JPH11345858A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH11345858A
JPH11345858A JP15290898A JP15290898A JPH11345858A JP H11345858 A JPH11345858 A JP H11345858A JP 15290898 A JP15290898 A JP 15290898A JP 15290898 A JP15290898 A JP 15290898A JP H11345858 A JPH11345858 A JP H11345858A
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Tsutomu Kamiyama
勉 上山
Tsuyoshi Kageyama
剛志 蔭山
Kazuhiko Inoue
和彦 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を各処理部間で搬送する際の基板搬送装
置の制御機構を簡単にすること。 【解決手段】 複数の基板保持部61は、それぞれ基板
Wを保持する第1アーム61aと第2アーム61bとを
備えている。第1アーム61aおよび第2アーム61b
の基端部分には回転軸66が嵌挿されており、モータ6
5が回転することによって、第1アーム61aおよび第
2アーム61bは回転軸66を中心に回転動作を行う。
また、複数の第1アーム61aは、基端部分に設けられ
た接続部材を介して第1ロッド71aに連結されてお
り、第1ロッド71aはシリンダ64aに接続されてい
る。複数の第2アーム61bについても同様の構成であ
る。そして、基台63をX方向に沿って移動させるため
にモータ73が設けられている。この構成により、複数
の処理部間での基板搬送を同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に
「基板」という)を所定方向に沿って配置された複数の
処理部間で搬送する基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板の処理過程において、基板表面の多
層構造化に伴う凹凸を取り除くために、化学研磨剤やパ
ッド等を使用して基板表面を機械的に削ることにより平
坦化を行うCMP(Chemical Mechanical Polishing)
と呼ばれる処理が行われている。
【0003】CMP処理が施された基板の表面には研磨
によって生じた研磨屑等が付着しているため、CMP処
理後の基板に対する処理として基板を洗浄して研磨屑等
を除去する処理が行われる。
【0004】このようなCMP処理後の基板洗浄を行う
従来の基板処理装置410を図13に示す。この従来の
基板処理装置410は、ローダ310とアンローダ39
0と複数の処理部330,350,370と複数の搬送
ロボット320,340,360,380とを備えてい
る。
【0005】処理部330では、基板表面を洗浄する表
面ブラシと基板裏面を洗浄する裏面ブラシとを使用して
基板の両面をブラッシングすることによってCMP処理
によって基板に付着した研磨屑等のパーティクルを取り
除く処理を行う。処理部350では、さらにパーティク
ル除去能力の高いブラシを使用して基板表面に付着して
いる微細なパーティクルを取り除く処理を行う。これら
の処理部330,350では、ブラシによる洗浄効果を
高めるために、基板の表面又は裏面に対して所定の処理
液を吐出することも行われる。また、処理部370で
は、純水等のリンス液を使用して基板の最終リンスを行
った後、基板の高速スピンドライ乾燥を行う。
【0006】ローダ310では、CMP処理後の基板が
複数枚収納されたカセットを水中に浸しておき、基板を
処理部330に搬送する際に水中からカセットを引き上
げて、搬送ロボット320が基板を取り出すことができ
るように構成されている。なお、ローダ310において
基板を収納したカセットを水中に浸しておくのは、CM
P処理後の基板に対する洗浄効果を高めるために、洗浄
処理が終了するまで基板を乾燥させないことが必要だか
らである。
【0007】搬送ロボット320は、ローダ310から
基板を取り出して処理部330に搬送を行う。搬送ロボ
ット340は、処理部330での両面洗浄処理が終了し
た基板を取り出して、処理部350へ搬送する。搬送ロ
ボット360は、処理部350での表面洗浄処理が終了
した基板を取り出して、処理部370へ搬送する。さら
に、搬送ロボット380は、処理部370での最終リン
スが行われて乾燥された基板を取り出して、アンローダ
390に設けられているカセット内に収納する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の基
板処理装置410では、各処理部間に基板を搬送する専
用の搬送ロボットが設けられるため、基板に対する処理
部が3台であるにもかかわらず、搬送ロボットが4台設
けられている。従って、装置全体のフットプリントが大
きくなるという問題がある。この問題は、上記の基板処
理装置410をCMP装置とインライン化した場合に、
より顕著に現れる。
【0009】図14は、従来の基板処理装置410を実
際のCMP装置とインライン化した場合の構成を示す概
略図である。従来の基板処理装置410は、CMP装置
200と直接基板の受け渡しをできないため、コンベア
420が設けられている。また、従来の基板処理装置4
10にはCMP処理後の洗浄処理のためのローダのみを
備えるため、CMP装置に対して基板を取り出すための
インデクサ430がさらに設けられ、コンベア420に
連結されることとなる。そして、インデクサ430から
取り出される基板は、コンベア420によってCMP装
置200に搬送されるとともに、CMP処理が終了した
基板は再びコンベア420によって基板処理装置410
のローダ310に搬送されるように構成される。
【0010】このように、従来の基板処理装置410を
CMP装置とインライン化した場合にはコンベア420
を介した接続形態となるため、フットプリントが大きく
なる。
【0011】また、従来の基板処理装置410では、搬
送ロボットが4台設けられているため、各搬送ロボット
を個別に制御することが必要となり制御機構が複雑とな
るとともに、装置コストが上昇するという問題もある。
【0012】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、基板処理装置において、各処理部間を搬送
する際の制御機構を簡単にすることができる基板搬送装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、基板を所定方向に沿って
配置された複数の処理部間で搬送する基板搬送装置であ
って、(a) 基板を保持する複数の基板保持部と、(b) 複
数の基板保持部を同期して動作させるように複数の基板
保持部に対して設けられた基板保持部駆動手段と、(c)
複数の基板保持部と基板保持部駆動手段とを一体として
所定方向に移動させる処理部間搬送手段とを備えてい
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板搬送装置において、さらに、(d) 所定方向と平行
に設けられ、複数の基板保持部が接続された回転軸と、
(e)回転軸を回転させることにより、複数の基板保持部
を回転軸を中心として回転駆動する回転駆動手段とを備
えている。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の基板搬送装置において、複数の基板保持
部のそれぞれは、(a-1) 基板を挾持する第1アーム及び
第2アームを有する一対のアームを備え、基板保持部駆
動手段は、(b-1) 複数の基板保持部についての複数の前
記第1アームを同時に所定方向に沿って移動させる第1
アーム駆動手段と、(b-2) 複数の基板保持部についての
複数の第2アームを同時に所定方向に沿って移動させる
第2アーム駆動手段とを備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】<1.基板処理装置100の全体
構成>この発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態における基板処理装置100
を示す平面図である。また、図2は、第1の実施の形態
における基板処理装置100のYZ平面における概略断
面図である。さらに、図3は、第1の実施の形態におけ
る基板処理装置100のZX平面における概略断面図で
ある。
【0017】この実施の形態の基板処理装置100で
は、複数枚の基板を収納するポッド(POD)9が収納
器として使用され、CMP処理の対象となる複数の基板
がポッド9内に密閉された状態で基板収納部7に配置さ
れる。なお、基板収納部7には、複数のポッド9がX方
向に配置される。
【0018】また、基板収納部7との間にX軸に沿って
設けられた搬送路15を挟んで、複数の処理部30,4
0,50が設けられている。これらの処理部30,4
0,50もX軸に沿って配置されており、基板Wに対す
る処理順序に応じて隣設されている。
【0019】処理部30は、図3に示すように、CMP
処理が終了した直後の基板を支持部材33が支持した状
態で、基板表面を洗浄する表面ブラシ31と基板裏面を
洗浄する裏面ブラシ32とを使用して基板の両面をブラ
ッシングすることによってCMP処理によって基板に付
着した研磨屑等のパーティクルを取り除く処理を行う処
理部である。この処理部30では、表面ブラシ31及び
裏面ブラシ32による洗浄効果を高めるために、図示し
ないノズルよりアルカリ液などの所定の処理液を基板の
表面や裏面に供給することが行われる。
【0020】また、処理部40は、さらにパーティクル
除去能力の高いブラシ41を使用して基板表面に付着し
ている微細なパーティクルを取り除く処理部である。処
理部40では、ブラシ41による洗浄効果を高めるため
に、ノズル43より基板Wの表面に対して所定の処理液
を吐出することができるとともに、回転部42が基板W
を保持しながら回転させることも可能であるように構成
されている。
【0021】さらに、処理部50は、回転部52によっ
て基板Wが回転可能な状態に載置され、基板Wを回転さ
せながらノズル53より純水等のリンス液を基板Wの表
面に向けて吐出することにより、基板Wに対する最終リ
ンスを行った後、リンス液の吐出を停止させて基板Wの
高速スピンドライ乾燥を行う処理部である。
【0022】なお、搬送路15と処理部30,40,5
0等との上方には、基板処理装置100の内部の雰囲気
を清浄に保つために、フィルタファンユニットFFUが
設けられている。そして、フィルタファンユニットFF
Uからは搬送路15や処理部30,40,50等に向け
てクリーンエアのダウンフローが形成されている。
【0023】そして、この基板処理装置100では、図
1に示すように、処理部30のX方向側の隣接する部分
を、外部装置であるCMP装置200とのインタフェー
ス部分として構成しており、この部分に基板載置部20
が設けられている。基板載置部20では、CMP装置2
00に設けられた搬送部210との間で基板の受け渡し
を行うことができる位置として、図3に示すように、上
下方向に2箇所の受け渡し位置La,Lbが設定されて
いる。
【0024】受け渡し位置Lbは、基板WをCMP装置
200側に渡す際に、その基板が一旦載置される位置で
ある。そして、CMP装置200の搬送部210が基板
載置部20の受け渡し位置Lbに対してアクセスし、基
板WをCMP装置200側に搬送して所定の研磨処理を
施す。
【0025】また、受け渡し位置Laは、CMP処理が
終了した基板WをCMP装置200の搬送部210が基
板処理装置100に渡す際に、その基板を一旦載置する
位置である。CMP装置200の搬送部210が基板載
置部20の受け渡し位置LaにアクセスしてCMP処理
が終了した基板Wを載置するように構成されている。
【0026】そして、処理部30,40,50および基
板載置部20と、基板収納部7との間に設けられた搬送
路15には、X軸方向に沿って移動可能な搬送ロボット
10が設けられている。この搬送ロボット10は、上下
方向に2つのアーム11を備えており、アーム11が基
板Wを保持した状態で搬送を行う。そして、図2に示す
ように、基台部分14にX軸方向に設けられたボールネ
ジ13が螺嵌されており、ボールネジ13が回転するこ
とによって搬送ロボット10がX軸に沿って移動可能と
なっている。また、搬送ロボット10は、昇降部分12
が伸縮昇降することによって基板をZ軸方向にも搬送す
ることができるとともに、θ軸を中心とする回転動作も
行うことが可能となっている。従って、搬送ロボット1
0は、基板収納部7に配置された複数のポッド9と、基
板載置部20と、処理部50とにアクセスすることがで
き、これらの間で基板の搬送を行うことができるように
構成されている。
【0027】ここで、搬送ロボット10のアーム11が
ポッド9にアクセスする際には、密閉状態のポッド9を
開放してアーム11がアクセス可能な状態にする必要が
ある。そこで、基板処理装置100には、ポッド9が載
置されるそれぞれの位置にポッドオープナ8が設けられ
ている。図2に示す状態1aのように、基板収納部7に
ポッド9が配置されると、ポッドオープナ8はアームを
伸ばしてポッド9の蓋のロックを解除する。そして、状
態1bのように、アームがポッド9の蓋を保持した状態
でY方向に移動し、ポッド9を密閉状態から開放する。
状態1bのままでは、搬送ロボット10のアーム11が
ポッド9内にアクセスすることができないので、状態1
cのように、ポッドオープナ8は蓋を保持しているアー
ムを下降させる。このような動作により、ポッド9の密
閉状態が開放され、搬送ロボット10のアーム11は、
ポッド9内の基板にアクセスすることが可能となる。な
お、ポッド9は、基板を外気とは隔離した清浄な雰囲気
内に保つことで基板Wを汚染しないように密閉されるも
のであるが、基板処理装置100の内部はポッド9内部
と同様に清浄な雰囲気を維持するように構成されてお
り、ポッド9の開放動作は、基板処理装置100の内部
で蓋を開放するため、基板を汚染する問題はない。
【0028】そして、搬送ロボット10は、アーム11
をポッド9の内部に向けて伸ばし、ポッド9の内部から
基板Wを1枚取り出す。そして、搬送ロボット10は、
X方向の移動やZ軸方向の移動を行うとともに、θ軸に
ついての回転動作を行い、ポッド9から取り出した基板
Wを基板載置部20の受け渡し位置Lbに載置する。ま
た、搬送ロボット10は、処理部50に対してアクセス
し、全ての処理が完了した基板Wを取り出す。そして、
搬送ロボット10は、X方向の移動やZ軸方向の移動を
行うとともに、θ軸についての回転動作を行い、ポッド
9の所定位置にアクセスして、CMP処理後の洗浄処理
が終了した基板Wを収納する。
【0029】また、この基板処理装置100には、基板
載置部20に載置されたCMP処理後の基板Wを処理部
30に搬送し、処理部30での処理が終了した基板Wを
処理部40に搬送し、処理部40での処理が終了した基
板Wを処理部50に搬送するためにシャトル搬送ロボッ
ト60が設けられている。シャトル搬送ロボット60
は、この発明にかかる基板搬送装置であり、後述するよ
うに、X軸に沿って移動可能に構成されており、基板載
置部20の受け渡し位置Laに載置されているCMP処
理後の基板Wを処理部30に、また、処理部30での処
理が終了した基板Wを処理部40に、さらに、処理部4
0での処理が終了した基板Wを処理部50に搬送する
が、それぞれの処理部間の搬送動作を一括して同時に行
うように構成されている。
【0030】このように、この実施の形態の基板処理装
置100においては、搬送ロボット10がポッド9から
基板載置部20への搬送動作を行い、シャトル搬送ロボ
ット60が基板載置部20から処理部30,40,50
への搬送動作を行う。そして、処理部50からポッド9
への搬送は、再び搬送ロボット10が担当するように構
成されている。
【0031】また、基板処理装置100には、各処理部
30,40,50における処理の際に使用される処理液
等が処理部外部へ飛散しないように、昇降可能なカバー
80が設けられている。カバー80は、シャトル搬送ロ
ボット60によって各処理部間の基板Wの搬送が行われ
る際には、図示しないシリンダ等の昇降駆動手段によっ
て上昇し、シャトル搬送ロボット60のX軸に沿った移
動と緩衝しないように構成されており、シャトル搬送ロ
ボット60による処理部間搬送が終了して各処理部にお
ける洗浄処理を行う際には、昇降駆動手段によってカバ
ー80が下降し、各処理部30,40,50の側面等を
覆うように構成されている。従って、各処理部において
基板に対する処理を行っている際に、他の処理部からの
処理液やパーティクルが付着することがなく、正常な処
理を行うことができる。
【0032】基板処理装置100の全体的構成は上記の
如くであり、基板Wに対して処理を行うための複数の処
理部30,40,50をX軸に沿って隣接するように配
置しており、各処理部間の基板の搬送を1台のシャトル
搬送ロボット60で一括して行うことができるように構
成されているため、この基板処理装置100のフットプ
リントを縮小することができるとともに、基板載置部2
0によって直接外部装置であるCMP装置200とイン
ライン化することができるため、基板処理装置100と
CMP装置200とをインライン化したときのフットプ
リントも縮小することが可能となっている。
【0033】<2.基板載置部20>ここで、基板載置
部20の詳細な構成について説明する。図4は、基板載
置部20の構成を示す図である。なお、図4(a)は、
基板載置部20の斜視図であり、図4(b)は、そのY
Z平面における断面図である。
【0034】図4に示すように、基板載置部20は、基
板Wを載置する部分が上下2段構成となっている。下段
側の第1基板載置部20Bは、CMP装置200へCM
P処理対象の基板Wを搬送する際に、一旦基板Wを載置
させる載置部であり、上段側の第2基板載置部20A
は、CMP装置200において研磨処理が終了した基板
Wを一旦載置する載置部である。このように基板載置部
20を2段構成とすることにより、CMP装置200等
の外部装置による処理前後の基板Wの載置位置を異なる
ように設けることができ、処理の前後それぞれに応じた
基板Wの取り扱いを行うことが可能となる。また、基板
処理過程においては、CMP処理後の基板Wに対してパ
ーティクル等が付着する可能性を低下させるために、基
板Wは処理前の基板よりも上側に配置されるように構成
するのが一般的であり、この基板処理装置100の基板
載置部20でもそのような構成となっている。
【0035】第1基板載置部20Bには、基板処理装置
100の搬送路15側と、CMP装置200側とに開口
部が設けられている。そして、搬送路15側からは搬送
ロボット10のアーム11が基板Wを保持した状態で第
1基板載置部20Bの内部に進入し、基板Wをピン23
上に載置する。また、CMP装置200側からはCMP
装置200の搬送部210が進入し、ピン23に載置さ
れている基板Wを取り出して、CMP装置200の内部
に搬送を行う。
【0036】第2基板載置部20Aには、CMP装置2
00の搬送部210とシャトル搬送ロボット60とがア
クセスできるような開口部が設けられている。CMP装
置200側からは研磨処理等が終了した基板Wを保持し
た状態で搬送部210が進入してピン23上に基板Wを
載置した後、第2基板載置部20Aの内部から退避す
る。
【0037】また、第2基板載置部20Aには、ノズル
21が設けられており、CMP処理後の基板Wをウェッ
ト状態に保つためにノズル21より純水等の処理液が基
板Wに向けて吐出されるように構成されている。そし
て、基板Wに吐出される純水等の処理液が、第1基板載
置部20Bに流下しないように、第2基板載置部20A
にはカップ22が設けられており、基板Wから流れ落ち
る純水等を回収・排液するような構成となっている。こ
のような構成により、CMP処理後の基板Wを常にウェ
ットな状態に保つことが可能となり、その後に処理部3
0,40,50で行われる洗浄処理の洗浄効果を高める
ことが可能となる。
【0038】<3.シャトル搬送ロボット60(基板搬
送装置)>次に、この発明にかかる基板搬送装置である
シャトル搬送ロボット60の詳細な構成について説明す
る。図5は、シャトル搬送ロボット60の斜視図であ
る。
【0039】シャトル搬送ロボット60には、基板Wの
処理部間搬送を行う際に基板Wを保持する複数(図では
3個)の基板保持部61が設けられており、それぞれの
基板保持部61は、第1アーム61aと第2アーム61
bとを備えている。そして、第1アーム61aと第2ア
ーム61bには、基板Wを周縁部で保持するための保持
部材62が設けられている。
【0040】第1アーム61aと第2アーム61bとの
基端部には、支持部材68によって支持されている回転
軸66が嵌挿されている。第1アーム61aと第2アー
ム61bとは、回転軸66の回転に伴って、YZ平面内
での回転動作を行うように構成されている。
【0041】また、各基板保持部61についてのそれぞ
れの第1アーム61aは、基端部において接続部材を介
して第1ロッド71aに連結されている。従って、第1
ロッド71aがX方向に移動すると、各基板保持部61
についての複数の第1アーム61aが同期してX方向に
移動する。また、第1ロッド71aと、基台63に固設
されているシリンダ64aのシリンダロッドとが、連結
部材72aによって連結されている。シリンダ64a
は、X軸に沿ってシリンダロッドを伸縮させるように配
置されているため、シリンダ64aを駆動することによ
って、第1ロッド71aをX軸に沿って移動させること
となり、その結果、複数の基板保持部61におけるそれ
ぞれの第1アーム61aが+X方向又は−X方向に同期
して動作することが可能な構成となっている。すなわ
ち、シリンダ64aは、第1アーム駆動手段として機能
する。
【0042】他方、各基板保持部61についてのそれぞ
れの第2アーム61bも同様に、基端部において接続部
材を介して第2ロッド71bに連結されている。従っ
て、第2ロッド71bがX方向に移動すると、各基板保
持部61についての複数の第2アーム61bが同期して
X方向に移動する。また、第2ロッド71bと、基台6
3に固設されているシリンダ64bのシリンダロッドと
が、連結部材72bによって連結されている。シリンダ
64bは、X軸に沿ってシリンダロッドを伸縮させるよ
うに配置されているため、シリンダ64bを駆動するこ
とによって、第2ロッド71bをX軸に沿って移動させ
ることとなり、その結果、複数の基板保持部61におけ
るそれぞれの第2アーム61bが−X方向又は+X方向
に同期して動作することが可能な構成となっている。す
なわち、シリンダ64bは、第2アーム駆動手段として
機能する。
【0043】なお、上記第1アーム駆動手段と第2アー
ム駆動手段とは、複数の基板保持部61の基板Wを保持
する動作を同期して動作させるために各基板保持部61
に対して共通に設けられた基板保持部駆動手段として機
能することとなる。
【0044】そして、図示しない基板処理装置100の
コントローラが、各シリンダ64a,64bに対してシ
リンダロッドを所定量だけ収縮するように駆動命令を送
ると、各第1アーム61aは−X方向に移動する一方、
各第2アーム61bは+X方向に移動する。この動作に
より、シャトル搬送ロボット60による基板を保持する
動作(すなわち、チャッキング動作)が行われる。この
チャッキング動作は、第1アーム61aと第2アーム6
1bとの2本のアームによって基板を挟み込む動作であ
るため、基板の下面を支持するだけのものに比べると、
各処理部に対して搬送する基板Wの位置アライメントを
行うことができる。
【0045】逆に、コントローラが、各シリンダ64
a,64bに対してシリンダロッドを所定量だけ伸ばす
ように駆動命令を送ると、各第1アーム61aは+X方
向に移動する一方、各第2アーム61bは−X方向に移
動する。この動作により、シャトル搬送ロボット60の
基板の保持状態を開放する動作が行われる。
【0046】また、基台63にはモータ65が固設され
ており、モータ65の回転軸にはベルト67が装着され
ている。このベルト67は、回転軸66に設けられたベ
ルト装着部材69にも装着されている。従って、モータ
65を回転駆動することによって、ベルト67を介して
回転軸66を回転させることが可能となり、モータ65
の駆動によって複数の基板保持部61も回転する。複数
の基板保持部61が基板Wを保持した状態でモータ65
を駆動することにより、基板WもYZ平面での回転動作
を行う。
【0047】ここで、モータ65の駆動によって回転軸
66にα方向の微少量の回転を与えると、基板Wを保持
した状態の基板保持部61は、基板Wを保持した状態で
α方向に微少量の回転を行う。従って、基板載置部20
の第2基板載置部20Aのピン23に載置されていた基
板Wは、基板保持部61に保持されてα方向に回転する
ことにより、ピン23から離脱することとなる。同様
に、各処理部30,40で保持されていた基板について
も、基板保持部61に保持されてα方向に回転すること
によって各処理部30,40における保持状態から開放
され、基板Wが持ち上げられた状態となる。
【0048】そして、基台63の下部に移動台75が連
結されており、移動台75に螺嵌されているボールネジ
74がモータ73の駆動によって回転することにより、
移動台75はX軸に沿って移動する。従って、モータ7
3を駆動することにより、基台63もX軸に沿って移動
することとなり、同時に複数の基板保持部61もX軸に
沿って移動する。すなわち、モータ73は基板Wを各処
理部間で搬送を行うための処理部間搬送手段となる。
【0049】このように、このシャトル搬送ロボット6
0は、各処理部間の基板搬送の際に、シリンダ64a,
64bを駆動することによって基板Wを保持するととも
に、モータ65による回転駆動によって各処理部におけ
る載置面から基板をα方向に回転させることによって上
昇させ(すなわち、基板を持ち上げる動作)、各処理部
との緩衝が起こらない状態とした後に、モータ73を駆
動して基台63を−X方向に移動させ、各基板を次の処
理部に搬送する。そして、モータ65を駆動して基板W
を−α方向に回転させ、シリンダ64a,64bを駆動
することにより基板Wの保持状態を開放することで搬送
した基板を各処理部に載置する。
【0050】図5に示すシャトル搬送ロボット60に
は、3個の基板保持部61が設けられているが、このう
ち最も+X方向側に設けられている基板保持部61は基
板載置部20から処理部30への基板搬送を担当し、中
央に設けられている基板保持部61は処理部30から処
理部40への基板搬送を担当し、最も−X方向側に設け
られている基板保持部61は処理部40から処理部50
への基板搬送を担当する。この基板搬送の様子を図6,
図7により説明する。なお、図6,図7は、処理部間の
基板搬送を示す図である。
【0051】まず、図6に示すように、シャトル搬送ロ
ボット60は、基板載置部20と処理部30,40に対
応する側に位置する。処理部30,40における基板の
処理中は、3個の基板保持部61は図中一点鎖線で示す
位置にある。そして、処理部30,40における基板処
理が終了すると、上述のシリンダ64a,64bを駆動
することにより、各基板保持部61はそれぞれ図中実線
で示す位置に移動し、基板載置部20,処理部30,処
理部40にある基板Wの保持を行う。そして、上述のモ
ータ65の回転動作により各基板Wを上昇させた後、モ
ータ73を駆動することによってシャトル搬送ロボット
60を−X方向に移動させ、図7に示す位置に移動させ
る。
【0052】そして、各処理部30,40,50に搬送
した基板Wを下降させた後、図中実線で示す基板保持部
61を一点鎖線で示す位置に退避させることによって、
各処理部への基板Wの搬送動作を完了する。なお、基板
保持部61が退避する際には、各処理部間等に設けられ
た退避位置91に退避する。
【0053】このように、この実施の形態のシャトル搬
送ロボット60は、隣接する処理部間での基板Wの搬送
を同時に行うように構成されているため、効率的な基板
Wの処理部間搬送を実現しているとともに、基板載置部
20から処理部30への基板搬送と、処理部30から処
理部40への基板搬送と、処理部40から処理部50へ
の基板搬送とについて個別に搬送ロボットを設ける必要
がなく、基板処理装置100のフットプリントを減少さ
せることが可能となる。
【0054】また、各処理部における基板処理の際には
複数の基板保持部61を各処理部間等に設けられた退避
位置91に退避させるように構成しているため、シャト
ル搬送ロボット60の実質的なフットプリントは、基台
63がX方向に移動するために必要な面積だけで十分で
ある。すなわち、シャトル搬送ロボット60は、基板載
置部20から処理部30への基板搬送と、処理部30か
ら処理部40への基板搬送と、処理部40から処理部5
0への基板搬送とを同時に行うことができるにもかかわ
らず、シャトル搬送ロボット60自体のフットプリント
が小さく実現されているおり、その結果、基板処理装置
100の全体のフットプリントも小さく実現される。
【0055】さらに、この実施の形態のシャトル搬送ロ
ボット60では、シリンダ64a,64bやモータ65
等のように、複数の基板保持部61を共通の駆動源で同
期して動作させるように構成されているため、各処理部
間の基板搬送における制御機構を簡単にすることができ
る。
【0056】なお、処理部50からの基板Wの取り出し
は、上述のように搬送ロボット10が行うように構成さ
れている。
【0057】<4.カバー80>次に、上述のカバー8
0について説明する。図8は、カバー80の斜視図であ
る。図8に示すように、カバー80は、処理部30,4
0,50における基板処理の際に処理液等が飛散しない
ように各処理部を覆うように構成されている。また、カ
バー80は、下降した際に、退避位置91に退避してい
るシャトル搬送ロボット60の基板保持部61に緩衝し
ないように各退避位置91に対応する位置に凹部88が
設けられている。従って、シャトル搬送ロボット60の
基板保持部61が図7の一点鎖線で示す位置に退避した
場合に、カバー80を下降させれば、カバー80は基板
保持部61に接触することなく各処理部30,40,5
0を良好に覆うことができる。
【0058】従って、シャトル搬送ロボット60の基板
保持部61が退避位置91に退避した直後にカバー80
を下降させれば、各処理部30,40,50における上
述の基板処理を開始することができる。
【0059】また、カバー80には、洗浄液吐出ノズル
82が設けられており、図7に一点鎖線で示す退避位置
91にある基板保持部61を洗浄することができるよう
に構成されている。すなわち、退避位置91にある基板
保持部61に対して洗浄液吐出ノズル82より純水等の
リンス液を吐出することにより、各処理部間の搬送の際
に基板保持部61(特に、保持部材62)に付着した汚
れ等を洗浄することが可能となる。
【0060】<5.カバーと基板搬送装置との関係>こ
こで、カバー80とシャトル搬送ロボット60との関係
について説明する。図9は、シャトル搬送ロボット60
によって基板Wの処理部間搬送を行う際のカバー80と
基板保持部61との関係を示す概略側面図である。図9
に示すように、シャトル搬送ロボット60の回転軸66
がα方向に微少量回転し、基板保持部61が基板Wを持
ち上げた状態で処理部間搬送を行う。このとき、カバー
80は、シャトル搬送ロボット60の搬送動作の際に緩
衝しないように図示しない昇降手段によって上昇した状
態となっている。
【0061】ところで、基板Wの処理部間搬送が終了
し、カバー80が下降して各処理部における基板処理が
開始された際に、処理部30,40,50に対応する位
置にあるシャトル搬送ロボット60を次の処理部間搬送
に備えて、基板載置部20,処理部30,40に対応す
る位置に予め移動させておくことが必要に応じて行われ
る。
【0062】しかし、各処理部は基板Wの処理中であ
り、カバー80は閉じた状態であるため、基板保持部6
1が退避位置91にある状態で、シャトル搬送ロボット
60を+X方向に移動させると、カバー80に衝突す
る。
【0063】そこで、この実施の形態のシャトル搬送ロ
ボット60では、図10に示すように、シャトル搬送ロ
ボット60の回転軸66を90度程度回転させることに
よって基板保持部61を起立状態にし、側面視でカバー
80と基板保持部61とが重ならないような状態にす
る。こうすることによって、シャトル搬送ロボット60
がX方向に移動しても基板保持部61がカバー80とは
緩衝しないようになり、各処理部における基板処理中に
シャトル搬送ロボット60を基板載置部20,処理部3
0,40に対応する位置に予め移動させておくことが可
能となる。なお、基板保持部61を起立させる際には上
述のモータ65が駆動源となり、シャトル搬送ロボット
60をX方向に移動させる際には上述のモータ73が駆
動源となる。
【0064】そして、シャトル搬送ロボット60がX方
向に移動して、基板載置部20,処理部30,40に対
応する位置に到達すると、モータ65を逆方向に駆動
し、起立状態の基板保持部61を再び略水平状態に戻
す。
【0065】このような動作によって、図7の一点鎖線
で示す基板保持部61が各処理部における基板Wの処理
中に図6の一点鎖線で示す基板保持部61の位置に移動
することができることとなり、各処理部における基板処
理が終了するまでその位置で待機しておくことにより、
次の基板Wの処理部間搬送を効率良く行うことができ
る。
【0066】なお、基板Wの処理中に図6の一点鎖線で
示す基板保持部61の位置で待機しているときに基板保
持部61の洗浄を行う場合は、基板載置部20の近辺に
基板載置部20内の基板Wを保持する基板保持部61に
対してリンス液を吐出するノズル(図示せず)を設けれ
ば良い。そして、基板載置部20の近辺に設けられたノ
ズルとカバー80に設けられた洗浄液吐出ノズル82と
からリンス液を吐出することにより、基板保持部61を
洗浄することが可能となる。
【0067】以上、説明したように、この実施の形態の
基板処理装置100では、基板Wに対して処理を行う複
数の処理部30,40,50を基板の処理順序に応じて
X軸に沿った状態で配置され、複数の基板保持部61を
有する1台のシャトル搬送ロボット60が隣接する各処
理部間での基板の搬送を一括して行うように構成されて
いるため、各処理部間のそれぞれに独立した搬送ロボッ
トを設ける必要がなく、フットプリントを最小限に抑え
ることができる。
【0068】また、シャトル搬送ロボット60は、複数
の基板保持部61を動作させる際に、シリンダ64a,
64bやモータ65等のような共通の駆動源を使用して
いるため、各処理部間の基板搬送において各々の基板保
持部61を同期して動作させることができるとともに、
基板載置部20から処理部30への搬送と処理部30か
ら処理部40への搬送と処理部40から処理部50への
搬送を同時に行うことができるにもかかわらず、搬送の
際の制御機構を簡単に構成することができる。
【0069】さらに、処理部30に隣接する位置にCM
P装置等の外部装置とのインタフェースとなる基板載置
部20を設けており、シャトル搬送ロボット60が基板
載置部20の基板を処理部30に搬送するように構成さ
れているため、CMP装置等の外部装置と直接インライ
ン化を図ることができる。図11は、この実施の形態の
基板処理装置100をCMP装置200とインライン化
した構成を示す図である。図11に示すように、基板処
理装置100とCMP装置200とをインライン化する
際に、従来のようにコンベアを設ける必要がないため、
フットプリントを極めて小さく抑えることが可能とな
る。
【0070】<6.変形例>上記各実施の形態において
は、外部装置がCMP装置である場合について説明した
が、CMP装置以外の装置であっても良い。また、各処
理部30,40,50についても、CMP処理後の洗浄
を行う処理部に限定するものではない。
【0071】また、カバー80には洗浄液吐出ノズル8
2が設けられることについて説明したが、図7に一点鎖
線で示す退避位置91にある基板保持部61を洗浄する
ことという観点からすれば、洗浄液吐出ノズル82をカ
バー80と分離し、基板保持部61の動作に緩衝しない
ように退避位置91に直接設けるようにしても良い。
【0072】さらに、基板搬送装置であるシャトル搬送
ロボット60においては、処理間搬送の際に基板Wを持
ち上げる動作は、モータ65を駆動して複数の基板保持
部61を回転軸66を中心に回転させることによって行
っていたが、図5に示す基台63と移動台75との間に
昇降機構を設けて基台63より上部側を昇降させること
によって基板を持ち上げるように構成しても良い。この
場合には、モータ65等は設ける必要がなくなる。
【0073】また、図12に示すように、シャトル搬送
ロボット60を構成する複数の基板保持部61は、基端
部分に接続された回転部材97a,97bが回転するこ
とによって基板Wを保持するような構成としても良い。
この場合、図5に示した第1ロッド71aがX軸に沿っ
て移動する際に、ラックとピニオン等を使用した線運動
を円運動に変換する構造を使用して回転部材97aを回
転させるようにすれば、シリンダ64aの駆動によって
複数の第1アーム61aを同期して動作させることがで
きる。同様に、図5に示した第2ロッド71bがX軸に
沿って移動する際に、ラックとピニオン等を使用した線
運動を円運動に変換する構造を使用して回転部材97b
を回転させるようにすれば、シリンダ64bの駆動によ
って複数の第2アーム61bを同期して動作させること
ができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、基板を保持する複数の基板保持部と、複
数の基板保持部を同期して動作させるように複数の基板
保持部に共通に設けられた基板保持駆動部と、複数の基
板保持部と基板保持駆動部とを一体として所定方向に沿
って移動させる処理部間搬送手段とを備えるため、複数
の基板保持部の動作の制御を行う際には共通に設けられ
た基板保持部駆動手段を制御するだけで良いため、各処
理部間を搬送する際の制御機構を簡単にすることもでき
る。
【0075】請求項2に記載の発明によれば、さらに、
所定方向と平行に設けられ、複数の基板保持部が接続さ
れた回転軸と、回転軸を回転させることにより、複数の
基板保持部を回転軸を中心として回転駆動する回転駆動
手段とを備えるため、処理部間搬送の際に複数の基板を
保持しつつ同時に持ち上げることができる。
【0076】請求項3に記載の発明によれば、複数の基
板保持部のそれぞれは、基板を保持する第1アーム及び
第2アームを有する一対のアームを備え、基板保持部駆
動手段は、複数の基板保持部についての複数の第1アー
ムを同時に所定方向に沿って移動させる第1アーム駆動
手段と、複数の基板保持部についての複数の第2アーム
を同時に所定方向に沿って移動させる第2アーム駆動手
段とを備えるため、複数の基板を保持する動作を同期し
て行うことができるとともに、搬送する際の基板の位置
アライメントを行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における基板処理装置を示す
平面図である。
【図2】第1の実施の形態における基板処理装置のYZ
平面における概略断面図である。
【図3】第1の実施の形態における基板処理装置のZX
平面における概略断面図である。
【図4】基板載置部の構成を示す図である。
【図5】シャトル搬送ロボットの斜視図である。
【図6】処理部間搬送の様子を示す説明図である。
【図7】処理部間搬送の様子を示す説明図である。
【図8】カバーの斜視図である。
【図9】カバーと基板保持部との動作関係を示す概略側
面図である。
【図10】カバーと基板保持部との動作関係を示す概略
側面図である。
【図11】この実施の形態の基板処理装置をCMP装置
とインライン化した構成を示す図である。
【図12】図5とは異なる構成のシャトル搬送ロボット
を示す平面図である。
【図13】従来の基板処理装置を示す平面図である。
【図14】従来の基板処理装置をCMP装置とインライ
ン化した構成を示す概略図である。
【符号の説明】
30,40,50 処理部 60 シャトル搬送ロボット(基板搬送装置) 61 基板保持部 61a 第1アーム 61b 第2アーム 66 回転軸 64a シリンダ(第1アーム駆動手段) 64b シリンダ(第2アーム駆動手段) 65 モータ(回転駆動手段) 73 モータ(処理部間搬送手段) 100 基板処理装置 W 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を所定方向に沿って配置された複数
    の処理部間で搬送する基板搬送装置であって、 (a) 基板を保持する複数の基板保持部と、 (b) 前記複数の基板保持部を同期して動作させるように
    前記複数の基板保持部に対して設けられた基板保持部駆
    動手段と、 (c) 前記複数の基板保持部と前記基板保持部駆動手段と
    を一体として前記所定方向に移動させる処理部間搬送手
    段と、を備えることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、さらに、 (d) 前記所定方向と平行に設けられ、前記複数の基板保
    持部が接続された回転軸と、 (e) 前記回転軸を回転させることにより、前記複数の基
    板保持部を前記回転軸を中心として回転駆動する回転駆
    動手段と、を備えることを特徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基板搬送
    装置において、 前記複数の基板保持部のそれぞれは、 (a-1) 基板を挾持する第1アーム及び第2アームを有す
    る一対のアーム、を備え、 前記基板保持部駆動手段は、 (b-1) 前記複数の基板保持部についての複数の前記第1
    アームを同時に前記所定方向に沿って移動させる第1ア
    ーム駆動手段と、 (b-2) 前記複数の基板保持部についての複数の前記第2
    アームを同時に前記所定方向に沿って移動させる第2ア
    ーム駆動手段と、を備えることを特徴とする基板搬送装
    置。
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