JP2001140471A - 鉄筋結束機 - Google Patents
鉄筋結束機Info
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Abstract
量を調整するとともに結束力を調整し、ワイヤの使用量
と結束時間の無駄を省いて結束の効率向上を図ることが
できる鉄筋結束機を提供すること。 【解決手段】結束機本体5の先端に設けられた曲げガイ
ドアーム1から結束用のワイヤbを鉄筋aの外側にルー
プ状になるように送り出した後、ループの一部を捩じっ
て結束する鉄筋結束機において、上記結束機本体5の先
端に鉄筋aの径を判別する判別機構10を設け、該判別
機構10の判別結果に基づいて上記ワイヤbの送り出し
量と結束力とを制御した。
Description
くは結束する鉄筋の径を判別し、結束に必要なワイヤの
送り出し量と結束力とを鉄筋の径に応じて決定する鉄筋
結束機に関する。
端に設けられた曲げアームから結束用のワイヤを鉄筋の
外側にループ状に送り出し、ループの一部を捩じり用フ
ックで摘んで締め付け力(トルク)が一定値に到達する
まで捩じり用フックを回転させ、常に一定のトルクで結
束するようになっている。この場合、鉄筋の径が規格で
定められているので、ワイヤの送り出し量及び締め付け
トルクは最大径の鉄筋に合わせて設定されていれば鉄筋
の径の違いにも対応することができた。
径に関係なく結束用ワイヤの送り出し量は常に一定であ
るため、径の細い鉄筋であっても径の太い鉄筋であって
も使用するワイヤの量は変わらないし、締め付けトルク
が一定になるまで捩じり用フックを回転させなければな
らず、細い鉄筋の場合には太い鉄筋に比べて長い時間捩
じり用フックを回転させなければならない為に必要以上
にワイヤを使用する問題、長い時間捩じり用フックを作
動させる問題があった。
に応じて自動的にワイヤの送り込み量を調整するととも
に結束力を調整し、ワイヤの使用量と結束時間の無駄を
省いて結束の効率向上を図ることができる鉄筋結束機を
提供することをその課題とする。
め、本発明に係る鉄筋結束機は、結束機本体の先端に設
けられた曲げガイドアームから結束用のワイヤを鉄筋の
外側にループ状になるように送り出した後、ループの一
部を捩じって結束する鉄筋結束機において、鉄筋の径を
判別する判別機構を設け、該判別機構の判別結果に基づ
いて上記ワイヤの送り出し量と結束力とを制御すること
を特徴とする。
筋結束機は曲げガイドアーム1とその下の補助アーム2
との間に鉄筋aを入れ込んだ後、送り手段4を作動させ
て結束機本体5内に配置された結束用のワイヤロール6
からワイヤbを曲げガイドアーム1からループ状に送り
出して鉄筋aの周囲に巻き回し、さらに捩じり手段7に
よってワイヤループの一部を掴んで捩じり回すことによ
って鉄筋aを一定の締め付け強度で結束するものであ
る。
径を判別する判別機構10が設けられている。この判別
機構10は、図2に示すように、結束機本体5の先端に
支軸11で上下に回動可能に軸支され、バネ部材12で
常に上方に回動するように付勢された補助アーム2と、
補助アーム2の開き角度を計測する計測手段13とで構
成されている。
成され、このポテンショメータ13は上記補助アーム2
の後端部に支軸11と同心円上に円弧状に形成されたギ
ヤ14に噛合する歯車15の軸に直結され、補助アーム
2の回動量がポテンショメータ13の測定値に比例する
ようになっており、ポテンショメータ13の抵抗値は電
圧値に変換され、この電圧値から鉄筋aの径の太さが判
別できるようになっている。この判別方法は、例えば、
予め実測値から鉄筋の径対電圧値のテーブルを作成して
おき、計測した電圧値をテーブルの電圧値と参照するこ
とにより鉄筋aの径を判別できるようにすればよい。
3に限定されるものではなく、例えばロータリーエンコ
ーダで構成してもかまわない。
補助アーム2との間の結束機本体5の先端には当接部1
8が設けられ、この当接部18には鉄筋aが当接したこ
とを感知するセンサ(例えば、コンタクトスイッチ等)
19が配置され、図示しない制御部はこのセンサ19が
作動した時の補助アーム2の開き角度(ポテンショメー
タ13の抵抗値(電圧値))を読み取り、読み取った開
き角度から鉄筋aの径を判別し、送り手段4による鉄筋
aの送り出し量と、捩じり手段7の結束力(捩じり手段
の回転量又は駆動力であるモータへの電力の供給停止を
判断するためのモータ電流値)の調整を行うようになっ
ている。
て説明する。先ず、初期状態では補助アームの形成する
開き角度θは図2に示すようになっている。そこで、結
束したい鉄筋aに結束機本体5の先端を押し当てて鉄筋
aを曲げガイドアーム1とその下の補助アーム2との間
に入れ込む。補助アーム2はバネ部材12に抗して押し
込まれた鉄筋aによって強制的に回動させられ、曲げガ
イドアーム1と補助アーム2とで挟むように鉄筋aを支
持する。この時、図3(a)(b)に示すように、鉄筋
の径の太さによって補助アーム2の開き角度θは異なる
(θ1>θ2)。そして、鉄筋aがセンサ19に当接す
るまで結束機本体5を鉄筋aに押し付けると、制御部は
センサ19が作動したタイミングで補助アーム2の開き
角度θ(電圧値)を読み取り、読み取った開き角度θ
(電圧値)から鉄筋aの径を判別し、送り手段4による
鉄筋aの送り出し量と、捩じり手段7による結束力の調
整を行い、太い鉄筋aの場合は鉄筋aの送り出し量を多
くし、細い鉄筋aの場合は鉄筋aの送り出し量を少なく
し、それに応じて適切なトルクで鉄筋aを捩じるように
捩じり手段7の結束力(捩じり手段の回転量、又は駆動
力であるモータへの電力の供給停止を判断するためのモ
ータ電流値)を調整する。
な量のワイヤbを使用することができるとともに、捩じ
り手段7の作動時間も無駄がなくなり、電池の消耗を抑
えることができるとともに結束時間を短縮することがで
き作業効率の向上を図ることができる。
し、この判別機構10’は、先端が互いに相反する方向
に折れ曲がった一対のレバー20、21と、このレバー
20、21の開き角度を検出する計測手段13とで構成
されている。上記一対のレバー20、21は図示しない
付勢手段で常に閉じ方向に付勢され、図5(a)(b)
に示すように、レバー20、21の前端を鉄筋aに押し
当てると、鉄筋aによって互いに相反する方向に拡開さ
せられその開き角度θ’が鉄筋の径によって異なる(θ
1’>θ2’)ように形成されている。このレバー2
0、21の開き角度θ’は計測手段13で計測される
が、この計測手段13は上述の判別機構10と同じよう
にポテンショメータが使用されればよい。
端を鉄筋に押し当てると、鉄筋aはレバー20、21を
押し広げながら曲げガイドアーム1と補助アーム2との
間に入り込む。レバー20、21の開き角度に応じてポ
テンショメータ13の動作量が変化し、この動作量が抵
抗値に変換され、抵抗値が電圧値に変換される。制御部
はセンサ19がONしたタイミングでレバーの開き角度
(電圧値)を読み取り、その電圧値から鉄筋の径の太さ
を判別し、判別結果により送り手段と捩じり手段との作
動量を調整する。このことにより、鉄筋の結束を最適な
条件で行うことができ、効率のよい鉄筋の結束を行うこ
とができる。
手段13としてフォトセンサ等を使用せずポテンショメ
ータ等の機械的なセンサを使用することにより埃などの
多い劣悪な環境下であっても環境に左右されず安定した
計測を行うことができる。
筋の径を自動的に計測し、鉄筋の径に応じたワイヤの送
り出し量と結束力とを調整するので、鉄筋の径に応じて
マニュアルでワイヤの送り出し量と結束力とを調整しな
いで済む。また、ワイヤの送り出し量と締めつけトルク
が適切になるので、ワイヤの消費を抑えることができる
とともに、捩じり手段の作動時間も適切になり作業効率
の向上を図ることができる。
図
態の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 結束機本体の先端に設けられた曲げガイ
ドアームから結束用のワイヤを鉄筋の外側にループ状に
なるように送り出した後、ループの一部を捩じって結束
する鉄筋結束機において、 上記結束機本体の先端に鉄筋の径を判別する判別機構を
設け、該判別機構の判別結果に基づいて上記ワイヤの送
り出し量と結束力とを制御することを特徴とする鉄筋結
束機。
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