JP2001140270A - マンホール用成形型枠のステップ保持機構 - Google Patents

マンホール用成形型枠のステップ保持機構

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JP2001140270A
JP2001140270A JP32349499A JP32349499A JP2001140270A JP 2001140270 A JP2001140270 A JP 2001140270A JP 32349499 A JP32349499 A JP 32349499A JP 32349499 A JP32349499 A JP 32349499A JP 2001140270 A JP2001140270 A JP 2001140270A
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勇 日下
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HOKUTO KATAWAKU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来行われていたマンホール成形用型枠へのス
テップ保持具の取付け機構では、作業性が悪く煩雑であ
り、安全性にも課題があった。 【解決手段】マンホール用成形型枠のステップ保持機構
を、ステップを着脱可能に保持するステップホルダ
(3)と、内型枠(1)側面の嵌合窓(10)と、ステ
ップホルダの支持台(11)と、ステップホルダを支持
台とで挟持固定する締結機構(2)で構成する。また、
締結機構を、支柱(20)と、支柱の軸回転で上下動す
る係合体(21)と、係合体の突起部(21c)が嵌合
するステップホルダの嵌合受部(35)で構成し、さら
に、係合体に形成した摺動突片(21d)と、摺動突片
と係合摺動するステップホルダの摺動受片(36)で構
成してもよい。また、ステップホルダを位置決め手段
(33)と当接面(32a)を備えた上下分割の割型
(31、32)で構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コンクリート製
マンホールの内側面に取付けられる登降用のステップ
を、コンクリート打設前に予め成形型枠内の所定位置に
保持しておくためのマンホール成形用型枠のステップ保
持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート製のマンホール成
形品(以下「マンホール」と略称する。)を成形する型
枠は、マンホールの内側面を成形する内型枠と外側面を
成形する外型枠とから成り、この内型枠と外型枠とで区
画される空間形によりマンホール成形品の規格形状が設
定される。
【0003】ところで、マンホールには点検時に作業員
が登り降りする足掛け用の略コ字状をしたステップが、
一定間隔で複数個が上下方向に取付けられている。かか
るマンホールにおけるこのステップ取付け方法には、マ
ンホール成形後にステップを取付ける方法の他に、予め
ステップの幹部を前記型枠の区画空間内の所定位置に保
持して置いて、コンクリートを打設し、養生に従って一
体的に固定する方法(「養生固定方法」)とがある。
【0004】上記の養生固定方法においては、内型枠の
所定複数箇所に形成した開口窓からステップ幹部を区画
空間内に露出させてから、ステップの本体部を作業員の
ボルト締結などで内型枠内の所定位置に保持固定すると
共に、各開口窓をステップ露出部を残して塞ぐ作業を、
作業者の個別作業によって行っているのが実状であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来行なわれて
いた個別作業では、作業員が狭い内型枠内に入ったり、
または内型枠内に身を乗り出して行なう作業が強いら
れ、煩雑であると共に作業性が悪く、かつ安全性にも課
題があった。
【0006】
【目的】本願発明は、上記課題に着目し、その解決を図
るべく為されたものであり、ステップを保持したステッ
プホルダを内型枠の外周面より挿入嵌合すると共に、1
個又は複数個のステップホルダを内型外からの操作で同
時にすべての保持及び解除を可能とすることにより、型
枠の組立て分解の作業性と安全性との向上を目的とした
マンホール成型用型枠のステップ保持機構を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本願発明は次の構成を採っている。すなわち、基台
(4)上に立設保持し、縮径方向へ分割移動可能に構成
した円筒状の内型枠(1)と、この内型枠(1)の同軸
上に、かつその外側面から一定の間隔をもって基台
(4)上に立設保持し、二分割によりそれぞれ略水平対
向方向に摺動移動可能に構成した円筒状の外型枠(5)
と、この外型枠(5)の内側面(52)と内型枠(1)
の外側面(17)とで形成した区画空間の底部に配置さ
れた略リング盤状の底部レール(6)と、から成るマン
ホール用の成形型枠であって、該成形型枠へ打設前に取
り付けておく足場用のステップ(8)を保持するステッ
プ保持機構において、該ステップ(8)を着脱可能に保
持するステップホルダ(3)と、該ステップホルダ
(3)を外側より嵌合させて面一に適合するように内型
枠(1)の側面に開設した1又は上下複数段の嵌合窓
(10)と、該嵌合窓(10)の下縁辺の内型枠(1)
内部に嵌合時のステップホルダ(3)を支持する支持台
(11)と、該支持台(11)に設置した1又は上下複
数段のステップホルダ(3)を、該支持台(11)と相
俟って挟持固定する1又は上下複数段の締結機構(2)
にて構成することを特徴とする。
【0008】また、1又は上下複数段に配設した締結機
構(2)を、内型枠(1)内部に軸回転自在にして立設
保持し、外周にネジ溝を有する支柱(20)と、該支柱
(20)に回転を規制して螺合保持し、該支柱(20)
の軸回転によって上下移動する係合体(21)と、該係
合体(21)の突起部(21c)が移動によって嵌合
し、上記ステップホルダ(3)の対応位置に形成した嵌
合受部(35)にて構成することを特徴とする。
【0009】さらに、前記締結機構(2)を、係合体
(21)に摺動突片(21d)を形成し、該摺動突片
(21d)が係合体(21)の移動に従って係合摺動し
てステップホルダ(3)を内型枠(1)内へ引き込む作
用力を生じさせる摺動受片(36)を、ステップホルダ
(3)の対応位置に形成してもよい。
【0010】さらにまた、ステップホルダ(3)を、上
下分割の上側割型(31)と下側割型(32)とから構
成し、かつこの上下側割型(31、32)の両方又は何
れか一方に、ステップ(8)の所定位置保持のための位
置決め手段(33)と、支持台(11)への当接面(3
2a)とを備えることを特徴として構成してもよい。
【0011】なお、上記において、括弧付きで記した図
面符号は、発明の構成の理解を容易にするため参考とし
て付記したもので、この図面上の形態に限定するもので
ないことはもちろんである。
【0012】
【作用】上記構成により、本願発明は以下のように作用
する。先ず、内型枠の分割された各部材を組立て円筒形
に組立てる。次いで、内型枠の外側面方向より1又は複
数個のステップを保持したステップホルダを嵌合窓から
内型枠内部に進入させ、支持台に載置する。次に締結機
構を操作してステップホルダを支持台と相俟って挟持字
固定する。複数段に設置したステップホルダにあって
は、それぞれに対応させた締結機構を連係して操作し、
同時に挟持固定される。
【0013】請求項2に記載した締結機構の構成にあっ
ては、内型の外側上部から支柱を軸回転操作することに
より、これに回転が規制されて取り付けられた係合体は
上下のみの移動を行なう。この係合体の移動により、突
起部がステップホルダの嵌合受部に適合して嵌合し、さ
らなる支柱の回転により押圧してステップホルダは強固
に挟持保持される。
【0014】請求項3の構成にあっては、上記締結機構
にさらに、係合体に突起部の他に摺動突片を付加し、こ
れに対応したステップホルダ側の摺動受片と係合体の移
動に連れて係合しながら摺動することにより、ステップ
ホルダを内型枠内へ引き込む作用力を生じさせることに
より、嵌合窓の開口面を内型外側面と面一になるように
ステップホルダで嵌合窓が閉塞される。
【0015】請求項4の構成にあっては、ステップ幹部
を露出させた状態で、上下側割型の両方又は何れか一方
に設けた位置決め部にステップを合わせた後、分割形成
した上下割形を型合わせし、ボルトナットやフック等の
係脱自在な締結手段で保持固定することにより、ステッ
プが所定状態に保持される。
【0016】この状態で、外型枠を組立て、区画空間内
にコンクリートを打設する。コンクリートが養生硬化し
た後に、外型枠を分割分離させると共に、締結機構を操
作して、各ステップホルダを連係して一斉に各支持台か
ら開放させる。
【0017】次に、内型枠を分割し、分割枠体を内側に
回動させて縮径させ、内型枠全体を後側(反嵌合窓側)に
移動させて、ステップを保持したままのステップホルダ
を内型枠より分離させる。そして、マンホール成形品を
持ち上げて脱型して作業性の良い場所におろした後、ス
テップホルダを分割して取り外すことにより、ステップ
を一体保持したマンホールが完成する。
【0018】
【発明の実施の形態】次ぎに、本願発明に係るマンホー
ル用成形型枠のステップ保持機構の実施形態の一例につ
いて、図面に基づき詳細に説明する。ここで、図1は本
実施形態を採り入れたマンホール成形用型枠の全体構成
を示す一部切欠き斜視図であり、図2は本実施形態のス
テップ保持機構を複数段に配置した状態の全体を示す一
部切欠き斜視図であり、図3は複数段に配置した本実施
形態の締結機構の作動状態を示す側断面図であり、図4
は一つのステップ保持機構を拡大して示す斜視図であ
り、図5はその側断面図であり、図6は本実施形態のス
テップとステップホルダの構成を示す組立て斜視図であ
る。
【0019】なお、本明細書の記載においては、便宜
上、内型枠の嵌合窓10の開口側を前側F、その反対側
を後側B、と規定して用いることとする。
【0020】本実施形態におけるマンホール用成形型枠
の主な構成は、図1に示すように、基台4、内型枠1、
外型枠5、及び内型枠1内に設置するステップ保持機構
とからなる。
【0021】先ず、基台4は、当該型枠全体の保持基礎
として機能し、鉄骨材を井桁状に組んで構成し、水平レ
ベルを維持して所定設置面に据付けるものであり、かつ
運搬移動可能に構成する。
【0022】内型枠1は、図2に示すように、マンホー
ル7の内周面形を規定するもので略円筒状の概観形をな
し、基台4の上面に立設状に載置して取付けている。そ
して、母線方向の分割境12をもった3分割枠体14で
構成し、後述する嵌合窓10を形成した対向部材13の
左右両端に立設配置したヒンジ15を介して、その両側
の分割枠体14を内側へ扇状に回動移動させることによ
り、内型枠1を縮径状に折畳むようにしている。
【0023】外型枠5は、マンホール7の外周面形を規
定するもので略円筒状の概観形をなし、内型枠1の外側
面17と一定の間隔をもって囲むようにして、基台4上
に立設状に配置している。そして、母線方向の分割線5
0をもって2分割体51に構成し、基台4上を前後対向
方向にそれぞれ水平移動をするように構成している。
【0024】また、内型枠1の外側面17と外型枠5の
内側面52とで区画される空間の底部側の基台4上には
略リング盤状の底部レール6を配設している。
【0025】この内型枠1の外側面17と外型枠5の内
側面52とで区画される空間が、マンホール成形品の肉
厚形を規定し、底部レール6がマンホール7の一端面形
を規定することになる。
【0026】なお、これまでの構成は、既に一般的技術
水準として存するマンホール用成形型枠の構成であり、
これ自体は本願発明の要旨でないため、これ以上の詳細
な説明は省略する。
【0027】次に本願発明である、マンホール用成形型
枠に配設したステップ保持機構(以下「保持機構」と略
称する。)について説明する。この保持機構の主な構成
要素は、内型枠1に開設した嵌合窓10、支持台11、
締結機構2、及びステップホルダ3である。
【0028】嵌合窓10は、図2、3に示すように、内
型枠1の外周面に略水平横長矩形状に形成した貫通開口
であり、マンホール成形後のステップ8段差間隔に合わ
せた所定間隔で内型枠1の母線方向に沿って複数段(本
実施例では3段)に形成している。また、この嵌合窓1
0には、内型枠1の内面側から後述するステップホルダ
3の位置決め用の枠体10aを設置している。
【0029】支持台11は、図4、5に示すように、各
嵌合窓10の下縁部側の内側面16に固定設置し、該支
持台11には内型枠1の中央へ向かって上方傾斜した支
持面11aを形成し、後述するステップホルダ3を内型
枠1内において下側から支持するものである。また、こ
の支持台11に支持されて内型枠1の中央方向へ延出し
た遊貫プレート11bを設置している。
【0030】締結機構2は、図2〜図5に示すように、
支柱20、係合体21、及び連係棒22からなり、内型
枠1内部で嵌合窓10及び支持台11に対応させて配置
している。
【0031】支柱20は、内型枠1内に立設されて底部
から上端縁まで延びた丸棒体であり、その外周には略全
長に渡るネジ溝を形成し、前記遊貫プレート11bに上
下方向に遊貫させて回動自在に支持している。その上端
部には該支柱20を軸回転させるハンドル20aを着脱
可能にして取り付けている。
【0032】係合体21は、その幹部にナット体21a
を有して前記支柱20に螺合させて保持し、各嵌合窓1
0および支持台11に対応させて配設している。この係
合体21の先端側にはシャンク部21bを介して垂下状
に所定量突出した突起部21cを設け、その先端部は下
方縮径のテーパー凸状に形成している。またシャンク部
21bには、図5に示すように、突起部21cとは別に
垂下状に所定量突出した摺動突片21dを設け、その後
側の縦面を下降前側へ傾斜させたくさび状に形成してい
る。
【0033】連係棒22は、各係合体21のシャンク部
21bの側面に固着して、各係合体21を上下方向に揃
えて連結する棒体であり、その上端は内型枠の上端付近
で略L字状に屈曲させて取手22aを形成している。な
お、該取手22aの高さ位置は前記ハンドル20aの回
動作業の干渉を避ける位置に設定してある。
【0034】次に、ステップホルダ3は、図6で示すよ
うに、平面視略扇状を成し、上下に2分割してボルト3
4の締弛によって組立て分解を行う上側割型31と下側
割型32とで構成している。上下側各割形31、32の
一方側又は両方には、ステップを所定位置に設定するた
めの位置決め手段33を設けている。また、上下側各割
形31、32の扇形広がり方向の端面部には、ステップ
ホルダ3の組立て状態で、嵌合窓10に外嵌して閉塞
し、かつ内型枠1の外側面17と面一となる形状の閉塞
板30をそれぞれ形成している。
【0035】上側割型31には、その上面側にテーパー
凹状(すり鉢状の凹部)に形成した嵌合受部35を配設し
ており、また、下側割型32には、扇形収束方向の端面
部(閉塞板30と対向した端面部)に摺動受片36が立
設されている。この摺動受片36の摺動面36aは、後
側Bに傾斜した斜面に形成されている。また、下側割型
32の下面側は閉塞板30に向かって下方向に肉厚が厚
くなる当接面32aが形成してある。
【0036】次にステップの位置決め手段33は、上下
側各割形31、32の閉塞板30の当接端面に、ステッ
プの幹部80が略適合する径で略半円状の切欠き凹部3
3aと、ステップの手足掛け部を係合させるために下側
割型32上面に立設配置した2つの規定凸部33bと、
これに対向した壁状の当板33cとで構成している。
【0037】なお、ステップホルダ3は本願発明のよう
に、必ずしも2つの構成品で、かつ、ステップ8を上下
より挟持固定するものに限定するものではなく、ステッ
プ8の固定手段、嵌合受部35、摺動受片36、及び位
置再現性を有するものであれば良い。
【0038】
【本実施形態の作用】上記構成により本実施形態は以下
のように作用する。先ず、従来のマンホール成形用形枠
と同様に内型枠1の対向部材13、分割枠体14を移動
して内型枠1を円筒状に組立てる。
【0039】これと前後して、下側割型32の位置決め
手段33にステップ8をセットする。この時、ステップ
の手足掛け部81を2つの規定凸部33bと当板33c
の間に、幹部80を切欠き凹部33aに係合させるよう
にして載置し、上側割型31を被せて型合わせし、ボル
ト34で締結する。このようにしてステップ8をセット
したステップホルダ3を必要個数だけ用意する。
【0040】次に、各ステップホルダ3を内型枠1の外
側から各嵌合窓10に挿通させて支持台11に載置す
る。この時、各ステップホルダ3の閉塞板30は嵌合窓
10内側の枠体10aに当接し、内型枠1の外側面17
と略面一となる。
【0041】次いで、各締結機構2を連係した連係棒2
2を手で固定しながら、支柱20のハンドル20aを回
動させると、各係合体21が同時に降下して(矢印
a)、突起部21cがステップホルダ3の嵌合受部35
に嵌合する。また、これと共に摺動突片21dがステッ
プホルダ3の摺動受片36に係合し、下降摺動によりス
テップホルダ3を内型枠1の後側B(内型枠中心方向)
に引き寄せることになる(矢印b)。かかる作動によ
り、テーパー凸状の突起部21cとテーパー凹状の嵌合
受部35との摺り合せにより位置決めを行なうと共に、
突起部21cの下方への押圧力が傾斜した支持面11a
より前側F(内型枠の外周方向)方向の分力となり(矢
印c)、これらの作用力によりステップホルダ3は支持
台11と相俟って挟持固定されることになる。
【0042】この後は、従来と同様に、離隔させていた
分割体50を型合わせして外型枠5を組立て、区画空間
内にコンクリート液を注入して養生させる。そして硬化
を待って外型枠5を分割移動し、内型枠1内の締結機構
2を操作して上記と逆の工程を経て各ステップホルダ3
の挟持固定を解除する。
【0043】この後、内型枠1の分割枠体14を内側に
回動し縮径させ(厳密には円筒形で無くなる)、内型枠
1を後側B(又はマンホール成形体の中央付近)へ移動さ
せる。そして、ステップ8を保持したままのステップホ
ルダ3は、内型枠より分離されてマンホール7(成形
体)の脱型に伴って型枠から取り出され、マンホール7
を作業性の良い場所に置いた後に、締結していたボルト
34を外して回収する。
【0044】上記作業の結果、所定段数のステップが内
側面に埋め込み一体化されたマンホール成形が完了する
ことになる(図1参照)。
【0045】
【他の実施形態の可能性】上記実施形態では、係合体2
1を下降させてステップホルダ3を挟持保持するように
構成しているが、これに限らず、突起部21cと摺動突
片を上向きに形成し、これらに対応する嵌合受部35と
嵌合受片36をステップホルダ3の下側に配設して、係
合体21を上昇させることによりステップホルダ3を挟
持固定するようにしてもよい。なおこの場合、ステップ
ホルダ3を支持する支持台11を上下に配置して構成す
る必要がある。
【0046】
【効果】本願発明は上記のように構成しているため、多
数のステップホルダを連係締結機構の操作により、内型
枠の所定位置に一斉に締結し固定することができる。
【0047】よって従来のように、作業員が狭い内型枠
内に入ったり、または身を乗り出して内型枠内に工具を
持った手を入れたりして、ステップホルダを個別的に取
付けする必要がないため、安全性にも十分配慮される共
に、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本実施形態を採り入れたマンホール成
形用型枠の全体構成を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】 図2は本実施形態のステップ保持機構を複数
段に配置した状態の全体を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図3】 図3は複数段に配置した本実施形態の締結機
構の作動状態を示す側断面図である。
【図4】 図4は図3で示す本実施形態の一つのステッ
プ保持機構を拡大して示す斜視図である。
【図5】 図5は図4で示す本実施形態の一つのステッ
プ保持機構を示す側断面図である。
【図6】 図6は本実施形態のステップとステップホル
ダ3の構成を示す組立て斜視図である。
【符号の説明】
1 内型枠 10 嵌合窓 10a 枠体 11 支持台 11a 支持面 11b 遊貫プレート 12 分割境 13 対向部材 14 分割枠体 15 ヒンジ 16 内側面 17 外側面 2 締結機構 20 支柱 20a ハンドル 21 係合体 21a ナット体 21b シャンク部 21c 突起部 21d 摺動突片 22 連係棒 22a 取手 3 ステップホルダ 30 閉塞板 31 上側割型 32 下側割型 32a 当接面 33 位置決め手段(ステップの) 33a 切欠き凹部 33b 規定凸部 33c 当板 34 ボルト 35 嵌合受部 36 摺動受片 36a 摺動面 4 基台 5 外型枠 50 分割境 51 分割体(外型枠の) 52 内側面(外型枠の) 6 底部レール 7 マンホール 8 ステップ 80 幹部 81 手足掛け部
フロントページの続き (71)出願人 000137074 株式会社ホクコン 福井県武生市北府1丁目2番38号 (71)出願人 392013442 株式会社北斗型枠製作所 福島県郡山市富久山町久保田字本木7番地 (72)発明者 林 壮治 岡山県岡山市藤原西町2丁目7番34号大和 クレス株式会社内 (72)発明者 吉田 幾男 静岡県志太郡大井川町利右衛門2622番地ヨ シコン株式会社内 (72)発明者 日下 勇 埼玉県大宮市浅間町2丁目1番地の1柳澤 コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 三田村 紘二 福井県武生市北府1丁目2番38号株式会社 ホクコン内 (72)発明者 遠藤 正夫 福島県郡山市富久山町久保田字本木7番地 株式会社北斗型枠製作所内 Fターム(参考) 2D047 BA03 4G053 AA07 BB09 BC02 BD19 EA50 4G058 AA01 AC08 AF05 GA01 GC03 GE11 GE14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(4)上に立設保持し、縮径方向へ
    分割移動可能に構成した円筒状の内型枠(1)と、 この内型枠(1)の同軸上に、かつその外側面(17)
    から一定の間隔をもって基台(4)上に立設保持し、二
    分割によりそれぞれ略水平対向方向に摺動移動可能に構
    成した円筒状の外型枠(5)と、 この外型枠の内側面(52)と内型枠(1)の外側面
    (17)とで形成した区画空間の底部に配置された略リ
    ング盤状の底部レール(6)と、から成るマンホール用
    の成形型枠であって、 該成形型枠へ打設前に取り付けておく足場用のステップ
    (8)を保持するステップ保持機構において、 該ステップ(8)を着脱可能に保持するステップホルダ
    (3)と、 該ステップホルダ(3)を外側より嵌合させて面一に適
    合するように内型枠(1)の側面に開設した1又は上下
    複数段の嵌合窓(10)と、 該嵌合窓(10)の下縁辺の内型枠(1)内部に嵌合時
    のステップホルダ(3)を支持する支持台(11)と、 該支持台(11)に設置した1又は上下複数段のステッ
    プホルダ(3)を、該支持台(11)と相俟って挟持固
    定する1又は上下複数段の締結機構(2)と、からなる
    ことを特徴としたマンホール用成形型枠のステップ保持
    機構。
  2. 【請求項2】 1又は上下複数段に配設した締結機構
    (2)を、 内型枠(1)内部に軸回転自在にして立設保持し、外周
    にネジ溝を有する支柱(20)と、 該支柱(20)に回転を規制して螺合保持し、該支柱
    (20)の軸回転によって上下移動する係合体(21)
    と、 該係合体(21)の突起部(21c)が移動によって嵌
    合し、上記ステップホルダ(3)の対応位置に形成した
    嵌合受部(35)と、 から構成したことを特徴とする請求項1記載のマンホー
    ル用成形型枠のステップ保持機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した構成の締結機構
    (2)に、 さらに、係合体(21)に摺動突片(21d)を形成
    し、該摺動突片(21d)が係合体(21)の移動に従
    って係合摺動してステップホルダ(3)を内型枠(1)
    内へ引き込む作用力を生じさせる摺動受片(36)を、
    ステップホルダ(3)の対応位置に形成したことを特徴
    とする請求項1記載のマンホール用成形型枠のステップ
    保持機構。
  4. 【請求項4】 ステップホルダ(3)を、 上下分割の上側割型(31)と下側割型(32)とから
    構成し、 かつこの上下側割型(31、32)の両方又は何れか一
    方に、ステップ(8)の所定位置保持のための位置決め
    手段(33)と、支持台(11)への当接面(32a)
    とを備えたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載
    のマンホール用成形型枠のステップ保持機構。
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