JP3782263B2 - 基板の配列方法及び配列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば半導体ウェハ等の基板を配列させる配列方法及び配列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば,半導体デバイスの製造工程では,基板としての半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)を所定の薬液や純水等の洗浄液によって洗浄し,ウェハの表面に付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物等のコンタミネーションを除去する洗浄装置が使用されている。その中でも洗浄液が充填された洗浄槽内に,ウェハを浸漬させて洗浄処理を行うウェット型の洗浄装置は広く普及している。
【0003】
かかる洗浄装置は,洗浄前のウェハを例えば26枚収納しているキャリアが搬入され,ローダに移送される。そして,ローダにおいて,これらキャリアからウェハ26枚分を一括して取り出した後,洗浄・乾燥処理部に搬送し,バッチ式に洗浄,乾燥処理するようになっている。ここで,キャリアの左右の内壁には,ウェハを保持するための溝が26箇所形成され,これら溝の間隔は,何れも等間隔になっている。従って,キャリアには,26枚のウェハが等間隔に配列されて収納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,26枚のウェハをキャリアから取り出し,これらウェハをキャリア内に収納されていたときと同じ等間隔に配列させた状態で洗浄,乾燥を行うと,洗浄槽内に収納されるウェハ全体の配列幅は,少なくともキャリア内に収納されている洗浄前の26枚のウェハの配列幅と同じ程度の長さを要し,長くなる。従って,ウェハを収納する洗浄槽は大型化し,洗浄液の使用量が増加してしまう。
【0005】
従って,本発明の目的は,基板の間隔を狭くして,基板全体の配列幅を短くすることができる,基板の配列装置及び配列方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明によれば,容器内に等間隔で配列された複数の基板を突き上げて該容器の上方で支持手段により支持する工程(a)と,
前記支持手段により支持された複数の基板から前記複数の略半分の枚数の基板を容器内で配列されていた間隔と等間隔に配列させた状態で第1の保持手段により保持する工程(b)と,
前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記第1の保持手段により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入するか,若しくは前記第1の保持手段により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入して,複数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で前記支持手段により支持する工程(c)と,
複数の基板を前記支持手段より受け渡され,複数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で第2の保持手段により保持する工程(d)と,
他の容器内に等間隔で配列された複数の基板に対して前記工程(a),前記工程(b),前記工程(c)を行う工程(e)と,
前記工程(d)により保持された複数の基板の基板群を,前記工程(e)により支持された複数の基板の基板群に隣接させる工程(f)と,
容器2個分の枚数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で前記支持手段により支持する工程(g)とを有していることを特徴とする,基板の配列方法が提供される。
【0007】
容器内の複数の基板を約半分に分けて,一方の基板群と他方の基板群とにする。その後に,他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を挿入するか,若しくは一方の基板群の各基板同士の間に他方の基板群の各基板を挿入して,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する。このような複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群では,複数の枚数の基板を等間隔に配列させていたときと比べて,基板全体の配列幅を約半分にして短くすることができる。従って,このような複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を例えば処理する処理装置を,小型化することができ,また,この処理装置で用いられる処理液や処理ガスの使用量を少なく済ますことができる。
【0008】
一方の基板群と他方の基板群とに分ける工程と,複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程との間に,一方の基板群と他方の基板群のどちらか一方の各基板の表面と裏面を反転させる工程を設けることが好ましい。かかる方法によれば,一方の基板群と他方の基板群のどちらか一方の各基板の表面と裏面を反転させた後で,他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を挿入するか,若しくは一方の基板群の各基板同士の間に他方の基板群の各基板を挿入するので,複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群では,隣接する基板同士の表面と表面及び裏面と裏面とを向かい合わせることができる。従って,例えば処理中に基板の裏面から剥離したパーティクルなどが,隣接する基板の表面に付着することを防止することができる。この場合,反転させる工程は,鉛直軸を中心に旋回させることにより行われることが好ましい。
【0009】
一方の基板群と他方の基板群とに分ける工程は,前記一方の基板群を前記他方の基板群に対して相対的に昇降させることにより行われていることが好ましい。この場合,昇降させる基板群は,一方の基板群と他方の基板群のどちらでも構わない。もちろん,一方の基板群と他方の基板群の両方を昇降させることもできる。また,一方の基板群を前記他方の基板群に対して相対的に水平移動させることにより行われていても良い。この場合,水平移動させる基板群は,一方の基板群と他方の基板群のどちらでも構わない。もちろん,一方の基板群と他方の基板群の両方を水平移動させることも可能である。
【0010】
複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程は,一方の基板群を他方の基板群に対して相対的に昇降させることにより行われ,一方の基板群を前記他方の基板群に対して相対的に昇降させる前に,平面視で他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を位置させるように,一方の基板群に対して他方の基板群を相対的に移動させることが好ましい。例えば,一方の基板群の下方に他方の基板群を移動させ,平面視で他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を位置させる。そうすれば,その後に一方の基板群を下降させることにより,他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を挿入することができるようになる。
【0011】
移動は,等間隔で配列された複数の基板の中心点から偏心した位置を通る鉛直軸を中心に他方の基板群を旋回させることにより行われても良いし,他方の基板群を水平移動させることにより行われても良い。
【0012】
複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を直列に2個以上隣接させた基板群を形成することが好ましい。かかる方法によれば,例えば,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を直列に2個隣接させた基板群は,複数の基板を等間隔で配列させたときと同じ配列幅で,容器2個分の枚数の基板を有するようになる。従って,このような基板群を処理する処理装置では,大型化することなく,スループットを向上させることができる。
【0013】
複数の基板が等間隔で配列されて収納された容器をステージに移動させる工程と,ステージにて容器から複数の基板を取り出し,該取り出した複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程と,複数の基板が等間隔で配列されて収納された他の容器をステージに移動させる工程と,前記ステージにて他の容器から複数の基板を取り出し,該取り出した複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する工程と,これら2個の基板群を直列に隣接させる工程とを有することを特徴とする,基板の配列方法を提供する。
【0015】
前記工程(b)と前記工程(c)との間に,前記支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板を,前記保持された前記複数の略半分の枚数の基板の下方に移動させ,平面視で前記支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に,前記保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を位置させ,平面視で隣接する基板同士の間隔を前記等間隔の略半分の等間隔にさせる工程(h)を設けることが好ましい。
【0016】
容器に等間隔で配列されて収納された複数の基板を配列させる装置であって,前記容器に対して複数の基板を前記等間隔で配列させた状態で取出および/または収納可能,かつ容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で支持可能な支持手段と,前記支持手段に対して基板を授受する授受手段とを備え,前記授受手段は,複数の基板を前記等間隔で保持する複数の溝と,複数の溝間を基板が通過可能な隙間を持つ第1の保持部材と,前記第1の保持部材の上方で複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で保持する第2の保持部材とを備え,前記支持手段は,前記容器から取り出した複数の基板の基板群を,他の容器から取り出した複数の基板の基板群に隣接させた状態で支持し,前記第1の保持部材と前記第2の保持部材の間で基板の受渡しを行うことを特徴とする,基板の配列装置を提供する。
【0017】
この基板の配列装置によれば,先ず支持手段によって,容器内から複数の基板を等間隔で配列させた状態で取り出す。その後,授受手段は,第1の保持部材によって,複数の略半分の枚数の基板を等間隔で保持する。こうして,容器内から取り出された複数の基板を,授受手段によって保持された複数の略半分の枚数の基板を等間隔で配列させた一方の基板群と,支持手段によって支持された複数の略半分の枚数の基板を等間隔で配列させた他方の基板群とに分ける。その後,例えば支持手段が,他方の基板群の各基板の表面と裏面を反転させる。その後,授受手段は,他方の基板群の各基板同士の間に一方の基板群の各基板を挿入して,支持手段に一方の基板群を受け渡す。こうして,支持手段上に,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する。ここで,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群の配列幅は,容器に複数の基板が等間隔で収納されたときの配列幅の約半分で済んでいる。さらに,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群において,前述したように他方の基板群の各基板の表面と裏面が反転されているため,隣接する基板同士の表面と表面及び裏面と裏面とが向かい合っている。
【0018】
その後,授受手段が,第2の保持部材によって,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を保持して支持手段から受け取る。支持手段上には,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群がないので,支持手段は,他の容器内から複数の基板を等間隔で配列させた状態で取り出す。その後,先に説明した工程と同様の工程が繰り返され,支持手段上に,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を形成する。容器2個分の枚数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で支持可能な支持手段は,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で支持できる余裕があるので,授受手段は,第2の保持部材によって保持されている複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を,支持手段に受け渡す。こうして,支持手段上に,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群が2個併合された基板群を形成する。複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群が2個併合された基板群では,容器2個分の枚数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させている。
【0019】
支持手段が,容器に対して相対的に昇降自在に構成されていることが好ましい。また,第1の保持部材及び第2の保持部材が,前記支持手段に対して相対的に昇降自在に構成されていたり,前記支持手段に対して相対的に水平移動できるように構成されていることが好ましい。
【0020】
容器内に等間隔で配列された複数の基板を該等間隔で配列させた状態で突き上げる工程(a)と,容器2個分の枚数の基板を該等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で突き上げる工程(g)を行うように構成された突き上げ支持手段と,前記突き上げ支持手段により支持された複数の基板から前記複数の約半分の枚数の基板を前記等間隔で配列させた状態で持ち上げて保持する工程(b)を行うように構成された第1の保持部材と,前記突き上げ支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記第1の保持部材により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入するか,若しくは前記第1の保持部材により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記突き上げ支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入して,複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で突き上げて支持する工程(c)を行った後に,前記突き上げ支持手段から複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で持ち上げて保持する工程(d)を行うと共に,他の容器内に等間隔で配列された複数の基板に対して前記工程(a),前記工程(b),前記工程(c)を行う工程(e)の後に,前記工程(d)により保持した複数の基板を前記突き上げ手段に受け渡して前記工程(e)により支持された複数の基板に隣接させる工程(f)を行うように構成された第2の保持部材とを備えていることを特徴とする,基板の配列装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態について,添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態は,ウェハの搬入,洗浄,乾燥,搬出までをバッチ式に一貫して行うように構成された洗浄装置において,この洗浄装置の構成要素として備えられている載置装置に関するものである。図1は,第1の実施の形態にかかるウェハ配列装置が備えられている洗浄装置1の斜視図であり,図2は,洗浄装置1の平面図である。
【0022】
洗浄装置1は,キャリアCの搬入出が行われるキャリア搬入出部2と,キャリアCを貯留するストック部3と,ウェハWに対して所定の洗浄工程を行う洗浄・乾燥処理部4とを備えている。
【0023】
キャリア搬入出部2は,洗浄前のウェハWを収納したキャリアCが搬入され,このキャリアCからウェハWが取り出されるまでの動作と,洗浄後のウェハWがキャリアCに収納され,このキャリアCが搬出されるまでの動作を行うように構成されている。
【0024】
ストック部3には,ストッカー5,6,7が一列に並べられている。この場合,後述する移動テーブル23が,ストッカー5,6,7の適宜空いている場所にキャリアCを移動させて格納したり,ストッカー5,6,7から格納されたキャリアCを運び出すことができるようになっている。また,移動テーブル23が,ストッカー5,6,7のうちのどれか一つのストッカーの特定の場所に対して専らキャリアCを移動させて格納したり,運び出したりするようにしてもよい。この場合には,ストック部3にリフタ(図示せず)を設け,このリフタが,特定の場所からストッカー5,6,7の適宜空いている場所にキャリアCを振り分けたり,格納されているキャリアCを特定の場所に移動させて,移動テーブル23に受け渡せるような状態にする。
【0025】
洗浄・乾燥処理部4には,キャリア搬入出部2と洗浄・乾燥処理部4との間でウェハWを搬送する搬送アーム8が設けられている。搬送アーム8は,開閉自在であると共に,伸縮自在(図2中のY方向)なウェハチャック8a,8bを備えている。また,洗浄・乾燥処理部4には,キャリア搬入出部2から順に,ウェハWを例えばIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を用いて乾燥させるための乾燥装置9と,ウェハWに対して薬液成分を主体とした洗浄液によって洗浄処理を行い,その後に純水によるリンス処理を行う薬液・リンス洗浄装置10と,搬送アーム8のウェハチャック8a,8bを洗浄,乾燥処理を行うウェハチャック洗浄・乾燥装置11と,ウェハWに対して薬液・リンス洗浄装置10とは異なる薬液成分を主体とした洗浄液によって洗浄処理を行い,その後に純水によるリンス処理を行う薬液・リンス洗浄装置12とが配置されている。
【0026】
図3は,キャリアCの斜視図である。このキャリアCには,ウェハWを垂直に立てた状態で保持するための溝15が左右対称の位置に26箇所ずつ形成されている。これら溝15の間隔は,何れも等間隔L(8インチウェハを保持する場合であれば,例えば6.35mmの等間隔)になっている。従って,キャリアC内には,26枚のウェハWを等間隔Lで配列させて収納できるようになっている。また,キャリアCに収納されたウェハWの表面Waはすべて同じ方向を向いており,図3に示す状態では,ウェハWの表面Waはすべて後方(図3において後ろ側)に向き,ウェハWの裏面Wbは前方(図3において手前側)に向いている。キャリアCの底部には開口部16が形成され,後述する取出収納ステージ24において,上昇してきたウェハハンド70が開口部16からキャリアC内に進入することにより,26枚のウェハWをキャリアCの上方に一括して突き上げることができるようになっている。また,ウェハWは,円形形状をなし,その円周の一部には,ノッチWcと呼ばれる切欠き部が形成されている。
【0027】
図4に示すように,キャリア搬入出部2には,キャリアCが搬入される搬入ステージ20と,キャリアCが搬出される搬出ステージ21と,第1の実施の形態にかかるウェハ配列装置22と,これら搬入ステージ20,搬出ステージ21,ウェハ配列装置22の間でキャリアCを移動させる移動テーブル23とが設けられている。また,ウェハ配列装置22の上面は,キャリアCからの洗浄前のウェハWの取り出しとキャリアCへの洗浄後のウェハWの収納とが行われる取出収納ステージ24となっている。搬入ステージ20および搬出ステージ21とウェハ配列装置22との間に,移動テーブル23が水平移動する移動通路25が設けられている。
【0028】
搬入ステージ20は側壁部26,27に固定され,搬出ステージ21は側壁部27,28に固定されている。図5に示すように,搬入ステージ20の上面には,開口によって形成されるステーション30,31が,搬出ステージ21の上面には,ステーション32,33が,取出収納ステージ24の上面には,ステーション34がそれぞれ設けられている。キャリアCは,各ステーション30〜34における開口周縁部に,その下面周縁を載置するようになっている。そして,例えば搬入ステージ20にキャリアCが載置されると,位置合わせ装置(図示せず)によって,キャリアC内のウェハWが,前記ノッチWcを上にして揃えられる。なお,図5の例では,搬入ステージ20,取出収納ステージ24に載置されたキャリアC内の各ウェハWの表面Waは,洗浄装置1の前方(図5において手前側)に向いている。
【0029】
図6は,図4中のA−A線縦断面図であるが,図6に示すように,搬入ステージ20において,キャリアCの搬入が行われる搬入口35の下方には,シャッタ36を昇降自在に動かす昇降機構37が設けられている。また,図4に示すように,搬出ステージ21において,キャリアCの搬出が行われる搬出口40の下方には,シャッタ41を昇降自在に動かす昇降機構(図示せず)が設けられている。
【0030】
図6及び図7に示すように,移動テーブル23を動かす移動手段50は,搬入ステージ20,搬出ステージ21,取出収納ステージ24の何れのステージより下方に設けられている。この移動手段50は,移動テーブル23を昇降軸52によって支持し,上下方向(図6及び図7中のZ方向)に昇降させる昇降機構53と,この昇降機構53をスライド部材54によって取り付け,躯体の長手方向(図6及び図7中のR方向)にスライド移動させるガイドレール55と,このガイドレール55を上面に固定した基台56と,この基台56を回転軸57によって支持し,移動テーブル23,ガイドレール55ごと水平面内で回動(図6及び図7中のθ方向)させる回動機構58とを備えている。そして,この回動機構58は,ベース59にスライド自在に取り付けられており,移動手段50は,ステーション30,31,32,33の配列方向(図2,図4,図7,図8中のY方向)に沿って水平移動できるように構成されている。
【0031】
移動テーブル23は例えば平面略H形状をなし,四方の各突出部23aには,キャリアCの下面周縁を受容する溝60が,それぞれ形成されている。従って,移動手段50によって昇降,水平移動,回動することにより,移動テーブル23は,各ステーション30〜34に載置されたキャリアCを受容することができる。そして,例えば搬入ステージ20から取出収納ステージ24にキャリアCを移動させたり,取出収納ステージ24から搬出ステージ21にキャリアCを移動させることができるようになっている。なお,この移動テーブル23には,一対の光学系のセンサ部61a,61bを備えたウェハカウンタ62が設けられており,キャリアCを受容する際に,キャリアC内のウェハWの枚数やジャンプスロットを検査できる構成となっている。
【0032】
図8及び図9に示すように,取出収納ステージ24の下方には,ウェハハンド70が設けられている。このウェハハンド70は,キャリアCに対して26枚のウェハWを等間隔Lで配列させた状態で取り出す共に収納することができ,かつ,52枚のウェハWを,等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で支持可能なように構成されている。
【0033】
図10(a)に示すように,ウェハハンド70には,溝71が52箇所形成されており,これら溝71の間隔は,等間隔L/2となっている。そして,図8及び図10(b)に示すように,ウェハハンド70は,回転昇降機構72の回転昇降軸73により支持され,この回転昇降軸73はウェハハンド70に偏心して接続されている。ウェハハンド70は,回転昇降機構72の稼働により回転昇降軸73を中心に水平面内で回転(図10(b)のθ方向)するように構成されている。また,図8に示すように,回転昇降機構72は,第1のガイドレール74に沿って昇降する昇降部材75の上面に固定されている。第1のガイドレール74の下部は,洗浄装置1の前後方向(X方向)に沿って敷かれている第2のガイドレール上にスライド自在に取り付けられている。従って,ウェハハンド70は,上下方向(図8中のZ方向)に昇降自在であると共に,前後方向(図8中のX方向)に水平移動できるように構成されている。こうして,例えば取出収納ステージ24に26枚のウェハWが収納されたキャリアCを載置した場合,回転昇降機構72,昇降部材75によってウェハハンド70を上昇させてキャリアC内から26枚のウェハWを突き上げれば,52個の溝71に対して一つおきにウェハWの下部周縁部が挿入されることになる。
【0034】
図9に示すように,取出収納ステージ24の上面には,ウェハハンド70に対してウェハWを授受する授受手段としてのピッチチェンジャー80が設けられている。このピッチチェンジャー80は,ウェハWを保持する左右一対の第1の保持部材81a,81bと,第2の保持部材82a,82bとを備えている。
【0035】
第1の保持部材81aは支持軸83aを介して,第1の保持部材81bは支持軸83bを介してそれぞれ第1の支持部84に接続されている。第1の支持部84には,駆動機構(図示せず)が内蔵されており,この駆動機構によって,第1の保持部材81aは支持軸83aを中心として回転(図9中のθ方向)し,第1の保持部材81bも支持軸83bを中心として回転(図9中のθ方向)するように構成されている。図9で実線で示した第1の保持部材81a,81bは,駆動機構の稼働によって水平姿勢になった状態を示している。このような水平姿勢の第1の保持部材81a,81bによってウェハWを保持するようになっている。また,駆動機構の稼働によって,第1の保持部材81aが二点鎖線で示される81a’の位置に90゜回転し,第1の保持部材81bが二点鎖線で示される81b’の位置に90゜回転し,それぞれ垂直姿勢になると,保持したウェハWを放することができたり,第2の保持部材82a,82bの間にウェハWを通すことができるようになっている。さらに,第1の保持部材81aは支持軸83aの伸縮によって,第1の保持部材81bは支持軸83bの伸縮によって,それぞれ前後方向(図9中のX方向)に水平移動できるように構成されている。
【0036】
図11に示すように,第1の保持部材81aにおいて,上面の右側(図11中の第1の保持部材81aにおける右側)の周辺部には,溝85aと隙間86aが等間隔L/2で交互に形成され,下面の左側(図11中の第1の保持部材81aにおける左側)の周辺部には,溝85bと隙間86bが等間隔L/2で交互に形成されている。これら溝85a,85b,隙間86a,86bは,それぞれ13箇所形成されている。溝85a同士の間隔,85b同士の間隔は何れも,等間隔Lとなっている。隙間86a,86bは,第1の保持部材81aを水平姿勢にして昇降させた際に,ウェハハンド70によって保持されているウェハWの周縁部を通過させるのに十分な幅を有している。また,第1の保持部材81bにおいて,上面の左側(図11中の第1の保持部材81bにおける左側)の周辺部には,溝87aと隙間88aが等間隔L/2で交互に形成され,下面の右側(図11中の第1の保持部材81bにおける右側)の周辺部には溝87bと隙間88bが等間隔L/2で交互に形成されている。これら溝87a,87b,隙間88a,88bは,それぞれ13箇所形成されている。溝88a同士の間隔,88b同士の間隔は何れも,等間隔Lとなっている。隙間88a,88bも,第1の保持部材81bを水平姿勢にして昇降させた際に,ウェハハンド70によって保持されているウェハWの周縁部を通過させるのに十分な幅を有している。
【0037】
図9の例では,溝85aと溝87aとが向かい合っており,これら溝85a,87aによって13枚の洗浄前のウェハWを等間隔Lで保持するようになっている。一方,第1の保持部材81a,81bとが180゜回転すれば,溝85bと溝87bとが向かい合うようになり,これら溝85b,87bによって13枚の洗浄後のウェハWを等間隔Lで保持するようになっている。洗浄前のウェハWから剥離したパーティクルが溝85a,87aに付着することがあっても,洗浄後で溝85b,87bによってウェハWを保持することにより,溝85a,87aに付着したパーティクルが洗浄後のウェハWに付着することを防止することができる。
【0038】
第2の保持部材82aは支持軸89aを介して,第2の保持部材82bは支持軸89bを介してそれぞれ第2の支持部90に接続されている。第1の保持部材81a,81bと同様に,第2の保持部材82a,82bは,回転(図9中のθ方向)及び前後方向(図9中のX方向)に水平移動できるように構成されている。図9中で実線で示した第2の保持部材82a,82bは,水平姿勢になった状態を示し,図9中で二点鎖線82a’,82b’で示した第2の保持部材82a,82bは垂直姿勢になった状態を示している。
【0039】
図12に示すように,第2の保持部材82aにおいて,上面の右側(図12中の第2の保持部材82aにおける右側)の周辺部には,溝91aが等間隔L/2で26箇所形成され,下面の左側(図12中の第2の保持部材82aにおける左側)の周辺部には,溝91bが等間隔L/2で26箇所形成されている。また,第2の保持部材82bにおいて,上面の左側(図12中の第2の保持部材82bにおける左側)の周辺部には,溝92aが等間隔L/2で26箇所形成され,下面の右側(図12中の第2の保持部材82bにおける右側)の周辺部には,溝92bが等間隔L/2で26箇所形成されている。
【0040】
図9の例では,第2の保持部材82a,82bにおいて,溝91aと溝92aとは向かい合っており,これら溝91aと溝92aによって26枚の洗浄前のウェハWを,等間隔Lの略半分の等間隔L/2で保持するようになっている。一方,第1の保持部材81a,81bと同様に,溝89bと溝91bによって26枚の洗浄後のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で保持するようになっており,洗浄後のウェハWにパーティクルが付着することを防止することができる。
【0041】
第1の支持部84,第2の支持部90は何れも,ガイドレール95に上下方向(図9中のZ方向)に昇降自在に取り付けられ,このガイドレール95は,取出収納ステージ24の上面に固定された支持台96によって支持されている。従って,第1の保持部材81a,81b及び第2の保持部材82a,82bは,昇降自在な構成となっている。
【0042】
次に,以上に構成された第1の実施の形態にかかるウェハ配列装置20の作用,効果を洗浄装置1におけるウェハWの所定の洗浄工程に基づいて説明する。先ず,例えば工場内の作業者が,洗浄前のウェハWを例えば26枚収納したキャリアC2個を搬入ステージ20に搬入する。最初に,移動テーブル23によって,ステーション31に載置されたキャリアCをウェハ配列装置22に移動して取出収納ステージ23に載置する。
【0043】
ここで,図13〜図31に示す第1の工程説明図〜第19の工程説明図に基づいて,ウェハ配列装置22で行われる配列方法について説明する。先ず,図13に示すように,第1の保持部材81a,81b,第2の保持部材82a,82bは何れも,垂直姿勢になっている。キャリアC内には,26枚のウェハWが等間隔Lで配列されて収納されており,各ウェハWの表面Waは,洗浄装置1の前方(図13において紙面表側)に向いている。ウェハハンド70は,回転昇降機構72の上昇に伴い,ステーション34に進入している。その後,図14に示すように,回転昇降機構72の稼働によってウェハハンド70は上昇し,キャリアCからウェハWを取り出す。この場合,ウェハハンド70は,第1の保持部材81a,81bが垂直姿勢から水平姿勢になるときに邪魔にならないな高さに,ウェハWを突き上げる。また,ウェハハンド70の52本の溝71に対して一つおきにウェハWの下部周縁部が挿入され,ウェハハンド70上には,26枚のウェハWを等間隔Lで配列させている。その後,図15に示すように,第1の保持部材81a,81bが90゜回転し,垂直姿勢から水平姿勢になる。
【0044】
その後,図16に示すように,回転昇降機構72の稼働によってウェハハンド70が僅かながら下降し,26枚のウェハWの内で後ろ半分の13枚のウェハWを第1の保持部材81a,81bに受け渡す。図32は,このときの様子を平面から示し,図33は,側面から示している。即ち,図32及び図33に示すように,後ろ半分の13枚のウェハWの周縁部は,溝85a,87aに挿入され,第1の保持部材81a,81bがウェハWを保持する。その後,図17に示すように,第1の支持部84の上昇に伴い,第1の保持部材81a,81bが上昇し,キャリアC内から取り出された26枚のウェハWを,ピッチチェンジャー80によって保持された13枚のウェハWを等間隔Lで配列させた第1(一方)のウェハ群100と,ウェハハンド70に支持された13枚のウェハWを等間隔Lで配列させた第2(他方)のウェハ群101とに分ける。
【0045】
その後,図18に示すように,ウェハハンド70が180゜回転し,第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させる。第2のウェハ群101の各ウェハWの裏面Wbが,洗浄装置1の前方(図18において紙面表側)に向くようになる。また,この反転に伴って,第2のウェハ群101が第1のウェハ群100の下方に移動することになる。このような反転及び移動は,ウェハハンド70の中心点(ウェハハンド70上に26枚のウェハWを等間隔で配列させた際のこれら26枚のウェハWの中心点)から偏心した位置を通る回転昇降軸73(鉛直軸)を中心に第2のウェハ群101を旋回させることより行われている。図34は,このときの様子を平面から示し,図35は,側面から示している。ここで,回転昇降軸73の偏心量は,第2のウェハ群101が第1のウェハ群100の下方に移動した際には,図34及び図35に示すように,平面視で第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に,第1のウェハ群100の各ウェハWを位置させ,平面視で隣接するウェハW同士の間隔を等間隔Lの略半分の等間隔L/2にさせることが可能なように設計されている。このため,第2のウェハ群101の各ウェハWと第1のウェハ群100の各ウェハWとが等間隔Lの略半分の等間隔L/2で交互に並べられた状態となる。
【0046】
その後,図19に示すように,第1の支持部84の下降に伴って第1の保持部材81a,81bが下降し,第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に第1のウェハ群100の各ウェハWを挿入する。このとき,第2のウェハ群101の各ウェハWの周縁部は,第1の保持部材81a,81bの隙間86a,88aを通過する。その後,図20に示すように,回転昇降機構72の稼働によってウェハハンド70が上昇し,第1の保持部材81a,81bから第2のウェハ群101を受け取り,ウェハハンド70上に,26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた第3のウェハ群102を形成する。第1の保持部材81a,81bは90゜回転し,水平姿勢から垂直姿勢になり,第2の保持部材82a,82bは,第3のウェハ群102より下方に下降し,垂直姿勢から水平姿勢になるときにウェハWの邪魔にならない状態となる。ここで,第3のウェハ群102の配列幅は,キャリアCに26枚のウェハWが等間隔Lで収納されたときの配列幅の約半分で済んでいる。さらに,第3のウェハ群102において,前述したように第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbが反転されているため,隣接するウェハW同士の表面Waと表面Wa及び裏面Wbと裏面Wbとが向かい合っている。
【0047】
その後,図21に示すように,第2の保持部材82a,82bが90゜回転し,垂直姿勢から水平姿勢になる。その後,図22に示すように,ウェハハンド70が,ステーション34の位置まで下降し,この下降の途中に,第2の保持部材82a,82bに第3のウェハ群102を受け渡す。図36は,このときの様子を平面から示し,図37は,側面から示している。即ち,図36及び図37に示すように,第3のウェハ群102の各ウェハWの周縁部は,溝91a,92aに挿入され,第2の保持部材82a,82bが第3のウェハ群102を保持する。その後,図23に示すように,第2の保持部材82a,82bが上昇し,元の位置に戻る。
【0048】
次いで,図24に示すように,空になったキャリアCが取出収納ステージ24から退かされた後,図25に示すように,搬入ステージ20のステーション30に載置されたキャリアCが取出収納ステージ24に移動される。なお,退かされたキャリアCは,例えばストック部3に移動されてストックされるか若しくは洗浄装置1から搬出される。
【0049】
その後,図14〜図19で説明した動作と同様の動作が繰り返され,ウェハハンド70上に,26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた第4のウェハ群103が形成され,図26に示すように,ウェハハンド70によって,第1の支持部84より上方に第4のウェハ群103を突き上げる。その後,図27に示すように,ウェハハンド70は回転昇降軸73を中心に180゜回転し,ウェハハンド70の空いている26個の溝71を,第2の保持部材82a,82bによって保持されている第3のウェハ群102の下方に旋回させる。図38は,このときの様子を平面から示し,図39は,側面から示している。即ち,図38及び図39に示すように,52枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で支持可能なウェハハンド70においては,26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で支持できる余裕があるので,空いている後ろ半分の26個の溝71に第3のウェハ群102が挿入されることになる。その後,図28に示すように,第2の支持部90の下降に伴って第2の保持部材82a,82bが下降し,第4のウェハ群103の後ろに,第3のウェハ群102が挿入される。このとき,第3のウェハ群102と第4のウェハ群103とが等間隔Lの略半分の等間隔L/2をおいて隣接される。こうして,ウェハハンド70上に,52枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた第5のウェハ群104を形成する。ここで,第5のウェハ群104の配列幅は,キャリアCに26枚のウェハWが等間隔Lで収納されたときの配列幅とほぼ等しい。
【0050】
このように,キャリアC内に等間隔Lで配列された26枚のウェハWを突き上げて該キャリアCの上方で支持する工程(a)と,支持された26枚のウェハWから13枚のウェハWを等間隔Lに配列させた状態で持ち上げて保持する工程(b)と,支持された残りの13枚のウェハWの各ウェハW同士の間に第1の保持部材81a,81bにより保持された13枚のウェハWの各ウェハWを挿入して,26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で突き上げて支持する工程(c)と,この支持された26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2に配列させた状態で持ち上げて保持する工程(d)と,他のキャリアC内に等間隔Lで配列されている26枚のウェハWに対して工程(a),工程(b),工程(c)を行う工程(e)と,工程(d)により保持された26枚のウェハWを,工程(e)により支持された26枚のウェハWに隣接させる工程(f)と,52枚(キャリアC2個分)のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で突き上げて支持する工程(g)とが行われる。
【0051】
その後,図29に示すように,第2の保持部材82a,82bが90゜回転し,水平姿勢から垂直姿勢になる。その後,図30に示すように,第2の支持部90が,第5のウェハ群104の上方に上昇した後,図31に示すように,ウェハハンド70が90゜回転し,第5のウェハ群104のウェハWの配列方向を,洗浄装置1の前後方向(図2及び図4においてはX方向)から洗浄装置1の左右方向(図2及び図4においてはY方向)に変換し,ウェハWがストック部3側(図31において紙面右側)に向くようになる。
【0052】
その後,キャリアC1個分程度の配列幅で,52枚のウェハWからなる第5のウェハ群104は,搬送アーム8に受け渡される。そして,各薬液・リンス洗浄装置10,12に順次搬送されて洗浄処理され,最後に乾燥装置9に搬送されて乾燥処理されてウェハ配列装置22に再び戻される。ピッチチェンジャー80は,第1の保持部材81a,81bの溝85b,87b,第2の保持部材82a,82bの溝91b,92bを用いて,先の工程とほぼ逆の工程を行い,第4のウェハ群104を2個のキャリアCに収納する。そして,これらキャリアCは,搬出ステージ21を介して外部に搬出される。
【0053】
かかる配列方法及びウェハ配列装置22によれば,第3のウェハ群102,第4のウェハ群103では,26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させているので,キャリアCに26枚のウェハWを等間隔Lに配列させていたときと比べて,ウェハW全体の配列幅を約半分にして短くすることができる。従って,このように第3のウェハ群102,第4のウェハ群103を併合した第5のウェハ群104は,キャリアCに26枚のウェハWが等間隔Lで収納されたときの配列幅とほぼ等しい配列幅で,52枚のウェハWを有するようになり,このような第5のウェハ群104を洗浄処理する各薬液・リンス洗浄装置10,12は,大型化することなく,スループット向上させることができる。
【0054】
しかも,第5のウェハ群104においては,隣接するウェハW同士の表面Waと表面Wa及び裏面Wbと裏面Wbとを向かい合わせるので,例えば洗浄処理中にウェハWの裏面Wbから剥離したパーティクルなどが,隣接するウェハWの表面Waに付着することを防止することができる。
【0055】
なお,第3のウェハ群102,第4のウェハ群103をそれぞれ単独で処理するようにしても良い。この場合,前述したようにキャリアCに26枚のウェハWが等間隔Lで収納されたときの配列幅の約半分で済んでいる第3のウェハ群102,第4のウェハ群103を洗浄・乾燥処理するので,各薬液・リンス洗浄装置10,12,乾燥装置9を小型化することができ,洗浄装置1のフットプリントを節約することができる。また,各種洗浄液やIPAの使用量を少なく済ますことができる。
【0056】
次に,第2の実施の形態にかかるウェハ配列装置110について説明する。図40に示すように,このウェハ配列装置110は,支持軸83a,83bを伸縮させて第2の保持部材82a,82bを水平移動させることによって,キャリアCから取り出された26枚のウェハWを,第1のウェハ群100と第2のウェハ群101に分けるように構成されている。
【0057】
即ち,ウェハ配列装置110において,取出収納ステージ111の幅を広げ,ピッチチェンジャー80を,図2.図4,図9で示した位置よりも洗浄装置1の後方側になるように配置する。これにより,ピッチチェンジャー80は,ウェハハンド70の上方に第1の保持部材81a,81bを水平移動させると共に,二点鎖線81a’で示した位置に第1の保持部材81aを,二点鎖線81b’で示した位置に第1の保持部材81bをそれぞれ水平移動(X方向)させて,ウェハハンド70の上方から退避させるようになっている。また,同様の動作は,第2の保持部材82a,82bに対しても行うことが可能である。なお,図示の如くピッチチェンジャー80を配置した以外は,先に説明したウェハ配列装置22と同一の構成になっているので,略同一の機能および構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0058】
次に,ウェハ配列装置110で行われる配列方法について,図41〜図47に示す第1の工程説明図〜第7の工程説明図に基づいて説明する。まず,図41に示すように,取出収納ステージ111にキャリアCが載置されている。その後,図42に示すように,回転昇降機構72の稼働によってウェハハンド70は上昇し,キャリアCからウェハWを取り出した後,図43に示すように,第1の保持部材81a,81bが90゜回転し,垂直姿勢から水平姿勢になる。その後,図44に示すように,回転昇降機構72の稼働によってウェハハンド70が僅かながら下降した後,第1の保持部材81a,81bをウェハハンド70の上方から後退させて,第1のウェハ群100と第2のウェハ群101とに分ける。図48は,このときの様子を平面から示し,図49は,側面から示している。
【0059】
その後,図45に示すように,ウェハハンド70は回転昇降軸73を中心に180゜回転し,第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させた後,図46に示すように,第1の保持部材81a,81bをウェハハンド70の上方に水平移動させ,第2のウェハ群101の上方に第1のウェハ群100を移動させる。図50は,このときの様子を平面から示し,図51は側面から示している。その後,図47に示すように,ウェハハンド70の上昇に伴って,第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に第1のウェハ群100の各ウェハWを挿入する。その後,第1の保持部材81a,81b,第2の保持部材82a,82bが下降し,ウェハハンド70が第1のウェハ群100を受け取り,先に説明した図20と同様に,ウェハハンド70上に第3のウェハ群102を形成する。このように,26枚のウェハWが等間隔Lで配列されて収納されたキャリアCを取出収納ステージ111に移動させ,取出収納ステージ111にてキャリアCから26枚のウェハWを取り出し,該取り出した26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた第3のウェハ群102を形成する。以後,同様の工程を繰り返することになる。即ち,取出収納ステージ111に他のキャリアCを移動させ,取出収納ステージ111にて他のキャリアCから26枚のウェハWを取り出し,該取り出した26枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた第4のウェハ群103を形成する。そして,これら第3のウェハ群102の端と第4のウェハ群103の端の幅が等間隔Lの略半分の等間隔L/2となるようにして,第3のウェハ群102と第4のウェハ群103とを直列に配列させた第5のウェハ群104を形成する。
【0060】
かかる方法によれば,第1の保持部材81a,81bを水平移動させることによっても,第1のウェハ群100と第2のウェハ群101とに分けることができる。また,ウェハハンド70とピッチチェンジャー80との間で,ウェハWを良好に授受することができる。
【0061】
なお,ウェハハンド70は,回転昇降軸73を中心に180゜回転して第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させた後,図52及び図53に示すように,第1の保持部材81a,81bの下方に水平移動しても良い。そうすれば,その後に第1の保持部材81a,81bの下降に伴って,第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に第1のウェハ群100の各ウェハWを挿入することができる。このように,第1のウェハ群101の下方に第2のウェハ群を水平移動させても,平面視で第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に,第1のウェハ群100の各ウェハWを位置させることができる。
【0062】
また,ウェハハンド70の中心軸と回転昇降軸73と中心軸とが同軸上になるようにして,ウェハハンド70に回転昇降軸73を接続させても良い。この場合,ウェハハンド70は,180゜回転して第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させた後,等間隔L/2分の距離だけ水平移動する。これによっても,平面視で第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に,第1のウェハ群100の各ウェハWを位置させ,平面視で隣接するウェハW同士の間隔を等間隔Lの略半分の等間隔L/2にさせることが可能になる。また,第2のウェハ群101の各ウェハWの表面Waと裏面Wbを反転させずに,そのまま第2のウェハ群101を第1のウェハ群101の下方に水平移動させ,第2のウェハ群101の各ウェハW同士の間に第1のウェハ群100の各ウェハWを挿入し,隣接するウェハW同士の表面と裏面を向かい合わせるようにしても良い。
【0063】
また,本発明では,2個のキャリアCに26枚(偶数枚)のウェハWが収納されている場合について説明したが,例えば2個のキャリアCに25枚(奇数枚)のウェハWが収納されている場合には,ウェハハンド70及びピッチチャンジャー80により,50枚のウェハWを,キャリアCに25枚のウェハWが等間隔Lで収納されたときの配列幅とほぼ等しい配列幅で配列させて洗浄,乾燥処理を行うようにしても良い。この場合,ウェハハンド70は,キャリアCに対して25枚のウェハWを等間隔で配列させた状態で取り出すと共に収納し,かつ50枚のウェハWを等間隔Lの略半分の等間隔L/2で配列させた状態で支持するようになっている。一方,ピッチチェンジャー80は,ウェハハンド70により突き上げられた25枚のウェハWを二分して,他方のウェハ群の枚数が一方のウェハ群の枚数に対して一枚多いか若しくは少なくなるようにし,他方のウェハ群の各ウェハ同士の間に一方のウェハ群の各ウェハを挿入するようになっている。このように,本発明にかかる配列方法及びウェハ配列装置22,110は,ウェハWの枚数が偶数枚,奇数枚に関係なく適用することができる。
【0064】
また,ピッチチャンジャーが,ウェハの表面と裏面を反転させるように構成されていても良い。この場合,ピッチチャンジャーにより,ウェハの表面と裏面を反転させた後,第1の保持部材を水平移動させて第2のウェハ群の上方に第1のウェハ群を移動させるか若しくはウェハハンドを水平移動させて第1のウェハ群の下方に第2のウェハ群を移動させて,平面視で第2のウェハ群の各ウェハ同士の間に,第1のウェハ群の各ウェハを位置させる。かかる構成及び方法によっても,その後に第2のウェハ群の各ウェハ同士の間に第1のウェハ群の各ウェハWを挿入して第3のウェハ群を形成することができる。
【0065】
また,バッチ式にウェハを洗浄する洗浄装置に即して説明したが,これに限らず所定の処理を行うその他の装置,例えばウェハ上に所定の処理液を塗布する装置等にも適用することができる。また基板にはウェハを使用した例を挙げて説明したが,本発明はかかる例には限定されず,例えばLCD基板や他の基板にも応用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】
基板同士の間隔を狭くして,基板全体の配列幅を短くすることができる。従って,基板を処理する処理装置を小型化できたり,または,処理装置のスループットを向上させることができる。
【0067】
特に,隣接する基板同士の表面と表面及び裏面と裏面とを向かい合わせることができ,このため,処理中に基板の裏面から剥離したパーティクル等が,隣接する基板の表面に付着することを防止することができる。また,複数の基板を好適に二分することができ,複数の基板を等間隔の略半分の等間隔で配列させた基板群を好適に形成することができる。
【0068】
支持手段と授受手段との間で,基板の授受を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ配列装置を備えた洗浄装置の斜視図である。
【図2】図1の洗浄装置の平面図である。
【図3】キャリアの斜視図である。
【図4】図1の洗浄装置の要部の拡大平面図である。
【図5】搬入ステージ,搬出ステージ,取出収納ステージ及び移動テーブルの斜視図であり,キャリアを移動する際の状態を示している。
【図6】図4中のA−A線縦断面図である。
【図7】移動手段の斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかるウェハ配列装置を洗浄装置の前方側からみた説明図である。
【図9】ピッチチェンジャー及びウェハハンドの斜視図である。
【図10】ウェハハンドを平面からみた様子と側面からみた様子を合わせて示した説明図である。
【図11】第1の保持部材の平面図である。
【図12】第2の保持部材の平面図である。
【図13】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第1の工程説明図である。
【図14】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第2の工程説明図である。
【図15】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第3の工程説明図である。
【図16】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第4の工程説明図である。
【図17】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第5の工程説明図である。
【図18】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第6の工程説明図である。
【図19】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第7の工程説明図である。
【図20】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第8の工程説明図である。
【図21】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第9の工程説明図である。
【図22】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第10の工程説明図である。
【図23】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第11の工程説明図である。
【図24】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第12の工程説明図である。
【図25】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第13の工程説明図である。
【図26】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第14の工程説明図である。
【図27】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第15の工程説明図である。
【図28】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第16の工程説明図である。
【図29】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第17の工程説明図である。
【図30】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第18の工程説明図である。
【図31】図8のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第19の工程説明図である。
【図32】図16の様子を示す平面図である。
【図33】図16の様子を示す側面図である。
【図34】図18の様子を示す平面図である。
【図35】図18の様子を示す側面図である。
【図36】図22の様子を示す平面図である。
【図37】図22の様子を示す側面図である。
【図38】図27の様子を示す平面図である。
【図39】図27の様子を示す側面図である。
【図40】本発明の第2の実施の形態にかかるウェハ配列装置の要部の拡大平面図である。
【図41】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第1の工程説明図である。
【図42】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第2の工程説明図である。
【図43】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第3の工程説明図である。
【図44】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第4の工程説明図である。
【図45】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第5の工程説明図である。
【図46】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第6の工程説明図である。
【図47】図40のウェハ配列装置における,ウェハを配列させる際の第7の工程説明図である。
【図48】図44の様子を示す平面図である。
【図49】図44の様子を示す側面図である。
【図50】図46の様子を示す平面図である。
【図51】図46の様子を示す側面図である。
【図52】図40のウェハ配列装置において,ウェハハンドを第1の保持部材の下方に水平移動させた際の様子を示す平面図である。
【図53】図40のウェハ配列装置において,ウェハハンドを第1の保持部材の下方に水平移動させた際の様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置
22 ウェハ配列装置
70 ウェハハンド
80 ピッチチェンジャー
81a,81b 第1の保持部材
82a,82b 第2の保持部材
100 第1のウェハ群
101 第2のウェハ群
102 第3のウェハ群
103 第4のウェハ群
104 第5のウェハ群
W ウェハ
C キャリア
Claims (14)
- 容器内に等間隔で配列された複数の基板を突き上げて該容器の上方で支持手段により支持する工程(a)と,
前記支持手段により支持された複数の基板から前記複数の略半分の枚数の基板を容器内で配列されていた間隔と等間隔に配列させた状態で第1の保持手段により保持する工程(b)と,
前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記第1の保持手段により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入するか,若しくは前記第1の保持手段により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を挿入して,複数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で前記支持手段により支持する工程(c)と,
複数の基板を前記支持手段より受け渡され,複数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で第2の保持手段により保持する工程(d)と,
他の容器内に等間隔で配列された複数の基板に対して前記工程(a),前記工程(b),前記工程(c)を行う工程(e)と,
前記工程(d)により保持された複数の基板の基板群を,前記工程(e)により支持された複数の基板の基板群に隣接させる工程(f)と,
容器2個分の枚数の基板を前記容器内で配列されていた間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で前記支持手段により支持する工程(g)とを有していることを特徴とする,基板の配列方法。 - 前記工程(b)と前記工程(c)との間に,前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板を,前記第1の保持手段により保持された前記複数の略半分の枚数の基板の下方に移動させ,平面視で前記支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板の各基板同士の間に,前記保持された前記複数の略半分の枚数の基板の各基板を位置させ,平面視で隣接する基板同士の間隔を前記等間隔の略半分の等間隔にさせる工程(h)を設けたことを特徴とする,請求項1に記載の基板の配列方法。
- 前記工程(h)は,前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板を,前記複数の略半分の枚数の基板の中心点から偏心した位置を通る鉛直軸を中心に旋回させることにより行われることを特徴とする,請求項2に記載の基板の配列方法。
- 前記工程(h)は,前記支持手段により支持された残りの前記複数の略半分の枚数の基板を水平移動させることにより行われることを特徴とする,請求項2に記載の基板の配列方法。
- 前記工程(b)は,前記支持手段と前記第1の保持手段を相対的に昇降させることにより行われることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の基板の配列方法。
- 前記工程(b)は,前記支持手段と前記第1の保持手段を相対的に水平移動させることにより行われることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の基板の配列方法。
- 前記工程(c)は,前記支持手段と前記第1の保持手段を相対的に昇降させることにより行われることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の基板の配列方法。
- 前記工程(a)の前に,複数の基板が等間隔で配列されて収納された容器をステージに移動させる工程(j)を設けたことを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の基板の配列方法。
- 容器に等間隔で配列されて収納された複数の基板を配列させる装置であって,
前記容器に対して複数の基板を前記等間隔で配列させた状態で取出および/または収納可能,かつ容器2個分の枚数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で配列させた状態で支持可能な支持手段と,
前記支持手段に対して基板を授受する授受手段とを備え,
前記授受手段は,複数の基板を前記等間隔で保持する複数の溝と,複数の溝間を基板が通過可能な隙間を持つ第1の保持部材と,
前記第1の保持部材の上方で複数の基板を前記等間隔の略半分の等間隔で保持する第2の保持部材とを備え,
前記支持手段は,前記容器から取り出した複数の基板の基板群を,他の容器から取り出した複数の基板の基板群に隣接させた状態で支持し,前記第1の保持部材と前記第2の保持部材の間で基板の受渡しを行うことを特徴とする,基板の配列装置。 - 前記支持手段が,前記容器に対して相対的に昇降自在に構成されていることを特徴とする,請求項9に記載の基板の配列装置。
- 前記第1の保持部材及び第2の保持部材が,前記支持手段に対して相対的に昇降自在に構成されていることを特徴とする,請求項9又は10に記載の基板の配列装置。
- 前記第1の保持部材及び第2の保持部材が,前記支持手段に対して相対的に水平移動できるように構成されていることを特徴とする,請求項9〜11のいずれかに記載の基板の配列装置。
- 前記支持手段は,前記授受手段に対し,回転可能に構成されていることを特徴とする,請求項9〜12のいずれかに記載の基板の配列装置。
- 前記支持手段には,前記支持手段に対して偏心した回転昇降軸が接続されていることを特徴とする,請求項13に記載の基板の配列装置。
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