JP2001143746A - 電池用電解液および非水電解液二次電池 - Google Patents
電池用電解液および非水電解液二次電池Info
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Abstract
る電池用電解液、および非水電解液二次電池を提供する
こと。 【解決手段】本発明の電池用電解液は、リチウムイオン
の吸蔵および放出が可能な正極並びに負極とを用いた非
水電解液電池用の有機溶媒に支持塩を溶解させてなる電
池用電解液であって、その支持塩は、窒素含有環状化合
物のリチウム塩を含有することを特徴とする。つまり、
本発明の電池用電解液は、耐還元性に優れた窒素含有環
状化合物のリチウム塩を電池用電解液に含有させること
によって、窒素含有環状化合物のリチウム塩が負極表面
に耐還元性の高い安定な皮膜を形成し、負極上の電流集
中や副反応を抑制するので、デンドライト生成が抑制さ
れサイクル特性の向上が図られると同時に、リチウムと
電解液との反応面積を低減して安全性が向上する。
Description
いることのできる電池用電解液、および電気自動車や携
帯用電子機器のバッテリーとして用いることのできる非
水電解液二次電池に関する。
電力をより有効に活用する技術が求められている。その
ためには、多量の電気を蓄え、かつ効率的にその蓄えた
電気を取り出すことができる電気貯蔵手段が必要であ
る。こうした電気の貯蔵手段としては、大きな放電容量
と高い放電電圧をもち、かつ繰り返し充放電を行うこと
ができる二次電池が最適である。
チウムイオンが正極から放出されて負極に吸蔵される充
電反応が生じ、放電時には負極から放出されて正極に吸
蔵される放電反応が生じるリチウム二次電池がある。リ
チウム二次電池では、そのエネルギー密度および出力密
度がいずれも高いため、大きな放電容量と高い放電電圧
とが得られる。そのなかでも、負極に炭素材料もしくは
リチウム含有金属を使用したリチウムイオン二次電池
は、高エネルギー密度化が期待され、活発に研究が行わ
れている。
次電池では、過充電時に負極表面にデンドライト状のリ
チウムが発生し、リチウム含有金属を負極に用いる二次
電池では、充電の際の負極表面に、デンドライト状のリ
チウムが発生する。このデンドライト状のリチウムは表
面積が非常に大きく、電解液とリチウムとの副反応が生
起しやすいので、その副反応によりリチウムが消費され
たり、電池が高温にさらされた場合などの異常時にデン
ドライト状のリチウムと電解液とが爆発的に反応する場
合がある。また、デンドライト状のリチウムが負極表面
から遊離することによりサイクル特性が悪化する。その
ために安全性と信頼性とに優れたリチウム二次電池の開
発が望まれている。近年、デンドライト状リチウムの生
成を抑制し、サイクル特性等を向上する目的で、電解液
中に種々の物質を添加する試みが行われている。
トリアゾールもしくはその誘導体を電解液中に添加し、
サイクル特性の向上を図っている。
6−349523号公報に示されたベンゾトリアゾール
等の物質は、たとえば、ベンゾトリアゾールを添加した
電解液を用いてニッケル基板上にリチウムの析出をさせ
ようとしても、ベンゾトリアゾールが還元されるので、
リチウムが析出しないことからもわかるように、耐還元
性に劣るのでデンドライト状リチウムの発生を充分に抑
制できないという不都合があった。
とに優れた電池特性を達成できる電池用電解液を提供す
ることを解決すべき課題とする。
をもつ非水電解液二次電池を提供することを解決すべき
課題とする。
で本発明者らは鋭意研究を行った結果、窒素含有環状物
質のリチウム塩を電解液に加えることで、デンドライト
状リチウムが発生することを抑制できることを発見し、
以下の発明をした。
池用電解液は、リチウムイオンの吸蔵および放出が可能
な正極並びに負極とを用いた非水電解液電池用の有機溶
媒に支持塩を溶解させてなる電池用電解液であって、そ
の支持塩は、窒素含有環状化合物のリチウム塩を含有す
ることを特徴とする。
性に優れた窒素含有環状化合物のリチウム塩を電池用電
解液に含有させることによって、窒素含有環状化合物の
リチウム塩が負極表面に耐還元性の高い安定な皮膜を形
成し、負極上の電流集中や副反応を抑制するので、デン
ドライト生成が抑制されサイクル特性の向上が図られる
と同時に、リチウムと電解液との反応面積を低減して安
全性が向上する。
ム塩は、トリアゾールおよびトリアゾール誘導体の1位
の水素をリチウムに置換した物質から選ばれる少なくと
も1種以上の化合物を含むことが好ましい。トリアゾー
ルおよびトリアゾール誘導体が負極との親和性に優れて
いるからである。なお、これらの1位の水素をリチウム
に置換する理由としては以下の通りである。すなわち、
トリアゾールおよびトリアゾール誘導体は、その構造中
の窒素がリチウムとの相互作用により、リチウム表面に
吸着すると考えられる。したがって、窒素の位置すなわ
ち1位の水素がリチウムによる還元の影響を受けて還元
分解するものと考えられるので、この1位の水素をリチ
ウム塩化することで耐還元性の向上を図るものである。
ム塩は、デンドライト生成を抑制する効果の高さを考慮
すると、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1,2,4
−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾー
ル、ピラゾール、イミダゾールから選ばれる少なくとも
1種以上の化合物のリチウム塩を含ませることが好まし
い。
状化合物のリチウム塩が5〜100mmol/dm3添
加されていることが好ましい。これより少ないと本発明
の効果が低下し、また、これより多くても添加剤が電池
用電解液中で晶出(もしくは溶解しない)するのみで、
効果の向上が少ないからである。
ば、安全性と信頼性とに優れた電池特性を達成できる電
池を得ることができる。
解液二次電池は、リチウムイオンの放出および吸蔵が可
能な正極並びに負極と、その正極およびその負極の間に
介在し有機溶媒に支持塩を溶解させてなる非水電解液と
を備える非水電解液二次電池であって、前記非水電解液
は、前述した本発明の電池用電解液であることを特徴と
する。
れる非水電解液が負極の表面に耐還元性に優れた安定な
被膜を形成するので、安全性と信頼性とに優れた電池性
能を達成できる。
によれば、携帯用電子機器や自動車などを高機能で駆動
させることができるようになる上、長期にわたって繰り
返し使用できるようになるなど電池性能が極めて高いも
のとなる。
電解液は、用いられる電池の種類で特に限定されるもの
ではなく、公知の種類の電池に用いることができる。ま
た、その電池は一次電池であっても二次電池であっても
よい。
オンの吸蔵および放出が可能な正極並びに負極とを用い
た非水電解液電池用の有機溶媒に支持塩を溶解させてな
る電池用電解液であって、その支持塩は、窒素含有環状
化合物のリチウム塩を含有する。
施形態の電池用電解液において、支持塩の作用を発揮す
る。
窒素含有環状化合物は、たとえば、トリアゾール、アジ
リジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピロリ
ン、ピペリジン、インドール、カルバゾールおよびこれ
らの誘導体等のように、イミド水素を有する。これらの
なかでも、窒素含有環状化合物としては、トリアゾール
およびトリアゾール誘導体が好ましい。さらに具体的に
は、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、
ピラゾール、イミダゾールを用いることがより好まし
い。
らの窒素含有環状化合物のイミド水素をリチウムに置換
した物質から選ばれる少なくとも1種以上の化合物であ
る。そして、窒素含有環状化合物のリチウム塩は、複数
の化合物の混合物であってもかまわない。
に添加する濃度は、有機溶媒に対して好ましくは、5〜
100mmol/dm3、より好ましくは、10〜50
mmol/dm3である。これより少ないと本発明の効
果が低下し、また、これより多くても添加剤が電池用電
解液中で晶出するのみで効果の向上が少ないからであ
る。つまり、負極表面の活性点に吸着できるだけの添加
量があれば、充分に本発明の効果が得られる。なお、窒
素含有環状化合物のリチウム塩を過剰に添加することで
電解液内に晶出する結晶は、電解液内で窒素含有環状化
合物のリチウム塩が消費されて濃度が低くなった場合
に、電解液中へ補充的に溶解できるので、電解液中の窒
素含有環状化合物のリチウム塩濃度を一定以上に保つ働
きがある。
ール類のリチウム金属による脱水素反応によって合成す
ることができる。
/dm3 のベンゾトリアゾールを溶解し、これをテトラ
ヒドロフラン浴中にゆっくりと滴下する。このテトラヒ
ドロフラン浴中に当量のリチウム金属を少量ずつ加え、
攪拌しながら穏やかにベンゾトリアゾールと作用させる
と、黄白色のベンゾトリアゾールのリチウム塩が沈澱す
る。得られた沈澱物をろ過、乾燥後、メタノールとアセ
トンとの混合溶媒で再結晶して精製した。これを150
℃で24時間真空乾燥してベンゾトリアゾールのリチウ
ム塩を得た。
ウム塩を合成することができる。
リチウム塩を単独で使用することもできるが、電池特性
を向上させる観点を考慮すると、他の公知の支持塩を併
せて用いることが好ましい。
含有環状化合物のリチウム塩と併せて用いることができ
る支持塩は、LiPF6、LiBF4、LiClO4、L
iCF3SO3などの無機リチウム塩あるいは、LiN
(SO2CxF2x+1)(SO2CyF2y+1)で表される有機
リチウム塩である。ここで、xおよびyは1〜4の整数
を表し、また、x+yは3〜8である。具体的には、L
iN(SO2CF3)(SO2C2F6)、LiN(SO2C
F3)(SO2C3F7)、LiN(SO2CF3)(SO2
C4F9)、LiN(SO2C2F6)(SO2C2F6)、L
iN(SO2C2F6)(SO2C3F7)、LiN(SO2
C2F6)(SO2C4F6)等があげられている。なかで
も、LiN(SO2CF3)(SO2C4F9)、LiN
(SO2C2F6)(SO2C2F6)などを支持塩に使用す
ると、電気特性に優れるので好ましい。また、有機リチ
ウム塩は、4V以上の高電位で、正極集電体であるアル
ミニウムを破壊する場合があるので、これを抑制するた
めの添加剤として、LiPF6などを支持塩として添加
してもよい。
0.1〜3.0mol/dm3 、特に0.5〜2.0m
ol/dm3 となるように有機溶媒に溶媒することが好
ましい。電解液中の濃度が0.1mol/dm3 より小
さいと充分な電流密度が得られないことがあり、3.0
mol/dm3 より大きいと粘度を増加させ、電解液の
導電性がかえって低下する恐れがある。
電池に電解液として用いられる有機溶媒であれば特に限
定されるものではなく、例えば、カーボネート化合物、
ラクトン化合物、エーテル化合物、スルホラン化合物、
ジオキソラン化合物、ケトン化合物、ニトリル化合物、
ハロゲン化炭化水素化合物等を挙げることができる。
ルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、エチレング
リコールジメチルカーボネート、プロピレングリコール
ジメチルカーボネート、エチレングリコールジエチルカ
ーボネート、ビニレンカーボネート等のカーボネート
類、γ−ブチルラクトン等のラクトン類、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフ
ラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサンなどの
エーテル類、スルホラン、3−メチルスルホラン等のス
ルホラン類、1,3−ジオキソラン等のジオキソラン
類、4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類、アセト
ニトリル、ピロピオニトリル、パレロニトリル、ベンソ
ニトリル等のニトリル類、1,2−ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、その他のメチルフォルメート、
ジメチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等が挙げられ、これらを単独で、また
は、これらから選ばれる複数の有機溶媒を混合した混合
物であっても良い。例に挙げたこれらの有機溶媒のう
ち、特に、カーボネート類、エーテル類からなる群より
選ばれた一種以上の非水溶媒を用いることにより、支持
塩の溶解性、誘電率および粘度において優れ、電池の充
放電効率も高いので、好ましい。 (非水電解液二次電池)本発明の非水電解液二次電池
は、その形状には特に制限を受けず、コイン型、円筒
型、角型等、種々の形状の電池として使用できる。
ようなコイン型の非水電解液二次電池に基づいて説明を
行う。本実施形態の非水電解液二次電池は、ガスケット
7を介して接合された正極ケース4と負極ケース5との
内部にセパレータ6を介して接合された正極1と負極2
と空隙を満たす電解液3とからなる。正極1と正極ケー
ス4とについて、そして負極2と負極ケース5とについ
ては、それぞれ電気的に接合されている。
時には放出し、かつ放電時には吸蔵することができれ
ば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知
の材料構成のものを用いることができる。特に、正極活
物質、導電材および結着材を混合して得られた合材が集
電体に塗布されてなるものを用いることが好ましい。
限定されるものではなく、公知の活物質を用いることが
できる。たとえば、TiS2 、TiS3 、MoS3 、F
eS 2 、Li(1-X) MnO2 、Li(1-X) Mn2 O4 、
Li(1-X) CoO2 、Li(1 -X) NiO2 、V2 O3 等
が挙げられる。なお、正極活物質の例示におけるXは0
〜1の数を示す。
O2、LiMn2O4などのリチウムおよび遷移金属の複
合酸化物は、電子とリチウムイオンの拡散性能に優れる
など活物質の性能に優れる。そのため、このようなリチ
ウムおよび遷移金属の複合酸化物を正極活物質に用いれ
ば、高い充放電効率と良好なサイクル特性とが得られ
る。特に、LiMn2O4を用いれば、そのマンガンの資
源が豊富であることから低コスト化を図ることができ
る。
を充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することがで
きれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、
公知の材料構成のものを用いることができる。特に、負
極活物質、導電材および結着剤を混合して得られた合材
が集電体に塗布されてなるものを用いることが好まし
い。負極活物質としては、その活物質の種類で特に限定
されるものではなく、公知の負極活物質を用いることが
できる。そのなかでも、結晶性の高い天然黒鉛や人造黒
鉛などの炭素材料は、リチウムイオンの吸蔵性能および
拡散性能に優れるなど活物質の性能に優れる。そのた
め、このような炭素材料を負極活物質に用いれば、高い
充放電効率と良好なサイクル特性とが得られる。さらに
は、負極2としてリチウム含有金属を使用することが電
池容量の観点からは、より好ましい。
じ形態の電解液を使用することができる。
に限定されるものではなく、公知の材料、形態で作成す
ることができる。
気的に絶縁し、電解液3を保持する役割を果たすもので
ある。たとえば、ポリエチレン等の微多孔質膜を用いれ
ばよい。なおセパレータ6は、正極1と負極2との絶縁
を担保するため、正極1および負極2よりもさらに大き
いものとするのが好ましい。
的な絶縁と、ケース4、5内の密閉性とを担保するもの
である。たとえば、ポリプロピレン等の電解液3にたい
して、化学的、電気的に安定な高分子等から構成でき
る。
方法について説明する。
以下に述べる。正極1としては、正極活物質としてのL
iMn2O4と導電材としてのグラファイトと結着材とし
てのポリフッ化ビニリデンとを混合して、正極材料とす
る。この正極材料を分散材としてのN−メチル−2−ピ
ロリドンに分散させ、スラリー状とする。このスラリー
をアルミニウム製の正極集電体に塗布し、乾燥後、プレ
ス成型して、正極1とする。
と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンとを混合し
て、負極材料とする。この負極材料を分散剤としてのN
ーメチルー2ーピロリドンに分散させ、スラリー状とす
る。このスラリーを銅製の負極集電体に塗布し、乾燥
後、プレス成型して、負極2とする。
セパレータ6を介し、ケース4、5内に内設し、前述の
電池用電解液を満たした後、ケース4、5を圧接・接合
して、コイン型電池を作製することができる。
電解液二次電池の概念図であり、図2aは電池の断面斜
視模式図であり、図2bは電極部分を示す説明模式図図
を示す。図2に示す円筒型の非水電解液二次電池につい
ての製造方法について、さらに、説明する。
型で製造したのと同じ正極および負極を、シート形状と
して、両者をセパレータを介して積層し、渦巻き型に多
数回巻き回して巻回体として、所定の円筒状のケース内
に収納したものである。
うに負極集電体12に形成された負極合材11と、正極
集電体14に形成された正極合材13とが合材面が相対
するように配置され、その間にセパレータ16と電解液
15が介在して巻き回して巻回体とし絶縁板を介して図
2aに示す電池缶の中に収納されて構成される。
リード12’が溶接され端部にニッケル製の負極端子1
8が電流遮断用薄板22を介してを介してケース21に
溶接される。一方、正極集電体14に溶接された正極リ
ード14’には端部にアルミニウム製の正極端子17が
取り付けられ、電流遮断用薄板22を介して電池蓋とし
て固定される。その結果、ケース21の底部が負極端子
部18となり、ケースの蓋部分が正極の端子部17とな
る。ケース21に収納された巻回体には、上記の非水電
解液15が注入されガスケット23で密封され安全蓋2
4を配備され、大きさが直径18mm、高さ65mmの円筒
型非水電解液二次電池が形成できる。
様の方法で、正極、負極、電解液を作製し、厚さ25μ
mの微孔ポリエチレン製フィルムをセパレータとし、前
述の正極および負極を順々積層してから渦巻き型に多数
回巻回すことにより巻回体を形成する。次に電池缶の底
部に絶縁体を挿入し、上記巻回体を収納した。そして、
負極、正極の端子を電池缶の底および蓋に接続させ上述
の非水電解液を、上述のようにして作製した電池缶に注
入し、密封することで円筒型非水電解液二次電池を作製
できる。
明する。しかしながら、本発明は下記の実施例に限定さ
れるものではない。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
1,2,3−ベンゾトリアゾールリチウム塩を3mmo
l/dm3 となるように、溶解させたものを非水電解液
として、以下の方法で安全性評価用コイン型電池および
リチウム充放電効率測定用セルをそれぞれ作製した。
コイン型電池の作製方法を以下に述べる。正極1として
は、LiMn2O4を90重量部、グラファイト6重量部
およびポリフッ化ビニリデン4重量部を混合して、正極
材料とする。この正極材料にN−メチル−2−ピロリド
ンに分散させ、スラリー状とする。このスラリーをアル
ミニウム製の正極集電体に塗布し、乾燥後、プレス成型
して、正極1とした。負極2は、黒鉛材料を92重量
部、ポリフッ化ビニリデン8重量部を混合して、負極材
料とする。この負極材料にN−メチル−2−ピロリドン
に分散させ、スラリー状とする。このスラリーを銅製の
負極集電体に塗布し、乾燥後、プレス成型して、負極2
とした。
チレン製のセパレータ6を介して接合し、それぞれ正極
ケース4および負極ケース5に溶接する。正極ケース4
および負極ケース5は、ガスケット7を介して接合さ
れ、内部に非水電解液3を満たした。このコイン型電池
を安全性評価用コイン型電池とした。
法〉リチウム充放電効率測定には、図3のコイン型セル
を使用する。作用極60には、厚さ100μmのリチウ
ム箔を直径15mmに打ち抜いて使用し、対極50に
は、厚さ400μmのリチウム箔を直径15mmに打ち
抜いて使用した。これらリチウム箔をケースに圧着し、
厚さ40μmのポリエチレン製のフィルム70を介し、
非水電解液を含有させてリチウム充放電効率測定用セル
とした。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
1,2,3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩を10m
mol/dm3 の濃度に溶解させたものを非水電解液と
して、実施例1と同様の作成方法で図1に示す安全性評
価用コイン型電池および図3に示すリチウム充放電効率
測定用セルをそれぞれ作製した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
1,2,3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩を50m
mol/dm3 の濃度に溶解させたものを非水電解液と
して、実施例1と同様の作成方法で図1に示す安全性評
価用コイン型電池および図3に示すリチウム充放電効率
測定用セルをそれぞれ作製した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
1,2,3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩を100
mmol/dm3 の濃度に溶解させたものを非水電解液
として、実施例1と同様の作成方法で図1に示す安全性
評価用コイン型電池および図3に示すリチウム充放電効
率測定用セルをそれぞれ作製した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
1,2,4−ベンゾトリアゾールのリチウム塩を50m
mol/dm3 の濃度に溶解させたものを非水電解液と
して、実施例1と同様の作成方法で図1に示す安全性評
価用コイン型電池および図3に示すリチウム充放電効率
測定用セルをそれぞれ作製した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに窒素含有環状化合物のリチウム塩として
3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアゾールのリチウ
ム塩を50mmol/dm3 の濃度に溶解させたものを
非水電解液として、実施例1と同様の作成方法で図1に
示す安全性評価用コイン型電池および図3に示すリチウ
ム充放電効率測定用セルをそれぞれ作製した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させたものを非水電解液として、実施例1と同様の作
成方法で図1に示す安全性評価用コイン型電池および図
3に示すリチウム充放電効率測定用セルをそれぞれ作製
した。
ーボネートとジメトキシエタンの等体積混合溶媒に、支
持塩としてのLiPF6 を1mol/dm3 の濃度に溶
解させ、さらに1,2,3−ベンゾトリアゾールを50
mmol/dm3 の濃度に溶解させたものを非水電解液
として、実施例1と同様の作成方法で図1に示す安全性
評価用コイン型電池および図3に示すリチウム充放電効
率測定用セルをそれぞれ作製した。
方法)テトラヒドロフランにベンゾトリアゾールを1m
ol/dm3 の濃度に溶解する。このテトラヒドロフラ
ン溶液中に当量の金属リチウムを少量ずつ加え、攪拌し
ながら穏やかにベンゾトリアゾールと作用させると、黄
白色のベンゾトリアゾールのリチウム塩が沈澱する。得
られた沈澱物を濾過、乾燥後、メタノールとアセトンと
の混合溶媒で再結晶して精製した。これを150℃で2
4時間真空乾燥してベンゾトリアゾールのリチウム塩を
得た。
ウム塩を合成することができる。
例の試験用電池を充電電流密度0.5mA/cm2 およ
び2.5mA/cm2 で電池容量の200%まで過充電
し、負極上に金属リチウムが析出した状態にし、その後
200℃の高温槽で保存し、外観の変化を観察する。
および各比較例の試験用セルについて、まず、作用極か
ら0.5mA/cm2の定電流密度で、電荷量7.5C
/cm2 のリチウムを溶出(放電)させた。次に、対極
から作用極に対して、電流密度を0.5mA/cm2 、
2.5mA/cm2 の2種類について定電流密度で電荷
量7.5C/cm2 のリチウムを析出(充電)させた。
に、0.5mA/cm2 に定電流密度、終止電圧を1V
として、作用極上に残った電気化学的に活性なリチウム
容量を測定した。
た。
−1/FOM) FOM=(充放電を繰り返した場合の充電容量の総和)
/{(充電したリチウム容量)−(残った電気化学的に
活性なリチウム容量)} (結果)実施例1〜6、比較例1〜2のリチウム充放電
効率測定結果を表1に、安全性評価結果を表2に示す。
物のリチウム塩を含有していないので、充電時の電流密
度が大きい場合に、リチウム充放電効率の低下が大きか
った。また、比較例2では、窒素含有環状化合物がリチ
ウム塩でない1,2,3−ベンゾトリアゾールであるの
で、比較例1と同様に、充電時の電流密度が大きい場合
のリチウム充放電効率が低下が大きかった。これは、充
電時の電流密度が高くなることで負極の近傍がより還元
雰囲気になり、1,2,3−ベンゾトリアゾールが還元
されて消費されたためと考えられる。
2,3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩を添加してい
るものの添加量が少ないために効果が少なかった。
を10〜50mmol/dm3 添加した実施例2〜3で
は、効果が発現され、比較例1よりもリチウム充放電効
率が高く、充電電流密度が高くても、リチウム充放電効
率の低下が少なかった。しかし、実施例4では1,2,
3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩の溶解度が低いた
めに1,2,3−ベンゾトリアゾールのリチウム塩が電
解液中に晶出しており、過剰に添加しても効果のさらな
る向上は見られなかった。
おいては、比較例1では、過充電時の電流密度にかかわ
らず液漏れを生じた。比較例2では、効果が少なく過充
電電流密度が高い場合に液漏れをおこした。
少ないため過充電電流密度が高い場合に液漏れをおこし
た。これに対し、実施例2から4ではいずれの電流密度
においても液漏れは見られず、安定した効果が見られ
た。
チウム塩を電解液に添加することによって、リチウム充
放電効率を向上させ、かつ、安全性を向上することがで
きることが明らかとなった。また、安定した効果を発揮
するための窒素含有環状化合物のリチウム塩の添加量
は、5mmol/dm3 より多くすることが好ましい。
に、比較例1よりも充放電効率が高く、定電流密度が増
加しても、リチウム充放電効率の低下が少なく、安全性
評価においても変化がみられなかった。
す電池の縦断面図である。
円筒型電池の説明図であり、2aは筒型電池の断面斜視
図であり、2bは電極部分を説明する説明模式図であ
る。
面図である。
ケース 5:負極ケース 6:セパレータ 7:
ガスケット 10:円筒型電池 11:負極合材 12:負極集
電体 12’:負極リード 13:正極合材 1
4:正極集電体 14’:正極リード 15:電解
液 16:セパレータ 17:正極端子 18:
負極端子部 50:対極 60:作用極 70:ポリエチレン製
フィルム(セパレータ)
Claims (5)
- 【請求項1】 リチウムイオンの吸蔵および放出が可能
な正極並びに負極とを用いた非水電解液電池用の有機溶
媒に支持塩を溶解させてなる電池用電解液であって、 前記支持塩は、窒素含有環状化合物のリチウム塩を含有
することを特徴とする電池用電解液。 - 【請求項2】 前記窒素含有環状化合物のリチウム塩
は、トリアゾールおよびトリアゾール誘導体の1位の水
素をリチウムに置換した物質から選ばれる少なくとも1
種以上の化合物を含む請求項1に記載の電池用電解液。 - 【請求項3】 前記窒素含有環状化合物のリチウム塩
は、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、
ピラゾール、イミダゾールから選ばれる少なくとも1種
以上の化合物のリチウム塩を含む請求項1に記載の電池
用電解液。 - 【請求項4】 前記有機溶媒には、前記窒素含有環状化
合物のリチウム塩が5〜100mmol/dm3添加さ
れている請求項1に記載の電池用電解液 - 【請求項5】 リチウムイオンの放出および吸蔵が可能
な正極並びに負極と、該正極および該負極の間に介在し
有機溶媒に支持塩を溶解させてなる非水電解液とを備え
る非水電解液二次電池であって、 前記非水電解液は、請求項1〜4のいずれか1つに記載
の電池用電解液であることを特徴とする非水電解液二次
電池。
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