JP2001144038A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2001144038A JP32608499A JP32608499A JP2001144038A JP 2001144038 A JP2001144038 A JP 2001144038A JP 32608499 A JP32608499 A JP 32608499A JP 32608499 A JP32608499 A JP 32608499A JP 2001144038 A JP2001144038 A JP 2001144038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の処理空間が大型化することなく、かつ
基板の搬入出を容易に行うことができる基板処理装置お
よび基板処理方法を提供すること。 【解決手段】 複数のウエハWを保持するロータ24と、
ロータ24を収容可能な処理チャンバー26,27と、処理チ
ャンバー26,27外であってロータ24の下方位置に設け
られ、キャリアCを待機可能なキャリア待機部30と、昇
降可能に設けられ、キャリア待機部30にあるキャリアC
内の複数のウエハWを上方に押し上げて移動させロータ
24に保持させ、またはロータ24にある複数のウエハWを
降下させてキャリア待機部30にあるキャリアC内に収納
させるウエハ移動機構40と、キャリア待機部30にキャリ
アCを搬入し、キャリア待機部30からキャリアCを搬出
するキャリア搬送機構35とを具備し、処理チャンバー2
6,27内でロータ24に保持された複数のウエハWに対して
所定の処理が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ等の基板に対して所定の処理を施す基板処理装置およ
び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
基板としての半導体ウエハを所定の薬液や純粋等の洗浄
液によって洗浄し、ウエハからパーティクル、有機汚染
物、金属不純物等のコンタミネーションを除去するウエ
ハ洗浄装置や、Nガス等の不活性ガスや揮発性および
親水性の高いIPA蒸気等によってウエハから液滴を取
り除いてウエハを乾燥させるウエハ乾燥装置が使用され
ている。これらの洗浄装置および乾燥装置としては、複
数枚の半導体ウエハをウエハ洗浄室やウエハ乾燥室内に
収納してバッチ式に処理するものが知られている。
【0003】これらのうち、バッチ式のウエハ洗浄装置
およびウエハ乾燥装置のうち、前者については、例えば
米国特許第5784797号、第5678320号、第
5232328号等に開示されている。
【0004】従来、この種のバッチ式洗浄装置では、ウ
エハ搬送アームが半導体ウエハを洗浄装置のウエハ洗浄
室内に搬送するが、通常、ウエハ搬送アームは、ウエハ
チャックと呼ばれる一対の把持部材を有しており、この
ウエハチャックにより複数枚の半導体ウエハを一括して
把持するように構成されている。一方、ウエハ洗浄室に
は、横型のロータを回転可能に設け、このロータに架設
された保持部材によってウエハ搬送アームによって搬送
されてきた半導体ウエハが保持され、ウエハ洗浄室内に
収納される。
【0005】具体的には、上記米国特許第578479
7号、第5678320号に記載されたウエハ洗浄装置
では、ウエハ洗浄室の前面側(ウエハ搬送アームが移動
してきた際にウエハ搬送アームと対向する面)に設けら
れた搬入出口を介して、ウエハ搬送アームのウエハチャ
ックをウエハ洗浄槽の前方側(ロータの前方側)からウ
エハ洗浄室内に進入させ、このウエハチャックに把持さ
れた半導体ウエハをロータに渡したり、ロータに保持さ
れた半導体ウエハをウエハチャックにより受け取るよう
になっている。
【0006】また、図21に示すようなウエハ洗浄装置
200も知られている。このウエハ洗浄装置200は、
ウエハ洗浄室201を形成するウエハ洗浄槽202を有
し、半導体ウエハWを保持可能かつ回転可能に設けられ
たロータ205を洗浄槽202の前方側に形成されたウ
エハ搬入出口203から進出退入可能とし、ロータ20
5をウエハ洗浄槽202から進出させた状態で、ロータ
205と搬送アームのウエハチャック209a,209
bとの間で半導体ウエハWの受け渡すことが可能となっ
ている。なお、参照符号207はロータ205を進出退
避させ、回転させる駆動機構であり、208は回転軸で
ある。
【0007】また、バッチ式のウエハ乾燥装置として
は、例えば特開平6−112186号公報に開示された
ものが知られている。この装置では、ウエハ乾燥室を形
成するウエハ乾燥槽の上面に搬入出口を設け、ウエハ乾
燥室内に横型のロータを設けており、このロータに半導
体ウエハを移載するウエハハンドを着脱自在に取り付
け、かつ、このウエハハンドを昇降自在に構成してい
る。そして、搬入出口を介してウエハ搬送槽の上方にウ
エハハンドが上昇し、この上昇したウエハハンドとウエ
ハ搬送アームとの間で半導体ウエハの受け渡しが行われ
る。このような装置により乾燥を行う場合、まずウエハ
搬送アームからウエハハンドに半導体ウエハを移載した
後、ウエハハンドが下降してウエハをウエハ乾燥室内に
収納する。次いで、ウエハを移載したままウエハハンド
をロータに装着させることによりロータにウエハを保持
させ、その状態で乾燥を行う。乾燥後、ロータから離脱
したウエハハンドがウエハ乾燥槽の上方に上昇し、ウエ
ハ搬送アームに乾燥後のウエハを把持させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記米
国特許第5784797号、第5678320号に開示
されたウエハ洗浄装置では、ウエハ洗浄室内に、進入し
てきたウエハチャックを開閉させるだけの十分なスペー
スを設ける必要があり、その分、ウエハ洗浄室が大型化
してしまう。また、ウエハ洗浄室の限られたスペースの
中でウエハチャックを開閉させるため、ウエハ洗浄槽の
内壁等に衝突しないように、ウエハチャックの動作を注
意深く制御する必要があり、そのため、ウエハ搬送アー
ムの動作が複雑化し、その動作制御プログラム等も複雑
なものとならざるを得ない。図21に示すウエハ洗浄装
置200では、限られたスペースの中でウエハチャック
を開閉させる必要はないが、ウエハチャック209a,
209bとロータ205の保持部材206とが互いに衝
突しないように制御しなければならず、やはり動作制御
プログラム等が複雑なものとなってしまう。
【0009】また、特開平6−112186号に開示さ
れたウエハ搬送装置では、ウエハの搬入、乾燥、搬出の
間、一貫してウエハハンドが半導体ウエハに接触した状
態となっているので、パーティクル等がウエハハンドに
付着して残存していると、このパーティクルがウエハに
再付着してしまい、乾燥後のウエハを汚染するおそれが
ある。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、基板の処理空間が大型化することなく、かつ
基板の搬入出を容易に行うことができる基板処理装置お
よび基板処理方法を提供することを目的とする。また、
これに加えて基板の汚染が生じ難い基板処理装置および
基板処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、複数の基板に所定の
処理を施す基板処理部と、前記基板処理部の下方位置に
設けられ、複数の基板を待機可能な基板待機部と、昇降
可能に設けられ、前記基板待機部にある複数の基板を上
方に突き上げて前記基板処理部に移動させ、または前記
基板処理部にある複数の基板を降下させて前記待機部に
保持させる基板移動機構とを具備することを特徴とする
基板処理装置が提供される。
【0012】本発明の第2の観点によれば、複数の基板
に所定の処理を施す基板処理部と、前記基板処理部の下
方位置に設けられ、基板収納容器を待機可能な容器待機
部と、昇降可能に設けられ、容器待機部にある基板収納
容器内の複数の基板を上方に突き上げて移動させ基板処
理部に移動させ、または基板処理部にある複数の基板を
降下させて前記容器待機部にある基板収納容器内に収納
させる基板移動機構と、前記容器待機部に基板収納容器
を搬入し、前記容器待機部から基板収納容器を搬出する
容器搬送機構とを具備することを特徴とする基板処理装
置が提供される。
【0013】本発明の第3の観点によれば、複数の基板
を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を収容可
能な処理チャンバーと、前記処理チャンバー外のであっ
て記基板保持手段の下方位置に設けられ、複数の基板を
待機可能な基板待機部と、昇降可能に設けられ、基板待
機部にある複数の基板を上方に突き上げて移動させ前記
基板保持手段に保持させ、または基板保持手段にある複
数の基板を降下させて前記待機部に保持させる基板移動
機構とを具備し、前記処理チャンバー内で前記基板保持
手段に保持された複数の基板に対して所定の処理を施す
ことを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0014】本発明の第4の観点によれば、複数の基板
を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を収容可
能な処理チャンバーと、前記処理チャンバー外であって
前記基板保持手段の下方位置に設けられ、基板収納容器
を待機可能な容器待機部と、昇降可能に設けられ、容器
待機部にある基板収納容器内の複数の基板を上方に突き
上げて移動させ前記基板保持手段に保持させ、または基
板保持手段にある複数の基板を降下させて前記容器待機
部にある基板収納容器内に収納させる基板移動機構と、
前記容器待機部に基板収納容器を搬入し、前記容器待機
部から基板収納容器を搬出する容器搬送機構とを具備
し、前記処理チャンバー内で前記基板保持手段に保持さ
れた複数の基板に対して所定の処理を施すことを特徴と
する基板処理装置が提供される。
【0015】上記本発明の第3の観点または第4の観点
において、前記基板移動機構により上方に突き上げられ
た複数の基板が基板保持手段に当接した際に基板に所定
以上の圧力が付与されることを防止する緩衝機構をさら
に具備することが好ましい。この場合に、前記緩衝機構
は、前記基板移動機構の基板載置部を支持するシリンダ
ーと、基板に付与される圧力を検知する圧力センサー
と、この圧力センサーが検知した圧力が所定値を超えた
際にシリンダー内の圧力媒体を放出する制御機構とを有
するものとすることができる。
【0016】上記本発明の第3の観点または第4の観点
において、前記処理チャンバーは、前記基板保持手段を
囲繞する処理位置と、前記保持手段から離隔した退避位
置との間で移動可能であるように構成することができ
る。
【0017】上記本発明の第3の観点または第4の観点
において、前記処理チャンバー内に処理液を供給する処
理液供給部をさらに有し、前記処理チャンバー内で処理
液により基板に対して液処理を施すように構成すること
ができる。この場合に、前記処理チャンバーは、前記基
板保持手段を囲繞する処理位置と、前記基板保持手段か
ら離隔した退避位置との間で移動可能であり、前記処理
チャンバーを処理位置から退避位置へ移動する際に、処
理液の落液を防止する落液防止機構をさらに有するよう
に構成することができる。そして、前記処理チャンバー
が、処理位置にある時には側壁に当接した状態であり、
前記落液防止機構は、処理液を受ける受け部材と、該受
け部材を前記側壁に対して付勢するばね部材とを有する
構成とすることができる。
【0018】上記本発明の第3の観点または第4の観点
において、前記処理チャンバー内で前記基板保持手段を
囲繞する処理位置と前記処理チャンバーから離隔した退
避位置との間で移動可能な内側チャンバーをさらに有し
ていてもよく、この場合には、前記内側チャンバー内に
処理液を供給する処理液供給部をさらに有し、前記内側
チャンバー内で処理液により基板に対して液処理を施す
ように構成することができる。また、前記基板保持手段
を回転させる回転機構をさらに具備するように構成する
こともできる。
【0019】上記本発明の第3の観点または第4の観点
において、前記基板保持手段は、基板を係止する係止機
構と、係止機構により係止された基板を保持する保持部
材とを有するように構成することができる。この場合
に、前記基板保持手段は、前記保持機構を保持状態と保
持解除状態との間で切り換える切換手段をさらに有する
ことが好ましい。
【0020】本発明の第5の観点によれば、複数の基板
を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段を収容可
能かつ退避可能に設けられ、その中に処理液を供給可能
な第1の処理液供給部を有する外側チャンバーと、前記
外側チャンバー内で前記保持手段を囲繞する処理位置と
前記外側チャンバーから離隔した退避位置との間で移動
可能であり、かつその中に処理液を供給可能な第2の処
理液供給部を有する内側チャンバーと、前記外側チャン
バー外であって前記基板保持手段の下方位置に設けら
れ、基板収納容器を待機可能な容器待機部と、昇降可能
に設けられ、前記外側チャンバーおよび内側チャンバー
を退避させた状態で、容器待機部にある基板収納容器内
の複数の基板を上方に突き上げて移動させ前記基板保持
手段に保持させ、または基板保持手段にある基板を降下
させて前記容器待機部にある基板収納容器内に収納させ
る基板移動機構と、前記容器待機部に基板収納容器を搬
入し、前記容器待機部から基板収納容器を搬出する容器
搬送機構とを具備し、前記処理チャンバー内で前記基板
保持手段に保持された基板に対して所定の処理を施すこ
とを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0021】上記本発明の第2の観点および第4の観点
において、前記基板収納容器を載置する容器載置部をさ
らに有し、前記基板搬送機構は、前記容器載置部と前記
容器待機部との間で前記基板収納容器を搬送するように
構成することができる。また、複数の基板収納容器が載
置可能であるとともに、前記基板収納容器の搬入出を行
う容器搬入出部と、この容器搬入出部と前記容器載置部
との間で容器を移送する容器移送機構とをさらに有する
ように構成することもできる。
【0022】上記本発明の第1の観点、第2の観点、第
4の観点または第5の観点において、前記基板移動機構
は、複数の基板保持溝が水平方向に沿って所定ピッチで
形成された基板載置部と、前記基板載置部を前記基板保
持溝の1ピッチ分水平方向へ移動させる載置部移動機構
とを有するように構成することができる。
【0023】本発明の第6の観点によれば、基板を収納
した基板収納容器を、基板に処理を施す基板処理部の下
方位置に設けられた容器待機部へ搬入する工程と、前記
容器待機部へ搬入された基板収納容器内の基板を基板移
動機構により突き上げてその上方に位置する基板処理部
へ移動させる工程と、前記基板処理部にて基板を処理す
る工程と、処理後の基板を前記基板移動機構に保持させ
て前記処理部から前記容器待機部に降下させ、処理後の
基板を基板収納容器内に収納する工程と、処理後の基板
を収納した基板収納容器を待機部から搬出する工程とを
具備することを特徴とする基板処理方法が提供される。
【0024】上記本発明の第6の観点において、前記基
板移動機構は、前記複数の基板を基板処理部へ移動させ
る際の基板保持位置と、基板処理部で処理した後に基板
待機部へ降下させる際の基板保持位置とが異なることが
好ましい。
【0025】上記本発明の第1の観点によれば、基板処
理部の下方位置に基板待機を設け、昇降可能に設けられ
た基板移動機構により、基板待機部にある複数の基板を
上方に突き上げて基板処理部に移動させ、または基板処
理部にある複数の基板を降下させて待機部に保持させる
ので、基板を基板把持手段により把持して基板処理部内
へ進入させる必要がない。このため、基板処理部内に把
持手段を開閉させるための余分のスペースを設ける必要
がなく、基板の処理空間を大型化することがない。ま
た、基板の受け渡しは、基板処理部の下方位置に設けら
れた基板待機部で行い、従来のように容器内の限られた
スペース内で行う必要がなく、かつ基板処理部への基板
の搬入出は基板移動機構の移動のみで実現することがで
きるので、複雑な制御が不要であり、処理部への基板の
搬入出を極めて容易に行うことができる。
【0026】本発明の第2の観点および第6の観点によ
れば、基板処理部の下方位置に基板収納容器を待機可能
な容器待機部を設け、昇降可能に設けられた基板移動機
構により、容器待機部にある基板収納容器内の複数の基
板を上方に突き上げて基板処理部に移動させ、または基
板処理部にある複数の基板を降下させて容器待機部にあ
る基板収納容器に収納させるので、基板を基板把持手段
により把持して基板処理部内へ進入させる必要がない。
このため、基板処理部内に把持手段を開閉させるための
余分のスペースを設ける必要がなく、基板の処理空間を
大型化することがない。また、基板の受け渡しは、基板
処理部の下方位置に設けられた基板待機部で行い、従来
のように容器内の限られたスペース内で行う必要がな
く、かつ基板処理部への基板の搬入出は基板移動機構の
移動のみで実現することができるので、複雑な制御が不
要であり、処理部への基板の搬入出を極めて容易に行う
ことができる。さらに、容器待機部において、基板移動
機構により基板収納容器に対する基板の搬入出を行うこ
とが可能であるから、基板収納容器から基板を取り出し
たり容器に基板を収納する機構およびこのような機構か
らの基板搬送機構が不要となり、装置構成を簡素化する
ことが可能となる。
【0027】上記本発明の第3の観点によれば、処理チ
ャンバー外であって基板保持手段の下方位置に基板待機
を設け、昇降可能に設けられた基板移動機構により、基
板待機部にある複数の基板を上方に押し上げて基板保持
手段に移動させ、または基板保持手段にある複数の基板
を降下させて待機部にある基板収納容器内に収納させる
ので、基板を基板把持手段により把持して処理チャンバ
ー内へ進入させる必要がない。このため、処理チャンバ
ー内に把持手段を開閉させるための余分のスペースを設
ける必要がなく、基板の処理空間を大型化することがな
い。また、基板の受け渡しは、処理チャンバー外であっ
て基板保持手段の下方位置に設けられた容器待機部で行
い、限られたスペース内で行う必要がなく、かつ基板保
持手段への基板の搬入出は基板移動機構の移動のみで実
現することができるので、複雑な制御が不要であり、処
理チャンバー内の基板保持手段に対する基板の搬入出を
極めて容易に行うことができる。
【0028】上記本発明の第4の観点によれば、処理チ
ャンバー外であって基板保持手段の下方位置に基板収納
容器を待機可能な容器待機部を設け、昇降可能に設けら
れた基板移動機構により、容器待機部にある基板収納容
器内の複数の基板を上方に押し上げて基板保持手段に移
動させ、または基板保持手段にある複数の基板を降下さ
せて容器待機部の基板収納容器に収納させるので、基板
を基板把持手段により把持して処理チャンバー内へ進入
させる必要がない。このため、処理チャンバー内に把持
手段を開閉させるための余分のスペースを設ける必要が
なく、基板の処理空間を大型化することがない。また、
基板の受け渡しは、処理チャンバー外であって基板保持
手段の下方位置に設けられた容器待機部で行い、従来の
ように容器内の限られたスペース内で行う必要がなく、
かつ基板保持手段への基板の搬入出は基板移動機構の移
動のみで実現することができるので、複雑な制御が不要
であり、処理チャンバー内の基板保持手段に対する基板
の搬入出を極めて容易に行うことができる。さらに、容
器待機部において、基板移動機構により基板収納容器に
対する基板の搬入出を行うことが可能であるから、基板
収納容器から基板を取り出したり容器に基板を収納する
機構およびこのような機構からの基板搬送機構を別個に
設けることが不要となり、装置構成を簡素化することが
可能となる。
【0029】上記本発明の第5の観点によれば、上記本
発明の第4の観点の構成に加えて、基板保持手段を収容
可能かつ退避可能に設けられ、その中に処理液を供給可
能な第1の処理液供給部を有する外側チャンバーと、外
側チャンバー内で保持手段を囲繞する処理位置と外側チ
ャンバーから離隔した退避位置との間で移動可能であ
り、かつその中に処理液を供給可能な第2の処理液供給
部を有する内側チャンバーとを備えているので、内側チ
ャンバーを移動させることにより、外側チャンバー内で
の液処理および内側チャンバー内での液処理を組み合わ
せて極めてバリエーションの高い液処理を実現すること
ができるといった効果が付加される。
【0030】また、上記のように、基板移動機構を、複
数の基板保持溝が水平方向に沿って前記基板収納容器の
ウエハ配列ピッチの半分のピッチで形成された基板載置
部と、前記基板載置部を前記基板保持溝の1ピッチ分水
平方向へ移動させる載置部移動機構とを有する構成とす
ることにより、処理前の基板を載置する場合と処理後の
基板を載置する場合とで基板の載置位置を異ならせるこ
とができ、処理前の基板にパーティクル等が付着してい
たとしても、処理後の基板を汚染させるおそれが小さ
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について具体的に説明する。本実施形態
では、本発明を半導体ウエハの搬入、洗浄、乾燥、搬出
をバッチ式に一貫して行うように構成された洗浄処理装
置に適用した場合について説明する。
【0032】図1は本実施形態に係る洗浄処理装置の斜
視図であり、図2はその平面図である。これらの図に示
すように、洗浄処理装置1は、ウエハWを収納可能なキ
ャリア(基板収納容器)Cの搬入出が行われるイン・ア
ウトポート(容器搬入出部)2と、ウエハWに対して洗
浄処理を実施する洗浄処理ユニット3と、イン・アウト
ポート2と洗浄処理ユニット3との間に設けられ、洗浄
処理ユニット3に対してキャリアCの搬入出を行うため
のステージ部4と、キャリアCを洗浄するキャリア洗浄
ユニット5と、複数のキャリアCをストックするキャリ
アストックユニット6とを備えている。なお、参照符号
7は電源ユニットであり、8はケミカルタンクボックス
である。
【0033】イン・アウトポート2は、4個のキャリア
Cを載置可能な載置台10と、キャリアCの配列方向に
沿って形成された搬送路11を移動可能に設けられ、載
置台10のキャリアCをステージ部4に搬送し、かつス
テージ部4のキャリアCを載置台10に搬送するための
キャリア搬送機構12とを有している。キャリアC内に
は例えば26枚のウエハWが収納可能となっており、キ
ャリアCはウエハWの面が鉛直に配列されるように配置
されている。
【0034】ステージ部4は、キャリアCを載置するス
テージ13を有しており、イン・アウトポート2からこ
のステージ13に載置されたキャリアCがシリンダを用
いたキャリア搬送機構(詳細は後述する)により洗浄処
理ユニット3内に搬入され、洗浄処理ユニット3内のキ
ャリアCがこのキャリア搬送機構によりステージ13に
搬出される。
【0035】なお、ステージ13には、載置台10から
キャリア搬送機構12のアームを回転させてキャリアC
が載置されるため、載置台10とは逆向きにキャリアC
が載置される。このため、ステージ13にはキャリアC
の向きを戻すための反転機構(図示せず)が設けられて
いる。
【0036】ステージ部4と洗浄処理部3との間には仕
切壁14が設けられており、仕切壁14には搬入出用の
開口部14aが形成されている。この開口部14aはシ
ャッター15により開閉可能となっており、処理中には
シャッター15が閉じられ、キャリアCの搬入出時には
シャッター15が開けられる。
【0037】キャリア洗浄ユニット5は、キャリア洗浄
槽16を有しており、後述するように洗浄処理部3にお
いてウエハWが取り出されて空になったキャリアCが洗
浄されるようになっている。
【0038】キャリアストックユニット6は、洗浄前の
ウエハが取り出されて空になったキャリアCを一時的に
待機させるためや、洗浄後のウエハWを収納するための
空のキャリアCを予め待機させるためのものであり、上
下方向に複数のキャリアCがストック可能となってお
り、その中の所定のキャリアCを載置台10に載置した
り、その中の所定の位置にキャリアCをストックしたり
するためのキャリア移動機構を内蔵している。
【0039】次に、洗浄処理ユニット3について説明す
る。図3は洗浄処理ユニット3の内部を示す断面図、図
4および図5は洗浄処理ユニットの洗浄処理部を示す断
面図であり、図4は内側チャンバー27を外側チャンバ
ー26の外部に出した状態、図5は外側チャンバー26
の内部に内側チャンバー27を配置した状態を示してい
る。また、図6は図5のA−A断面図である。
【0040】洗浄処理ユニット3の内部には、図3に示
すように、洗浄処理部20と、洗浄処理部20の直下に
キャリアCを待機させるキャリア待機部30と、キャリ
ア待機部30に待機されたキャリアC内の複数のウエハ
Wを押し上げて処理部20に移動させ、かつ処理部20
の複数のウエハWを保持してキャリア待機部30のキャ
リアCに収納させるためのウエハ移動機構40とが設け
られている。
【0041】洗浄処理部20は、ウエハWのエッチング
処理後にレジストマスク、エッチング残渣であるポリマ
ー層等を除去するものであり、鉛直に設けられた支持壁
18と、回転軸23aを水平にして支持壁18に固定さ
れたモータ23と、モータ23の回転軸23aに取り付
けられたロータ24と、モータ23の回転軸23aを囲
繞する円筒状の支持筒25と、支持筒25に支持され、
ロータ24を囲繞するように構成される外側チャンバー
26と、外側チャンバー26の内側に配置された状態で
薬液処理を行う内側チャンバー27とを有している。
【0042】ロータ24は、鉛直にされた複数(例えば
26枚)のウエハWを水平方向に配列した状態で保持可
能となっており、このロータ24は、モータ23によっ
て回転軸23aを介して、後述する係止部材71a,7
1b,72a,72bによって係止され、ウエハ保持部
材83a,83bにより保持された複数のウエハWとと
もに回転されるようになっている。
【0043】外側チャンバー26は円筒状をなし、洗浄
処理位置(図3の二点鎖線)と支持筒25の外側の退避
位置(図3の実線)との間で移動可能に構成されてお
り、ウエハWの搬入出時には図3に示すように退避位置
に位置される。また、図4に示すように、外側チャンバ
ー26が洗浄処理位置にあり、内側チャンバー27が退
避位置にある際には、外側チャンバー26と、モータ2
3側の垂直壁26aと、先端側の垂直壁26bとで処理
空間51が形成される(図4参照)。垂直壁26aは支
持筒25に取り付けられており、支持筒25と回転軸2
3aとの間にはベアリング28が設けられている。ま
た、垂直壁26aと支持筒25の先端部はラビリンスシ
ール29によりシールされており、モータ23で発生す
るパーティクル等が処理空間51に侵入することが防止
されている。なお、支持筒25のモータ23側端部には
外側チャンバー26、内側チャンバー27を係止する係
止部材25aが設けられている。
【0044】内側チャンバー27は外側チャンバー26
よりも径が小さい円筒状をなし、図5に示す洗浄処理位
置と図3、図4に示す支持筒25の外側の退避位置との
間で移動可能に構成されており、ウエハWの搬入出時に
は外側チャンバー26とともに退避位置に位置される。
また、図5に示すように内側チャンバー27が洗浄処理
位置にある際には、内側チャンバー27と、垂直壁26
a,26bとで処理空間52が形成される。なお、処理
空間51および処理空間52は、シール機構により密閉
空間とされる。
【0045】処理空間51の上端近傍部分には、多数の
吐出口53を有する2本の吐出ノズル54(図6参照)
が垂直壁26bに取り付けられた状態で水平方向に沿っ
て配置されている。吐出ノズル54からは、図示しない
供給源から供給された純水、IPA、Nガス、各種薬
液が吐出可能となっている。
【0046】処理空間52の上端近傍には、多数の吐出
口55を有する2本の吐出ノズル56が内側チャンバー
27に取り付けられた状態で水平方向に沿って配置され
ている。吐出ノズル56からは、図示しない供給源から
供給された各種薬液、純水、IPAが吐出可能となって
いる。また、図6に示すように、吐出ノズル56の近傍
には、吐出ノズル56と同様の構成を有するNガスを
吐出する吐出ノズル57が配置されている。
【0047】上記先端側の垂直壁26bの下部には、図
4の状態において処理空間51から使用済みの薬液、純
水、IPAを排出する第1の排液ポート61が設けられ
ており、第1の排液ポート61の上方には図5の状態に
おいて処理空間52から使用済みの薬液、純水、IPA
を排出する第2の排液ポート62が設けられている。ま
た、第1の排液ポート61および第2の排液ポート62
には、それぞれ第1の排液管63および第2の排液管6
4が接続されている。
【0048】また、垂直壁26bの上部には、図4の状
態において処理空間51を排気する第1の排気ポート6
5が設けられており、第1の排気ポート65の下方には
図5の状態において処理空間52を排気する第2の排気
ポート66が設けられている。また、第1の排気ポート
65および第2の排気ポート66には、それぞれ第1の
排気管67および第2の排気管68が接続されている。
【0049】ロータ24は、図7に示すように、所定の
間隔をおいて配置された一対の円盤70a、70bと、
これら円盤70a,70bに架設された、それぞれ左右
対をなす、第1の係止部材71a,71bと、第2の係
止部材72a、72bと、係止部材71a,71b,7
2a、72bにより係止されたウエハWを下方から保持
する一対の保持機構73a,73bとを備えている。
【0050】第1の係止部材71a,71b、および第
2の係止部材72a、72bには、複数の溝75を有
し、これらの溝75にウエハWの周縁が挿入された状態
でウエハWを係止するように構成されている。なお、こ
れら係止部材のいずれかには圧力センサーが取り付けら
れており、ウエハWがロータ24に搬入される際の押し
つけ圧力を把握することができるようになっている。
【0051】保持機構73aは、洗浄処理部20の前面
側に配置された円盤70aの内面に配置されたアーム8
0aと、その外面に配置されたバランスウエイト81a
と、背面側に配置された円盤70bの内面に配置された
アーム84aと、その外面に配置されたバランスウエイ
ト85aと、アーム80aおよび84aを連結する保持
部材83aを有している。アーム80aおよびバランス
ウエイト81aは円盤70aを貫通する回動軸により連
結され、アーム84aおよびバランスウエイト85aは
円盤70bを貫通する回動軸により連結されている。
【0052】保持機構73bは保持機構73aと同様
に、円盤70aの内面に配置されたアーム80bと、そ
の外面に配置されたバランスウエイト81bと、円盤7
0bの内面に配置されたアーム84bと、その外面に配
置されたバランスウエイト85bと、アーム80bおよ
び84bを連結する保持部材83bを有している。アー
ム80bおよびバランスウエイト81bは円盤70aを
貫通する回動軸により連結され、アーム84bおよびバ
ランスウエイト85bは円盤70bを貫通する回動軸に
より連結されている。
【0053】これら保持機構73a,73bの保持部材
83a,83bにはウエハWの周縁が挿入される複数の
溝86が形成されている。また、円盤70a,70bの
外面には、保持機構73a,73bを閉じる際にバラン
スウエイト81a,81b,85a,85bをロックす
るロックピン87が設けられている。このロックピン8
7は、バランスウエイト81a,81b,85a,85
bが必要以上に外側へ開いてこれらがチャンバー壁に当
たることを防止するたのストッパとしても機能する。さ
らに、バランスウエイト85a,85bには、図8に示
すように、それぞれ後述する切換部材92a,92bの
溝93a,93bに挿入される突起部88a,88bが
設けられ、後述する切換部材92a,92bの動作に寄
与する。
【0054】図9に示すように、モータ23側の垂直壁
26aには、円周状のガイド溝90が形成されており、
このガイド溝90の途中の保持機構73a,73bに対
応する位置に円形の開口部91a,91bが形成されて
いる。そして、この開口部91a,91bに円柱状をな
す切換部材92a,92bがそれぞれθ方向に回転自在
に挿入されている。これら切換部材92a,92bの前
面には、それぞれ溝93a,93bが形成されており、
これら溝93a,93bは切換部材92a,92bを回
動させることにより、前記ガイド溝90に連続した状態
(図11参照)と、ガイド溝90に連続しない状態(図
10参照)とで切換可能となっている。上述したよう
に、溝93a,93bには、バランスウエイト85a,
85bに設けられた突起部88a,88bが挿入されて
おり、切換部材92a,92bの回動動作により、バラ
ンスウエイト85a,85bを介して保持機構73a,
73bを保持状態と解除状態との間で切り換えることが
可能となっている。
【0055】切換部材92a,92bを回動させて、図
10に示すように溝93a,93bがガイド溝90と連
続せず、バランスウエイト85a,85bが垂直姿勢と
なった際には、保持機構73a,73bが図7の実線で
示す保持解除状態となる。
【0056】一方、切換部材92a,92bを図11に
示すように、それぞれ溝93a,93bがガイド溝90
と連続するようにしてバランスウエイト85a,85b
を上側が開いた状態とすることにより、保持機構73
a,73bが図7の二点鎖線で示す閉じた状態、すなわ
ちウエハWを保持する保持状態となる。このように保持
機構73a,73bが保持状態の時には、係止部材71
a,71b,72a,72bにより係止された複数、例
えば26枚のウエハWが保持部材83a,83bによっ
て下方から保持されているとともに、ガイド溝90が連
続することにより、突起部88a,88bがガイド溝9
0に沿って移動可能となり、保持状態を保ったままロー
タ24を回転させることができる。
【0057】なお、保持機構73a,73bがウエハを
保持した状態では、図6に示すように、係止部材71
a,71b,72a,72bおよび保持部材83a,8
3bによりウエハWが固定されることとなるが、これら
は保持部材83aの保持位置と係止部材71a,72b
の係止位置とで形成される三角形T1、および保持部材
83bの保持位置と係止部材71b,72aの係止位置
とで形成される三角形T2はいずれも鋭角三角形となる
ような位置関係で配置されている。
【0058】キャリア待機部30は、図3に示すよう
に、ステージ部4との間でキャリアCを搬入出するキャ
リア搬送機構35のスライドステージ32を載置するス
テージ31を有しており、ステージ31上でキャリアC
を待機させるようになっている。キャリア待機部分であ
るステージ31は、ロータ24の直下に設けられてい
る。キャリア搬送機構35は、図12の(a),(b)
に示すように、ベース部材34と、その上に設けられた
2本のガイドレール33と、ガイドレール33に沿って
ステージ部4のステージ13とキャリア待機部30のス
テージ31との間を移動するスライドステージ32とを
有している。そして、図示しないシリンダ機構によりス
ライドステージ32を移動させることによりキャリアC
がステージ13とステージ31との間で搬送される。
【0059】スライドステージ32はキャリアCのウエ
ハ収納部分に対応する位置に空間を有しており、ベース
部材34およびステージ31はフレーム構造となってい
るので、キャリア待機部30において、後述するように
ウエハ移動機構40のウエハ保持部材41がキャリアC
に収容されたウエハWの出し入れが可能となる。
【0060】ウエハ移動機構40は、図3および図13
に示すように、ウエハWを保持するウエハ保持部材41
と、鉛直に配置されウエハ保持部材41を支持する支持
棒42と、支持棒42を介してウエハ保持部材41を昇
降する昇降駆動部43とを有している。
【0061】昇降駆動部43は鉛直に配置されたボール
ねじ101と、ボールねじを回転させるステッピングモ
ーター102と、ボールねじ101と平行に設けられた
ガイドレール103と、支持棒42に固定されボールね
じ101に螺合する螺合部材104と、螺合部材104
に固定され、ガイドレール103にガイドされるガイド
部材105とを有しており、ステッピングモータ102
を駆動させてボールねじ101を回転させることにより
支持棒42を介してウエハ保持部材41を昇降させるよ
うになっている。
【0062】このように昇降駆動部43によりウエハ保
持部材41を昇降させることにより、キャリア待機部3
0にあるキャリアCに収納された洗浄処理前のウエハW
を上方の処理部20のロータ24内に移動させ、または
ロータ24内の洗浄処理後のウエハWをキャリア待機部
30にあるキャリアCに移動させるようになっている。
【0063】ウエハ保持部材41の上部には、キャリア
Cのウエハ配列ピッチの半分のピッチでキャリアCのウ
エハ保持枚数の2倍、例えば52個のウエハ保持溝41
aが形成されている。また、ウエハ保持部材41はベー
ス部材44上を水平方向にウエハ保持溝41aの1ピッ
チ分、すなわちキャリアCのウエハ収納ピッチの1/2
ピッチ分移動可能となっている。具体的には、図13に
示すように、ベース部材44にはシリンダ106が固定
されており、シリンダ106のピストンを進出退入させ
ることにより、ウエハ保持部材41が水平方向にウエハ
保持溝41aの1ピッチ分移動するようになっている。
したがって、洗浄処理前のウエハWを保持した後、洗浄
処理後のウエハWを保持する際に、このようにウエハ保
持部材41を保持溝41aの1ピッチ分移動させること
により、洗浄処理前のウエハWを保持する保持溝41a
と、洗浄処理後のウエハWを保持する保持溝41aとを
分けることができる。これにより、洗浄処理後のウエハ
Wへのパーティクルの付着等を生じ難くすることができ
る。
【0064】上記ベース部材44にはシリンダ108の
ピストンの先端部が取り付けられ、シリンダ108は支
持棒42に取り付けられている。ベース部材44には支
持棒42にガイドされるガイド部材109が設けられて
いる。シリンダ108にはリリーフ付きレギュレーター
113が設けられており、ウエハWをウエハ保持部材4
1で押し上げてロータ24に搬入する際に、レギュレー
ター113が所定の圧力を検知した時点でリリーフ弁が
開放されてシリンダ108内の圧力が開放され、そのピ
ストンロッドが下がり、ウエハW搬入時にウエハWが破
損することが防止されるようになっている。また、この
際に、センサ111がピストンロッドが下がったことを
検知するようになっており、図14に示すように、セン
サ111からの検知信号がコントローラ110に送信さ
れ、その信号を受け取ったコントローラ110から警報
装置112に警報を発する指令が出されるようになって
いる。なお、図3に示すように、キャリア待機部30上
方のウエハ移動路の途中には、ウエハ移動路を挟んで前
後に発光子および受光子が配置された複数対の光学セン
サーからなるウエハ検知部115が設けられており、こ
の検知部115をウエハが通過することにより、ウエハ
Wの枚数確認および正規に保持されていないウエハ(い
わゆるジャンプスロット)の有無の確認が行われる。
【0065】次に、このように構成される洗浄処理装置
1の洗浄処理動作について説明する。まず、作業者によ
りまたは自動搬送装置により洗浄処理前の例えば26枚
のウエハWを収納したキャリアCをイン・アウトポート
2の載置台10に載置する。次いで、キャリア搬送機構
12によりいずれかのキャリアCをステージ部4のステ
ージ13上に搬送する。
【0066】ステージ13上で図示しない反転機構によ
りキャリアCを反転させた後、仕切壁14のシャッター
15を開け、搬送機構35のスライドステージ32を図
示しないシリンダ機構によりスライドさせてキャリアC
を洗浄処理部3へ搬入し、キャリア待機部30のステー
ジ上に載置する。
【0067】次いで、処理部20を図3に示す搬入状
態、すなわち外側チャンバー26および内側チャンバー
27を両方とも退避させた状態で、図15に示すよう
に、ウエハ移動機構40が作動されて、ウエハ保持部材
41によりキャリア待機部30のステージ31上にある
キャリアCに収納されたウエハを押し上げる。このウエ
ハWの上昇過程で検知部115により、ウエハWの枚数
の確認およびジャンプスロットの有無の確認がなされ
る。そして、図16に示すように、ウエハWをロータ2
4の係止部材71a,71b,72a,72bに当接さ
せる。これによりウエハWはこれら係止部材に係止され
る。この場合に、レギュレーター113が所定の圧力を
検知した時点でリリーフ弁が開放されてシリンダ108
内の圧力が開放されるとともに、センサ111がピスト
ンロッドが下がったことを検知して、図14に示すよう
に、コントローラ110から警報装置112に警報を発
する指令が出されるので、ウエハ移動機構40の制御系
等に異常が生じたような場合であってもウエハWの破損
を防止することができる。
【0068】この状態から、前述したように、切換部材
92a,92bを回動させて、図17に示すように保持
機構73a,73bによりウエハWを下方から保持す
る。その後、図18に示すように、ウエハ保持部材41
を降下させ、さらに、図4に示すように外側チャンバー
26を洗浄処理位置に装着した状態として洗浄処理を開
始する。一方、キャリア待機部30にあるキャリアCは
必要に応じて搬送機構35によりステージ部4に戻さ
れ、キャリア搬送機構12によりキャリア洗浄ユニット
5に搬送されて洗浄される。このとき、キャリア待機部
30にはキャリアストックユニット6から洗浄済みのキ
ャリアが搬送される。
【0069】洗浄処理においては例えば、まず、図5に
示すように内側チャンバー27を洗浄処理位置に移動さ
せ、モータ23による回転駆動によりロータ24を所定
速度で回転させ、ウエハWを回転させながら、吐出ノズ
ル56から所定の薬液(処理液)を吐出し、処理空間5
2で所定の洗浄処理、例えばレジスト除去処理を行う。
このような洗浄処理を所定時間、1回または複数回行っ
た後、図4に示すように内側チャンバー27を退避位置
に退避させ、処理空間51内で洗浄処理を行う。この洗
浄処理に際しては、モータ23による回転駆動によりロ
ータ24を所定速度で回転させ、ウエハWを回転させな
がら、吐出ノズル54から純水を吐出させ、リンス処理
を行う。その後、吐出ノズル57からNガスを吐出さ
せるとともに、ロータ24を薬液洗浄およびリンス処理
の際よりも高速で回転させ、図4に示すように内側チャ
ンバー27が退避された処理空間51内でウエハWをス
ピン乾燥する。
【0070】この洗浄処理の際には、前述したように、
切換部材92a,92bを、それぞれ溝93a,93b
がガイド溝90と連続する状態にすることにより、溝9
3a,93bに挿入されたバランスウエイト85a,8
5bの突起部88a,88bを介して保持機構73a,
73bが閉じてウエハWを保持する保持状態となる。こ
の場合に、バランスウエイト85a,85bの突起部8
8a,88bが連続したガイド溝90を移動可能となり
ロータ24の回転が許容されるが、このガイド溝90に
より保持機構73a,73bを閉じた状態、すなわち保
持状態に保つことができる。したがって、洗浄処理にお
いてロータ24が回転された際に、保持機構73a,7
3bによる保持が解除されることはなく、洗浄処理や乾
燥処理中にロータ24からウエハWがはみ出して洗浄液
や乾燥ガスの供給を妨げたり、ウエハWがロータ24か
ら飛び出して破損することを防止することができる。
【0071】この場合に、保持機構73a,73bがウ
エハを保持した状態では、前述したように、係止部材7
1a,71b,72a,72bおよび保持部材83a,
83bは、保持部材83aの保持位置と係止部材71
a,72bの係止位置とで形成される三角形T1、およ
び保持部材83bの保持位置と係止部材71b,72a
の係止位置とで形成される三角形T2はいずれも鋭角三
角形となるような位置関係で配置されているため、ロー
タ24を回転させる際に、ウエハWに作用する遠心力に
抗してウエハWを確実に保持することができる。また、
三角形T1,T2のうちいずれかの保持部材または係止
部材のうちいずれか一つが故障してもロータ24の回転
中にウエハWを保持し続けることが可能となる。
【0072】このようにして洗浄処理部20での洗浄処
理が終了して、ロータ24の回転が停止すると、外側チ
ャンバー26および内側チャンバー27をいずれも支持
筒25の外側の退避位置へ移動させ、ロータ24が露出
した状態とする。この状態で、ウエハ移動機構40のウ
エハ保持部材41を上昇させて、ウエハ保持部材41に
ロータ24に保持されているウエハWを保持させる。こ
の場合に、ウエハ保持部材41は、シリンダー106に
よりウエハ搬入の際の位置からウエハ保持溝41aの1
ピッチ分ずれた位置とされており、ウエハ搬入の際にウ
エハWを保持していたウエハ保持溝41aとは異なるウ
エハ保持溝41aに洗浄後のウエハWが保持されること
となり、洗浄後のウエハWにパーティクルが再付着する
のを防止することができる。
【0073】ウエハ保持部材41がウエハWを保持した
状態では、上述した図17のようになっており、この状
態から切換機構92a,92bを回動させて、保持機構
73a,73bの保持を解除してウエハWをロータ24
から移動可能な状態、すなわち図16の状態とする。こ
の保持解除動作は、突起部88a,88bがそれぞれ溝
93a、93bに位置している場合のみに行うことがで
き、これら突起部88a,88bがガイド溝90の他の
位置に存在しているときは解除することができない。し
たがって、洗浄処理中に保持機構73a,73bが解除
されてウエハWが飛び出す等の不都合が生じるおそれは
ほとんどない。
【0074】この状態でウエハWを保持したウエハ保持
部材41を降下させる。この際に、検知部115により
再度ウエハの枚数等が確認される。そして、ウエハ保持
部材41がキャリア待機部30に待機しているキャリア
Cを通過する際に、ウエハWがキャリアCのウエハ保持
溝に保持される。
【0075】このようにして洗浄後のウエハWを収納し
たキャリアCは、キャリア搬送機構35によりステージ
部4へ搬出され、さらに搬送機構12によりイン・アウ
トポート2の載置台10に載置され、作業者または自動
搬送装置により搬出される。
【0076】以上のような洗浄処理装置1によれば、外
側チャンバー26外であってロータ24の下方位置にキ
ャリアCを待機可能なキャリア待機部30を設け、昇降
可能に設けられたウエハ移動機構40により、キャリア
待機部30にあるキャリアC内の複数のウエハWを上方
に押し上げてロータ24に保持させ、またはロータ24
にある複数のウエハWを降下させてキャリア待機部30
のキャリアCに収納させるので、ウエハWをウエハ把持
手段により把持してチャンバー内へ進入させる必要がな
い。このため、チャンバー内に把持手段を開閉させるた
めの余分のスペースを設ける必要がなく、処理空間を大
型化することがない。
【0077】また、ウエハWの受け渡しは、チャンバー
外であってロータ24の下方位置に設けられたキャリア
待機部30で行い、限られたスペース内で行う必要がな
く、かつロータ24へのウエハWの搬入出はウエハ移動
機構40のウエハ保持部材41の移動のみで実現するこ
とができるので、複雑な制御が不要であり、洗浄処理部
20のロータ24へのウエハWの搬入出を極めて容易に
行うことができる。
【0078】さらに、キャリア待機部30において、ウ
エハ移動機構40によりキャリアCに対するウエハWの
搬入出を行うことが可能であるから、キャリアCから基
板を取り出したりキャリアCにウエハWを収納する機構
およびこのような機構からのウエハ搬送機構を別個に設
けることが不要となり、装置構成を簡素化することが可
能となる。
【0079】さらにまた、外側チャンバー26と内側チ
ャンバー27とを処理位置と退避位置とで移動可能に設
け、それぞれのチャンバーに薬液やリンス液等を吐出す
る吐出ノズルを設けたので、内側チャンバー27を移動
させることにより、外側チャンバー26内での洗浄処理
および内側チャンバー27内での洗浄処理を組み合わせ
て極めてバリエーションの高い洗浄処理を実現すること
ができる。
【0080】なお、上述したようにして洗浄処理を行っ
た後、ウエハWをロータ24から取り外す際には、外側
チャンバー26を退避させる必要があるが、その際に洗
浄液等が下方に滴下してしまうおそれがある。そのた
め、図19に示すように、外側チャンバー26の底部先
端側には、外側チャンバー26を退避させる際に液落下
を防止するための液受け機構120が設けることが好ま
しい。この液受け機構120は、図20に示すように、
外側チャンバー26に移動可能に取り付けられる液受け
部材121と、液受け部材121の下に取り付けられ、
この液受け部材121が受けた液体をドレインラインへ
排出するための排出口129を有する排液部材122と
を備えている。外側チャンバー26には2つの支持部材
123a,123bがネジ止めされるようになってお
り、これら支持部材123a,123bにはそれぞれ一
対のスライドガイドシャフト124aおよび124bの
一端および他端が固定されている。一方、液受け部材1
21にはスライドガイドシャフト124a,124bに
スライド可能に係合するガイド部材125が固定されて
おり、このガイド部材125と上記支持部材123bと
はコイルスプリング126で連結されている。そして、
外側チャンバー26が処理位置にある場合には、コイル
スプリング126による付勢力が、液受け部材121の
先端部127が壁面130に押しつけられるように作用
するようになっている。したがって、洗浄処理が終了し
て外側チャンバー26を退避させ始めた時点において液
受け部材121の先端部127はコイルスプリング12
6の付勢力により依然として壁面130に当接している
状態となり、外側チャンバー26の先端から液が滴下し
た場合でも、液受け部材121の内側の液受け板128
に受けることができるので、洗浄液等が下方へ滴下する
ことを防止することができる。液受け部材121に滴下
した液は排液部材122から排出口129を通ってドレ
インラインへ至る。
【0081】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、キャリア待機部30にキャリアCを待機させ、キ
ャリアCに収納されているウエハを押し上げるようにし
たが、これに限らず、キャリアから出した後のウエハW
を待機部に待機させた状態で上方に押し上げるようにし
てもよい。また、上記実施の形態では内側チャンバー2
7内で薬液洗浄を行った後に、外側チャンバー26内で
リンス処理および乾燥処理を行った場合について示した
が、これに限らず、外側チャンバー26内で薬液処理を
行ってもよいし、内側チャンバー27でリンス処理を行
ってもよく、また外側チャンバー26と内側チャンバー
27とで交互に薬液処理を行う等、種々の処理を行うこ
とができる。さらに、外側チャンバー26および内側チ
ャンバー27の2つの処理チャンバーによって処理を行
う場合について説明したが、チャンバーは3つ以上であ
ってもよいし、1つであってもよい。さらにまた、上記
実施の形態では本発明を洗浄処理に適用した場合につい
て示したが、これに限らず、所定の塗布液を塗布する塗
布処理等の他の液処理、または液処理以外の処理、例え
ばCVD処理やエッチング処理等に適用することも可能
である。さらにまた、半導体ウエに適用した場合につい
て示したが、これに限らず、液晶表示装置(LCD)用
基板等、他の基板の処理にも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板処理部の下方位置に基板待機を設け、昇降可能に設
けられた基板移動機構により、基板待機部にある複数の
基板を上方に押し上げて基板処理部、具体的には処理チ
ャンバー内の基板保持手段に移動させ、または基板処理
部にある複数の基板を降下させて待機部に保持させるの
で、基板を基板把持手段により把持して基板処理部内へ
進入させる必要がない。このため、基板処理部内に把持
手段を開閉させるための余分のスペースを設ける必要が
なく、基板の処理空間を大型化することがない。また、
基板の受け渡しは、基板処理部の下方位置に設けられた
基板待機部で行い、従来のように容器内の限られたスペ
ース内で行う必要がなく、かつ基板処理部への基板の搬
入出は基板移動機構の移動のみで実現することができる
ので、複雑な制御が不要であり、処理部への基板の搬入
出を極めて容易に行うことができる。
【0083】また、基板処理部の下方位置に基板収納容
器を待機可能な容器待機部を設け、昇降可能に設けられ
た基板移動機構により、容器待機部にある基板収納容器
内の複数の基板を上方に押し上げて基板処理部、具体的
には処理チャンバー内の基板保持手段に移動させ、また
は基板処理部にある複数の基板を降下させて容器待機部
にある基板収納容器に収納させるので、上記効果に加え
て、容器待機部において、基板移動機構により基板収納
容器に対する基板の搬入出を行うことが可能であるか
ら、基板収納容器から基板を取り出したり容器に基板を
収納する機構およびこのような機構からの基板搬送機構
が不要となり、装置構成を簡素化することが可能とな
る。
【0084】また、上記構成に加えて、基板保持手段を
収容可能かつ退避可能に設けられ、その中に処理液を供
給可能な第1の処理液供給部を有する外側チャンバー
と、外側チャンバー内で保持手段を囲繞する処理位置と
外側チャンバーから離隔した退避位置との間で移動可能
であり、かつその中に処理液を供給可能な第2の処理液
供給部を有する内側チャンバーとを備えた構成にするこ
とにより、内側チャンバーを移動させることにより、外
側チャンバー内での液処理および内側チャンバー内での
液処理を組み合わせて極めてバリエーションの高い液処
理を実現することができるといった効果が付加される。
【0085】さらに、基板移動機構を、複数の基板保持
溝が水平方向に沿って前記基板収納容器のウエハ配列ピ
ッチの半分のピッチで形成された基板載置部と、前記基
板載置部を前記基板保持溝の1ピッチ分水平方向へ移動
させる載置部移動機構とを有する構成とすることによ
り、処理前の基板を載置する場合と処理後の基板を載置
する場合とで基板の載置位置を異ならせることができ、
処理前の基板にパーティクル等が付着していたとして
も、処理後の基板を汚染させるおそれを小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る洗浄処理装置を示す
斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る洗浄処理装置を示す
平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る洗浄処理装置の洗浄
処理ユニットを示す断面図。
【図4】図3に示した洗浄処理ユニットにおける洗浄処
理部の内側チャンバーを外側チャンバーの外部に出した
状態を示す断面図。
【図5】図3に示した洗浄処理ユニットにおける洗浄処
理部の外側チャンバーの内部に内側チャンバーを配置し
た状態を示す断面図。
【図6】図5に示した洗浄処理部のA−A線による断面
図。
【図7】洗浄処理部のロータを示す斜視図。
【図8】図7に示すロータのアーム、バランスウエイ
ト、および突起部を示す斜視図。
【図9】ロータの保持機構を保持状態と解除状態との間
で切り換える切換部材とモータ側の垂直壁の要部を示す
分解斜視図。
【図10】保持機構が解除状態にある時の切換部材およ
び突起部の状態を示す斜視図。
【図11】保持機構が保持状態にある時の切換部材およ
び突起部の状態を示す斜視図。
【図12】ステージ部と洗浄処理ユニットのキャリア待
機部との間でキャリアを搬送するキャリア搬送機構を示
す平面図および正面図。
【図13】洗浄処理ユニットにおけるウエハ移動機構を
示す側面図。
【図14】ウエハ移動機構の押し上げ動作によりウエハ
に所定以上の圧力が加えられた際の制御機構を示すブロ
ック図。
【図15】ウエハ移動機構によりウエハを洗浄処理部の
ロータへ移動させる際の状態を示す模式図。
【図16】ウエハ移動機構によりウエハを洗浄処理部の
ロータへ移動させる際の状態を示す模式図。
【図17】ウエハ移動機構によりウエハを洗浄処理部の
ロータへ移動させる際の状態を示す模式図。
【図18】ウエハ移動機構によりウエハを洗浄処理部の
ロータへ移動させる際の状態を示す模式図。
【図19】外側チャンバーに液受け機構を設けた状態を
示す図。
【図20】液受け機構の構造を示す斜視図。
【図21】従来のウエハ洗浄装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1……洗浄処理装置 2……イン・アウトポート 3……洗浄処理ユニット 4……ステージ部 20……洗浄処理部 24……ロータ(基板保持手段) 26……外側チャンバー 27……内側チャンバー 30……キャリア待機部 31……ステージ 32……スライドステージ 35……搬送機構 40……ウエハ移動機構 41……ウエハ保持機構 43……昇降駆動部 71a,71b,72a,72b……係止部材 73……保持機構 83a,83b……保持部材 88a,88b……突起部 90……ガイド溝 92a,92b……切換部材 93a,93b……溝 106,108……シリンダー W……半導体ウエハ(基板) C……キャリア(基板収納容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江頭 浩司 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エレ クトロン九州株式会社佐賀事業所内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA01 DA17 FA01 FA03 FA09 FA20 FA22 GA49 HA25 HA29 HA72 JA45 LA15 MA23

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板に所定の処理を施す基板処理
    部と、 前記基板処理部の下方位置に設けられ、複数の基板を待
    機可能な基板待機部と、 昇降可能に設けられ、前記基板待機部にある複数の基板
    を上方に突き上げて前記基板処理部に移動させ、または
    前記基板処理部にある複数の基板を降下させて前記基板
    待機部に保持させる基板移動機構とを具備することを特
    徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の基板に所定の処理を施す基板処理
    部と、 前記基板処理部の下方位置に設けられ、基板収納容器を
    待機可能な容器待機部と、 昇降可能に設けられ、容器待機部にある基板収納容器内
    の複数の基板を上方に突き上げて移動させ基板処理部に
    移動させ、または基板処理部にある複数の基板を降下さ
    せて前記容器待機部にある基板収納容器内に収納させる
    基板移動機構と、 前記容器待機部に基板収納容器を搬入し、前記容器待機
    部から基板収納容器を搬出する容器搬送機構とを具備す
    ることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の基板を保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段を収容可能な処理チャンバーと、 前記処理チャンバー外であって前記基板保持手段の下方
    位置に設けられ、複数の基板を待機可能な基板待機部
    と、 昇降可能に設けられ、基板待機部にある複数の基板を上
    方に突き上げて移動させ前記基板保持手段に保持させ、
    または基板保持手段にある複数の基板を降下させて前記
    待機部に保持させる基板移動機構とを具備し、前記処理
    チャンバー内で前記基板保持手段に保持された複数の基
    板に対して所定の処理を施すことを特徴とする基板処理
    装置。
  4. 【請求項4】 複数の基板を保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段を収容可能な処理チャンバーと、 前記チャンバー外であって前記基板保持手段の下方位置
    に設けられ、基板収納容器を待機可能な容器待機部と、 昇降可能に設けられ、容器待機部にある基板収納容器内
    の複数の基板を上方に突き上げて移動させ前記基板保持
    手段に保持させ、または基板保持手段にある複数の基板
    を降下させて前記容器待機部にある基板収納容器内に収
    納させる基板移動機構と、 前記容器待機部に基板収納容器を搬入し、前記容器待機
    部から基板収納容器を搬出する容器搬送機構とを具備
    し、前記処理チャンバー内で前記基板保持手段に保持さ
    れた複数の基板に対して所定の処理を施すことを特徴と
    する基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記基板移動機構により上方に突き上げ
    られた複数の基板が基板保持手段に当接した際に基板に
    所定以上の圧力が付与されることを防止する緩衝機構を
    さらに具備することを特徴とする請求項3または請求項
    4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記緩衝機構は、前記基板移動機構の基
    板載置部を支持するシリンダーと、基板に付与される圧
    力を検知する圧力検知部と、この圧力検知部が検知した
    圧力が所定値を超えた際に前記シリンダー内の圧力媒体
    を放出する制御機構とを有することを特徴とする請求項
    5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理チャンバーは、前記保持手段を
    囲繞する処理位置と、前記基板保持手段から離隔した退
    避位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項
    3から請求項6のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理チャンバー内に処理液を供給す
    る処理液供給部をさらに有し、前記処理チャンバー内で
    処理液により基板に対して液処理を施すことを特徴とす
    る請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の基板処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理チャンバーは、前記基板保持手
    段を囲繞する処理位置と、前記基板保持手段から離隔し
    た退避位置との間で移動可能であり、前記処理チャンバ
    ーを処理位置から退避位置へ移動する際に、処理液の落
    液を防止する落液防止機構をさらに有することを特徴と
    する請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理チャンバーは、処理位置にあ
    る時には側壁に当接した状態であり、前記落液防止機構
    は、処理液を受ける受け部材と、該受け部材を前記側壁
    に対して付勢するばね部材とを有することを特徴とする
    請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理チャンバー内で前記保持手段
    を囲繞する処理位置と前記処理チャンバーから離隔した
    退避位置との間で移動可能な内側チャンバーをさらに有
    することを特徴とする請求項3から請求項10のいずれ
    か1項に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記内側チャンバー内に処理液を供給
    する処理液供給部をさらに有し、前記内側チャンバー内
    で処理液により基板に対して液処理を施すことを特徴と
    する請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基板保持手段を回転させる回転機
    構をさらに具備することを特徴とする請求項3から請求
    項12のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 前記基板保持手段は、基板を係止する
    係止機構と、係止機構により係止された基板を保持する
    保持機構とを有することを特徴とする請求項3から請求
    項13のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記基板保持手段は、前記保持機構を
    保持状態と保持解除状態との間で切り換える切換手段を
    さらに有することを特徴とする請求項14に記載の基板
    処理装置。
  16. 【請求項16】 複数の基板を保持する基板保持手段
    と、 前記基板保持手段を収容可能かつ退避可能に設けられ、
    その中に処理液を供給可能な第1の処理液供給部を有す
    る外側チャンバーと、 前記外側チャンバー内で前記保持手段を囲繞する処理位
    置と前記外側チャンバーから離隔した退避位置との間で
    移動可能であり、かつその中に処理液を供給可能な第2
    の処理液供給部を有する内側チャンバーと、 前記外側チャンバー外であって前記基板保持手段の下方
    位置に設けられ、基板収納容器を待機可能な容器待機部
    と、 昇降可能に設けられ、前記外側チャンバーおよび内側チ
    ャンバーを退避させた状態で、容器待機部にある基板収
    納容器内の複数の基板を上方に突き上げて移動させ前記
    基板保持手段に保持させ、または基板保持手段にある基
    板を降下させて前記容器待機部にある基板収納容器内に
    収納させる基板移動機構と、 前記容器待機部に基板収納容器を搬入し、前記容器待機
    部から基板収納容器を搬出する容器搬送機構とを具備
    し、前記処理チャンバー内で前記基板保持手段に保持さ
    れた基板に対して所定の処理を施すことを特徴とする基
    板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記基板収納容器を載置する容器載置
    部をさらに有し、前記基板搬送機構は、前記容器載置部
    と前記容器待機部との間で前記基板収納容器を搬送する
    ことを特徴とする請求項2、請求項4、または請求項1
    6に記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 複数の基板収納容器が載置可能である
    とともに、前記基板収納容器の搬入出を行う容器搬入出
    部と、この容器搬入出部と前記容器載置部との間で容器
    を移送する容器移送機構とをさらに有することを特徴と
    する請求項17に記載の基板処理装置。
  19. 【請求項19】 前記基板移動機構は、複数の基板保持
    溝が水平方向に沿って前記基板収納容器のウエハ配列ピ
    ッチの半分のピッチで形成された基板載置部と、前記基
    板載置部を前記基板保持溝の1ピッチ分水平方向へ移動
    させる載置部移動機構とを有することを特徴とする請求
    項1から請求項18のいずれか1項に記載の基板処理装
    置。
  20. 【請求項20】 複数の基板を収納した基板収納容器
    を、基板に処理を施す基板処理部の下方位置に設けられ
    た容器待機部へ搬入する工程と、 前記容器待機部へ搬入された基板収納容器内の複数の基
    板を基板移動機構により突き上げてその上方に位置する
    基板処理部へ移動させる工程と、 前記基板処理部にて複数の基板を処理する工程と、 処理後の基板を前記基板移動機構に保持させて前記処理
    部から前記容器待機部に降下させ、処理後の基板を基板
    収納容器内に収納する工程と、 処理後の基板を収納した基板収納容器を待機部から搬出
    する工程とを具備することを特徴とする基板処理方法。
  21. 【請求項21】 前記基板移動機構は、前記複数の基板
    を基板処理部へ移動させる際の基板保持位置と、基板処
    理部で処理した後に基板待機部へ降下させる際の基板保
    持位置とが異なることを特徴とする請求項20に記載の
    基板処理方法。
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