JPH06112186A - 横軸回転式基板乾燥装置 - Google Patents

横軸回転式基板乾燥装置

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JPH06112186A
JPH06112186A JP28094892A JP28094892A JPH06112186A JP H06112186 A JPH06112186 A JP H06112186A JP 28094892 A JP28094892 A JP 28094892A JP 28094892 A JP28094892 A JP 28094892A JP H06112186 A JPH06112186 A JP H06112186A
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rotor
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Yusuke Muraoka
祐介 村岡
Hiroyuki Kitazawa
裕之 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板搬送用ロボット8で基板Wを搬送する際
や、基板乾燥装置20のチャンバー21内に基板Wを下
降挿入する際に、ロボットハンド8aの振動に起因して
摩耗塵(パーティクル)が発生するのを低減する。 【構成】 横軸回転式基板乾燥装置20の横軸型ロータ
30に、基板保持具45を着脱自在に架設し、横軸型ロ
ータ30の下側に基板保持具45を昇降する保持具昇降
手段50を昇降自在に配置する。この保持具昇降手段5
0により、基板保持具45をチャンバー21の基板出入
口23を越える上昇位置Hまで上昇させて、基板保持具
45と基板搬送用ロボット8との間で複数の基板Wを受
け渡し可能に構成する。これにより、ロボットハンド8
aは小寸法のもので足り、基板Wを搬送する際に、その
振動は大幅に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板などの薄
板状被処理基板(以下単に基板と称する)に付着した液
滴を液切り乾燥する装置に関し、いわゆるカセットレス
方式の横軸回転式の基板乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、基板処理品質の一層の向上を
図るため、いわゆるカセットレス方式の浸漬型基板処理
が行われるようになり、これに伴ってカセットレス方式
の横軸回転式基板乾燥装置が採用されるようになった。
そしてこの種の回転式基板乾燥装置としては、従来よ
り、例えば本出願人の提案に係る特開平1−25522
7号公報に開示されたものが知られている。
【0003】それは図6の符号120で示すように、チ
ャンバー121の周壁122の上部に基板出入口123
を、周壁下部に強制排気口126を開口形成し、このチ
ャンバー121の基板出入口123をチャンバー開閉蓋
140で開閉自在に閉止し、上記チャンバー121内に
横軸型ロータ130を回転可能に設け、この横軸型ロー
タ130を回転する回転駆動手段(図示せず)を上記チ
ャンバー121の外部に設け、複数の基板Wを基板搬送
用ロボットのチャック108aとの間で起立整列状態で
受け渡し可能に保持する基板保持具145を上記横軸型
ロータ130に固設し、この基板保持具145で保持し
た複数の基板Wを上記横軸型ロータ130に固定する基
板クランプ装置180を設けて成り、当該ロータ130
を回転駆動手段で回転させて、基板Wに付着した液滴を
液切り乾燥するように構成されている。
【0004】上記基板搬送用ロボットは、そのチャック
108aで図示しない基板収容カセットから取り出した
複数の基板Wを起立整列状態で一括保持して所定位置ま
で搬送し、その基板Wを図示しない基板処理槽内に浸漬
したり、処理済みの基板Wを上記基板乾燥装置に装填す
る必要があるため、そのチャック108aは上下方向に
比較的長い寸法で形成され、かつ、昇降自在に構成され
ている。そしてチャック108aは、上記チャンバー1
21内に下降挿入して横軸型ロータ130に固設した上
記基板保持具145との間で複数の基板Wを受け渡しす
るように構成されている。また、上記チャンバー開閉蓋
140は、その一辺を蝶蟠141で上開き可能に蝶着し
てある。なお、図6中の符号127は除塵フィルター付
き吸気口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、以下
のような不都合がある。上記チャック108aは、上下
方向に比較的長い寸法で形成され、かつ、昇降自在に構
成されているため、その剛性を強くするにも限度があ
り、基板Wを搬送する際や、基板乾燥装置120のチャ
ンバー121内に基板Wを下降挿入する際に振動する。
この振動により多数の基板Wがチャック108aの保持
溝の中で振動し、この振動摩耗に起因して摩耗塵(以下
パーティクルという)が発生する。本発明はこのような
事情を考慮してなされたもので、基板搬送用ロボットで
基板を搬送する際や基板乾燥装置のチャンバー内に基板
を下降挿入する際に、チャックの振動に起因してパーテ
ィクルが発生するのを低減することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明においては、その周壁を略円形に形
成し、その周壁上部に基板出入口を、周壁下部に強制排
気口を開口形成したチャンバーと、このチャンバーの上
記基板出入口を開閉自在に閉止するチャンバー開閉蓋
と、上記チャンバー内に回転可能に設けられた横軸型ロ
ータと、上記チャンバー外に設けられ、この横軸型ロー
タを回転する回転駆動手段と、上記横軸型ロータに架設
され、複数の基板を基板搬送用ロボットとの間で起立整
列状態で受け渡し可能に保持する基板保持具と、この基
板保持具で保持した複数の基板を上記横軸型ロータに固
定する基板クランプ装置と、を具備して成る横軸回転式
基板乾燥装置において、上記基板保持具を横軸型ロータ
に対して着脱自在に架設するとともに、この基板保持具
を横軸型ロータに固定する保持具クランプ装置を当該横
軸型ロータに設け、上記横軸型ロータの下側に上記基板
保持具を昇降する保持具昇降手段を昇降自在に配置し、
この保持具昇降手段で上記基板保持具をチャンバーの基
板出入口を越える上昇位置まで上昇させて、上記基板保
持具と基板搬送用ロボットとの間で複数の基板を受け渡
し可能に構成したことを要旨とするものである。
【0007】また、請求項2の発明においては、チャン
バー開閉蓋がスライド開閉装置を備えて成り、チャンバ
ーの基板出入口の横一側にスライド退避して基板出入口
を開くように構成した。
【0008】
【作 用】請求項1の発明では、横軸型ロータに対して
着脱自在に架設された基板保持具を、横軸型ロータの下
側に昇降自在に配置した保持具昇降手段で持ち上げ、チ
ャンバーの基板出入口を越える上昇位置まで上昇させ
て、基板保持具と基板搬送用ロボットとの間で複数の基
板を受け渡す。また、基板の乾燥時においては、複数の
基板を保持する基板保持具は、保持具クランプ装置によ
り、横軸型ロータに固定される。
【0009】請求項2の発明では、上記作用に加え、チ
ャンバー開閉蓋が横一側にスライドするため、その開閉
動作時に、チャンバー開閉蓋と基板搬送ロボットとが干
渉することはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてさら
に詳しく説明する。図5は本発明に係る横軸回転式基板
乾燥装置を備えた基板処理装置の概要図である。先ず基
板処理装置の概要について簡単に説明する。
【0011】この基板処理装置は、基板Wを収容するカ
セットCの搬入搬出部1と、この搬入搬出部1と後述す
る基板移載部3との間でカセットCを移載するカセット
移載ロボット2と、そのカセットCから基板Wを取り出
し又はカセットC内に基板Wを装填する上記基板移載部
3と、本発明に係る横軸回転式基板乾燥装置20を備
え、後述する浸漬処理及び洗浄を終えた基板Wを液切り
乾燥する乾燥部4と、複数の処理槽5a・5b・5cを
備え、多数の基板Wを一括して浸漬処理及び洗浄する基
板処理部5と、上記基板移載部3でカセットCから取り
出した複数の基板Wを一括保持して上記基板処理部5や
乾燥部4に搬送する基板搬送ロボット8とを具備して成
る。
【0012】上記カセットCの搬入搬出部1では、カセ
ット搬送ロボット(図示せず)や人手でカセットCを搬
入・搬出するため、図5の紙面上垂直方向に長く、複数
のカセットCを載置するカセットテーブル10を備え、
このカセットテーブル10の下側にオリエンテーション
フラット整合装置11を備え、カセットCの搬入・搬出
時に、カセットテーブル11上に位置決め載置したカセ
ットC内の基板Wのオリエンテーションフラットを揃え
るように構成されている。
【0013】上記基板移載部3は、水平回動可能なカセ
ット載置台13と、カセット載置台13を回動させるモ
ータ14と、カセット載置台13の下側に昇降自在に設
けられた基板受渡具16と、基板受渡具16の昇降駆動
装置18とを備えて成り、前記カセット移載ロボット2
でカセット載置台13上に搬入されたカセットCを必要
に応じて90゜方向転換し、次いで基板受渡具16をカ
セット載置台13及びカセットCとを貫通させて突き上
げ、複数の基板Wをこの基板受渡具16で一括保持して
取り出し、前記基板搬送ロボット8に引き渡し又はその
基板搬送ロボット8から受け取った処理済みの基板Wを
カセットC内に装填するように構成されている。
【0014】上記基板処理部5は、複数の処理槽5a〜
5cと、各処理槽の下側の配管室6a〜6cと、配管室
の下側に配置された複数種の薬液貯溜容器7a〜7eを
備えて成り、上記各処理槽5a〜5cは、昇降自在に設
けられた基板載置具9を備え、基板搬送ロボット8から
受け取った複数の基板Wを一括保持して各処理槽5a〜
5c内に浸漬し、所要の基板処理及び洗浄処理をするよ
うに構成されている。
【0015】また、基板搬送ロボット8は、図5に示す
ように、ガイドレール9に沿って、基板移載部3、横軸
型回転式基板乾燥装置20及び基板処理部5の上方を、
水平方向に移動可能となっている。また、この基板搬送
ロボット8は、図1で示すように、左右一対のアーム回
転軸8cに、複数の基板Wを起立整列状態で一括保持す
るチャック8aを備え、この一対のチャック8aは、そ
の対向面同士と、その裏面同士とに、それぞれ基板Wを
一括保持する保持溝8bを有し、左右一対のアーム回転
軸8cの回転により、チャック8aをその対向面同士又
はその裏面同士が、それぞれ逆ハの字状をなす基板保持
姿勢に切り換え得るように構成されている。
【0016】つまり、チャック8aは昇降自在ではな
く、かつ、未処理基板を保持する場合と、処理済みの基
板を保持する場合とで、チャック8aの対向面同士とそ
の裏面同士とを使い分けるようにしている。これによ
り、チャック8aを上下方向に長い寸法で形成する必要
はなく、その剛性を強くして搬送時の振動を軽減し、チ
ャック8aの振動に起因するパーティクルの発生を低減
することができる。また、チャックを未処理基板と処理
済み基板とで使い分けることにより、基板の処理品質を
一層向上させることができる。
【0017】以下、図1〜図5を参照しつつ、本発明の
実施例に係る横軸回転式基板乾燥装置20ついて詳述す
る。この横軸回転式基板乾燥装置20は、図1・図2・
図5で示すように、その周壁22を略円形に形成したチ
ャンバー21と、上記チャンバー21内に回転可能に設
けられた横軸型のロータ30と、上記チャンバー21外
に設けられ、このロータ30を回転する回転駆動手段
(モータ)35と、チャンバー21の基板出入口23を
開閉自在に閉止するチャンバー開閉蓋40と、上記ロー
タ30に着脱自在に架設された基板保持具45と、上記
基板保持具45を昇降するためにロータ30の下側に昇
降自在に設けられた保持具昇降手段50と、上記基板保
持具45で保持した複数の基板Wと基板保持具45とを
それぞれ上記ロータ30に固定する基板クランプ装置8
0及び保持具クランプ装置85とを備えて成る。
【0018】上記チャンバー21は、図1及び図2で示
すように、その周壁22が略円形に形され、その周壁上
部には基板出入口23が、また、周壁下部には強制排気
口26が開口形成され、この基板出入口23はチャンバ
ー開閉蓋40で開閉自在に閉止され、強制排気口26に
は排液ドレン27(第5図参照)を介して図示しない強制
排気ブロア等が連通されている。また、上記チャンバー
開閉蓋40には、チャンバー周壁22の上部周壁部分2
2aが固定され、基板出入口23はこの上部周壁部分2
2aによりシール部材24を介して閉止されるように構
成されている。なお、このチャンバー開閉蓋40は、上
記チャンバー21の基板出入口23の横一側にスライド
退避して、基板出入口23を開くように構成されている
が、そのスライド開閉構造については後述する。また、
上記チャンバー21の側方には、フィルターを介して外
気を取り入れるための吸気口(図示せず)が設けられてい
る。
【0019】上記横軸型のロータ30は、図1及び図2
で示すように、所定の間隔で離間配置した前後一対の回
転フランジ31・31と、前後一対の回転フランジ31・
31を一体回転可能に連結する複数の連結杆32と、各
回転フランジ31・31に外向きに水平に突設された支
軸33とから成り、各支軸33は防振支持された架台6
0に立設された前後一対の機枠34・34に回転自在に
枢支されている。そしてこのロータ30は、チャンバー
21の外で、基枠63に設けられた回転駆動手段(モー
タ)35の駆動プーリ36と前方の支軸33に固定した
プーリ38との間に無端ベルト37を巻掛けて回転させ
るように構成されている。なお、前後一対の回転フラン
ジ31・31の各対向面には、前記基板保持具45を着
脱自在に支持する左右一対の支持具42・42が付設さ
れている。
【0020】上記基板保持具45は、図1及び図2で示
すように、略水平に設けられた底板46と、底板46の
両端部に固設された前後一対の側板47と、前後一対の
側板47間に水平に架設された3つの基板保持杆48と
から成る。上記底板46の前後両端部には、前後一対の
回転フランジ31・31に付設された前記支持具42の
各係合ピン43が係入するピン係入孔43aと、前記保
持具昇降手段50の係合ピン51が係入するピン係入孔
51aとがあけられており、この底板46が係合ピン4
3で位置決めされて、支持具42により着脱自在に支え
られている。また、各基板保持杆48には基板保持溝4
8aが等ピッチで形成されており、複数の基板Wを前後
に起立整列状態で保持するように構成されている。
【0021】上記保持具昇降手段50は、図1及び図2
で示すように、上記基板保持具45の前後両端部を支持
する前後一対の支持具52と、前記架台60に設けられ
た各スライド軸受61及び摩耗塵排除具62を介して各
支持具52を昇降可能に支える押上ロッド53と、各押
上ロッド53の下端部を支える従動ナット54と、各従
動ナット54に螺合し、上下の各架台60・64間に立
設された駆動ネジ55と、下方の架台64に設けられ、
各駆動ネジ55を無端ベルト56を介して回転させる駆
動モータ58とを備えて成り、前後一対の支持具52
が、図1の実線で示す待機位置Lと仮想線で示す上昇位
置Hとの間を昇降するように構成されている。
【0022】即ち、基板搬送ロボット8との間で基板W
を受け渡す際には、この保持具昇降手段50の前後一対
の支持具52で上記基板保持具45をチャンバー21の
基板出入口23を越える上昇位置Hまで上昇させて、上
記基板保持具45と基板搬送用ロボット8との間で複数
の基板Wを受け渡し、その後下降して基板保持具45を
前後一対の回転フランジ31・31の各支持具42・4
2に架着し、次いで、ロータ30を回転させて液切り乾
燥する際には、前後一対の支持具52が上記ロータ30
の下側の強制排気口26の横の待機位置Lで待機するよ
うに構成されている。
【0023】なお、各回転フランジ31及び保持具昇降
手段50には、それぞれ図示しない検出器が付設されて
おり、上昇時及び下降時には前記各回転フランジ31の
各支持具42及び保持具昇降手段50の支持具52のそ
れぞれの係合ピン43・51が、前記基板保持具45の
底板46のピン係入孔43a・51aにそれぞれ係入し
たことを確認するように構成されている。
【0024】次に、チャンバー開閉蓋40のスライド開
閉装置について説明する。ここで図2に示す符号70は
スライド開閉装置全体を示す。このスライド開閉装置7
0は、図2及び図3で示すように、チャンバー開閉蓋4
0の前後両端部を支える前後一対の側板71と、各側板
71の下部に固定されたスライダー72と、各スライダ
ー72を図3における左右(矢印A)方向へ案内する前
後一対のガイド板73と、各ガイド板73の左右両端部
を一体に固定するガイド機枠74と、上記スライダー7
2を左右(矢印A)方向へ移動させるため上記ガイド機
枠74の前側に付設されたロッドレスシリンダー75
と、連結軸78を介してガイド機枠74の左端部を矢印
B方向へ回動させるエアシリンダ68とを備えて成る。
【0025】上記ガイド機枠74は、その左側部が連結
軸78・回動アーム67・回動アーム67の支軸66を
介して支持枠65に支持され、ガイド機枠74の右側部
は支軸79により回動自在に枢支されており、このスラ
イド開閉装置70は、以下のように作動する。先ず、エ
アシリンダ68を作動させて、上記ガイド機枠74の左
側部を少し持ち上げると、チャンバー開閉蓋40は、図
3中の一点鎖線で誇張して示すように、浮上して前記シ
ール部材24との圧接を解く。
【0026】次いで、上記ロッドレスシリンダー75を
作動させるとロッドレスシリンダー75の出力スライド
部76が右方向へ移動する。するとこの出力スライド部
76に連結ブロック77を介して連結されたスライダー
72が右方向へ移動し、チャンバー開閉蓋40は、図3
中の二点鎖線で示すように、上記チャンバー21の基板
出入口23の横一側にスライド退避して当該基板出入口
23を開く。このようにチャンバー開閉蓋40を基板出
入口23の横一側にスライド退避させることにより、チ
ャンバー開閉蓋40の開閉動作中においても基板搬送ロ
ボット8のチャック8aとチャンバー21とを接近させ
ることが可能となり、基板の受け渡しにおけるスループ
ットを向上させることができる。
【0027】次に、基板Wと基板保持具45とを前記ロ
ータ30に固定するための基板クランプ装置80及び保
持具クランプ装置85について説明する。なお、基板ク
ランプ装置80と保持具クランプ装置85とは、後述す
る増速リンク機構(図4の符号90)により、図1中の
実線で示すクランプ位置と、二点鎖線で示すアンクラン
プ位置との間で回動するように構成されている。
【0028】上記基板クランプ装置80は、図1に示す
ように、前記ロータ30を構成する前後一対の回転フラ
ンジ31・31を貫通し、回動自在に枢支された左右一
対の回動軸81と、回転フランジ31・31間において
各回動軸81の前後両端部に固定されて一組をなし、二
組で左右一対をなす回動アーム82と、前後一組の各回
動アーム82間に架設されて、複数の基板Wを当接固定
する当接固定具83とを具備して成る。また、上記保持
具クランプ装置85は、図1に示すように、上記同様の
回動軸86と、回転フランジ31・31間において各回
動軸86の前後両端部に固定されて一組をなし、二組で
左右一対をなす回動アーム式の当接固定具87とを具備
して成る。
【0029】即ち、実線で示すクランプ位置では、基板
Wを当接固定具83で当接固定するとともに、基板保持
具45の前後両端の側板47を当接固定具87で当接固
定し、アンクランプ位置ではそれぞれ当接固定具83・
87を上方に開いて退避させ、基板保持具45の昇降を
許容し得るように構成されている。なお、基板保持具4
5を昇降させる際には、あらかじめチャンバー開閉蓋4
0を開けておく。
【0030】前記増速リンク機構90は、各回転フラン
ジ31のそれぞれ外側面に付設されており、前後で一組
をなし、左右二組で一対をなすように構成されている。
なお、増速リンク機構90は左右対称に設けられてお
り、図4では前側の回転フランジ31に付設された左側
の一組についてのみ図示している。この増速リンク機構
90は、上記基板クランプ装置80の回動軸81の前端
部に固定された扇形の従動アーム91と、上記保持具ク
ランプ装置85の回動軸86の前端部に固定された駆動
アーム97と、従動アーム91と駆動アーム97とを連
結するリンク94とを具備して成る。
【0031】つまり、図2に示すロッド駆動手段105
で回動操作ロッド106を突出・回動させて、保持具ク
ランプ装置85の回動軸86先端を回動操作することに
より、当該保持具クランプ装置85をクランプ・アンク
ランプ操作するとともに、上記駆動アーム97及びリン
ク94を介して従動アーム91を回動させ、基板クラン
プ装置80をクランプ・アンクランプ操作するように構
成されている。
【0032】上記増速リンク機構90は、図4で示すよ
うに、従動アーム91にリンク94の基端部を基端ピン
93で連結するとともに、リンク94の先端部を先端ピ
ン96で駆動アーム97に連結し、駆動アーム97の基
端部を回動軸86に固定して成り、実線で示すクランプ
位置において、基端ピン93から回動軸86に向けた延
長線上に駆動アーム97の回動上死点Pを設定するとと
もに、回動上死点Pと基端ピン93間の距離をリンク9
4の両端ピン93・96間の自由長よりも大きく設定し
て構成されている。
【0033】そしてリンク94は、弾性変形可能な弾性
部材で湾曲に形成され、図4に示すように凹湾部がロー
タ30の回転中心Gに対して外向きになるように配置さ
れ、実線で示すクランプ位置では、リンク94の先端部
が回動上死点Pを超えた近傍にストッパ104で位置決
めされ、リンク94の弾性復元力により上記駆動アーム
97及び従動アーム91をクランプ位置に拘束するよう
に構成されている。
【0034】即ち、図4に示すように、駆動アーム97
は二点鎖線で示すアンクランプ位置から実線で示すクラ
ンプ位置まで約180°回動して、回動上死点Pを超え
た近傍に位置決めされる。その間にリンク94及び従動
アーム91はそれぞれ実線で示す位置まで回動するが、
リンク94は回動上死点Pを超えるときに弾性変形して
伸長し、回動上死点Pを超えた位置では、その弾性復元
力によりクランプ状態を維持する。
【0035】なお、図4中の符号101・102はそれ
ぞれ従動アーム91のストッパ、103はリンク94の
途中部に固定された係止部95を係止する係止ピンであ
り、ロータ30の回転により、遠心力が従動アーム91
やリンク94に作用しても、係止ピン103で係止部9
5及びリンク94を実線で示す位置に係止し、従動アー
ム91がアンクランプ状態になるのを確実に防止するよ
うに構成されている。
【0036】また、図4中の符号98は、回転フランジ
31に貫通形成された円弧状の長孔であり、上記従動ア
ーム91と前記基板クランプ装置80の回動軸81の前
後両端部に固定された回動アーム82とを、この円弧状
の長孔98内を挿通する連結ボルト92で強固に連結し
てある。これは、前記基板クランプ装置80の回動アー
ム82及び回動アーム82間に架設された当接固定具8
3にロータ30の回転による遠心力が強力に作用するこ
とから、この遠心力に抗して回転軸81と従動アーム9
1とが一体性を失い、回動してしまう事を阻止するため
である。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、チャンバー・ロータ・基板保持具・保持具昇降手
段・チャンバー開閉蓋のスライド開閉装置等の形態につ
いても、適宜変更を加えて実施し得ることは多言を要し
ない。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明では、横軸型ロータに対
して着脱自在に架設された基板保持具を、横軸型ロータ
の下側に昇降自在に配置した保持具昇降手段で持ち上
げ、チャンバーの基板出入口を越える上昇位置まで上昇
させて、基板保持具と基板搬送用ロボットとの間で複数
の基板を受け渡すように構成したので、基板搬送用ロボ
ットのチャックは、上下方向に長い寸法で形成したり、
昇降自在に構成する必要もないため、その剛性を強くし
て搬送時の振動を軽減することができる。これにより、
基板搬送用ロボットで基板を搬送する際や基板乾燥装置
のチャンバー内に基板を下降挿入する際に、チャックの
振動に起因するパーティクルの発生を低減することがで
きる。
【0039】請求項2の発明では、上記に加え、チャン
バー開閉蓋が横一側にスライドするよう構成したので、
その開閉動作中においても基板搬送ロボットとチャンバ
ー開閉蓋が干渉することを防止でき、搬送ロボットとチ
ャンバーとを予め接近させておくことにより、基板の受
け渡しにおけるスループットを向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転式基板乾燥装置の縦断正面図
である。
【図2】本発明に係る回転式基板乾燥装置の縦断側面図
である。
【図3】チャンバー開閉蓋の開閉装置の正面図である。
【図4】基板と基板保持具の各クランプ装置の動作説明
図である。
【図5】本発明に係る回転式基板乾燥装置を備えた基板
処理装置の概略縦断面図である。
【図6】従来例に係る回転式基板乾燥装置の図1相当図
である。
【符号の説明】
8…基板搬送用ロボット、 20…横軸回転式基板乾
燥装置、21…チャンバー、 22…チャン
バー周壁、23…周壁上部の基板出入口、 26…強制
排気口、30…横軸型ロータ、 35…横軸型
ロータの回転駆動手段、40…チャンバー開閉蓋、
45…基板保持具、50…保持具昇降手段、
70…スライド開閉装置、80…基板クランプ装置、
85…保持具クランプ装置、90…増速リンク機
構、 H…上昇位置、W…基板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その周壁を略円形に形成し、その周壁上
    部に基板出入口を、周壁下部に強制排気口を開口形成し
    たチャンバーと、このチャンバーの上記基板出入口を開
    閉自在に閉止するチャンバー開閉蓋と、 上記チャンバー内に回転可能に設けられた横軸型ロータ
    と、上記チャンバー外に設けられ、この横軸型ロータを
    回転する回転駆動手段と、 上記横軸型ロータに架設され、複数の基板を基板搬送用
    ロボットとの間で起立整列状態で受け渡し可能に保持す
    る基板保持具と、 この基板保持具で保持した複数の基板を上記横軸型ロー
    タに固定する基板クランプ装置と、 を具備して成る横軸回転式基板乾燥装置において、 上記基板保持具を横軸型ロータに対して着脱自在に架設
    するとともに、この基板保持具を横軸型ロータに固定す
    る保持具クランプ装置を当該横軸型ロータに設け、 上記横軸型ロータの下側に上記基板保持具を昇降する保
    持具昇降手段を昇降自在に配置し、 この保持具昇降手段により、上記基板保持具をチャンバ
    ーの基板出入口を越える上昇位置まで上昇させて、上記
    基板保持具と基板搬送用ロボットとの間で複数の基板を
    受け渡し可能に構成したことを特徴とする横軸回転式基
    板乾燥装置。
  2. 【請求項2】 チャンバー開閉蓋は、スライド開閉装置
    を備えて成り、チャンバーの基板出入口の横一側にスラ
    イド退避して、基板出入口を開くように構成した請求項
    1に記載の横軸回転式基板乾燥装置。
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