JP2001143119A - 硬貨識別装置 - Google Patents

硬貨識別装置

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JP2001143119A
JP2001143119A JP32464999A JP32464999A JP2001143119A JP 2001143119 A JP2001143119 A JP 2001143119A JP 32464999 A JP32464999 A JP 32464999A JP 32464999 A JP32464999 A JP 32464999A JP 2001143119 A JP2001143119 A JP 2001143119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを低く抑えながらも、硬貨の識別精度
を大きく向上させることが可能な硬貨識別装置を提供す
る。 【解決手段】 搬送通路上の予め定められた所定位置に
おいて検出硬貨Cを検出するタイミングセンサ16を設
け、識別手段17は、検出硬貨Cに対して出力される磁
気センサ15からの検出データのピークレベルを判断
し、該ピークレベルが予め定められた所定範囲にない場
合は、該ピークレベルに基づいて検出硬貨Cの金種を識
別する一方、該ピークレベルが予め定められた所定範囲
にある場合のみ、該検出硬貨Cがタイミングセンサ16
で検出されるタイミングまたは該タイミングに基づくタ
イミングで磁気センサ15により検出される検出データ
に基づいて硬貨の金種を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨を選別して計
数等を行う硬貨処理機において用いられ、計数する硬貨
の金種等を識別する硬貨識別装置に関する。
【0002 】
【従来の技術】硬貨を選別して計数等を行う硬貨処理機
において用いられ、計数する硬貨の金種等を識別する硬
貨識別装置として、例えば、実開昭63−107083
号公報に開示されたものがある。この硬貨識別装置は、
硬貨の磁気的性質を検出する磁気センサを有し、該磁気
センサが硬貨に対し検出した磁気的性質に応じた検出デ
ータのピークレベルと、予め金種毎に記憶されている基
準データとを比較し、これらの一致度から検出した硬貨
の金種を判断するようになっている。
【0003 】ところで、日本国内における50円硬貨
および100円硬貨は、同じ素材(白銅)からなってい
るため、硬貨の磁気的性質を検出したときの磁気センサ
の検出データのピークレベルは極めて類似するものとな
ってしまう。このため、このピークレベルだけからその
金種を判定してしまうと誤判定してしまう可能性があっ
た。例えば、図3に示すように、一方の金種の硬貨aの
ピークレベルVapと他方の金種の硬貨bのピークレベ
ルVbpとが極めて類似したレベルとなってしまうので
ある。
【0004 】一方、特開平8−36660号公報に開
示されている硬貨識別装置では、上記のような誤判定を
防止するために、硬貨の磁気的性質を検出する磁気セン
サに加えて、硬貨の外形あるいは模様を検出するCCD
からなる光学センサを設け、磁気センサによる硬貨の磁
気データに基づく判断と、光学センサの検出結果による
該硬貨の外径データあるいは模様データに基づく判断と
を総合して、該硬貨の金種を判断し、その識別精度を向
上させるようになっている。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CCD
等を用いたエリアセンサあるいはラインセンサ等の光学
センサは、それ自体が非常に高価なものであり、識別精
度を上げるために磁気センサの他に新たにこのような光
学センサを設けるとなると、コストが大幅に嵩んでしま
うことから、低コストを目的とした硬貨処理機等に用い
るには無理があった。
【0006 】したがって、本発明は、コストを低く抑
えながらも、硬貨の識別精度を大きく向上させることが
可能な硬貨識別装置の提供を目的とする。
【0007 】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の硬貨識別装置は、搬送通路
上で移動中の検出硬貨についてその磁気的性質に応じた
検出データを検出する磁気センサと、該磁気センサから
の検出データに基づいて前記検出硬貨の金種を識別する
識別手段とを有し、前記搬送通路に多金種が混在した状
態で搬送される各検出硬貨の金種をそれぞれ識別するも
のであって、前記搬送通路上の予め定められた所定位置
において前記検出硬貨を検出するタイミングセンサを設
け、前記識別手段は、前記検出硬貨に対して出力される
前記磁気センサからの検出データのピークレベルを判断
し、該ピークレベルが予め定められた所定範囲にない場
合は、該ピークレベルに基づいて前記検出硬貨の金種を
識別する一方、該ピークレベルが予め定められた所定範
囲にある場合のみ、前記検出硬貨が前記タイミングセン
サで検出されるタイミングまたは該タイミングに基づく
タイミングで前記磁気センサにより検出される検出デー
タに基づいて硬貨の金種を識別することを特徴としてい
る。
【0008 】材質が同じ金種では、各金種の硬貨の磁
気センサの検出データのピークレベルは近似することに
なるが、検出対象である各金種の硬貨の径は異なること
から、磁気センサの検出範囲にかかる面積がこの径の違
いによって異なって磁気センサの検出レベルに差が出る
ことになる。このため、ピークレベルが予め定められた
所定範囲にある場合のみ、上記のような検出レベルに差
が出るような、検出硬貨がタイミングセンサで検出され
るタイミングまたは該タイミングに基づくタイミングに
おいて、磁気センサにより検出された検出データに基づ
いて、硬貨の金種を識別する。また、ピークレベルが予
め定められた所定範囲にない場合は、該ピークレベルに
基づいて前記検出硬貨の金種を識別する。
【0009 】また、本発明の請求項2記載の硬貨識別
装置は、搬送通路上で移動中の検出硬貨についてその磁
気的性質に応じた検出データを検出する磁気センサと、
該磁気センサからの検出データに基づいて前記検出硬貨
の金種を識別する識別手段とを有し、前記搬送通路に多
金種が混在した状態で搬送される各検出硬貨の金種をそ
れぞれ識別するものであって、前記搬送通路上の予め定
められた所定位置において前記検出硬貨を検出するタイ
ミングセンサを設け、前記識別手段は、前記検出硬貨が
前記タイミングセンサで検出されるタイミングまたは該
タイミングに基づくタイミングで前記磁気センサにより
検出される検出データに基づいて前記各検出硬貨の金種
を識別することを特徴としている。
【0010 】材質が同じ金種では、各金種の硬貨の磁
気センサの検出データのピークレベルは近似することに
なるが、検出対象である各金種の硬貨の径は異なること
から、磁気センサの検出範囲にかかる面積がこの径の違
いによって異なって磁気センサの検出レベルに差が出る
ことになる。このため、上記のような検出レベルに差が
出るような、検出硬貨がタイミングセンサで検出される
タイミングまたは該タイミングに基づくタイミングにお
いて、磁気センサにより検出された検出データに基づい
て、硬貨の金種を識別する。
【0011 】また、本発明の請求項3記載の硬貨識別
装置は、請求項1または2に記載のものに関して、前記
検出硬貨は、基準ガイドレールに沿って案内されるもの
とされ、前記タイミングセンサは、前記磁気センサに対
し一つのみ設けられていることを特徴としている。
【0012 】これにより、多金種が混在した状態で搬
送されても、各検出硬貨の位置を基準ガイドレールに案
内させることでそれぞれ一定させて、磁気センサに対し
一つのみのタイミングセンサで検出硬貨の検出タイミン
グを得ることができる。
【0013 】また、本発明の請求項4記載の硬貨識別
装置は、請求項1または2に記載のものに関して、前記
タイミングセンサは、前記磁気センサに対し複数設けら
れていることを特徴とする硬貨識別装置。
【0014 】これにより、多金種が混在した状態で位
置が一定せずに搬送されても、複数のタイミングセンサ
で、良好に各検出硬貨の検出タイミングを得ることがで
きる。
【0015 】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施の形態
の硬貨識別装置を図1〜図3を参照して以下に説明す
る。第1の実施の形態の硬貨識別装置10は、投入口に
投入された多金種混在の硬貨を一枚ずつ分離して搬送通
路11で搬送させ、この搬送中にそれぞれ金種を識別し
つつ計数して各金種別に分類して収納させる硬貨処理機
等に組み込まれるもので、前記した金種を識別する処理
を主に行うものである。
【0016 】搬送通路11は、取り扱う全金種の硬貨
を搬送可能な通路幅を有しており、該搬送通路11で搬
送させる硬貨は、この搬送通路の両側を構成するガイド
レール12,13のうちの一方の基準ガイドレール12
に常に接触させられながら(すなわち基準ガイドレール
12に沿って案内されながら)搬送させられる。
【0017 】この、硬貨識別装置10は、上記のよう
に搬送通路11上で移動中の検出対象となる検出硬貨C
についてその磁気的性質に応じた検出データを検出する
磁気センサ15と、搬送通路11上の予め定められた所
定位置において検出硬貨Cの有無を検出するタイミング
センサ16と、磁気センサ15からの検出データに基づ
いて検出硬貨Cの金種を識別する識別部(識別手段)1
7とを有している。
【0018 】磁気センサ15は、搬送通路11上の検
出硬貨Cに対し磁気信号を出力する発振コイル20及び
発信器21と、これら発振コイル20及び発信器21か
ら出力された磁気信号の検出硬貨Cを通過後の検出信号
を受信する受信コイル22とを有している。また、磁気
センサ15は、受信コイル22で受信された検出信号を
増幅する増幅器23と、該増幅器23で増幅された交流
の検出信号を直流信号に変換する直流変換器24と、直
流変換器24で変換されたアナログの直流信号をデジタ
ル信号に変換して識別部17に出力するADコンバータ
25とを有している。
【0019 】この磁気センサ15は、その受信コイル
22が搬送通路11の途中に設けられており、基準ガイ
ドレール12で案内されて搬送されるすべての金種の硬
貨が該磁気センサ15を通過する際に確実に該磁気セン
サ15の検出範囲を完全に覆うような位置に設けられて
いる。
【0020 】タイミングセンサ16は、搬送通路11
を挟んで上下に配置された発光素子27と受光素子28
とからなるもので、発光素子27から発光される光を受
光素子28が受光することでこれらを結ぶ光路上の所定
の検出位置に硬貨が存在しないことを検出し、発光素子
27から発光される光を受光素子28が受光しないこと
で前記所定の検出位置に検出硬貨Cが存在することを検
出する。これにより、受光素子28が受光状態から非受
光状態に切り替わることで硬貨の搬送方向における先端
側が所定の検出位置に位置したことを検出し、受光素子
28が非受光状態から受光状態に切り替わることで硬貨
の搬送方向における後端側が所定の検出位置に位置した
ことを検出する。すなわち、受光素子28が受光状態か
ら非受光状態に切り替わった後、再び受光状態に切り替
わることで検出硬貨Cが所定の検出位置を通過したこと
を検出する。
【0021 】このタイミングセンサ16は、搬送通路
11における磁気センサ15の搬送方向下流に設けられ
ており、基準ガイドレール12に沿って案内されるすべ
ての金種の検出硬貨Cの1枚毎の通過を検出可能とされ
ている。このタイミングセンサ16は、上記したすべて
の金種の硬貨を共用で検出する磁気センサ15に対し一
つのみ設けられている。
【0022 】識別部17は、磁気センサ15及びタイ
ミングセンサ16からの信号を受け入れるCPU30
と、CPU30が行うべき制御プログラム等が記憶され
たROM31と、磁気センサ15の検出データ等が記憶
されるRAM32とで構成されている。
【0023 】次に、タイミングセンサ16の配置位置
について説明する。まず、図3に示すグラフについて説
明する。図3のグラフにおいて、横軸は基準ガイドレー
ル12に沿った方向にタイミングセンサ16の検出位置
を所定間隔毎に移動させたときの各検出位置(D)であ
り、縦軸は、タイミングセンサ16が前記各検出位置
(D)において検出硬貨Cを検出した時の磁気センサ1
5の検出データのレベル(V:以下検出レベルと称す)
を示している。
【0024 】なお、タイミングセンサ16の基準ガイ
ドレール12に直交する方向に対しての検出位置は、上
記する基準ガイドレール12に沿って搬送されるすべて
の金種の硬貨1枚毎の通過を検出可能な範囲内の任意の
位置でよい。この例では、図2に示す検出ライン(L
1)をその検出位置としている。
【0025 】また、タイミングセンサ16がこの検出
ライン(L1)上の各検出位置(D)で、材質が同じ2
種類の金種の硬貨a,b(具体的には硬貨aは100円
硬貨,硬貨bは50円硬貨で、これらは材質が同じ白銅
からなる)を検出したときの磁気センサ15の検出レベ
ルを表示したものが図3に示すVa,Vbとなる。
【0026 】まず、このグラフに示すように、材質が
同じ金種では、各金種の硬貨a,bのピークレベルVa
p,Vbpは近似しており、上述した従来技術のよう
に、そのピークレベルVap,Vbpのデータに基づい
て金種判定を行うと誤判別するおそれがある。
【0027 】しかしながら、この各ピークレベルVa
p、Vbpを過ぎてからの検出レベルは徐々にその差が
明確に異なってくる。これは、図2の硬貨Ca,Cbに
示すように、タイミングセンサ16の検出位置と磁気セ
ンサ15との間隔が一定であるのに対し、検出対象であ
る各金種の硬貨の径が異なることから、所定の検出位置
を通過すると、磁気センサ15の検出範囲にかかる面積
がこの径の違いによって異なってくるためである。
【0028 】つまり、タイミングセンサ16は、その
検出位置がこの検出レベルの違いが明確になる範囲内の
任意の位置に設定されている(例えば図3に示すDx
0)。具体的には、タイミングセンサ16が硬貨Caの
搬送方向における下流側を検出したとき(受光素子28
が該硬貨Caで受光状態から非受光状態に切り替わった
時点。この時点を該硬貨Caのタイミングセンサ検出時
点と称す)と、硬貨Cbの搬送方向における下流側を検
出したとき(受光素子28が該硬貨Cbで受光状態から
非受光状態に切り替わった時点。この時点を該硬貨Cb
のタイミングセンサ検出時点と称す)とで、各硬貨C
a、Cbがそれぞれ磁気センサ15の検出範囲を覆う面
積が異なるようにタイミングセンサ16は磁気センサ1
5に対する位置が設定されている。さらに具体的には、
硬貨Ca,Cbのうち径の小さい方の硬貨Cb(50円
硬貨)のタイミングセンサ検出時点において、該硬貨は
その一部のみが磁気センサ15の検出範囲を覆い、か
つ、硬貨Ca,Cbのうち径の大きい方の硬貨Ca(1
00円硬貨)のタイミングセンサ検出時点において、該
硬貨は上記より広い面積となるその大部分(あるいは全
部)が磁気センサ15の検出範囲を覆うように、タイミ
ングセンサ16と磁気センサ15との位置関係が設定さ
れている。
【0029 】そして、このようなタイミングセンサ検
出時点における磁気センサ15の検出レベルをCPU3
0で比較するようにすれば、両金種を正確に識別するこ
とが可能となる。具体的には、このような検出レベルの
差が明らかに異なるときの所定の検出位置範囲の中の任
意の位置を該タイミングセンサ16の検出位置とし、こ
の検出位置で該タイミングセンサ16が両金種の適正な
硬貨を検出したタイミングセンサ検出時点の各検出レベ
ル(基準レベル:それぞれ許容範囲あり)を予めROM
31に記憶しておき、CPU30が、この基準レベルと
実際にタイミングセンサ16が検出物となる硬貨を検出
したタイミングセンサ検出時点での磁気センサ15の検
出レベルとを比較するのである。これによって、材質が
同じ金種の硬貨であってもそれぞれの金種を正確に識別
することが可能となる。
【0030 】ここで、第1の実施の形態において、C
PU30は、搬送する硬貨1枚を磁気センサ15で検出
したときのピークレベルに明らかな差が生じている金種
に関しては、従来通り、そのピークレベルで金種を識別
し、ピークレベルが近似する金種についてのみ上記タイ
ミングセンサ検出時点における検出レベルで金種を最終
的に識別するようにする。
【0031 】具体的には、ROM31に、ピークレベ
ルが近似する同材質の金種の硬貨について、予め各適正
硬貨を磁気センサ15で検出したときのピークレベルか
らこれら同材質の金種の硬貨のいずれかであると判定で
きる予め定められた所定の近似判定範囲を記憶させてお
く。また、ROM31に、少なくともピークレベルが近
似する同材質の金種の硬貨を除く金種の硬貨について、
予め各適正金種硬貨を磁気センサ15で検出したときの
ピークレベルから各金種を判定するピークレベル(基準
ピークレベル)の各金種判定範囲を記憶させておき、さ
らに、ピークレベルが近似する金種のみ、予め各適正硬
貨をタイミングセンサ検出時点において検出したときの
検出レベルから各金種を判定する検出レベル(基準タイ
ミングセンサ検出時レベル)の各金種判定範囲を記憶し
ておく。
【0032 】そして、実際に磁気センサ15が硬貨を
検出すると、CPU30は、該磁気センサ15による硬
貨全体の検出結果及びタイミングセンサ検出時点の検出
レベルのデータを一旦RAM32に記憶し、このデータ
から該検出硬貨Cのピークレベルを求め、該ピークレベ
ルが、近似する他金種があると判定できる予め定められ
た近似判定範囲にない場合は、該ピークレベルに基づい
て検出硬貨Cの金種を識別する。すなわち、ROM31
に記憶された基準ピークレベルの各金種判定範囲の中か
らピークレベルが当てはまる金種を求める。一方、該ピ
ークレベルが、近似する他金種があると判定できる予め
定められた近似判定範囲にある場合のみ、該検出硬貨C
がタイミングセンサ16で検出されるタイミングセンサ
検出時点で磁気センサ15により検出された検出レベル
に基づいて硬貨の金種を識別する。すなわち、タイミン
グセンサ検出時点の検出レベルとROM31に記憶され
た基準タイミングセンサ検出時レベルの各金種判定範囲
とを比較し、その検出硬貨Cがどの金種に当てはまるの
かを判定する。勿論、検出硬貨Cのピークレベルからす
べての硬貨の金種を一旦求めた後、ピークレベルが近似
する金種についてのみ、該検出硬貨Cがタイミングセン
サ16で検出されるタイミングセンサ検出時点で磁気セ
ンサ15により検出された検出レベルに基づいて硬貨の
金種を識別しても同様である。
【0033 】以上に述べた第1の実施の形態によれ
ば、材質が同じ金種では、各金種の硬貨の磁気センサ1
5の検出データのピークレベルは近似することになる
が、検出対象である各金種の硬貨の径は異なることか
ら、磁気センサ15の検出範囲にかかる面積がこの径の
違いによって異なって磁気センサ15の検出レベルに差
が出ることになる。このため、ピークレベルが予め定め
られた所定範囲にある場合のみ、上記のような検出レベ
ルに差が出るような、検出硬貨Cがタイミングセンサ1
6で検出されるタイミングで、磁気センサ15により検
出される検出データに基づいて、硬貨の金種を識別す
る。また、ピークレベルが予め定められた所定範囲にな
い場合は、該ピークレベルに基づいて前記検出硬貨Cの
金種を識別する。
【0034 】したがって、コストを低く抑えながら
も、硬貨の識別精度を大きく向上させることが可能とな
る。しかも、ピークレベルでは金種を識別しにくい硬貨
であるか否かをピークレベルで判断しピークレベルでは
識別しにくい硬貨についてのみタイミングセンサ16に
基づく金種識別を行うため、識別に要する処理時間の長
大化を最小限に抑えることができる。
【0035 】また、多金種が混在した状態で搬送され
ても、各検出硬貨Cの位置を基準ガイドレール12に案
内させることでそれぞれ一定させて、磁気センサ15に
対し一つのみのタイミングセンサ16で検出硬貨Cの検
出タイミングを得ることができる。したがって、タイミ
ングセンサ16がひとつで済むため、コストを低減する
ことができる。
【0036 】なお、以上においては、ピークレベルが
近似する硬貨同士が、タイミングセンサ16で検出され
るタイミングセンサ検出時点で、検出レベルに差を出す
ようにタイミングセンサ16と磁気センサ15との位置
関係を設定したが、タイミングセンサ16と磁気センサ
15との位置関係が、タイミングセンサ検出時点に対し
ずれたタイミングで検出レベルに差を出すように設定さ
れることもあり、この場合は、このタイミングセンサ検
出時点に対しずれたタイミングでの検出レベルで判定す
ることになる。
【0037 】次に、本発明の第2の実施の形態の硬貨
識別装置10について、図1,2,4を主に参照して第
1の実施の形態と相違する部分を中心に以下に説明す
る。なお、第1の実施の形態と同様の部分には、同一の
符号を付しその説明は略す。
【0038 】第2の実施の形態においては、搬送通路
11上の予め定められた所定位置において検出硬貨Cを
検出するタイミングセンサ16を設け、識別部17が、
検出硬貨Cがタイミングセンサ16で検出されるタイミ
ングセンサ検出時点で磁気センサ15により検出される
検出データに基づいてのみ(ピークレベルとは無関係
に)検出硬貨Cの金種を識別するようになっている。
【0039 】すなわち、上記第1の実施の形態では、
基準ピークレベルと基準タイミングセンサ検出時レベル
とを用いて、最高2段階で硬貨の金種を識別するように
しているが、この第2の実施の形態では基準タイミング
センサ検出時レベル(ただし、第1の実施の形態のそれ
とは記憶内容が異なる)のみとを比較させるだけで、そ
の金種を識別しようとするものである。
【0040 】以下に、第2の実施の形態におけるタイ
ミングセンサ16の配置位置について説明する。まず、
図4に示すグラフについて説明する。図4は、図3の場
合と同様に、タイミングセンサ16の検出ライン(L
1)の各検出位置で、日本国内において取り扱う全金種
の硬貨を磁気センサ15で検出したときの検出レベルを
測定した結果を示すグラフである。
【0041 】このグラフに示すように、材質が同じ白
銅からなる50,100円硬貨のピークレベルは近似し
ているが、第1の実施の形態のようにこれらの検出レベ
ルに差を出すことができる検出位置Dx1〜Dx2の範
囲内で、なおかつ、その他の金種(1,5,10,50
0円硬貨)においても、検出レベルの違いを明確に区別
することができるようなタイミングセンサ16の検出位
置を求められれば、取り扱う全金種の正確な識別が可能
となる。すなわち、タイミングセンサ検出時点におい
て、このような識別が可能な図4に示す所定の検出位置
(Dx3:最適検出位置)ですべての金種の硬貨を磁気
センサ15で検出させる位置に、タイミングセンサ16
は設けられている。
【0042 】これにより、予めROM31には、その
検出位置が前記最適検出位置(Dx3)に設定されるタ
イミングセンサ16が硬貨を検出したタイミングセンサ
検出時点の各金種の磁気センサ15の検出レベル(それ
ぞれ許容範囲あり)を記憶しておき、実際に搬送する硬
貨をタイミングセンサ16が検出した場合には、その時
点において磁気センサ15で検出した検出レベルと基準
タイミングセンサ検出時レベルとを比較して、一致する
金種を求める。その結果、ピークレベルを求めることな
く、かつ1回の判定で正確にその金種を識別することが
できる。したがって、識別に要する処理時間が長大化す
ることがなくなる
【0043 】なお、上記実施の形態では、いずれの場
合も硬貨を基準ガイドレール12に沿って搬送させるこ
とでタイミングセンサ16の検出位置を必要最小限の一
カ所とし、これによってコストを低く抑えることを可能
としているが、仮に、硬貨の搬送位置が不確定であった
としても(基準ガイドレール12に沿って搬送されなく
ても)、タイミングセンサ16の検出位置を多少増やす
ことによって、上記実施例と同様の方法で硬貨の選別を
行うことが可能である。
【0044 】具体的には、図5に示すように、磁気セ
ンサ15が丸型のポットコアタイプでその検出範囲が搬
送通路11上方より見て円状の場合、磁気センサ15の
検出範囲から常に等距離となる円弧状の検出ライン(L
2)上の複数の位置をタイミングセンサ16の検出位置
として設定し、これらタイミングセンサ16の中で最初
に硬貨を検出した時を磁気センサ15の検出タイミング
とすれば、硬貨がどの位置を通過しても、磁気センサ1
5の検出範囲にかかる硬貨の面積の割合、つまりその検
出レベルは、その金種に応じてほぼ一定となり、これに
よって上記実施の形態と同じ方法で識別することができ
る。
【0045 】なお、この検出ライン(L2)上にタイ
ミングセンサ16の検出位置を多数設けるほど、タイミ
ングセンサ16がこれら硬貨を検出したときの磁気セン
サ15の検出範囲にかかる硬貨の面積の割合、つまりそ
の検出レベルの値はより正確になる反面、コストがかさ
むことになる。
【0046 】従って、図5に示す構成では、そのタイ
ミングセンサ16の検出位置を2カ所と最小限にしてお
り、これによって、その検出レベルに若干の誤差が生じ
る可能性があるが、上記実施の形態で述べた各金種の基
準タイミングセンサ検出時レベルはいずれにおいてもそ
の値が近似するものがなく、結果、その許容範囲を通常
より大きくとれることから問題なく識別を行うことがで
きる。
【0047 】また、上記実施例では、いずれの場合も
タイミングセンサ16の検出位置を磁気センサ15の搬
送方向下流側とし、該タイミングセンサ16の硬貨検出
時を、磁気センサ15の検出タイミングとしているが、
このタイミングセンサ16を搬送方向上流側に設けて、
硬貨の検出状態から非検出状態への切換時を、磁気セン
サ15の検出タイミングとするようにしてもよく、これ
により設計の自由度が大幅に向上することになる。
【0048 】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨識別装置によれば、材質が同じ金種では、各
金種の硬貨の磁気センサの検出データのピークレベルは
近似することになるが、検出対象である各金種の硬貨の
径は異なることから、磁気センサの検出範囲にかかる面
積がこの径の違いによって異なって磁気センサの検出レ
ベルに差が出ることになる。このため、ピークレベルが
予め定められた所定範囲にある場合のみ、上記のような
検出レベルに差が出るような、検出硬貨がタイミングセ
ンサで検出されるタイミングまたは該タイミングに基づ
くタイミングにおいて、磁気センサにより検出された検
出データに基づいて、硬貨の金種を識別する。また、ピ
ークレベルが予め定められた所定範囲にない場合は、該
ピークレベルに基づいて前記検出硬貨の金種を識別す
る。したがって、コストを低く抑えながらも、硬貨の識
別精度を大きく向上させることが可能となる。しかも、
ピークレベルでは金種を識別しにくい硬貨であるか否か
をピークレベルで判断しピークレベルでは識別しにくい
硬貨についてのみタイミングセンサに基づく金種識別を
行うため、識別に要する処理時間の長大化を最小限に抑
えることができる。
【0049 】本発明の請求項2記載の硬貨識別装置に
よれば、材質が同じ金種では、各金種の硬貨の磁気セン
サの検出データのピークレベルは近似することになる
が、検出対象である各金種の硬貨の径は異なることか
ら、磁気センサの検出範囲にかかる面積がこの径の違い
によって異なって磁気センサの検出レベルに差が出るこ
とになる。このため、上記のような検出レベルに差が出
るような、検出硬貨がタイミングセンサで検出されるタ
イミングまたは該タイミングに基づくタイミングにおい
て、磁気センサにより検出された検出データに基づい
て、硬貨の金種を識別する。したがって、コストを低く
抑えながらも、硬貨の識別精度を大きく向上させること
が可能となる。しかも、ピークレベルでは一切判断せず
タイミングセンサの検出に基づく磁気センサの検出デー
タのみで金種識別を行うため、識別に要する処理時間が
長大化することがなくなる。
【0050 】本発明の請求項3記載の硬貨識別装置に
よれば、多金種が混在した状態で搬送されても、各検出
硬貨の位置を基準ガイドレールに案内させることでそれ
ぞれ一定させて、磁気センサに対し一つのみのタイミン
グセンサで検出硬貨の検出タイミングを得ることができ
る。したがって、タイミングセンサがひとつで済むた
め、コストを低減することができる。
【0051 】また、本発明の請求項4記載の硬貨識別
装置によれば、多金種が混在した状態で位置が一定せず
に搬送されても、複数のタイミングセンサで、良好に各
検出硬貨の検出タイミングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の硬貨識別装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】 本発明の硬貨識別装置の磁気センサおよびタ
イミングセンサの配置構成を示す平面図である。
【図3】 硬貨識別装置のタイミングセンサの硬貨検出
位置とタイミングセンサ検出時における磁気センサの検
出レベルの関係を示すグラフであって同材質の二金種を
検出したもの。
【図4】 硬貨識別装置のタイミングセンサの硬貨検出
位置とタイミングセンサ検出時における磁気センサの検
出レベルの関係を示すグラフであって日本国内において
使用される各金種を検出したもの。
【図5】 本発明の硬貨識別装置の他の例の磁気センサ
およびタイミングセンサの配置構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 硬貨識別装置 11 搬送通路 12 基準ガイドレール 15 磁気センサ 16 タイミングセンサ 17 識別部(識別手段) C 検出硬貨

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送通路上で移動中の検出硬貨について
    その磁気的性質に応じた検出データを検出する磁気セン
    サと、該磁気センサからの検出データに基づいて前記検
    出硬貨の金種を識別する識別手段とを有し、前記搬送通
    路に多金種が混在した状態で搬送される各検出硬貨の金
    種をそれぞれ識別する硬貨識別装置において、 前記搬送通路上の予め定められた所定位置において前記
    検出硬貨を検出するタイミングセンサを設け、 前記識別手段は、前記検出硬貨に対して出力される前記
    磁気センサからの検出データのピークレベルを判断し、
    該ピークレベルが予め定められた所定範囲にない場合
    は、該ピークレベルに基づいて前記検出硬貨の金種を識
    別する一方、該ピークレベルが予め定められた所定範囲
    にある場合のみ、前記検出硬貨が前記タイミングセンサ
    で検出されるタイミングまたは該タイミングに基づくタ
    イミングで前記磁気センサにより検出される検出データ
    に基づいて硬貨の金種を識別することを特徴とする硬貨
    識別装置。
  2. 【請求項2】 搬送通路上で移動中の検出硬貨について
    その磁気的性質に応じた検出データを検出する磁気セン
    サと、該磁気センサからの検出データに基づいて前記検
    出硬貨の金種を識別する識別手段とを有し、前記搬送通
    路に多金種が混在した状態で搬送される各検出硬貨の金
    種をそれぞれ識別する硬貨識別装置において、 前記搬送通路上の予め定められた所定位置において前記
    検出硬貨を検出するタイミングセンサを設け、 前記識別手段は、前記検出硬貨が前記タイミングセンサ
    で検出されるタイミングまたは該タイミングに基づくタ
    イミングで前記磁気センサにより検出される検出データ
    に基づいて前記各検出硬貨の金種を識別することを特徴
    とする硬貨識別装置。
  3. 【請求項3】 前記検出硬貨は、基準ガイドレールに沿
    って案内されるものとされ、前記タイミングセンサは、
    前記磁気センサに対し一つのみ設けられていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の硬貨識別装置。
  4. 【請求項4】 前記タイミングセンサは、前記磁気セン
    サに対し複数設けられていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の硬貨識別装置。
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