JPH099829A - ロングストロークスピニングリール - Google Patents
ロングストロークスピニングリールInfo
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- JPH099829A JPH099829A JP7190565A JP19056595A JPH099829A JP H099829 A JPH099829 A JP H099829A JP 7190565 A JP7190565 A JP 7190565A JP 19056595 A JP19056595 A JP 19056595A JP H099829 A JPH099829 A JP H099829A
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/01—Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
- A01K89/0114—Reciprocating mechanisms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/01—Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
- A01K89/0111—Spool details
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 釣糸の放出時に釣糸の放出抵抗、捩り及びも
つれなしに釣糸が解けるようにし、ロングストロークを
実現して投げ飛ばし距離を増大させ、構造を簡単にし、
充分な強度と耐衝撃性を有し、部品数を減少させる。 【解決手段】 シャンク部がスプール38のシャンク案
内部38bの内部まで延長され、スプール38がプッシ
ュボタン8aにより着脱可能にスプール軸34の前方に
挿入される。中間にポール挿入孔36cが形成されたシ
ャンク部及びリールボデー10の内部に配置されるピニ
オン軸36、36c及びウォーム34aが大径部に2段
に形成されたスプール軸34とを備える。またスプール
38のスプール挿入孔前方には拡大されたスプリング収
容孔38eが形成され該スプリング収容孔38eにはキ
ー34bに結束されるワッシャー42とスプールホルダ
ー38cがその間にスプリング41を介在して挿入され
る。
つれなしに釣糸が解けるようにし、ロングストロークを
実現して投げ飛ばし距離を増大させ、構造を簡単にし、
充分な強度と耐衝撃性を有し、部品数を減少させる。 【解決手段】 シャンク部がスプール38のシャンク案
内部38bの内部まで延長され、スプール38がプッシ
ュボタン8aにより着脱可能にスプール軸34の前方に
挿入される。中間にポール挿入孔36cが形成されたシ
ャンク部及びリールボデー10の内部に配置されるピニ
オン軸36、36c及びウォーム34aが大径部に2段
に形成されたスプール軸34とを備える。またスプール
38のスプール挿入孔前方には拡大されたスプリング収
容孔38eが形成され該スプリング収容孔38eにはキ
ー34bに結束されるワッシャー42とスプールホルダ
ー38cがその間にスプリング41を介在して挿入され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は釣り用スピニングリール
に関するもので、詳しくはスプール(spool)の往復運
動のためのトラバース(traverse)溝が、スプール軸に
形成されたロングストロークスピニングリール(long s
troke spinning reel)に関するものである。
に関するもので、詳しくはスプール(spool)の往復運
動のためのトラバース(traverse)溝が、スプール軸に
形成されたロングストロークスピニングリール(long s
troke spinning reel)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣り用スピニングリールは、釣
り糸が巻かれるスプールと該スプールに釣り糸を巻くた
めにスプールに対して相対的に回転可能であるロータと
を備えている。
り糸が巻かれるスプールと該スプールに釣り糸を巻くた
めにスプールに対して相対的に回転可能であるロータと
を備えている。
【0003】釣り糸がスプールから解ける時は、スプー
ルが固定状態であるか、或はロータに対して相対的に回
転する。特に、投げ飛ばす時には、釣り糸がもつれと抵
抗(投げ飛ばし抵抗)なしに円滑に放出されることによ
り釣り糸の投げ飛ばし距離を増大できる。このために、
釣り糸がスプールに水平にかつ均等に巻き取されるよう
に、ロータの回転時、スプールを縦方向に往復運動させ
るための往復運動機構が提供されているが、最も望まし
い往復運動機構はトラバースカム機構であることが良く
知られている。
ルが固定状態であるか、或はロータに対して相対的に回
転する。特に、投げ飛ばす時には、釣り糸がもつれと抵
抗(投げ飛ばし抵抗)なしに円滑に放出されることによ
り釣り糸の投げ飛ばし距離を増大できる。このために、
釣り糸がスプールに水平にかつ均等に巻き取されるよう
に、ロータの回転時、スプールを縦方向に往復運動させ
るための往復運動機構が提供されているが、最も望まし
い往復運動機構はトラバースカム機構であることが良く
知られている。
【0004】このようなトラバースカム機構を採用した
代表的な従来のスピニングリールが図1及び図2に図示
されている。
代表的な従来のスピニングリールが図1及び図2に図示
されている。
【0005】図1に示すように、ハンドルとそのハンド
ルに結束されたドライブギア(図示せず)によりピニオ
ン6が回転する。そのピニオン6はリールボディ10の
前方開口部を介して突出したシャンク部6aと共に管状
のピニオン軸を形成し、そのシャンク部6aにはロータ
1がそのピニオン軸と共に回転するように固定されてい
る(図4〜図6参照)。
ルに結束されたドライブギア(図示せず)によりピニオ
ン6が回転する。そのピニオン6はリールボディ10の
前方開口部を介して突出したシャンク部6aと共に管状
のピニオン軸を形成し、そのシャンク部6aにはロータ
1がそのピニオン軸と共に回転するように固定されてい
る(図4〜図6参照)。
【0006】トラバースカム軸20はピニオン軸6,6
aに平行になるようにリールボディ10へ回転可能に支
持され、このトラバースカム軸20はスパーギア23,
24、又は又はピニオン6、及びヘリカルギア22を介
してピニオン6の回転により回転する。
aに平行になるようにリールボディ10へ回転可能に支
持され、このトラバースカム軸20はスパーギア23,
24、又は又はピニオン6、及びヘリカルギア22を介
してピニオン6の回転により回転する。
【0007】トラバースカム軸20の後方にはX形のウ
ォーム、つまりトラバース溝21が形成されており、そ
のウォーム21とは、図2に示すように、ポール(paw
l)3bのカム部3cが噛み合っているので、ポール3
bがトラバースカム軸20の回転によりトラバースカム
軸20に平行に往復直線運動することになる。
ォーム、つまりトラバース溝21が形成されており、そ
のウォーム21とは、図2に示すように、ポール(paw
l)3bのカム部3cが噛み合っているので、ポール3
bがトラバースカム軸20の回転によりトラバースカム
軸20に平行に往復直線運動することになる。
【0008】スプール(図示せず)がともに往復運動可
能に前方から挿入固定されるスプール軸4は、ピニオン
軸6,6aを縦方向に貫通し、該ピニオン軸6,6aに
往復運動可能に支持されている。スプール軸4は、図2
に示すように、ウォーム21の回転により往復運動する
ポール3bと共に往復運動するようにスライダー3を介
してポール3bに結束されている。
能に前方から挿入固定されるスプール軸4は、ピニオン
軸6,6aを縦方向に貫通し、該ピニオン軸6,6aに
往復運動可能に支持されている。スプール軸4は、図2
に示すように、ウォーム21の回転により往復運動する
ポール3bと共に往復運動するようにスライダー3を介
してポール3bに結束されている。
【0009】こうして、図3に示すように、釣り糸12
の巻取時、スプール8が一点鎖線8´の位置間の距離
“Db”だけ往復運動しながら、釣り糸12を水平にか
つ均等に巻取部8dに巻き取りする。
の巻取時、スプール8が一点鎖線8´の位置間の距離
“Db”だけ往復運動しながら、釣り糸12を水平にか
つ均等に巻取部8dに巻き取りする。
【0010】しかし、このような分離型ウォーム軸20
の場合は、スライダー3の往復運動を案内するためのウ
ォームスライド部3eを該スライダー3に一体的に形成
すべきであり、かつスライダー3をスプール軸4に固定
させるためのネジ3aのような固定手段が必要である。
或は図示してないが、スプール軸4をスライダー3に対
して回転できるようにするために、スライダー3の前後
のスプール軸4にスナップリングを取り付けるべきであ
り、さらにはポール挿入孔3dにポール3bを挿入して
からポールカム部3cがウォーム21と噛み合うよう
に、該ポール3bの後端を支持するポールキャップ3f
がスライダー3に固定されるべきである。そのため伝動
部品としてヘリカルギア22又はスパーギア23,24
以外の部品の数及び組立工数が大きく増加する上に、各
部品の不良又は組立時の不良も増加するので、これによ
る不良修理方法も複雑となるという問題点があった。さ
らに、駆動伝達機構の部品数が増大してスプールの前後
方向の遊動が増加し、ウォーム21とポール3bの円滑
な噛み合いのために高い精密度が要求され、さらにウォ
ーム21の加工を容易にした上で耐磨耗性を図るため黄
銅材に硬質軽クロム鍍金をしなくてはならない等々の多
くの問題点があった。
の場合は、スライダー3の往復運動を案内するためのウ
ォームスライド部3eを該スライダー3に一体的に形成
すべきであり、かつスライダー3をスプール軸4に固定
させるためのネジ3aのような固定手段が必要である。
或は図示してないが、スプール軸4をスライダー3に対
して回転できるようにするために、スライダー3の前後
のスプール軸4にスナップリングを取り付けるべきであ
り、さらにはポール挿入孔3dにポール3bを挿入して
からポールカム部3cがウォーム21と噛み合うよう
に、該ポール3bの後端を支持するポールキャップ3f
がスライダー3に固定されるべきである。そのため伝動
部品としてヘリカルギア22又はスパーギア23,24
以外の部品の数及び組立工数が大きく増加する上に、各
部品の不良又は組立時の不良も増加するので、これによ
る不良修理方法も複雑となるという問題点があった。さ
らに、駆動伝達機構の部品数が増大してスプールの前後
方向の遊動が増加し、ウォーム21とポール3bの円滑
な噛み合いのために高い精密度が要求され、さらにウォ
ーム21の加工を容易にした上で耐磨耗性を図るため黄
銅材に硬質軽クロム鍍金をしなくてはならない等々の多
くの問題点があった。
【0011】次に、このような分離型トラバースカム機
構においては、スプールの回転によりスライダー3が往
復運動できないため、ラインの放出時、スプール8が図
3に実線で示す位置に固定され、釣り糸12がスプール
8dから広い角度で解けることになり、大きい角度を形
成する場合は、巻かれている釣り糸により抵抗(放出抵
抗)を受けながら解けることになるばかりでなく、ベー
ルアームのライン案内ローラー9aとの間で釣り糸12
が続けて一方向に縒れて釣り糸がもつれ易いという問題
点もあった。
構においては、スプールの回転によりスライダー3が往
復運動できないため、ラインの放出時、スプール8が図
3に実線で示す位置に固定され、釣り糸12がスプール
8dから広い角度で解けることになり、大きい角度を形
成する場合は、巻かれている釣り糸により抵抗(放出抵
抗)を受けながら解けることになるばかりでなく、ベー
ルアームのライン案内ローラー9aとの間で釣り糸12
が続けて一方向に縒れて釣り糸がもつれ易いという問題
点もあった。
【0012】このような問題点を解決するためにさまざ
まな試みが提案された。そのうちスプール軸4にウォー
ム4aが形成されたものとしては、米合衆国特許第4,
416,428号(1983年11月22日特許)、及
び第4,618,107号(1986年10月21日特
許)と、韓国実用新案公告第89−8646号(198
9年11月30日公告)等に開示されている。その一つ
である韓国実用新案公告第89−8646号に開示され
た前方ドラグタイプスピニングリールを図4〜図7に示
す。
まな試みが提案された。そのうちスプール軸4にウォー
ム4aが形成されたものとしては、米合衆国特許第4,
416,428号(1983年11月22日特許)、及
び第4,618,107号(1986年10月21日特
許)と、韓国実用新案公告第89−8646号(198
9年11月30日公告)等に開示されている。その一つ
である韓国実用新案公告第89−8646号に開示され
た前方ドラグタイプスピニングリールを図4〜図7に示
す。
【0013】図4は分解斜視図、図5乃至図6は一側を
切開して作動関係を示した後進状態と前進状態の側面
図、図7は主要部の拡大断面図である。
切開して作動関係を示した後進状態と前進状態の側面
図、図7は主要部の拡大断面図である。
【0014】図4〜図7に示すように、スプール軸4に
はウォーム4aが形成され、該ウォーム4aはポール5
aが噛み合っており、該ポール5aはガイド5を介して
ロータ1に固定されている。
はウォーム4aが形成され、該ウォーム4aはポール5
aが噛み合っており、該ポール5aはガイド5を介して
ロータ1に固定されている。
【0015】ハンドル11の回転により、リールボディ
10に内装されたドライブギア2と該ドライブギア2と
噛み合ったピニオン6とが回転することになり、該ピニ
オン6の回転により、ピニオン軸6,6aのシャンク部
6aに固定されたロータ1が回転することになる。この
際、ロータ1に固定されたベールアーム9とライン案内
ローラー9aによって釣り糸が案内されながらスプール
8の巻取部8dに巻き取られる。
10に内装されたドライブギア2と該ドライブギア2と
噛み合ったピニオン6とが回転することになり、該ピニ
オン6の回転により、ピニオン軸6,6aのシャンク部
6aに固定されたロータ1が回転することになる。この
際、ロータ1に固定されたベールアーム9とライン案内
ローラー9aによって釣り糸が案内されながらスプール
8の巻取部8dに巻き取られる。
【0016】また、ロータ1の回転とともにポール5a
が回転することにより、ポール5aのカム部と噛み合っ
たウォーム4aがトラバースカム作用して、スプール軸
4がスライダー3と共に案内レール7により案内されな
がら往復運動することになる。これにより、釣り糸が巻
取される時にはスプール8の巻取部8aに水平かつ均等
に巻き取りされる。
が回転することにより、ポール5aのカム部と噛み合っ
たウォーム4aがトラバースカム作用して、スプール軸
4がスライダー3と共に案内レール7により案内されな
がら往復運動することになる。これにより、釣り糸が巻
取される時にはスプール8の巻取部8aに水平かつ均等
に巻き取りされる。
【0017】従って、このようなウォーム4aがスプー
ル軸4に一体的に形成された場合は、図1の分離型より
部品点数がかなり減ることになる。
ル軸4に一体的に形成された場合は、図1の分離型より
部品点数がかなり減ることになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな前方ドラグタイプスピニングリールにおいては、釣
り糸の放出時、スプール8が固定されているため、図3
のような問題点、つまり釣り糸がもつれるか、或は放出
及び投げ飛ばし抵抗を起すという問題点は解決されてい
ない。
うな前方ドラグタイプスピニングリールにおいては、釣
り糸の放出時、スプール8が固定されているため、図3
のような問題点、つまり釣り糸がもつれるか、或は放出
及び投げ飛ばし抵抗を起すという問題点は解決されてい
ない。
【0019】また、スプール軸4にウォーム4aを形成
することにより、リール全体の大きさの変更なしにウォ
ーム4aを長くし得るが、図4〜図7ではロータ1のス
プール8側、つまり前方にガイド5が固定され、スプー
ル軸4とスプール8間に回転力を伝達するためのキー4
bとキー溝8bがスプール8のロータ1側、つまり後方
に形成されているため、図6のようにスプール8が前進
した時はウォーム4aの大部分がピニオン軸6,6aの
シャンク部6aの前方に突出し、これにより、回転によ
る捩じり荷重とスプール軸4に作用する釣り糸による矢
印Y方向の反復曲げ荷重とにより、スプール軸4はその
最も脆弱なウォーム4aのポール5aの位置で容易に破
壊されるか、曲げ変形又は捩じり変形されるため、前述
したトラバースカムの作用が円滑に行われないか、全く
作動し得なくなる。これを避けるためには、ウォーム4
aの長さを短くするとともに、スプール軸4の直径を大
きくすることが必要となるが、そうすると、管状のピニ
オン軸6,6aも大きくなり、ピニオン6もその外径が
大きくなることにより、リールボディ10全体が大きく
なるという問題点が発生する。
することにより、リール全体の大きさの変更なしにウォ
ーム4aを長くし得るが、図4〜図7ではロータ1のス
プール8側、つまり前方にガイド5が固定され、スプー
ル軸4とスプール8間に回転力を伝達するためのキー4
bとキー溝8bがスプール8のロータ1側、つまり後方
に形成されているため、図6のようにスプール8が前進
した時はウォーム4aの大部分がピニオン軸6,6aの
シャンク部6aの前方に突出し、これにより、回転によ
る捩じり荷重とスプール軸4に作用する釣り糸による矢
印Y方向の反復曲げ荷重とにより、スプール軸4はその
最も脆弱なウォーム4aのポール5aの位置で容易に破
壊されるか、曲げ変形又は捩じり変形されるため、前述
したトラバースカムの作用が円滑に行われないか、全く
作動し得なくなる。これを避けるためには、ウォーム4
aの長さを短くするとともに、スプール軸4の直径を大
きくすることが必要となるが、そうすると、管状のピニ
オン軸6,6aも大きくなり、ピニオン6もその外径が
大きくなることにより、リールボディ10全体が大きく
なるという問題点が発生する。
【0020】また、ドライブギア3との伝動比を一定に
維持するためには、ドライブギア3をもっと大きくすべ
きである等の問題点も発生する。
維持するためには、ドライブギア3をもっと大きくすべ
きである等の問題点も発生する。
【0021】さらに、ウォーム4aの長さを短くするし
かないため、スプール8のストローク(図3のDb)が
短くなり、これによりスプール8の巻取部8dの長さD
aも短くなり、同一長さの釣り糸を巻取するためにはス
プール8の外径Dを大きくしなければならないことにな
り、このようにスプールの外径を大きくすることは投げ
飛ばし抵抗をもっと大きくすることになる等の問題点が
あった。
かないため、スプール8のストローク(図3のDb)が
短くなり、これによりスプール8の巻取部8dの長さD
aも短くなり、同一長さの釣り糸を巻取するためにはス
プール8の外径Dを大きくしなければならないことにな
り、このようにスプールの外径を大きくすることは投げ
飛ばし抵抗をもっと大きくすることになる等の問題点が
あった。
【0022】さらに、図6の矢印X方向の小さい衝撃に
よってもその衝撃が直接ウォーム4a又はポール5aの
カム部に伝達されて変形され易くなるので、そのカム作
用が円滑でないか不可能になるという問題点もあった。
このような問題点は図1のスピニングリールでより深刻
となる。
よってもその衝撃が直接ウォーム4a又はポール5aの
カム部に伝達されて変形され易くなるので、そのカム作
用が円滑でないか不可能になるという問題点もあった。
このような問題点は図1のスピニングリールでより深刻
となる。
【0023】このような理由のため、ウォーム軸が分離
された図1及び図2の従来のスピニングリールより図4
のスピニングリールは実用化されていない。
された図1及び図2の従来のスピニングリールより図4
のスピニングリールは実用化されていない。
【0024】本発明は上述した問題点を解決するための
もので、その目的は釣り糸の放出時にもスプールが回転
及び往復運動することにより釣り糸の放出抵抗、或は捩
じれやもつれなしに釣り糸を解くことができ、投げ飛ば
し抵抗を減少させロングストロークを実現して投げ飛ば
し距離を増大させることができる上に、構造が簡単であ
り、充分な強度と耐衝撃性を有し、部品点数と製造及び
組立工程が減少されるロングストロークスピニングリー
ルを提供するところにある。
もので、その目的は釣り糸の放出時にもスプールが回転
及び往復運動することにより釣り糸の放出抵抗、或は捩
じれやもつれなしに釣り糸を解くことができ、投げ飛ば
し抵抗を減少させロングストロークを実現して投げ飛ば
し距離を増大させることができる上に、構造が簡単であ
り、充分な強度と耐衝撃性を有し、部品点数と製造及び
組立工程が減少されるロングストロークスピニングリー
ルを提供するところにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明の第1具体例によると、釣り糸がハンドル
により巻取され、外力により放出される釣り用スピニン
グリールにおいて、前方開口部を有するリールボディ
と、前記前方開口部に回転可能に支持され、スプールの
前進時にスプール軸のトラバス溝が突出しないように前
方開口部からロータの前方のスプール側に延長突出さ
れ、中間にポール挿入孔が形成されたシャンク部及びリ
ールボディの内部に配置されるピニオンを有する管状の
ピニオン軸と、ピニオン軸とともに回転可能に前記シャ
ンク部のポール挿入孔部分に挿入固定される挿入孔を有
するロータと、前記管状のピニオン軸を縦方向に貫通し
相対的に回転運動及び往復移動可能にピニオン軸に支持
され、前記ロータ挿入孔付近で外周にトラバース溝が形
成されたスプール軸と、前記スプール軸の前方部が挿入
される挿入孔及び、前記挿入孔がスプール軸に挿入され
た時、スプール軸とともに回転運動及び往復移動できる
ように着脱可能に固定させる固定手段を有するスプール
と、前記ピニオン軸とスプール軸の相対回転によりスプ
ール軸を往復運動させるように、ロータの挿入孔の内壁
に後端が支持され、前記シャンク部のポール挿入孔に回
動可能に支持され、先端のポールカム部が前記トラバー
ス溝に挿入されるポールとを備えることを特徴とするロ
ングストロークスピニングリールが提供される。
ための本発明の第1具体例によると、釣り糸がハンドル
により巻取され、外力により放出される釣り用スピニン
グリールにおいて、前方開口部を有するリールボディ
と、前記前方開口部に回転可能に支持され、スプールの
前進時にスプール軸のトラバス溝が突出しないように前
方開口部からロータの前方のスプール側に延長突出さ
れ、中間にポール挿入孔が形成されたシャンク部及びリ
ールボディの内部に配置されるピニオンを有する管状の
ピニオン軸と、ピニオン軸とともに回転可能に前記シャ
ンク部のポール挿入孔部分に挿入固定される挿入孔を有
するロータと、前記管状のピニオン軸を縦方向に貫通し
相対的に回転運動及び往復移動可能にピニオン軸に支持
され、前記ロータ挿入孔付近で外周にトラバース溝が形
成されたスプール軸と、前記スプール軸の前方部が挿入
される挿入孔及び、前記挿入孔がスプール軸に挿入され
た時、スプール軸とともに回転運動及び往復移動できる
ように着脱可能に固定させる固定手段を有するスプール
と、前記ピニオン軸とスプール軸の相対回転によりスプ
ール軸を往復運動させるように、ロータの挿入孔の内壁
に後端が支持され、前記シャンク部のポール挿入孔に回
動可能に支持され、先端のポールカム部が前記トラバー
ス溝に挿入されるポールとを備えることを特徴とするロ
ングストロークスピニングリールが提供される。
【0026】次に、本発明の第2具体例によると、前記
第1具体例において、前記スプール軸は2段管状のピニ
オン軸を貫通して相対的に回転運動及び往復移動可能に
ピニオン軸に支持されるように後方での小径部と前方で
の大径部を有し、前記ロータ挿入孔付近で大径部の外周
にトラバース溝が形成された2段スプール軸とすること
ができ、この場合、前記ピニオン軸はリールボディの前
方開口部に回転可能に支持され、前方開口部の前方に突
出されたシャンク部及びリールボディの内部に配置され
るピニオンを有し、ピニオン部分での小内径とシャンク
部での大内径の管が軸方向に形成された2段管状に構成
されることを特徴とするロングストロークスピニングリ
ールが提供される。
第1具体例において、前記スプール軸は2段管状のピニ
オン軸を貫通して相対的に回転運動及び往復移動可能に
ピニオン軸に支持されるように後方での小径部と前方で
の大径部を有し、前記ロータ挿入孔付近で大径部の外周
にトラバース溝が形成された2段スプール軸とすること
ができ、この場合、前記ピニオン軸はリールボディの前
方開口部に回転可能に支持され、前方開口部の前方に突
出されたシャンク部及びリールボディの内部に配置され
るピニオンを有し、ピニオン部分での小内径とシャンク
部での大内径の管が軸方向に形成された2段管状に構成
されることを特徴とするロングストロークスピニングリ
ールが提供される。
【0027】次に、本発明の第3具体例によると、釣り
糸がハンドルにより巻取され、外力により放出される釣
り用スピニングリールにおいて、前方開口部を有するリ
ールボディと、前記リールボディの前方開口部に回転可
能に支持される管状のピニオン軸と、前記ピニオン軸と
ともに回転可能にピニオン軸に固定されるロータと、前
記管状のピニオン軸を貫通し相対的に回転運動及び往復
移動可能にピニオン軸に支持されるスプール軸と、前記
スプール軸の前方部が挿入される挿入孔及び、スプール
軸に着脱可能であり、装着時にスプール軸とともに回転
運動及び往復移動可能であるとともにスプール軸に対し
てスプールが後方への弾性を有するように前記挿入孔に
配置される固定手段を有するスプールとを備えることを
特徴とする緩衝装置を有するスピニングリールが提供さ
れる。
糸がハンドルにより巻取され、外力により放出される釣
り用スピニングリールにおいて、前方開口部を有するリ
ールボディと、前記リールボディの前方開口部に回転可
能に支持される管状のピニオン軸と、前記ピニオン軸と
ともに回転可能にピニオン軸に固定されるロータと、前
記管状のピニオン軸を貫通し相対的に回転運動及び往復
移動可能にピニオン軸に支持されるスプール軸と、前記
スプール軸の前方部が挿入される挿入孔及び、スプール
軸に着脱可能であり、装着時にスプール軸とともに回転
運動及び往復移動可能であるとともにスプール軸に対し
てスプールが後方への弾性を有するように前記挿入孔に
配置される固定手段を有するスプールとを備えることを
特徴とする緩衝装置を有するスピニングリールが提供さ
れる。
【0028】そして、前記スプールの固定手段は、前方
衝撃時にロックピンが後方に移動可能に前記スプール軸
の前方に長く形成されたロックピン溝と、スプールの挿
入孔の前方に挿入孔より拡大されて形成されるスプリン
グ収容孔と、スプールの前方部に支持され、前記スプー
ル軸の前方からスプールがスプール軸に挿入される時に
スプール軸のロックピン溝に挿入され、外方に加圧され
る時にロックピン溝から離脱されるように弾性を有する
ロックピンと、前記ロックピン溝の後方でスプリング収
容孔の全長にわたってスプール軸に形成されるキーと、
前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の前方に固定されるスプールホルダーと、前
記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリン
グ収容孔の後方に往復移動可能に挿入されるワッシャ
と、前記ロックピン溝に挿入されたロックピンをロック
ピンの前方ロックピン段に密着させスプールを後方に加
圧するように前記ワッシャとスプールホルダー間に配置
されるスプリングを備える。
衝撃時にロックピンが後方に移動可能に前記スプール軸
の前方に長く形成されたロックピン溝と、スプールの挿
入孔の前方に挿入孔より拡大されて形成されるスプリン
グ収容孔と、スプールの前方部に支持され、前記スプー
ル軸の前方からスプールがスプール軸に挿入される時に
スプール軸のロックピン溝に挿入され、外方に加圧され
る時にロックピン溝から離脱されるように弾性を有する
ロックピンと、前記ロックピン溝の後方でスプリング収
容孔の全長にわたってスプール軸に形成されるキーと、
前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の前方に固定されるスプールホルダーと、前
記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリン
グ収容孔の後方に往復移動可能に挿入されるワッシャ
と、前記ロックピン溝に挿入されたロックピンをロック
ピンの前方ロックピン段に密着させスプールを後方に加
圧するように前記ワッシャとスプールホルダー間に配置
されるスプリングを備える。
【0029】
【作用】前記第1具体例の構成によると、釣り糸の放出
時、釣り糸の解ける力によりスプールがスプール軸とと
もに回転し、そのスプール軸のウォームも回転すること
により、ウォームとポールのカム作用によりスプール軸
がスプールとともに縦方向に往復運動するので、釣り糸
が巻取角度と同角度となるスプールの巻取部から垂直方
向に解けることになる。従って、釣り糸の放出時に抵抗
を受けたりもつれたりする心配がない。また、スプール
が前進状態にある時、スプール軸のウォーム部が、突出
されたシャンク部により補強されるため、外力に対する
充分な強度を有し、ウォームの長さが延長できるので、
スプールの巻取部の長さが延長できることになる。
時、釣り糸の解ける力によりスプールがスプール軸とと
もに回転し、そのスプール軸のウォームも回転すること
により、ウォームとポールのカム作用によりスプール軸
がスプールとともに縦方向に往復運動するので、釣り糸
が巻取角度と同角度となるスプールの巻取部から垂直方
向に解けることになる。従って、釣り糸の放出時に抵抗
を受けたりもつれたりする心配がない。また、スプール
が前進状態にある時、スプール軸のウォーム部が、突出
されたシャンク部により補強されるため、外力に対する
充分な強度を有し、ウォームの長さが延長できるので、
スプールの巻取部の長さが延長できることになる。
【0030】次に、前記第2具体例の構成によると、ス
プール軸が2段に形成され、ピニオン部の外径は従来と
同じに構成することにより、スプール軸の強度をさらに
増大させることができる。
プール軸が2段に形成され、ピニオン部の外径は従来と
同じに構成することにより、スプール軸の強度をさらに
増大させることができる。
【0031】次に、前記第3具体例の構成によると、ス
プールの前方に緩衝手段が提供されるので、前方衝撃力
がスプールの前方に加わってもスプールが後方に後退し
ながらその衝撃がスプリングにより吸収される。従っ
て、前方衝撃に対してポールとウォームを保護すること
ができる。
プールの前方に緩衝手段が提供されるので、前方衝撃力
がスプールの前方に加わってもスプールが後方に後退し
ながらその衝撃がスプリングにより吸収される。従っ
て、前方衝撃に対してポールとウォームを保護すること
ができる。
【0032】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の望ましい
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0033】図8はスプール38が後退位置にある状態
を示す主要部の縦断面図である。管状のピニオン軸3
6,36aがリールボディ10の前方開口部にベアリン
グ37を介して回転可能に支持されている。そのピニオ
ン軸36,36aは、スプール38の後進時に矢印Bと
Cで示すようにシャンク部36aがロータ31の挿入孔
の前方に突出してスプール38のシャンク案内部38b
の内部まで延長されている。
を示す主要部の縦断面図である。管状のピニオン軸3
6,36aがリールボディ10の前方開口部にベアリン
グ37を介して回転可能に支持されている。そのピニオ
ン軸36,36aは、スプール38の後進時に矢印Bと
Cで示すようにシャンク部36aがロータ31の挿入孔
の前方に突出してスプール38のシャンク案内部38b
の内部まで延長されている。
【0034】ピニオン軸36,36aの内部には滑り公
差を置きスプール軸34が挿入され、スプール軸34の
前方にはロックピン溝34cとD形断面のキー34bが
形成され、スプール軸34の前方から挿入されロックピ
ン溝34cの前方のロックピン段34dに係止されて離
脱防止されるロックピン8cによりスプール38がプッ
シュボタン8aにより着脱可能にスプール軸34の前方
に挿入される。また、スプール38に前方衝撃に対する
緩衝手段を提供するため、スプール38のスプール軸挿
入孔の前方には拡大されたスプリング収容孔38eが形
成され、該スプリング収容孔38eには前記キー34b
に結束されるワッシャ42とスプールホルダー38cが
その間にスプリング41を介在して挿入されている。
差を置きスプール軸34が挿入され、スプール軸34の
前方にはロックピン溝34cとD形断面のキー34bが
形成され、スプール軸34の前方から挿入されロックピ
ン溝34cの前方のロックピン段34dに係止されて離
脱防止されるロックピン8cによりスプール38がプッ
シュボタン8aにより着脱可能にスプール軸34の前方
に挿入される。また、スプール38に前方衝撃に対する
緩衝手段を提供するため、スプール38のスプール軸挿
入孔の前方には拡大されたスプリング収容孔38eが形
成され、該スプリング収容孔38eには前記キー34b
に結束されるワッシャ42とスプールホルダー38cが
その間にスプリング41を介在して挿入されている。
【0035】ワッシャ42がスプリング収容孔38eの
後端の段部に掛かり、スプリング41が適宜圧縮された
状態でスプールホルダー38cをスナップリング43で
スプール38のスプリング収容孔38eに固定させる。
スプール38が装着される時には、スプール38の前面
に支持されるロックピン8cがスプール軸38のロック
ピン段34dに密着されるようにワッシャ42とスプー
ル軸のキー34bの後方段によりスプリング41が少し
圧縮されるように構成されている。このようにスプール
38が装着されると、ロックピン段34dとキー34b
の後方段間にロックピン8c、前方への移動が固定され
たスプールホルダー38c及び移動可能なワッシャ42
を介在してスプリング41の弾性力によりスプール38
がスプール軸34に対して縦方向に安定した状態を維持
することになる。
後端の段部に掛かり、スプリング41が適宜圧縮された
状態でスプールホルダー38cをスナップリング43で
スプール38のスプリング収容孔38eに固定させる。
スプール38が装着される時には、スプール38の前面
に支持されるロックピン8cがスプール軸38のロック
ピン段34dに密着されるようにワッシャ42とスプー
ル軸のキー34bの後方段によりスプリング41が少し
圧縮されるように構成されている。このようにスプール
38が装着されると、ロックピン段34dとキー34b
の後方段間にロックピン8c、前方への移動が固定され
たスプールホルダー38c及び移動可能なワッシャ42
を介在してスプリング41の弾性力によりスプール38
がスプール軸34に対して縦方向に安定した状態を維持
することになる。
【0036】また、ロックピン溝34cはロックピン8
cの位置から後方に延長されているため、スプール38
が前方から衝撃を受けた時にはロックピン8cがスプリ
ング41の弾性力に抵抗して後方に移動できるようにな
っている。
cの位置から後方に延長されているため、スプール38
が前方から衝撃を受けた時にはロックピン8cがスプリ
ング41の弾性力に抵抗して後方に移動できるようにな
っている。
【0037】本発明は、図8の実施例のようにウォーム
34aが2段に形成されたスプール軸34の大径部に形
成されているが、これに限定されない。この場合、ピニ
オン36の付近ではスプール軸34が従来のような小直
径を有するのでピニオン36の外径は従来のように維持
され、ウォーム34aの直径のみを大きくすることによ
り強度を高めることができる。
34aが2段に形成されたスプール軸34の大径部に形
成されているが、これに限定されない。この場合、ピニ
オン36の付近ではスプール軸34が従来のような小直
径を有するのでピニオン36の外径は従来のように維持
され、ウォーム34aの直径のみを大きくすることによ
り強度を高めることができる。
【0038】スプール軸34が2段に構成された場合
は、2段スプール軸34を収容するように管状のピニオ
ン軸36,36aの管部分も2段に構成される。
は、2段スプール軸34を収容するように管状のピニオ
ン軸36,36aの管部分も2段に構成される。
【0039】この場合、図11に示すように、ピニオン
軸36,36aのピニオン36とシャンク部36aの連
結部分に突出段36bを形成することにより回転のため
の捩じり強度を補強させることが望ましい。図10は通
常のピニオン軸6,6aを示すもので、矢印方向にギア
を加工するための歯切ホブ(hob)が進行し続けてもピ
ニオン6の外径がシャンク部6aの外径より大きいため
捩じり強度が維持されるとともにベアリング又はラチェ
ット25が縦方向に支持できるが、ピニオン軸36,3
6aの内部を2段に構成した場合は、シャンク部36a
の内径が拡大されているため、充分な捩じり強度とラチ
ェット25の支持段を提供するためには、歯切ホブが図
11のようにピニオン36の有効部分までだけ進行する
ようにして突出段36bが完全に加工されなかった状態
に残っているものが望ましい。
軸36,36aのピニオン36とシャンク部36aの連
結部分に突出段36bを形成することにより回転のため
の捩じり強度を補強させることが望ましい。図10は通
常のピニオン軸6,6aを示すもので、矢印方向にギア
を加工するための歯切ホブ(hob)が進行し続けてもピ
ニオン6の外径がシャンク部6aの外径より大きいため
捩じり強度が維持されるとともにベアリング又はラチェ
ット25が縦方向に支持できるが、ピニオン軸36,3
6aの内部を2段に構成した場合は、シャンク部36a
の内径が拡大されているため、充分な捩じり強度とラチ
ェット25の支持段を提供するためには、歯切ホブが図
11のようにピニオン36の有効部分までだけ進行する
ようにして突出段36bが完全に加工されなかった状態
に残っているものが望ましい。
【0040】再び図8に示すように、ポール35はシャ
ンク部36aに形成されたポール挿入孔36cを貫通
し、先端のカム部が従来のようにウォーム34aと噛み
合っている。
ンク部36aに形成されたポール挿入孔36cを貫通
し、先端のカム部が従来のようにウォーム34aと噛み
合っている。
【0041】ポール35の後端は、矢印Dで示すように
ロータ31のシャンク部36aへの挿入孔を後方に延長
しその内壁に支持させる。ポール35は直接シャンク部
36aのポール挿入孔36cとロータ31のシャンク部
36aの挿入孔の内壁により支持させることもできる
が、矢印Aで示すように、ポールホルダー35aを介在
して支持させることもできる。この場合、容易な組立の
ためにシャンク部36aのポール挿入孔36cを縦方向
に少し長いスロットで構成することもできる。組立時に
は、ポールホルダー35aをシャンク部36aに挿入さ
せ、ポール挿入孔36cの位置にポール35を挿入させ
た後、ロータ31を挿入させ、突出段36b間でナット
で固定させることにより、ロータ31、ポール35、ポ
ールホルダー35a、ラチェット25及びピニオン軸3
6,36aが一緒にベアリング37を介してリールボデ
ィ10に対して回転可能に固定される。
ロータ31のシャンク部36aへの挿入孔を後方に延長
しその内壁に支持させる。ポール35は直接シャンク部
36aのポール挿入孔36cとロータ31のシャンク部
36aの挿入孔の内壁により支持させることもできる
が、矢印Aで示すように、ポールホルダー35aを介在
して支持させることもできる。この場合、容易な組立の
ためにシャンク部36aのポール挿入孔36cを縦方向
に少し長いスロットで構成することもできる。組立時に
は、ポールホルダー35aをシャンク部36aに挿入さ
せ、ポール挿入孔36cの位置にポール35を挿入させ
た後、ロータ31を挿入させ、突出段36b間でナット
で固定させることにより、ロータ31、ポール35、ポ
ールホルダー35a、ラチェット25及びピニオン軸3
6,36aが一緒にベアリング37を介してリールボデ
ィ10に対して回転可能に固定される。
【0042】前述した本発明の一実施例によるロングス
トロークスピニングリールの作用及び効果は次のようで
ある。
トロークスピニングリールの作用及び効果は次のようで
ある。
【0043】釣り糸の巻取時、ハンドルの回転により、
そのハンドルに結束されたドライブギア(図示せず)が
回転し、そのドライブギアと噛み合ったピニオン36を
介してピニオン軸36,36aがポール35とともに回
転する。これによりピニオン軸36,36aに固定され
たロータ31が回転すると同時にポール35と噛み合っ
たウォーム34aがポール35の回転によりポール35
とカム作用することにより、スプール38がスプール軸
34とともに図8の後進状態と図9の前進状態間で往復
運動することになる。この際、ライン案内ローラー9a
により案内される釣り糸12は、図12に示すように、
スプール38が矢印方向に往復運動する間、ロータ31
に取り付けられてともに回転するライン案内ローラー9
aの案内によりスプール38の巻取部38dに巻取され
る。従って、釣り糸12はライン案内ローラー9aとス
プール38間で垂直に巻取されるとともに、スプール3
8の往復運動により釣り糸12はスプールの巻取部38
dの全長にわたって均等にかつ水平に巻取される。
そのハンドルに結束されたドライブギア(図示せず)が
回転し、そのドライブギアと噛み合ったピニオン36を
介してピニオン軸36,36aがポール35とともに回
転する。これによりピニオン軸36,36aに固定され
たロータ31が回転すると同時にポール35と噛み合っ
たウォーム34aがポール35の回転によりポール35
とカム作用することにより、スプール38がスプール軸
34とともに図8の後進状態と図9の前進状態間で往復
運動することになる。この際、ライン案内ローラー9a
により案内される釣り糸12は、図12に示すように、
スプール38が矢印方向に往復運動する間、ロータ31
に取り付けられてともに回転するライン案内ローラー9
aの案内によりスプール38の巻取部38dに巻取され
る。従って、釣り糸12はライン案内ローラー9aとス
プール38間で垂直に巻取されるとともに、スプール3
8の往復運動により釣り糸12はスプールの巻取部38
dの全長にわたって均等にかつ水平に巻取される。
【0044】一方、釣り糸の放出時は、釣り糸12がス
プール38の巻取部38dから解ける力によりスプール
38がスプール軸34とともに回転し、スプール軸34
の外周に形成されたウォーム34aもともに回転するこ
とになる。このように回転するウォーム34aと該ウォ
ーム34aと噛み合ったポール35とのカム作用によ
り、スプール軸34がスプール38とともに長さ方向に
つまり縦方向に図8の後進状態と図9の前進状態間で往
復運動することになる。これにより釣り糸12はライン
案内ローラー9aに垂直な巻取角度と同一角度を成しな
がら解けるので、釣り糸12が抵抗を受けるか、もつれ
る憂いが無くなる。
プール38の巻取部38dから解ける力によりスプール
38がスプール軸34とともに回転し、スプール軸34
の外周に形成されたウォーム34aもともに回転するこ
とになる。このように回転するウォーム34aと該ウォ
ーム34aと噛み合ったポール35とのカム作用によ
り、スプール軸34がスプール38とともに長さ方向に
つまり縦方向に図8の後進状態と図9の前進状態間で往
復運動することになる。これにより釣り糸12はライン
案内ローラー9aに垂直な巻取角度と同一角度を成しな
がら解けるので、釣り糸12が抵抗を受けるか、もつれ
る憂いが無くなる。
【0045】また、図9のようにスプール38が前進状
態にあっても、ピニオン軸のシャンク部36aの延長部
分(矢印C)によりスプール軸34のウォーム34aが
補強されるため、釣り糸による曲げ力とスプール軸34
の回転力に対して充分な強度を有し、さらにそのウォー
ム34aの長さを長くすることができる。これにより、
スプール38の往復運動のストロークDbが長くなるの
で、スプール38の巻取部38dの長さDaを増大させ
ることができる(図12参照)。
態にあっても、ピニオン軸のシャンク部36aの延長部
分(矢印C)によりスプール軸34のウォーム34aが
補強されるため、釣り糸による曲げ力とスプール軸34
の回転力に対して充分な強度を有し、さらにそのウォー
ム34aの長さを長くすることができる。これにより、
スプール38の往復運動のストロークDbが長くなるの
で、スプール38の巻取部38dの長さDaを増大させ
ることができる(図12参照)。
【0046】こうすることにより、スプール軸34にウ
ォーム34aを一体化した利点ととともに、ロングスト
ロークが実現できるので多量の釣り糸を巻取部38dに
巻取することができる。
ォーム34aを一体化した利点ととともに、ロングスト
ロークが実現できるので多量の釣り糸を巻取部38dに
巻取することができる。
【0047】また、同量の釣り糸を巻取する場合にも巻
取部38dを従来より長くすることができるため、その
巻取厚さを減少させてスプール38のヘッド38fの外
径Dを小さくすることができる。これにより、釣り糸の
投げ飛ばす時にスプールのヘッド38fの抵抗が減少す
るので、より遠い長距離を投げ飛ばすことができる。
取部38dを従来より長くすることができるため、その
巻取厚さを減少させてスプール38のヘッド38fの外
径Dを小さくすることができる。これにより、釣り糸の
投げ飛ばす時にスプールのヘッド38fの抵抗が減少す
るので、より遠い長距離を投げ飛ばすことができる。
【0048】図8及び図9はスプール軸34を2段に形
成させるとともにピニオン36の外径は従来と同じに構
成させた実施例を示すが、ピニオン軸のシャンク部36
aを突出させてスプール軸34を補強させるため、必要
によってはスプール軸34を2段に形成しなくても可能
である。さらに、ステンレス鋼のような高強度の硬質材
料を使用する場合には、たとえウォーム34aの加工時
間は多少増加するが、たって2段とする必要もなく、従
来のように磨耗のための硬質クロム鍍金をする必要もな
くなる。
成させるとともにピニオン36の外径は従来と同じに構
成させた実施例を示すが、ピニオン軸のシャンク部36
aを突出させてスプール軸34を補強させるため、必要
によってはスプール軸34を2段に形成しなくても可能
である。さらに、ステンレス鋼のような高強度の硬質材
料を使用する場合には、たとえウォーム34aの加工時
間は多少増加するが、たって2段とする必要もなく、従
来のように磨耗のための硬質クロム鍍金をする必要もな
くなる。
【0049】また、前述したようにスプール38に緩衝
手段を提供することにより、スプール38に対する前方
衝撃力が固定手段を構成するスナップリング43とスプ
ールホルダー38cを介してスプリング41に伝達され
る。この際、スプリング41はワッシャ42を介在して
D形キー34bの後方段に係止されて圧縮され、スプー
ル38はスプール軸34に対して後方にスプリング41
の圧縮量だけ移動し、スプール38に固定されたロック
ピン8cも長いロックピン溝34cに沿って後方に移動
することになる。
手段を提供することにより、スプール38に対する前方
衝撃力が固定手段を構成するスナップリング43とスプ
ールホルダー38cを介してスプリング41に伝達され
る。この際、スプリング41はワッシャ42を介在して
D形キー34bの後方段に係止されて圧縮され、スプー
ル38はスプール軸34に対して後方にスプリング41
の圧縮量だけ移動し、スプール38に固定されたロック
ピン8cも長いロックピン溝34cに沿って後方に移動
することになる。
【0050】従って、前方衝撃力がスプリング41によ
り吸収され、スプール軸34には緩衝されて伝達される
ため、往復移動機構であるポール35とウォーム34a
は本機能を発揮し得るようにポール35又はウォーム3
4aの接触部の変形から充分に保護される。
り吸収され、スプール軸34には緩衝されて伝達される
ため、往復移動機構であるポール35とウォーム34a
は本機能を発揮し得るようにポール35又はウォーム3
4aの接触部の変形から充分に保護される。
【0051】その後、前方衝撃力が除去されると、スプ
リング41の弾性によりスプール38が前方に移動し、
ロックピン8cがロックされたロックピン溝34cのロ
ックピン段34dに密着されるので、スプール38がス
プール軸34の前方位置に安定に維持される。
リング41の弾性によりスプール38が前方に移動し、
ロックピン8cがロックされたロックピン溝34cのロ
ックピン段34dに密着されるので、スプール38がス
プール軸34の前方位置に安定に維持される。
【0052】以上本発明をその望ましい実施例に基づい
て説明したが、本発明はこれに限定されなく、請求範囲
に記載された事項から当業者により色々の応用と変形が
可能であろう。
て説明したが、本発明はこれに限定されなく、請求範囲
に記載された事項から当業者により色々の応用と変形が
可能であろう。
【0053】例えば、前述した実施例は後方ドラグタイ
プのスピニングリールに本発明が適用されたものである
が、前方ドラグタイプにも容易に適用でき、かつ緩衝手
段としてワッシャ42と圧縮スプリング41が採用され
たが、スプリングワッシャで代替することもできる。
プのスピニングリールに本発明が適用されたものである
が、前方ドラグタイプにも容易に適用でき、かつ緩衝手
段としてワッシャ42と圧縮スプリング41が採用され
たが、スプリングワッシャで代替することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
スプール軸にウォームが形成されているので、釣り糸の
放出時にもスプールが回転運動と同時に往復運動して釣
り糸の放出抵抗又は捩じり及びもつれなしに釣り糸が解
けるようにするとともに投げ飛ばし、抵抗も減少させて
ロングストロークを実現して投げ飛ばし距離を増大させ
るばかりでなく、ピニオンのシャンク部が前方に突出し
てシャンク案内部に挿入され、スプールの前方に固定及
び緩衝手段が提供されるので、構造が簡単となり、充分
な強度と耐衝撃性を有し、部品数と製造及び組立工程を
減少させる効果がある。
スプール軸にウォームが形成されているので、釣り糸の
放出時にもスプールが回転運動と同時に往復運動して釣
り糸の放出抵抗又は捩じり及びもつれなしに釣り糸が解
けるようにするとともに投げ飛ばし、抵抗も減少させて
ロングストロークを実現して投げ飛ばし距離を増大させ
るばかりでなく、ピニオンのシャンク部が前方に突出し
てシャンク案内部に挿入され、スプールの前方に固定及
び緩衝手段が提供されるので、構造が簡単となり、充分
な強度と耐衝撃性を有し、部品数と製造及び組立工程を
減少させる効果がある。
【図1】従来の分離型トラバースカム軸を備えるスピニ
ングリールのスプール往復運動装置の概略縦断面図であ
る。
ングリールのスプール往復運動装置の概略縦断面図であ
る。
【図2】図1のトラバースカム駆動部の断面図である。
【図3】図1のスピニングリールにおいて、スプール巻
取部からライン(釣り糸)が放出される状態を示す概略
側面図である。
取部からライン(釣り糸)が放出される状態を示す概略
側面図である。
【図4】メインシャフトの外周上にトラバース溝が形成
された従来の前方ドラグタイプスピニングリールの分解
斜視図である。
された従来の前方ドラグタイプスピニングリールの分解
斜視図である。
【図5・図6】図4の一側を切開して後進及び前進状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図7】トラバース溝部の拡大断面図である。
【図8】本発明によるロングストロークスピニングリー
ルの縦断面図で、スプールの後進状態を示している。
ルの縦断面図で、スプールの後進状態を示している。
【図9】本発明によるロングストロークスピニングリー
ルの縦断面図で、スプールの前進状態を示す縦断面図で
ある。
ルの縦断面図で、スプールの前進状態を示す縦断面図で
ある。
【図10】従来のスピニングリールの管状のピニオン軸
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図11】本発明による2段メインシャフトのための管
状のピニオン軸を示す部分断面図である。
状のピニオン軸を示す部分断面図である。
【図12】本発明によるスピニングリールのライン放出
状態を示すスプール部分の概略側面図である。
状態を示すスプール部分の概略側面図である。
1,31 ロータ 2 ドライブギア 3 スライダー 3a ネジ 3b ポール 3c ポールカム部 3d ポール挿入孔 3f ポールキャップ 3e ウォームスライダー部 4,34 スプール軸 4a,21 ウォーム(トラバース溝) 4b キー 4c,34c ロックピン溝 5 ガイド 5a,35 ポール 6,36 ピニオン 6a,36a シャンク部 7 案内レール 8,38 スプール 8a プッシュボタン 8b キー溝 8c ロックピン 8d,38d ライン巻取部 9 ベールアーム 9a ライン案内ローラー 10 リールボディ 11 ハンドル 12 ライン(釣り糸) 20 トラバースカム軸 22 ヘリカルギア 23,24 スパーギア 25 ラチェット 34b D型キー 34d ロックピン段 35a ポールホルダー 36b 突出段 36c ポール挿入孔 37 ベアリング 38b シャンク案内部 38c スプールホルダー 38e スプリング収容孔 41 コイルスプリング 42 ワッシャ 43 スナップリング
Claims (11)
- 【請求項1】 釣り糸がハンドルにより巻取され、外力
により放出される釣り用スピニングリールにおいて、 前方開口部を有するリールボディと、 前記前方開口部に回転可能に支持され、スプールの前進
時にスプール軸のトラバス溝が突出しないように前方開
口部からロータの前方のスプール側に延長突出され、中
間にポール挿入孔が形成されたシャンク部及びリールボ
ディの内部に配置されるピニオンを有する管状のピニオ
ン軸と、 ピニオン軸とともに回転可能に前記シャンク部のポール
挿入孔部分に挿入固定される挿入孔を有するロータと、 前記管状のピニオン軸を縦方向に貫通し相対的に回転運
動及び往復移動可能にピニオン軸に支持され、前記ロー
タ挿入孔付近で外周にトラバース溝が形成されたスプー
ル軸と、 前記スプール軸の前方部が挿入される挿入孔及び、前記
挿入孔がスプール軸に挿入された時、スプール軸ととも
に回転運動及び往復移動できるように着脱可能に固定さ
せる固定手段を有するスプールと、 前記ピニオン軸とスプール軸の相対回転によりスプール
軸を往復運動させるように、ロータの挿入孔の内壁に後
端が支持され、前記シャンク部のポール挿入孔に回動可
能に支持され、先端のポールカム部が前記トラバース溝
に挿入されるポールとを備えることを特徴とするロング
ストロークスピニングリール。 - 【請求項2】 前記スプール軸がステンレス鋼材である
ことを特徴とする請求項1記載のロングストロークスピ
ニングリール。 - 【請求項3】 前記ピニオン軸のシャンク部の前方部を
相対的に回転運動及び往復移動可能に支持するシャンク
案内部が前記スプールの挿入孔の後方に形成され、前記
スプールの固定手段がスプールの挿入孔の前方に形成さ
れることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
のロングストロークスピニングリール。 - 【請求項4】 前記ロータの挿入孔の直径がポール挿入
孔部分から後方に拡大され、前記拡大された部分で前記
ポール挿入孔周囲のシャンク部とロータの挿入孔間に挿
入固定され、前記ポール挿入孔に一致する位置に前記ポ
ールが回動可能に挿入されるポール支持孔を有するポー
ルホルダーをさらに備え、前記ポール挿入孔はピニオン
軸の縦方向に拡大されたスロットであることを特徴とす
る請求項3記載のロングストロークスピニングリール。 - 【請求項5】 前記スプールの固定手段は、 前方衝撃時にロックピンが後方に移動可能に前記スプー
ル軸の前方に長く形成されたロックピン溝と、 スプールの挿入孔の前方に挿入孔より拡大されて形成さ
れるスプリング収容孔と、 スプールの前方部に支持され、前記スプール軸の前方か
らスプールがスプール軸に挿入される時にスプール軸の
ロックピン溝に挿入され、外方に加圧される時にロック
ピン溝から離脱されるように弾性を有するロックピン
と、 前記ロックピン溝の後方でスプリング収容孔の全長にわ
たってスプール軸に形成されるキーと、 前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の前方に固定されるスプールホルダーと、 前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の後方に往復移動可能に挿入されるワッシャ
と、 前記ロックピン溝に挿入されたロックピンをロックピン
の前方ロックピン段に密着させスプールを後方に加圧す
るように前記ワッシャとスプールホルダー間に配置され
るスプリングを備えることを特徴とする請求項3記載の
ロングストロークスピニングリール。 - 【請求項6】 釣り糸がハンドルにより巻取され、外力
により放出される釣り用スピニングリールにおいて、 前方開口部を有するリールボディと、 前記前方開口部に回転可能に支持され、前記前方開口部
の前方に突出され、中間にポール挿入孔が形成されたシ
ャンク部及びリールボディ内部に配置されるピニオンを
有し、ピニオン部分での小内径とシャンク部で大内径の
管が軸方向に形成された2段管状のピニオン軸と、 釣り糸を案内するライン案内ローラー、ベールアーム及
びピニオン軸とともに回転可能に前記シャンク部に挿入
固定される挿入孔を有するロータと、 前記2段管状のピニオン軸を貫通して相対的に回転運動
及び往復移動可能にピニオン軸に支持されるように後方
での小径部と前方での大径部を有し、前記ロータ挿入孔
付近で大径部の外周にトラバース溝が形成された2段ス
プール軸と、 前記スプール軸の前方部が挿入される挿入孔及び、前記
挿入孔がスプール軸に挿入された時、スプール軸ととも
に回転運動及び往復移動できるように着脱可能に固定さ
せる固定手段を有するスプールと、 前記ピニオン軸とスプール軸の相対回転によりスプール
軸を往復運動させるように、ロータの挿入孔の内壁に後
端が支持され、前記シャンク部のポール挿入孔に回動可
能に支持され、先端のポールカム部が前記トラバース溝
に挿入されるポールとを備えることを特徴とするロング
ストロークスピニングリール。 - 【請求項7】 前記2段管状のピニオン軸の小内径と大
内径の連結部の外周に突出段が形成されることを特徴と
する請求項6記載のロングストロークスピニングリー
ル。 - 【請求項8】 前記ピニオン軸のシャンク部が、スプー
ルの前進時にスプール軸のトラバース溝が突出されない
ように、前方開口部からスプール側に延長突出され、前
記ピニオン軸のシャンク部の前方部を相対的に回転運動
及び往復移動可能に支持するシャンク案内部が前記スプ
ールの挿入孔の後方に形成され、前記スプールの固定手
段がスプールの挿入孔の前方に形成されることを特徴と
する請求項6記載のロングストロークスピニングリー
ル。 - 【請求項9】 前記ロータの挿入孔の直径がポール挿入
孔部分から後方に拡大され、前記拡大された部分で前記
ポール挿入孔周囲のシャンク部とロータの拡大された部
分の挿入孔間に挿入固定され、前記ポール挿入孔に一致
する位置に前記ポールが回動可能に挿入されるポール支
持孔を有するポールホルダーをさらに備え、前記ポール
挿入孔はピニオン軸の縦方向に拡大されたスロットであ
ることを特徴とする請求項8記載のロングストロークス
ピニングリール。 - 【請求項10】 前記スプールの固定手段は、 前方衝撃時にロックピンが後方に移動可能に前記スプー
ル軸の前方に長く形成されたロックピン溝と、 スプールの挿入孔の前方に挿入孔より拡大されて形成さ
れるスプリング収容孔と、 スプールの前方部に支持され、前記スプール軸の前方か
らスプールがスプール軸に挿入される時にスプール軸の
ロックピン溝に挿入され、外方に加圧される時にロック
ピン溝から離脱されるように弾性を有するロックピン
と、 前記スプール軸の前方に収容孔の全長にわたってスプー
ル軸に形成されるキーと、 前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の前方に固定されるスプールホルダーと、 前記キーを収容して回転を結束させ、スプールのスプリ
ング収容孔の後方に往復移動可能に挿入されるワッシャ
と、 前記ロックピン溝に挿入されたロックピンをロックピン
の前方ロックピン段に密着させスプールを後方に加圧す
るように前記ワッシャとスプールホルダー間に配置され
るスプリングを備えることを特徴とする請求項6乃至9
のいずれか一項記載のロングストロークスピニングリー
ル。 - 【請求項11】 釣り糸がハンドルにより巻取され、外
力により放出される釣り用スピニングリールにおいて、 前方開口部を有するリールボディと、 前記リールボディの前方開口部に回転可能に支持される
管状のピニオン軸と、 前記ピニオン軸とともに回転可能にピニオン軸に固定さ
れるロータと、 前記管状のピニオン軸を貫通し相対的に回転運動及び往
復移動可能にピニオン軸に支持されるスプール軸と、前
記スプール軸の前方部が挿入される挿入孔及び、スプー
ル軸に着脱可能であり、装着時にスプール軸とともに回
転運動及び往復移動可能であるとともにスプール軸に対
してスプールが後方への弾性を有するように前記挿入孔
に配置される固定手段を有するスプールとを備えること
を特徴とする緩衝装置を有するスピニングリール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR95-16986 | 1995-06-23 | ||
KR1019950016986A KR0153357B1 (ko) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 롱스트로크 스피닝릴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099829A true JPH099829A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=19417952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7190565A Pending JPH099829A (ja) | 1995-06-23 | 1995-07-26 | ロングストロークスピニングリール |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH099829A (ja) |
KR (1) | KR0153357B1 (ja) |
CN (1) | CN1133118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1309660C (zh) * | 2003-04-21 | 2007-04-11 | 住友钛株式会社 | 金属盐的精制方法和钛材料的脱氧方法及制造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3977730B2 (ja) * | 2002-12-03 | 2007-09-19 | 株式会社シマノ | 釣り用リール部品 |
CN103210890B (zh) * | 2013-05-10 | 2015-08-05 | 佛山市南海中宇渔具有限公司 | 一种双螺旋导杆型渔轮 |
JP6908447B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2021-07-28 | 株式会社シマノ | 釣り用リールの往復移動機構 |
-
1995
- 1995-06-23 KR KR1019950016986A patent/KR0153357B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-07-26 JP JP7190565A patent/JPH099829A/ja active Pending
- 1995-09-27 CN CN95116872A patent/CN1133118A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1309660C (zh) * | 2003-04-21 | 2007-04-11 | 住友钛株式会社 | 金属盐的精制方法和钛材料的脱氧方法及制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970000024A (ko) | 1997-01-21 |
CN1133118A (zh) | 1996-10-16 |
KR0153357B1 (ko) | 1999-02-01 |
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