JP4006722B2 - 消火装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、火災感知器付消火装置に関するものであり、更に述べると、炎感知器と赤外線リニアセンサと可動式放水ヘッドとを備えた消火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の消火装置には、可動式放水ヘッドと、該放水ヘッドに連結された火災感知器と、が設けられている。このヘッドは所定の旋回角度、即ち、設計旋回範囲、の一端から他端までの間を旋回しながら散水し、所定形状の散水パターンを形成している。また、前記火災感知器は、火災を正確に判断するために2種類の火災感知器、即ち、炎感知器と赤外線リニアセンサとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の消火装置では、放水ヘッドと火災感知器との指向方向が同じであり、かつ、散水飛散域に設けられていたので、火災感知器に消火水がかかり、レンズなどに悪影響を及ぼしている。又、消火装置は、全体として大型となっている。
【0004】
この発明は上記事情に鑑み、火災感知器に消火水がかからないようにすると共に、装置の小型化を図ることを目的とする。
【0005】
この発明は、回転扉を有する消火ボックスに収納されている可動式放水ヘッドと、該可動式放水ヘッドの側方に配設された炎特有のCO2共鳴放射と揺らぎを検出する炎感知器と火源方向を特定する赤外線リニアセンサと、を備えた消火装置であって;前記炎感知器と前記赤外線リニアセンサが、前記放水ヘッドの旋回軌跡円の内側の散水飛散域外に配設されており、かつ、その指向方向が該放水ヘッドの軸心の方向と異なり、火源探査のとき、前記放水ヘッドを高速で旋回させながら前記赤外線センサで火源を探査し、火源方向が特定すると、前記炎感知器を火源方向に指向させ、前記赤外線センサの探査時の旋回速度より遅い速度で火源方向の近傍を旋回しながら火源をとらえて旋回を停止し、その後前記放水ヘッドを更に旋回させ、前記炎感知器の停止位置で火源に向って放水することを特徴とする。
【0006】
この発明は、消火ボックスに収納され、かつ、可動式放水ヘッドとCO2共鳴放射と揺らぎを検出する炎感知器と火源方向を特定する炎感知器とを備えている消火装置であって;前記消火ボックスが、回転扉を有し、前記回転扉は、前記放水ヘッドが固定されている回転支持軸に固定されており、前記炎感知器と前記赤外線リニアセンサが、前記可動式放水ヘッドに固定され、かつ、該放水ヘッドの側方に配設されるとともに、該回転扉の旋回軌跡円の内側の散水飛散域外に配設され、かつ、その指向方向が該放水ヘッドの軸心の方向と異なり、火源探査のとき、前記放水ヘッドを高速で旋回させながら前記赤外線センサで火源を探査し、火源方向が特定すると、前記炎感知器を火源方向に指向させ、前記赤外線センサの探査時の旋回速度より遅い速度で火源方向の近傍を旋回しながら火源をとらえて旋回を停止し、その後前記放水ヘッドを更に旋回させ、前記炎感知器の停止位置で火源に向って放水することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、火災感知器を可動式放水ヘッドの回転軌跡円又は回転扉の回転軌跡円の内側の散水飛散域外に配設し、その指向方向を放水ヘッドのそれと異ならしめることにより、火災感知器に消火水がかかるのを防止すると共に、消火装置を小型にする。
【0008】
【実施例】
この発明の第1実施例を図1〜図13により説明する。
消火ボックス1は正面方形状に形成され、その表面1aは山形状の扉2により覆われている。
【0009】
この扉2は固定扉2Aと回転扉2Bとから構成されている。該固定扉2A側には、小歯車3Aを有する旋回モータ3の電源ユニット4と、該小歯車3Aに噛み合う回転支持軸5の歯車5Aと、該回転支持軸5の回転角度を計測するエンコーダ6と、該旋回モータ3などをコントロールする制御ユニット7と、が収納されている。この制御ユニット7は図示しない中央制御盤に連結されている。
【0010】
回転扉2B側には、可動式放水ヘッド8と火災感知器9A、9Bとが収納されている。該放水ヘッド8は給水フランジ8Fに接続され、回転扉2Bの右内壁に沿うように前記回転支持軸5に固定されている。
このヘッド8の軸心8cは、図7に示すように、消火ボックス1の背面1bに対し角度α1、例えば、20度傾斜している。
【0011】
該放水ヘッド8は、遠投ヘッド8A、中投ヘッド8B及び近投ヘッド8Cから構成されている。この遠投ヘッド8Aは、上段に設けられ、図5に示すように、その放水幅w1 は中段の中投ヘッド8Bの放水幅w2 より狭いが飛距離が長いので、中投ヘッド8Bに比べ遠方迄散水できる。
【0012】
近投ヘッド8Cは最下段に設けられ、図5に示すように、前記中段ヘッド8Bより放水幅w3 が広いが、飛距離は短いので、該放水ヘッド8近傍しか散水することができない。
この放水ヘッド8から消火水を放出すると、各放水ヘッド8A〜8Cから噴出される消火水は互いに引き合いながら飛散する。
そのため、図5に示すような先細放水パターン10、即ち、放水ヘッド8側である後端部10a側の放水幅が広く、先端部10b側の放水幅が狭い台形状に近い放水パターン、を形成する。
【0013】
この放水ヘッド8の側方には、正確な火災判断を行うため、2種類の火災感知器9A、9Bが配設されている。この感知器9A、9Bは、該放水ヘッド8に固定されている。該火災感知器9A、9Bの軸心9c、9dは放水ヘッド8の軸心8cと異なる方向を向いており、かつ、該放水ヘッド8の旋回時に形成される山形状の回転扉2Bの回転軌跡円2Cの内側に位置している。この位置は、消火水が飛散しない範囲、即ち、散水飛散域外に位置している。
【0014】
火災感知器9Aは、断面方形状のケースに収納された炎感知器であり、炎特有のCO2 共鳴放射と揺らぎを検出することにより炎判断を行う。
炎感知器9Aの軸心9cは該放水ヘッド8の軸心8cに対し傾斜角α2、傾斜している。その傾斜角α2として、例えば、30度が採用される。
【0015】
火災感知器9Bは断面方形状のケースに収納され、かつ、炎感知器9Aより大型の赤外線リニアセンサであり、火源方向を特定するために用いられる。
このセンサ9Bは回転扉2Bの左内壁に沿うように配設され、その軸心9dは前記炎感知器9Aの軸心9cに対し傾斜角α3、傾斜している。この傾斜角α3として、例えば、90度が採用される。
なお、放水ヘッド8の軸心8cと赤外線リニアセンサ9Bの軸心9dとの交差角は、α1+α2、即ち、120度であり、炎感知器9Aは、放水ヘッド8と赤外線リニアセンサ9Bとにより挟まれた状態となる。
【0016】
次に、本実施例の作動について説明する。
図示しない煙感知器が火災を検出し、中央制御盤に火災信号を出力すると、該中央制御盤は該煙感知器に対応する担当消火装置を選択し、該消火装置の制御ユニット7に起動命令(S1)を発する。
【0017】
制御ユニット7は火災感知器9Aを始動させると共に、旋回モータ3を駆動させ、図7に示すように、可動式放水ヘッド8を矢印A8方向に角度α1、即ち、20度、回転させる。 そして、放水ヘッド8の軸心8cを背面1bと平行な直線O(原点)上に位置させる。
【0018】
次に、制御ユニット7の指示に基づき火災感知器9A、9Bによる火源探査
(S2)が開始される。
先ず初めに、放水ヘッド8を矢印A8方向と同じ方向に高速で旋回させながら前記赤外線リニアセンサ9Bで火源Gを探査する。
図8に示すように、該赤外線リニアセンサ9Bが火源Gをとらえ火源方向が特定すると、制御ユニット7に火災信号を出力するとともに、その旋回は停止する。この停止位置はエンコーダ6により計測され、制御ユニット7に送出される。
【0019】
前記制御ユニット7の指示により該放水ヘッド8は再び旋回し、炎感知器9Aが前記停止位置に到達して停止すると、該炎感知器9Aは火源G方向を向く。
その後炎感知器9Aが前記赤外線リニアセンサ9Bの探査時の旋回速度より遅い速度で火源G方向の近傍を旋回しながら火源探査する。
図9に示すように、炎感知器9Aは火源Gをとらえると、火災信号を制御ユニット7に出力するとともに、その旋回を停止する。この停止位置はエンコーダ6により検出され、制御ユニット7に送出される。
【0020】
制御ユニット7の指示により該放水ヘッド8は更に旋回し、前記炎感知器9Aの停止位置で停止し、図10に示すように、放水ヘッド8の軸心8cを火源Gに向ける(S3)。
【0021】
制御ユニット7から放水開始(S4)が指示され、各放水ヘッド8A、8B、8Cから消火水が放出され、前記先細放水パターン10が形成される。
この時の放水ヘッド8の近傍には水しぶきが発生するが、火災感知器9A、9Bは該放水ヘッド8の放水方向と異なる方向を向いており、また、前記火災感知器9A、9Bの先端部は、放水ヘッド8の先端部から旋回方向に離れ、散水飛散域外に位置するので、消火水がかからない。
【0022】
制御ユニット7は、放水ヘッド8を設定位置で一時旋回を停止しながら散水させ、図6の長方形状の消火領域11に万遍なく放水させる。
この時の設計旋回範囲、即ち、旋回角度ω0は、例えば、4度であり、図11に示すように、放水ヘッド8が揺動角η=2度、左旋回(S5)して図6に示す様に、設計旋回範囲の左端8Lの位置(S6)に到達すると、旋回を一時停止(S7)しタイマ(S8)が始動する。
【0023】
放水ヘッド8が所定時間、例えば、2秒間停止すると、タイマ(S8)が解除され、火源Gが消滅していると、消火停止命令(S9)が発せられ、消火作業は終了(S15)となるので、放水ヘッド8からの放水は停止する。
【0024】
消火停止命令(S9)が発せられない場合には、放水ヘッド8は右旋回(S10)を開始し、旋回角ω0=2η、即ち、4度回転し、図12に示すように、設計旋回範囲の右端8Rの位置(S11)に到達すると、旋回を一時停止(S12)し、タイマ(S13)が始動する。
【0025】
この様に放水ヘッド8を設定位置で一時旋回を停止して放水すると、旋回しながら連続して放水する場合に比べ、放水距離が伸びるので、消火水は長方形状の消火領域11内に均一に散水される。
【0026】
火源Gが消滅すると、制御ユニット7から消火停止命令(S14)が発せられ、放水ヘッド8からの放水は停止され、消火作業は終了する(S15)。
なお、消火停止命令(S16)が発せられない場合にはS5戻り、放水ヘッド8は再び左旋回から繰り返される。従って、消火停止命令(S9、S14)が発せられるまで、放水ヘッド8は左右の旋回を行う。
【0027】
消火作業終了(S15)後、制御ユニット7の指示により放水ヘッド8は旋回して、図7に示す様に、起動前の位置に戻り回転扉2Bは閉じられる。
この放水ヘッド8と火災感知器9A、9Bは互いに異なる方向を向いており、かつ、回転扉2Bの回転軌跡円2C内に位置しているので、小さくまとまっている。そのため、収納スペースを小さくすることができるので、全体としてコンパクトになる。
【0028】
この発明の第2実施例を図14〜図19により説明する。
図17に示すように、円形のホールHには、円周方向に間隔をおいて3台の火災検知器20、21、22が設けられている。この火災検知器20〜22は、回動自在な支持部材18A、18Bを介して放水ノズル50、51、52に固定されている。この放水ノズル50〜52は、第1実施例の可動式散水ヘッド8と同一である。該放水ノズル50〜52は歯車53に固定され、該歯車53は旋回モータ54に連結されている。
【0029】
この火災検知器20〜22と放水ノズル50〜52は第1実施例の図7の状態で図示しない消火ボックスに収納されている。
各火災検知器20〜22及び各放水ノズル50〜52は同一なので、ここでは火災検知器20及び放水ノズル50についてのみ説明する。
【0030】
火災検知器20は、炎感知器20Aと赤外線リニアセンサ(赤外線センサ)20Bとから構成されている。炎感知器20Aは、図15に示す様に、赤外線フィルタ25によって火災時の炎が発するCO2共鳴放射特有の4.3μ帯のみを透過し受光部26で受光する。
この受光部26には複数の焦電素子が配設されている。
【0031】
受光部26で受光された信号は、交流選択増幅回路27によって火災時の炎に現れる1〜15HZの揺らぎ成分を抽出して増幅し、AC−DC変換回路28によって直流信号に変換する。
【0032】
この様にして変換された直流信号は、比較回路29において火災判定レベルと比較し、遅延回路30にて所定の遅延を行った後、火災と判定できるレベルが継続した場合を火災と判断し、スイッチング回路31をオンし、消火装置制御部66へ火災信号を出力する。この消火装置制御部66は第1実施例の制御ユニット7に該当する。
【0033】
なお、図15において、33は無極性回路、34は作動表示灯、35は定電圧回路35、をそれぞれ示す。又、赤外線フィルタ25、受光部26を複数個設け、4.3μ帯付近の複数波長を受光するようにしてもよい。
【0034】
赤外線センサ20Bは、図16に示す様に構成され、サファイア等の赤外線を透過する窓材40を介して入射した赤外線は、光学チョッパ41によって断続され、所定の視野を得るレンズ43を介して受光部44に入射する。この受光部44には、焦電素子等の赤外線受光素子が複数配設されている。
【0035】
受光部44の受光出力は、交流選択増幅回路45によって、チョッピング周波数を抽出して増幅し、AC−DC変換回路46によって直流信号に変換し、消火装置制御部66に出力する。
【0036】
前記火災検知器20では、まず初めに、赤外線センサ20Bを旋回させて火源を検出することにより火源方向を特定し、その後、炎感知器20Aをその火源方向に指向させ、静止した状態で炎特有のCO2共鳴放射と揺らぎを検出することにより火災判断を行う。そのため、炎を正確に判断できるので正しい火災判断を行うことができる。
【0037】
放水ノズル50は、歯車53に固定され、前記歯車53は給水フランジ50Sに立設された給水パイプ50Pに回動自在に支持されている。この給水パイプ50Pには、エンコーダEを有する旋回モータ54が固定され、このモータ54は小歯車54Aを介して前記歯車53に連結されている。
【0038】
放水ノズル50は、遠投ヘッド55、中投ヘッド56及び近投ヘッド57から構成されている。この遠投ヘッド55は、上段に設けられ、中段の中投ヘッド56より放水幅が狭いが飛距離が長いので、中投ヘッド56に比べ遠方迄散水できる。近投ヘッド57は最下段に設けられ、前記中投ヘッド56より放水幅が広いが、飛距離は短いので、ヘッド近傍しか散水することができない。
【0039】
この放水ノズル50から消火水を放出すると、各ヘッド55〜57から噴出される消火水は互いに引き合いながら飛散するので、放水ノズル50側である後端部側の幅が広く、先端部側の幅が狭い凸状もしくは台形状の放水パターンを形成する。
【0040】
そのため、長方形状の消火領域に放水する場合には、旋回モータ54を駆動して歯車53を回転させ、放水ノズル50を所定角度旋回すれば、その全域にわたり万編なく放水することができる。
【0041】
消火装置制御部66は、カウンタ63、モータドライバ64、インタフェィス65に連結されている。また、消火装置制御部66は中央制御盤CPUと接続されている。
【0042】
前記中央制御盤CPUには、火災検知器20〜22、放水ノズル50〜52の情報を処理し、これらを制御するとともに、次の情報が予め記憶されている。
(1)各火災検知器20〜21が、図14に示すように、放水ノズルと同じ方向を向き、火源探査をする時の位置、即ち、放水ノズル50〜52の位置XY座標(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X3、Y3)。
各放水ノズルの座標は、例えば、放水ノズル50:(14、25)、放水ノズル51:(26、14)、放水ノズル52:(6、5)、である。
【0043】
(2)隣接する各放水ノズル50〜52を結ぶ直線、即ち、基準線L、N、Mの傾斜角。
この傾斜角θ10〜θ12は次の様にして求められる。
基準線Lの傾斜角θ10=arctan((25-5)/(14-6))=68°
基準線Mの傾斜角θ11=arctan((14-25)/(26-14))=−43°
基準線Nの傾斜角θ12=arctan((14-5)/(26-6))=24°
【0044】
(3)放水ノズル50〜52の正面方位角、及び基準角度。
これらの角度は、X軸方向を0°とし、左まわりに角度を測り求める。
各放射ノズル50〜52の正面方位角は、例えば、次の通りである。
放水ノズル50の正面方位角θ13=270°
放水ノズル51の正面方位角θ14=180°
放水ノズル52の正面方位角θ15=52°
【0045】
各放水ノズル50〜52の基準角度は、例えば、次の通りである。
放水ノズル50と基準線M:基準角度θ16=317°
放水ノズル50と基準線L:基準角度θ17=248°
放水ノズル51と基準線M:基準角度θ18=137°
放水ノズル51と基準線N:基準角度θ19=204°
放水ノズル52と基準線L:基準角度θ20=68°
放水ノズル52と基準線L:基準角度θ21=24°
【0046】
次に本実施例の作動について説明する。
図示しない自動火災報知設備の煙感知器が火災を検知すると、火災信号を中央制御盤CPUに送出する。該中央制御盤CPUは、火災信号を送出した煙感知器等に対応するホールHの火災検知器20〜22に消火装置制御部66を介して火災探査指令を発する。
【0047】
そうすると、第1実施例の図7の状態で消火ボックスに収納されていた各火災検知器20〜22は、支持部材18A、18Bを介して変位し、図14に示す様に、放水ノズル50〜52と同一方向を向きロックされた状態になる。そのため、外火災感知器20〜22は放水ノズル50〜52の旋回に伴って回転する。
この状態で旋回して火源探査をするが、最初に赤外線センサ20Bが、所定角度旋回して自己の担当する監視エリア全域の探査を行う。
火源F1の熱を検出した時には、エンコーダEにより計測された火源発見時の旋回角が消火装置制御部66に記憶される。
【0048】
赤外線センサ20Bが所定角度旋回すると、該所定角度内に火源F1の熱を発見した赤外線センサ20Bは、その火源F1の熱の発見時の旋回角に戻して火源F1の熱の方向を探査する。
次に、火源感知器20Aを旋回して、炎感知器20Aの指向方向を探査した火源F1に向ける。炎感知器20Aは静止した状態で火源F1の炎を探査して火災判断を行い、消火装置制御部66はその結果を先に記憶した火源検出時の旋回角情報とともに中央制御CPUに送出する。
【0049】
火源が火災検知器20と火災検知器22を結ぶ基準線Lの外側のF1に位置する場合には、火災検知器20、22が火災を検出するが、この時火災検知器21は、それを検出しないものとする。火災検知器20の検出角度ε1は、右50°である。中央制御盤CPUは、火災検知器20からの火災信号受信後「規定の時間」待機し、次の検知が発生するのを待っている。
そうすると、この規定の時間内に火災検知器22からの火災信号を受ける。この火災検知器22の検出角度ε2は左30°である。
【0050】
中央制御盤CPUは、前記「規定の時間」が経過した後、あるいは火災検知器21から火災未発見の情報を受けて、全ての火災検知器からの情報がそろった後に前記二つの検出角度ε1、ε2から火源F1に対し、どちらの放水ノズルが消火に適しているか、を算出する。
検出角度が右の場合には、正面角度に対してマイナス角度とし、左の場合には、正面角度に対しプラス角度とする。この条件にて基準線Lに対する偏り角を求める。
【0051】
放水ノズル50側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=270°−50°=220°
対向する放水ノズル52の場合に採用する基準角度θ17=248°
偏り角δ1=|基準角度−火災角度|=|248°−220°|=28°
【0052】
放水ノズル52側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=52°+30°=82°
対向する放水ノズル50の場合に採用する基準角度θ20=68°
偏り角δ2=|基準角度−火災角度|=|68°−82°|=14°
【0053】
放水ノズルの偏り角が大きい方が火源F1に近いので、両偏り角δ1、δ2を比較し、その値の大きい偏り角δ1、即ち、放水ノズル50が選択される。
【0054】
火源が火災検知器20と火災検知器21を結ぶ基準線Mの内側のF2に位置する場合には、火災検知器20、21が前記と同様な要領で火災を検出するが、火災検知器22は、それを検出しないものとする。
【0055】
火災検知器20、21の検出角度がそれぞれ左25°、右35°とする。
放水ノズル50側の算定。
火源角度=正面角度+検知角度=270°+25°=295°
対向放水ノズル51の場合に採用する基準角度θ16:317°
偏り角δ3=|基準角度−火災角度|=|317°−295°|=22°
【0056】
放水ノズル51側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=180°−35°=145°
対向放水ノズル50の場合に採用する基準角度θ18:137°
偏り角δ4=|基準角度−火災角度|=|137°−145°|=8°
従って、放水ノズル50の偏り角δ3と放水ノズル51の偏り角δ4を比較した場合、偏り角δ3が大きいので、火災検知器20、即ち放水ノズル50が選択される。
【0057】
火源F2の火災で火災検知器20、21、22の三台が火災検知をした場合には、前記要領により三台の放水ノズル50〜52のすべてについて対向関係を算定する。放水ノズル50、51間については、前項と同様であり、ここでは放水ノズル50、52、放水ノズル51、52の二組についてさらに算定を行う。なお、放水ノズル51の検出角度は左3°である。
【0058】
放水ノズル50、52の場合。
放水ノズル50側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=270°+25°=295°
対向するノズル52の場合に採用する基準角度θ17:248°
偏り角δ5=|基準角度−火災角度|=|248°−295°|=47°
【0059】
放水ノズル52側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=52°+3°=55°
対向放水ノズル50の場合に採用する基準角度θ20:68°
偏り角δ6=|基準角度−火災角度|=|68°−55°|=13°
【0060】
従って、放水ノズル50の偏り角δ5と放水ノズル52の偏り角δ6を比較した場合、偏り角δ5が大きいので、放水ノズル50が選択される。
【0061】
放水ノズル51、52の場合。
放水ノズル51側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=180°−35°=145°
対向放水ノズル52の場合に採用する基準角度θ19:204°
偏り角δ7=|基準角度−火災角度|=|240°−145°|=59°
【0062】
放水ノズル52側の算定。
火災角度=正面角度+検出角度=52°+3°=55°
対向放水ノズル51の場合に採用する基準角度θ21:24°
偏り角δ8=|基準角度−火災角度|=|24°−55°|=31°
【0063】
従って、両偏り角δ7、δ8を比較し、その値の大きい偏り角δ7の火災検知器21、即ち、放水ノズル51が選択される。
【0064】
中央制御盤CPUはノズル選択アルゴリズムすなわち選択基準に従い、各放水ノズル50〜52の偏り角δ3〜δ8の大小関係から放水ノズルを選択する。
即ち、火源F2を検出した放水ノズルに基本点1を与え、比較された偏り角(相対角)のうち大きい方に加点1を与え、各放水ノズルの総合得点を算出する。
そして、各総合得点を比較し最も大きい放水ノズルを選択する。
【0065】
この様にして各放水ノズル50〜52の総合得点を算出すると、図19に示す様になり、火災検知器20、即ち放水ノズル50が最大点数となる。従って、中央制御盤CPUはこの放水ノズル50を選択し、消火指令を発する。
【0066】
なお、3台を越える火災検知器、例えば、4台の火災検知器が火源を検出した場合にも、前述と同様にして放水ノズルを選択する。
即ち、各放水ノズルについての偏り角を求め、各偏り角をノズル選択アルゴリズムにより点数化して総合得点を算出し、その最大の放水ノズルを選択すれば良い。
【0067】
次に、火源が基準線Lの外側のF3にあり、かつ、偏り角δ9、δ10が等しい場合について説明する。この場合には偏り角を比較しても差が無いので、予め定められている選択基準に従い、放水ノズル51を選択する。
【0068】
更に、火源が基準線L上のF4に位置する場合について説明する。
この場合には偏り角は、零なので偏り角を比較しても差が無い。
そこで、赤外線センサが火源F4を限界遠距離視野Dn+1で検出したか、中近距離視野D1〜Dn……で検出したか、により選択する。
即ち、火源F4を検出した2台の赤外線センサの内、赤外線センサ20Bが中近距離視野Dnで検出し、他の赤外線センサが中近距離視野D1〜Dnで検出せず、遠距離視野Dn+1で検出した場合には赤外線センサ20Bが火源F4に近いので、該赤外線センサ20B、即ち、放水ノズル50が選択される。
【0069】
また、火源F4を検出した2台の赤外線センサのいずれもが中近距離視野D1〜Dnで検出した場合、或いは、遠距離視野Dn+1で検出した場合には、予め定めた条件例えば若番順のあるいは、先に火源F4を検出した赤外線センサ20B、即ち、放水ノズル50を選択する。この赤外線センサの視野分割に基き放水ノズルを選択する方法は、視野分割が前記2つ以上で済むので、装置が簡素安価となり、制御信号の伝達も簡単になる。
【0070】
以上のようにして放水ノズル50が選択されると、中央制御盤CPUは、前記支持部材18A、18Bに回動指令を与え、火災感知器20A、20Bを水が掛からない位置、即ち、消火ボックスに収納されていた時の状態(図7の状態)、にさせると共に、該放水ノズル50に消火指令を発する。該放水ノズル50は第1実施例と同様に、設定位置で一時旋回を停止しながら設計旋回範囲を揺動して放水を行うが、この放水ノズル50の放水パターンは、後端部側の幅が広く先端部側が狭くなっているので、設計旋回範囲を旋回するだけで長方形状の消火領域に万遍なく散水することが出来る。
【0071】
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、次の様にしても良い。
(1)3つの放水ノズルからなる放水ヘッドの代わりに、1個の放水ノズルを用いる。
(2)炎感知器と赤外線リニアセンサの設置位置、及び放水ヘッドとの軸心との交差角、などは、散水ヘッドの消火水がかからない範囲内で適宜選択することができる。例えば、これらは放水ヘッドの回転軌跡円内の散水飛散域外に設けても良い。
(3)放水ヘッドの一時旋回停止位置、時間などは、消火領域内を均一に散水するように必要に応じて適宜選択することができる。例えば、設定位置を設計旋回範囲の両端及びその中央とするとともに、停止時間を前記両端の停止時間を互いに異ならしめ、例えば、前記両端の停止時間を中央のそれより短くする。
【0072】
【発明の効果】
この発明は、以上のように、炎感知器と赤外線リニアセンサが、前記放水ヘッドの旋回軌跡円又は回転扉の旋回軌跡円の内側の散水飛散域外に配設されており、かつ、その指向方向が該放水ヘッドと異なるので、火災感知器に消火水がかかるのを防止できるとともに、消火装置を従来より小型にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で、開扉時の平面図である。
【図2】開扉時の正面図である。
【図3】閉扉時の正面図である。
【図4】放水ヘッドの正面図である
【図5】放水ヘッドの放水パターンを示す平面図である。
【図6】放水ヘッドの揺動時の放水パターンを示す平面図である
【図7】消火ボックスの閉扉時の状態を示す平面図である。
【図8】赤外線リニアセンサの火源探知状態を示す平面図である。
【図9】炎感知器の火源探知状態を示す平面図である。
【図10】放水ヘッドを火源に指向させた状態を示す平面図である。
【図11】放水ヘッドを設計旋回範囲の左端で一時旋回を停止させた状態を示す平面図である。
【図12】放水ヘッドを設計旋回範囲の右端で一時旋回を停止させた状態を示す平面図である。
【図13】火源の探査消火のフローチャートである。
【図14】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図15】炎感知器のブロック図である。
【図16】赤外線センサの分解図である。
【図17】放水ノズルの配置図である。
【図18】赤外線リニアセンサの視野を示す図である。
【図19】ノズル選択アルゴリズムにより算出した各放水ノズルの点数を示す図である。
【符号の説明】
1 消火ボックス
2 扉
2A 固定扉
2B 回転扉
7 制御ユニット
8 可動式放水ヘッド
9 火災検知器
9A 炎感知器
9B 赤外線リニアセンサ
20 火災検知器
20 火災検知器
21 火災検知器
22 火災感知器
20A 炎検知器
20B 赤外線リニアセンサ
50 放水ノズル
51 放水ノズル
52 放水ノズル

Claims (3)

  1. 回転扉を有する消火ボックスに収納されている可動式放水ヘッドと、該可動式放水ヘッドの側方に配設された炎特有のCO2共鳴放射と揺らぎを検出する炎感知器と火源方向を特定する赤外線リニアセンサと、を備えた消火装置であって;
    前記炎感知器と前記赤外線リニアセンサが、前記放水ヘッドの旋回軌跡円の内側の散水飛散域外に配設されており、かつ、その指向方向が該放水ヘッドの軸心の方向と異なり、火源探査のとき、前記放水ヘッドを高速で旋回させながら前記赤外線センサで火源を探査し、火源方向が特定すると、前記炎感知器を火源方向に指向させ、前記赤外線センサの探査時の旋回速度より遅い速度で火源方向の近傍を旋回しながら火源をとらえて旋回を停止し、その後前記放水ヘッドを更に旋回させ、前記炎感知器の停止位置で火源に向って放水することを特徴とする消火装置。
  2. 消火ボックスに収納され、かつ、可動式放水ヘッドとCO2共鳴放射と揺らぎを検出する炎感知器と火源方向を特定する炎感知器とを備えている消火装置であって;
    前記消火ボックスが、回転扉を有し、
    前記回転扉は、前記放水ヘッドが固定されている回転支持軸に固定されており、
    前記炎感知器と前記赤外線リニアセンサが、前記可動式放水ヘッドに固定され、かつ、該放水ヘッドの側方に配設されるとともに、
    該回転扉の旋回軌跡円の内側の散水飛散域外に配設され、かつ、その指向方向が該放水ヘッドの軸心の方向と異なり、火源探査のとき、前記放水ヘッドを高速で旋回させながら前記赤外線センサで火源を探査し、火源方向が特定すると、前記炎感知器を火源方向に指向させ、前記赤外線センサの探査時の旋回速度より遅い速度で火源方向の近傍を旋回しながら火源をとらえて旋回を停止し、その後前記放水ヘッドを更に旋回させ、前記炎感知器の停止位置で火源に向って放水することを特徴とする消火装置。
  3. 可動式放水ヘッドの軸心と炎感知器の軸心との交差角が30゜でり、該放水ヘッドの軸心と赤外線リニアセンサの軸心との交差角が120゜であることを特徴とする請求項1、又は、2記載の消火装置。
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