JP2001149109A - インソール - Google Patents

インソール

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JP2001149109A
JP2001149109A JP34079199A JP34079199A JP2001149109A JP 2001149109 A JP2001149109 A JP 2001149109A JP 34079199 A JP34079199 A JP 34079199A JP 34079199 A JP34079199 A JP 34079199A JP 2001149109 A JP2001149109 A JP 2001149109A
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foot
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Shoji Komiyama
昇治 込山
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性をよくして足の蒸れを防止できるとと
もに、充分なクッション性を得ることができ、かつ、繰
り返し使用ができ、履き心地のよいインソールを提供す
る。 【解決手段】 インソール1を、第1の網目状部材1A
と第2の網目状部材1Bとを、連結部材1Cで連結して
構成された三次元構造繊維体で形成する。これにより、
充分なクッション性を得ることができるとともに、足裏
に常に空気層を確保することができ、通気性に優れたも
のとなり、履き心地がよいものとなる。また、足裏は多
数の点で支持されるので、体圧が均一に分散され、発汗
等を排除することができ、通気性もよいことと相俟って
足が蒸れることがなくなるとともに、足や靴下に不快な
臭いも付着せず、使用感がよいものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴やサンダル等の
履物に使用され、通気性やクッション性に優れ足蒸れを
防止するインソールに関する。
【0002】
【背景技術】靴等の履物の内部にインソールが敷かれる
ことが多い。このインソールは、履物を直接履いた場合
に生じる汗や足指の脂質が履物の内部に付着する不快感
を少しでも緩和するため、クッション性を持たせて履き
心地をよくするため、あるいは、履物の大きさが足に合
わない場合に調整するため、等により用いられる。
【0003】このようなインソールは、使われる材料や
形状等、多種多様のものが知られている。例えば、材料
的には、ウレタンフォーム、スポンジ、不織布、天然皮
革およびフェルト等が用いられている。機能的には、こ
れらを単品で用いたり、組み合わせて用い複数層に貼り
合わせてクッション性をもたせたもの、特殊な樹脂製の
袋状インソールの内部に水を封入してクッション性をも
たせたもの、多数の小孔をあけて多少とも通気性をよく
しようとしたもの、内部に活性炭を混入させて臭いを吸
収させるようにしたもの、等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインソ
ールは、材料や構成等が異なる多数の種類があり、快適
に使用できるようにそれぞれ工夫されているが、ほとん
どのインソールが、足裏と接触する部分は面状に形成さ
れている。そのため、足裏とインソールの表面全面とが
常に接触しており、通気性が悪いので、足裏から汗や脂
質が滲み出ても逃げ場がなく、足や靴下が蒸れたり、そ
のことによって臭う等、不快感が生じ、履き心地が悪い
という問題がある。特に、ブーツや雨靴等、空気の流通
が悪い靴ではその問題点が大きなものとなり、例えば水
虫が発生したり、その症状が重くなったりしやすく、足
の健康に悪い。インソールに多数の小孔をあけたとして
も、身体の重みで、使用しているうちにインソールが潰
され、その小孔が塞がってしまい、用をなさなくなって
しまう。
【0005】また、複数層に貼り合わせようとしても、
靴等の内部では限度があり、充分なクッション性をもた
せることは困難である。そのため、コンクリートやアス
ファルト道路等、硬い道路では、靴から衝撃が直接足に
伝わり、その衝撃が踵と頭部を結ぶ線上の脊髄に伝わる
ので、特に、長時間歩行の場合等、踵が痛くなったり、
身体の調子が悪くなったりするという問題がある。仮に
何層にも貼り合わせることで満足するだけのクッション
性を得たとしても、通気性をよくすることはできず、上
述のような問題点は解決されない。さらに、所定期間使
用すると、身体の重みや脂質混じりの汗等が染み込み、
変形したり、すり減ったりするという問題がある。この
場合、丸洗いして繰り返し使用しようとしても、染みつ
いた汚れ等を落としにくく、また、乾いた後、縮んだり
して繰り返し使用が困難になるという問題があり、結
局、新しいものと取り替えることになり、費用もかかる
ことになる。
【0006】本発明の目的は、通気性をよくして足の蒸
れを防止できるとともに、充分なクッション性を得るこ
とができ、かつ、繰り返し使用ができ、履き心地のよい
インソールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
の網目状部材と、この第1の網目状部材から所定寸法離
れて設けられる第2の網目状部材とを、連結部材で連結
して構成された三次元構造繊維体で形成したことを特徴
とするインソールである。
【0008】このような本発明においては、インソール
が、三次元構造繊維体、つまり、立体構造の繊維体を使
用しているので、足裏に空気層を確保することができ、
通気性に優れたものとなり、履き心地がよいものとな
る。また、立体構造の繊維体を使用しているので、足裏
は多数の点で支持されることになる。そのため、体圧が
均一に分散され、発汗等を排除することができ、通気性
もよいことと相俟って足が蒸れることがなくなるので、
足や靴下に不快な臭いも付着せず、使用感がよいものと
なる。ブーツや雨靴等、特に空気の流通の悪い履物を長
時間使用したとしても足の蒸れがなく、使用感がよい。
さらに、立体構造の繊維体を使用しているので、充分な
クッション性を得ることができ、硬い道路等から受ける
衝撃を吸収、緩和することができ、長時間歩行の場合等
でも、踵が痛くなったり、身体の調子が悪くなったりす
ることがない。また、丸洗いも容易にでき、手で振って
水を払った後、吊しておけば容易に乾き、すぐに使用で
きる。これにより、容易に繰り返し使用ができる。
【0009】本発明において、三次元構造繊維体はポリ
エステル糸を編組みして形成されたものであることが好
ましいが、これと同じような効果をえることができれ
ば、例えばナイロンやテトロン(商標名)等、他の化学
繊維等を使用してもよい。また、このような三次元構造
繊維体を履物の底形状に形成したものをそのまま単独で
使用してもよく、他の部材と組み合わせて使用してもよ
い。また、本発明のインソールは、革靴、雨靴、ブーツ
等の靴や、サンダル等を含む履物に使用できるものであ
る。さらに、網目状部材の網目模様は、金網状の亀甲模
様、井桁状模様、升目模様、丸あるいは楕円形を規則正
しく並べた模様等を含むものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載のイン
ソールにおいて、履物の底形状に形成されるとともに、
全周囲が所定寸法潰して縁取りした縁取り部とされてい
ることを特徴とするものである。
【0011】このような本発明においては、インソール
の周囲が縁取りされているので、立体構造の繊維体を使
用していても、周囲がほつれることがなく、また、履物
の中に入れる際、引っかかったりせずスムーズに行え
る。
【0012】本発明において、縁取り部の幅寸法は小さ
い方が好ましく、このようにすれば、立体構造の部位を
多く確保することができる。また、縁取り部に複数の足
のサイズを記しておき、それに従って切り取れるように
しておいてもよい。
【0013】請求項3の発明は、請求項1に記載のイン
ソールにおいて、中敷き本体を備えて構成され、この中
敷き本体は、履物の底形状に対応して形成された枠部材
の内部にはめ込まれていることを特徴とするものであ
る。
【0014】このような本発明においては、中敷き本体
が枠部材の内部にはめ込まれているので、中敷きの周囲
のほつれを防止することができる。また、大きさの微妙
な調整は枠部材を切って行えるので、中敷き本体を小さ
くせずにすむ。
【0015】本発明において、枠部材は、中敷き本体と
同一材質で形成してもよく、まったく別部材で形成して
もよい。また、中敷き本体を枠部材へはめ込む際は、両
者の接触部双方、あるいは接触部のいずれかに接着剤を
塗布して行うことが好ましいが、はめ込んだ後、両者を
縫い込んで固定してもよい。
【0016】請求項4の発明は、請求項1に記載のイン
ソールにおいて、全周囲がその縁部を覆う縁取り部材に
より縁取りされていることを特徴とするものである。
【0017】このような本発明においては、中敷き本体
の周囲が縁取りされているので、立体構造の繊維体を使
用していても、周囲がほつれることがなく、また、履物
の中に入れる際、引っかかったりせずスムーズに行え
る。
【0018】本発明において、縁取り部材は、中敷き本
体と同一材質で形成してもよく、まったく別部材で形成
してもよい。また、縁取り部材は、対向する両網目状部
材の縁部表面および厚さ方向の側面を覆っていることが
必要であるが、通気性を確保するために縁部表面の幅寸
法は、なるべく小さくすることが好ましい。
【0019】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載のインソールにおいて、上面には、足の土踏ま
ず部分と接触する突起部が形成されていることを特徴と
するものである。
【0020】このような本発明においては、足の土踏ま
ず部分が常にインソールの突起部に接触し、かつ、押圧
されるので、その部分が刺激され、血行がよくなり、足
の健康のためによい。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載のインソールにおいて、下面には、備長炭の粉
末を加工して形成された備長炭シートを履物の底形状に
形成した補助中敷きが設けられていることを特徴とする
ものである。
【0022】このような本発明においては、足裏からの
発汗等は、インソールを素通りした後補助中敷きに至る
が、木炭の、脱臭効果、有害物質の吸収効果および吸収
した物質の自浄再生効果等により除去されるので、臭い
もなく、常に清潔さを保て、快適な状態を保つことがで
きる。また、木炭から発生する遠赤外線により保温効果
が得られ、冬等靴の中の温度を逃がさないので、足下が
暖かくなり快適さを得ることができる。
【0023】本発明において、備長炭シートは、例えば
10ミクロン程度の粒子を含むものであることが好まし
く、また、厚さ寸法は、0.6〜0.8mmの薄いものを
使用することが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の第1
実施形態に係るインソール1は、三次元構造繊維体を、
靴等の履物の底形状に合わせて形成したものを単独で使
用したものである。このインソール1は、所定のサイズ
に形成されているものを、使用する人が自分の靴のサイ
ズ、つまり足のサイズに合わせて切断して使用できるよ
うになっている。なお、インソール1と同じような形状
の、備長炭の粉末を加工して形成された備長炭シートで
形成された補助中敷き3を、インソール1の下に敷いて
使用してもよい。
【0025】このようなインソール1は、前述のよう
に、三次元構造繊維体からなる立体構造となっており、
この三次元構造繊維体は、図2、図3(A)〜(C)に
示すような構造である。すなわち、インソール1は、第
1網目状部材1Aと、この第1網目状部材1Aから所定
寸法離れて設けられる第2網目状部材1Bとを、連結部
材1Cで連結して形成されている。
【0026】第1網目状部材1Aおよび第2網目状部材
1Bは、所定径の例えば数万本のポリエステル糸で形成
されており、細く、柔らかい繊維の集合体であるモノフ
ィラメント糸を編み込んで形成され、連結部材1Cは、
太く、曲げ弾性の強いモノフィラメント糸で形成されて
いる。従って、復元力に優れ、形状安定性に優れたイン
ソール1となっている。そして、このような構成のイン
ソール1は、厚さが例えば5mm程度に形成されている。
【0027】第1網目状部材1Aおよび第2網目状部材
1Bは、それぞれが、多数の楕円形状部の両端を連続さ
せ、かつ、膨らみ部同士を接続させて形成されている。
このような第1網目状部材1Aと第2網目状部材1Bと
は、図2および図3(A)に示すように、第1網目状部
材1Aの隣り合う楕円形状部の中間位置に第2網目状部
材1Bの楕円形状部があるような位置関係になってい
る。つまり、両者の平面の中心はずれている。
【0028】前記連結部材1Cは、第1網目状部材1A
と第2網目状部材1Bとを編み込む際に、前記太く、曲
げ弾性の強いモノフィラメント糸を編み込むとともに所
定間隔で引き出したもので、それぞれの膨らみ部同士を
連結している。この際、連結部材1Cは第1網目状部材
1Aと第2網目状部材1Bとの楕円形状部に沿ってお
り、かつ、両者の中心はずれているので、図3(A)の
B矢視では、図3(B)に示すような形状になってお
り、図3(A)のC矢視では、図3(C)に示すような
形状になっている。
【0029】このようなインソール1は、図4に示すよ
うな台紙5に合わせて切り取って使用するようになって
いる。台紙5には、予め複数種類の足のサイズ5A〜5
C等が表記されている。この台紙5は、厚紙や通常の紙
で形成されている。
【0030】また、備長炭シートで形成された補助中敷
き3は、例えば10ミクロン程度の粒子を含んで形成さ
れ、厚さ寸法が、0.6〜0.8mmの薄いものが使用さ
れるようになっている。
【0031】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 (1) インソール1が三次元構造繊維体、つまり、立体構
造の繊維体を使用して形成されているので、足裏に空気
層を確保することができ、通気性の優れたものとなり、
履き心地がよいものとなる。
【0032】(2) インソール1が立体構造の繊維体を使
用して形成されているので、足裏は多数の点で支持され
ることになり、体圧が均一に分散され、発汗等を排除す
ることができ、通気性もよいことと相俟って足が蒸れる
ことがなくなるとともに、足や靴下に不快な臭いも付着
せず、使用感がよいものとなる。例えばブーツや雨靴
等、空気の流通の悪い履物を長時間使用したとしても足
の蒸れがなく、使用感がよい。
【0033】(3) インソール1が、復元性に優れ、形状
安定性に優れた立体構造の繊維体を使用して形成されて
いるので、充分なクッション性を得ることができ、硬い
道路等から受ける衝撃を緩和することができ、長時間歩
行の場合等でも、踵が痛くなったり、身体の調子が悪く
なったりすることがない。また、丸洗いも容易にでき、
手で振って水を払った後、吊しておけば容易に乾き、す
ぐに使用でき、容易に繰り返し使用ができる。
【0034】(4) インソール1の下面には、備長炭シー
トを履物の底形状に形成した補助中敷き3設けられてい
るので、足裏からの発汗等があっても、木炭の脱臭効
果、有害物質の吸収効果および吸収した物質の自浄再生
効果等により除去されるので、臭いもなく、常に清潔さ
を保て、快適な状態を保つことができる。また、木炭か
ら発生する遠赤外線により保温効果が得られ、冬等靴の
中の温度を逃がさないので、足下が暖かくなり快適さを
得ることができる。
【0035】(5) インソール1が立体構造の繊維体を使
用して形成され、この繊維体は極めて高い形状安定性を
有しているので、クッション性が得られるとともに、長
期間使用しても押し潰されて復元しなくなるということ
がなく、これにより、長期間にわたる使用ができる。
【0036】(6) インソール1が立体構造の繊維体を使
用して形成されており、この立体構造の繊維体には表裏
がないので、左右どちらにも使用できる。従って、靴等
に入れる際、従来のように左右を誤って入れたりするこ
ともない。
【0037】(7) インソール1は、台紙5に記されたサ
イズの自分に合ったものに合わせて切ればよいので、大
きく切りすぎたり、小さく切りすぎたりの失敗が少な
く、容易に靴等に一致させることができる。
【0038】次に、図5(A)、(B)に基づいて、本
発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は、前記第
1実施形態が、三次元構造繊維体、つまり、立体構造の
繊維体をそのまま単独で使用し、靴底形状に鋏等で切断
してインソール1として使用したものを、周囲を潰した
インソール11としたものである。すなわち、インソー
ル11は、図5(B)に示すように、前記第1網目状部
材1Aと、この第1網目状部材1Aから所定寸法離れて
設けられる第2網目状部材1Bとを、連結部材1Cで連
結して形成され、本体部11Aと縁取り部11Bとで構
成されている。縁取り部11Bは、厚さ方向中央部を、
例えば熱を加えて圧着する等により潰して形成されてい
る。
【0039】縁取り部11Bには、例えば26cm等、
2、3種類の足のサイズ11Cを記しておいてもよい
が、予め複数種類の足のサイズ5A〜5C等を表記した
前記図4に示すような台紙5に合わせて切り取ってもよ
い。
【0040】このような第2実施形態によれば、前記
(1) 〜(6) と同様の効果を得ることができる他、 (8) インソール11の周囲が縁取りされているので、立
体構造の繊維体を使用していても、周囲のほつれがな
く、靴等の中に入れる際、ひっかかったりせず使用感が
よい。 (9) インソール11の縁取り部11Bに、複数の足のサ
イズ11Cが記されていれば、それに従って切ればよい
ので、調整が容易となり最適のフィット感を得ることが
できるという効果がある。
【0041】次に、図6(A)、(B)に基づいて、本
発明の第3実施形態を説明する。本実施形態は、三次元
構造繊維体で形成された中敷き本体21Aを、枠部材2
1Bの中にはめ込んでインソール21を構成したもので
ある。すなわち、中敷き本体21Aは、図6(B)に示
すように、前記第1網目状部材1Aと、この第1網目状
部材1Aから所定寸法離れて設けられる第2網目状部材
1Bとを、連結部材1Cで連結して形成されている。
【0042】これに対して、枠部材21Bは、中敷き本
体21Aとは別部材の、例えばスポンジ状部材、非スポ
ンジ状のウレタン等の板状の樹脂で形成され、中敷き本
体21Aの外形より一回り大きく形成されている。そし
て、このような枠部材21Bの中央部が、中敷き本体2
1Aの外形とほぼ同じ形状にくり抜かれている。
【0043】このような枠部材21Bに中敷き本体21
Aをはめ込むには、各部材21B、21Aの双方、ある
いは、いずれかの側面に接着剤20を塗布しておいては
め込み、その接着剤20の硬化を待てばよく、これによ
り両者は一体化される。枠部材21Bには、前記第2実
施形態と同じように、例えば26cm等、2、3種類の足
のサイズ21Cを記しておいてもよいが、予め複数種類
の足のサイズ5A〜5C等を表記した図4に示すような
台紙5に合わせて切り取ってもよい。
【0044】このような第3実施形態によれば、前記
(1) 〜(6) と同様の効果を得ることができる他、 (10) 中敷き本体21Aが枠部材21Bの内部にはめ込
まれているので、中敷き本体21Aの周囲のほつれを防
止することができる。 (11) 大きさの微妙な調整は枠部材21Bを切って行え
るので、中敷き本体21Aを小さくせずにすみ、通気性
を充分に確保することができる、という効果がある。
【0045】次に、図7(A)、(B)に基づいて、本
発明の第4実施形態を説明する。本実施形態は、中敷き
本体31Aの周囲を、縁取り部材31Bで縁取りしてイ
ンソール31を構成したものである。すなわち、中敷き
本体31Aは、図7(B)に示すように、前記第1網目
状部材1Aと、この第1網目状部材1Aから所定寸法離
れて設けられる第2網目状部材1Bとを、連結部材1C
で連結して形成されている。
【0046】これに対して、縁取り部材31Bは、例え
ばビニール、防水性に優れた特殊な紙等で形成され、中
敷き本体31Aの側面から表裏面の一部を覆って取り付
けられ、例えばミシンにより縫いつけられている。この
ような中敷き本体31Aは、予めサイズの異なる複数種
類を準備しておくことにより、多くの人に対応すること
ができる。
【0047】このような第4実施形態によれば、前記
(1) 〜(6) と同様の効果を得ることができる他、 (12) 中敷き本体31Aの周囲が縁取り部材31Bによ
り縁取りされているので、中敷き本体31Aの周囲のほ
つれを防止することができる。 (13) インソール31が、サイズの異なる複数種類あ
り、その中から選択して使用することができるので、自
分の足のサイズに合わせて切ったりの手間をかけずにす
ぐに使用できる、という効果がある。
【0048】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記各実施形態でのインソール1,22,2
1,31は、全体が一定の厚さ寸法に形成されたもので
あったが、これに限らない。例えば、図8に示すよう
に、足の土踏まず部分と接触する部分に突起部41Aを
形成するとともに、足指が乗る先端部41Bの厚さを他
の部位よりも薄くしたインソール41としてもよい。
【0049】このようにすれば、足の土踏まず部分が常
にインソール41の突起部41Aに接触し、かつ、押圧
されるので、その部分が刺激され、血行がよくなり、足
の健康のためによい。また、先端部41Bが薄くなって
いるので、靴の内部先端部の内部空間が狭くても、足の
指の逃げ場ができ、圧迫感がなくなり、指が痛くなった
りせず使い勝手のよいインソール41とすることができ
る。
【0050】また、前記各実施形態でのインソール1,
11等は、靴用として使用されているが、他の履物、例
えば、足袋やサンダル等にも用いることができる。足袋
に用いる場合は、足袋の指先形状に合わせて、先端を2
つに分けておけばよく、サンダルに用いる場合は、下面
を接着剤で接着して使用すればよく、ビーチサンダルの
ように鼻緒がついたものは、その部分にはめ込めるよう
な切り込みをつける等すれば、使い勝手がよいインソー
ルとすることができる。
【0051】さらにまた、図8に示すような前記変形形
態を、前記第1、第3および第4実施形態に用いてもよ
い。すなわち、これらの各実施形態に、突起部41Aと
同様の突起部を設けるとともに、薄くなった先端部41
Bと同様の先端部を形成してもよい。
【0052】また、前記各実施形態でインソール1,1
1等の厚さ寸法は、例えば5mm程度とされているが、こ
の寸法に限定されるものではなく、通気性、クッション
性等を充分に確保できればよい。ただし、靴等の中に入
れるものであるため、厚すぎると足が窮屈になるので、
上限は5mm程度が好ましい。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のインソ
ールによれば、三次元構造繊維体、つまり、立体構造の
繊維体を使用しているので、足裏に空気層を確保するこ
とができ、通気性に優れたものとなり、履き心地がよい
ものとなる。また、立体構造の繊維体を使用しているの
で、足裏は多数の点で支持されることになる。そのた
め、体圧が均一に分散され、発汗等を排除することがで
き、通気性もよいことと相俟って足が蒸れることがなく
なるので、足や靴下に不快な臭いも付着せず、使用感が
よいものとなる。ブーツや雨靴等、特に空気の流通の悪
い履物を長時間使用したとしても足の蒸れがなく、使用
感がよい。
【0054】さらに、インソールが復元性に優れ、形状
安定性に優れた立体構造の繊維体を使用しているので、
充分なクッション性を得ることができ、硬い道路等から
受ける衝撃を緩和することができ、長時間歩行の場合等
でも、踵が痛くなったり、身体の調子が悪くなったりす
ることがない。また、丸洗いも容易にでき、手で振って
水を払った後、吊しておけば容易に乾き、すぐに使用で
きる。これにより、容易に繰り返し使用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のインソールを示す
全体斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る三次元構造繊維体の構造を
示す部分斜視図である。
【図3】前記実施形態に係る三次元構造繊維体を示し、
(A)は平面、(B)は(A)におけるB矢視、(C)
は(A)におけるC矢視である。
【図4】前記実施形態に係る台紙を示す全体斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る第2実施形態のインソールを示
し、(A)は斜視図、(B)は中敷きの縁部の断面図で
ある。
【図6】本発明に係る第3実施形態のインソールを示
し、(A)は斜視図、(B)は中敷きの縁部の断面図で
ある。
【図7】本発明に係る第4実施形態のインソールを示
し、(A)は斜視図、(B)は中敷きの縁部の断面図で
ある。
【図8】本発明に係る変形形態のインソールを示す断面
図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 インソール 1A 第1網目状部材 1B 第2網目状部材 1C 連結部材 3 備長炭シートで形成された補助中敷き 5 台紙 11A 中敷き本体 11B 縁取り部 21A 中敷き本体 21B 枠部材 31A 中敷き本体 31B 縁取り部材 41A 突起部 41B 薄くなった先端部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の網目状部材と、この第1の網目状
    部材から所定寸法離れて設けられる第2の網目状部材と
    を、連結部材で連結して構成された三次元構造繊維体で
    形成したことを特徴とするインソール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインソールにおいて、
    履物の底形状に形成されるとともに、全周囲が所定寸法
    潰して縁取りした縁取り部とされていることを特徴とす
    るインソール。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインソールにおいて、
    中敷き本体を備えて構成され、この中敷き本体は、履物
    の底形状に対応して形成された枠部材の内部にはめ込ま
    れていることを特徴とするインソール。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のインソールにおいて、
    全周囲がその縁部を覆う縁取り部材により縁取りされて
    いることを特徴とするインソール。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のインソ
    ールにおいて、上面には、足の土踏まず部分と接触する
    突起部が形成されていることを特徴とするインソール。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のインソ
    ールにおいて、下面には、備長炭の粉末を加工して形成
    された備長炭シートを履物の底形状に形成した補助中敷
    きが設けられていることを特徴とするインソール。
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