JP2001139539A - カチオン硬化用のウレタン基含有光開始剤 - Google Patents

カチオン硬化用のウレタン基含有光開始剤

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JP2001139539A
JP2001139539A JP2000286751A JP2000286751A JP2001139539A JP 2001139539 A JP2001139539 A JP 2001139539A JP 2000286751 A JP2000286751 A JP 2000286751A JP 2000286751 A JP2000286751 A JP 2000286751A JP 2001139539 A JP2001139539 A JP 2001139539A
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Sascha Oestreich
エーストライヒ サシャ
Andreas Weier
ヴァイヤー アンドレアス
Stefanie Volkmer
フォルクマー シュテファニー
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TH Goldschmidt AG
Goldschmidt GmbH
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    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/46Polymerisation initiated by wave energy or particle radiation
    • C08F2/48Polymerisation initiated by wave energy or particle radiation by ultraviolet or visible light
    • C08F2/50Polymerisation initiated by wave energy or particle radiation by ultraviolet or visible light with sensitising agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C271/00Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/08Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C271/26Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atom of at least one of the carbamate groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】結晶化傾向が低減され、特にエポキシ基含有オ
ルガノポリシロキサンとの相溶性が改良され、保存中の
加水分解に安定な光重合開始剤であるヨードニウム塩を
提供する。 【解決手段】一般式Iに、例えば式VIのヨードニウム
塩。 [R−I−R (IV) [X:錯体金属塩の及び/又は強酸のアニオン R:ウレタン基含有の置換基を有する1価芳香族炭化
水素基 R:置換基を有する1価芳香族炭化水素基]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶化傾向の低減
したウレタン基含有ヨードニウム塩、これを調製するた
めの方法、およびカチオン硬化性組成物を放射線硬化さ
せるためのこの使用法に関する。
【0002】
【従来の技術】カチオン光重合は、カチオン重合性モノ
マを硬化させる、迅速で、効率的で、かつ環境に調和し
た手段である。特に効率的な光開始剤は、ジアリールヨ
ードニウム塩(I)およびトリアリールスルホニウム塩
(II)である。
【化17】
【化18】 〔式中、MX =BF 、PF 、AsF
SbF
【0003】特に、ジアリールヨードニウム塩(I)
は、特許文献(独国特許公開第2518 639号、米
国特許第4,279,717号、欧州特許公開第0 3
34056号、欧州特許公告第0 618 919号)
から周知であり、カチオン重合性物質を重合するための
光開始剤として使用される。しかしながら、特に、重合
性基がオルガノポリシロキサン中に存在する場合、カチ
オン重合性物質は、ほとんどまたはまったく極性をもた
ない。従って、こうした光開始剤を添加するとき、配合
物の構造にもよるが、光開始剤の混和性および溶解性が
制限されることがごく普通に観測される。このため、こ
のようなオニウム塩のアリール基は、オルガノポリシロ
キサンの溶解性を増大させるべく、アルキル鎖で置換さ
れることが多い(米国特許第4,310,469号およ
び同第4,374,066号)。
【0004】米国特許第5,073,643号に記載さ
れているヒドロキシル含有ヨードニウム塩の場合、無極
性溶媒への溶解性が悪いのは、結晶化傾向が強いためで
ある。下記の一般式(III)で表されるヒドロキシル
含有ヨードニウム塩は、とりわけ複雑な特性を有し、結
果として、こうした化合物は、強い結晶化傾向を呈する
(A.Kunze,U.Muller,K.Titte
s,J.P.Fouassier,F.Morlet−
Savary,J.Photochemistry a
nd Photobiology A:Chemist
ry,110,115−122(1997))。
【化19】 この分子中の2個の酸素原子は、第2級ヨードニウムイ
オンに対する配位子として作用する。この凝集挙動によ
り、結晶の形成が促進される。
【0005】こうした塩を調製する上では、強い結晶化
傾向は極めて望ましい。なぜなら、それは、単純な再結
晶によって高純度の粉末として化合物を回収することが
できることを意味するからである。このように、こうし
た塩の調製は、簡単で、費用効率がよい。このようなヨ
ードニウム塩は、例えば、Sartomer社から商品
名CD−1012として市販されている。
【0006】しかしながら、ヨードニウム塩をオルガノ
ポリシロキサンのような無極性溶媒に溶解させる場合、
結晶化傾向が強いと悪影響を生じる。この場合、ヨード
ニウム塩は不溶性であるかまたは直ちに固体沈殿物を生
成する。
【0007】このようなコーティングは、不均質性が原
因で、UV照射を行っても十分な硬化が起こらない。更
にまた、不均質性の結果として、基材上に薄いコートを
適用するときでさえも、多くの表面欠陥(クレータ、
皺、斑点など)を生じる可能性がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】本発明の課題は、結晶化傾向が大幅に低減
され、特にエポキシ基含有オルガノポリシロキサンとの
相容性が改良され、保存中におけるヒドロキシル含有ヨ
ードニウム塩の変質をなくすべく加水分解に対して安定
な化合物が得られるように、とりわけ費用効率のよい単
純な方法でヒドロキシル含有ヨードニウム塩を改変する
ことである。
【課題を解決するための手段】
【0009】上記の課題は、一般式(IV):
【化20】 〔式中、Iは、沃素であり、Xは、錯体金属塩のおよ
び/または強酸のアニオンであり、Rは、式:
【化21】 {式中、Cは、1個の基につき6〜14個の炭素原子を
有する1価芳香族炭化水素基であるか、あるいは1個の
基につき少なくとも1個の酸素原子および/または硫黄
原子を含有しかつ5〜15個の環原子を有する1価芳香
族炭化水素基であり、aは、1、2、または3であり、
bは、0、1、または2であり、cは、0、1、または
2であり、D、E、およびFは、それぞれ、Cの置換基
であり、Dは、式:
【化22】 (式中、xは、0または1であり、yは、0または1で
あり、Rは、1個の基につき1〜40個の炭素原子を
有する直鎖状または分枝状2価炭化水素基であり、所望
により、少なくとも1個の酸素原子および/または少な
くとも1個の硫黄原子および/または少なくとも1個の
カルボキシル基で中断されていてもよく、Rは、1価
の直鎖状、分枝状、および/または環状アルキル基、ア
リール基、ハロアルキル基、および/またはハロアリー
ル基であり、これらの基は、1〜40個の炭素原子を有
し、所望により、少なくとも1個の酸素原子および/ま
たは少なくとも1個の硫黄原子および/または少なくと
も1個のウレタン基および/またはエステル基で中断さ
れていてもよく、更に、所望により、疎水性置換基およ
び/または少なくとも1個のイソシアネート基が含まれ
ていてもよい。)で表される基であり、Eは、式:
【化23】 (式中、Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子
を有する1価炭化水素基であり、所望により、少なくと
も1個の酸素原子で中断されていてもよい。)で表され
る基であり、Fは、式:
【化24】 (式中、Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子
を有する1価炭化水素基であり、所望により、少なくと
も1個の酸素原子で中断されていてもよい。)で表され
る基である。}で表される基であり、Rは、式:
【化25】 (式中、C、E、およびFは、先に規定した通りであ
り、dは、0、1、または2であり、eは、0、1、ま
たは2である。)で表される基である。〕で表されるヨ
ードニウム塩を用いることによって達成される。
【0010】驚くべきことに、ヒドロキシル含有ヨード
ニウム塩からウレタンを形成することによって、結晶化
傾向を大幅に低減させること、エポキシ基含有オルガノ
ポリシロキサンとの相容性を実質的に改良すること、お
よびSi−O−C結合を含有するヨードニウム塩(独国
特許出願第19901531.7号を参照されたい)と
比較して加水分解安定性を大幅に増大させることが可能
になることを見出した。
【0011】芳香族炭化水素基Cの好ましい例は、フェ
ニル基、ナフチル基、およびアントリル基である。
【0012】少なくとも1個の酸素原子および/または
硫黄原子を含有する芳香族炭化水素基Cの好ましい例
は、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル基、お
よび3−チエニル基である。
【0013】少なくとも1個の酸素原子および/または
少なくとも1個の硫黄原子および/またはカルボキシル
基で中断されていてもよい2価炭化水素基Rの好まし
い例は、−CH−、−CH−CH−、−CH
CH−O−CH−CH−、−CH−CH(CH
)−、−CH−CH(CHCH)−、−CH
−CH((CHCH)−、−CH−CH
((CH11CH)−、−CH−CH((CH
13CH)−、−CH−CH−S−CH
CH−、−CH−O−C(O)−CH−である。
【0014】1価の直鎖状、分枝状、および/または環
状アルキル基、アリール基、ハロアルキル基、および/
またはハロアリール基であり、1〜40個の炭素原子を
有し、所望により、少なくとも1個の酸素原子および/
または少なくとも1個の硫黄原子および/または少なく
とも1個のウレタン基および/またはエステル基で中断
されていてもよく、更に、所望により、疎水性置換基お
よび/または少なくとも1個のイソシアネート基が含ま
れていてもよいRの好ましい例は、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル
基、ヘキシル基(例えば、n−ヘキシル基、シクロヘキ
シル基)、ヘプチル基(例えば、n−ヘプチル基)、オ
クチル基(例えば、n−オクチル基、イソオクチル基、
2,2,4−トリメチルペンチル基)、ノニル基(例え
ば、n−ノニル基)、デシル基(例えば、n−デシル
基)、ドデシル基(例えば、n−ドデシル基)、および
オクタデシル基(例えば、n−オクタデシル基)のよう
なアルキル基;フェニル基、ナフチル基、およびアント
リル基のようなアリール基;クロロメチル基、トリクロ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエ
チル基、およびヘプタフルオロプロピル基のようなハロ
アルキル基;ブロモフェニル基、クロロフェニル基、フ
ルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、フルオロ
(トリフルオロメチル)フェニル基、ペンタフルオロフ
ェニル基、(トリフルオロメチル)フェニル基、(トリ
フルオロメチルチオ)フェニル基、およびトリフルオロ
メトキシフェニル基のようなハロアリール基である。
【0015】また、基Rの上記の例はいずれも、基R
およびRにもあてはまる。
【0016】少なくとも1個の酸素原子および/または
硫黄原子で中断されている炭化水素R、R、および
の例は、−CH−CH−O−CH、−CH
−CHO−CHCH、および−CH−CH
S−CHCHである。
【0017】少なくとも1個のウレタン基および/また
はエステル基によって中断されており、所望により、疎
水性置換基および/または少なくとも1個のイソシアネ
ート基を含有することのできる基Rの例は、以下の通
りである。
【化26】
【化27】
【化28】
【0018】基Dの好ましい例は、以下の通りである。
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【0019】基Eの好ましい例は、メトキシ基、エトキ
シ基、およびn−ブトキシ基である。
【0020】基Fの好ましい例は、メチル基、エチル
基、プロピル基、2−メチルプロピル基、およびn−ブ
チル基である。
【0021】基Rの好ましい例は、以下の通りであ
る。
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【0022】基Rの好ましい例は、フェニル基、4−
メチルフェニル基、3−メトキシフェニル基、および4
−メトキシフェニル基である。
【0023】錯体金属塩のおよび/または強酸のアニオ
ンXの好ましい例は、トシレート、SbF 、PF
、BF 、FCSO 、FCCO 、A
sF 、ClO 、HSO である。本発明の目
的では、強酸には、特に、強ブレンステッド酸が包含さ
れる。
【0024】結晶化傾向の低減した好ましいヨードニウ
ム塩は、一般式(V):
【化51】 〔式中、DおよびX−は、先に規定した通りである。〕
で表される塩である。
【0025】結晶化傾向の低減した特に好ましいヨード
ニウム塩は、式(VI):
【化52】 で表される塩、および一般式(VII):
【化53】 で表される塩である。
【0026】このように改変されたヨードニウム塩の結
晶化傾向は、先に記載の従来品と比較して実質的に低減
する。例えば、ヨードニウム塩(VII)は、室温で粘
稠な液体であるが、これに対して、以下の式(VII
I):
【化54】 で表される比較可能なヒドロキシル含有ヨードニウム塩
は、91℃の融点を有する粉末である。後者の塩は、S
artomer社から商品名CD−1012として市販
されている。
【0027】同様に、n−アルカンやシロキサンのよう
な無極性溶媒への本発明のヨードニウム塩の溶解性は、
比較可能なヒドロキシル含有ヨードニウム塩の溶解性よ
りも実質的に大きい。
【0028】例えば、一般式(VII)で表されるヨー
ドニウム塩は、トルオールに無制限に溶解する。これと
は対照的に、一般式(VIII)で表される比較可能な
ヒドロキシル含有ヨードニウム塩は、トルオールに不溶
であり、エポキシ基含有オルガノポリシロキサンとの混
和性をまったく示さない。
【0029】本発明は、更に、結晶化傾向の低減したヨ
ードニウム塩を調製するための方法を提供する。本発明
のヨードニウム塩は、イソシアネートとの反応により容
易に調製される。
【化55】 〔式中、「Photo」は、改変の対象となる光開始剤
を表している。〕
【0030】本発明の方法には、一般式(IX):
【化56】 〔式中、Iは、沃素であり、Xは、錯体金属塩のおよ
び/または強酸のアニオンであり、Rは、式:
【化57】 {式中、Cは、1個の基につき6〜14個の炭素原子を
有する1価芳香族炭化水素基であるか、あるいは1個の
基につき少なくとも1個の酸素原子および/または硫黄
原子を含有しかつ5〜15個の環原子を有する1価芳香
族炭化水素基であり、aは、1、2、または3であり、
bは、0、1、または2であり、cは、0、1、または
2であり、D’、E、およびFは、それぞれ、Cの置換
基であり、D’は、式:
【化58】 (式中、xは、0または1であり、yは、0または1で
あり、Rは、1個の基につき1〜40個の炭素原子を
有する直鎖状または分枝状2価炭化水素基であり、所望
により、少なくとも1個の酸素原子および/または1個
の硫黄原子および/または1個のカルボキシル基で中断
されていてもよい。)で表される基であり、Eは、式:
【化59】 (式中、Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子
を有する1価炭化水素基であり、所望により、少なくと
も1個の酸素原子で中断されていてもよい。)で表され
る基であり、Fは、式:
【化60】 (式中、Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子
を有する1価炭化水素基であり、所望により、少なくと
も1個の酸素原子で中断されていてもよい。)で表され
る基である。}で表される基であり、Rは、式:
【化61】 (式中、C、E、およびFは、先に規定した通りであ
り、dは、0、1、または2であり、eは、0、1、ま
たは2である。)で表される基である。〕で表されるヒ
ドロキシル含有ヨードニウム塩を、イソシアネート基含
有試薬と反応させることが含まれる。
【0031】好ましいヒドロキシル含有ヨードニウム塩
は、一般式(X):
【化62】 〔式中、D’およびXは、先に規定した通りであ
る。〕で表される塩である。
【0032】特に好ましい出発原料は、以下の式(X
I):
【化63】 で表されるヨードニウム塩である。
【0033】ヒドロキシル含有ヨードニウム塩と反応さ
せうるイソシアネート基含有試薬の例は、一般式(XI
I):
【化64】 〔式中、Rは、1価の直鎖状、分枝状、および/また
は環状アルキル基、アリール基、ハロアルキル基、およ
び/またはハロアリール基であり、これらの基は、1〜
40個の炭素原子を有し、所望により、少なくとも1個
の酸素原子および/または少なくとも1個の硫黄原子お
よび/または少なくとも1個のウレタン基および/また
はエステル基で中断されていてもよく、更に、所望によ
り、疎水性置換基および/または少なくとも1個のイソ
シアネート基が含まれていてもよい。〕で表される試薬
である。
【0034】ヒドロキシル含有ヨードニウム塩と反応さ
せうる特に好ましいイソシアネート基含有試薬は、次の
試薬である。 アルキルイソシアネート:例えば、メチルイソシアネー
ト、エチルイソシアネート、プロピルイソシアネート、
ブチルイソシアネート、sec−ブチルイソシアネー
ト、シクロヘキシルイソシアネート、ヘキシルイソシア
ネート、オクチルイソシアネート、tert−オクチル
イソシアネート、デシルイソシアネート、ドデシルイソ
シアネート、および/またはオクタデシルイソシアネー
ト; アリールイソシアネート:例えば、フェニルイソシアネ
ート、トリルイソシアネート、ジメチルフェニルイソシ
アネート、フェニルエチルイソシアネート、プロピルフ
ェニルイソシアネート、メトキシフェニルイソシアネー
ト、(ヘプチルオキシ)フェニルイソシアネート、フェ
ノキシフェニルイソシアネート、アセチルフェニルイソ
シアネート、ニトロフェニルイソシアネート、ベンジル
イソシアネート、メチルベンジルイソシアネート、メト
キシベンジルイソシアネート、ジメチル−m−イソプロ
ペニルベンジルイソシアネート、ナフチルイソシアネー
ト、(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネート、
ジ(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネート、
(トリフルオロメチルチオ)フェニルイソシアネート、
および/または(トリフルオロメトキシ)フェニルイソ
シアネート; ハロアルキルイソシアネート:例えば、2−ブロモメチ
ルイソシアネート; ハロアリールイソシアネート:例えば、クロロベンジル
イソシアネート、クロロフェニルイソシアネート、トリ
クロロフェニルイソシアネート、4−ブロモ−2,6−
ジメチルフェニルイソシアネート、フルオロフェニルイ
ソシアネート、ジフルオロフェニルイソシアネート、フ
ルオロ(トリフルオロメチル)フェニルイソシアネー
ト、および/またはフルオロベンジルイソシアネート; ジイソシアネート:例えば、シクロヘキサンジイソシア
ネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシ
アネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、および/またはトリレンジ
イソシアネート; 高分子イソシアネート:例えば、Bayer社製Des
modur N3300、Bayer社製Desmod
ur L、Bayer社製Desmodur E41、
Bayer社製Desmodur Z4370; ポリジメチルシロキサンイソシアネート:例えば、以下
の化合物。
【化65】
【化66】
【0035】本発明のヨードニウム塩は、例えば、カチ
オン重合性有機物質を重合するための光開始剤として好
適である。カチオン重合性有機物質としては、例えば、
エポキシド、ビニルエーテル、エポキシ基含有オルガノ
ポリシロキサン、ビニルオキシ基やプロペニルオキシ基
のようなアルケニルオキシ基を含有するオルガノポリシ
ロキサン、およびオレフィンが挙げられる。このような
物質については、例えば、米国特許第5,057,54
9号、独国特許公開第40 02 922号、および冒
頭で引用した特許文献中に記載されている。
【0036】
【実施例】実施例1 式(XI)で表される市販の光開始剤10gをエチルア
セテート10ml中に懸濁させ、エチルイソシアネート
1.0gおよび触媒としてのCOSMOS(登録商標)
29 2滴と混合し、60℃の水浴中で加熱した。こ
の混合物を2時間攪拌した。反応後、蒸留により溶剤を
除去した。この結果、黄色の粘稠な生成物が得られた。 Goldschmidt社製の市販品。
【0037】実施例2 式(XI)で表される市販の光開始剤10gをエチルア
セテート10ml中に懸濁させ、ヘキシルイソシアネー
ト1.7gおよび触媒としてのCOSMOS(登録商
標)29 2滴と混合し、60℃の水浴中で加熱した。
この混合物を2時間攪拌した。反応後、蒸留により溶剤
を除去した。この結果、黄色の粘稠な生成物が得られ
た。
【0038】実施例3 式(XI)で表される市販の光開始剤10gをエチルア
セテート10ml中に懸濁させ、フェニルイソシアネー
ト1.6gおよび触媒としてのCOSMOS(登録商
標)29 2滴と混合し、60℃の水浴中で加熱した。
この混合物を2時間攪拌した。反応後、蒸留により溶剤
を除去した。この結果、黄色の粘稠な生成物が得られ
た。
【0039】実施例4 式(XI)で表される市販の光開始剤10gをエチルア
セテート10ml中に懸濁させ、m−(トリフルオロメ
チル)フェニルイソシアネート2.5gおよび触媒とし
てのCOSMOS(登録商標)29 2滴と混合し、6
0℃の水浴中で加熱した。この混合物を2時間攪拌し
た。反応後、蒸留により溶剤を除去した。この結果、黄
色の粘稠な生成物が得られた。
【0040】比較例1 本発明のヨードニウム塩の溶解性を、ヒドロキシル含有
ヨードニウム塩の溶解性と比較した。結果は、表1にま
とめられている。
【0041】
【表1】
【0042】式(XI)で表されるヒドロキシル含有光
開始剤の溶解性と、カチオン硬化を目的とした本発明の
ウレタン基含有光開始剤の溶解性との差異は、かなり大
きかった。
【0043】比較例2 結晶化傾向の低減は、化合物の融点に基づいてとりわけ
明瞭に実証することが可能である。
【0044】
【表2】
【0045】改変を行うことによって、融点がかなり低
下すること、従って、結晶化傾向がかなり低減すること
が判明した。
【0046】比較例3 本発明のウレタン基含有ヨードニウム塩の改良された加
水分解安定性は、Si−O−C結合を含有する式(XV
I)で表されるヨードニウム塩(独国特許出願第199
01531.7号を参照されたい)との比較を行うこと
によって、最も良好に実証することが可能である。
【化67】
【0047】結果は、表3にまとめられている。式(X
I)で表される加水開裂生成物の目に見える沈殿または
結晶が生成するまでの時間が示されている。
【0048】
【表3】
【0049】カチオン光重合に関する試験 実施例1〜4に示されている化合物のカチオン光重合活
性を調べるために、3.5%のエポキシ価および125
mPasの粘度を有する脂環式エポキシシラン98部
を、各光開始剤2部と混合した。
【0050】次に、5ロールアプリケータユニットを備
えたパイロットスケール塗布機を用いて、標準的なOP
Pフィルム(30μm)に混合物を適用した。適用重量
は、0.5〜1g/mであった。続いて、20m/分
のウェブ速度でマイクロ波励起UVランプ(Fusio
n社製、120W/cm)を用いて、コーティングを硬
化させた。
【0051】UVランプの下を通過した直後に、コーテ
ィングが硬化して粘着性のないフィルムを形成したかを
調べた。
【0052】結果は、以下の表にまとめられている。
【表4】
【0053】式(VIII)で表されるヒドロキシル含
有光開始剤の硬化挙動と、本発明のウレタン基含有光開
始剤の硬化挙動との差異はかなり大きいことが判明し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 59/68 C08G 59/68 85/00 85/00 (72)発明者 シュテファニー フォルクマー ドイツ国,ディー−45289 エッセン, タールシュトラッセ 17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(IV): 【化1】 〔式中、 Iは、沃素であり、 Xは、錯体金属塩のおよび/または強酸のアニオンで
    あり、 Rは、式: 【化2】 {式中、 Cは、1個の基につき6〜14個の炭素原子を有する1
    価芳香族炭化水素基であるか、あるいは1個の基につき
    少なくとも1個の酸素原子および/または硫黄原子を含
    有しかつ5〜15個の環原子を有する1価芳香族炭化水
    素基であり、 aは、1、2、または3であり、 bは、0、1、または2であり、 cは、0、1、または2であり、 D、E、およびFは、それぞれ、Cの置換基であり、 Dは、式: 【化3】 (式中、 xは、0または1であり、 yは、0または1であり、 Rは、1個の基につき1〜40個の炭素原子を有する
    直鎖状または分枝状2価炭化水素基であり、所望によ
    り、少なくとも1個の酸素原子および/または1個の硫
    黄原子および/または1個のカルボキシル基で中断され
    ていてもよく、 Rは、1価の直鎖状、分枝状、および/または環状ア
    ルキル基、アリール基、ハロアルキル基、および/また
    ハロアリール基であり、これらの基は、1〜40個の炭
    素原子を有し、所望により、少なくとも1個の酸素原子
    および/または少なくとも1個の硫黄原子および/また
    は少なくとも1個のウレタン基および/またはエステル
    基で中断されていてもよく、更に、所望により、疎水性
    置換基および/または少なくとも1個のイソシアネート
    基が含まれていてもよい。)で表される基であり、 Eは、式: 【化4】 (式中、 Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子を有する
    1価炭化水素基であり、所望により、少なくとも1個の
    酸素原子で中断されていてもよい。)で表される基であ
    り、 Fは、式: 【化5】 (式中、 Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子を有する
    1価炭化水素基であり、所望により、少なくとも1個の
    酸素原子で中断されていてもよい。)で表される基であ
    る。}で表される基であり、 Rは、式: 【化6】 (式中、 C、E、およびFは、先に規定した通りであり、 dは、0、1、または2であり、 eは、0、1、または2である。)で表される基であ
    る。〕で表されるヨードニウム塩。
  2. 【請求項2】 R、R、およびRの基のうちの少
    なくとも1個が、メチル基、エチル基、n−プロピル
    基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
    ert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
    ネオペンチル基、tert−ペンチル基、ヘキシル基
    (例えば、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基)、ヘプ
    チル基(例えば、n−ヘプチル基)、オクチル基(例え
    ば、n−オクチル基、イソオクチル基、2,2,4−ト
    リメチルペンチル基)、ノニル基(例えば、n−ノニル
    基)、デシル基(例えば、n−デシル基)、ドデシル基
    (例えば、n−ドデシル基)、またはオクタデシル基
    (例えば、n−オクタデシル基)のようなアルキル基で
    ある、請求項1に記載のヨードニウム塩。
  3. 【請求項3】 R、R、およびRの基のうちの少
    なくとも1個が、フェニル基、ナフチル基、またはアン
    トリル基のようなアリール基である、請求項1に記載の
    ヨードニウム塩。
  4. 【請求項4】 R、R、およびRの基のうちの少
    なくとも1個が、クロロメチル基、トリクロロメチル
    基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
    またはヘプタフルオロプロピル基のようなハロアルキル
    基である、請求項1に記載のヨードニウム塩。
  5. 【請求項5】 R、R、およびRの基のうちの少
    なくとも1個が、ブロモフェニル基、クロロフェニル
    基、フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、フル
    オロ(トリフルオロメチル)フェニル基、ペンタフルオ
    ロフェニル基、(トリフルオロメチル)フェニル基、
    (トリフルオロメチルチオ)フェニル基、または(トリ
    フルオロメトキシ)フェニル基のようなハロアリール基
    である、請求項1に記載のヨードニウム塩。
  6. 【請求項6】 R、R、およびRの基のうちの少
    なくとも1個が、少なくとも1個の酸素原子および/ま
    たは硫黄原子で中断されている炭化水素基(例えば、−
    CH−CH−O−CH、−CH−CHO−C
    CH、−CH−CH−S−CHCH)で
    ある、請求項1に記載のヨードニウム塩。
  7. 【請求項7】 Xが、独立して、トシレート、SbF
    、PF 、BF 、FCSO 、FCC
    、AsF 、ClO 、およびHSO
    らなる群より選ばれる、請求項1に記載のヨードニウム
    塩。
  8. 【請求項8】 一般式(V): 【化7】 〔式中、DおよびXは、先に規定した通りである。〕
    で表される、請求項1に記載のヨードニウム塩。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載のヨードニウム塩を
    調製するための方法であって、 一般式(IX): 【化8】 〔式中、 Iは、沃素であり、 Xは、錯体金属塩のおよび/または強酸のアニオンで
    あり、 Rは、式: 【化9】 {式中、 Cは、1個の基につき6〜14個の炭素原子を有する1
    価芳香族炭化水素基であるか、あるいは1個の基につき
    少なくとも1個の酸素原子および/または硫黄原子を含
    有しかつ5〜15個の環原子を有する1価芳香族炭化水
    素基であり、 aは、1、2、または3であり、 bは、0、1、または2であり、 cは、0、1、または2であり、 D’、E、およびFは、それぞれ、Cの置換基であり、 D’は、式: 【化10】 (式中、 xは、0または1であり、 yは、0または1であり、 Rは、1個の基につき1〜40個の炭素原子を有する
    直鎖状または分枝状2価炭化水素基であり、所望によ
    り、少なくとも1個の酸素原子および/または1個の硫
    黄原子および/または1個のカルボキシル基で中断され
    ていてもよい。)で表される基であり、 Eは、式: 【化11】 (式中、 Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子を有する
    1価炭化水素基であり、所望により、少なくとも1個の
    酸素原子で中断されていてもよい。)で表される基であ
    り、 Fは、式: 【化12】 (式中、 Rは、1個の基につき1〜18個の炭素原子を有する
    1価炭化水素基であり、所望により、少なくとも1個の
    酸素原子で中断されていてもよい。)で表される基であ
    る。}で表される基であり、 Rは、式: 【化13】 (式中、 C、E、およびFは、先に規定した通りであり、 dは、0、1、または2であり、 eは、0、1、または2である。)で表される基であ
    る。〕で表されるヒドロキシル含有ヨードニウム塩を、
    イソシアネート基含有試薬と反応させることを含む、方
    法。
  10. 【請求項10】 使用されるヒドロキシル含有ヨードニ
    ウム塩が、一般式(X): 【化14】 〔式中、D’およびXは、先に規定した通りであ
    る。〕で表される塩である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 使用されるヒドロキシル含有ヨードニ
    ウム塩が、一般式(XI): 【化15】 で表される塩である、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 一般式(XII): 【化16】 〔式中、Rは、1価の直鎖状、分枝状、および/また
    は環状アルキル基、アリール基、ハロアルキル基、およ
    び/またはハロアリール基であり、これらの基は、1〜
    40個の炭素原子を有し、所望により、少なくとも1個
    の酸素原子および/または少なくとも1個の硫黄原子お
    よび/または少なくとも1個のウレタン基および/また
    はエステル基で中断されていてもよく、更に、所望によ
    り、疎水性置換基および/または少なくとも1個のイソ
    シアネート基が含まれていてもよい。〕で表されるイソ
    シアネート基含有試薬が反応に用いられる、請求項9に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 カチオン重合性物質(特に、エポキシ
    ド、ビニルエーテル、エポキシ基含有オルガノポリシロ
    キサン、アルケニルオキシ基含有オルガノポリシロキサ
    ン、および/またはオレフィン)を重合させるための光
    開始剤としての、請求項1〜8に記載のヨードニウム塩
    の使用法。
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