JP2000074214A - パーキングロック装置 - Google Patents

パーキングロック装置

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JP2000074214A
JP2000074214A JP10260994A JP26099498A JP2000074214A JP 2000074214 A JP2000074214 A JP 2000074214A JP 10260994 A JP10260994 A JP 10260994A JP 26099498 A JP26099498 A JP 26099498A JP 2000074214 A JP2000074214 A JP 2000074214A
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Japan
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shift
speed
shaft
gear
select
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Pending
Application number
JP10260994A
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English (en)
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Masa Nakamura
雅 中村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JP2000074214A publication Critical patent/JP2000074214A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • F16H63/48Signals to a parking brake or parking lock; Control of parking locks or brakes being part of the transmission

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車変速機をベースにしてトルクコンバータ
を使用しない自動変速機のパーキングロック装置におい
て、簡単な構成で、パーキングロックを行わせることに
ある。 【構成】 変速操作機構のシフトアンドセレクト軸をセ
レクト・シフト動作させる駆動機構を設け、パーキング
時にシフトアンドセレクトレバーを隣接する各シフトヨ
ークの中間位置にセレクト動作させてからシフト動作す
るように駆動機構を作動制御する制御手段を設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーキングロッ
ク装置に係り、特に車両のパーキング時に車輪をロック
するパーキングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出すために、手動や自
動の変速機、無段変速機等を設けている。
【0003】自動変速機にあっては、セレクトレバーを
パーキングレンジ「P」に操作した際に、出力軸をロッ
クさせて車輪をロックするパーキングロック装置を設け
ているものがある。
【0004】この自動変速機のパーキングロック装置に
おいては、図15、16に示す如く、出力軸(図示せ
ず)にパーキングギヤ202を設け、このパーキングギ
ヤ202の歯溝204に係合・抜脱されるレバー係合片
206を備えたパーキングレバー208の略中央部位を
レバー支持軸210で軸支して設け、このパーキングレ
バー208を揺動するようにパーキングカム212をパ
ーキングレバー208とカム用支持部材214との間に
設け、パーキングカム212を往復動する操作部材21
6を設け、この操作部材216を作動する駆動機構21
8を設けている。
【0005】一方、手動変速機にあっては、複数段の変
速ギヤ列を設け、このギヤ列を切換えて各段のギヤを噛
合させる歯車変速機がある。
【0006】この歯車変速機は、メイン軸とカウンタ軸
とを平行に配設し、メイン軸に各速メインギヤを設ける
とともに少なくとも高速側切換機構や5速・リバース切
換機構を設け、カウンタ軸には各速メインギヤに噛合す
る各速カウンタギヤを設けるとともに低速側切換機構を
設けている。
【0007】また、このような歯車変速機は、変速操作
機構によって変速される。この変速操作機構には、セレ
クトレバーのセレクト時に軸方向移動されるとともにセ
レクトレバーのシフト時には回動されるシフトアンドセ
レクト軸を設け、このシフトアンドセレクト軸には各速
シフトヨークに選択的に係合されるシフトアンドセレク
トレバーを設け、各速シフトヨークには歯車変速機の各
切換機構に連絡する各シフト軸を設けている。
【0008】更に、変速機としては、基本構造を歯車変
速機と同じ構造とし、クラッチやセレクト・シフトの各
操作を、運転状態がプログラミングされた制御手段によ
ってギヤ列を自動的に選択させ、トルクコンバータを使
用しない自動変速機がある。この歯車変速機をベースと
してトルクコンバータを使用しない自動変速機は、トル
クコンバータを使用した自動変速機に比べで、燃費を向
上し、また、燃費のバラツキも少ないものである。
【0009】また、自動変速機のパーキングロック装置
としては、例えば、特開平9−295561号公報、特
開平10−166880号公報、特開平10−1008
72号公報に開示されている。特開平9−295561
号公報に記載のものは、エンジンの停止時にパーキング
ギヤに噛合うとともにエンジンの稼働時にはパーキング
ギヤから噛合が外されるように動作するロックレバーと
このロックレバーを動作させるアクチュエータとが備え
られたロック機構を設け、このロック機構を作動する制
御手段を設けたことにより、エンジンのオフ時には、ロ
ック機構が作動して自動的にパーキングギヤの回転を阻
止させ、サイドブレーキのパーキング位置への操作が不
確実である場合でも、意図に反する車両の動き出しを防
止するものである。特開平10−166880号公報に
記載のものは、ウエッジの基端部にパーキングロッドを
一体に固定し、このパーキングロッドをロッドプレート
の摺動連結部に摺動自在に連結させ、走行中にセレクト
レバーを「P」レンジにセレクトしても、ウエッジ及び
パーキングロッドの両者ともパーキングポールから離間
する方向に移動させ、パーキングポールとパーキングロ
ッドとの接触による異音の発生を防止するものである。
特開平10−100872号公報に記載のものは、変速
機がパーキングレンジに切り換えられると、ストッパが
突起に当接してパーキングギヤとパーキングポールとの
噛合が阻止され、出力軸の残留トルクが放出され、そし
て、パーキングギヤの回転に連動する突起の側面にスト
ッパが噛合され、突起との噛合力によりストッパが回転
し、パーキングギヤとパーキングポールとの噛合の阻止
が解除され、これにより、変速機をパーキングレンジ以
外のレンジに切り換えた際に生じる異音やショックを抑
制するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、歯車変速機
をベースとしてトルクコンバータを使用しない自動変速
機にあっては、パーキング時に車輪をロックするための
パーキングロック装置を別途の部品で設ける必要がある
ので、構成が複雑になり、また、重量が増加するという
不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、メイン軸とカウンタ軸と
を平行に配設し、前記メイン軸に各速メインギヤを設け
るとともに少なくとも高速側切換機構を設け、前記カウ
ンタ軸には前記各速メインギヤに噛合する各速カウンタ
ギヤを設けるとともに低速側切換機構を設けて歯車変速
機を構成し、セレクト時に軸方向移動されるとともにシ
フト時には回動されるシフトアンドセレクト軸を設け、
このシフトアンドセレクト軸には各速シフトヨークに選
択的に係合されるシフトアンドセレクトレバーを設け、
前記各シフトヨークには前記各切換機構に連絡する各シ
フト軸を設けて変速操作機構を構成し、前記シフトアン
ドセレクト軸をセレクト・シフト動作させる駆動機構を
設け、パーキング時に前記シフトアンドセレクトレバー
を隣接する前記各シフトヨークの中間位置にセレクト動
作させてからシフト動作させるように前記駆動機構を作
動制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、歯車変速機をベース
としてトルクコンバータを使用しない自動変速機におい
て、パーキング時に、駆動機構の作動によってシフトア
ンドセレクトレバーが隣接する各シフトヨークの中間位
置にセレクト動作されてからシフト動作させるので、異
なる2つのギヤ列が同時に噛み合って、つまり、二重噛
み合いが生じて車輪がロックされ、これにより、パーキ
ングロック装置を別途の部品で設けることなく、既存の
部品を利用して車輪をロックすることができ、構成を簡
単にするとともに、軽量化を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜11は、この発明の第1
実施例を示すものである。図10において、2は車両に
搭載されたエンジン、4は歯車変速機をベースとしてト
ルクコンバータを使用しない自動式の変速機、6は差動
機、8はトランスミッションケースである。このトラン
スミッションケース8内には、メイン軸10と、カウン
タ軸12と、リバースアイドラ軸14とが変速機4の長
手方向に平行に配設されている。
【0014】メイン軸10は、トランスミッションケー
ス8の第1ケース16の第1壁部18に保持させた第1
メイン軸用軸受20とトランスミッションケース8の第
2ケース22の第2壁部24に保持させた第2メイン軸
用軸受26とによって回転自在に支持されている。
【0015】カウンタ軸12は、少し差動部6側に配置
され、第1ケース16の第1壁部18に保持させた第1
カウンタ軸用軸受28と第2ケース22の第2壁部24
に保持させた第2カウンタ軸用軸受30とによって回転
自在に支持されている。
【0016】リバースアイドラ軸14は、差動部6から
離れた位置で第1壁部18と第2ケース22に保持ボル
ト32で固定した軸保持体34とによって支持されてい
る。
【0017】メイン軸10には、複数段の各速メインギ
ヤとして、エンジン側から順次に、1速メインギヤ36
とリバースメインギヤ38と2速メインギヤ40とが固
定して設けられているとともに、3速メインギヤ42と
4速メインギヤ44と5速メインギヤ46とが回転自在
に設けられている。この5速メインギヤ46は、第2壁
部24の外側に配設される。
【0018】カウンタ軸12には、複数段の各速カウン
タギヤとして、エンジン側から順次に、最終減速機構4
8を構成するファイナルドライブギヤ50が固定して設
けられ、また、1速メインギヤ36に噛合する1速カウ
ンタギヤ52が回転自在に設けられ、更に、2速メイン
ギヤ40に噛合する2速カウンタギヤ54が回転自在に
設けられ、更にまた、3速メインギヤ42に噛合する3
速カウンタギヤ56と4速メインギヤ44に噛合する4
速カウンタギヤ58と5速メインギヤ46に噛合する5
速カウンタギヤ60とが固定して設けられている。5速
メインギヤ46と5速カウンタギヤ60とは、第2壁部
24の外側でサイドカバー62によって被包されてい
る。
【0019】1速カウンタギヤ52と2速カウンタギヤ
54間のカウンタ軸12においては、一体的に構成され
た低速側切換スリーブ64とリバースカウンタギヤ66
とを有する低速側切換機構68が設けられている。
【0020】3速メインギヤ42と4速メインギヤ44
間のメイン軸10においては、高速側切換スリーブ70
を有する高速側切換機構72が設けられている。
【0021】5速メインギヤ46近傍のメイン軸10に
は、最高速側切換スリーブ74を有する最高速側切換機
構76が設けられている。
【0022】リバースアイドラ軸14には、リバースシ
フト時に摺動されて自由回転状態からリバースメインギ
ヤ38及びリバースカウンタギヤ66に噛合するリバー
スアイドラギヤ78がリバース切換スリーブ80と一体
的になって設けられている。
【0023】カウンタ軸12のファイナルドライブギヤ
50には、ファイナルドリブンギヤ82が噛合して設け
られている。このファイナルドリブンギヤ82は、差動
機6の差動ケース84にギヤ取付ボルト86によって固
定されている。
【0024】この変速機4は、変速操作機構88によっ
て変速操作される。
【0025】この変速操作機構88にあっては、図11
に示す如く、セレクト時に軸方向移動されるとともにシ
フト時には回動されるシフトアンドセレクト軸90がト
セレクトランスミッションケース8に保持して設けられ
ている。また、このシフトアンドセレクト軸90には、
各速シフトヨークとして、1速・2速シフトヨーク92
と3速・4速シフトヨーク94と5速・リバースシフト
ヨーク96とに選択的に係合されるシフトアンドセレク
トレバー98が設けられている。1速・2速シフトヨー
ク92には、1速係合片92aと2速係合片92bとに
よってシフトアンドセレクトレバー98を係合させる1
速・2速係合溝92cが形成されている。3速・4速シ
フトヨーク94には、3速係合片94aと4速係合片9
4bとによってシフトアンドセレクトレバー98を係合
させる3速・4速係合溝94cが形成されている。5速
・リバースシフトヨーク96には、5速係合片96aと
リバース係合片96bとによってシフトアンドセレクト
レバー98を係合させる5速・リバース係合溝96cが
形成されている。
【0026】また、1速・2速シフトヨーク92、3速
・4速シフトヨーク94、5速・リバースシフトヨーク
96は、トランスミッションケース8に保持された低速
側シフト軸100、高速側シフト軸102、最高速側シ
フト軸104に固定されている。低速側シフト軸100
には、低速側切換機構68の低速側切換スリーブ64に
係合する低速側フォーク106が固設されている。高速
側シフト軸102には、高速側切換機構72の高速側切
換スリーブ70に係合する高速側フォーク108が固設
されている。最高速シフト軸104には、最高速切換機
構76の最高速側切換スリーブ74に係合する最高速フ
ォーク(図示せず)が固設されている。
【0027】シフトアンドセレクト軸90は、駆動機構
110によって動作される。この駆動機構110は、例
えば、直列に配設されて、シフトアンドセレクト軸90
を軸方向移動させるセレクト用アクチュエータ112と
シフトアンドセレクト軸90を回動させるシフト用アク
チュエータ114とからなり、制御手段116によって
作動される。セレクト用アクチュエータ112とシフト
用アクチュエータ114とは、アクチュエータ用軸11
2aで連結している。また、シフトアンドセレクト軸9
0は、シフト用アクチュエータ114に直接連結されて
いる。
【0028】この制御手段116は、ドライビングテク
ニックをプログラミングしたもので、変速機4のギヤ列
を選択するように、変速操作機構88を作動制御するも
のである。
【0029】この制御手段116は、セレクトレバー1
18のレンジポジションを検出するポジションセンサ1
20や車速センサ122等に連絡し、セレクトレバー1
18のポジション状態によって変速操作機構88を介し
て変速機4のギヤ列を変更するとともに、セレクトレバ
ー118をパーキングレンジ「P」にした時に、隣接す
る各シフトヨーク、つまり、1速・2速シフトヨーク9
2と3速・4速シフトヨーク94との中間位置、又は、
3速・4速シフトヨーク94と5速・リバースシフトヨ
ーク96との中間位置に、シフトアンドセレクトレバー
98をセレクト動作させてから1速係合片92a・3速
係合片94a側、又は、3速係合片94a・5速係合片
96a側にシフト動作させ、変速機4において異なるギ
ヤ列を同時に噛み合せ、二重噛み合いを生じさせ(イン
タロック)、車輪をロックさせるものである。
【0030】この二重噛み合い状態にあっては、シフト
アンドセレクトレバー98を、1速係合片92a・3速
係合片94a側、2速係合片92b・4速係合片94b
側、3速係合片94a・5速係合片96a側、4速係合
片94b・リバース係合片96b側に夫々シフト動作さ
せることが可能であるが、この係合の仕方としては、次
のような優先度を付けている。
【0031】つまり、セレクトレバー118をパーキン
グレンジ「P」に入れると、先ず、1速係合片92a・
3速係合片94a側への二重噛み合いのシフト動作を
し、そのとき、変速機4におけるギヤのドッグがうまく
噛み合わない場合には、2速係合片92b・4速係合片
94b側へのシフト動作を試み、それでも、ギヤが入ら
ない場合には、3速係合片94a・5速係合片96a
側、そして、4速係合片94b・リバース係合片96b
側へと順番にシフト動作を試みる。
【0032】このように、1速係合片92a・3速係合
片94bへのシフト動作を最優先するのは、図6〜9に
示す如く、セレクトレバー118をパーキングレンジ
「P」からドライブレンジ「D」にシフトした時に、発
進が1速であるので、1速・2速シフトヨーク92と3
速・4速シフトヨーク94との同時噛み合いにおいて、
3速・4速シフトヨーク94のみをニュートラルレンジ
「N」の位置に戻せばよいが、他のシフトヨークの二重
噛み合いならば、先ず、全体をニュートラルレンジ
「N」にした後に、1速に入れる操作をする必要があ
り、このため、タイムラグが生じ易いので、このタイム
ラグを少なくするためである。
【0033】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0034】セレクトレバー118をパーキングレンジ
「P」にしたパーキング時には、図1、2に示す如く、
制御手段116が駆動機構110を作動することによ
り、シフトアンドセレクト軸90を介してシフトアンド
セレクトレバー98が、1速・2速シフトヨーク92と
3速・4速シフトヨーク94との中間位置にセレクト動
作されてからシフト動作され、これにより、異なる2つ
のギヤ列が噛み合って、二重噛み合いが生じ、よって、
車輪をロックすることができる。
【0035】また、3速にシフトしたい場合には、図
3、4に示す如く、シフトアンドセレクトレバー98を
3速・4速シフトヨーク94のみに係合させ、3速係合
片94a側にシフト動作させる。
【0036】更に、1速・2速セレクト時には、図5に
示す如く、シフトアンドセレクトレバー98をニュート
ラルレンジ「N」上で1速・2速シフトヨーク92に位
置させる。
【0037】この結果、歯車変速機をベースにしてトル
クコンバータを使用しない自動式の変速機4において、
ギヤ列の二重の噛み合いを利用してパーキング時のロッ
クを行わせるので、パーキングロック装置を別途に不要
とし、また、制御手段116によって変速操作機構88
を作動するので、走行時におけるギヤの二重噛み合いが
ないので、二重噛み合い防止機構も不要とし、もって、
構成を簡単にするとともに、軽量化を図り、しかも、保
守点検を容易とすることができる。
【0038】図12は、この発明の第2実施例を示すも
のである。
【0039】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0040】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、駆動機構110において、シフト
用アクチュエータ114に対してセレクト用アクチュエ
ータ112を略直角に配設した。
【0041】この第2実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を得るとともに、セレクト用アクチ
ュエータ112の位置を変更させてレイアウトの自由度
を大きくすることができる。
【0042】図13は、この発明の第3実施例を示すも
のである。
【0043】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、パーキング時に、各シフトヨーク
92、94、96及び各シフト軸100、102、10
4をシフト動作させるために、各シフト軸92、94、
96には、独立した他のシフト用アクチュエータ132
を別途に連絡して設けた。このシフト用アクチュエータ
132には、操作ロッド134が連結されている。
【0044】この第3実施例の構成によれば、上述の第
1実施例と同じ効果を得るとともに、パーキング時にお
ける各シフトヨーク92、94、96及び各シフト軸9
0、102、104の動作を確実に行わせることができ
る。
【0045】図14は、この発明の第4実施例を示すも
のである。
【0046】この第4実施例の特徴とするところは、以
下の点にある(SG1)。即ち、シフトアンドセレクト
軸90には軸方向に延長軸142を連設し、この延長軸
142にはパーキング時にのみ各シフトヨーク92、9
4、96に一体的に係合する比較的大きな幅Wのパーキ
ング用係合レバー144を設けた。
【0047】この第4実施例の構成によれば、パーキン
グ時には、幅広のパーキング用係合レバー144が各シ
フトヨーク92、94、96に一体的に係合するので、
その係合状態を確実なものとすることができ、もって、
ロックを確実に行わせることができる。
【0048】なお、この第4実施例にあっては、パーキ
ング用係合レバー144を、専用のパーキング用アクチ
ュエータ(図示せず)によって独立して動作させること
が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、歯車変速機をベースとしてトルクコンバ
ータを使用しない自動変速機において、変速操作機構の
シフトアンドセレクト軸をセレクト・シフト動作させる
駆動機構を設け、パーキング時にシフトアンドセレクト
レバーを隣接する各シフトヨークの中間位置にセレクト
動作させてからシフト動作させるように駆動機構を作動
制御する制御手段を設けたことにより、パーキング時
に、異なる2つのギヤ列が同時に噛み合って車輪がロッ
クされるので、パーキングロック装置を別途の部品で設
けることなく、既存の部品を利用して車輪をロックする
ことができ、構成を簡単にするとともに、軽量化を図り
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーキング時の二重噛み合い状態を示す斜視図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】3速のシフト状態を示す斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】1速・2速のセレクト時の平面図である。
【図6】1速・3速同時噛み合いで、パーキングレンジ
時の平面図である。
【図7】1速・3速同時噛み合いで、ドライブレンジ時
の平面図である。
【図8】3速・5速同時噛み合いでパーキングレンジ時
の平面図である。
【図9】3速・5速同時噛み合いで、ドライブレンジ時
の平面図である。
【図10】変速機の断面図である。
【図11】変速操作機構の斜視図である。
【図12】第2実施例において変速操作機構の斜視図で
ある。
【図13】第3実施例において変速操作機構の斜視図で
ある。
【図14】第4実施例において変速操作機構の斜視図で
ある。
【図15】従来のパーキングロック装置の構成図であ
る。
【図16】図15の〓〓−〓〓線による断面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 変速機 8 トランスミッションケース 10 メイン軸 12 カウンタ軸 68 低速側切換機構 72 高速側切換機構 88 変速操作機構 90 シフトアンドセレクト軸 98 シフトアンドセレクトレバー 110 駆動機構 112 セレクト用アクチュエータ 114 シフト用アクチュエータ 116 制御手段 118 セレクトレバー 120 ポジションセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン軸とカウンタ軸とを平行に配設
    し、前記メイン軸に各速メインギヤを設けるとともに少
    なくとも高速側切換機構を設け、前記カウンタ軸には前
    記各速メインギヤに噛合する各速カウンタギヤを設ける
    とともに低速側切換機構を設けて歯車変速機を構成し、
    セレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時には回
    動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフトア
    ンドセレクト軸には各速シフトヨークに選択的に係合さ
    れるシフトアンドセレクトレバーを設け、前記各シフト
    ヨークには前記各切換機構に連絡する各シフト軸を設け
    て変速操作機構を構成し、前記シフトアンドセレクト軸
    をセレクト・シフト動作させる駆動機構を設け、パーキ
    ング時に前記シフトアンドセレクトレバーを隣接する前
    記各シフトヨークの中間位置にセレクト動作させてから
    シフト動作させるように前記駆動機構を作動制御する制
    御手段を設けたことを特徴とするパーキングロック装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は、セレクト時に前記シフ
    トアンドセレクト軸を軸方向移動させるセレクト用アク
    チュエータと、シフト時に前記シフトアンドセレクト軸
    を回動させるシフト用アクチュエータとを有することを
    特徴とする請求項1に記載のパーキングロック装置。
  3. 【請求項3】 前記歯車変速機は、異なるギヤ列が二重
    に噛み合わされることを特徴とする請求項1に記載のパ
    ーキングロック装置。
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