JP2001148938A - 培養基の袋詰め装置 - Google Patents

培養基の袋詰め装置

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JP2001148938A
JP2001148938A JP33521899A JP33521899A JP2001148938A JP 2001148938 A JP2001148938 A JP 2001148938A JP 33521899 A JP33521899 A JP 33521899A JP 33521899 A JP33521899 A JP 33521899A JP 2001148938 A JP2001148938 A JP 2001148938A
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bag
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロール状原反から引き出されたフィルムを筒
状に製袋しつつ培養基を充填して袋詰めし、そのフィル
ムに内外気の通気を行うフィルタを簡単に位置合わせし
ながら貼り付けることのできる培養基の袋詰め装置を提
供する。 【解決手段】 フィルムSを筒状に製袋しつつヒートシ
ールし、その袋P内に培養基Bの袋詰めが行われ、フィ
ルム装填部2とフィルムSを筒状に折り返すフォーマー
3との搬送経路途上にフィルムを挟着保持しつつ所定の
箇所に孔開け機構16によって開口孔Hが設けられ、フ
ィルタFをフィルムに設けた開口孔H位置に合わせて溶
着機構34によって貼り付けることにより、フィルムの
開口孔位置に内外気の通気を行うフィルタが簡単に位置
合わせされながら貼り付けられる。柔軟性を有するフィ
ルムは孔開け機構に設けられた上側と下側の挟着プレー
ト17,23によって挟まれて保持され、カッター刃1
8によりフィルムに開口孔が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大鋸屑や米ぬかなどを
主成分とし、さまざまな栄養源を配合した培養基をプラ
スチック製のフィルムからなる袋内に充填する培養基の
袋詰め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培ビンに充填して殺菌処理
し、その充填した栽培ビンの中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培ビンの口部
にキャップを被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度
条件下で菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは
培養基をプラスチック製の袋内に充填し、その充填した
培養基充填包装袋の袋口を袋の側方に折り返して袋の形
態を整形保持し、この状態にて袋ごと培養基を殺菌処理
し、この殺菌処理した培養基充填包装袋の中に種菌を接
種して予め決められた温度,湿度条件下で菌を培養して
工業的に栽培する方法などが行われている。
【0003】前者の場合においては、栽培ビンの口部の
口径寸法に合わせてエノキダケなどの栽培を行っている
が、シイタケなどでは栽培ビンの口部の口径が狭く、シ
イタケなどのきのこの採取には向かないために適用でき
ない。そのため、シイタケ,ナメコなどの人工栽培では
後者のプラスチック製の包装袋を用いている。
【0004】また前者の場合にあっては、きのこの収穫
後において栽培ビンの内部の培養基を掻き出して栽培ビ
ンを洗浄することにより、繰り返し栽培ビンを使うこと
ができるというメリットが有るものの、手間がかかると
いう問題があるため、近年では使い捨てではあるが後者
の培養基充填包装袋の需要が高まってきているのが現状
である。
【0005】ところで、包装袋への培養基の袋詰め作業
として、手作業にて行う場合、先ず包装袋の袋口を押し
広げてその中に培養基を所定量充填し、その上面を手や
治具を用いて押し固め円柱状に成形した後、その上面中
央に突き棒などを介して植菌孔を形成するようにして培
養基を充填および加圧成形しながら袋詰めを行うように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、培養基
を手作業にて袋詰めを行うため、包装袋への培養基の充
填作業やその培養基の圧縮作業あるいは種菌を接種する
ための植菌孔の孔開け作業など労力を要し、しかも人手
による培養基の加圧による圧縮作業であるため培養基の
加圧成形の硬さにバラツキが生じることがあり、前記植
菌孔の孔開け作業時において培養基が柔らかすぎると型
くずれを起こしてしまったりすることがある。
【0007】そこで、近年ではこの種のきのこ類の人工
栽培の技術が進み、培養基の取り扱いや接種工程を機械
化しきのこ類を画一的に大量生産する方法が提案されて
おり、たとえば実開平6−41999号公報に提案され
ているように、三方が閉塞されている包装袋の袋口を開
口し、その袋内に培養基を充填するタイプあるいは特公
平8−25521号公報に記載されているように、ロー
ル状に巻かれた原反フィルムからフィルムを引き出して
供給し、そのフィルムを筒状に製袋しつつ培養基をその
筒状部内に充填しシールして搬出するタイプなどがそれ
ぞれ提案されている。
【0008】この際、前者の場合にあっては、一枚ごと
包装袋を取り出して袋口を開口保持した後に培養基を充
填するように構成しているため生産能率が低下してしま
うという問題がある。
【0009】また上述した後者の場合、ロール状に巻か
れた原反フィルムからフィルムを引き出しながら、その
フィルムを筒状に製袋しつつ培養基をその筒状部内に充
填してシールすることによってその袋内に培養基を充填
および加圧成形しながら袋詰めすることができるため生
産効率高めることができるというメリットがある反面、
その包装用のフィルムが通気性を持たないため袋口を閉
じてしまうと、呼吸するきのこ類の菌を繁殖させる際に
不都合が生じてしまうため、袋口を部分的に開放状態に
して包装袋の内部と外部との通気を計らなければなら
ず、外部からの雑菌の侵入がないように配慮する必要が
ある。
【0010】また、この点を考慮するものとして、たと
えば特開平4−71422号公報にて提案されているよ
うに、筒状に製袋したフィルムをロール状に巻回し、そ
の筒状のフィルムの幅方向に沿って所定間隔を配してシ
ールがなされて袋が形成されるとともに、その連続した
袋に雑菌の侵入を抑制しながら内外気の通気を行うフィ
ルタがそれぞれ設けられてロール状の筒状フィルムを構
成している。このフィルタを設けた筒状のフィルムを引
き出しながらフィルムの幅方向にシールされた箇所に設
けられた切断線に沿ってフィルムをカットすることで一
枚の袋が取り出され、その袋内に培養基を充填するよう
にしているため、フィルタにより外部からの雑菌の侵入
は抑制することができるものの、ロール状の筒状フィル
ムを一枚づつ切断しながら袋を取り出し、次いでその袋
口を開口して培養基を充填しなければならず、生産能率
が低下してしまうという問題が残されている。
【0011】そこで本発明は、上述したような問題点に
鑑みて成されたもので、ロール状原反から引き出し案内
されたフィルムを筒状に製袋しつつ、その製袋された袋
内に培養基を充填して袋詰めし、フィルムを引き出しな
がらそのフィルムに内外気の通気を行うための開口孔を
所定の間隔を配して開けつつ、その開口孔にフィルタを
簡単に位置合わせしながら貼り付けることのできる培養
基の袋詰め装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1で
は、フィルム原反から引き出し案内されるフィルムを筒
状に折り返しながら筒状に巻き付けて案内する製袋充填
筒と、この製袋充填筒の内部に配設され、製袋充填筒の
上方側から供給される培養基を前記製袋充填筒の内部に
て下方に向けて所定量供給するスクリューコンベアと、
前記製袋充填筒の外周側に沿って筒状に巻き付けられて
案内されたフィルムの両端縁を重ね合わせて縦シールす
る縦シール機構と、前記製袋充填筒の外周側に沿って筒
状に製袋されたフィルムを上方から下方に向けて移送す
るフィルム搬送機構と、前記製袋充填筒の下方側に設け
られ、製袋充填筒より下方に送られた筒状のフィルムを
その幅方向に沿ってヒートシールする横シール機構と、
この横シール機構に隣接して設けられ、筒状に製袋され
た包装袋の上側を切断するフィルムのカッター機構と、
前記フィルム原反位置と前記フィルムを筒状に折り返し
て案内する前記製袋充填筒との搬送経路途上にフィルム
を挟着保持しつつ所定の箇所に開口孔を設ける孔開け機
構と、この孔開け機構によって設けられた前記開口孔位
置に合わせて通気性を有するフィルタを貼り付ける溶着
機構とを有し、前記孔開け機構には、前記フィルムの上
下から挟み付ける下側と上側の挟着プレートと、前記フ
ィルムの所定箇所に開口孔を開けるためのカッター刃
と、このカッター刃の移動の際に受け入れる下側のプレ
ートに設けられた切り欠き孔と、下側の挟着プレートに
対して相対的に上側のプレートとカッター刃とを駆動す
る駆動手段とを備えてなることを特徴とする培養基の袋
詰め装置である。
【0013】また請求項2では、請求項1において、前
記孔開け機構の一部を構成する駆動手段に支持プレート
を取り付け固定し、この支持プレートに前記カッター刃
を取り付け固定するとともに、その支持プレートに対し
て前記スプリングを介して前記上側の挟着プレートを弾
発的に昇降可能に設けてなることを特徴とする培養基の
袋詰め装置である。
【0014】また請求項3では、請求項2において、前
記カッター刃の回りにスプリングとともにフィルム押さ
え駒を挿通配設し、前記支持プレートの昇降動作に連れ
て前記スプリングを介してフィルム押さえ駒を前記フィ
ルムに対して弾発付勢するように構成してなることを特
徴とする培養基の袋詰め装置である。
【0015】また請求項4では、請求項1から3のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記カ
ッター刃を中空状の筒状に形成するとともに、この筒状
のカッター刃の基端側に気体供給源側を接続し、このカ
ッター刃の刃先側からエアーをフィルム側に向けて吹き
付けるエアー噴出機構を配設してなることを特徴とする
培養基の袋詰め装置である。
【0016】また請求項5では、請求項1から4のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記カ
ッター刃により切断されたフィルムの抜き屑を回収する
抜き屑回収手段を前記孔開け機構の下方に設けてなるこ
とを特徴とする培養基の袋詰め装置。
【0017】また請求項6では、請求項1から5のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記孔
開け機構と連結し、前記包装袋の横シール間隔である包
装袋の1ピッチ分を搬送移送するフィルム定寸送り機構
を設け、前記孔開け機構によるフィルムの挟着時に前記
包装袋の横シール間隔である1ピッチ分を繰り出して移
送し、孔開け機構によるフィルムの挟着開放時に前記フ
ィルム定寸送り機構を復帰作動するように前記フィルム
定寸送り機構を設定してなることを特徴とする培養基の
袋詰め装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、ロール状の
フィルム原反から引き出し案内されたフィルムを筒状に
製袋しつつヒートシールし、その製袋された袋内に間欠
的に培養基を充填しながら連続して袋内に培養基の袋詰
めが行われるともに、前記フィルム原反を装填保持する
フィルム装填部とフィルムを筒状に折り返すフォーマー
との搬送経路途上にフィルムを挟着保持しつつ所定の箇
所に孔開け機構によって開口孔が設けられ、フィルタを
前記フィルムに設けた前記開口孔位置に合わせて溶着機
構によって貼り付けることにより、フィルムの開口孔位
置に内外気の通気を行うフィルタが簡単に位置合わせさ
れながら貼り付けられる。 また、柔軟性を有するフィ
ルムは前記孔開け機構に設けられた上側と下側の挟着プ
レートによって挟まれて保持され、その保持された状態
にてカッター刃によりフィルムに開口孔が形成される。
【0019】また請求項2では、請求項1において、前
記孔開け機構の一部を構成する駆動手段に支持プレート
を取り付け固定し、この支持プレートに前記カッター刃
を取り付け固定するとともに、その支持プレートに対し
て前記スプリングを介して前記上側の挟着プレートを弾
発的に昇降可能に設けてなることにより、フィルムをス
プリングを介して上下の挟着プレートにより良好に保持
することができる。
【0020】また請求項3では、請求項2において、前
記カッター刃の回りにスプリングとともにフィルム押さ
え駒を挿通配設し、前記支持プレートの昇降動作に連れ
て前記スプリングを介してフィルム押さえ駒を前記フィ
ルムに対して弾発付勢するように構成してなることによ
り、カッター刃の回りに位置したフィルムをフィルム押
さえ駒により支持することによって位置ズレすることな
くフィルムを押さえ付けて保持することができ、これに
より決められた所定の位置にカッター刃により開口孔を
開けることができる。
【0021】また請求項4では、請求項1から3のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記カ
ッター刃を中空状の筒状に形成するとともに、この筒状
のカッター刃の基端側に気体供給源側を接続し、このカ
ッター刃の刃先側からエアーをフィルム側に向けて吹き
付けるエアー噴出機構を配設してなることにより、カッ
ター刃により開けられた開口孔によるフィルムの抜き屑
を吹き飛ばすことによって、カッター刃に付着したり、
あるいは引き出し案内されたフィルムに付着することな
く強制的に落下させることができる。
【0022】また請求項5では、請求項1から4のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記カ
ッター刃により切断されたフィルムの抜き屑を回収する
抜き屑回収手段を前記孔開け機構の下方に設けてなるこ
とにより、抜き屑を抜き屑回収手段内に落下させること
ができ、これにより抜き屑の散乱などによる不都合を防
ぐことができる。
【0023】また請求項6では、請求項1から5のいず
れか1項に記載の培養基の袋詰め装置において、前記孔
開け機構と連結し、前記包装袋の横シール間隔である包
装袋の1ピッチ分を搬送移送するフィルム定寸送り機構
を設け、前記孔開け機構によるフィルムの挟着時に前記
包装袋の横シール間隔である1ピッチ分を繰り出して移
送し、孔開け機構によるフィルムの挟着開放時に前記フ
ィルム定寸送り機構を復帰作動するように前記フィルム
定寸送り機構を設定してなることにより、包装袋の所定
箇所に良好にフィルタを貼り付けるための開口孔を適正
位置に開けつつ、フィルムを所定量移送することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照にし
て説明する。本発明に係る培養基の袋詰め装置の概略構
成とその動作については、図1から図8の培養基の充填
装置の全体構成を示す概要図にて述べる。培養基の充填
装置の本体枠である機台1の側方には、フィルム装填部
2が設けられ、このフィルム装填部2に樹脂シートから
なるフィルムSをロール状に巻回したフィルム原反SR
が着脱交換可能に設けられ、このフィルム原反SRから
引き出し案内されたフィルムSをセーラー板からなるフ
ォーマー3によって筒状に折り返され、フォーマー3に
よって折り返されたフィルムSは、フォーマー3の上下
方向に沿って延設された製袋充填筒4の外周面に沿って
筒状に引き回し配設されるように形成されている。
【0025】また、前記製袋充填筒4の上端側には培養
基Bを収容するホッパー5が設けられ、このホッパー5
に収納されている培養基Bは、製袋充填筒4に挿通配置
されているスクリューコンベア6の回転数に応じて規定
量の培養基Bが掻き出されて供給されるものであり、こ
のスクリューコンベア6は駆動源となるモータ7によっ
て回転駆動されるように構成されている。
【0026】また、前記フォーマー3により折り返され
て前記製袋充填筒4の外周側に沿って筒状に巻き付けら
れて案内されたフィルムSの両端縁の重ね合わせ部分
は、縦シール機構8によって縦シールされて筒状に製袋
され、製袋充填筒4の外周側に沿って筒状に製袋された
フィルムSは、フィルムSを押圧しながら回転する送り
ローラからなるフィルム搬送機構9によって所定量移送
されるものであり、また製袋充填筒4より下方に移送さ
れた筒状のフィルムSは、前記製袋充填筒4の下方側に
設けられた横シール機構10によって筒状のフィルムS
の幅方向に沿ってヒートシールされ、この実施例にあっ
ては、前記横シール機構10に隣接してその横シール機
構10の下方にフィルムSを幅方向に切断するカッター
機構11が設けられている。
【0027】また、カッター機構11の下方には、培養
基Bを充填し加圧成形する際にその包装袋Pを載せて保
持する充填袋載置部材12が設けられており、この充填
袋載置部材12は、前記スクリューコンベア6の回転に
よって所定量掻きだして充填しつつ、包装袋P内に培養
基Bを加圧成形された後に、その包装袋Pの底部を受け
ている位置から下方へ下がりつつ側方へ移動するように
構成されており、この横方向への移動時に、培養基Bが
充填されている筒状の包装袋Pがフィルム搬送機構9に
よって横シール間隔である1ピッチ分が繰り出されて下
方へと移送され、その培養基Bが充填された筒状の包装
袋Pの上側を横シール機構10により横シールするとと
もに、その横シールされた包装袋Pの下側を前記カッタ
ー機構11によって切断することにより培養基Bが袋詰
めされた包装袋Pが搬出され、たとえば袋詰め装置の機
台1に設けられた搬送コンベア13上に供給された包装
袋Pが搬送されるように構成されている。
【0028】なお、前記包装袋P内に培養基Bを充填し
て加圧成形する際に、筒状の包装袋Pの側面部分を円弧
状に矯正して包装形態を良好に保つための側面用押型1
4が設けられ、前記スクリューコンベア6の下端部分に
は、そのスクリューコンベア6とは個別に培養基Bの上
側表面部に植菌孔B1を形成するための突き出し軸部1
5が設けられている。
【0029】ところで、この第1実施例においては、前
記培養基Bの袋詰め機構に加え、前記フィルム原反SR
を装填保持するフィルム装填部2と前記フィルムSを筒
状に折り返すフォーマー3との搬送経路途上にフィルム
Sを挟着保持しつつフィルムSの所定の箇所に開口孔H
を開ける孔開け機構16が設けられている。
【0030】この孔開け機構16には、前記フィルムS
を載せる受け板となる下側の挟着プレート17が配設さ
れ、この下側の挟着プレート17のほぼ中央位置に切り
欠き孔17Aが形成され、その切り欠き孔17A位置に
対応してフィルムSに開口孔Hを形成するための円形状
のカッター刃18が支持プレート19に取り付けられて
おり、その支持プレート19の両端部には駆動手段とな
るシリンダ20が下側の挟着プレート17上に設けられ
ており、前記支持プレート19の両端側に設けられたガ
イド軸21とそのガイド軸21に挿通されたコイルスプ
リング22を介して上側の挟着プレート23が前記下側
の挟着プレート17に対して弾発的に昇降するように設
けられるとともに、前記カッター刃18が前記支持プレ
ート19を介してフィルムSに対して昇降可能に設けら
れている。
【0031】また、前記カッター刃18の回りにはコイ
ルスプリング24とともにフィルム押さえ駒25が挿通
配設され、前記支持プレート19の昇降動作に連れてコ
イルスプリング24を介してフィルム押さえ駒25がフ
ィルムSに対して弾発付勢されるように構成されてい
る。
【0032】また、この実施例では、たとえばコンプレ
ッサなどからなる気体供給源26からパイプ26Aを介
して前記筒状のカッター刃18の基端側に接続され、カ
ッター刃18の刃先側からエアーがフィルムS側に向け
て吹き付けるようにしてなるエアー噴出機構27が構成
されている。
【0033】また、孔開け機構16の下方には、カッタ
ー刃18によって切断されたフィルムSの抜き屑S1を
回収する受け皿などからなる抜き屑回収手段28が配設
されている。
【0034】また、前記機台1には前記孔開け機構16
の受け板となる下側の挟着プレート17と連結し、前記
包装袋Pの横シール間隔である包装袋Pの1ピッチ分を
搬送移送するフィルム定寸送り機構29が備え付けられ
ており、前記孔開け機構16によるフィルムSの挟着時
に前記包装袋Pの横シール間隔である1ピッチ分を繰り
出して移送し、孔開け機構16によるフィルムSの挟着
開放時に前記フィルム定寸送り機構29を復帰作動する
ように設定している。
【0035】この場合、前記フィルム定寸送り機構29
として、前記孔開け機構16の受け板となる下側の挟着
プレート17の両端部に案内ロッド30を介してその下
側の挟着プレート17を往復移動するための駆動手段と
なるシリンダ31が設けられている。
【0036】また、機台1の側方には、前記フィルム装
填部2とは個別にフィルタ装填部32が設けられ、この
フィルタ装填部32に通気性のシート材からなるフィル
タFをロール状に巻回したフィルタ原反FRが着脱交換
可能に設けられている。このフィルタ原反FRから引き
出し案内されたシート状のフィルタFは、前記製袋充填
筒4の外周面に沿って引き回し配設される筒状のフィル
ムS箇所に設けられたフィルタカッター機構33によっ
て所定の寸法に切断されるように構成されている。
【0037】また、フィルタカッター機構33によって
切断された所定の大きさからなるフィルタFは、フィル
タカッター機構33の下方に設けられた溶着機構34に
よって前記フィルムSに設けた前記開口孔H位置に合わ
せて貼り付けるように構成されている。
【0038】また、前記通気性のシート材からなるフィ
ルタFとして、包装袋P内に充填する培養基Bが漏れ出
ない程度の大きさによる通気性を有するものであって、
たとえば合成樹脂製の繊維を織り込んだものや不織布な
どが用いられている。
【0039】また、この第1実施例においては、前記フ
ィルム定寸送り機構29の上流側に前記フィルム原反S
Rから余分にフィルムSが引き出されることを防止する
ブレーキ機構が前記フィルム原反SRをセットするフィ
ルム装填部2に内蔵されており、また、前記フィルム定
寸送り機構29下流側には、そのフィルム定寸送り機構
29により引き出し案内されたフィルムSの弛みを防止
し所定のテンションを与えるフィルムテンション機構3
5が設けられている。この場合、フィルムテンション機
構35は、前記フィルム定寸送り機構29の作動時に伴
う前記フィルムSのテンションに応動して上下動するテ
ンションロール36によって形成されている。
【0040】本発明では、ロール状のフィルム原反SR
から引き出し案内されたフィルムSはフォーマー3によ
って折り返されながら、フォーマー3の上下方向に沿っ
て延設された製袋充填筒4の外周面に沿って筒状に引き
出し案内され、前記製袋充填筒4の外周側に沿って筒状
に巻き付けられて案内されたフィルムSの両端縁の重ね
合わせ部分は、縦シール機構8によって縦シールされて
筒状に製袋され、製袋充填筒4より下方に移送された筒
状のフィルムSは、前記製袋充填筒4の下方側に設けら
れた横シール機構10によって筒状のフィルムSの幅方
向に沿ってヒートシールされて包装袋Pの底部が形成さ
れる。
【0041】この筒状に製袋しつつヒートシールされた
包装袋P内に、ホッパー5に収納されている培養基B
が、製袋充填筒4に挿通配置されているスクリューコン
ベア6の回転数に応じて規定量の培養基Bが掻き出され
て供給されながら包装袋P内で加圧成形された後に、そ
の包装袋Pの底部を受けている位置から充填袋載置部材
12が下方へ下がりつつ側方へ移動し、この横方向への
移動時に、培養基Bが充填されている筒状の包装袋Pが
フィルム搬送機構9によって横シール間隔である1ピッ
チ分が繰り出されて下方へと移送され、その培養基Bが
充填された筒状の包装袋Pの上側を横シール機構10に
より横シールがなされて次の包装袋Pの底部が形成さ
れ、その横シールされた包装袋Pの下側が前記フィルム
カッター機構11によって切断されることにより培養基
Bが袋詰めされた包装袋Pが搬送コンベア13上に搬出
される。
【0042】また、前記培養基Bの袋詰め機構の作動と
同時に、フィルムSに開口孔Hを開けながら、その開口
孔H位置に内外気の通気を行うフィルタFが簡単に位置
合わせされながら貼り付けられる。 すなわち、フィル
ム原反SRから繰り出されたフィルムSを挟着保持しつ
つ所定の箇所に開口孔Hを設ける孔開け機構16が設け
られており、この孔開け機構16には、前記フィルムS
の上下から挟み付ける下側の挟着プレート17と上側の
挟着プレート23と前記フィルムSの所定箇所に開口孔
Hを開けるための円形筒状のカッター刃18などによっ
て構成され、受け板となる下側の挟着プレート17に対
して上側の挟着プレート23とカッター刃18とをシリ
ンダ20によって駆動することにより、前記フィルムS
を挟着保持した後にカッター刃18をフィルムSに突き
当てることによって開口孔Hが形成される。
【0043】この場合、前記駆動手段となるシリンダ2
0を駆動すると、このシリンダ20に取り付け固定され
て支持プレート19が下方へと移動し、最初にフィルム
押さえ駒25がフィルムSに対して接触し、さらに支持
プレート19がシリンダ20を介して移動することによ
ってコイルスプリング24を介してフィルム押さえ駒2
5が下側の挟着プレート17上においてフィルムSに対
して弾発付勢され、これによりカッター刃18の回りに
位置したフィルムSをフィルム押さえ駒25により支持
することによって位置ズレすることなくフィルムSが押
さえ付けられて保持される。
【0044】続いて、シリンダ20を介して支持プレー
ト19をさらに下方へと移動するように駆動すると、コ
イルスプリング22を介して前記上側の挟着プレート2
3がフィルムSに対して弾発的に付勢され、これにより
フィルムSがコイルスプリング22を介して上下の挟着
プレート17,23により挟持されることによって安定
的に保持され、さらなる下方への移動に連れて、カッタ
ー刃18がフィルムSに当たり、カッター刃18が下側
の挟着プレート17に設けられた切り欠き孔17Aに挿
入されることによってフィルムSがカッター刃18によ
って切断されて開口孔Hが形成される。
【0045】また、筒状のカッター刃18の基端側に接
続されているコンプレッサなどからなる気体供給源26
からのエアーの供給によって、カッター刃18の刃先側
からエアーをフィルムS側に向けて吹き付けるエアー噴
出機構27を配設してなることにより、カッター刃18
により開けられた開口孔HによるフィルムSの抜き屑S
1を下方に向けて吹き飛ばすことにより、これによりフ
ィルムSの抜き屑S1がカッター刃18に付着したり、
あるいは引き出し案内されたフィルムSに付着すること
なく強制的に落下させることができる。
【0046】なお、一般的にフィルムSは合成樹脂製に
て形成されているため、フィルムSを引き出し案内する
際に静電気が発生しやすいという問題があったが、前記
エアー噴出機構27によって強制的に落下させることに
より、静電気の作用によって抜き屑S1がフィルムSに
付着しやすいという不都合をも未然に防ぐことができ
る。
【0047】また、カッター刃18により切断されたフ
ィルムSの抜き屑S1を回収する受け皿などからなる抜
き屑回収手段28を前記孔開け機構16の下方に配設し
てなることにより、抜き屑S1を受け皿による抜き屑回
収手段28内に落下させることができ、これにより抜き
屑S1が散乱することもないため、回りを汚す虞もな
い。
【0048】また、前記機台1には前記孔開け機構16
に設けられた受け板となる下側の挟着プレート17と連
結され、前記包装袋Pの横シール間隔である包装袋Pの
1ピッチ分を搬送移送するシリンダ31からなるフィル
ム定寸送り機構29が備え付けられ、前記孔開け機構1
6によるフィルムSの挟着時に前記包装袋Pの横シール
間隔である1ピッチ分をシリンダ31によって繰り出し
て移送し、孔開け機構16によるフィルムSの挟着開放
時に前記フィルム定寸送り機構29のシリンダ31を復
帰作動するように設定してなることにより、従来から一
般的に行われているローラ間にフィルムを挟んで回転駆
動することによってフィルムを引き出し案内するタイプ
に比べてフィルムの延びを抑制することができ、包装袋
Pの所定箇所に良好にフィルタFを貼り付けるための開
口孔Hを適正位置に開けつつ、フィルムSを所定量移送
することができるものであり、これにより所定量の間隔
を介して開口孔Hを開けることができるという効果があ
る。
【0049】このフィルムSの移送時において、前記フ
ィルム定寸送り機構29の上流側に前記フィルム原反S
Rから余分にフィルムSが引き出されることを防止する
フィルムSの送りに抵抗を付与する対をなすブレーキ機
構を前記フィルム装填部2に設けてなることにより、フ
ィルム定寸送り機構29によってフィルムSを挟着しつ
つ前記包装袋Pの横シール間隔である1ピッチ分を繰り
出して移送する際に、フィルム原反SRから余分にフィ
ルムSが引き出されてしまうという問題が解消される。
【0050】また、フィルム定寸送り機構29によって
フィルムSを挟着しつつ前記包装袋Pの横シール間隔で
ある1ピッチ分のフィルムSを繰り出して移送する際
に、その送られたフィルムSによる弛み分をフィルムS
のテンションに応動して上下動するテンションロール3
6からなるフィルムテンション機構35によって常に所
定のテンションが得られるように作動することができる
ため、良好にフィルムSを次の工程であるフォーマー3
へと送り出すことができるという効果もある。
【0051】またこの実施例では、フィルムSの移送と
同時に、フィルタ原反FRから引き出し案内されたシー
ト状のフィルタFは、前記製袋充填筒4の外周面に沿っ
て引き回し配設される筒状のフィルムS箇所に設けられ
たフィルタカッター機構33によって所定の寸法に切断
され、フィルタカッター機構33によって切断された所
定の大きさからなるフィルタFは、フィルタカッター機
構33の下方に設けられた溶着機構34によって前記フ
ィルムSに設けた前記開口孔H位置に合わせて貼り付け
ることにより、フィルムSの開口孔H位置に内外気の通
気を行うフィルタFを簡単に位置合わせしながら貼り付
けることができるという効果がある。
【0052】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能であり、この実施例では、前記培養基Bの
袋詰め装置として丸袋タイプの包装袋Pを例にして説明
したが、包装袋を角袋タイプに製袋して培養基を充填す
るものであっても適用することが可能であり、また、フ
ィルムSに孔開け機構16によって開口孔Hを設ける
際、その開口孔Hとして丸孔形状に形成していたが、形
状にとらわれず、たとえば角状の形状からなる開口孔で
あってもよいものであり、結果的にはその開口孔によっ
て包装袋Pの内外気が流通できる程度の開口部であれば
よいものであり、その際、開口孔に熱溶着にてフィルタ
Fを貼り付けることで包装袋Pの内部に雑菌の侵入を防
ぎかつ内外気の通気が良好に行えるように設定してあれ
ばよい。
【0053】また、実施例においては、フィルムSの孔
開け機構16と連結し、包装袋Pの横シール間隔である
包装袋Pの1ピッチ分を搬送移送するフィルム定寸送り
機構29として、シリンダ31をその駆動手段として用
いていたが、クランク機構やラックとピニオンからなる
歯車伝達機構による往復動機構を用いてもよいものであ
り、また、実施例では、フィルム定寸送り機構29の上
流側に前記フィルム原反SRから余分にフィルムSが引
き出されることを防止するブレーキ機構として、フィル
ムSの送りに電磁的に抵抗付与するブレーキ機構をフィ
ルム装填部2に設けていたが、たとえば対をなすガイド
ローラにバンドなどを押し当てて機械的に抵抗を付与す
るものであってもよく、シリンダなどによる空圧制御に
よって抵抗を付与するブレーキ装置として構成してもよ
いものである。
【0054】また、実施例として、抜き屑回収手段28
を受け皿にて形成していたが、孔開け機構16の下方に
抜き屑S1を収納する箱、袋などからなる抜き屑回収手
段をセットしてもよいものである。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、ロール状のフィルム原反から引き出し案内
されたフィルムを筒状に製袋しつつヒートシールし、そ
の製袋された袋内に間欠的に培養基を充填しながら連続
して袋内に培養基の袋詰めが行われるともに、前記フィ
ルム原反を装填保持するフィルム装填部とフィルムを筒
状に折り返すフォーマーとの搬送経路途上にフィルムを
挟着保持しつつ所定の箇所に孔開け機構によって開口孔
が設けられ、フィルタを前記フィルムに設けた前記開口
孔位置に合わせて溶着機構によって貼り付けることによ
り、フィルムの開口孔位置に内外気の通気を行うフィル
タを簡単に位置合わせしながら貼り付けることができ
る。 また、柔軟性を有するフィルムは前記孔開け機構
に設けられた上側と下側の挟着プレートによって挟んで
保持することにより、その保持された状態にてカッター
刃によって決められたフィルムの位置に開口孔を形成す
ることができるという効果がある。
【0056】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記孔開け機構の一部を構成する駆動
手段に支持プレートを取り付け固定し、この支持プレー
トに前記カッター刃を取り付け固定するとともに、その
支持プレートに対して前記スプリングを介して前記上側
の挟着プレートを弾発的に昇降可能に設けてなることに
より、フィルムをスプリングを介して上下の挟着プレー
トにより良好に、かつ安定的に保持することができると
いう効果がある。
【0057】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明において、前記カッター刃の回りにスプリングと
ともにフィルム押さえ駒を挿通配設し、前記支持プレー
トの昇降動作に連れて前記スプリングを介してフィルム
押さえ駒を前記フィルムに対して弾発付勢するように構
成してなることにより、カッター刃の回りに位置したフ
ィルムをフィルム押さえ駒により支持することによって
位置ズレすることなくフィルムを押さえ付けて保持する
ことができ、これにより決められた所定の位置にカッタ
ー刃により開口孔を開けることができるという効果があ
る。
【0058】また請求項4記載の発明は、請求項1から
3のいずれか1項に記載の培養基の袋詰め装置におい
て、前記カッター刃を中空状の筒状に形成するととも
に、この筒状のカッター刃の基端側に気体供給源側を接
続し、このカッター刃の刃先側からエアーをフィルム側
に向けて吹き付けるエアー噴出機構を配設してなること
により、カッター刃により開けられた開口孔によるフィ
ルムの抜き屑を吹き飛ばすことによって、カッター刃に
付着したり、あるいは引き出し案内されたフィルムに付
着することなく強制的に落下させることができるという
効果がある。
【0059】また請求項5記載の発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載の培養基の袋詰め装置におい
て、前記カッター刃により切断されたフィルムの抜き屑
を回収する抜き屑回収手段を前記孔開け機構の下方に設
けてなることにより、抜き屑を抜き屑回収手段内に落下
させることができ、これにより抜き屑の散乱などによる
不都合を未然に防ぐことができるという効果がある。
【0060】また請求項6記載の発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載の培養基の袋詰め装置におい
て、前記孔開け機構と連結し、前記包装袋の横シール間
隔である包装袋の1ピッチ分を搬送移送するフィルム定
寸送り機構を設け、前記孔開け機構によるフィルムの挟
着時に前記包装袋の横シール間隔である1ピッチ分を繰
り出して移送し、孔開け機構によるフィルムの挟着開放
時に前記フィルム定寸送り機構を復帰作動するように前
記フィルム定寸送り機構を設定してなることにより、従
来のフィルムの送り機構に比べてフィルムの延びを抑制
しながらフィルムを移送することができ、これにより包
装袋の所定箇所に良好にフィルタを貼り付けるための開
口孔を適正位置に開けつつ、フィルムを所定量移送する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にて適用する培養基の袋詰め
装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の培養基の袋詰め装置における横シール機
構の動作状態を示した正面図である。
【図3】本発明の一実施例における培養基の充填装置の
側面図である。
【図4】本発明の一実施例におけるフィルム孔開け機構
とフィルム定寸送り機構を主体的に示す要部の斜視図で
ある。
【図5】図4の孔開け機構の要部を示す側面図である。
【図6】図5の孔開け機構のフィルム押さえ駒の動きを
示した動作説明図である。
【図7】図6の孔開け機構の上側の挟着プレートとカッ
ター刃の動きを示した動作説明図である。
【図8】培養基を充填した包装袋を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 機台 2 フィルム装填部 3 フォーマー 4 製袋充填筒 5 ホッパー 6 スクリューコンベア 7 モータ(駆動源) 8 縦シール機構 9 フィルム搬送機構 10 横シール機構 11 カッター機構 12 充填袋載置部材 13 搬送コンベア 14 側面用押型 15 突き出し軸部 16 孔開け機構 17 下側の挟着プレート(受け板) 17A 切り欠き孔 18 カッター刃 19 支持プレート 20 シリンダ(駆動手段) 21 ガイド軸 22 コイルスプリング 23 上側の挟着プレート 24 コイルスプリング 25 フィルム押さえ駒 26 気体供給源 26A パイプ 27 エアー噴出機構 28 抜き屑回収手段 29 フィルム定寸送り機構 30 案内ロッド 31 シリンダ(駆動手段) 32 フィルタ装填部 33 フィルタカッター機構 34 溶着機構 35 テンション機構 36 テンションロール B 培養基 F フィルタ H 開口孔 P 包装袋 S フィルム B1 植菌孔 FR フィルタ原反 SR フィルム原反

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム原反から引き出し案内されるフ
    ィルムを筒状に折り返しながら筒状に巻き付けて案内す
    る製袋充填筒と、この製袋充填筒の内部に配設され、製
    袋充填筒の上方側から供給される培養基を前記製袋充填
    筒の内部にて下方に向けて所定量供給するスクリューコ
    ンベアと、前記製袋充填筒の外周側に沿って筒状に巻き
    付けられて案内されたフィルムの両端縁を重ね合わせて
    縦シールする縦シール機構と、前記製袋充填筒の外周側
    に沿って筒状に製袋されたフィルムを上方から下方に向
    けて移送するフィルム搬送機構と、前記製袋充填筒の下
    方側に設けられ、製袋充填筒より下方に送られた筒状の
    フィルムをその幅方向に沿ってヒートシールする横シー
    ル機構と、この横シール機構に隣接して設けられ、筒状
    に製袋された包装袋の上側を切断するフィルムのカッタ
    ー機構と、前記フィルム原反位置と前記フィルムを筒状
    に折り返して案内する前記製袋充填筒との搬送経路途上
    にフィルムを挟着保持しつつ所定の箇所に開口孔を設け
    る孔開け機構と、この孔開け機構によって設けられた前
    記開口孔位置に合わせて通気性を有するフィルタを貼り
    付ける溶着機構とを有し、前記孔開け機構には、前記フ
    ィルムの上下から挟み付ける下側と上側の挟着プレート
    と、前記フィルムの所定箇所に開口孔を開けるためのカ
    ッター刃と、このカッター刃の移動の際に受け入れる下
    側のプレートに設けられた切り欠き孔と、下側の挟着プ
    レートに対して相対的に上側のプレートとカッター刃と
    を駆動する駆動手段とを備えてなることを特徴とする培
    養基の袋詰め装置。
  2. 【請求項2】 前記孔開け機構の一部を構成する駆動手
    段に支持プレートを取り付け固定し、この支持プレート
    に前記カッター刃を取り付け固定するとともに、その支
    持プレートに対して前記スプリングを介して前記上側の
    挟着プレートを弾発的に昇降可能に設けてなることを特
    徴とする請求項1に記載の培養基の袋詰め装置。
  3. 【請求項3】 前記カッター刃の回りにスプリングとと
    もにフィルム押さえ駒を挿通配設し、前記支持プレート
    の昇降動作に連れて前記スプリングを介してフィルム押
    さえ駒を前記フィルムに対して弾発付勢するように構成
    してなることを特徴とする請求項2に記載の培養基の袋
    詰め装置。
  4. 【請求項4】 前記カッター刃を中空状の筒状に形成す
    るとともに、この筒状のカッター刃の基端側に気体供給
    源側を接続し、このカッター刃の刃先側からエアーをフ
    ィルム側に向けて吹き付けるエアー噴出機構を配設して
    なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に
    記載の培養基の袋詰め装置。
  5. 【請求項5】 前記カッター刃により切断されたフィル
    ムの抜き屑を回収する抜き屑回収手段を前記孔開け機構
    の下方に設けてなることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の培養基の袋詰め装置。
  6. 【請求項6】 前記孔開け機構と連結し、前記包装袋の
    横シール間隔である包装袋の1ピッチ分を搬送移送する
    フィルム定寸送り機構を設け、前記孔開け機構によるフ
    ィルムの挟着時に前記包装袋の横シール間隔である1ピ
    ッチ分を繰り出して移送し、孔開け機構によるフィルム
    の挟着開放時に前記フィルム定寸送り機構を復帰作動す
    るように前記フィルム定寸送り機構を設定してなること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の培
    養基の袋詰め装置。
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