JP2001149958A - 水処理方法 - Google Patents

水処理方法

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JP2001149958A
JP2001149958A JP34173499A JP34173499A JP2001149958A JP 2001149958 A JP2001149958 A JP 2001149958A JP 34173499 A JP34173499 A JP 34173499A JP 34173499 A JP34173499 A JP 34173499A JP 2001149958 A JP2001149958 A JP 2001149958A
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Japan
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water
treated
adsorbent
treatment
oxidizing agent
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JP34173499A
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English (en)
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Takeshi Iguchi
威士 井口
Yoshinobu Sakakibara
吉延 榊原
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Cataler Corp
Original Assignee
Cataler Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難分解性のCOD成分等を含む被酸化性物質
に対して優れた除去特性を発揮する水処理方法を提供す
ること。 【解決手段】 本発明の水処理方法は、被処理水に含ま
れる被酸化性物質を除去する水処理方法であり、被酸化
性物質を含有する被処理水を、酸化剤の存在下でCOD
吸着材を有する第一処理部2により処理した後に、酸化
剤の存在下でMn、Ni、Cu、Co、Ce、Feの酸
化物の一種以上よりなる触媒成分を有する第二処理部3
に供給して、被処理水に含まれる被酸化性物質を分解す
ることを特徴とする。本発明の水処理方法は、被酸化性
物質が吸着材に吸着されることで、吸着材の表面で酸化
剤に長時間さらされるようになり、被酸化性物質が酸化
され、さらに、触媒成分により分解されるため、難分解
性成分を十分に除去でき、優れた処理性能を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水処理方法に関し、
詳しくは、難分解性のCOD成分等の被酸化性物質を含
む水の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の環境問題への関心の高まりにとも
ない、ゴミの埋め立て地における浸出水の処理や、一般
下水処理場などを対象とした難分解性COD成分の処理
や、水中のPCB、ダイオキシン、環境ホルモン等の化
学物質の処理を目的とした促進酸化処理に関する研究が
盛んに行われるようになってきている。オゾン等の酸化
剤の存在下で使用される触媒についても、研究がなされ
ている。
【0003】たとえば、特開平2−174934号公報
には、オゾンを注入するとともに、チタン、ケイ素、ア
ルミニウムおよびジルコニウムの少なくとも一種を含む
A成分と、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、セリウ
ム、タングステン、銅、銀、金、白金、パラジウム、ロ
ジウム、ルテニウムおよびインジウムの少なくとも一種
の元素の水に不溶性または難溶性の化合物からなるB成
分と、を含有している水処理触媒が開示されている。
【0004】また、特開平6−114387号には、水
処理用触媒として、鉄−銅酸化物、コバルト−カルシウ
ム−タングステン化合物、チタン酸化物/イリジウム、
チタン−ケイ素酸化物/パラジウム、アルミニウム酸化
物/イリジウム、チタン−ジルコニウム酸化物/白金、
鉄−ストロンチウム酸化物/ロジウム、チタン−ジルコ
ニウム−セリウム酸化物/ルテニウム、チタン−鉄−セ
リウム酸化物/ルテニウム、チタン−鉄酸化物/パラジ
ウム、チタン酸化物/パラジウム/活性炭等があげられ
ている。
【0005】促進酸化処理に関する水処理方法は、いく
つか提案されているが、実用化にいたらないのは、分解
性が不十分であったり、装置運転管理上で何らかの問題
を抱えているためと考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑
みてなされたものであり、難分解性のCOD成分等を含
む被酸化性物質に対して優れた除去特性を発揮する水処
理方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者等は、被酸化性物質を酸化剤の存在下で吸着
材を有する第一処理部で処理した後に、酸化剤の存在下
で酸化物触媒を有する第二処理部で処理する処理方法が
上記課題を解決できることを見出した。
【0008】すなわち、本発明の水処理方法は、被処理
水に含まれる被酸化性物質を除去する水処理方法であ
り、被酸化性物質を含有する被処理水を、酸化剤の存在
下でCOD吸着材を有する第一処理部により処理した後
に、酸化剤の存在下でMn、Ni、Cu、Co、Ce、
Feの酸化物の一種以上よりなる触媒成分を有する第二
処理部に供給して、被処理水に含まれる被酸化性物質を
分解することを特徴とする水処理方法。
【0009】本発明の水処理方法は、酸化剤を含有した
状態の被処理水が吸着材に接触することで被処理水に含
まれる被酸化性物質が吸着材に吸着され、この吸着され
た被酸化性物質が吸着材の表面で酸化剤に長時間さらさ
れるようになり、被酸化性物質が酸化され、さらに、触
媒成分により分解されるため、難分解性成分を十分に除
去でき、優れた処理性能を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の水処理方法は、被処理水
に含まれる被酸化性物質を除去する水処理方法である。
【0011】ここで、被処理水とは、被酸化性物質を含
有する水を示す。被酸化性物質は、COD成分を含む。
また、被酸化性物質は、BOD成分を含んでいてもよ
い。ここで、COD成分とは、有機、無機を問わず、C
ODとして測定される物質を示す。被酸化性物質として
は、たとえば、メタノール、エタノール、アセトアルデ
ヒド、ギ酸、アセトン、スチレン、フェノール、2−メ
チルイソボルネオール、ジオスミン、メチルアミン、ト
リメチルアミン、アニリン、アセトニトリル、アクリロ
ニトリル、メチルメルカプタン、硫化ジメチル、ベンゼ
ンチオール、有機リン化合物に代表される有機化合物、
亜硝酸等の窒素化合物、硫化水素、亜硫酸、チオ硫酸等
の硫黄化合物などをあげることができる。
【0012】本発明の水処理方法は、まず、被処理水を
酸化剤の存在下で吸着材を有する第一処理部により処理
する。
【0013】被処理水を酸化剤の存在下で第一処理部に
より処理することは、吸着材の表面において被酸化性物
質が吸着され、吸着された被酸化性物質が長時間酸化剤
と接触するようになり、吸着材の表面で酸化されるよう
になる。
【0014】この酸化分解のメカニズムは、OHラジカ
ル等の強力な酸化力を持つ活性物質が生成され、この活
性物質により有機物を分解するという理論が、多方面の
文献で言われている。
【0015】さらに、その他にも、吸着材表面に生成す
る発生期状態の酸素が、被酸化性物質の分解に大きく貢
献していると考えている。この発生期状態の酸素の酸化
力により被酸化性物質が酸化され、分解される。ここ
で、発生期状態とは、ある元素が化合物から遊離される
瞬間にきわめて高い反応性を持つことがあり、この状態
を発生期状態という。たとえば、オゾン(O3)から遊
離する酸素(O)がこの発生期状態をとる。
【0016】第一処理部により処理された被処理水は、
酸化剤の存在下で酸化物触媒を有する第二処理部におい
て処理される。
【0017】第二処理部は、第一処理部において処理さ
れた被処理水を、Mn、Ni、Ce、Co、Cu、Fe
の酸化物の一種以上よりなる触媒成分を用いて処理す
る。すなわち、第二処理部は、触媒成分により、第一処
理部において分解できなかった被酸化性物質を分解浄化
する。
【0018】触媒成分は、Mn、Ni、Ce、Co、C
u、Feの酸化物の一種以上よりなるものが用いられ
る。触媒成分は、被処理水に溶解しない、酸化されやす
くかつ酸化により価数が変化するものが用いられ、この
ような要求を満たす材料としてMn、Ni、Ce、C
o、Cu、Feの酸化物の一種以上よりなるものがあ
る。また、より好ましい触媒成分としては、触媒成分の
高位から低位への標準電位が1.5V以上であることが
好ましい。
【0019】ここで、触媒成分のMn、Ni、Ce、C
o、Cu、Feの酸化物としては、具体的には、MnO
2、MnO等のMn酸化物、CuO、Cu2O等のCu酸
化物、NiO、NiO2等のNi酸化物、CoO等のC
o酸化物、CeO等のCe酸化物、Fe23等のFe酸
化物を用いることができる。
【0020】また、より好ましい触媒成分としては、M
n、Ceの酸化物の一種以上よりなる化合物である。す
なわち、溶出のしにくさや、毒性の低さ等からこれらの
化合物が触媒成分として好ましい。
【0021】また、このとき、第二処理部の触媒成分
は、第一処理部の吸着材とは、接触しない。第二処理部
の触媒成分と第一処理部の吸着材が接触した状態にある
と、触媒成分が被処理水中に溶出するという問題がある
ためである。
【0022】詳しくは、酸化剤存在下で触媒により分解
する方法で、化学物質を分解する場合、単純に酸化剤共
存下で触媒に接触させるより、担体上にいったん吸着さ
せ、有機物を濃縮させたところへ、酸化剤と反応させる
ことが有効と言える。
【0023】この考えは、たとえば、ハニカム担体にM
nO2のみをコートした場合と、ゼオライト等を共存さ
せ、触媒の有機物に対する吸着量を強化したものとを、
同条件で酸化剤を共存させた有機物含有水溶液と接触さ
せると、後者のほうが除去性能に優れているケースが多
いことから推定される。
【0024】このような観点から、最も有機物の吸着容
量の大きいとされる活性炭をMnO 2等の重金属酸化物
触媒と混合して触媒化することで、最も大きな効果を期
待したが、有機物吸着量が多すぎるためか、Mnの溶出
が検出され、実用性に問題があることがわかった。ここ
で、活性炭を混合しない場合、すなわち、従来例におい
ては、溶出は生じない。
【0025】この溶出は、吸着材と重金属触媒とを混合
して使用すると、おそらく、重金属触媒の酸化還元反応
が増幅するためと考えられる。すなわち、Mnの場合
は、MnO2の+4価から+2価への還元状態、または
+7価への酸化状態の時間が長くなり、結果、水中への
溶出が発生する。
【0026】また、第一処理剤の吸着材および第二処理
剤の触媒成分の比は、被処理水に含まれる被酸化性物質
の種類や量により決定される。すなわち、吸着材および
触媒成分の比を調整することで、被処理水の種類に合致
する浄化性が付与されることで、より浄化性能が向上す
る。
【0027】吸着材は、比表面積が20〜2000m2
/gであることが好ましい。すなわち、比表面積が20
2/g未満では、被酸化性物質の吸着が不十分とな
り、2000m2/gを超えると、特に炭素質材料より
なる吸着材では酸化剤による分解や細孔径の不適合性が
生じるようになる。吸着材としては、活性炭、ゼオライ
ト、アルミナ、シリカ−アルミナ等の多孔質体をあげる
ことができる。
【0028】酸化剤は、被処理水と向流して供給された
オゾンガス、あるいは被処理水に溶解した過酸化水素、
次亜塩素酸であることが好ましい。酸化剤は、発生期酸
素を生じる物質であることが求められ、このような物質
として、オゾンガス、過酸化水素、次亜塩素酸がある。
また、酸化剤の供給量は、除去すべき被酸化性物質を酸
化させるのに十分な量である。
【0029】吸着材は、Pt、Pd、Ruの少なくとも
1種からなる貴金属触媒成分を有することが好ましい。
吸着材単独でも発生期酸素を生じさせることができる
が、さらに、これらの貴金属触媒を有することで、吸着
材表面における発生期酸素の生成が促進され、第一処理
部における被酸化性物質の処理量が向上する。
【0030】(水処理装置)本発明の水処理方法は、た
とえば、図1に示された水処理装置により行うことがで
きる。この水処理装置は、酸化剤として、オゾンガスを
用いる装置である。
【0031】水処理装置は、被処理水が内部を通過する
処理カラム1と、この処理カラム1内に配置された吸着
材を有する第一処理剤2と、この処理カラム1内の第一
処理剤2の下流側に第一処理剤2と接触しない状態で配
置された触媒成分を有する第二処理剤3と、第二処理剤
3の下流側に設けられたオゾンガス供給部6と、第一処
理剤2の上流側に設けられた被処理水を処理カラム1内
に供給する給水部5と、第二処理剤3の下流側に設けら
れた被処理水を排出する排水部7と、吸水部5の上流側
に設けられた被処理水を通過したオゾンガスを処理カラ
ム1外に排出するオゾン排出部4と、を有する。
【0032】処理カラムは、被処理水が内部を通過する
部材である。すなわち、被処理水を処理する処理剤を内
部に保持する部材である。
【0033】第一処理剤は、処理カラム内に配置された
吸着材を有する部材である。ここで、第一処理剤が吸着
材を有することで、被処理水に含まれる被酸化性物質が
吸着材に吸着されることで、長時間にわたって酸化剤に
さらされることとなり、処理カラム内に供給されたオゾ
ンガスから生じる発生期酸素により被酸化性物質を分解
する。
【0034】吸着材は、被酸化性物質を吸着できる材質
により形成される。たとえば、ゼオライト、活性炭、ア
ルミナ、シリカ−アルミナ等の多孔質体をあげることが
できる。吸着材は、比表面積が20〜2000m2/g
であることが好ましい。すなわち、比表面積が20m2
/g未満では、被酸化性物質の濃縮が不十分となり、2
000m2/gを超えると、特に炭素質材料よりなる吸
着材では酸化剤による分解や細孔径の不適合性が生じる
ようになる。
【0035】吸着材は、Pt、Pd、Ruの少なくとも
1種からなる貴金属触媒成分を有することが好ましい。
これらの貴金属触媒を有することで、吸着材表面におけ
る発生期酸素の生成が促進され、第一処理部における被
酸化性物質の処理量が向上する。
【0036】第二処理剤は、処理カラム内の第一処理剤
の下流側に第一処理剤と接触しない状態で配置された触
媒成分を有する部材である。すなわち、第一処理剤によ
り処理された被処理水を触媒成分により処理する部材で
ある。第一処理剤と第二処理剤を、接触しない状態とす
ることで、触媒成分が被処理水中に溶出することを防ぐ
ことができる。
【0037】触媒成分は、Mn、Ni、Ce、Co、C
u、Feの酸化物の一種以上よりなるものが用いられ
る。触媒成分は、被処理水に溶解しない、酸化されやす
くかつ酸化により価数が変化するものが用いられ、この
ような要求を満たす材料としてMn、Ni、Ce、C
o、Cu、Feの酸化物の一種以上よりなるものがあ
る。また、触媒成分の高位から低位への標準電位は1.
5V以上であることが好ましい。
【0038】触媒成分は、Mn、Ni、Ce、Co、C
u、Feの酸化物の一種以上よりなる。ここで、Mn、
Ni、Ce、Co、Cuの酸化物としては、具体的に
は、MnO2、MnO等のMn酸化物、CuO、Cu2
等のCu酸化物、NiO、NiO2等のNi酸化物、C
oO等のCo酸化物、CeO等のCe酸化物、Fe23
等のFe酸化物を用いることができる。
【0039】また、より好ましい触媒成分としては、M
n、Ceの酸化物の一種以上よりなる化合物である。す
なわち、溶出のしにくさや、毒性の低さ等からこれらの
化合物が触媒成分として好ましい。
【0040】また、第一処理剤の吸着材および第二処理
剤の触媒成分の比は、被処理水に含まれる被酸化性物質
の種類や量により決定される。すなわち、吸着材および
触媒成分の比を調整することで、被処理水の種類に合致
する浄化性が付与されることで、より浄化性能が向上す
る。
【0041】オゾンガス供給部は、第二処理剤の下流側
に設けられ、処理カラム内にオゾンガスを供給する。オ
ゾンガスの供給は、たとえば、処理カラム内に配置され
たバブラーを用いてなされる。
【0042】給水部は、第一処理剤の上流側に設けら
れ、被処理水を処理カラム内に供給する。
【0043】排水部は、第二処理剤の下流側に設けら
れ、被処理水を排出する。
【0044】オゾン排出部は、吸水部の上流側に設けら
れ、被処理水を通過したオゾンガスを処理カラム外に排
出する。
【0045】また、第一処理剤および第二処理剤は、被
処理水が十分に接触できる比表面積が保証される形態で
あれば、どのような形態で供給されていても良い。すな
わち、粒状、ペレット状に形成した部材であっても、被
処理水の流れる方向に管状通路が配置されたハニカム体
等であってもよい。
【0046】さらに、処理カラムは、被処理水を第一処
理剤で処理した後に第二処理剤で処理できる形態であれ
ばよく、必ずしも、一本のパイプ状である必要はない。
すなわち、第一処理剤および第二処理剤のそれぞれを保
持できるカラム部をパイプ等の部材で連結した構成とな
っていてもよい。
【0047】本発明を用いた水処理装置は、第一処理剤
および第二処理剤が処理カラム内に配置された状態で、
オゾンガス供給部から処理カラム内にオゾンガスが供給
され、給水部から被処理水を処理カラム内に供給するこ
とで、被処理水を処理する。
【0048】処理された被処理水は、排水部から処理カ
ラム外に排出される。また、被処理水を通過したオゾン
ガスは、オゾン排出部から、排出される。
【0049】また、本発明を用いた水処理装置は、酸化
剤としてオゾンガスを用いているが、酸化剤として、過
酸化水素、次亜塩素酸を用いる場合には、これらの酸を
あらかじめ被処理水に溶解させておき、給水部から処理
カラム内に供給して処理する。
【0050】
【作用】本発明の水処理方法は、まず、酸化剤の存在下
で吸着材に被処理水を接触させる。被処理水が吸着材に
接触すると、被酸化性物質が吸着されることにより吸着
材の表面に保持されるようになる。さらに、吸着材の表
面には、酸化剤により生成された発生期酸素が存在して
おり、この発生期酸素が吸着された被酸化性物質を酸化
して、分解する。この酸化分解により易分解性の成分は
容易に分解され、難分解性の成分においても部分分解を
生じる。また、この部分分解反応は、律速反応であり、
吸着材に吸着した状態で多量の発生期酸素を付与するこ
とで、分解を生じさせている。
【0051】酸化剤の存在下で吸着材で処理された被処
理水は、酸化剤の存在下で触媒成分と接触する。被処理
水と触媒成分が接触することにより、被処理水に含まれ
る被酸化性物質が触媒成分により酸化され、分解する。
この触媒成分を用いる酸化分解を行うことで、部分分解
されていた難分解性成分も完全に分解される。
【0052】本発明の水処理方法は、易分解性成分は酸
化剤により容易に分解されるとともに、難分解性成分は
部分分解した後に触媒成分を用いて分解していること
で、高い浄化性能を発揮している。
【0053】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。
【0054】本発明の実施例として、水処理用装置を作
製し、被酸化性物質を有する被処理水を処理した。作製
された水処理用装置を図1に示した。
【0055】(水処理用装置)図1に示される水処理用
装置は、被処理水を流下させるカラム1内に第一処理剤
2および第二処理剤3が納められるとともに、第一処理
剤2の上流側にオゾンガスが排出される排出口4および
被処理水を供給する供給口5、第二処理剤3の下流側に
オゾンガスを供給するバブラー6および被処理水が排出
される排水口7が、設けられた構造を有している。ここ
で、上流側、下流側とは、被処理水の流れを基準として
いる。
【0056】すなわち、本実施例の水処理用装置は、垂
直方向に配置された直径が30mm、長さが2mの円筒
状のカラム1と、カラム1の上方に開口する開口部を有
する処理水供給口5と、カラム1内に配置された吸着材
を有する第一処理剤2と、第一処理剤2の下流側に第一
処理剤2と接触しないように配置された触媒成分を有す
る第二処理剤3と、カラム1の下端から処理水を排出す
る処理水排出口7と、カラム1の下端にもうけられカラ
ム1内にオゾンガスを供給するバブラー6と、カラム1
の上端にもうけられ処理液を通過したオゾンガスをカラ
ム1内から排出するオゾン排出口4と、から構成されて
いる。
【0057】また、カラム1内に供給あるいは排出され
るオゾンガスおよび被処理水は、その供給量および排出
量を制御する制御装置が、それぞれの供給部あるいは排
出部に設けられている。
【0058】本実施例の水処理用装置は、第一処理剤2
および第二処理剤3にそれぞれ所定の物質を配置した状
態で、オゾンガスをバブラー6からカラム1内に供給す
るとともに、処理水供給口4から被処理水を供給する。
また、処理水排出口7から浄化された被処理水が排出さ
れる。さらに、オゾン排出口4から、カラム1内を通過
したオゾンガスが排出される。ここで、第一処理剤2お
よび第二処理剤3は、カラム1内の所定の位置にセラミ
ックス製のスノコを設置し、このスノコの上流側にそれ
ぞれの処理剤を配置した。
【0059】本実施例においては、吸着材および金属触
媒は、以下の材料が用いられた。
【0060】吸着材A : 比表面積が320m2、平
均粒径が10mmの球状活性炭である。
【0061】吸着材B : 比表面積が900m2、直
径が5mm、長さ10mmのペレット状に成形された活
性炭に、1g/lの割合でPdを担持させたペレット状
活性炭である。
【0062】金属触媒A : 市販のMnO2粉末をア
ルミナ系バインダーを用いて、ペレット状に成形し、3
00℃で乾燥、焼成したペレット状触媒である。
【0063】この金属触媒Aは、市販のMnO2粉末1
000g、ベーマイトアルミナ系バインダー粉末200
gおよび適量の水とを混練し、造粒機を用いて直径5m
m、長さ10mmのペレット状に成形し、300℃で乾
燥させて製造された。
【0064】金属触媒B : 市販のNi23粉末をア
ルミナ系バインダーを用いて、ペレット状に成形し、3
00℃で乾燥、焼成したペレット状触媒である。
【0065】この金属触媒Bは、市販のNi23粉末1
000g、ベーマイトアルミナ系バインダー粉末200
gおよび適量の水とを混練し、造粒機を用いて直径5m
m、長さ10mmのペレット状に成形し、300℃で乾
燥させて製造された。
【0066】(試験液)試験液は、試薬フミンを用いて
作製されたCOD濃度が100ppm、TOC濃度が6
3ppmの溶液である。
【0067】詳しくは、試薬フミン1gを、1mol/
lのNaOH10lに溶解させ、このフミン溶解液に2
0gのNaClを添加して溶解させた。さらに、硫酸を
添加して溶液のpHを6.5として、5Cのろ紙を用い
てろ過して得られたろ液が試験液として用いられた。
【0068】(浄化)水処理用装置を用いて試験液の浄
化処理を行った。
【0069】(実施例1)実施例1は、水処理用装置の
第一処理剤に吸着材Aを、第二処理剤に金属触媒Aを用
いた例である。このとき、吸着材Aおよび金属触媒Aの
配合量は、吸着材Aが500ml、金属触媒Aが500
mlであった。
【0070】(比較例1)比較例1は、1000mlの
金属触媒Aのみをカラム内に配置した例である。
【0071】(比較例2)比較例2は、1000mlの
吸着材Aのみをカラム内に配置した例である。
【0072】(比較例3)比較例3は、オゾンガスのみ
でCOD成分を除去する例である。詳しくは、実施例1
の装置から、吸着材Aおよび金属触媒Aを取り除いた例
である。
【0073】(比較例4)比較例4は、石炭系活性炭の
みでCOD成分を除去する例である。詳しくは、比表面
積が320m2、直径1mm、長さ3mmのペレット状
に成形された石炭系活性炭のみを用いた例である。この
とき、用いられた石炭系活性炭は、カラム内で1200
mlであった。
【0074】実施例1および比較例1〜4の水処理用装
置を用いて、表1に示される条件で試験液の処理を行っ
た。すなわち、1000ml/hrで試験液を供給、排
出した。このときの処理水排出口から排出された試験液
のCOD濃度およびTOC濃度を測定し、測定結果を図
2および図3に示した。ここで、COD濃度およびTO
C濃度の測定は、それぞれ、COD濃度はJIS−K0
102に規定された排水中のCOD分析法により、TO
C濃度は全有機炭素計TOC−5000A(島津製作所
製)を用いて測定された。
【0075】
【表1】
【0076】表1より、実施例1および比較例1〜3に
おいて供給されるオゾンガスは、10g/m3の濃度
で、0.072m3/hrの流速で供給された。また、
比較例4は、オゾンガスが供給されない状態で浄化され
た例である。
【0077】図2および図3より、本発明の水処理方法
を用いた水処理用装置である実施例1は、測定されるC
OD濃度およびTOC濃度が低く、高い分解性能を有し
ていることがわかる。
【0078】詳しくは、実施例1は、経過日数が増加し
ても、COD濃度およびTOC濃度の測定値が20pp
m近辺で安定しており、安定した浄化性能が保持されて
いることがわかる。
【0079】さらに、実施例1および比較例1〜4の例
における30日後のCOD濃度およびTOC濃度の測定
結果を表2に示した。
【0080】
【表2】
【0081】さらに、吸着材および金属触媒を変更し
て、試験液を浄化した。
【0082】(実施例2)実施例2は、水処理用装置の
第一処理剤に吸着材Bを、第二処理剤に金属触媒Bを用
い、さらに酸化剤としてH22を用いて浄化した例であ
る。このとき、吸着材Bおよび金属触媒Bの配合量は、
実施例1と同様にそれぞれ500mlずつであった。ま
た、吸着材Bおよび金属触媒Bのペレットは、実施例1
と同様に配置されている。
【0083】また、H22の添加は5%H22溶液を処
理水供給口の開口部で10ml/hrの割合で試験液に
溶解させることで供給した。また、このとき、オゾンガ
スの供給はなかった。
【0084】(実施例3)実施例3は、水処理用装置の
第一処理剤に吸着材Bを、第二処理剤に金属触媒Bを用
い、さらに酸化剤としてNaClOを用いて浄化した例
である。このとき、吸着材Bおよび金属触媒Bの配合量
は、実施例1と同様にそれぞれ500mlずつであっ
た。また、吸着材Bおよび金属触媒Bのペレットは、実
施例1と同様に配置されている。
【0085】また、NaClOの添加は、10%NaC
lO溶液を処理水供給口の開口部で10ml/hrの割
合で試験液に溶解させることで供給した。また、このと
き、オゾンガスの供給はなかった。
【0086】(比較例5)比較例5は、酸化剤としてH
22を用いて、金属触媒のみで浄化を行った例である。
詳しくは、実施例2の処理装置から吸着材Bを取り除
き、金属触媒Bの量を1000mlとした処理装置を用
いて、5%H22を処理水供給口の開口部で10ml/
hrの割合で試験液に溶解させることで供給して行われ
た。また、このとき、オゾンガスの供給は、なされなか
った。
【0087】(比較例6)比較例6は、酸化剤としてN
aClOを用いて、金属触媒のみで浄化した例である。
詳しくは、比較例5の処理装置と同じ処理装置を用い
て、10%NaClOを処理水供給口の開口部で12m
l/hrの割合で試験液に溶解させることで供給して行
われた。また、このとき、オゾンガスの供給は、なされ
なかった。
【0088】(比較例7)比較例7は、酸化剤としてH
22を用いて、吸着材のみで浄化を行った例である。詳
しくは、実施例2の処理装置から金属触媒Bを取り除
き、吸着材Bの量を1000mlとした処理装置を用い
て、5%H22を処理水供給口の開口部で10ml/h
rの割合で試験液に溶解させることで供給して行われ
た。また、このとき、オゾンガスの供給は、なされなか
った。
【0089】(比較例8)比較例7は、酸化剤としてN
aClOを用いて、吸着材のみで浄化を行った例であ
る。詳しくは、比較例7と同様な処理装置を用いて、1
0%NaClOを処理水供給口の開口部で12ml/h
rの割合で試験液に溶解させることで供給して行われ
た。また、このとき、オゾンガスの供給は、なされなか
った。
【0090】(比較例9)比較例9は、酸化剤としてH
22のみで試験液の浄化を行う例である。詳しくは、実
施例2の処理装置から金属触媒Bおよび吸着材Bを取り
除いた構成の処理装置を用いて、5%H22を処理水供
給口の開口部で10ml/hrの割合で試験液に溶解さ
せることで供給して行われた。また、このとき、オゾン
ガスの供給は、なされなかった。
【0091】(比較例10)比較例10は、酸化剤とし
てNaClOのみで試験液の浄化を行う例である。詳し
くは、実施例2の処理装置から金属触媒Bおよび吸着材
Bを取り除いた構成の処理装置を用いて、10%NaC
lOを処理水供給口の開口部で12ml/hrの割合で
試験液に溶解させることで供給して行われた。また、こ
のとき、オゾンガスの供給は、なされなかった。
【0092】なお、実施例2、3および比較例5〜10
において用いられた酸化剤の投入量は、その発生期酸素
量が実施例1のオゾンガスの供給により生じる発生期酸
素量とほぼ同じになるように決定されている。
【0093】すなわち、実施例1に用いられたオゾンガ
スは、10g/m3×0.072m3/hr=0.72g
/hrの投入量であり、オゾン(O3)に含まれる発生
期酸素量は(O/O3)であるから、オゾンガスに含ま
れる発生期酸素量は、0.72×(16/48)=0.
24g/hrであった。
【0094】同様に、H22は、10g/hr×0.0
5=0.5g/hrの投入量で投入された。ここで、5
%H22は、比重がおよそ1.0であるため、投入量が
10g/hrとされた。すなわち、H22に含まれる発
生期酸素量は、0.5g/hr×(16/34)=0.
235g/hrであった。
【0095】さらに、NaClOは、12g/hr×
0.10=1.2g/hrの投入量で投入された。すな
わち、NaClOに含まれる発生期酸素は、1.2g/
hr×(16/74.5)=0.257g/hrであっ
た。
【0096】実施例2、3および比較例5〜10の水処
理用装置を用いて、表3に示される条件で試験液の処理
を行った。30日後のCOD濃度およびTOC濃度を測
定し、測定結果を表4に示した。ここで、このCOD濃
度およびTOC濃度の測定は、実施例1および比較例1
〜4の測定と同様の手段により行われた。
【0097】
【表3】
【0098】
【表4】
【0099】表2および表4より、酸化剤の存在下で、
吸着材よりなる第一処理剤で処理した後に触媒成分より
なる第二処理剤で処理された試験液は、COD成分およ
びTOC成分が高い除去率で除去されていることがわか
る。
【0100】
【発明の効果】本発明の水処理方法は、吸着材を有する
第一処理部で酸化剤の存在下で被処理水を処理した後
に、触媒成分を有する第二処理部で酸化剤の存在下で処
理することで、高い浄化性能を長期間にわたって保持で
きる。すなわち、本発明の水処理方法は、第一処理部に
おいて、酸化剤から生じる発生期酸素の酸化力を利用し
て難分解性の被酸化性物質を部分分解する。部分分解さ
れた難分解性の被酸化性物質は、第二処理部の触媒成分
により酸化剤の存在下で分解される。また、第一処理部
の吸着材が被酸化性物質を吸着することで長時間にわた
って酸化剤に接触させるため、高い浄化性能を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の水処理用装置の構成を示した図であ
る。
【図2】 実施例1および比較例1〜4のBOD濃度の
測定値を示した図である。
【図3】 実施例1および比較例1〜4のTOC濃度の
測定値を示した図である。
【符号の説明】
1…カラム 2…第一処理剤 3…第二処
理剤 4…オゾン排出口 5…処理水供給口 6…バブラ
ー 7…処理水排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/78 ZAB B01J 23/74 321M Fターム(参考) 4D024 AA04 AB02 BA02 BA07 BA13 BA14 DB23 4D050 AA12 AA15 AB07 AB12 AB14 AB15 AB16 AB17 AB18 AB20 AB37 AB41 AB42 BB02 BB06 BB09 BC06 BC07 BD02 BD08 CA06 4G066 AA05B AA05C AA28B BA22 BA26 CA14 DA08 4G069 AA03 AA08 BA01B BC31A BC43A BC62A BC66A BC67A BC68A BC68B CA05 CA07 CA11 DA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水に含まれる被酸化性物質を除去
    する水処理方法であり、 該被酸化性物質を含有する該被処理水を、酸化剤の存在
    下で吸着材を有する第一処理部により処理した後に、該
    酸化剤の存在下でMn、Ni、Cu、Co、Ce、Fe
    の酸化物の一種以上よりなる触媒成分を有する第二処理
    部に供給して、該被処理水に含まれる該被酸化性物質を
    分解することを特徴とする水処理方法。
  2. 【請求項2】 前記吸着材は、比表面積が20〜200
    0m2/gである請求項1記載の水処理方法。
  3. 【請求項3】 前記酸化剤は、前記被処理水と向流して
    供給されたオゾンガス、あるいは該被処理水に溶解した
    過酸化水素、次亜塩素酸である請求項1記載の水処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記吸着材は、Pt、Pd、Ruの少な
    くとも1種からなる貴金属触媒成分を有する請求項1記
    載の水処理方法。
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