JP2001142303A - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

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JP2001142303A
JP2001142303A JP32363699A JP32363699A JP2001142303A JP 2001142303 A JP2001142303 A JP 2001142303A JP 32363699 A JP32363699 A JP 32363699A JP 32363699 A JP32363699 A JP 32363699A JP 2001142303 A JP2001142303 A JP 2001142303A
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JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
flange
magnet roll
end parts
flanges
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32363699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Oyama
貴俊 大山
Atsuhiko Sugimori
厚彦 杉森
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジをスリーブに圧入することにより十
分な固着強度、振れ精度が得られ、かつスリーブの圧入
部分の外周膨らみが寸法公差の上限を外れることなく、
さらに加工工数の低減が可能なマグネットロールを提供
する。 【解決手段】 非磁性スリーブ4の両端部にフランジ3
を配設し、該フランジ3にてマグネット1を固着してな
るシャフト2を回転自在に支持する構造であり、前記フ
ランジ3を前記スリーブ4内側に圧入する際に発生する
該スリーブ両端部の膨らみの最大寸法に対応させて、当
該スリーブ両端部にテーパー部5を形成しておき、スリ
ーブ両端部の外周を端部に向けてテーパー状に肉厚を薄
く形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機等に
用いる電子写真方式の現像用マグネットロールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は静電式複写機等に用いる電子写真
方式の現像用マグネットロールの従来例である。図中、
1はマグネット、2はシャフト、3はシャフトを支持す
るフランジ、4は非磁性スリーブである。マグネット1
はシャフト2に固定され、シャフト2はフランジ3にて
回転自在に支持されている。
【0003】このようなマグネットロールのスリーブ4
とフランジ3の固着方法において、かしめ、カーリン
グ、接着が一般的に採用されている。
【0004】公知技術としては、特開平6−20248
0号公報や特開平11−125965号公報に開示され
ているものがある。特開平6−202480号公報は、
スリーブとフランジを接着する構造である。また、特開
平11−125965号公報は、フランジに対してスリ
ーブ挿入後にカーリングするもので、フランジ外周にロ
ーレットを施す構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かしめ、カ
ーリング、接着等は工数、固着強度の安定性、振れ精度
において満足できる方法でない。一方、圧入による固着
は製法として従来から知られているが、フランジをスリ
ーブに圧入した際スリーブの圧入部分が膨らみ寸法公差
の上限を外れてしまい、使用上有害となる場合が考えら
れる。
【0006】特開平6−202480号公報、特開平1
1−125965号公報等の従来技術は、いずれもこの
ような問題を解決するものではない。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、フランジをス
リーブに圧入することにより十分な固着強度、振れ精度
が得られ、かつスリーブの圧入部分の外周膨らみが寸法
公差の上限を外れることなく、さらに加工工数の低減が
可能なマグネットロールを提供することを目的とする。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、非磁性スリーブの両端部にフランジを配
設し、該フランジにてマグネットを固着してなるシャフ
トを回転自在に支持するマグネットロールにおいて、前
記フランジを前記スリーブ内側に圧入する際に発生する
該スリーブ両端部の膨らみの最大寸法に対応させて、当
該スリーブ両端部の外周を端部に向けて段状又はテーパ
ー状に肉厚を薄く形成した構成としている。
【0010】前記マグネットロールにおいて、前記スリ
ーブの端縁に、前記フランジが抜けないように複数のか
しめ部を形成する構成としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマグネットロ
ールの実施の形態を図面に従って説明する。
【0012】図1及び図2は本発明に係るマグネットロ
ールの第1の実施の形態を示すものであり、図1はフラ
ンジ圧入前、図2はフランジ圧入後である。
【0013】これらの図において、アルミニウム合金材
等の非磁性スリーブ4の両端部のフランジ3の圧入部分
に対し当該両端部外周をあらかじめテーパー加工してあ
る。つまり、スリーブ4の両端部外周にテーパー部5が
形成されており、スリーブ4は先端に向けてテーパー状
に肉厚を薄く形成されている。外周加工寸法はフランジ
3をスリーブ4に圧入した際に発生するスリーブ4の膨
らみの最大寸法とする。例えば、スリーブ4の内径を1
8mm、肉厚を0.8mmとしたとき、テーパー部5の先端
では厚み方向の寸法T(=0.01〜0.03mm程度)
だけ肉厚が薄くなるようにする。なお、スリーブ4の両
端部の内周にはフランジ3の圧入深さを規制できるよう
に段差面6を形成することが望ましい。
【0014】そして、図2のようにテーパー部5付きの
スリーブ4にフランジ3を圧入固着してマグネットロー
ルを組み立てる。
【0015】なお、その他の構成は前述した図5の従来
例と同様で同一又は相当部分に同一符号を付して説明を
省略する。
【0016】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0017】(1) フランジ3を非磁性スリーブ4に圧
入した際に発生するスリーブの膨らみの最大寸法を逃げ
るようにテーパー部5が形成されているから、スリーブ
4の圧入部分の外周膨らみが寸法公差の上限を外れて不
良品となることがなくなる。
【0018】(2) スリーブ4の両端部の内周には段差
面6を形成しておくことで、フランジ3の圧入深さを規
制でき、組立容易となる。
【0019】図3は本発明に係るマグネットロールの第
2の実施の形態を示す。この場合、非磁性スリーブ4の
両端部のフランジ3の圧入部分に対し両端部外周をあら
かじめ段加工してある。つまり、スリーブ4の両端部に
段部7が形成され、先端に向けて階段状に肉厚が薄く形
成されている。外周部加工寸法はフランジ3をスリーブ
4に圧入した際に発生するスリーブ4の膨らみの最大寸
法とする。例えば、スリーブ4の内径を18mm、肉厚を
0.8mmとしたとき、段部7の先端では厚み方向の寸法
T(=0.01〜0.03mm程度)だけ肉厚が薄くなる
ようにする。そして、段部7付きのスリーブ4にフラン
ジ3を圧入固着してマグネットロールを組み立てる。
【0020】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0021】この第2の実施の形態では、フランジ3を
非磁性スリーブ4に圧入した際に発生するスリーブ4の
膨らみの最大寸法を逃げるように段部7が形成されてい
るから、スリーブ4の圧入部分の外周膨らみが寸法公差
の上限を外れて不良品となることがなくなる。
【0022】図4は本発明に係るマグネットロールの第
3の実施の形態である。非磁性スリーブ4両端部のフラ
ンジ3の圧入部分に対し両端部外周をあらかじめテーパ
ー加工又は段加工する点等は第1又は第2の実施の形態
と同じであるが抜け強度を十分確保するために部分かし
め(4箇所程度をつぶし加工し抜け止め構造とする)を
併用している。つまり、スリーブ4の端部に形成された
かしめ部8が4箇所でフランジ3が脱落しないようにか
しめられている。フランジ3の外側端面にはかしめ部8
に対応した凹部9が形成され、かしめ部8が凹部9に入
り込むようにしている。
【0023】この第3の実施の形態では、非磁性スリー
ブ4に対するフランジ3の固着強度のうち回転トルクは
圧入固着により十分な強度を得られ、さらに抜け強度
は、部分かしめを併用することで十分確保でき、いっそ
う信頼性の高い静電式複写機等に用いる電子写真方式の
現像用マグネットロールを提供可能となる。
【0024】なお、前記非磁性スリーブ4の内径を18
mm、肉厚を0.8mmとしたときに、前記寸法Tが0.0
1〜0.03mm程度である旨説明したが、スリーブ内径
や肉厚が変化した場合でも前記寸法Tは概ね0.01〜
0.03mmの範囲内に設定すればよい。
【0025】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマグ
ネットロールによれば、非磁性スリーブの両端部にフラ
ンジを配設し、フランジにてマグネットを固着してなる
シャフトを回転自在に支持する構成において、前記フラ
ンジを前記スリーブ内側に圧入することで、十分な固着
強度、振れ精度が得られ、しかも圧入の際に発生するス
リーブ両端部の膨らみの最大寸法に対応させて、当該ス
リーブ両端部の外周を端部に向けて段状又はテーパー状
に肉厚を薄く形成したので、前記スリーブの圧入部分の
外周膨らみが寸法公差の上限を外れることがなく、さら
に圧入後の加工を不要として加工工数の低減が可能とな
る。これらの結果、製造容易で簡単な構成により、信頼
性の良好なマグネットロールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマグネットロールの第1の実施の
形態であってフランジをスリーブに圧入する前の状態を
示す分解断面図である。
【図2】同じくフランジをスリーブに圧入した後の断面
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であってフランジを
スリーブに圧入する前の状態を示す分解断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図5】マグネットロールの従来例を示す正断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マグネット 2 シャフト 3 フランジ 4 非磁性スリーブ 5 テーパー部 6 段差面 7 段部 8 かしめ部 9 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性スリーブの両端部にフランジを配
    設し、該フランジにてマグネットを固着してなるシャフ
    トを回転自在に支持するマグネットロールにおいて、 前記フランジを前記スリーブ内側に圧入する際に発生す
    る該スリーブ両端部の膨らみの最大寸法に対応させて、
    当該スリーブ両端部の外周を端部に向けて段状又はテー
    パー状に肉厚を薄く形成したことを特徴とするマグネッ
    トロール。
  2. 【請求項2】 前記スリーブの端縁に、前記フランジが
    抜けないように複数のかしめ部を形成してなる請求項1
    記載のマグネットロール。
JP32363699A 1999-11-15 1999-11-15 マグネットロール Withdrawn JP2001142303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32363699A JP2001142303A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 マグネットロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32363699A JP2001142303A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 マグネットロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001142303A true JP2001142303A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18156946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32363699A Withdrawn JP2001142303A (ja) 1999-11-15 1999-11-15 マグネットロール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106180007A (zh) * 2015-12-31 2016-12-07 桂林斯壮微电子有限责任公司 一种测试分选机用的可拆卸电磁铁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106180007A (zh) * 2015-12-31 2016-12-07 桂林斯壮微电子有限责任公司 一种测试分选机用的可拆卸电磁铁

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Effective date: 20070206