JP2001143169A - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JP2001143169A
JP2001143169A JP32727299A JP32727299A JP2001143169A JP 2001143169 A JP2001143169 A JP 2001143169A JP 32727299 A JP32727299 A JP 32727299A JP 32727299 A JP32727299 A JP 32727299A JP 2001143169 A JP2001143169 A JP 2001143169A
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JP
Japan
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fire
heat source
source
infrared radiation
heat
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Application number
JP32727299A
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English (en)
Inventor
Atsushi Iwai
淳 岩井
Kazuhisa Nakano
主久 中野
Hiroshi Hashiguchi
寛 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に火源を判断するとともに効率よく消火
を行う。 【解決手段】 赤外線センサ9Bを水平方向に旋回して
担当全監視領域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源
方向を記憶し、前記記憶した各熱源方向に炎感知器9A
を指向させて各熱源の火源確定を行うとともに、放水ヘ
ッド8を各確定火源に所定時間づつ指向させ放水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大空間などに用
いられる消火方法及び消火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大空間などには、赤外線センサと炎感知
器と可動式ノズルとを備えた消火装置が設けられてい
る。この赤外線センサは、水平方向に旋回して熱源を検
出し、熱源方向を特定する熱源探査手段であり、前記炎
感知器は、該赤外線センサにより特定された熱源方向に
指向し炎特有のCO2共鳴放射と揺らぎにより火炎か否
かを判断する火源確定手段であり、又、前記可動式ノズ
ルは、火源確定された熱源方向に指向して放水する散水
手段である。
【0003】従来の消火装置は、次のようにして火源を
確認し消火を行っている。赤外線センサを水平方向に所
定探査範囲角度(例えば0度から180度)を所定角度
ステップ(例えば0.7度)で旋回させ、各方向(角
度)における赤外線放射レベルを計測し、赤外線を放射
する熱源方向を検出することにより、火源である可能性
のある高温の熱源の探査を行う。
【0004】なお、赤外線センサの水平方向の監視視野
角は2度(プラスマイナス1度)である。赤外線センサ
が火源である可能性のある高温の熱源を検出した場合に
は、その熱源のある方向をエンコーダにより計測されて
いる赤外線センサの旋回角度により特定しそれを制御部
に記憶する。
【0005】炎感知器を前記制御部に記憶された熱源の
ある方向に指向させて、熱源が火炎によるものであるか
否かの火源確定を行う。なお、この炎感知器の水平方向
の監視視野角は90度(プラスマイナス45度)であ
り、前記赤外線センサより広い視野角である。
【0006】炎感知器が、前記熱源を火炎によるもので
あると判断した場合には火源確定し、可動式ノズルを該
火源方向に指向させて放水を開始する。
【0007】炎感知器が、前記熱源を火炎によるもので
はないと判断した場合には太陽光線等の炎以外の熱源に
よるものと考えられるので、放水は行わず、真の火災に
備えて火源の探査を継続する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例には次の様な問
題がある。 (1)赤外線センサが複数火源を検出しても、炎感知器に
より火災判断を行うのは赤外線放射量が最大であった熱
源に対してのみであり、他の熱源に対しては火災判断し
ない。そのため、次のような問題が発生する。
【0009】太陽光線などの炎以外の熱源を最大放射量
の火源方向と判断し、かつ、他の火源が炎感知器の視野
角内にある場合には、該炎感知器は炎を感知するので、
放水ノズルは前記炎以外の熱源を指向して放水する。そ
のため、消火効率が極めて悪い。
【0010】また、 太陽光線などの炎以外の熱源を最
大放射量の火源方向と判断し、かつ、他の火源が炎感知
器の視野角外にある場合には、該炎感知器は炎を感知し
ないので、放水を行うことなく、赤外線センサによる熱
源探査を繰り返す。そして、真の火源が最大放射量に拡
大するまで同じエラーを繰り返し、真の火源の発見を遅
らせる。
【0011】(2)赤外線センサが複数の熱源を検出して
も、炎を確認し消火を行うのは赤外線放射量が最大であ
った熱源方向のみである。そのため、他の熱源が火源で
あっても、それに対しては放水しないので、火勢が強く
なり火災が拡大する。
【0012】(3)赤外線センサの担当全監視領域内に暖
房機などの炎以外の熱源があると、該赤外線センサはそ
れらの熱源も検出する。そのため、その熱源方向に炎感
知器を指向させて火災判断することになるので、火源確
定までの時間の遅延を招く恐れがある。
【0013】赤外線センサは、自動火災報知器の探査命
令を受けたときのみ動作するが、赤外線センサの感度な
どに異常を来すと、その探査命令を発信しても、正確に
火源探査を行うことができない。
【0014】この発明は、上記事情に鑑み、複数の熱源
でも火源を正確に検出できるようにすることを目的とす
る。他の目的は、複数の火源に対して均等に放水するこ
とである。更に他の目的は、炎以外の熱源に惑わされる
ことなく、真の火源を早急に発見することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、火災検知手
段を水平方向に旋回して担当全監視領域内の熱源を検出
し、各熱源検出時の熱源方向を記憶する火災検知手段
と、前記火災検知手段の記憶した各熱源方向に指向し、
各熱源の火源確定を行う炎検出手段と、を備えている。
そして、前記火災検知手段を水平方向に旋回して担当全
監視領域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を
記憶した後、前記記憶した各熱源方向に指向し、各熱源
の火源確定を行う。
【0016】この発明は、水平方向に旋回して担当全監
視領域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を記
憶する火災検知手段と、前記検出された各熱源方向に指
向して所定時間づつ散水する放水手段と、を備えてい
る。そして、火災検知手段を水平方向に旋回して担当全
監視領域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を
記憶した後、検出された前記各熱源に対して所定時間づ
つ散水する。
【0017】この発明は、通常時に火災検知手段を水平
方向に旋回して担当全監視領域内の熱源を探査し、各熱
源検出時の熱源方向と赤外線放射量とを検出するノイズ
検知手段と;火災時に前記火災検知手段を水平方向に旋
回して担当全監視領域内の熱源を探査し、各熱検出時の
熱源方向と赤外線放射量とを検出する火災時検知手段
と;前記両時における互いに同方向の熱源の赤外線放射
量を演算するノイズ除去手段と;を備えている。そし
て、通常時に火災検知手段を水平方向に旋回して担当全
監視領域内の熱源を探査し、各熱源検出時の熱源方向と
赤外線放射量とを検出し、又、火災時に前記火災検知手
段を水平方向に旋回して担当全監視領域内の熱源を探査
し、各熱源検出時の熱源方向と赤外線放射量とを検出す
る。前記両時における互いに同方向の熱源の赤外線放射
量を演算してノイズを除去し正確な火災熱源の赤外線放
射量を求める。
【0018】この発明は、水平方向に旋回して担当全監
視領域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を記
憶する火災検知手段と、通常時に、時間を違えて火災検
知手段を駆動させ、基準位置における赤外線放射量から
異常を検出する自己診断手段と、を備えている。火災検
知手段を水平方向に旋回して担当全監視領域内の熱源を
検出し、各熱源検出時の熱源方向を記憶するとともに、
通常時に、時間を違えて火災検知手段を駆動させ、基準
位置における赤外線放射量から異常を検出する自己診断
する。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明は、火災検知手段、例え
ば、赤外線センサ、を水平方向に旋回して担当全監視領
域内の熱源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を記憶し
ておく。この記憶した各熱源方向に指向し、炎検出手段
を指向させ、各熱源の火源確定を行う。火源確定後、放
水ヘッドを該火源に指向させて放水するが、複数の火源
がある時は各火源に対して所定時間づつ散水する。
【0020】また、通常時に火災検知手段を水平方向に
旋回して担当全監視領域内の熱源を探査し、各熱源検出
時の熱源方向と赤外線放射量とを検出し記憶しておく。
そして、火災時に前記火災検知手段を水平方向に旋回し
て担当全監視領域内の熱源を探査し、各熱検出時の熱源
方向と赤外線放射量とを検出する。その後、前記両時に
おける互いに同方向の熱源の赤外線放射量の差分を演算
しノイズを除去する。
【0021】この発明は、通常時に、時間を違えて火災
検知手段を駆動させ、基準位置における赤外線放射量の
差からセンサの異常を検出する。
【0022】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図11により
説明する。消火ボックス1は正面方形状に形成され、そ
の表面1aは山形状の扉2により覆われている。
【0023】この扉2は固定扉2Aと回転扉2Bとから
構成されている。該固定扉2A側には、小歯車3Aを有
する旋回モータ3の電源ユニット4と、該小歯車3Aに
噛み合う回転支持軸5の歯車5Aと、該回転支持軸5の
回転角度を計測するエンコーダ6と、該旋回モータ3な
どをコントロールする制御ユニット7と、該制御ユニッ
ト7や前記旋回モータ3に電源を供給する電源ユニット
4と、が収納されている。この制御ユニット7は図示し
ない中央制御盤に連結されている。
【0024】回転扉2B側には、可動式放水ヘッド8と
火災感知器9A、9Bとが収納されている。該放水ヘッ
ド8は、図示しない回転管継手を介して給水フランジ8
Fに接続され、回転扉2Bの右内壁に沿うように固定さ
れている。又、前記回転管継手の2次側のエルボには、
前記回転支持軸5が前記回転管継手と同軸に立設されて
いるるるる。このヘッド8の軸心8dは、図6に示すよ
うに、消火ボックス1の背面1bに対し角度α1、例え
ば、20度傾斜している。
【0025】該放水ヘッド8は、遠投ヘッド8A、中投
ヘッド8B及び近投ヘッド8Cから構成されている。こ
の遠投ヘッド8Aは、上段に設けられ、その放水幅は中
段の中投ヘッド8Bの放水幅 より狭いが飛距離が長い
ので、中投ヘッド8Bに比べ遠方迄散水できる。
【0026】近投ヘッド8Cは最下段に設けられ、前記
中段ヘッド8Bより放水幅 が広いが、飛距離は短いの
で、該放水ヘッド8近傍しか散水することができない。
この放水ヘッド8から消火水を放出すると、各放水ヘッ
ド8A〜8Cから噴出される消火水は互いに引き合いな
がら飛散する。そのため、先細放水パターン、即ち、放
水ヘッド8側である後端部側の放水幅が広く、先端部側
の放水幅が狭い台形状に近い放水パターン、を形成す
る。
【0027】この放水ヘッド8の側方には、正確な火災
判断を行うため、2種類の火災感知器9A、9Bが配設
されている。この感知器9A、9Bは、該放水ヘッド8
に固定されている。該火災感知器9A、9Bはその軸心
9c、9dが放水ヘッド8の軸心8dと異なる方向を向
いており、かつ、該放水ヘッド8の旋回時に形成される
山形状の回転扉2Bの回転軌跡円2Cの内側に位置して
いる。この位置は、消火水が飛散しない範囲、即ち、散
水飛散域外に位置している。
【0028】火災感知器9Aは、断面方形状のケースに
収納された炎感知器であり、炎特有のCO2 共鳴放射と
揺らぎを検出することにより炎判断を行う。炎感知器9
Aの軸心9cは該放水ヘッド8の軸心8dに対し傾斜角
α2、傾斜している。その傾斜角α2として、例えば、3
0度が採用される。
【0029】火災感知器9Bは断面方形状のケースに収
納され、かつ、炎感知器9Aより大型の赤外線リニアセ
ンサであり、火源方向を特定するために用いられる。こ
のセンサ9Bは回転扉2Bの左内壁に沿うように配設さ
れ、その軸心9dは前記炎感知器9Aの軸心9cに対し
傾斜角α3、傾斜している。この傾斜角α3として、例え
ば、90度が採用される。従って、センサ9Bの軸心9
dは消火ボックスの背面1bに対し角度α4、例えば、40
°傾斜する。なお、放水ヘッド8の軸心8dと赤外線リ
ニアセンサ9Bの軸心9dとの交差角は、α2+α3、即
ち、120度であり、炎感知器9Aは、放水ヘッド8と
赤外線リニアセンサ9Bとにより挟まれた状態となる。
また、赤外線センサ9Bの視野角βは炎感知器9Aのそ
れとほぼ等しい。
【0030】次に、本実施例の作動について説明する。
消火装置は電源投入(S1)されており、初期設定され
ている(S2)。図示しない自動火災報知設備の煙感知
器が火災を検出し、中央制御盤に火災信号を出力する
と、該中央制御盤は該煙感知器に対応する担当消火装置
を選択し、該消火装置の制御ユニット7に起動命令を発
する。
【0031】そうすると、起動信号受信(S3)がYESと
なり、制御ユニット7は火災感知器9A,9Bを始動さ
せる(S4)と共に、旋回モータ3を駆動させ、図6に
示すように、可動式放水ヘッド8を矢印A8方向に角度
α4、即ち、40度、回転させる。 つまり赤外線センサ
9Bの軸心9dを背面1bと平行な直線O(原点)上に位
置させる。この時、赤外線センサ9Bはセンサ原点に移
動する(S5)。なお、炎感知器9Aは常時通電状態に
しても良い。
【0032】次に、制御ユニット7の指示に基づき火災
感知器9A、9Bによる火源探査が開始される。先ず初
めに、放水ヘッド8を矢印A8方向と同じ方向に、つま
り、前記赤外線リニアセンサ9Bを設計旋回角θ回転さ
せ、担当全監視領域内の熱源を探査する(S6)。 図
7、図10に示すように、赤外線センサ9Bが熱源G1
2、G3を検出すると、それぞれセンサ出力が発生し
(S7、YES)、スキャンデータを制御ユニット7に出力
するとともに、その検出位置はエンコーダ6により計測
され、制御ユニット7に送出される。制御ユニット7は
スキャンデータを解析し、各熱源G1、G2、G3におけ
る各センサ出力の極大点P1、P2、P3となる角度η1
η2、η3を算出する(S8)とともに、記憶する。
【0033】前記制御ユニット7の指示により、該放水
ヘッド8を再び旋回させ、炎感知器9Aを検出した熱源
1、G2、G3中最も大きい赤外線放射量の熱源G1に指
向させる(S9)。 所定時間内に炎感知器が炎検知し
たか否か(S10)が判断されるが、熱源G1は太陽光線
なので炎検出されない(S10,NO)。そうすると、復旧
信号未受信か否か(S11)が判断されるが、それがYESの
場合は、他に火源があるか否か(S12)が判断される。
火源の極大点P2、P3は2つあるので、ステップS1
2はYES、となる。制御ユニット7は次に赤外線放射量
の大きい熱源G2を選択し、図8に示すように、炎感知
器9Aをその極大点P2方向に指向させる(S9)。炎
感知器9Aは所定時間炎検知し、炎特有のCO2共鳴放
射と揺らぎを検出すると(S10、Yes)火源確定
(S13)する。
【0034】制御ユニット7は、図9に示すように、該
放水ヘッド8を所定角度旋回させ、前記火源確定させた
熱源G2の極大点P2方向に指向させ、各放水ヘッド8
A、8B、8Cから消火水が放出される(S14)。この
時の放水ヘッド8の近傍には水しぶきが発生するが、火
災感知器9A、9Bは該放水ヘッド8の放水方向と異な
る方向を向いており、また、前記火災感知器9A、9B
の先端部は、放水ヘッド8の先端部から旋回方向に離
れ、散水飛散域外に位置するので、消火水がかからな
い。
【0035】火源G2が消滅し人手により、中央制御盤
で復旧操作を行うと、制御ユニット7に復旧信号が発せ
られる。制御ユニット7がその復旧信号を受信すると、
(S 15)、放水ヘッド8からの放水は停止され、消火作
業は終了する(S16)。
【0036】その後、制御ユニット7の指示により放水
ヘッド8は旋回して、図6に示す様に、起動前の位置に
戻り回転扉2Bは閉じられ、格納状態に復帰する
(S17)。なお、この時点でまだ火源G3が残っている
ならば、自動火災報知設備からの信号により起動信号受
信となる(S3、Yes)。以降は前記と同様に動作が進み
火源G3に対しても自動的に消火作業がなされる。この
放水ヘッド8と火災感知器9A、9Bは互いに異なる方
向を向いており、かつ、回転扉2Bの回転軌跡円2C内
に位置しているので、小さくまとまっている。そのた
め、収納スペースを小さくすることができるので、全体
としてコンパクトになる。
【0037】なお、前記実施例は次のようにしても良
い。 (1)赤外線センサ9Bが複数の熱源を検出した場合、赤
外線放射量の大きい熱源から炎感知させる代わりに、火
源発見順、又は、その逆順に炎感知を行っても良い。
【0038】(2)赤外線放射量が高レベルである方向の
認識される方法としては、例えば、各ステップ(旋回
角)における赤外線放射レベルを計測する際、各ステッ
プで赤外線放射量の差分を算出し、該差分の結果がプラ
ス(+)からマイナス(−)へ変化した場合を求めるこ
とにより赤外線放射が高レベルである方向を検出するこ
とができる。なお、赤外線放射レベルの差分Dは次式に
より求められる。 差分D=現ステップの赤外線レベル−前ステップの赤外
線レベル
【0039】(3)炎感知器の監視視野角は前述のように
赤外線センサのそれとほぼ同じに形成されるが、スリッ
ト式炎感知器の場合は炎感知部に装着されるフードのス
リットの大きさを調整することにより、また、レンズ式
又は凹面鏡式炎感知器の場合は炎感知部の窓部に適度な
焦点距離の略半円柱状のサファイアレンズ又は炎感知器
の受光素子に焦点を結ぶよう凹面鏡を備えることによ
り、所望の視野角にすることが出来る。なお、赤外線セ
ンサと炎感知器の視野角をほぼ等しくすることは、従来
例(1)に示したように、誤って火源確定しない為に重
要である。
【0040】(4)赤外線センサで全域スキャンする場
合、全ての熱源の極大点を採るのではなく、所定の赤外
線放射レベルに達しない低い熱源は無視しても良い。
【0041】(5)全域スキャンする際、センサ出力が飽
和(オーバーフロー)した場合はセンサが飽和しない程
度にセンサ感度を下げ、例えば、1/10にして再度全域
スキャンする。或いは、オーバーフローした最大角と最
小角の中間点を熱源方向としても良い。
【0042】この発明の第2実施例を図12〜図14に
より説明する。図示しない円形のホールには、円周方向
に間隔をおいて3台の消火装置SRが設けられ、各消火
装置SRには火災検知器20が設けられている。この火
災検知器20は、回動自在な支持部材18A、18Bを
介して放水ノズル50に固定されている。この放水ノズ
ル50は、第1実施例の可動式放水ヘッド8と同一であ
る。該放水ノズル50は歯車53に固定され、該歯車5
3は旋回モータ54に連結されている。
【0043】この火災検知器20と放水ノズル50は第
1実施例の図6の状態で図示しない消火ボックスに収納
されている。
【0044】火災検知器20は、炎感知器20Aと赤外
線リニアセンサ(赤外線センサ)20Bとから構成され
ている。炎感知器20Aは、赤外線フィルタによって火
災時の炎が発するCO2共鳴放射特有の4.3μ帯のみを
透過し受光部で受光する。この炎感知器20Aの監視視
野角は赤外線センサ20Bのそれとほぼ等しい。
【0045】赤外線センサ20Bでは、サファイア等の
赤外線を透過する窓材を介して入射した赤外線は、光学
チョッパによって断続され、所定の視野を得るレンズを
介して受光部に入射する。
【0046】放水ノズル50は、歯車53に固定され、
前記歯車53は給水フランジ50Sに立設された給水パ
イプ50Pに回動自在に支持されている。この給水パイ
プ50Pには、エンコーダEを有する旋回モータ54が
固定され、このモータ54は小歯車54Aを介して前記
歯車53に連結されている。
【0047】放水ノズル50は、遠投ヘッド55、中投
ヘッド56及び近投ヘッド57から構成されている。こ
の遠投ヘッド55は、上段に設けられ、中段の中投ヘッ
ド56より放水幅が狭いが飛距離が長いので、中投ヘッ
ド56に比べ遠方迄散水できる。近投ヘッド57は最下
段に設けられ、前記中投ヘッド56より放水幅が広い
が、飛距離は短いので、ヘッド近傍しか散水することが
できない。
【0048】消火装置制御部66は、カウンタ63、モ
ータドライバ64、インタフェィス65に連結されてい
る。また、消火装置制御部66は中央制御盤CPUと接
続されている。
【0049】前記中央制御盤CPUには、火災検知器2
0、放水ノズル50の情報を処理し、これらを制御す
る。
【0050】次に本実施例の作動について説明する。消
火装置SRの制御部66は電源投入(S21)され、初期
設定されている(S22)。図示しない自動火災報知設備
の煙感知器が火災を検知すると、火災信号を中央制御盤
CPUに送出する。該中央制御盤CPUは、火災信号を
送出した煙感知器等に対応するホールの火災検知器20
に消火装置制御部66を介して火災探査指令を発する。
【0051】そうすると、起動信号受信(S23)がYES
となる。第1実施例の図6の状態で消火ボックスに収納
されていた各火災検知器20は、支持部材18A、18
Bを介して変位し、図13に示す様に、放水ノズル50
と同一方向を向けて固定されている。この状態で旋回し
て火源探査をするが、最初に赤外線センサ20Bが始動
し(S24)、設計角度θ、例えば、180度、旋回して
自己の担当する監視エリア全域の探査を行う(S25)。
センサ出力があり熱源を検出した時(S26)には、エ
ンコーダEにより計測された熱源発見時の旋回角及び赤
外線放射量が消火装置制御部66に記憶される。
【0052】制御部66は赤外線放射量が最大である熱
源G5の極大点方向に炎感知器20Aを指向させ
(S28)、所定時間内に炎感知器が炎を感知した否か
(S29)を判断する。炎感知器20Aが炎を感知すると
(S29、Yes)、その角度に炎があると判断し火源確定
する(S30)。制御部66は、放水ヘッド50を旋回さ
せ、前記火源確定された火源G5方向に放水させる(S
31)。
【0053】放水中に、復旧信号未受信(S32)がYES
になると、複数の熱源がある場合(S33,Yes)には放水
開始時間から所定時間経過すると(S34、Yes)、放水
が停止する(S35)。
【0054】その後、復旧信号未受信(S36)がYesに
なると、他に熱源の極大点があるか否か(S37)が判断
される。他に熱源G6、G7がある場合(S37,Yes)、前
記ステップS28に戻り、各火源G6,G7に対し所定時間
づつ放水される。
【0055】前記ステップS37がNOの場合には火源確
定した角度があるか否か(S39)が判断される。火源確
定された角度がある場合(S39、Yes)は、各火源確定
した角度η1、η2、η3に放水ヘッドを指向させ所定時
間づつ放水する(S40)。
【0056】復旧信号未受信(S41)がYesの間は前記
ステップS40を繰り返すが、Noになると放水ヘッド50
は放水を停止し(S42)、消火装置SRは格納状態に復
帰する(S43)。
【0057】この実施例於いて次のようにしても良い。 (1)赤外線センサ20Bで熱源を検出し、炎感知器20
Aで火源確定する代わりに、赤外線センサのみにより火
源を検出確定し、各火源に対してそれぞれ所定時間づつ
散水する。
【0058】(2)各火源に対する放水時間は火源の数と
消火水の貯蔵量とから割り出し、各火源に均等に散水で
きるようにする。 (3)放水の順序は、火源発見順又はその逆順若しくは旋
回角度の少ない順でも良い。
【0059】(4)各火源に対する放水が一巡した後、二
巡目以降は一巡毎あるいは二巡毎に全域スキャンをし火
源確定してから放水する。 (5)放水所定時間は、中央制御盤の操作により予め設定
しても、方水中にも設定できるようしても良い。
【0060】この発明の第3実施例を図15〜図17に
より説明する。この実施例で用いる消火装置は第1実施
例又は第2実施例のいずれのものを用いても良いが、こ
こでは第2実施例の消火装置SRを用いる。
【0061】赤外線センサ20Bの担当全監視領域70
には火源以外の熱源、例えば、排煙口71,暖房機72
がある。
【0062】通常時、即ち、自動火災警報設備からの火
災信号未受信時に、制御部66が赤外線始動を指令する
と(S54)、放水ヘッド50が旋回し赤外線センサ20
Bはセンサ原点へ移動する(S55)。
【0063】放水ヘッド50は設計角度θ、例えば、1
80°旋回し、赤外線センサ20Bの担当全監視領域7
0をスキャンする(S56)。この時、検出された前記各
熱源71,72の方向と赤外線放射量(レベル)はノイ
ズスキャンデータとして制御部66に記憶される。この
ステップS56は、通常時に於いて定期的に行われそのス
キャンデータはその都度更新され記憶される。
【0064】火災時、即ち、自動火災警報設備からの火
災信号受信時に、制御部66が赤外線始動を指令すると
(S54)、放水ヘッド50が旋回し赤外線センサ20B
はセンサ原点Oへ移動する(S55)。
【0065】放水ヘッド50は設計角度θ、例えば、1
80°旋回し、赤外線センサ20Bの担当全監視領域7
0をスキャンする(S56)。この時、検出された前記各
熱源71,72、G10の角度θ1、θ2、θ3と赤外線放
射量(レベル)は 制御部66に送出され記憶される。
【0066】制御部66は通常時のノイズスキャンデー
タと火災時のスキャンデータとを演算し差分データを求
める(S57)。この時の通常時のレベルデータは図17
(イ)の通りであり、火災時のレベルデータは図17
(ロ)の通りであり、また、差分データは図17(イ)
の通りである。この図17(ハ)から明らかなように、
差分データには火源G10のみが現れ、他の熱源は現れて
いない。即ち、ノイズは完全に除去されている。
【0067】差分データを解析し差分データが極大点と
なる角度を算出する(S58)。
【0068】熱源G10の極大点を検出すると(S59、Ye
s)制御部66は炎感知器20Aを該極大点に指向させ
(S61)、所定時間内に炎検知器が炎検知したか否かを
判断する(S62)。なお、極大点検出(S59)がNoの場
合には担当全域スキャンデータの解析をし、センサ出力
が極大点となる角度を算出する(S60)。 これによ
り、例えば、暖房機72と火源G10が重なって見える場
合でも火源を検出できる。
【0069】前記ステップS62で炎が検知されYesにな
ると、火源確定(S63)され、該火源G10方向に放水ヘ
ッド50を指向させ放水する。
【0070】復旧信号受信(S65)すると、放水ヘッド
50の放水が停止し(S66)消火装置SRは格納状態に
復帰(S67)し、元に戻る(S68)。
【0071】前記ステップS62が炎の検出ができずNoの
場合、復旧信号未受信(S69)がYesならば、他の極大
点があるか否かが判断される(S70)。ここで、前記ス
テップS69がNOの場合はステップ67に移行し、前記
ステップS70がNoの場合はステップ55に移行する。ま
た、このステップS70がYesの場合は他の極大点の中で
最大の出力の角度を見いだし(S71)、ステップS61に
移行する。
【0072】この実施例において次のようにしても良
い。 (1)消火装置として赤外線センサと炎感知器とを備えた
ものを用いたが、赤外線センサのみを備えた消火装置で
も良い。 (2)通常時における赤外線センサによる全域スキャンは
所定の時間毎又は任意の時刻に行っても良い。
【0073】(3)通常時における、赤外線センサによる
全域スキャンを行うタイミングは、熱源に関わる時間的
サイクルに従って行うようにしても良い。熱源に関わる
サイクルというのは、夜間のサイクルや、タイマなどで
予め決められている暖房機などのON、OFFのサイク
ルなどである。事務所や工場、大空間施設などの監視領
域には、毎日または毎週、あるいは暖房時期など年間を
通じてのサイクルがある。
【0074】(4)通常時における、赤外線センサによる
全域スキャンを行うタイミングは、熱源に関わるモード
を決めておき、このモードに従うようにしてもよい。熱
源に関わるモードというのは、営業日や休業日あるいは
半営業日、24時間営業といったモードで、暖房機など
の一日の稼働状態のパターンを分類したものである。
【0075】(5)通常時における、赤外線センサによる
全域スキャンを行うタイミングは、熱源の稼働信号又は
情報を中央制御盤に入力し、その稼働状態に合わせて行
うようにしても良い。たとえば、担当監視領域内の暖房
機が0N又はOFFされたとき、その信号が中央制御盤
に入力され、所定時間後(例えば、20分後)に全域ス
キャンを行うようにする。
【0076】中央制御盤CPUにおいては、このような
サイクルやモードをカレンダやタイムテーブルに記憶し
ておき、それぞれのサイクルやモードにおいて、定期的
に暖房機がON、OFFするときなど、熱に関する特徴
的なタイミングを決めておき、通常はそのタイミングで
全域スキャンを行い、そのデータをノイズスキャンとし
て記憶する。例えば、サイクルが一週間であり、平日9
時から17持まで暖房する工場の場合、日曜日の9時3
0分と平日の9時30分、17持30分と毎週13回全
域スキャンを行い、このスキャンデータは前週の同曜日
同時刻のデータと更新する。
【0077】そして、火災時においてスキャンデータを
とると、火災時の時刻と日付を前記カレンダやタイムテ
ーブルを参照して判断し、火災時が属するサイクル(例
えば1週間)と同じモードで直前の日(例えば、前の休
業日)に、火災時に対応する時期(例えば、前週同曜日
の火災時刻、または、前休業日の火災時刻)のデータを
引き出す。同じ時刻のデータがなければ、火災時刻より
前の時刻であって最も近い時刻にとられた全域スキャン
データを引き出し、それをノイズスキャンデータとして
扱うようにする。
【0078】この発明の第4実施例を図18、図19に
より説明する。この実施例で用いる消火装置は第1実施
例又は第2実施例のいずれのものを用いても良いが、こ
こでは第1実施例の消火装置を用いる。消火装置の消火
ボックス1内に模擬火源80を設ける。この火源80は
赤外線センサ9Bの格納時における中心軸9d上に設け
る。
【0079】次にこの実施例の作動について説明する。
制御ユニット7は電源投入(S80)され、初期設定され
ている(S81)。通常時、中央制御盤より制御ユニット
7が赤外線センサ9Bの始動コマンドを受信すると(S
82)、環境測定又はセルフチェックの内、セルフチェッ
クが選ばれる(S83)。
【0080】初めに、不作動試験(S84)が行われる。
即ち、格納状態で模擬火源80をOFFにして赤外線セ
ンサ9Bが所定の値以下の出力であるか否か(S85)が
判断される。前記ステップS85がYesの場合には、作動
試験、即ち、模擬火源80をONNにし(S86)、格納
状態でセンサ出力を測定し記憶する(S87)。
【0081】その後、模擬火源80をOFFにし(S8
8)、模擬火源80ON時のセンサ出力が所定値以上か
否かを判断する(S89)。前記ステップS89がYesの場
合は、正常と判断し、NOの場合は異常と判断し、セン
サの異常を中央制御盤に出力する(S90)。なお、ステ
ップS85がNOの場合には、異常と判断し、センサの
異常を中央制御盤に出力する(S90)。
【0082】前記ステップS83で環境測定を選択した場
合は赤外線センサ9Bは全域スキャンを行い(S91)環
境測定データを更新し記憶する(S92)。
【0083】この発明の実施例を次のようにしても良
い。即ち、消火ボックス内に模擬火源を設ける代わり
に、時間を違えて、即ち、別の時刻に又は日を変えた同
時刻に、赤外線センサを作動させ、担当監視領域内の通
常状態の赤外線放射量データ同士を比較したり、通常熱
源の無い位置での赤外線放射量データ同士を比較するこ
とによりセンサの異常をチェックしても良い。
【0084】
【発明の効果】この発明は、火災検知手段が検出した各
熱源に対して炎感知器を指向させて炎を確認するので、
従来例と異なり、正確に各火源を確定できる。
【0085】この発明は、火災検知手段が検出した各熱
源に対して前記火災感知器とほぼ同一の視野角を備えた
炎感知器を指向させて炎を確認するので、炎感知器の視
野角が広いことに伴う従来例の問題を解決できる。
【0086】この発明は、火源確定された各火源方向に
指向して所定時間づつ散水する放水するので、一つの火
源に対してのみ放水する従来例に比べ、消火効率を向上
させることができる。
【0087】この発明は、通常時及び火災時における担
当全監視領域内の熱源の方向と赤外線放射量とを検出
し、互いに同方向の火源同士の赤外線放射量を演算する
ので、ノイズが除去される。そのため、正確に火災検出
を行うことができる。
【0088】この発明は、基準状態に於いて赤外線セン
サに時間を違えて基準位置を探査させて赤外線放射量を
検出するので、その赤外線放射量からセンサの異常を判
断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のフローチャートである。
【図2】本発明の第1実施例の消火装置の開扉時の平面
図である。
【図3】開扉時の正面図である。
【図4】閉扉時の正面図である。
【図5】放水ヘッドの正面図である
【図6】消火装置の格納状態を示す平面図である。
【図7】赤外線センサの作動状況を示す平面図である。
【図8】炎感知器の作動状況を示す平面図である。
【図9】放水ヘッドの放水状態を示す平面図である。
【図10】赤外線センサの熱源探知状態を示す平面図で
ある。
【図11】図10における赤外線センサの旋回角度から
赤外線放射レベルとの関係を示す平面図である。
【図12】本発明の第2実施例のフローチャートであ
る。
【図13】消火装置を示す斜視図である。
【図14】赤外線センサの作動状況を示す平面図であ
る。
【図15】本発明の第3実施例のフローチャートであ
る。
【図16】赤外線センサの作動状況を示す平面図であ
る。
【図17】赤外線センサの旋回角度と赤外線放射レベル
とを示す図で、図17(イ)は通常時データ、図17
(ロ)は火災時データ、図17(ハ)は差分データ、で
ある。
【図18】本発明の第4実施例を示すフローチャートで
ある。
【図19】消火装置の格納状態を示す平面図である。
【符号の説明】
7 制御ユニット 8 可動式放水ヘッド 9A 炎感知器 9B 赤外線センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋口 寛 東京都千代田区九段南4−7−3 能美防 災株式会社内 Fターム(参考) 2E189 FB03 FB06 GA02 5C085 AA01 AA13 AB05 CA08 CA20 5G405 AA01 AB01 AB05 AC06 CA09 CA29 CA31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に旋回して担当全監視領域内の熱
    源を検出し、各熱源検出時の熱源方向を記憶する火災検
    知手段と、 前記火災検知手段の記憶した各熱源方向に指向し、各熱
    源の火源確定を行う炎検出手段と、 を備えていることを特徴とする消火装置。
  2. 【請求項2】各火源方向に指向して所定時間づつ散水す
    る放水手段を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の消火装置。
  3. 【請求項3】通常時及び火災時における担当全監視領域
    内の各熱源の方向と赤外線放射量を検出し、前記両時に
    おける互いに同方向の熱源の赤外線放射量を演算するノ
    イズ除去手段を備えていることを特徴とする請求項1、
    又は、2記載の消火装置。
  4. 【請求項4】通常時に、時間を違えて火災検知手段を駆
    動させ、基準位置における赤外線放射量から異常を検出
    する自己診断手段を備えていることを特徴とする請求項
    1、2、又は、3記載の消火装置。
  5. 【請求項5】火災検知手段と炎検出手段とが、ほぼ同一
    監視視野角であることを特徴とする請求項1、又は、3
    記載の消火装置。
  6. 【請求項6】水平方向に旋回して担当全監視領域内の複
    数の熱源を検出する火災検知手段と、 前記火災検知手段の検出した各熱源方向に指向して所定
    時間づつ散水する均一放水手段と、 を備えていることを特徴とする消火装置。
  7. 【請求項7】通常時に火災検知手段を水平方向に旋回し
    て担当全監視領域内の熱源を探査し、各熱源検出時の熱
    源方向と赤外線放射量とを検出するノイズ検知手段と;
    火災時に前記火災検知手段を水平方向に旋回して担当全
    監視領域内の熱源を探査し、各熱検出時の熱源方向と赤
    外線放射量とを検出する火災時検知手段と;前記両時に
    おける互いに同方向の熱源の赤外線放射量を演算するノ
    イズ除去手段と;を備えていることを特徴とする消火装
    置。
  8. 【請求項8】通常時に、時間を違えて火災検知手段を駆
    動させ、基準位置における赤外線放射量から異常を検出
    する自己診断手段を備えていることを特徴とする消火装
    置。
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