JP2001146965A - 半自動変速機のパーキングロック構造 - Google Patents

半自動変速機のパーキングロック構造

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JP2001146965A
JP2001146965A JP33040399A JP33040399A JP2001146965A JP 2001146965 A JP2001146965 A JP 2001146965A JP 33040399 A JP33040399 A JP 33040399A JP 33040399 A JP33040399 A JP 33040399A JP 2001146965 A JP2001146965 A JP 2001146965A
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parking
shaft
lever
transmission
semi
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Michitaka Iwamoto
倫卓 岩本
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、車両の仕様に併せてパー
キングシャフトに対してパーキングレバーの取付位置を
容易に変更し得て、ケーブル配索の自由度を高めること
にある。 【構成】 このため、この発明は、半自動変速機のセレ
クトレバーにケーブルにより連絡されるパーキングレバ
ーを設け、このパーキングレバーにより回動されるパー
キングシャフトの回動に連動してパーキングポールを出
力軸に取付けたパーキングギヤに係合させて出力軸の回
転を阻止する半自動変速機のパーキングロック構造にお
いて、変速機ケースの対向するケース壁部に一対のシャ
フト軸支部を設け、この一対のシャフト軸支部に夫々軸
支されるパーキングシャフトの長手方向各側のケース外
側部位にパーキングレバーが取付けられるレバー用取付
部を夫々設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半自動変速機のパ
ーキングロック構造に係り、特に、車両の仕様に併せて
パーキングシャフトに対してパーキングレバーの取付位
置を容易に変更し得て、ケーブル配索の自由度を高め得
る半自動変速機のパーキングロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの動力を運転
状態に応じて所要に変換して取り出すために、変速機を
備えている。変速機には、手動により変速操作機構を動
作させて複数段の変速ギヤを切換える手動変速機があ
る。
【0003】また、変速機には、複数段の変速ギヤ及び
変速操作機構を備えた前記手動変速機をベースとして、
アクチュエータにより変速操作機構を動作させて複数段
の変速ギヤを運転状態に応じて自動的に切換える半自動
変速機がある。なお、自動変速機は、通常、トルクコン
バータと補助変速機構とを備え、アクチュエータにより
運転状態に応じて補助変速機構を自動的に切換動作させ
る。
【0004】前記手動変速機をベースとして変速ギヤを
自動的に切換える半自動変速機においては、車両のパー
キング時に、駆動車輪に連絡する出力軸の回転を阻止す
るために、パーキングロックを設けている。パーキング
ロックは、半自動変速機のセレクトレバーをパーキング
レンジにセレクト操作すると、出力軸に取付けたパーキ
ングギヤにパーキングポールを係合させ、出力軸の回転
を阻止して出力軸に連絡された駆動車輪をロックする。
【0005】このようなパーキングロックの構造として
は、特開平7−9960号公報、特開平5−17216
2号公報に開示されるものがある。
【0006】特開平7−9960号公報に開示されるも
のは、プレート軸回りに回動するディテントプレートに
逃がし溝及び駐車用溝を形成し、プレート軸と平行なレ
バー軸回りに回動するパーキングレバーに逃がし溝及び
駐車用溝に係合するレバーピンを突設し、パーキングレ
バーにより操作され且つ変速機出力軸の回転を拘束する
ロック手段を設け、前記レバーピンには心金とこの心金
に対して回転自在に取付けられ且つ外周面が逃がし溝及
び駐車用溝に沿って転動するローラを備えたものであ
る。
【0007】特開平5−172162号公報に開示され
るものは、自動クラッチを介してエンジンに連結された
有段変速機を備えた半自動変速機において、有段変速機
の既に成立しているギヤ段側へ変速操作部材が操作され
たと判断された場合には、自動クラッチの解放を阻止す
ることにより、エンジン出力トルクが判断基準値より小
さくなる場合のエンジンブレーキ時に、変速操作部材が
既に成立しているギヤ段側へ誤って操作されたとして
も、自動クラッチの解放阻止によりエンジンブレーキを
維持させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半自動変速
機のパーキングロック構造には、セレクトレバーにケー
ブルにより連絡されるパーキングレバーを設け、このパ
ーキングレバーにより回動されるパーキングシャフトを
変速機ケースに軸支して設け、このパーキングシャフト
の回動に連動してパーキングポールを出力軸に取付けた
パーキングギヤに係合させ、出力軸の回転を阻止するも
のがある。
【0009】この半自動変速機のセレクトレバーとパー
キングロックのパーキングレバーとを連絡するケーブル
の配索は、搭載される車両の仕様によって異なる。通常
は、半自動変速機側のパーキングレバーの取付位置の変
更を行わず、ケーブルの長さを変えることにより対処し
ている。
【0010】しかし、ケーブルの長さの変更による対処
は、車両の仕様により限界があるため、ケーブル配索の
自由度が低くなる問題があり、この結果、ケーブルを動
作良好な位置に配索することが困難になり、半自動変速
機のセレクト操作時に操作フィーリングを損なわせる不
都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、変速機ケースに軸支した
入力軸と出力軸との間の複数段の変速ギヤを運転状態に
応じて自動的に切換える半自動変速機を設け、この半自
動変速機のセレクトレバーにケーブルにより連絡される
パーキングレバーを設け、このパーキングレバーにより
回動されるパーキングシャフトを前記変速機ケースに軸
支して設け、このパーキングシャフトの回動に連動して
パーキングポールを前記出力軸に取付けたパーキングギ
ヤに係合させて出力軸の回転を阻止する半自動変速機の
パーキングロック構造において、前記変速機ケースの対
向するケース壁部に一対のシャフト軸支部を設け、この
一対のシャフト軸支部に夫々軸支される前記パーキング
シャフトの長手方向各側のケース外側部位に前記パーキ
ングレバーが取付けられるレバー用取付部を夫々設けた
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の半自動変速機のパーキ
ングロック構造は、変速機ケースの対向するケース壁部
に一対のシャフト軸支部を設け、この一対のシャフト軸
支部に夫々軸支されるパーキングシャフトの長手方向各
側のケース外側部位にパーキングレバーが取付けられる
レバー用取付部を夫々設けたことにより、搭載される車
両の仕様に応じて、セレクトレバーにケーブルにより連
絡されるパーキングレバーを、パーキングシャフトの長
手方向各側のいずれかに一方に取付けることができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図3は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図3において、2は図示しない車両に搭載し
たエンジン(図示せず)に連結される半自動変速機、4
は変速機ケースである。半自動変速機2は、変速機ケー
ス4内にエンジン(図示せず)のクランク軸に連絡され
る入力軸たるメイン軸6と出力軸たるカウンタ軸8とを
互いに平行に軸支して設け、メイン軸6及びカウンタ軸
8と平行にリバースアイドラ軸10を支持して設けてい
る。
【0014】前記メイン軸6には、エンジン側から順次
に、1速メインギヤ12とリバースメインギヤ14と2
速メインギヤ16とを固定して設け、3速メインギヤ1
8と4速メインギヤ20と5速メインギヤ22とを回転
自在に設けている。
【0015】前記カウンタ軸8には、エンジン側から順
次に、1速メインギヤ12に噛合する1速カウンタギヤ
24と2速メインギヤ14に噛合する2速カウンタギヤ
26とを回転自在に設け、3速メインギヤ18に噛合す
る3速カウンタギヤ28と4速メインギヤ20に噛合す
る4速カウンタギヤ30と5速メインギヤ22に噛合す
る5速カウンタギヤ32とを固定して設けている。
【0016】前記リバースアイドラ軸10には、リバー
スアイドラギヤ34を軸方向移動可能且つ回転自在に設
けている。リバースアイドラギヤ34には、リバースス
リーブ36を設けている。リバースアイドラギヤ34
は、軸方向移動によりリバースメインギヤ14及び後述
するリバースカウンタギヤ42に噛合可能に設けられて
いる。
【0017】前記1速カウンタギヤ24及び2速カウン
タギヤ26間のカウンタ軸8には、1速・2速同期機構
38を設け、1速・2速スリーブ40を設けている。1
速・2速スリーブ40には、リバースカウンタギヤ42
を一体的に設けている。リバースカウンタギヤ42は、
前記リバースアイドラギヤ34に噛合可能に設けられて
いる。
【0018】前記3速メインギヤ18及び4速メインギ
ヤ20間のメイン軸6には、3速・4速同期機構44を
設け、3速・4速スリーブ46を設けている。また、メ
イン軸6には、5速メインギヤ22に隣接して5速同期
機構48を設け、5速スリーブ50を設けている。
【0019】この半自動変速機2は、図示しないアクチ
ュエータにより各速シフト軸や各速シフト軸からなる変
速操作機構を動作させ、1速・2速同期機構38の1速
・2速スリーブ40と3速・4速同期機構44の3速・
4速スリーブ46と5速同期機構48の5速スリーブ5
0とリバースアイドラギヤ34とを軸方向移動させ、メ
イン軸6とカウンタ軸8との間に設けた1速メインギヤ
12〜リバースカウンタギヤ42の噛合状態を切換え
る。
【0020】なお、この半自動変速機2は、カウンタ軸
8のエンジン側の端部に終減速ドライブギヤ52を設
け、この終減速ドライブギヤ52に終減速ドリブンギヤ
54を噛合して設けている。終減速ドリブンギヤ54
は、変速機ケース4に軸支される差動機56の差動機ケ
ース58に取付けて設けている。差動機56は、差動機
ケース58内の差動ギヤ列60に各側ドライブ軸(図示
せず)の一端側を連結している。
【0021】この半動変速機2には、パーキングロック
62を設けている。パーキングロック62は、図1・図
2に示す如く、図示しないセレクトレバーにケーブル6
4により連絡されるパーキングレバー66を設け、この
パーキングレバー66を変速機ケース4に軸支されたパ
ーキングシャフト68のケース外側部位に取付けて設け
ている。
【0022】このパーキングシャフト68のケース内側
部位には、ロッドレバー70をレバー取付ボルト72に
より取付けて設け、このロッドレバー70にパーキング
シャフト68の回動により軸方向に往復動されるパーキ
ングロッド74の一端側を連絡して設けている。
【0023】パーキングロッド74には、他端側にパー
キングカム76を軸方向に摺動可能に外装して設け、こ
のパーキングカム76を他端側に向かって弾性付勢する
カムスプリング78を外装して設け、このパーキングカ
ム76の当接位置を変移させるパーキングスリーブ80
を変速機ケース4にスリーブ固定ボルト82により固定
して設けている。
【0024】パーキングロッド74の他端側近傍には、
パーキングカム76により往復動作されるパーキングポ
ール84を設けている。パーキングポール84は、一端
側をピン86により変速機ケース4に軸支して設け、パ
ーキングカム76側に向かって弾性付勢するポールスプ
リング88を設け、他端側に係合突部90を突出させて
設けている。パーキングポール84の係合突部90は、
出力軸たるカウンタ軸8に取付けたパーキングギヤ92
の係合窪部94に係合離脱され、カウンタ軸8の回転を
阻止許容する。
【0025】このパーキングロック62は、図示しない
セレクトレバーをパーキングレンジにセレクト操作する
と、ケーブル64の連絡されるパーキングレバー66に
よりパーキングシャフト68が回転され、ロッドレバー
70によりパーキングロッド74が軸方向移動される。
パーキングロッド74のパーキングカム76は、パーキ
ングスリーブ80との当接位置を変移されてパーキング
ポール84を押進動作させ、係合突部90をパーキング
ギヤ92の係合窪部94に係合させることにより、カウ
ンタ軸8の回転を阻止する。
【0026】この半自動変速機2のパーキングロック6
2の構造は、変速機ケース4の対向するケース壁部96
・98に、パーキングシャフト68の長手方向各側を夫
々軸支する一対のシャフト軸支部100・102を設け
ている。この一対のシャフト軸支部100・102に夫
々軸支されるパーキングシャフト68の長手方向各側の
ケース外側部位には、パーキングレバー66が取付けら
れるレバー用取付部104・106を夫々設けている。
なお、パーキングシャフト68は、対向するケース壁部
96・98間のケース壁部108に設けた中間軸支部1
10により、ケース内側部位を軸支して設けている。
【0027】前記パーキングレバー66は、ケーブル6
4の連絡される連絡部112とこの連絡部112に固定
された取付部114とからなり、取付部114にレバー
側取付孔116を設けている。前記レバー用取付部10
4・106には、夫々シャフト側取付孔118・120
を設けている。パーキングレバー66は、レバー側取付
孔116に挿通したレバー取付ボルト122を、レバー
用取付部104・106の各シャフト側取付孔118・
120のいずれか一方に螺着することにより、変速機ケ
ース4の上方あるいは下方に位置させてパーキングシャ
フト68に取付けられる。
【0028】次に、この実施例の作用を説明する。
【0029】半自動変速機2は、図示しないアクチュエ
ータにより変速操作機構を動作させ、メイン軸6とカウ
ンタ軸8との間に設けた1速メインギヤ12〜リバース
カウンタギヤ42の噛合状態を運転状態に応じて自動的
に切換える。
【0030】この半自動変速機2のパーキングロック6
2は、図示しないセレクトレバーにケーブル64により
連絡されるパーキングレバー66を設け、このパーキン
グレバー66によりパーキングシャフト68の回転に連
動してパーキングカム76によりパーキングポール84
を押進動作させ、係合突部90をパーキングギヤ92の
係合窪部94に係合させることにより、カウンタ軸8の
回転を阻止する。
【0031】この半自動変速機2のパーキングロック6
2の構造は、変速機ケース4の対向するケース壁部96
・98に一対のシャフト軸支部100・102を設け、
この一対のシャフト軸支部100・102に夫々軸支さ
れるパーキングシャフト68の長手方向各側のケース外
側部位にパーキングレバー66が取付けられるレバー用
取付部104・106を夫々設けている。
【0032】変速機ケース4の上方に位置させてパーキ
ングシャフト68にパーキングレバー66を取付ける場
合には、図1に示す如く、変速機ケース4の上方に位置
する一方のシャフト軸支部100に軸支されるパーキン
グシャフト68の長手方向一側のレバー用取付部104
に、パーキングレバー66をレバー取付ボルト122に
より取付ける。
【0033】一方、変速機ケース4の下方に位置させて
パーキングシャフト68にパーキングレバー66を取付
ける場合には、図2に示す如く、変速機ケース4の下方
に位置する他方のシャフト軸支部102に軸支されるパ
ーキングシャフト68の長手方向他側のレバー用取付部
106に、パーキングレバー66をレバー取付ボルト1
22により取付ける。
【0034】このように、この半自動変速機2のパーキ
ングロック62の構造は、変速機ケース4の対向するケ
ース壁部96・98に一対のシャフト軸支部100・1
02を設け、この一対のシャフト軸支部100・102
に夫々軸支されるパーキングシャフト68の長手方向各
側のケース外側部位にパーキングレバー66が取付けら
れるレバー用取付部104・106を夫々設けたことに
より、半自動変速機2の基本レイアウトを変更すること
なく、ケーブル64の取り回しを変更可能なように、パ
ーキングレバー66を変速機ケース4の上方あるいは下
方に位置させて取付けることができる。
【0035】これにより、この半自動変速機2のパーキ
ングロック62の構造は、半自動変速機2の搭載される
車両の仕様に応じて、セレクトレバーにケーブル64に
より連絡されるパーキングレバー66を、パーキングシ
ャフト68の長手方向各側のいずれか一方たる変速機ケ
ース4の上方あるいは下方に配置することができる。
【0036】このため、このパーキングロック62の構
造は、車両の仕様に併せてパーキングシャフト68に対
してパーキングレバー66の取付位置を容易に変更する
ことができ、所望のケーブル配索のために半自動変速機
2側のレイアウトを変更する必要がなく、ケーブル64
配索の自由度を高め得て、ケーブル64を動作良好な位
置に配索することができ、操作フィーリングを確保する
ことができる。
【0037】図4は、第2実施例を示すものである。第
2実施例のパーキングロック62の構造は、前記パーキ
ングシャフト68のケース内側部位にベベルギヤ等の回
動方向を変更する連絡部124を設け、この連絡部12
4に長手方向一側を連絡される中間シャフト126を設
け、この中間シャフト126の長手方向他端側を軸支す
るシャフト軸支部128を前記連絡部124に近接する
変速機ケース4側方のケース壁部108に設けている。
このシャフト軸支部128に軸支される中間シャフト1
26は、ケース外側部位にパーキングレバー66が取付
けられるレバー用取付部130を設け、このレバー用取
付部130にシャフト側取付孔132を設けている。
【0038】この第2実施例のパーキングロック62の
構造は、パーキングシャフト68と交差する方向に連絡
部124により連絡される中間シャフト126を設け、
この中間シャフト126を変速機ケース4の側方のシャ
フト軸支部128により軸支して設け、この中間シャフ
ト126のケース外側部位にレバー用取付部130を設
け、このレバー用取付部130にパーキングレバー66
をレバー取付ボルト122により取付けることによっ
て、変速機ケース4の上方のレバー用取付部104ある
いは下方のレバー用取付部106のみならず、変速機ケ
ース4の側方に位置させてパーキングレバー66を取付
けることができる。
【0039】これにより、第2実施例のパーキングロッ
ク62の構造は、半自動変速機2の搭載される車両の仕
様に応じて、図示しないセレクトレバーにケーブル64
により連絡されるパーキングレバー66を、パーキング
シャフト68の長手方向各側のいずれか一方たる変速機
ケース4の上方あるいは下方に位置させて取付けること
ができるとともに、パーキングシャフト68の長手方向
と交差する変速機ケース4の側方に位置させて取付ける
ことができる。
【0040】このため、第2実施例のパーキングロック
62の構造は、車両の仕様に併せてパーキングシャフト
68に対してパーキングレバー66の取付位置を容易に
変更することができ、所望のケーブル配索のために半自
動変速機2側のレイアウトを変更する必要がなく、ケー
ブル64配索の自由度をさらに高め得て、ケーブル64
をより動作良好な位置に配索することができ、操作フィ
ーリングを良好に確保することができる。
【0041】なお、第2実施例においては、パーキング
シャフト68の長手方向と略直角に交差する方向に指向
する中間シャフト126にパーキングレバー66を取付
可能に設けたが、パーキングシャフト68の長手方向と
傾斜して交差する方向に指向する中間シャフト126を
設け、この傾斜する中間シャフト126のケース外側部
位にパーキングレバー66を取付可能に設けることもで
きる。
【0042】これにより、パーキングレバー66を、変
速機ケース4の上方あるいは下方に位置させて取付ける
ことができるとともに変速機ケース4の傾斜側方に位置
させて取付けることができ、ケーブル64配索の自由度
をさらに高め得て、ケーブル64をより動作良好な位置
に配索することができ、操作フィーリングを良好に確保
することができる。
【0043】
【発明の効果】このように、この発明の半自動変速機の
パーキングロック構造は、変速機ケースの対向するケー
ス壁部に設けた一対のシャフト軸支部に夫々軸支される
パーキングシャフトの長手方向各側のケース外側部位
に、パーキングレバーが取付けられるレバー用取付部を
夫々設けたことにより、搭載される車両の仕様に応じ
て、セレクトレバーにケーブルにより連絡されるパーキ
ングレバーを、パーキングシャフトの長手方向各側のい
ずれかに一方に取付けることができる。
【0044】このため、この発明のパーキングロック構
造は、車両の仕様に併せてパーキングシャフトに対して
パーキングレバーの取付位置を容易に変更することがで
き、所望のケーブル配索のために半自動変速機側のレイ
アウトを変更する必要がなく、ケーブル配索の自由度を
高め得て、ケーブルを動作良好な位置に配索し得て、操
作フィーリングを確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す変速機ケースの上
方にパーキングレバーを取付けた半自動変速機の側面図
である。
【図2】変速機ケースの下方にパーキングレバーを取付
けた半自動変速機の側面図である。
【図3】半自動変速機の断面図である。
【図4】第2実施例を示す変速機ケースの側方にパーキ
ングレバーを取付けた半自動変速機の側面図である。
【符号の説明】
2 半自動変速機 4 変速機ケース 6 メイン軸 8 カウンタ軸 62 パーキングロック 64 ケーブル 66 パーキングレバー 68 パーキングシャフト 70 ロッドレバー 74 パーキングロッド 76 パーキングカム 78 カムスプリング 80 パーキングスリーブ 84 パーキングポール 90 係合突部 92 パーキングギヤ 94 係合窪部 96・98 ケース壁部 100・102 シャフト軸支部 104・106 レバー用取付部 122 レバー取付ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケースに軸支した入力軸と出力軸
    との間の複数段の変速ギヤを運転状態に応じて自動的に
    切換える半自動変速機を設け、この半自動変速機のセレ
    クトレバーにケーブルにより連絡されるパーキングレバ
    ーを設け、このパーキングレバーにより回動されるパー
    キングシャフトを前記変速機ケースに軸支して設け、こ
    のパーキングシャフトの回動に連動してパーキングポー
    ルを前記出力軸に取付けたパーキングギヤに係合させて
    出力軸の回転を阻止する半自動変速機のパーキングロッ
    ク構造において、前記変速機ケースの対向するケース壁
    部に一対のシャフト軸支部を設け、この一対のシャフト
    軸支部に夫々軸支される前記パーキングシャフトの長手
    方向各側のケース外側部位に前記パーキングレバーが取
    付けられるレバー用取付部を夫々設けたことを特徴とす
    る半自動変速機のパーキングロック構造。
  2. 【請求項2】 前記パーキングロック構造は、前記変速
    機ケースの上方に位置する一方のシャフト軸支部に軸支
    される前記パーキングシャフトの長手方向一側のレバー
    用取付部に前記パーキングレバーを取付けて設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の半自動変速機のパーキン
    グロック構造。
  3. 【請求項3】 前記パーキングロック構造は、前記変速
    機ケースの下方に位置する他方のシャフト軸支部に軸支
    される前記パーキングシャフトの長手方向他側のレバー
    用取付部に前記パーキングレバーを取付けて設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の半自動変速機のパーキン
    グロック構造。
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Cited By (4)

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