーン
37の各駆動手段にパレット出庫指令が送信される(ス
テップS1及びS2)。
【0039】板材自動倉庫27ではパレット出庫指令に
基づいてパレット搬出工程が行なわれる。パレット搬出
工程としては、スタッカクレーン37が取り出そうとす
るワークWが収納されている棚の行および段へ移動され
る。スタッカクレーン37のトラバーサ53が板材貯蔵
棚29側へ移動され、フック55で所望のパレットP
を引っかけ、このパレットPはトラバーサ53により
板材貯蔵棚29から引き出されて受台45に載置され
る。
【0040】スタッカクレーン37は搬送装置61の位
置へ移動され、トラバーサ53が搬送装置61の両側の
図示せざるレール上を図2において右側へ走行してパレ
ットPwが搬送装置61上へ載置される。パレットP
からフック55が外され、トラバーサ53がスタッカク
レーン37へ戻される。パレットPは搬送装置61に
よりワーク搬入出装置59へ移送される(ステップS
3)。
【0041】一方、上記のステップS1及びS2でパレ
ット出庫指令が送信されると、ライン制御部83では加
工プログラム・ファイル105からの加工プログラムの
読み取りが行われ、CNCリンクモジュール91を介し
てタレットパンチプレス1の制御装置15へダウンロー
ドされる(ステップS4)。
【0042】上記のステップS3でパレットPがワー
ク搬入出装置59へ移送されると、ライン制御部83か
らワーク搬入出装置59へワーク搬入のスタート指令が
発生され、パレットP上のワークWが一枚取りされて
タレットパンチプレス1へ搬入される(ステップS5及
びS6)。
【0043】ワークWがタレットパンチプレス1へ搬入
されると、ワーク加工スタート検出装置としての図示せ
ざる加工開始リミットスイッチのONでワークWの搬入
が完了しワークWの加工開始が可能であることを検出す
る。この加工開始リミットスイッチの検出信号がPLC
77、PLCリンクモジュール79を介してFMS子機
81のライン制御部83へ送信される。
【0044】ライン制御部83では加工開始リミットス
イッチにより検出した検出信号により、CNCリンクモ
ジュール91を介してタレットパンチプレス1の制御装
置15へワーク加工のスタート指令が送信される。
【0045】タレットパンチプレス1は上記のワーク加
工のスタート指令により、加工テーブル17に搬入され
たワークWが複数のワーククランプ25で把持され、ワ
ーク移動位置決め装置19によりタレットパンチプレス
1の加工位置Kへ移動位置決めされてパンチング加工さ
れる(ステップS7)。
【0046】加工済みワークはワーク搬入出装置59に
より搬出されて製品パレットP上へ載置される(ステ
ップS8)。
【0047】パレットP上のワークWは必要枚数だけ
ワーク搬入出装置59によりタレットパンチプレス1へ
搬入出されてステップS6〜S8の工程が繰り返し行な
われる(ステップS9)。
【0048】必要枚数のワークがパンチング加工された
後、ライン制御部83では加工スケジュール103から
出庫先情報の読み取りが行われる(ステップS10)。
【0049】出庫先情報に基づく出庫先が出庫ステーシ
ョン63であるときは、図1の実線で示されているよう
にワーク搬入出装置59の製品パレットPは搬送装置
61を経て乗り継ぎステーション57へ搬送され、この
乗り継ぎステーション57からスタッカクレーン37を
経由して出庫ステーション63へ出庫される(ステップ
S11及びS12)。
【0050】一方、出庫ステーション63に既に別のパ
レットがあるために出庫先が板材自動倉庫27であると
きは、図1の点線で示されているようにワーク搬入出装
置59の製品パレットPは搬送装置61を経て乗り継
ぎステーション57へ搬送され、この乗り継ぎステーシ
ョン57からスタッカクレーン37を経由して板材自動
倉庫27へ入庫される(ステップS11及びS13)。
この場合は、前記出庫ステーション63の別のパレット
がなくなったことを確認された後に、改めて上記の製品
パレットPが板材自動倉庫27から出庫ステーション
63へ自動的に出庫される。
【0051】他に加工スケジュールがある場合はライン
制御部83において該当する加工スケジュール103の
読み取りが行われて上述したステップS1〜S13の工
程が行われる。他に加工スケジュールがない場合は終了
する(ステップS14)。
【0052】以上のように、前工程で板材加工終了した
製品パレットPの加工済みワークをすぐに次工程の板
材加工機で加工する場合は、前記製品パレットPが板
材自動倉庫27へ戻されることなく直接に特設の出庫ス
テーション63へ自動的に移送されるので、従来のよう
にライン監視員が板材自動倉庫27から次工程の板材加
工機で使用されるパレットを探す必要もなく、また次工
程の板材加工機へ出庫する移送時間の短縮が図られるの
で生産性が向上する。
【0053】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では板材
加工機としてタレットパンチプレス1を例にとって説明
したが他のパンチプレスやレーザ加工機およびその他の
板材加工機であっても構わない。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、前工程で加工
済みワークを集積した製品パレットを板材自動倉庫へ戻
すことなく、直接に出庫ステーションへ自動的に移送で
きるので、従来のように改めて次工程の板材加工機で使
用されるパレットを板材自動倉庫から探す手間を省くこ
とができる。また、次工程の板材加工機へ出庫する移送
時間の短縮となるので生産性の向上を図ることができ
る。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、前工程で加工済みワークを集積した
製品パレットを板材自動倉庫へ戻すことなく、直接に出
庫ステーションへ自動的に移送できるので、従来のよう
に改めて次工程の板材加工機で使用されるパレットを板
材自動倉庫から探す手間を省くことができる。また、次
工程の板材加工機へ出庫する移送時間の短縮となるので
生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、板材自動倉
庫を含むタレットパンチプレスの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、板材自動倉
庫の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のフローチャート図であ
る。
【図4】従来の板材自動倉庫を含むタレットパンチプレ
スの平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス1 15 制御装置 17 加工テーブル 27 板材自動倉庫 29 板材貯蔵棚 37 スタッカクレーン 57 乗り継ぎステーション 59 ワーク搬入出装置 61 搬送装置 63 出庫ステーション 81 FMS子機 83 ライン制御部 93 親機 103 加工スケジュール 105 加工プログラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを積載したパレットを入出庫可能
    な板材自動倉庫と、この板材自動倉庫から出庫したパレ
    ット上の未加工ワークを一枚ずつ取り出して板材加工機
    へ搬入すると共に加工済みワークを搬出してパレットへ
    集積するワーク搬入出装置と、加工済みワークを積載し
    たパレットを出庫する出庫ステーションと、からなる加
    工ラインにおいて、 ワークの加工スケジュールに予め加工済みワークのパレ
    ットの出庫先を入力し、この入力された出庫先データに
    基づいてライン制御部が前記ワーク搬入出装置で加工済
    みワークを集積したパレットを前記出庫ステーションへ
    直接出庫するよう前記板材自動倉庫へ指令することを特
    徴とする加工ラインにおける自動出庫方法。
  2. 【請求項2】 ワークを積載したパレットを入出庫可能
    な板材自動倉庫と、この板材自動倉庫から出庫したパレ
    ット上の未加工ワークを一枚ずつ取り出して板材加工機
    へ搬入すると共に加工済みワークを搬出してパレットへ
    集積するワーク搬入出装置と、加工済みワークを積載し
    たパレットを出庫する出庫ステーションと、からなる加
    工ラインにおいて、 予めワークの加工スケジュールに入力されたパレットの
    出庫先データに基づいて前記ワーク搬入出装置で集積さ
    れた加工済みワークのパレットを前記出庫ステーション
    へ直接出庫するよう前記板材自動倉庫へ指令するライン
    制御部を設けてなることを特徴とする加工ラインにおけ
    る自動出庫装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106933196A (zh) * 2015-12-30 2017-07-07 常州天正工业发展股份有限公司 单工序自动化工厂及控制方法
CN107186903A (zh) * 2017-06-21 2017-09-22 北京精雕科技集团有限公司 一种板片类产品数控加工用的自动化生产线
CN108273900A (zh) * 2018-03-22 2018-07-13 中山市鑫光智能系统有限公司 一种铝板智能上下料冲孔多机械手集成生产线

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