JP2001144164A - 基板の配列方法,基板の配列装置及び処理装置 - Google Patents

基板の配列方法,基板の配列装置及び処理装置

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JP2001144164A
JP2001144164A JP32386699A JP32386699A JP2001144164A JP 2001144164 A JP2001144164 A JP 2001144164A JP 32386699 A JP32386699 A JP 32386699A JP 32386699 A JP32386699 A JP 32386699A JP 2001144164 A JP2001144164 A JP 2001144164A
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container
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wafer
substrate
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Rei Takaguchi
玲 高口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で,基板群の形成を安定的に行える基
板の配列方法,基板の配列装置及び小型な処理装置を提
供する。 【解決手段】 一方のキャリアC内から26枚のウェハ
Wを等間隔Lで取り出す工程と,他方のキャリアC内か
ら26枚のウェハWを等間隔Lで取り出すと共に,一方
のキャリアC内から取り出された26枚のウェハWの各
ウェハW同士の間に他方のキャリアC内から取り出され
る26枚のウェハWの各ウェハWを挿入して,52枚の
ウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させ
たウェハ群100を形成する工程とを有する,ウェハW
の配列方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハ等の基板を配列させる配列方法,基板の配列装置及び
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,半導体デバイスの製造工程で
は,基板としての半導体ウェハ(以下,「ウェハ」とい
う。)を所定の薬液や純水等の洗浄液によって洗浄し,
ウェハの表面に付着したパーティクル,有機汚染物,金
属不純物等のコンタミネーションを除去する洗浄装置が
使用されている。その中でも洗浄液が充填された洗浄槽
内に,ウェハを浸漬させて洗浄を行うウェット型の洗浄
装置は広く普及している。
【0003】かかる洗浄装置として,従来,例えば特許
第2634350号が開示されている。この装置では,
洗浄前のウェハを例えば26枚収納しているキャリア2
個が搬入され,取出ステージに移送される。そして,取
出ステージにおいて,まず一方のキャリアから26枚の
ウェハを一括して取り出す。この一方のキャリア内から
取り出された26枚のウェハを,ウェハ群形成ステージ
に移動させる。次いで,他方のキャリア内から取り出さ
れた26枚のウェハを一括して取り出し,この他方のキ
ャリア内から取り出された26枚のウェハを,ウェハ群
形成ステージで待機している一方のキャリア内から取り
出された26枚のウェハの上方に移動させる。その後,
他方のキャリア内から取り出された26枚のウェハの各
ウェハを下降させ,一方のキャリア内から取り出された
26枚のウェハの各ウェハ同士の間に挿入して,52枚
(キャリアC2個分の枚数)のウェハからなるウェハ群
を形成する。そして,この52枚のウェハからなるウェ
ハ群を洗浄・乾燥処理部に搬送し,バッチ式に洗浄,乾
燥するようになっている。
【0004】ここで,ウェハ群を形成する前に,平面視
で,一方のキャリア内から取り出された26枚のウェハ
の各ウェハ同士の間に他方のキャリア内から取り出され
た26枚のウェハの各ウェハを位置させるような位置合
わせを行う。挿入する際に,一方のキャリア内から取り
出された26枚のウェハの各ウェハと他方のキャリア内
から取り出された26枚のウェハの各ウェハとが,お互
いに接触しないようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特許第
2634350号に開示された洗浄装置では,一方及び
他方のキャリア内から取り出された26枚のウェハの何
れも,取出ステージからウェハ群形成ステージを移動さ
せ,外部に露出させた状態で位置合わせを行うので,位
置ずれなどが起こりやすい。このため,挿入する際に,
ウェハ接触が起こり破損する可能性がある。このよう
に,52枚のウェハからなるウェハ群の形成が不安定で
ある。また,ウェハ接触を防止しようとすれば,ウェハ
群形成ステージに,一方及び他方のキャリア内から取り
出された26枚のウェハの各ウェハの位置ずれを検知及
び修正するための例えばフィードバック機構を設けなけ
ればならず,装置が複雑化すると共に時間がかかるよう
になる。さらに,取出ステージからウェハ群形成ステー
ジに移動するのに時間を要し,スループットが低下する
と共に,取出ステージとは別途にウェハ群形成ステージ
を設けるため,その分,装置が大型化する。
【0006】従って,本発明の目的は,短時間で,基板
群の形成を安定的に行える基板の配列方法及びこの基板
の配列方法に適した基板の配列装置を提供する。また,
小型な処理装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,一方の容器内に等間隔で配列さ
れた複数の基板を取り出す工程と,他方の容器内に等間
隔で配列された複数の基板を取り出すと共に,前記一方
の容器内から取り出された複数の基板の各基板同士の間
に前記他方の容器内から取り出される複数の基板の各基
板を挿入して,容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の
略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程とを
有することを特徴とする,基板の配列方法を提供する。
【0008】請求項1に記載の基板の配列方法によれ
ば,例えばステージで一方の容器内から複数の基板を取
り出す。その後,同じステージで他方の容器内から複数
の基板を取り出すと共に,一方の容器内から取り出され
た複数の基板の各基板同士の間に他方の容器内から取り
出される複数の基板の各基板を挿入して,容器2個分の
枚数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板
群を形成する。このように同じステージで,他方の容器
内から複数の基板を取り出す際に基板群を形成するの
で,短時間で,基板群の形成を安定的に行うことができ
る。しかも,このステージとは別途に,基板群を形成す
るためのステージ及び空間を確保する必要がないので,
このような基板群を例えば処理する処理装置を小型化す
ることができる。
【0009】請求項1に記載の基板の配列方法におい
て,請求項2に記載したように,前記一方の容器内に等
間隔で配列された複数の基板を取り出す工程と,容器2
個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列
させた基板群を形成する工程との間に,前記一方の容器
内から取り出された複数の基板を前記他方の容器の上方
に相対的に移動させ,平面視で前記他方の容器内の複数
の基板の各基板同士の間に前記一方の容器内から取り出
された複数の基板の各基板を位置させる工程を設けるこ
とが好ましい。
【0010】請求項2において,例えば容器に,基板を
保持するための溝が複数形成され,これら溝の間隔は,
何れも等間隔になっている。このような請求項2にあっ
ては,一方の容器内から取り出された複数の基板を他方
の容器の上方に相対的に移動させ,平面視で他方の容器
内の複数の基板の各基板同士の間に一方の容器内から取
り出された複数の基板の各基板を位置させる。特に他方
の容器の直上に相対的に移動させれば,ちょうど他方の
容器内から溝に案内されながら取り出される複数の基板
の各基板を,一方の容器内から取り出された複数の基板
の各基板同士の間に挿入することができる。そうなる
と,一方の容器内から取り出された複数の基板の各基板
と他方の容器内から取り出される複数の基板の各基板と
が,お互いに接触することを確実に防止し,基板群の形
成を安定して行うことができる。また,他方の容器内の
複数の基板の位置は決められているので,一方の容器内
から取り出された複数の基板の各基板の位置合わせを簡
単に行うことができる。従って,各基板の位置ずれを検
知及び修正するための複雑な機構が不要となる。
【0011】請求項3に記載したように,前記一方の容
器内から複数の基板を取り出す工程と,容器2個分の枚
数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基
板群を形成する工程との間に,前記一方の容器内から取
り出された複数の基板の各基板の表面と裏面を反転させ
る工程を設けることが好ましい。
【0012】かかる方法によれば,一方の容器内から取
り出された複数の基板の各基板の表面と裏面を反転させ
た後で,基板の挿入を行って基板群を形成するので,こ
のような基板群では,隣接する基板同士の表面と表面及
び裏面と裏面とを向かい合わせることができる。従っ
て,例えば処理中に基板の裏面から剥離したパーティク
ルなどが,隣接する基板の表面に付着することを防止す
ることができる。
【0013】請求項4の発明は,複数の基板が等間隔で
配列されて収納された容器2個をステージに移動させる
工程と,前記ステージにて一方の容器内から複数の基板
を取り出す工程と,前記ステージにて他方の容器内から
複数の基板を取り出すと共に,前記一方の容器内から取
り出された複数の基板の各基板と前記他方の容器内から
取り出された複数の基板の各基板とを前記等間隔の略半
分の等間隔で交互に並べた基板群を形成する工程とを有
することを特徴とする,基板の配列方法を提供する。
【0014】請求項5の発明は,複数の基板が等間隔で
配列されて収納された一方の容器をステージに移動させ
る工程と,前記ステージにて一方の容器内から複数の基
板を取り出す工程と,複数の基板が等間隔で配列されて
収納された他方の容器をステージに移動させる工程と,
前記ステージにて他方の容器内から複数の基板を取り出
すと共に,前記一方の容器内から取り出された複数の基
板の各基板と前記他方の容器内から取り出された複数の
基板の各基板とを前記等間隔の略半分の等間隔で交互に
並べた基板群を形成する工程とを有することを特徴とす
る,基板の配列方法を提供する。
【0015】請求項6の発明は,一方の容器内に等間隔
で配列された複数の基板を等間隔で配列させた状態で突
き上げて支持する工程と,前記支持された複数の基板を
等間隔に配列させた状態で保持する工程と,他方の容器
内に等間隔で配列された複数の基板を等間隔で配列させ
た状態で突き上げることにより,前記保持された複数の
基板の各基板同士の間に,突き上げられる複数の基板の
各基板を挿入して,容器2個分の枚数の基板を前記等間
隔の略半分の等間隔で配列させた状態で突き上げて支持
する工程とを有することを特徴とする,基板の配列方法
を提供する。
【0016】請求項6に記載の基板の配列方法におい
て,請求項7に記載したように,前記支持された複数の
基板を等間隔に配列させた状態で保持する工程と,容器
2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配
列させた状態で突き上げて支持する工程との間に,前記
保持された複数の基板を前記他方の容器の上方に相対的
に移動させ,平面視で前記他方の容器内の複数の基板の
各基板同士の間に前記保持された複数の基板の各基板を
位置させる工程を設けることが好ましい。
【0017】請求項8の発明は,容器に等間隔で配列さ
れて収納された複数の基板を配列させる装置であって,
容器を載置するステージと,前記容器に対して複数の基
板を等間隔で配列させた状態で取出および/または収納
可能であって,かつ容器2個分の枚数の基板を前記等間
隔の略半分の等間隔で配列させた状態で支持可能な支持
手段と,前記支持手段に対して基板を授受する授受手段
とを備えていることを特徴とする,基板の配列装置を提
供する。
【0018】請求項8に記載の基板の配列装置によれ
ば,例えば容器2個をステージに載置する。その後,支
持手段によって,一方の容器内から複数の基板を等間隔
で配列させた状態で取り出す。その後,授受手段が,こ
の複数の基板を支持手段から受け取る。次いで,支持手
段によって,他方の容器内から複数の基板を等間隔で配
列させた状態で取り出すと共に,授受手段によって保持
された複数の基板の各基板同士の間に他方の容器内から
取り出される複数の基板の各基板を挿入する。こうし
て,支持手段上に,容器2個分の枚数の基板を等間隔の
略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する。このよ
うに,同じステージ上で容器内からの複数の基板の取り
出し及び基板群の形成を行う。
【0019】また,ステージに,容器1個分の載置スペ
ースしかない場合には,まず一方の容器をステージに載
置して複数の基板を取り出した後,空となった一方の容
器をステージから退かせ,ステージ上を空かせる。次い
で,他方の容器をステージに載置して複数の基板を取り
出し,基板群を形成する。
【0020】請求項8に記載の基板の配列装置におい
て,請求項9に記載したように,前記支持手段と前記授
受手段のどちらか一方が,回転可能に構成されているこ
とが好ましい。また,請求項10に記載したように,前
記授受手段は,複数の基板を前記等間隔で保持するよう
に構成された保持部材を備えていることが好ましい。
【0021】請求項11の発明は,基板を処理する装置
であって,請求項8,9又は10に記載の基板の配列装
置と,基板を処理する処理部と,前記処理部と前記ステ
ージとの間で基板を搬送する搬送手段とを備えているこ
とを特徴とする,処理装置を提供する。
【0022】請求項11に記載の処理装置によれば,搬
送手段が,支持手段上に形成された基板群を保持し,処
理部に搬送する。そして,処理部で基板群を処理する。
【0023】請求項12の発明は,基板を処理する装置
であって,容器を載置するステージと,前記容器に対し
て複数の基板を前記等間隔で配列させた状態で取出およ
び/または収納可能であって,かつ容器2個分の枚数の
基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で
支持可能な支持手段と,基板を処理する処理部と,前記
処理部と前記ステージとの間で基板を搬送する搬送手段
とを備え,前記搬送手段が,前記支持手段に対して基板
を授受するように構成されていることを特徴とする,処
理装置を提供する。
【0024】請求項12に記載の処理装置によれば,例
えば容器2個をステージに載置する。その後,支持手段
によって,一方の容器内から複数の基板を等間隔で配列
させた状態で取り出す。その後,搬送手段が,この複数
の基板を支持手段から受け取る。次いで,支持手段によ
って,他方の容器内から複数の基板を等間隔で配列させ
た状態で取り出すと共に,搬送手段によって保持された
一方の複数の基板の各基板同士の間に他方の容器内から
取り出される複数の基板の各基板を挿入する。次いで,
搬送手段が,支持手段上に形成された基板群を保持し,
処理部に搬送する。そして,処理部で基板群を処理す
る。このように,搬送手段が,前記授受手段の機能を兼
ね備えているので,基板群を形成して処理部に搬送する
までの時間を短縮することができると共に,装置をより
簡素化することができる。
【0025】請求項12に記載の処理装置において,請
求項13に記載したように,前記支持手段と前記搬送手
段のどちらか一方が,回転可能に構成されていることが
好ましい。また,請求項14に記載したように,前記搬
送手段は,複数の基板を前記等間隔で保持すると共に,
容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔
で保持するように構成された保持部材を備えていること
が好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て,添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態
は,ウェハの搬入,洗浄,乾燥,搬出までをバッチ式に
一貫して行うように構成された洗浄装置において,この
洗浄装置の構成要素として備えられているウェハ配列装
置に関するものである。図1は,第1の実施の形態にか
かるウェハ配列装置22が備えられている洗浄装置1の
斜視図であり,図2は,洗浄装置1の平面図である。
【0027】洗浄装置1は,容器,例えばキャリアCの
搬入出が行われるキャリア搬入出部2と,キャリアCを
貯留するストック部3と,ウェハWに対して所定の洗浄
工程を行う洗浄・乾燥処理部4とを備えている。
【0028】キャリア搬入出部2は,洗浄前のウェハW
を収納したキャリアCが搬入され,このキャリアCから
ウェハWが取り出されるまでの動作と,洗浄後のウェハ
WがキャリアCに収納され,このキャリアCが搬出され
るまでの動作を行うように構成されている。
【0029】ストック部3には,キャリアCを縦に並べ
て格納するストッカー5,キャリアCを昇降移動させる
エレベータ機構6,ストッカー7が一列に並べられてい
る。この場合,エレベータ機構6は,後述する移動テー
ブル23により運ばれてきたキャリアCを受け取って昇
降移動させ,左右のストッカー5,7の適宜空いている
場所に搬入すると共に,ストッカー5,7からキャリア
Cを搬出して移動テーブル23に受け渡せるように構成
されている。また,ストッカー5,7も,キャリアCを
昇降移動できるように構成し,ストッカー5,7とエレ
ベータ機構6との間でキャリアCの授受が自在に行える
ようにしても良い。
【0030】洗浄・乾燥処理部4には,キャリア搬入出
部2と洗浄・乾燥処理部4との間でウェハWを搬送する
搬送アーム8が設けられている。搬送アーム8は,開閉
自在であると共に,伸縮自在(図2中のY方向)なウェ
ハチャック8a,8bを備えている。また,洗浄・乾燥
処理部4には,キャリア搬入出部2から順に,ウェハW
を例えばIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を用い
て乾燥させるための乾燥装置9と,ウェハWに対して薬
液成分を主体とした洗浄液によって薬液洗浄(薬液処
理)を行い,その後に純水によるリンス洗浄(リンス処
理)を行う薬液・リンス洗浄装置10と,搬送アーム8
のウェハチャック8a,8bを洗浄,乾燥を行うウェハ
チャック洗浄・乾燥装置11と,ウェハWに対して薬液
・リンス洗浄装置10とは異なる薬液成分を主体とした
洗浄液によって薬液洗浄(薬液処理)を行い,その後に
純水によるリンス洗浄(リンス処理)を行う薬液・リン
ス洗浄装置12とが配置されている。
【0031】図3は,キャリアCの斜視図である。この
キャリアCには,ウェハWを垂直に立てた状態で保持す
るための溝15が左右対称の位置に26箇所ずつ形成さ
れている。これら溝15の間隔は,何れも等間隔L(例
えば8インチウェハを保持する場合であれば,例えば
6.35mmの等間隔)になっている。従って,キャリ
アC内には,26枚のウェハWを等間隔Lで配列させて
収納できるようになっている。また,キャリアCに収納
されたウェハWの表面Waはすべて同じ方向を向いてお
り,図3に示す状態では,ウェハWの表面Waはすべて
後方(図3において後ろ側)に向き,ウェハWの裏面W
bは前方(図3において手前側)に向いている。キャリ
アCの底部には開口部16が形成され,ステージ,例え
ば後述する取出収納ステージ24において,上昇してき
たウェハハンド74が開口部16からキャリアC内に進
入することにより,26枚のウェハWをキャリアCの上
方に一括して突き上げることができるようになってい
る。また,ウェハWは,円形形状をなし,その円周の一
部には,ノッチWcと呼ばれる切欠き部が形成されてい
る。
【0032】図4に示すように,キャリア搬入出部2に
は,キャリアCが搬入される搬入ステージ20と,キャ
リアCが搬出される搬出ステージ21と,第1の実施の
形態にかかるウェハ配列装置22と,これら搬入ステー
ジ20,搬出ステージ21,ウェハ配列装置22の間で
キャリアCを移動させる移動テーブル23とが設けられ
ている。ウェハ配列装置22には,キャリアCからの洗
浄前のウェハWの取り出しとキャリアCへの洗浄後のウ
ェハWの収納とが行われる取出収納ステージ24が設け
られている。取出収納ステージ24と搬入ステージ20
及び搬出ステージ21との間には,移動テーブル23が
水平移動する移動通路25が設けられている。
【0033】搬入ステージ20は側壁部26,27に固
定され,搬出ステージ21は側壁部27,28に固定さ
れている。図5に示すように,搬入ステージ20の上面
には,開口によって形成されるステーション30,31
が,搬出ステージ21の上面には,ステーション32,
33が,取出収納ステージ24の上面には,ステーショ
ン34,35がそれぞれ設けられている。キャリアC
は,各ステーション30〜35における開口周縁部に,
その下面を載置するようになっている。そして,例えば
搬入ステージ20にキャリアCが載置されると,位置合
わせ装置(図示せず)によって,キャリアC内のウェハ
Wが,前記ノッチWcを上にして揃えられる。なお,図
5の例では,搬入ステージ20,取出収納ステージ24
に載置されたキャリアC内の各ウェハWの表面Waは,
洗浄装置1の前方(図5において手前側)に向いてい
る。
【0034】図6は,図4中のA−A線縦断面図である
が,図6に示すように,搬入ステージ20において,キ
ャリアCの搬入が行われる搬入口36の下方には,シャ
ッタ37を昇降自在に動かす昇降機構38が設けられて
いる。また,図4に示すように,搬出ステージ21にお
いて,キャリアCの搬出が行われる搬出口40の下方に
は,シャッタ41を昇降自在に動かす昇降機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0035】図6及び図7に示すように,移動テーブル
23を動かす移動手段50は,搬入ステージ20,搬出
ステージ21,取出収納ステージ24の何れのステージ
より下方に設けられている。この移動手段50は,移動
テーブル23を昇降軸52によって支持し,上下方向
(図6及び図7中のZ方向)に昇降させる昇降機構53
と,この昇降機構53をスライド部材54によって取り
付け,躯体の長手方向(図6及び図7中のR方向)にス
ライド移動させるガイドレール55と,このガイドレー
ル55を上面に固定した基台56と,この基台56を回
動軸57によって支持し,移動テーブル23,ガイドレ
ール55ごと水平面内で回動(図6及び図7中のθ方
向)させる回動機構58とを備えている。そして,この
回動機構58は,ベース59にスライド自在に取り付け
られており,移動手段50は,ステーション30,3
1,32,33の配列方向(図2,図4,図7中のY方
向)に沿って水平移動できるように構成されている。
【0036】移動テーブル23は例えば平面略H形状を
なし,四方の各突出部23aには,キャリアCの下面周
縁を受容する溝60が,それぞれ形成されている。従っ
て,移動手段50によって昇降,水平移動,回動するこ
とにより,移動テーブル23は,各ステーション30〜
35に載置されたキャリアCを受容することができる。
そして,例えば搬入ステージ20から取出収納ステージ
24にキャリアCを移動させたり,取出収納ステージ2
4から搬出ステージ21にキャリアCを移動させること
ができるようになっている。なお,この移動テーブル2
3には,一対の光学系のセンサ部61a,61bを備え
たウェハカウンタ62が設けられており,キャリアCを
受容する際に,キャリアC内のウェハWの枚数やジャン
プスロットを検査できる構成となっている。
【0037】図8〜10に示すように,ウェハ配列装置
22において,洗浄装置1の側壁1aに固定されたプレ
ート70と,ケーシング71とを設けている。プレート
70の下部に取り付けられたガイドレール72,72
に,ケーシング71の背面に取り付けられたスライド部
材73,73をスライド自在に係合している。従って,
ケーシング71は,水平移動(図8〜10中のY方向)
できるように構成されている。ケーシング71の上面が
前記取出収納ステージ24となる。取出収納ステージ2
4の下方には,支持手段,例えばウェハハンド74,7
4が設けられている。ウェハハンド74,74は,キャ
リアCに対して26枚のウェハWを等間隔Lで配列させ
た状態で取り出す共に収納可能であって,かつ52枚の
ウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させ
た状態で支持可能に構成されている。
【0038】図11に示すように,ウェハハンド74,
74には,溝75が52箇所形成されており,これら溝
75の間隔は,等間隔L/2となっている。そして,図
8及び図9に示すように,各ウェハハンド74は,回転
昇降機構76の回転昇降軸77により支持されている。
回転昇降機構76は,ガイドレール78に沿って昇降す
る昇降部材79の上面に固定されている。従って,各ウ
ェハハンド74は,回転昇降軸77を中心に水平面内で
回転(図8及び図9中のθ方向)すると共に,上下方向
(図8及び図9中のZ方向)に昇降自在である。例えば
取出収納ステージ24のステーション34側に26枚の
ウェハWが収納されたキャリアCを載置した場合,ステ
ーション34側のウェハハンド74を上昇させてキャリ
アC内から26枚のウェハWを突き上げれば,52個の
溝75に対して一つおきにウェハWの下部周縁部が挿入
されることになる。
【0039】取出収納ステージ24の上方に,ウェハハ
ンド74に対してウェハWを授受する授受手段としての
ピッチチェンジャー80が設けられている。プレート7
0の上部に取り付けられたガイドレール81,81に,
後述する昇降機構95の背面に取り付けられたスライド
部材82,82をスライド自在に係合している。従っ
て,ピッチチェンジャー80は,水平移動(図8〜10
中のY方向)できるように構成されている。ピッチチェ
ンジャー80は,ウェハWを保持する左右一対の保持部
材83a,83bを備えている。
【0040】保持部材83aは支持軸84aを介して,
保持部材83bは支持軸84bを介してそれぞれ支持部
85に接続されている。支持部85には,モータ(図示
せず)が内蔵されており,このモータによって,保持部
材83aは支持軸84aを中心に回転(図10中のθ方
向)し,保持部材83bも支持軸84bを中心に回転
(図10中のθ方向)するように構成されている。図1
0中の実線で示した保持部材83a,83bは,モータ
の稼働によって水平姿勢になった状態を示している。こ
のような水平姿勢の保持部材83a,83bによってウ
ェハWを保持するようになっている。また,モータの稼
働によって,保持部材83aが図10中の二点鎖線で示
される83a’の位置に90゜回転し,保持部材83b
が図10中の二点鎖線で示される83b’の位置に90
゜回転し,それぞれ垂直姿勢になると,保持したウェハ
Wを放すことができるようになっている。さらに,保持
部材83aは支持軸84aの伸縮によって,保持部材8
3bは支持軸83bの伸縮によって,それぞれ前後方向
(図10中のX方向)に水平移動できるように構成され
ている。
【0041】図12に示すように,保持部材83aにお
いて,上面の右側(図12中の保持部材83aにおける
右側)の周辺部には,溝90aと隙間91aが等間隔L
/2で交互に形成され,下面の左側(図12中の保持部
材83aにおける左側)の周辺部には,溝92aと隙間
93aが等間隔L/2で交互に形成されている。これら
溝90a,92a,隙間91a,93aは,それぞれ2
6箇所形成されている。溝90a同士の間隔,溝92a
同士の間隔は何れも,等間隔Lとなっている。隙間91
a,93aは,保持部材83aを水平姿勢にして昇降さ
せた際に,ウェハハンド74によって保持されているウ
ェハWの周縁部を通過させるのに十分な幅を有してい
る。また,保持部材83bにおいて,上面の左側(図1
2中の保持部材83bにおける左側)の周辺部には,溝
90bと隙間91bが等間隔L/2で交互に形成され,
下面の右側(図12中の保持部材83bにおける右側)
の周辺部には,溝92bと隙間93bが等間隔L/2で
交互に形成されている。これら溝90b,92b,隙間
91b,93bは,それぞれ26箇所形成されている。
溝90b同士の間隔,溝92b同士の間隔は何れも,等
間隔Lとなっている。隙間91b,93bも,保持部材
83bを水平姿勢にして昇降させた際に,ウェハハンド
74によって保持されているウェハWの周縁部を通過さ
せるのに十分な幅を有している。
【0042】図10の例では,溝90aと溝90bとが
向かい合っており,これら溝90a,90bによって2
6枚の洗浄前のウェハWを等間隔Lで保持するようにな
っている。一方,保持部材83a,83bとが180゜
回転すれば,溝92aと溝92bとが向かい合うように
なり,これら溝92a,92bによって26枚の洗浄後
のウェハWを等間隔Lで保持するようになっている。洗
浄前のウェハWから剥離したパーティクルが溝90a,
90bに付着することがあっても,洗浄後で溝92a,
92bによってウェハWを保持することにより,溝90
a,90bに付着したパーティクルが洗浄後のウェハW
に付着することを防止することができる。
【0043】支持部85は,前述した昇降機構95の昇
降軸96に接続されている。昇降機構95によって昇降
軸96を伸縮又は上下方向(図8〜10中のZ方向)に
スライドさせることにより,支持部85及び保持部材8
3a,83bを上下方向(図8〜10中のZ方向)に昇
降させる構成となっている。
【0044】次に,以上に構成された第1の実施の形態
にかかるウェハ配列装置22の作用,効果を洗浄装置1
におけるウェハWの所定の洗浄工程に基づいて説明す
る。先ず,例えば工場内の作業者が,洗浄前のウェハW
を例えば26枚収納したキャリアC2個を搬入ステージ
20に搬入する。移動テーブル23によって,ステーシ
ョン31,30に載置されたキャリアCをウェハ配列装
置22に順次移動させて取出収納ステージ24に載置す
る。
【0045】ここで,図13〜22に示す第1〜第19
の工程説明図に基づいて,ウェハ配列装置22で行われ
る配列方法について説明する。先ず取出収納ステージ2
4のステーション34側(図13〜22中では左側)に
一方のキャリアCを載置し,取出収納ステージ24のス
テーション35側(図13〜22中では右側)に他方の
キャリアCを載置する。図13に示すように,ステーシ
ョン34内に一方のウェハハンド74が,ステーション
35内に他方のウェハハンド74がそれぞれ上昇して進
入している。保持部材83a,83bは,一方のキャリ
アCの上方で待機している。キャリアC内には,26枚
のウェハWが等間隔Lで配列されて収納されている。各
ウェハWの表面Waは,洗浄装置1の前方(図13にお
いて紙面表側)に向いている。その後,図14に示すよ
うに,保持部材83a,83bが下降し,一方のキャリ
アの直上に位置する。その後,図15に示すように,ス
テーション34側のウェハハンド74が上昇し,一方の
キャリアC内から26枚のウェハWを取り出す。このと
き,ステーション34側のウェハハンド74は,保持部
材83a,83bが垂直姿勢から水平姿勢になるときに
邪魔にならない高さに,この26枚のウェハWを突き上
げる。また,ステーション34側のウェハハンド74
は,52本の溝75に対して一つおきにウェハWの下部
周縁部を挿入し,一方のキャリアC内から取り出された
26枚のウェハWを等間隔Lで配列させている。一方,
保持部材83a,83bは,90゜回転し,垂直姿勢か
ら水平姿勢になる。
【0046】その後,図16に示すように,ステーショ
ン34側のウェハハンド74が下降し,この下降中に,
一方のキャリアC内から取り出された26枚のウェハW
を保持部材83a,83bに受け渡す。図23は,この
ときの様子を平面から示している。図23に示すよう
に,保持部材83a,83bは,一方のキャリアC内か
ら取り出された26枚のウェハWを保持しており,溝9
0a,90bに各ウェハWの周縁部を挿入している。そ
の後,図17に示したように,保持部材83a,83b
が他方のキャリアCの上方に移動する。そして,支持軸
84a,84bが僅かに短縮して保持部材83a,83
bを後退させる。図24は,このときの様子を平面から
示している。図24に示すように,保持部材83a,8
3bの後退距離は,平面視で他方のキャリアC内の26
枚のウェハWの各ウェハ同士の間に一方のキャリアC内
から取り出された26枚のウェハWの各ウェハを位置さ
せ,平面視で隣接するウェハW同士の間隔を等間隔Lの
略半分の等間隔L/2にさせることが可能に設定されて
いる。このため,一方のキャリアC内から取り出された
26枚のウェハWの各ウェハWと他方のキャリアC内の
26枚のウェハWの各ウェハWとが等間隔Lの略半分の
等間隔L/2で交互に並べられた状態となる。
【0047】その後,図18に示すように,保持部材8
3a,83bが下降し,他方のキャリアCの直上に位置
する。その後,図19に示すように,ステーション35
側のウェハハンド74が上昇し,他方のキャリアC内か
ら他方の26枚のウェハWを取り出すと共に,一方のキ
ャリアC内から取り出された26枚のウェハWの各ウェ
ハW同士の間に他方のキャリアC内から取り出される2
6枚のウェハWの各ウェハWを挿入して,52枚(キャ
リアC2個分の枚数)のウェハWを等間隔Lの略半分の
等間隔L/2で配列させたウェハ群100を形成する。
このとき,他方のキャリアC内から取り出される26枚
のウェハWの各ウェハWの左右周縁部は,保持部材83
a,83bの隙間91a,91bを通過し,保持部材8
3a,83bと衝突しない。ここで,ウェハ群100の
配列幅は,キャリアCに26枚のウェハWが等間隔Lで
収納されたときの配列幅とほぼ等しい。
【0048】このように,一方のキャリアC内に等間隔
Lで配列された26枚のウェハWを等間隔Lで配列させ
た状態で突き上げて支持する工程と,支持された26枚
のウェハWを等間隔Lに配列させた状態で保持する工程
と,他方のキャリアC内に等間隔Lで配列された26枚
のウェハWを等間隔Lで配列させた状態で突き上げるこ
とにより,保持された26枚のウェハWの各ウェハW同
士の間に,突き上げられる26枚のウェハWの各ウェハ
Wを挿入して,52枚のウェハWを等間隔Lの略半分の
等間隔L/2で配列させた状態で突き上げて支持する工
程を行う。
【0049】支持された26枚のウェハWを等間隔Lに
配列させた状態で保持する工程と,52枚のウェハWを
等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で突
き上げて支持する工程との間に,保持された26枚のウ
ェハWを他方のキャリアCの上方(直上)に移動させ,
平面視で他方のキャリアC内の26枚のウェハWの各ウ
ェハ同士の間に,保持された26枚のウェハWの各ウェ
ハを位置させる。このような位置合わせを行えば,ちょ
うど他方のキャリアC内から溝15に案内されながら取
り出される26枚のウェハWの各ウェハWを,一方のキ
ャリアC内から取り出された26枚のウェハWの各ウェ
ハW同士の間に挿入することができる。そうなると,一
方のキャリアC内から取り出された26枚のウェハWの
各ウェハWと他方のキャリアC内から取り出される26
枚のウェハWの各ウェハWとが,お互いに接触すること
を確実に防止し,ウェハ群100の形成を安定して行う
ことができる。また,従来のように一方及び他方の両方
のキャリアC内からウェハWを取り出して位置合わせを
行えば,何れのウェハWも外部に露出されているため,
安定性や精度に乏しく,位置ずれが起こりやすい。しか
しながら,本実施の形態では,他方のキャリアC内に収
納された26枚のウェハWに対して,一方のキャリアC
内から取り出された26枚のウェハWを動かして位置合
わせを行うので,安定性や精度が増し,各ウェハWの位
置合わせを簡単に行うことができる。従って,位置ずれ
を防止することができると共に,各ウェハの位置ずれを
検知及び修正するための種々の複雑な機構が不要とな
る。
【0050】その後,図20に示すように,保持部材8
3a,83bが90゜回転し,水平姿勢から垂直姿勢に
なる。その後,図21に示すように,保持部材83a,
83bが上昇してウェハ群100の上方に移動した後,
図22に示すように,保持部材83a,83bが,ステ
ーション34側に移動する一方で,ステーション35側
のウェハハンド74が90゜回転し,ウェハ群100の
ウェハWの配列方向を変換し,ウェハWがストック部3
側(図22において紙面右側)に向くようになる。
【0051】その後,搬送アーム8が,ステーション3
5側のウェハハンド74上に形成されたウェハ群100
を保持し,洗浄・乾燥処理部4に搬送する。洗浄・乾燥
処理部4でウェハ群100を洗浄,乾燥する。ここで,
ウェハ群100はキャリアC1個分程度の配列幅で,5
2枚のウェハWを有することなるので,このようなウェ
ハ群100を洗浄する薬液・リンス洗浄装置10,12
では,大型化することなく1回当たりの洗浄で処理可能
なウェハ枚数が2倍になり,しかも洗浄液の使用量を節
約することが可能となる。
【0052】最後にウェハ群100を乾燥装置9で乾燥
してウェハ配列装置22に再び戻す。ウェハハンド7
4,74及びピッチチェンジャー80を用いて先の工程
とほぼ逆の工程を行い,2個のキャリアCに収納する。
そして,これらキャリアCを搬出ステージ21に移動さ
せて外部に搬出する。
【0053】かかる配列方法及びウェハ配列装置22に
よれば,取出収納ステージ24において,他方のキャリ
アC内から26枚のウェハWを取り出す際にウェハ群1
00を形成することになるので,従来のようなウェハ群
100を形成するためのステージにウェハWを移動させ
る手間が省け,短時間で,ウェハ群100の形成を安定
的に行うことができる。しかも,取出収納ステージ24
とは別途に,ウェハ群100を形成するためのステージ
及び空間を確保する必要がないので,このようなウェハ
群100を洗浄する洗浄装置1を小型化することができ
る。
【0054】なお,一方のキャリアC内から26枚のウ
ェハWを取り出す工程と,52枚のウェハWを等間隔L
の略半分の等間隔L/2で配列させたウェハ群100を
形成する工程との間に,一方のキャリアC内から取り出
された26枚のウェハWの各ウェハWの表面と裏面を反
転させる工程を設けるようにしても良い。即ち,ウェハ
配列装置22で行われる配列方法において,図14に示
したように,保持部材83a,83bが一方のキャリア
の直上に下降した後,図25に示すように,ステーショ
ン34側のウェハハンド74が上昇し,一方のキャリア
C内から26枚のウェハWを取り出す。このとき,ステ
ーション34側のウェハハンド74は,ウェハWを回転
させる際に支持部85と衝突しない高さに,これら26
枚のウェハWを突き上げる。その後,図26に示すよう
に,ステーション34側のウェハハンド74が180゜
回転し,一方のキャリアC内から取り出された26枚の
ウェハWの各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させ
る。各ウェハWの裏面Wbが,洗浄装置1の前方(図2
6において紙面表側)に向くようになる。以後,図16
〜22に示した工程を行う。
【0055】かかる方法によれば,一方のキャリアC内
から取り出された26枚のウェハWの各ウェハWの表面
Waと裏面Wbを反転させた後で,ウェハ挿入を行って
ウェハ群100を形成するので,このようなウェハ群1
00では,隣接するウェハW同士の表面Waと表面Wa
及び裏面Wbと裏面Wbとを向かい合わせることができ
る。従って,例えば洗浄中にウェハWの裏面Wbから剥
離したパーティクルなどが,隣接するウェハWの表面W
aに付着することを防止することができる。
【0056】次に,第2の実施の形態にかかるウェハ配
列装置110について説明する。図27に示すように,
ウェハ配列装置110は,キャリアC1個分の載置スペ
ースしかない取出収納ステージ111を有する。取出収
納ステージ111には,ステーション34のみが形成さ
れ,ケーシング112及びプレート113の横幅は狭め
られている。ケーシング112内には,ウェハハンド7
4が1基設けられている。なお,キャリアC1個分の載
置スペースしかないように構成した以外は,先に説明し
たウェハ配列装置22と同一の構成になっているので,
略同一の機能および構成を有する構成要素については,
同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0057】次に,ウェハ配列装置110で行われる配
列方法について説明する。まず例えばステーション31
に載置された一方のキャリアCを取出収納ステージ11
1に移動させる。その後,先に説明した図14〜16と
同様の工程を行い,取出収納ステージ111にて一方の
キャリアC内から26枚のウェハWを取り出し,保持部
材83a,83bに受け渡す。その後,保持部材83
a,83bが上昇し,一方のキャリアC内から取り出さ
れた26枚のウェハWを取出収納ステージ111の上方
で待機させる。その後,空となった一方のキャリアCを
取出収納ステージ111から退かせ,取出収納ステージ
111上を空かせる。次いで,ステーション30に載置
された他方のキャリアCを取出収納ステージ111に移
動させる。その後,先に説明した図17〜22と同様の
工程を行い,他方のキャリアC内から26枚のウェハW
を取り出すと共に,一方のキャリアC内から取り出され
た26枚のウェハWの各ウェハWと他方のキャリアC内
から取り出された26枚のウェハWの各ウェハWとを等
間隔Lの略半分の等間隔L/2で交互に並べたウェハ群
100を形成する。
【0058】このようなウェハ配列方法においても,ウ
ェハ群100の形成を安定的に行うことができる。ま
た,ウェハ配列装置110によれば,キャリアC1個分
の載置スペースを確保すれば済むので,装置を小型化す
ることができる。なお,かかる配列方法に,先の第1の
実施の形態と同様に,一方のキャリアC内から取り出さ
れた26枚のウェハWの各ウェハWの表面Waと裏面W
bを反転させる工程を設けるようにしても良い。
【0059】次に,第3の実施の形態にかかるウェハ配
列装置120について説明する。図28に示すように,
ウェハ配列装置120は,キャリアC1個分の載置スペ
ースしかない取出収納ステージ121,122を有して
いる。取出収納ステージ121にステーション34が,
取出収納ステージ122にステーション35がそれぞれ
形成されている。これら取出収納ステージ121,12
2は何れも,図示しない駆動機構により,水平移動(Y
方向)及び昇降(Z方向)すると共に,水平面内で回転
(図28中のθ方向)するように構成されている。ウェ
ハ配列装置120には,ウェハハンド74が1基設けら
れている。そして,搬送アーム123が,このウェハハ
ンド74に対してウェハWを授受するように構成されて
いる。
【0060】搬送アーム123は,開閉及び伸縮自在に
構成されたウェハチャック124a,124bを備えて
いる。ウェハチャック124a,124bは,26枚の
ウェハWを等間隔Lで保持すると共に,52枚のウェハ
Wを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で保持するように
構成されている。即ち,図29に示すように,ウェハチ
ャック124aの上部に溝125aと隙間126aが等
間隔L/2で交互に形成され,一方,ウェハチャック1
24bの上部に溝125bと隙間126bが等間隔L/
2で交互に形成されている。これら溝125a,125
b,隙間126a,126bは,それぞれ26箇所形成
されている。溝125a同士の間隔,溝125b同士の
間隔は何れも,等間隔Lとなっている。また,ウェハチ
ャック124aの下部に溝127aが等間隔L/2で5
2箇所形成され,一方,ウェハチャック124bの下部
に溝127bが等間隔L/2で52箇所形成されてい
る。
【0061】次に,ウェハ配列装置120で行われる配
列方法について図30〜38に示す第1〜第9の工程説
明図に基づいて説明する。なお,図30(b)〜38
(b)は,それぞれ対応する図30(a)〜38(a)
中のA方向からみたウェハチャック124a,124b
の様子を示している。先ず取出収納ステージ121,1
22は,90゜回転してステーション34,35を搬出
ステージ21側に向ける。その後,移動テーブル23に
よって,ステーション30,31に載置されたキャリア
Cをステーション34,35に移動させた後,取出収納
ステージ121,122は,再び90゜回転してステー
ション34,35をストック部3側に向ける。そして,
図30(a),(b)に示すように,搬送アーム123
がウェハ配列装置120側に移動し,取出収納ステージ
122の上方にウェハチャック124a,124bを移
動させる。なお,ウェハ配列装置120においては,取
出収納ステージ122側(図30(a)〜38(a)中
では右側)に載置されたキャリアCを一方のキャリアC
とし,取出収納ステージ121側(図30(a)〜38
(a)中では左側)に載置されたキャリアCを他方のキ
ャリアCとする。
【0062】次いで,図31(a),(b)に示すよう
に,取出収納ステージ122側のウェハハンド74が上
昇し,一方のキャリアC内から26枚のウェハWを取り
出す。その後,図32(a),(b)に示すように,ウ
ェハチャック124a,124bの上部側が閉じ,溝1
25a,125bを用いて一方のキャリアC内から取り
出された26枚のウェハWを保持する。その後,図33
(a),(b)に示すように,ウェハハンド74が下降
し,一方のキャリアC内から取り出された26枚のウェ
ハWをウェハチャック124a,124bに受け渡す。
その後,図34(a),(b)に示すように,取出収納
ステージ121,122の何れも,ストック部3側(図
34(a)中の右側)に移動し,他方のキャリアCをウ
ェハチャック124a,124bの下方に移動させる。
このとき,先に図24で説明したときと同様に,取出収
納ステージ121,122の移動は,他方のキャリアC
をウェハチャック124a,124bの下方に移動させ
た際に,平面視で他方のキャリアC内の26枚のウェハ
Wの各ウェハ同士の間に一方のキャリアC内から取り出
された26枚のウェハWの各ウェハを位置させ,平面視
で隣接するウェハW同士の間隔を等間隔Lの略半分の等
間隔L/2にさせることが可能に設定されている。
【0063】その後,図35(a),(b)に示すよう
に,取出収納ステージ121が上昇することにより,一
方のキャリアC内から取り出された26枚のウェハWを
他方のキャリアCの直上に相対的に移動させる。その
後,図36(a),(b)に示すように,ウェハハンド
74が上昇し,他方のキャリアC内から26枚のウェハ
Wを取り出すと共に,ウェハ群100を形成する。その
後,図37(a),(b)に示すように,ウェハチャッ
ク124a,124bの下部側が閉じ,溝127a,1
27bを用いて52枚のウェハWを等間隔Lの略半分の
等間隔L/2で保持する。その後,図38(a),
(b)に示すように,取出収納ステージ121が下降す
る。搬送アーム123は,既にウェハ群100を保持し
ているので,直ちにウェハ群100を洗浄・乾燥処理部
4に搬送することができる。
【0064】かかる配列方法及びウェハ配列装置120
によれば,搬送アーム123が,前記ピッチチェンジャ
ー80としての機能を兼ね備えているので,ウェハ群1
00を形成して洗浄・乾燥処理部4に乾燥するまでの時
間を短縮することができる。従って,前記ウェハ配列装
置22,110よりもスループットを向上させることが
できる。また,装置をより簡素化することができる。な
お,かかる配列方法に,先の第1及び第2の実施の形態
と同様に,一方のキャリアC内から取り出された26枚
のウェハWの各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転さ
せる工程を設けるようにしても良い。
【0065】なお,本発明は,これらの実施の形態に限
定されるものではなく,種々の態様を採り得るものであ
る。第1及び第2の実施の形態では,ピッチチェンンジ
ャーが,一方のキャリアC内から取り出された26枚の
ウェハの表面と裏面を反転させるように構成されていて
も良いし,第3の実施の形態では,搬送アームが,一方
のキャリアC内から取り出された26枚のウェハの表面
と裏面を反転させるように構成されていても良い。
【0066】また,バッチ式にウェハを洗浄する洗浄装
置に即して説明したが,これに限らず所定の処理を行う
その他の装置,例えばウェハ上に所定の処理液を塗布す
る装置等にも適用することができる。また基板にはウェ
ハを使用した例を挙げて説明したが,本発明はかかる例
には限定されず,例えばLCD基板や他の基板にも応用
することが可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1〜7の発明によれば,短時間
で,基板群の形成を安定的に行うことができる。しか
も,このステージとは別途に,基板群を形成するための
ステージ及び空間を確保する必要がないので,このよう
な基板群を例えば処理する処理装置を小型化することが
できる。
【0068】特に請求項2,7によれば,他方の容器の
溝を利用して基板挿入を行うことができ,一方の容器内
から取り出された複数の基板の各基板と他方の容器内か
ら取り出される複数の基板の各基板とが,お互いに接触
することを確実に防止し,基板群の形成を安定して行う
ことができる。さらに,位置ずれを防止することができ
ると共に,各基板の位置ずれを検知及び修正するための
種々の複雑な機構が不要となる。また,請求項3によれ
ば,隣接する基板同士の表面と表面及び裏面と裏面とを
向かい合わせることができ,このため,処理中に基板の
裏面から剥離したパーティクル等が,隣接する基板の表
面に付着することを防止することができる。
【0069】請求項8〜10の発明によれば,請求項1
〜7の発明を好適に実施することができる。また,請求
項11の発明によれば,小型で簡素化された処理装置を
実現することができる。また,請求項12〜14の発明
によれば,請求項11よりも簡素化され,かつスループ
ットが向上した処理装置を実現することができる。,
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるウェハ配列装置を
備えた洗浄装置の斜視図である。
【図2】図1の洗浄装置の平面図である。
【図3】キャリアの斜視図である。
【図4】図1の洗浄装置の要部の拡大平面図である。
【図5】搬入ステージ,搬出ステージ,取出収納ステー
ジ及び移動テーブルの斜視図であり,キャリアを移動す
る際の状態を示している。
【図6】図4中のA−A線縦断面図である。
【図7】移動手段の斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ配列
装置を洗浄装置の前方側からみた説明図である。
【図9】図8のウェハ配列装置の側面図である。
【図10】ピッチチェンジャー及びウェハハンドの斜視
図である。
【図11】ウェハハンドの平面図である。
【図12】保持部材の平面図である。
【図13】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第1の工程説明図である。
【図14】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第2の工程説明図である。
【図15】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第3の工程説明図である。
【図16】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第4の工程説明図である。
【図17】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第5の工程説明図である。
【図18】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第6の工程説明図である。
【図19】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第7の工程説明図である。
【図20】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第8の工程説明図である。
【図21】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第9の工程説明図である。
【図22】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配
列させる際の第10の工程説明図である。
【図23】図16の様子を示す平面図である。
【図24】図17の様子を示す平面図である。
【図25】一方のキャリア内から取り出された26枚の
ウェハの各ウェハの表面と裏面を反転させる際の第1の
工程説明図である。
【図26】一方のキャリア内から取り出された26枚の
ウェハの各ウェハの表面と裏面を反転させる際の第2の
工程説明図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態にかかるウェハ配
列装置を洗浄装置の前方側からみた説明図である。
【図28】本発明の第3の実施の形態にかかるウェハ配
列装置を備えた洗浄装置の要部の拡大平面図である。
【図29】図28の洗浄装置に備えられた搬送アームの
ウェハチャックの斜視図である。
【図30】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第1の工程説明図である。
【図31】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第2の工程説明図である。
【図32】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第3の工程説明図である。
【図33】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第4の工程説明図である。
【図34】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第5の工程説明図である。
【図35】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第6の工程説明図である。
【図36】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第7の工程説明図である。
【図37】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第8の工程説明図である。
【図38】図28のウェハ配列装置における,ウェハを
配列させる際の第9の工程説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 22 ウェハ配列装置 24 取出収納ステージ 74 ウェハハンド 80 ピッチチェンジャー 83a,83b 保持部材 100 ウェハ群 W ウェハ C キャリア

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の容器内に等間隔で配列された複数
    の基板を取り出す工程と,他方の容器内に等間隔で配列
    された複数の基板を取り出すと共に,前記一方の容器内
    から取り出された複数の基板の各基板同士の間に前記他
    方の容器内から取り出される複数の基板の各基板を挿入
    して,容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の
    等間隔で配列させた基板群を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする,基板の配列方法。
  2. 【請求項2】 前記一方の容器内に等間隔で配列された
    複数の基板を取り出す工程と,容器2個分の枚数の基板
    を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形
    成する工程との間に,前記一方の容器内から取り出され
    た複数の基板を前記他方の容器の上方に相対的に移動さ
    せ,平面視で前記他方の容器内の複数の基板の各基板同
    士の間に前記一方の容器内から取り出された複数の基板
    の各基板を位置させる工程を設けたことを特徴とする,
    請求項1に記載の基板の配列方法。
  3. 【請求項3】 前記一方の容器内から複数の基板を取り
    出す工程と,容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略
    半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程との間
    に,前記一方の容器内から取り出された複数の基板の各
    基板の表面と裏面を反転させる工程を設けたことを特徴
    とする,請求項1又は2に記載の基板の配列方法。
  4. 【請求項4】 複数の基板が等間隔で配列されて収納さ
    れた容器2個をステージに移動させる工程と,前記ステ
    ージにて一方の容器内から複数の基板を取り出す工程
    と,前記ステージにて他方の容器内から複数の基板を取
    り出すと共に,前記一方の容器内から取り出された複数
    の基板の各基板と前記他方の容器内から取り出された複
    数の基板の各基板とを前記等間隔の略半分の等間隔で交
    互に並べた基板群を形成する工程とを有することを特徴
    とする,基板の配列方法。
  5. 【請求項5】 複数の基板が等間隔で配列されて収納さ
    れた一方の容器をステージに移動させる工程と,前記ス
    テージにて一方の容器内から複数の基板を取り出す工程
    と,複数の基板が等間隔で配列されて収納された他方の
    容器をステージに移動させる工程と,前記ステージにて
    他方の容器内から複数の基板を取り出すと共に,前記一
    方の容器内から取り出された複数の基板の各基板と前記
    他方の容器内から取り出された複数の基板の各基板とを
    前記等間隔の略半分の等間隔で交互に並べた基板群を形
    成する工程とを有することを特徴とする,基板の配列方
    法。
  6. 【請求項6】 一方の容器内に等間隔で配列された複数
    の基板を等間隔で配列させた状態で突き上げて支持する
    工程と,前記支持された複数の基板を等間隔に配列させ
    た状態で保持する工程と,他方の容器内に等間隔で配列
    された複数の基板を等間隔で配列させた状態で突き上げ
    ることにより,前記保持された複数の基板の各基板同士
    の間に,突き上げられる複数の基板の各基板を挿入し
    て,容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等
    間隔で配列させた状態で突き上げて支持する工程とを有
    することを特徴とする,基板の配列方法。
  7. 【請求項7】 前記支持された複数の基板を等間隔に配
    列させた状態で保持する工程と,容器2個分の枚数の基
    板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で突
    き上げて支持する工程との間に,前記保持された複数の
    基板を前記他方の容器の上方に相対的に移動させ,平面
    視で前記他方の容器内の複数の基板の各基板同士の間に
    前記保持された複数の基板の各基板を位置させる工程を
    設けたことを特徴とする,請求項6に記載の基板の配列
    方法。
  8. 【請求項8】 容器に等間隔で配列されて収納された複
    数の基板を配列させる装置であって,容器を載置するス
    テージと,前記容器に対して複数の基板を等間隔で配列
    させた状態で取出および/または収納可能であって,か
    つ容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間
    隔で配列させた状態で支持可能な支持手段と,前記支持
    手段に対して基板を授受する授受手段とを備えているこ
    とを特徴とする,基板の配列装置。
  9. 【請求項9】 前記支持手段と前記授受手段のどちらか
    一方が,回転可能に構成されていることを特徴とする,
    請求項8に記載の基板の配列装置。
  10. 【請求項10】 前記授受手段は,複数の基板を前記等
    間隔で保持するように構成された保持部材を備えている
    ことを特徴とする,請求項8又は9に記載の基板の配列
    装置。
  11. 【請求項11】 基板を処理する装置であって,請求項
    8,9又は10に記載の基板の配列装置と,基板を処理
    する処理部と,前記処理部と前記ステージとの間で基板
    を搬送する搬送手段とを備えていることを特徴とする,
    処理装置。
  12. 【請求項12】 基板を処理する装置であって,容器を
    載置するステージと,前記容器に対して複数の基板を前
    記等間隔で配列させた状態で取出および/または収納可
    能であって,かつ容器2個分の枚数の基板を前記等間隔
    の略半分の等間隔で配列させた状態で支持可能な支持手
    段と,基板を処理する処理部と,前記処理部と前記ステ
    ージとの間で基板を搬送する搬送手段とを備え,前記搬
    送手段が,前記支持手段に対して基板を授受するように
    構成されていることを特徴とする,処理装置。
  13. 【請求項13】 前記支持手段と前記搬送手段のどちら
    か一方が,回転可能に構成されていることを特徴とす
    る,請求項12に記載の処理装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送手段は,複数の基板を前記等
    間隔で保持すると共に,容器2個分の枚数の基板を前記
    等間隔の略半分の等間隔で保持するように構成された保
    持部材を備えていることを特徴とする,請求項12又は
    13に記載の処理装置。
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