JP2001149787A - 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒及びその製造方法

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JP2001149787A
JP2001149787A JP33364099A JP33364099A JP2001149787A JP 2001149787 A JP2001149787 A JP 2001149787A JP 33364099 A JP33364099 A JP 33364099A JP 33364099 A JP33364099 A JP 33364099A JP 2001149787 A JP2001149787 A JP 2001149787A
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exhaust gas
layer
catalyst
gas purifying
zeolite
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Tomomi Eto
智美 江藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン始動直後の低温時に排出される排気
ガス中のHC,CO及びNOxのうち、特にHCを効率
よく浄化することができる排気ガス浄化用触媒を提供す
る。 【解決手段】 触媒成分担持層を有する一体構造型触媒
において、モノリス担体上にゼオライトを主成分とする
第1層を設け、該第1層の上に触媒成分としてパラジウ
ム(Pd)、白金(Pt)及びロジウム(Rh)からな
る群より選ばれた少なくとも1種を含む触媒成分層を設
けて成り、該第1層及び/又は触媒成分層が超高疎水性
材料を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のエンジ
ン始動時の排気ガスを浄化する排気ガス浄化用触媒に関
し、特に、自動車等の内燃機関からエンジン始動直後の
低温時に排出される排気ガス中の炭化水素(以下、「H
C」と称す)、一酸化炭素(以下、「CO」と称す)及
び窒素酸化物(以下、「NOx」と称す)のうち、特
に、HCを効率良く浄化することができる排気ガス浄化
用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関のエンジン始動時の低温
域で大量に排出されるHCの浄化を目的に、ゼオライト
を用いたHC吸着触媒が開発されている。かかるHC吸
着触媒は、三元触媒が活性化しないエンジン始動時の低
温域において大量に排出されるHCを一時的に吸着して
保持し、次に排気ガス温度が上昇することにより三元触
媒が活性化した時に、HCを徐々に脱離して浄化するも
のである。
【0003】このようなエンジン始動直後の低温時に排
出される排気ガス中のHCの低減を目的に、HCを吸着
材を用いて一時的にHCを貯蔵し、三元触媒が活性化し
た後に脱離させ、三元触媒で浄化する方法が検討されて
いる。
【0004】かかるHC吸着材を用いた発明としては、
例えば、特開平2−56247号公報、特開平6−74
019号公報、特開平6−142457号公報等に開示
されているものがある。
【0005】特開平2−56247号公報は、ゼオライ
トを主成分とする第1層の上に、Pt,Pd,Rh等の
貴金属を主成分とする第2層を設けた排気ガス浄化用触
媒が提案されている。
【0006】また、特開平6−74019号公報は、排
気流路にバイパス流路を設け、エンジン始動直後のコー
ルド時に排出されるHCをバイパス流路に配置したHC
吸着材に一旦吸着させ、その後流路を切り替え、下流の
三元触媒が活性化した後、排気ガスの一部をHC吸着触
媒に通じ、脱離したHCを徐々に後段の三元触媒で浄化
するシステムを提案している。
【0007】また、特開平6−142457号公報は、
低温域で吸着したHCが脱離する際に、脱離HCを含む
排気ガスを熱交換器で予熱し、三元触媒での浄化を促進
するシステムを提案している0
【発明が解決しようとする課題】
【0008】しかしながら、前記公報中に記載されたゼ
オライト層の上に三元層を設けた排気ガス浄化用触媒で
は、内燃機関の始動直後の排気ガス低温域においてゼオ
ライトに吸着されたHCが、排気ガス温度の上昇に伴い
脱離してくる際、上層の三元触媒の活性が不十分である
と、脱離HCが未浄化のまま排出されるため、エミッシ
ョンの低減効果が十分に得られなくなるという問題があ
る。
【0009】即ち、ゼオライトに吸着されたHCが排気
ガス温度の上昇に伴い脱離してくるタイミングと、その
脱離HCを浄化するための三元触媒の活性化のタイミン
グとのマッチングが、十分図れている事が有効なエミッ
ション低減につながる。このため、前記公報中に記載さ
れたHC吸着材を用いたシステムでは、HCの脱離遅延
化や三元触媒の早期活性化を図るため、高温ガスのバイ
パス法や三元触媒暖気のための熱交換器が使用されてい
るが、システム構成が煩雑化し、しかも十分な効果が得
られず、コストが著しく向上する。従って、有効且つ安
価なHC脱離域と三元活性化域とのマッチング技術が望
まれている。本発明の目的は、エンジン始動直後の低温
時に排出される排気ガス中のHC,CO及びNOxのう
ち、特にHCを効率良く浄化することができる排気ガス
浄化用触媒を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒コート層
構成において、ゼオライト層及び/又は触媒成分層に超
高疎水性材料を含有させ、疎水性及び耐水熱性の向上を
図ることにより、ゼオライトから脱離してくるHCが遅
延化され、三元活性化域とのマッチングが向上し、大幅
な脱離HC浄化性能の向上効果が得られることを見出
し、本発明に到達した。
【0011】本発明の排気ガス浄化用触媒は、触媒成分
担持層を有する一体構造型触媒において、モノリス担体
上にゼオライトを主成分とする第1層を設け、該第1層
の上に触媒成分としてパラジウム(Pd)、白金(P
t)及びロジウム(Rh)からなる群より選ばれた少な
くとも1種を含む触媒成分層を設けて成り、該第1層及
び/又は触媒成分層が超高疎水性材料を含有することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の排気ガス浄化用触媒は、
触媒成分担持層を有する一体構造型触媒において、モノ
リス担体上に炭化水素の吸着に有効なゼオライトを主成
分とする第1層を設け、該第1層の上に触媒成分として
パラジウム(Pd)、白金(Pt)及びロジウム(R
h)からなる群より選ばれた少なくとも1種を含む触媒
成分層を設けて成り、該第1層及び/又は触媒成分層に
超高疎水性材料を含有する。
【0013】モノリス担体上に炭化水素の吸着に有効な
ゼオライトを主成分とする層を、またその上に三元触媒
成分層を設けることで、下層に配置されたゼオライト層
は、上層の三元層に比べて暖気が遅いため、少しでも長
く吸着したHCを保持でき、逆に三元層は早く暖気し活
性化されるため、HCの吸着・脱離・浄化のバランスが
良くなる。更に、該ゼオライト層及び触媒成分層のいづ
れか、或いは両者に超高疎水性材料を含有することで、
HCの吸着効率を上げると共に、HCの脱離遅延化が図
れる。これより、HC脱離域と三元活性化域のマッチン
グが向上し、ゼオライトから脱離してくるHCの後処理
の効率化が図れる。
【0014】該超高疎水性材料としては、シリカ(Si
2 )、チタニア(TiO2 )、マグネシア(Mg
O)、カルシア(CaO)、ジルコニア(ZrO2 )及
びこれらの任意の混合物を好適に挙げることができる。
これらを、該ゼオライト層及び触媒成分層に含有させる
ことで、良好な疎水性を発揮できる。
【0015】上記シリカは、1nm以上4nm未満の領
域に細孔径分布のピークを有するもの(メソポーラスシ
リカ)が好適である。シリカ多孔体の細孔径分布が1n
m未満の平均細孔径では、ゼオライト細孔への排気ガス
成分の拡散が阻害されると共にシンタリングによる細孔
閉塞の影響が大きく、4nmを超える平均細孔径では疎
水化の効果が不十分となる。
【0016】ゼオライトを主成分とする第1層の上の触
媒成文担持層は、触媒成分としてPdを含有するかもし
くはPdとRhを含有する第2層と、該第2層の上に位
置する触媒成分としてRhを含有する第3層とから成
り、第1層と、第2層及び第3層の三元触媒の総コート
重量比率が9:1〜1:4であることが好ましい。
【0017】触媒コート層構造としては、モノリス担体
上にHC吸着材であるゼオライト、その上に三元層を設
けることで、ゼオライトから脱離してくるHCの後処理
の効率化が図れる。更に、ゼオライト層の上に、触媒成
分としてHC酸化に優れたPdを配置し、同一層内にR
hを共存、あるいは、その上にRh層を設けることで、
脱離HCにより三元触媒層内がリッチ雰囲気になって
も、HC,CO,NOxの浄化をバランス良く行なうこ
とができる。
【0018】更に、PやPb等による被毒の影響を受け
やすいPdをRhと共存させるか、あるいはPdの外側
にRh層を配置することで、被毒の影響を少なくでき
る。更に、該第1層と、該第2層及び第3層の三元触媒
の総コート重量比率が9:1〜1:4であることが好ま
しいのは、当該規定値より三元層の割合が多くなると、
下層に配置されたゼオライト層へのガス拡散が悪くな
り、十分な吸着性能が得られず、一方当該規定値より三
元層の割合が少なくなると、脱離してくるHCの酸化性
能及び排気ガスの浄化性能が十分に得られなくなる。
【0019】好適には、第1層のゼオライト粉末及び/
又は触媒成分層の触媒成分担持粉末が、超高疎水性材料
で被覆されることで、良好な疎水性を発揮することがで
きる。
【0020】また、第1層のゼオライト粉末及び/又は
該触媒成分層の触媒成分担持粉末100重量部に対し
て、該超高疎水性材料が1重量部以上60重量部未満で
含有されることが好ましい。1重量部未満では、疎水性
向上の効果が得られないことがあり、60重量部を超え
ると、逆にゼオライトの吸着・脱離性能の悪化、及び触
媒成分の三元性能の悪化を招く恐れがある。
【0021】更に好適には、総触媒成分担持粉末100
重量部に対して、該超高疎水性材料を含有した触媒成分
担持粉末が、5重量部以上80重量部未満であることが
好ましく、5重量部未満では、疎水性向上の効果が得ら
れないことがあり、80重量部を超えると、逆に触媒成
分の三元性能の悪化を招く恐れがある。
【0022】第1層のゼオライト種は、少なくともSi
/2Al比が10〜500のH型βでオライトを含むこ
とが好ましい。該βゼオライトは、他のゼオライトに比
べて耐熱性が高く、構造安定性に優れる。また、他のゼ
オライトが吸着に有効なHC分子径範囲が狭いのに対
し、βゼオライトは大小2種の細孔径を有するため、細
孔が入り組み細孔構造を複雑にし、多種のHCを有効に
吸着できる。また、該βゼオライトのSi/2Al比は
10〜500の範囲であることが望ましく、Si/2A
l比が10未満になると、排ガス中に共存する水分子の
吸着阻害が大きく、有効にHCを吸着することができな
い。逆にSi/2Al比が500を超えると、HCの吸
着量が減少する。
【0023】該第1層のゼオライト種はH型βゼオライ
トと共に、更にMFl、Y型、USY、モルテサイト、
フェリエライト、A型ゼオライト、X型ゼオライト、A
IPO4 及びSAPOから成る群より選ばれる少なくと
も1種を用いることが好ましい。これらゼオライトは、
排気ガス中のHC種の組成比に応じて、ゼオライト種の
細孔分布を変化させ、吸着能を向上させる。βゼオライ
トと共にこれらゼオライト種を混合させることにより、
吸着可能なHC種の範囲が更に広くなる。逆に言えば、
吸着したいHC種に対して、その吸着に可能な種々のゼ
オライト種を適宜組み合わせることができる。
【0024】更に、第1層のゼオライトに、Pd,M
g,Ca,Sr,Ba,Ag,Y,La,Ce,Nd,
P,B及びZrから成る群より選ばれた少なくとも1種
が含有されることが好ましい。ゼオライトは、H型でも
十分な吸着能力を有するが、Pd,Mg,Ca,Sr,
Ba,Y,La,Ce,Nd,P,B,Zr等をイオン
交換法、含浸法、浸漬法等の通常の方法を用いて担持す
ることにより、吸着特性、脱離抑制能やゼオライトの耐
久性をさらに向上させることができる。
【0025】また、第2層及び/又は第3層に、更にP
tを共存させることが好ましい。PtがPd或いはRh
と共存することにより、更に耐被毒性を向上することが
できる。
【0026】ゼオライトを主成分とする第1層中に、更
に触媒成分担持粉末及び超高疎水性材料を含有した触媒
担持粉末のうち少なくとも1種を共存させることが好ま
しい。触媒成分をゼオライト近傍に配置することで、ゼ
オライトから脱離してくるHCの後処理効率を更に向上
させることができる。
【0027】また、ゼオライトを主成分とする炭化水素
吸着材を含む第1層の上に設けた、Pd,Pt及びRh
からなる群より選ばれた少なくとも1種を含む触媒成分
層において、更にアルミナを含有するものである。
【0028】特に、高温耐久後のアルミナの構造安定性
を高め、α−アルミナヘの相転移やBET比表面積の低
下を抑制するために、上記アルミナにはセリウム、ジル
コニウム及びランタンからなる群より選ばれた少なくと
も一種が金属換算で1〜10モル%含有されることが好
ましい。1モル%未満では十分な添加効果が得られず、
10モル%を超えると添加効果は飽和してしまう。
【0029】かかるアルミナの使用量は、触媒1Lあた
り10〜200gである。10g未満だと充分な貴金属
の分散性が得られず、200gより多く使用しても触媒
性能は飽和し、顕著な改良効果は得られない。
【0030】更に、好適には、ゼオライトを主成分とす
る炭化水素吸着材を含む第1層の上に設けた、Pd,P
t及びRhからなる群より選ばれた少なくとも1種を含
む触媒成分層において、上記触媒成分に加え、更にセリ
ウム酸化物を含有する。当該セリウム酸化物は、ジルコ
ニウム、ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれ
た一種を金属換算で1〜40モル%、その残部としてセ
リウムを金属換算で60〜99モル%含むセリウム酸化
物を含有する。セリウム酸化物を含有させることによ
り、酸素吸蔵能の高いセリウム酸化物がリッチ雰囲気及
びストイキ近傍で格子酸素や吸着酸素を放出し、貴金属
の酸化状態を排気ガスの浄化に適したものとし、触媒性
能の低下を抑制できる。1〜40モル%としたのは、セ
リウム酸化物(CeO2 )にジルコニウム、ネオジウム
及びランタンからなる群より選ばれた少なくとも一種の
元素を添加して、CeO2 の酸素放出能やBET比表面
積、熱安定性を顕著に改良するためである。1モル%未
満ではCeO2 のみの場合と変わらず、上記した元素の
添加効果が現れず、40モル%を越えるとこの効果が飽
和もしくは逆に低下する。
【0031】更に、好適には、ゼオライトを主成分とす
る炭化水素吸着材を含む第1層の上に設けた、Pd,P
t及びRhからなる群より選ばれた少なくとも1種を含
む触媒成分層において、更にセリウム、ネオジウム及び
ランタンからなる群より選ばれた一種を含むジルコニウ
ム酸化物を含有する。当該ジルコニウム酸化物は、セリ
ウム、ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれた
一種の元素を金属換算で1〜40モル%、その残部とし
てジルコニウムを金属換算で60〜99モル%含むジル
コニウム酸化物が含有されるものである。1〜40モル
%としたのは、ジルコニウム酸化物(ZrO2 )にセリ
ウム、ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれた
少なくとも一種の元素を添加して、ZrO2 の酸素放出
能やBET比表面積、更には熱安定性を顕著に改良する
ためである。1モル%未満ではZrO2 のみの場合と変
わらず、上記した元素の添加効果が現れず、40モル%
を越えるとこの効果が飴和もしくは低下する。
【0032】該触媒成分層に、セリウム、ネオジウム及
びランタンからなる群より選ばれた少なくとも一種を含
有するジルコニウム酸化物を粉末を含有させることによ
り、ジルコニウム酸化物がリッチ雰囲気及びストイキ近
傍で格子酸素や吸着酸素を放出し、貴金属の酸化状態を
排気ガスの浄化に適したものとするため、貴金属の触媒
性能の低下を抑制できる。
【0033】また、更に、アルカリ金属及びアルカリ土
類金属からなる群より選ばれた少なくとも一種が含有さ
れることが好ましい。使用されるアルカリ金属及び/又
はアルカリ土類金属には、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム及びバリウムが含まれる。これらを触媒成分担持
層に含有させると、リッチ雰囲気下でのHC吸着被毒作
用を緩和し、また貴金属のシンタリングを抑制するた
め、低温活性や還元雰囲気での活性を更に向上させるこ
とができる。その含有量は触媒1L中1〜40gであ
る。1g未満では、炭化水素類の吸着被毒や貴金属のシ
ンタリングを抑制できず、40gを越えても有為な増量
効果が得られず逆に性能を低下させる。
【0034】本発明の排気ガス浄化用触媒を製造するに
あたり、HC吸着層及び三元触媒層の性能を有効に発現
させるために、ゼオライト層を第1層(内層側)に配置
し、触媒成分としてパラジウム(Pd)、白金(Pt)
及びロジウム(Rh)からなる群より選ばれた少なくと
も1種を含む触媒成分層をその上に配置する。
【0035】該触媒成分層の貴金属の原料化合物として
は、ジニトロジアンミン酸塩、塩化物、硝酸塩等の水溶
性のものであれば任意のものが使用できる。
【0036】水の除去は、例えば濾過法や蒸発乾固法等
の公知の方法の中から適宣選択して行うことができる。
本発明に用いる貴金属担持粉末を得るための最初の熱処
理は、特に制限されないが、添加した貴金属を分散性良
く担持するため、例えば400℃〜800℃の比較的低
温で空気中及び/または空気流通下で焼成を行うことが
好ましい。
【0037】更に、該ゼオライト層及び触媒成分層のい
づれか、或いは両者に含有させる超高疎水性材料として
は、シリカ(SiO2 )、チタニア(TiO2 )、マゲ
ネシア(MgO)、カルシア(CaO)又はシジルコニ
ア(ZrO2 )及びこれらの任意の混合物を挙げること
ができ、該ゼオライト層への含有方法としては、ゼオラ
イトヘの超高疎水性材料の付着が挙げられる。典型的に
は、ゼオライトの骨格を保持したまま行われ、この結
果、ゼオライトの特性を損なうことなく、優れた疎水性
及び耐水熱性が付与される。
【0038】また、該触媒成分層への含有方法として
は、触媒活性成分(Rh,Pt,Pd)への超高疎水性
材料の付着、或いは超高疎水性材料への触媒活性成分
(Rh,Pt,Pd)の付着が挙げられる。また、超高
疎水性材料は、高温焼成されていることが好ましく、具
体的には600〜1000℃で焼成することが好まし
い。該SiO2 、TiO2 、MgO、CaO又はZrO
2 などを高温焼成すると、表面のOH基が除去された酸
化物が得られ、これらがゼオライトや触媒活性成分の粒
子を被覆すると考えられ、これらの疎水性及び耐水熱性
を有意に向上する。特に、SiO2 については、1nm
以上4nm未満の細孔を有するもの(メソポーラス)が
好適である。
【0039】更に、第1層のゼオライトに、Pd,M
g,Ca,Sr,Ba,Y,La,Ce,Nd,P,
B,Zrから選ばれた少なくとも1種以上を含浸担持さ
せることができる。これら金属化合物は、酸化物、酢酸
塩、硝酸塩及び水酸化物等の水溶性のものを、イオン交
換法、含浸法、浸漬法等の通常の方法を用いて担持する
ことにより、ゼオライト上に分散性良く担持することが
可能となる。担持後の水分除去法としては、乾燥し、次
いで空気中及び/または空気流通下で200〜600℃
の比較的低温で焼成するものである。かかる焼成温度が
200℃未満だと金属化合物が酸化物形態になることが
十分にできず、逆に600℃を越えても焼成温度の効果
は蝕和し、顕著な差異は得られない。
【0040】更には、第2層及び第3層の少なくともい
づれかには、Ptを含有させることができる。原料化合
物としては、ジニトロジアンミン酸塩、塩化物、硝酸塩
等の水溶性のものであれば任意のものが使用できる。
【0041】更に、好ましくは、該触媒成分層に、アル
ミナ粉末やジルコニウム酸化物粉末に、ジルコニウム、
ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれる少なく
とも一種を含有するセリウム酸化物を添加することによ
り、還元雰囲気下において、貴金属の酸化状態を、排気
ガス浄化に適した状態に、より有効に維持することがで
きる。
【0042】また、好ましくは、該触媒成分層に、セリ
ウム、ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれる
少なくとも一種を含むジルコニウム酸化物粉末を加える
こともできる。当該セリウム、ネオジウム及びランタン
からなる群より選ばれる少なくとも一種を含むジルコニ
ウム酸化物粉末を添加することにより、還元雰囲気下に
おいて、貴金属の酸化状態を、排気ガス浄化に適した状
態に、より有効に維持することができる。
【0043】このようにして得られる本発明にかかる排
気ガス浄化用触媒は、無担体でも有効に使用することが
できるが、粉砕・スラリーとし、触媒担体にコートし
て、400〜900℃で焼成して用いることが好まし
い。
【0044】具体的には第1層として、βゼオライトを
主成分としたゼオライト粉末にシリカルをを加えて湿式
にて粉砕してスラリーとし、触媒担体に付着させ、40
0〜650℃の範囲の温度で空気中及び/または空気流
通下で焼成を行う。次に第2層として、Pd担持粉末
と、アルミナ粉末と、上記セリウム酸化物粉末に、アル
ミナゾルを加えて湿式にて粉砕してスラリーとし、触媒
担体に付着させ、400〜650℃の範囲の温度で空気
中及び/または空気流通下で焼成を行う。
【0045】次に第3層として、Rh担持粉末と、アル
ミナ粉末と、上記ジルコニウム酸化物粉末に、アルミナ
ゾルを加えて湿式にて粉砕してスラリーとし、触媒担体
に付着させ、400〜650℃の範囲の温度で空気中及
び/または空気流通下で焼成を行う。該第2層、第3層
には、更にPtを加えてもよい。また、該ゼオライト粉
末及び触媒成分担持粉末の少なくともいづれか、或いは
両者には、超高疎水性材料を付着させるものとする。
【0046】触媒担体としては、公知の触媒担体の中か
ら適量選択して使用することができ、例えば耐火性材料
からなるモノリス担体やメタル担体等が挙げられる。前
記触媒担体の形状は、特に制限されないが、通常はハニ
カム形状で使用することが好ましく、ハニカム状の各種
基材に触媒粉末を塗布して用いる。
【0047】このハニカム材料としては、一般にセラミ
ツク等のコージェライト質のものが多く用いられるが、
フエライト系ステンレス等の金属材料からなるハニカム
材料を用いることも可能であり、更には触媒成分粉末そ
のものをハニカム状に成形しても良い。触媒の形状をハ
ニカム状とすることにょり、触媒と排気ガスとの接触面
積が大きくなり、圧力損失も抑制できるため自動車用排
気ガス浄化用触媒として用いる場合に極めて有効であ
る。
【0048】ハニカム材料に付着させる触媒成分コート
層の量は、触媒成分全体のトータルで、触媒1Lあた
り、50g〜400gが好ましい。触媒成分担持層が多
い程、触媒活性や触媒寿命の面からは好ましいが、コー
ト層が厚くなりすぎると、触媒成分担持層内部で反応ガ
スが拡散不良となり触媒と十分に接触できないため、活
性に対する増量効果が飽和し、更にはガスの通過抵抗も
大きくなってしまう。このため、コート層量は、上記触
媒1Lあたり50g〜400gが好ましい。
【0049】更に好ましくは、得られた排気ガス浄化用
触媒に、アルカリ金属及び/またはアルカリ土類金属を
含浸担持させることもできる。使用できるアルカリ金属
及びアルカリ土類金属としては、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、
ストロンチウム、バリウムからなる群より選ばれる少な
くとも一種の元素である。
【0050】使用できるアルカリ金属及びアルカリ土類
金属の化合物は、酸化物、酢酸塩及び水酸化物等の水溶
性のものである。これにより、貴金属の近傍に塩基性元
素であるアルカリ金属及び/またはアルカリ土類金属を
分散性良く担持することが可能となる。
【0051】即ち、アルカリ金属及び/またはアルカリ
土類金属化合物からなる粉末の水溶液を、ウォッシュコ
ート成分を担持した上記担体に含浸し、乾燥し、次いで
空気中及び/または空気流通下で200〜600℃の比
較的低温で焼成するものである。かかる焼成温度が20
0℃未満だとアルカリ金属及びアルカリ土類金属化合物
が酸化物形態になることが十分にできず、逆に600℃
を越えても焼成温度の効果は飽和し、顕著な差異は得ら
れない。
【0052】
【実施例】本発明を、次の実施例及び比較例により説明
する。
【0053】実施例1 βゼオライト粉末(H型、Si/2Al=25)300
gと、超高疎水性材料としてのメソポーラスシリカ75
gとを、蒸留水1000ccに混合・撹拝し、アンモニ
アを添加して液pH約7.87にした。次いで、該液を
濾過することにより、固液分離し、得られたゼオライト
ケーキを80℃で12時間以上乾燥し、余分な水分を除
去した。この乾燥粉を大気雰囲気下、電気炉により65
0℃で4時間焼成することにより、メソポーラスシリカ
担持βゼオライト粉末を得た。同様の方法でメソポーラ
スシリカ担持ZSM5ゼオライト粉末を得た。
【0054】上記メソポーラスシリカ担持βゼオライト
粉末を284g、メソポーラスシリカ担持ZSM5ゼオ
ライト粉末284g、シリカゾル(固形分20%)12
15g、水18gを磁性ボールミルに投入し、混合粉砕
してスラリー液を得た。このスラリー液をコージェライ
ト質モノリス担体に付着させ、空気流にてセル内の余剰
のスラリーを取り除いて乾燥し、400℃で1時間焼成
した。この時の塗布量として、焼成後に約100g/L
になるまでコーティング作業を繰り返し、触媒−Aを得
た。
【0055】Ce3mol%を含むアルミナ粉末に、ジ
ニトロジアミンパラジウム水溶液を含浸或いは高速攪拌
中で噴霧し、150℃で24時間乾燥した後、4000
cで1時間、次いで600℃で1時間焼成し、Pd担持
アルミナ粉末(粉末A)を得た。この粉末AのPd濃度
は5.62重量%であった。粉末Aには、ランタン、ジ
ルコニウム、ネオジウム等が含まれてもよい。
【0056】Zr30重量%担持セリウム酸化物粉末
に、ジニトロジアミンパラジウム水溶液を含浸或いは高
速攪拌中で噴霧し、150℃で24時間乾燥した後、4
00℃で1時間、次いで600℃で1時間焼成し、Pd
担持セリウム酸化物粉末(粉末B)を得た。この粉末B
のPd濃度は2.0重量%であった。
【0057】上記Pd担持アルミナ粉末A562g、P
d担持セリウム酸化物粉末B288g、および硝酸酸性
アルミナゾル950g(ベーマイトアルミナ10重量%
に10重量%の硝酸を添加することによって得られたゾ
ル)を磁性ボールミルに投入し、混合粉砕してスラリー
液を得た。このスラリー液を上記コート触媒−Aに付着
させ、空気流にてセル内の余剰のスラリーを取り除いて
乾燥し、4000cで1時間焼成し、コート層重量60
g/Lを塗布し、触媒Bを得た。
【0058】Zr3重量%を含むアルミナ粉末に、硝酸
ロジウム水溶液を含浸或いは高速攪拌で噴霧し、150
℃で24時間乾燥した後、400℃で1時間、次いで6
000℃で1時間焼成し、Rh担持アルミナ粉末(粉末
C)を得た。この粉末CのRh濃度は1.1重量%であ
った。上記Rh担持アルミナ粉末C366g、Ce30
重量%を含むジルコニウム酸化物粉末300g、硝酸酸
性アルミナゾル1135gを磁性ボールミルに投入し、
混合粉砕してスラリー液を得た。このスラリー液を上記
コート触媒−Bに付着させ、空気流にてセル内の余剰の
スラリーを取り除いて乾燥し、400℃で1時間焼成
し、コート層重量40g/Lを塗布し、触媒を得た。上
記セリウム酸化物粉末、アルミナ粉末にはランタン、ネ
オジウム、等が含まれてもよい。
【0059】次いで、上記触媒成分担持コージェライト
質モノリス担体に酢酸バリウム溶液を付着させた後、4
00℃で1時間焼成し、BaOとして10g/Lを含有
させて、排気ガス浄化用触媒を得た。
【0060】実施例2 ゼオライトとして、メソポーラスシリカ担持ゼオライト
粉末の代わりに、βゼオライト粉末(H型、Si/2A
l=25)を用いて触媒−Aを得た。次に触媒−Bを得
るにあたり、Pd担持アルミナ粉末の一部を、Pd担持
メソポーラスシリカ粉末とし、該Pd担持アルミナ粉末
が449.6g、Pd担持メソポーラスシリカ粉末が1
12.4gとしたこと以外は、実施例1と同様にして排
気ガス浄化用触媒を得た。
【0061】実施例3 触媒−Bを得るにあたり、Pd担持アルミナ粉末の一部
を、Pd担持メソポーラスシリカ粉末とし、Pd担持ア
ルミナ粉末が449.6g、Pd担持メソポーラスシリ
カ粉末が112.4gとしたこと以外は、実施例1と同
様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0062】実施例4 超高疎水性材料をMgOとしたこと以外は、実施例1と
同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0063】実施例5 超高疎水性材料をCaOとしたこと以外は、実施例1と
同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0064】実施例6 超高疎水性材料をZrO2 としたこと以外は、実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0065】実施例7 超高疎水性材料をTiO2 としたこと以外は、実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0066】実施例8 ゼオライトとして、βゼオライト粉末(H型、Si/2
Al=75)189g、ZSM5−ゼオライト粉末18
9g、USYゼオライト粉末189g、シリカゾル(固
形分20%)1215gを用いた以外は、実施例1と同
様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0067】実施例9 ゼオライトとして、βゼオライト粉末(H型、Si/2
Al=75)189g、ZSM5−ゼオライト粉末18
9g、AlPO4 粉末189g、シリカゾル(固形分2
0%)1215gを用いた以外は、実施例1と同様にし
て排気ガス浄化用触媒を得た。
【0068】実施例10 ゼオライトとして、βゼオライト粉末(H型、Si/2
Al=75)189g、ZSM5−ゼオライト粉末18
9g、SAPO粉末189g、シリカゾル(固形分20
%)1215gを用いた以外は、実施例1と同様にして
排気ガス浄化用触媒を得た。
【0069】実施例11 ゼオライトとして、βゼオライト粉末(H型、Si/2
Al=75)189g、ZSM5−ゼオライト粉末18
9g、モルデナイト粉末189g、シリカゾル(固形分
20%)1215gを用いた以外は、実施例1と同様に
して排気ガス浄化用触媒を得た。
【0070】実施例12 ゼオライトとして、βゼオライト粉末(H型、Si/2
Al=75)189g、ZSM5−ゼオライト粉末18
9g、フェリエライト粉末100g、A型ゼオライト粉
末89g、シリカゾル(固形分20%)1215gを用
いた以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒
を得た。
【0071】実施例13 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、Pd
を含浸担持し、1500cで24時間乾燥した後、45
0℃で1時間焼成し、Pd担持βゼオライト粉末(Pd
担持量2.0重量%)及びpd担持ZSM5ゼオライト
粉末(Pd担持量2.0重量%)を得た。βゼオライト
及びZSM5ゼオライトとして、上記Pd担持粉末を用
いた以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒
を得た。
【0072】実施例14 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、Pを
含浸担持し、1500cで24時間乾燥した後、450
℃で1時間焼成し、P担持βゼオライト粉末(P担持量
0.4重量%)及びP担持ZSM5ゼオライト粉末(P
担持量0.4重量%)を得た。βゼオライト及びZSM
5ゼオライトとして、上記P担持粉末を用いた以外は、
実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0073】実施例15 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、Ca
を含浸担持し、150℃で24時間乾燥した後、450
℃で1時間焼成し、Ca担持βゼオライト粉末(Ca担
持量0.2重量%)及びCa担持ZSM5ゼオライト粉
末(Ca担持量0.2重量%)を得た。βゼオライト及
びZSM5ゼオライトとして、上記Ca担持粉末を用い
た以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を
得た。
【0074】実施例16 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、Mg
を含浸担持し、150℃で24時間乾燥した後、450
℃で1時間焼成し、Mg担持βゼオライト粉末(Mg担
持量0.4重量%)及びMg担持ZSM5ゼオライト粉
末(Mg担持量0.4重量%)を得た。βゼオライト及
びZSM5ゼオライトとして、上記Mg担持粉末を用い
た以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を
得た。
【0075】実施例17 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、La
を含浸担持し、150℃で24時間乾燥した後、450
℃で1時間焼成し、La担持βゼオライト粉末(La担
持量0.4重量%)及びLa担持ZSM5ゼオライト粉
末(La担持量0.4重量%)を得た。βゼオライト及
びZSM5ゼオライトとして、上記La担持粉末を用い
た以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を
得た。
【0076】実施例18 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、Bを
含漫担持し、150℃で24時間乾燥した後、450℃
で1時間焼成し、B担持βゼオライト粉末(B担持量
0.4重量%)及びB担持ZSM5ゼオライト粉末(B
担持量0.4重量%)を得た。βゼオライト及びZSM
5ゼオライトとして、上記B担持粉末を用いた以外は、
実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0077】実施例19 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、P、
Ca、Zr、Laを逐次含浸、乾燥、焼成により担持
し、P、Ca、Zr、La担持βゼオライト粉末(金属
担持量各0.1重量%、総金属担持量0.4重量%)及
びP、Ca、Zr、La担持ZSM5ゼオライト粉末
(金属担持量各0.1重量%、総金属担持量0.4重量
%)を得た。βゼオライト及びZSM5ゼオライトとし
て、上記P、Ca、Zr、La担持粉末を用いた以外
は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0078】実施例20 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、P、
Mg、Zr、Ceを逐次含浸、乾燥、焼成により担持
し、P、Mg、Zr、Ce担持βゼオライト粉末(金属
担持量各0.1重量%、総金属担持量0.4重量%)及
びP、Mg、Zr、Ce担持ZSM5ゼオライト粉末
(金属担持量各0.1重量%、総金属担持量0・4重量
%)を得た。βゼオライト及びZSM5ゼオライトとし
て、上記P、Mg、Zr、Ce担持粉末を用いた以外
は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0079】実施例21 βゼオライト粉末及びZSM5ゼオライト粉末に、B、
Ca、La、ee、Ndを逐次含浸、乾燥、焼成により
担持し、B、Ca、La、Ce、Nd担持ゼオライト粉
末粉末(金属担持量各0.1重量%、総金属担持量0・
5重量%)及びB、Ca、La、Ce、Nd担持ZSM
5ゼオライト粉末(金属担持量各0.1重量%、総金属
担持量0.5重量%)を得た。βゼオライト及びZSM
5ゼオライトとして、上記B、Ca、La、Ce、Nd
担持粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして排気ガ
ス浄化用触媒を得た。
【0080】実施例22 Zr3wt%を含むアルミナ粉末に、硝酸ロジウム水溶
液を含浸或いは高速撹絆中で噴霧し、150℃で24時
間乾燥した後、400℃で1時間、次いで600℃で1
時間焼成し、Rh担持アルミナ粉末(粉末E)を得た。
この粉末EのRh濃度は2.0重量%であった。Zr3
0重量%担持セリウム酸化物粉末に、ジニトロジアミン
白金水溶液を含浸或いは高速攪拌中で噴霧し、150℃
で24時間乾燥した後、400℃で1時間、1時間焼成
し、Pt担持セリウム酸化物粉末(粉末F)を得た。こ
の粉末Fの托濃度は2.5重量%であった。上記Rh担
持アルミナ粉末E161g、Pt担持セリウム酸化物粉
末F205g、Ce30重量%を含む酸化物粉末300
g、硝酸酸性アルミナゾル1135gを磁性ボールミル
に投入し、混合粉砕してスラリー液を得た。このスラリ
ー液を触媒Bに塗布する事以外は、実施例1と同様にし
て排気ガス浄化用触媒を得た。
【0081】実施例23 Zr30重量%担持セリウム酸化物粉末に、ジニトロジ
アミンバラジウム水溶液を含浸或いは高速攪拌中で噴霧
し、150℃で24時間乾燥した後、400℃で1時
間、次いで600℃で1時間焼成し、Pd担持セリウム
酸化物粉末(粉末G)を得た。この粉末GのPd濃度は
1.53重量%であった。上記Pd担持アルミナ粉末A
562g、Pd担持セリウム酸化物粉末G135g、P
t担持セリウム酸化物粉末F153g、および硝酸酸性
アルミナゾル950gを磁性ボールミルに投入し、混合
粉砕してスラリー液を得た。このスラリー液を触媒−A
に塗布する事以外は、実施例1と同様にして排気ガス浄
化用触媒を得た。
【0082】実施例24 Zr30重量%担持セリウム酸化物粉末に、ジニトロジ
アミン白金水溶液を含浸或いは高速撹挿中で噴霧し、1
50℃で24時間乾燥した後、400℃で1時間、1時
間焼成し、Pt担持セリウム酸化物粉末(粉末H)を得
た。この粉末HのPt濃度は1.25重量%であった。
Pt担持セリウム酸化物粉末Fの替わりにPt担持セリ
ウム酸化物粉末Hを用い、第2層としてPd担持アルミ
ナ粉末A562g、Pd担持セリウム酸化物粉末G13
5g、Pt担持セリウム酸化物粉末H153g、および
硝酸酸性アルミナゾル950gを磁性ボールミルに投入
し、混合粉砕してスラリー液を得て、このスラリー液を
触媒−Aに塗布する事、更に第3層としてRh担持アル
ミナ粉末E161g、Pt担持セリウム酸化物粉末H2
05g、Ce30重量%を含む酸化物粉末300g、硝
酸酸性アルミナゾル1135gを磁性ボールミルに投入
し、混合粉砕してスラリー液を得て、このスラリー液を
触媒Bに塗布する事以外は、実施例1と同様にして俳気
ガス浄化用触媒を得た。
【0083】実施例25 触媒Bを得る際に用いるPd担持アルミナ粉末Bの一部
(20wt%)を、触媒Aを得る際に混入する事以外
は、実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0084】実施例26 実施例3において触媒Bを得る際に用いるPd担持メソ
ポーラスシリカ粉末を、触媒Aを得る際に混入する事以
外は、実施例3と同様にして排気ガス浄化用触媒を得
た。
【0085】実施例27 酢酸バリウム溶液の替わりに酢酸カリウム溶液を用い、
同様の手順でK20として1g/Lを含有させること以
外は実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0086】比較例1 ゼオライトとしてβゼオライト粉末とZSM5ゼオライ
ト粉末を用いること以外は、実施例1と同様にして排気
ガス浄化用触媒を得た。
【0087】比較例2 ゼオライトとして、ゼオライト粉末100gとメソポー
ラスシリカ400gとから調製した、メソポーラスシリ
カ担持ゼオライト粉末粉末及びメソポーラスシリカ担持
ZSM5ゼオライト粉末を用いること以外は、実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0088】比較例3 触媒−Bを得るにあたり、Pd担持アルミナ粉末Bの一
部を、Pd担持メソポーラスシリカ粉末とし、上記Pd
担持アルミナ粉末B533・9g、Pd担持メソポーラ
スシリカ粉末が28.1gとしたこと以外は、実施例2
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0089】比較例4 触媒A及びBを得るにあたり、Pd担持アルミナ粉末B
とPd担持セリウム酸化物粉末CとRh担持アルミナ粉
末Dのうち、各々80%分を各貴金属担持メソポーラス
シリカ粉末としたこと以外は、実施例2と同様にして排
気ガス浄化用触媒を得た。
【0090】比較例5 第2層をRh層、第3層をPd層としたこと以外は実施
例1と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0091】比較例6 第1層(ゼオライト層)と、第2、第3三元層の総コー
ト層重量比率が、1:0.1としたこと以外は実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0092】比較例7 第1層(ゼオライト層)と、第2、第3三元層の総コー
ト層重量比率が、1:5.0としたこと以外は実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒を得た。
【0093】上記実施例1〜27及び比較例1〜7で得
られた排気ガス浄化用触媒の組成を次の表1に示す。
【0094】
【表1】
【0095】試験例 上記実施例1〜27及び比較例1〜7で得られた排気ガ
ス浄化用触媒について、下記評価条件でHC浄化特性評
価を日産自動車(株)製車両(排気量3.3L)を用い
て行なった。その結果を表2に示す。
【0096】耐久条件 エンジン排気量 3000cc 燃料 ガソリン(Pb=12mg/usg、S=
300mg) 触媒入口ガス温度 650℃ 耐久時間 100時間
【0097】性能評価条件 触媒容量1.3L 評価車両 日産自動車株式会社製V型6気筒3.3Lエ
ンジン エンジン始動時に排出される(触媒入口のガス中の)炭
化水素 炭素数 C2〜C3 21.0%(Cl成分除く) C4〜C6 33.0% C7〜C9 40.0%
【0098】
【表2】
【0099】比較例に比べて実施例は、触媒活性が高
く、後述する本発明の効果を確認することができた。
【0100】
【発明の効果】本発明の排気ガス浄化用触媒は、モノリ
ス担体上に炭化水素の吸着に有効なゼオライト、その上
に三元触媒成分層を設けることで、下層に配置されたゼ
オライト層は、上層の三元層に比べて暖気が遅いため、
少しでも長く吸着したHCを保持でき、逆に三元層は早
く暖気し活性化されるため、HCの吸着・脱離・浄化の
バランスが良い。更に、該ゼオライト層及び触媒成分層
のいづれか、或いは両者に超高疎水性材料を含有するこ
とで、HCの吸着効率を上げると共に、HCの脱離遅延
化が図れる。これより、HC脱離域と三元活性化域のマ
ッチングが向上し、ゼオライトから脱離してくるHCの
後処理の効率化が図れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 29/83 B01J 29/83 A 29/85 29/85 A F01N 3/08 F01N 3/08 A 3/10 3/10 A 3/24 3/24 E 3/28 301 3/28 301C 301P Fターム(参考) 3G091 AA02 AA17 AA28 AA29 AB03 AB10 BA03 BA11 BA14 BA15 BA19 BA39 CB02 FA02 FA04 FA12 FA13 FB02 FB11 FB12 FC07 GA06 GB01W GB01X GB01Y GB02W GB02Y GB03W GB03Y GB04W GB04Y GB05W GB06W GB07W GB07Y GB09X GB09Y GB10W GB10X GB16X HA18 4G066 AA16B AA22B AA23B AA28B AA61B AE04B BA07 BA24 CA51 DA02 FA37 4G069 AA03 BA01A BA02A BA02B BA04A BA05A BA05B BA06A BA06B BA07A BA07B BC09A BC09B BC10A BC10B BC12A BC13A BC13B BC32A BC40A BC42A BC42B BC43A BC43B BC44A BC44B BC51A BC71A BC71B BC72A BC72B BC75A BD03A BD03B BD07A BD07B CA03 CA09 CA15 DA06 EA18 ZA02A ZA02B ZA03A ZA04A ZA05A ZA05B ZA06A ZA06B ZA11A ZA11B ZA12A ZA13A ZA13B ZA19A ZA19B ZA20A ZA25A ZA26A ZA30A ZA31A ZA39A ZA39B ZA41A ZA41B

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒成分担持層を有する一体構造型触媒
    において、モノリス担体上にゼオライトを主成分とする
    第1層を設け、該第1層の上に触媒成分としてパラジウ
    ム(Pd)、白金(Pt)及びロジウム(Rh)からな
    る群より選ばれた少なくとも1種を含む触媒成分層を設
    けて成り、該第1層及び/又は触媒成分層が超高疎水性
    材料を含有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気がス浄化用触媒にお
    いて、超高疎水性材料が、シリカ、チタニア、マグネシ
    ア、カルシア及びジルコニアから成る群より選ばれた少
    なくとも1種の酸化物であることを特徴とする排気ガス
    浄化用触媒。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の排気ガス浄化用触媒にお
    いて、上記シリカが1nm以上4nm未満の領域に細孔
    径分布のピークを有することを特徴とする排気ガス浄化
    用触媒。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかの項記載の排気ガ
    ス浄化用触媒において、触媒成分層は、Pdを含有する
    かもしくはPdとRhを含有する第2層と、該第2層の
    上に位置する触媒成分としてRhを含有する第3層とか
    ら成り、第1層と、第2層及び第3層の三元触媒の総コ
    ート重量比率が9:1〜1:4であることを特徴とする
    排気ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかの項記載の排気ガ
    ス浄化用触媒において、第1層のゼオライト粉末及び/
    又は触媒成分層の触媒成分担持粉末が、超高疎水性材料
    で被覆されていることを特徴とする排気ガス浄化用触
    媒。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかの項記載の排気ガ
    ス浄化用触媒において、第1層のゼオライト粉末及び/
    又は触媒成分層の触媒成分担持粉末100重量部に対し
    て、超高疎水性材料が1重量部以上60重量部未満で含
    有されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】請求項6記載の排気ガス浄化用触媒におい
    て、総触媒成分担持粉末100重量部に対して、超高疎
    水性材料を含有した触媒成分担持粉末が5重量部以上8
    0重量部未満であることを特徴とする排気ガス浄化用触
    媒。
  8. 【請求項8】請求項1〜7いずれかの項記載の排気ガス
    浄化用触媒において、ゼオライトは、少なくともSi/
    2Al比が10〜500のH型βセオライトを含むこと
    を特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の排気ガス浄化用触媒にお
    いて、ゼオライト種がH型βゼオライトと、更にMF
    l、Y型、USY、モルデナイト、フェリエライト、A
    型ゼオライト、X型ゼオライト、AlPO4 及びSAP
    Oから成る群より選ばれる少なくとも1種を用いること
    を特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれかの項記載の排気
    ガス浄化用触媒において、第1層中に、更に、Pd,M
    g,Ca,Sr,Ba,Ag,Y,La,Ce,Nd,
    P,B及びZrから成る群より選ばれた少なくとも1種
    が含有されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10いずれかの項記載の排
    気ガス浄化用触媒において、第2層及び/又は第3層
    に、更にPtが含有されることを特徴とする排気ガス浄
    化用触媒。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11いずれかの項記載の排
    気ガス浄化用触媒において、第1層中に、更に上記触媒
    成分担持粉末及び/又は超高疎水性材料を含有した触媒
    担持粉末が含有されることを特徴とする排気ガス浄化用
    触媒。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12いずれかの項記載の排
    気ガス浄化用触媒において、触媒成分層に、更に、セリ
    ウム、ジルコニウム及びランタンからなる群より選ばれ
    た少なくとも一種を金属換算で1〜10モル%含むアル
    ミナと、ジルコニウム、ネオジウム及びランタンからな
    る群より選ばれた一種を金属換算で1〜40モル%含む
    セリウム酸化物が含有されることを特徴とする排気ガス
    浄化用触媒。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13いずれかの項記載の排
    気ガス浄化用触媒において、触媒成分層に、更に、セリ
    ウム、ネオジウム及びランタンからなる群より選ばれた
    一種を金属換算で1〜40モル%含むジルコニウム酸化
    物が含有されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14いずれかの項記載の排
    気ガス浄化用触媒に、更に、アルカリ金属及びアルカリ
    土類金属からなる群より選ばれた少なくとも一種が含有
    されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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