JP2001148976A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

魚釣用スピニングリ−ル

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JP2001148976A
JP2001148976A JP33363299A JP33363299A JP2001148976A JP 2001148976 A JP2001148976 A JP 2001148976A JP 33363299 A JP33363299 A JP 33363299A JP 33363299 A JP33363299 A JP 33363299A JP 2001148976 A JP2001148976 A JP 2001148976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動歯車の回転軸を軸承する両側軸受の
中心線を同一軸線上に確実に配置して耐久性の向上と回
転効率を長期間維持することが可能なこと。 【解決手段】 リ−ル本体1と駆動歯車2と装着部材A
と装着部材A内に収容される各部品で構成され、リ−ル
本体1の本体部1aは正面から見て脚部1bの下側を中
心に二股の側部1cが形成されて内部に駆動歯車2の外
径より大きな凹部1dが形成され、側部1cに脚部1b
から連続する長方形の突出部1fと、突出部1fの下側
で外側に丸形の保持部1gが形成されて保持部1gには
駆動歯車2の回転軸2aの両端に嵌合した軸受10、1
1が挿入可能な凹部1iと、軸受10、11を下側から
凹部1iに挿入可能な溝1jが夫々形成されている。装
着部材Aの中間側部3bにはU字形の切込み部3fが形
成されて底に軸受10、11の外形より大径の円弧面を
持ち溝1jに嵌合可能な凸部3gが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リ−ル本体に組
み込む駆動歯車の回転軸の組み込み構造を改良した魚釣
用スピニングリ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用スピニングリ−ルのリ−ル
本体は、釣竿にリ−ルを取付けるための脚部と、駆動部
を収容するケ−ス部の一方側側部とを一体的に形成し、
該ケ−ス部における開口部を閉塞するべく構成された蓋
体を取付けて構成されている。前記ケ−ス部内に収容さ
れた駆動部の主要部品である駆動歯車は、通常ケ−ス部
側面の壁部と蓋体嵌に橋渡しするべく支持されている
が、本構成を取ることで以下に述べるような不具合が生
じる。 リ−ル本体の脚部とケ−ス部を一体的に形成するの
で、型が大きくなり、細かい部分(脚部とケ−ス部の接
合部分)が強度不足となり易く、補強のための肉盛りが
必要となるので、重量増が避けられない。 駆動歯車の左右の支持部は、一側をリ−ル本体に組み
込んだ軸受に軸承し、他側をリ−ル本体と合体する蓋体
に組み込んだ軸受で軸承しているので、両軸受の中心線
が寸法精度から一致するとは限らず、回転軸の支持精度
が悪く、回転不良が発生し易い。
【0003】支持精度を良好なものとしても、経年変
化や落下の衝撃、またはハンドル回転で回転軸に強い巻
き上げ力が掛かると、撓みやきしみ等でケ−ス部と蓋体
とがズレを生じ、ピニオンギヤとの噛み合い誤差が生じ
るため、やはり回転不良が発生する。 リ−ル本体のケ−ス部と脚部が一体的に形成されてい
るので、型が大型化する上に、製品展開を図るために異
なるサイズを揃えようとすると、サイズ毎にリ−ル本体
を設計しなければならず、製造コストが非常に高くな
る。といった不具合が指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、脚部とケ−ス部を一体的に形成するので、型が大
きくなり、強度不足の補強のための肉盛りをすると、重
量増が避けられず、製品展開を図るために異なるサイズ
を揃えようとすると、製造コストが非常に高くなる。駆
動歯車の左右の支持部は、別構成体に組み込んだ軸受で
軸承するので、回転軸の支持精度が悪く、回転不良が発
生し易い。支持精度が良好なものとしても、経年変化や
落下の衝撃、またはハンドル回転で回転軸に強い巻き上
げ力が掛かると、撓みやきしみ等でケ−ス部と蓋体とが
ズレを生じ、ピニオンギヤとの噛み合い誤差が生じるた
め、やはり回転不良が発生する。ことである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、駆動歯車
の回転軸を軸承する両側軸受の中心線を同一軸線上に確
実に配置して耐久性の向上と回転効率を長期間維持する
ことが可能な魚釣用スピニングリ−ルを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、釣竿に取付け固定する
ための脚部をリ−ル本体に備え、該リ−ル本体の竿先側
にスプ−ルを取付け、該リ−ル本体に回転可能に支持さ
れたハンドルの回転で、巻取り駆動機構を介して駆動さ
れるロ−タ及び前記スプ−ルを前後動させるオシレ−ト
機構によって該スプ−ルに釣糸を平行巻きする構成の魚
釣用スピニングリ−ルにおいて、前記駆動機構の駆動歯
車における回転軸の両端を夫々軸承する軸受の保持部を
リ−ル本体の脚部と一体に形成し、該保持部に軸受を介
して保持された駆動歯車を覆うべく構成された装着部材
を着脱可能に取付けたことを要旨とするものである。
【0007】請求項2に係わる本発明は、前記リ−ル本
体における前記保持部の前側にロ−タを支持する回転軸
筒を内蔵した装着部を一体に形成したことを要旨とする
ものである。請求項3に係わる本発明は、前記保持部に
駆動歯車の回転軸の両端を装着部材の装着側から着脱自
在に挿入可能としたことを要旨とするものである。請求
項4に係わる本発明は、前記装着部材内に前記駆動歯車
の回転で駆動される前記オシレ−ト機構を設けたことを
要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、駆動歯
車2の回転軸2aの両端の軸受10、11はリ−ル本体
1に一体に形成された保持部1g、1gの同一軸線上に
保持されているので、経年変化や落下の衝撃を受けても
支持精度を良好に保つことができ、回転不良が発生しな
い。ハンドル33の回転で回転軸2aに強い巻き上げ力
が掛かって撓みやきしみ等が発生しても、保持部1g、
1gがリ−ル本体1に一体に形成されているので、ピニ
オン4bとの噛み合いに誤差が生じず、回転不良が発生
しない。
【0009】請求項2の本発明により、駆動歯車2の回
転軸2aの両端の軸受10、11の位置とピニオン4b
の位置は定位置となって噛み合い不良がなくなる。請求
項3の本発明により、リ−ル本体1に駆動歯車2の装着
が極めて容易になり、装着部材A、A′、A″で確実に
軸受10、11が保持出来る。請求項4の本発明によ
り、スプ−ル軸5、5′とスプ−ル31の前後往復動の
ストロ−クや異なるタイプのオシレ−ト機構Cが簡単に
組み込めて製品展開が容易になり、製造コストを低減す
ることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図8は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルの分解一部断面外観側面図、図2は魚釣用
スピニングリ−ルの分解断面側面図、図3は駆動歯車の
拡大一部断面正面図、図4は駆動歯車の拡大断面側面
図、図5は魚釣用スピニングリ−ルのリ−ル本体側の断
面側面図、図6は魚釣用スピニングリ−ルの要部断面背
面図、図7は魚釣用スピニングリ−ルの一部断面外観背
面図、図8は魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図であ
る。
【0011】魚釣用スピニングリ−ルはリ−ル本体1と
駆動歯車2と装着部材Aと装着部材A内に収容される各
部品で構成されている。リ−ル本体1は駆動歯車2の上
半分が収納可能な本体部1aと、図示しない釣竿に取付
け固定するための脚部1bとが一体に形成されている。
本体部1aは正面から見て脚部1bの下側を中心に二股
の側部1c、1cが形成されて内部に駆動歯車2の外径
より大きな凹部1dが形成されている。本体部1aは側
面から見て前後面は垂直面1e、1e′で略山形状に形
成され、側部1c、1cに脚部1bから連続する長方形
の突出部1f、1fと、突出部1f、1fの下側で外側
に丸形の保持部1g、1gが形成されている。保持部1
g、1gには駆動歯車2の回転軸2aの両端が挿入可能
な透孔1h、1hと、内側に軸受10、11が挿入可能
な凹部1i、1iと、軸受10、11を下側から凹部1
i、1iに挿入可能な溝1j、1jが夫々形成されてい
る。本体部1aの上側左右には複数のネジ孔1kが穿設
されている。
【0012】駆動歯車2は回転軸2aと歯部2bと、回
転軸2aの中心の多角形の貫通孔2cと、回転軸2aの
両端の小径部2d、2eとで形成されて小径部2d、2
eに軸受10、11が嵌合されている。
【0013】装着部材Aは外形が変形山形状の本体部3
と軸受12ところがり式一方向クラッチBと回転軸筒4
と一方向クラッチの制御機構とスプ−ル軸5とオシレ−
ト機構Cのトラバ−スカム軸6と駒体13とで構成され
ている。本体部3は前側の筒部3aと中空の中間側部3
b、3bと後側有底筒部3cで形成され、中間側部3
b、3bの中に軸支部3dが形成されている。前側の筒
部3aには透孔3eと透孔3eより大径の凹部が形成さ
れている。中間側部3b、3bにはU字形の切込み部3
f、3fが形成されて切込み部3f、3fの底に軸受1
0、11の外形より大径の円弧面を持ち溝1j、1jに
嵌合可能な凸部3g、3gが形成されている。中間側部
3b、3bの上側には複数の皿孔3i、3iが形成され
ている。中間側部3b、3bの内側の前後には垂直面3
j、3j′が形成されている。
【0014】後側有底筒部3c後面には軸受14が嵌合
される段部のある透孔3kと側部に窓孔3mが形成さ
れ、外周に有底筒状カバ−15が嵌合固定されている。
前側の筒部3aの透孔3e内にはコ字形カラ−16と軸
受12ところがり式一方向クラッチBと筒状カラ−17
と回転軸筒4が挿入されて止め板18で抜け止めされ、
回転軸筒4は筒状カラ−17を介して軸受14ところが
り式一方向クラッチBで回転可能に支持されている。回
転軸筒4の外周には回り止め部4aが形成され、基部に
ピニオン4bが形成されて端部は軸支部3dの透孔に挿
入されている。回転軸筒4には中心に貫通孔4cが形成
されてスプ−ル軸5が貫通孔4cと軸支部3dの透孔に
前後に摺動自在に嵌合されている。ころがり式一方向ク
ラッチBは内輪19が筒状カラ−17の外周に嵌合固定
され、外輪20外周に制動体7の円筒部7a内周が嵌合
されている。ころがり式一方向クラッチBの内輪19外
周を棒状ころがり部材21が周方向に移動可能に構成さ
れている。
【0015】ころがり式一方向クラッチBは内輪19と
外輪20と複数個の棒状ころがり部材21と図示しない
スペ−サとバネとで構成されている。外輪20の内周に
公知の複数個の凹部からなる棒状ころがり部材21の自
由回転域と、複数個の傾斜面からなる棒状ころがり部材
21が当接されて回転が阻止される阻止面が形成されて
いる。各棒状ころがり部材21は図示しないスペ−サで
等間隔に保持されると共に、バネで棒状ころがり部材2
1が傾斜面方向に付勢されている。制動体7は円筒部7
aと後端外周の歯形の逆転防止用の係止部7bで形成さ
れている。中間側部3b、3bの内側の軸支部3dより
前側には一方向クラッチの制御機構が設けられている。
【0016】一方向クラッチの制御機構は係止部材8と
カム22と軸23とレバ−24で構成されている。係止
部材8にはカム22が嵌まるL字状のカム部8aと腕状
の係止部8bが形成されている。係止部8bは前記制動
体7の外周の歯形の逆転防止用の係止部7bに係・脱可
能に臨まされている。カム22は中間側部3b、3bの
内側に回動自在に支持された軸23に固定され、一方の
外側に突出した軸23にレバ−24が固定されている。
係止部材8はレバ−24の回動で前後に摺動自在に設け
られている。
【0017】軸支部3dの他の透孔と軸受14でオシレ
−ト機構Cのトラバ−スカム軸6が軸承されてトラバ−
スカム軸6の先端に歯車25が回り止め嵌合され、歯車
25はピニオン4bに噛合されている。トラバ−スカム
軸6の後側外周に駒体13が嵌合されている。駒体13
はスプ−ル軸5の後端にビス26で固定され、駒体13
に保持されて係合子27がトラバ−スカム軸6のカム溝
6aに係合されている。
【0018】リ−ル本体1に駆動歯車2と装着部材Aが
装着される時は、まず駆動歯車2の回転軸2aの両端の
小径部2d、2eに軸受10、11が嵌合され、リ−ル
本体1の溝1j、1jに沿って軸受10、11が下側か
ら挿入されて凹部1i、1iに嵌合される。次に各部品
が装着された装着部材Aがリ−ル本体1に装着される。
この時リ−ル本体1の保持部1g、1gが装着部材Aの
本体部3の切込み部3f、3fに合わせて押し込まれる
と、溝1j、1jに凸部3g、3gが嵌合されると共に
軸受10、11に凸部3g、3gが押し当てられる。こ
の状態ではリ−ル本体1の垂直面1e、1e′が装着部
材Aの本体部3の中間側部3b、3bの内側の前後の垂
直面3j、3j′に合わせられる。次に本体部3の皿孔
3iにビス28が挿入されてリ−ル本体1のネジ孔1k
に螺合される。
【0019】前記のようにリ−ル本体1に駆動歯車2と
装着部材Aが装着された後は、図8のように回転軸筒4
の外周にロ−タ29が回り止め嵌合されてナット30で
固定され、駆動歯車2の歯部2bはピニオン4bに噛合
される。スプ−ル軸5の先端にスプ−ル31が嵌合され
て制動ツマミ32が螺合される。駆動歯車2の貫通孔2
cにはハンドル33が取り付けられたハンドル軸34が
左右交換自在に挿入されて取り付けられる。
【0020】魚釣用スピニングリ−ルの動作は、スプ−
ル31に釣糸35が巻回される方向にハンドル33が回
転されると、駆動歯車2、回転軸筒4、ロ−タ29が回
転されて釣糸35が巻き上げられる。獲物の引きで釣糸
35が繰り出されると、ロ−タ29と回転軸筒4が逆回
転されるが、ころがり式一方向クラッチBで逆回転が阻
止される。一方向クラッチの制御機構のレバ−24が回
動されると、係止部材8が後退されて係止部8bが制動
体7の係止部7bから離間されるので、ロ−タ29と回
転軸筒4の逆回転が可能になる。ハンドル33と駆動歯
車2と回転軸筒4が回転されると、トラバ−スカム軸6
が回転されてスプ−ル31とスプ−ル軸5が前後に往復
動される。
【0021】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、駆動歯車2の回転軸2aの両端の軸受1
0、11はリ−ル本体1に一体に形成された保持部1
g、1gの同一軸線上に保持されているので、経年変化
や落下の衝撃を受けても支持精度を良好に保つことがで
き、回転不良が発生しない。ハンドル33の回転で回転
軸2aに強い巻き上げ力が掛かって撓みやきしみ等が発
生しても、保持部1g、1gがリ−ル本体1に一体に形
成されているので、ピニオン4bとの噛み合いに誤差が
生じず、回転不良が発生しない。
【0022】図9から図11は第2実施例で、図9は魚
釣用スピニングリ−ルの分解一部断面外観側面図、図1
0は魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図、図11
は魚釣用スピニングリ−ルの一部断面外観背面図であ
る。
【0023】第2実施例では、リ−ル本体1′は前記第
1実施例のリ−ル本体1の前側の下側に軸受12ところ
がり式一方向クラッチBと回転軸筒4が装着される筒状
の装着部1mと装着部1mの後端外周に鍔部1nが一体
に形成され、リ−ル本体1′の後側の下側に装着部材
A′が装着されている。鍔部1nにはネジ孔1oが穿設
されている。装着部1mの内部前面に凹部1pが、その
後側に透孔と鍔部を挾んで2段の凹部1qが形成されて
いる。凹部1p内に軸受12が挿入され、凹部1qにこ
ろがり式一方向クラッチBが挿入されてそれらの内側に
筒状カラ−17と回転軸筒4が挿入されて止め板18で
抜け止めされている。回転軸筒4は筒状カラ−17を介
して軸受12ところがり式一方向クラッチBで回転可能
に支持されている。
【0024】装着部材A′は前記第1実施例の装着部材
Aから前側の筒部3aと中空の中間側部3b、3bの前
側上部が省略された形状に形成され、本体部3の前側外
周に鍔部3nが形成されて皿孔3oが穿設されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0025】リ−ル本体1′に装着部材A′が装着され
る時は、リ−ル本体1′に駆動歯車2が装着された後、
リ−ル本体1′に装着部材A′が装着されて皿孔3oに
ビス38が挿入されてリ−ル本体1′の鍔部1nのネジ
孔1oに螺合される。更に本体部3の皿孔3iにビス2
8が挿入されてリ−ル本体1′のネジ孔1kに螺合され
る。
【0026】図12は第3実施例で、図12は魚釣用ス
ピニングリ−ルの分解断面側面図である。
【0027】第3実施例では、スプ−ル軸5′とスプ−
ル31の前後往復動のストロ−クが長くなるようにオシ
レ−ト機構Cが構成されている。装着部材A′の本体部
3の後側有底筒部3c′とスプ−ル軸5′とトラバ−ス
カム軸6′は前記第1実施例の後側有底筒部3cとスプ
−ル軸5とトラバ−スカム軸6より長く形成されてい
る。他の構成は前記第2実施例と略同一である。
【0028】第3実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、長さの長いスプ−ル軸5′とトラバ
−スカム軸6′を収容した装着部材A′を装着部材Aと
交換することでスプ−ル軸5′とスプ−ル31の前後往
復動のストロ−クを長くすることができて、製品展開が
容易になり、製造コストを低減することが出来る。
【0029】図13から図15は第4実施例で、図13
は魚釣用スピニングリ−ルの分解外観側面図、図14は
魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図、図15は魚
釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図である。
【0030】第4実施例では、オシレ−ト機構Cにアイ
ドル歯車タイプが使用されている。駆動歯車2の回転軸
2a外周に小歯車2fが形成されている。装着部材A′
の本体部3の後側有底筒部3c″がアイドル歯車36を
収容可能な形状に形成され、後側有底筒部3c″の内側
には凹部3pが形成されている。アイドル歯車36は駆
動歯車2の小歯車2fに噛合されている。後側有底筒部
3c″の側部には窓孔3qが穿設されて図示しない蓋板
がビスで着脱自在に取り付けられる。アイドル歯車36
は後側有底筒部3c″内の側部に螺合されたネジ軸37
に回転自在に嵌合されている。ネジ軸37は窓孔3qか
ら挿入されて螺合される。アイドル歯車36には偏芯ピ
ン38が植設されて摺動板9の縦孔9aに挿入されてい
る。スプ−ル軸5の後端には摺動板9がビス39で固定
されている。他の構成は前記第2実施例と略同一であ
る。
【0031】第4実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、装着部材A′を装着部材Aと交換す
ることで異なるタイプのオシレ−ト機構Cが簡単に組み
込めて製品展開が容易になり、製造コストを低減するこ
とが出来る。
【0032】図16から図21は第5実施例で、図16
は魚釣用スピニングリ−ルの分解外観側面図、図17は
魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図、図18は装
着部材の本体部の前面正面図、図19は図20のF19
断面線の拡大一部断面正面図、図20は魚釣用スピニン
グリ−ルの要部断面側面図、図21は図20の要部拡大
断面側面図である。
【0033】第5実施例では、ロ−タ29の逆回転を爪
車40と逆転防止爪41と後端に操作ツミマ42が固定
されたカム43付き操作杆44で逆回転防止操作される
実施例である。装着部材Aの本体部3の前側に突出した
回転軸筒4の外周に爪車40が回り止め嵌合されてい
る。本体部3の前側に軸部45で逆転防止爪41が回転
自在に嵌合されている。本体部3の前側の筒部3a外周
に水平溝3rと周溝3sが形成されて水平溝3rに操作
杆44の前側が挿入され、周溝3sにリ−フバネ46が
嵌合されている。筒部3aの水平溝3rの下側にはネジ
孔3tが穿設されている。逆転防止爪41の爪部41a
は爪車40に係合離脱自在に臨まされ、作動部41bは
カム43に当接されていてる。中間側部3b、3bの内
側の前部には垂直面3jが形成されている。後側有底筒
部3cの前部で上部に突出部3b′が形成されてネジ孔
3uが穿設されている。
【0034】リ−ル本体1の後側は前記第1実施例のリ
−ル本体1より後側に延びて本体部1aに横孔が穿設さ
れて後側から操作杆44が挿入され、後側に突出された
操作杆44に操作ツミマ42が固定されて前端にカム4
3が固定されている。操作杆44の前側外周に切欠き4
4a、44bが形成されている。本体部1aの前側には
垂直面1eが形成されると共にネジ孔1rが穿設されて
いる。本体部1aの後側下面には凹部1sが形成される
と共に外側から皿孔1tが穿設されている。他の構成は
前記第2実施例と略同一である。
【0035】リ−ル本体1に装着部材Aが装着される時
は、リ−ル本体1に駆動歯車2が装着された後、リ−ル
本体1に装着部材Aが装着されてネジ孔3tとネジ孔1
rにビス47が螺合され、皿孔1tにビス48が挿入さ
れてネジ孔3uに螺合される。その後操作杆44が挿入
されて先端にカム43がビス等で取り付けられる。装着
部材Aの周溝3sに嵌合されたリ−フバネ46は切欠き
44a、44bに当接される。
【0036】図22から図25は第6実施例で、図22
は魚釣用スピニングリ−ルの分解外観側面図、図23は
魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図、図24は魚
釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図、図25は図2
4の要部拡大断面側面図である。
【0037】第6実施例では、装着部材A″の本体部3
の前側の筒部3a内にオシレ−ト機構Cが設けられてい
る。リ−ル本体1′は前記第1実施例のリ−ル本体1の
二股の側部1c、1cの前側が省略され、後側の下部に
カバ−部1uが一体に形成され、カバ−部1u内に凹部
1vが形成されている。カバ−部1uの前側で外側に丸
形の保持部1g、1gが形成されている。カバ−部1u
の前面に垂直面1xが形成されている。カバ−部1uの
前側の下側には複数のネジ孔1yが形成されている。カ
バ−部1uの下部の前側に皿孔1z、1zが形成されて
いる。保持部1g、1gには駆動歯車2の回転軸2aの
両端が挿入可能な透孔1h、1hと、内側に軸受10、
11が挿入可能な凹部1i、1iと、軸受10、11を
前側から凹部1i、1iに挿入可能な前向きの溝1j、
1jが夫々形成されている。
【0038】装着部材A″の本体部3は前側の筒部3a
と前半だけの中間側部3b′、3b′で形成されてい
る。前側の筒部3aには透孔3eと透孔3eより大径の
凹部が形成されている。中間側部3b′、3b′の内側
には駆動歯車2の外径より大径の凹部3hが形成され、
中間側部3b′、3b′の後面に垂直面3vが形成され
ている。垂直面3vの下側には後方に向けた突出板3w
が形成されて突出板3wにネジ孔3xが穿設されてい
る。垂直面3vの中程には後方に向けた短いU字形の切
込み部3f′、3f′が形成されてて切込み部3f′、
3f′の底に軸受10、11の外形より大径の円弧面を
持ち溝1j、1jに嵌合可能な凸部3g、3gが形成さ
れている。中間側部3b′、3b′の中に軸支部3dが
形成され、中間側部3b′、3b′の上側には複数の皿
孔3i、3iが形成されている。
【0039】筒部3aの中に装着された回転軸筒4の貫
通孔4cと軸支部3dの透孔に前後に摺動自在に嵌合さ
れたスプ−ル軸5の外周にはトラバ−スカム溝5aが形
成されている。スプ−ル軸5の後端には翼板49がビス
50で固定されている。回転軸筒4の前側には透孔4d
が穿設されると共に外周に駒体51が回り止め嵌合固定
され、駒体51と透孔4dに係合子27が挿入されて駒
体51にビス52が螺合されている。係合子27はトラ
バ−スカム溝5aに係合されている。他の構成は前記第
1実施例と略同一で、カバ−部1uをリ−ル本体1′に
着脱自在に構成してもよい。
【0040】リ−ル本体1′に装着部材A″が装着され
る時は、リ−ル本体1′に駆動歯車2が前方から装着さ
れた後、リ−ル本体1′に装着部材A″が前方から装着
されて皿孔1zとネジ孔3xにビス53が螺合され、皿
孔3iとネジ孔1yにビス54が螺合される。スプ−ル
軸5の翼板49はカバ−部1u内の凹部1v壁に当接さ
れる。
【0041】第6実施例の魚釣用スピニングリ−ルの動
作は、駆動歯車2と回転軸筒4が回転されるとロ−タ2
9が回転されると共にスプ−ル軸5とスプ−ル31が前
後に往復動される。
【0042】図26、図27は第7実施例で、図26は
魚釣用スピニングリ−ルの分解一部断面外観側面図、図
27は魚釣用スピニングリ−ルの要部断面背面図であ
る。
【0043】第7実施例では、リ−ル本体1の保持部1
g、1gの外側に装着部材Aに設けた円板状カバ−3y
が摺接するように構成されている。リ−ル本体1の保持
部1g、1gには駆動歯車2の回転軸2aの両端が挿入
可能な透孔がなく、軸受10、11が挿入可能な透孔1
h′、1h′と、軸受10、11を下側から透孔1
h′、1h′に挿入可能な溝1j、1jが夫々形成され
ている。装着部材Aの本体部3の中空の中間側部3b、
3bの側部にU字形の切込み部3f、3fが形成されて
いると共に円板状カバ−3yが一体に形成されている。
円板状カバ−3yには駆動歯車2の回転軸2aの両端が
挿入可能な透孔3z、3zが穿設されている。U字形の
切込み部3f、3fの底に軸受10、11の外形より大
径の円弧面を持ち溝1j、1jに嵌合可能な凸部3g、
3gが形成されている。他の構成は前記第1実施例と略
同一である。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0045】請求項1により、駆動歯車の回転軸の両端
の軸受はリ−ル本体に一体に形成された保持部の同一軸
線上に保持されているので、経年変化や落下の衝撃を受
けても支持精度を良好に保つことができ、回転不良が発
生しない。ハンドルの回転で回転軸に強い巻き上げ力が
掛かって撓みやきしみ等が発生しても、保持部がリ−ル
本体に一体に形成されているので、ピニオンとの噛み合
いに誤差が生じず、回転不良が発生しない。
【0046】請求項2により、駆動歯車の回転軸の両端
の軸受の位置とピニオンの位置は定位置となって噛み合
い不良がなくなる。請求項3により、リ−ル本体に駆動
歯車の装着が極めて容易になり、装着部材で確実に軸受
が保持出来る。請求項4により、スプ−ル軸とスプ−ル
の前後往復動のストロ−クや異なるタイプのオシレ−ト
機構が簡単に組み込めて製品展開が容易になり、製造コ
ストを低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分解
一部断面外観側面図である。
【図2】同魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図で
ある。
【図3】同駆動歯車の拡大一部断面正面図である。
【図4】同駆動歯車の拡大断面側面図である。
【図5】同魚釣用スピニングリ−ルのリ−ル本体側の断
面側面図である。
【図6】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面背面図で
ある。
【図7】同魚釣用スピニングリ−ルの一部断面外観背面
図である。
【図8】同魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図であ
る。
【図9】第2実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分解
一部断面外観側面図である。
【図10】同魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図
である。
【図11】同魚釣用スピニングリ−ルの一部断面外観背
面図である。
【図12】第3実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分
解断面側面図である。
【図13】第4実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分
解外観側面図である。
【図14】同魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図
である。
【図15】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図
である。
【図16】第5実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分
解外観側面図である。
【図17】同魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図
である。
【図18】同装着部材の本体部の前面正面図である。
【図19】同図20のF19断面線の拡大一部断面正面
図である。
【図20】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図
である。
【図21】同図20の要部拡大断面側面図である。
【図22】第6実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分
解外観側面図である。
【図23】同魚釣用スピニングリ−ルの分解断面側面図
である。
【図24】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面図
である。
【図25】同図24の要部拡大断面側面図である。
【図26】第7実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの分
解一部断面外観側面図である。
【図27】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面背面図
である。
【符号の説明】
A、A′、A″ 装着部材 C オシレ−ト機構 1 リ−ル本体 1b 脚部 1g、1g 保持部 1m 装着部 2 駆動歯車 2a 回転軸 10、11 軸受 29 ロ−タ 31 スプ−ル 33 ハンドル 35 釣糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿に取付け固定するための脚部をリ−ル
    本体に備え、該リ−ル本体の竿先側にスプ−ルを取付
    け、該リ−ル本体に回転可能に支持されたハンドルの回
    転で、巻取り駆動機構を介して駆動されるロ−タ及び前
    記スプ−ルを前後動させるオシレ−ト機構によって該ス
    プ−ルに釣糸を平行巻きする構成の魚釣用スピニングリ
    −ルにおいて、前記駆動機構の駆動歯車における回転軸
    の両端を夫々軸承する軸受の保持部をリ−ル本体の脚部
    と一体に形成し、該保持部に軸受を介して保持された駆
    動歯車を覆うべく構成された装着部材を着脱可能に取付
    けたことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
  2. 【請求項2】前記リ−ル本体における前記保持部の前側
    にロ−タを支持する回転軸筒を内蔵した装着部を一体に
    形成したことを特徴とする請求項1記載の魚釣用スピニ
    ングリ−ル。
  3. 【請求項3】前記保持部に駆動歯車の回転軸の両端を装
    着部材の装着側から着脱自在に挿入可能としたことを特
    徴とする請求項1及び2記載の魚釣用スピニングリ−
    ル。
  4. 【請求項4】前記装着部材内に前記駆動歯車の回転で駆
    動される前記オシレ−ト機構を設けたことを特徴とする
    請求項1〜3記載の魚釣用スピニングリ−ル。
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