JP3441125B2 - カルボキシル基含有樹脂の可溶化剤および水性樹脂組成物 - Google Patents

カルボキシル基含有樹脂の可溶化剤および水性樹脂組成物

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JP3441125B2
JP3441125B2 JP28148593A JP28148593A JP3441125B2 JP 3441125 B2 JP3441125 B2 JP 3441125B2 JP 28148593 A JP28148593 A JP 28148593A JP 28148593 A JP28148593 A JP 28148593A JP 3441125 B2 JP3441125 B2 JP 3441125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカルボキシル基含有樹脂
の可溶化剤およびそれを含有する水性樹脂組成物に関す
る。さらに詳しくは、臭いがなく、かつ水性樹脂の溶解
または分散安定性が良好で、しかも乾燥皮膜の耐水性が
良好な水性樹脂組成物を与える可溶化剤およびそれを用
いてえられた水性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題、省資源、労働安全性お
よび災害などの見地から、印刷インキ、塗料、コ−ティ
ング剤、接着剤などの分野では、有機溶剤の使用を極力
抑えた水性樹脂組成物が使用されている。これら、水性
樹脂組成物は、カルボキシル基含有樹脂とそれを水中に
溶解または分散するための塩基性化合物からなってい
る。前記カルボキシル基含有樹脂としては、アクリル樹
脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸樹
脂、スチレン−アクリル−マレイン樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂などが利用さ
れ、目的に応じて使い分けられている。また、これらカ
ルボキシル基含有樹脂を水中に溶解または分散するため
の塩基性化合物としては、乾燥皮膜の耐水性、水性樹脂
組成物の乾燥性の点から、アンモニア水などの高揮発性
塩基性物質が一般的に使用されている。しかし、高揮発
性塩基性物質を使用した場合は、特有の臭いを有する、
作業環境が悪化するなどの問題がある。また、この問題
を回避するために、臭いのないジメチルアミノエタノ−
ルなどの不揮発性塩基性化合物、水酸化ナトリウムなど
の無機塩基性化合物が使用されているが、耐水性などが
低下するという問題を有するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水性樹脂組
成物における、前述の課題を解決しようとするもので、
臭いがなく、かつ水性樹脂の溶解または分散安定性が良
好で、しかも耐水性の良好な皮膜を与える水性樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カルボキシル
基含有樹脂を水性媒体に溶解または分散させるための可
溶化剤であって、一般式(1):
【0005】
【化6】
【0006】〔式中、R1 およびR2 は独立に炭素数1
〜4のアルキレン基、R3 は炭素数1〜4のアルキル
基、XおよびYは独立に水素原子、NH2 またはOHを
表わす(ただし、XおよびYが同時に水素原子であるば
あい、XがNH2 でYがOHであるばあい、およびXが
OHでYがNH2 であるばあいを除く)〕で示されるア
ミン化合物とラクトン類との反応生成物である3級アミ
ノ基含有ラクトン変性物からなる可溶化剤に関する。
【0007】本発明はさらに、カルボキシル基含有樹
脂、該樹脂を溶解または分散させるための可溶化剤およ
び水から主として構成される水性樹脂組成物において、
前記可溶化剤として、前記3級アミノ基含有ラクトン変
性物を含有することを特徴とする水性樹脂組成物に関す
る。
【0008】
【作用および実施例】本発明の前記一般式(I)で示さ
れるアミン化合物とラクトン類との反応生成物である3
級アミノ基含有ラクトン変性物からなる可溶化剤は、臭
いがなく、作業環境の悪化が防止される。またこの可溶
化剤はカルボキシル基含有樹脂の可溶化力がすぐれてお
り、この可溶化剤でカルボキシル基含有樹脂を溶解また
は分散してえられた水性樹脂組成物は安定で保存性がよ
い。しかもこの水性樹脂組成物の乾燥皮膜は耐水性にす
ぐれている。
【0009】前記一般式(1)においてR1 およびR2
で表わされる炭素数1〜4のアルキレン基は直鎖状でも
分岐鎖状でもよく、たとえばメチレン基、エチレン基、
トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基など
があげられる。
【0010】前記一般式(1)においてR3 で表わされ
る炭素数1〜4のアルキル基は直鎖状でも分岐鎖状でも
よく、たとえばメチル基、エチル基、プロプル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基などがあげられ
る。
【0011】前記一般式(1)で示されるアミン化合物
には、一般式(2):
【0012】
【化7】
【0013】(式中、R4 は炭素数1〜4のアルキル
基、Y1 はNH2 またはOHを表わし、R2 およびR3
は前記と同じである)で示されるアミン化合物、一般式
(3):
【0014】
【化8】
【0015】(式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
じである)で示されるアミン化合物、および一般式
(4):
【0016】
【化9】
【0017】(式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
じである)で示されるアミン化合物が含まれる。
【0018】前記一般式(2)で示されるアミン化合物
としては、2−ジメチルアミノエタノ−ル、2−ジエチ
ルアミノエタノ−ル、3−ジメチルアミノプロパノ−
ル、ジメチルアミノエチルアミン、ジエチルアミノエチ
ルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルア
ミノプロピルアミン、ジブチルアミノプロピルアミンな
どが例示できる。
【0019】前記一般式(3)で示されるアミン化合物
としては、メチルイミノビスエチルアミン、メチルイミ
ノビスプロピルアミン、メチルイミノビスブチルアミ
ン、エチルイミノビスエチルアミン、エチルイミノビス
プロピルアミン、エチルイミノビスブチルアミンなどが
例示できる。
【0020】前記一般式(4)で示されるアミン化合物
としては、ブチルジエタノ−ルアミン、エチルジエタノ
−ルアミン、メチルジエタノ−ルアミンなどが例示でき
る。前記アミン化合物と反応させるラクトン類として
は、環の中に4以上、好ましくは5またはそれ以上の炭
素原子を有するものが使用できる。そして、好ましいラ
クトンとしては、5員環ないしは7員環のラクトンであ
り、具体的には、ε−カプロラクトン、γ−バレロラク
トン、γ−ブチロラクトンなどが例示できる。これらラ
クトン類は、アルキル基、アルコキシ基などの置換基を
有するものであってもよい。
【0021】前記のアミン化合物とラクトン類を用いて
3級アミノ基含有ラクトン変性物を製造するには、通常
窒素などの不活性ガス雰囲気中で、180〜220℃で
加熱し、アミン化合物にラクトン類を開環付加反応させ
る。通常前記反応は無溶媒下で行なわれる。
【0022】なお、反応促進剤として、オクチル酸第一
錫、ジブチル錫アセテ−ト、テトラブトキシチタネ−ト
など各種公知の触媒を使用することができる。
【0023】アミン化合物に対するラクトン類の開環付
加は、一般式(2)のアミン化合物のばあいその1モル
に対して、ラクトン類1.0〜2.3モル、好ましく
は、1.0〜2.0モル、一般式(3)のアミン化合物
のばあいその1モルに対して、ラクトン類2.0〜2.
3モル、好ましくは2.0〜2.1モル、さらに好まし
くは2.0モル、一般式(4)のアミン化合物のばあい
その1モルに対して、ラクトン類1.7〜2.3モル、
好ましくは、1.7〜2.0モルを反応させることによ
って行なうのが好ましい。アミン化合物1モルに対する
ラクトン類のモル数が2.3モルを超える場合は、水性
樹脂の溶解または分散安定性などが低下する傾向にあ
る。また、アミン化合物に対するラクトン類のモル数
が、前記範囲より少ない場合は、えられる水性樹脂組成
物の乾燥皮膜の耐水性が低下する傾向にある。
【0024】前記アミン化合物とラクトン類との反応生
成物は水易容性の液状物であり、とくに精製することな
くそのまま可溶化剤として使用できる。
【0025】以上のようにしてえられる本発明の3級ア
ミノ基含有ラクトン変性物は下記の一般式(5)、一般
式(6)、一般式(7)によって表わされる構造を有す
るものと推定される。
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】前記一般式(5)、(6)、(7)におい
て、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じであり、
2 は−NH−または−O−を表わし、R5 はラクトン
類が開環した基を表わす。kは好ましくは1または2の
整数であり、またm、n、p、qは好ましくはそれぞれ
1の整数である。実際の反応生成物はこれらk、m、
n、p、qがこれらの値より外れた化合物を若干量含む
混合物である。
【0030】前記一般式(2)、(3)または(4)で
表わされるアミン化合物とラクトン類との反応生成物は
単独でまたは混合して使用できる。
【0031】本発明においては、このようにしてえられ
た3級アミノ基含有ラクトン変性物を可溶化剤として使
用して、カルボキシル基含有樹脂を水中に溶解または分
散して水性樹脂組成物をうる。
【0032】本発明においてカルボキシル基含有樹脂を
水中に溶解または分散する可溶化剤としては、本発明の
3級アミノ基含有ラクトン変性物の他に、水性樹脂組成
物の耐水性などの耐性を低下させない範囲で、臭いのな
いジメチルアミノエタノ−ルなどの不揮発性有機塩基性
化合物、水酸化ナトリウムなどの無機塩基性化合物を併
用することができる。
【0033】本発明の可溶化剤を使用し、水中に溶解ま
たは分散するカルボキシル基含有樹脂としては、従来よ
り水性樹脂組成物に使用されている酸価20〜350の
公知のカルボキシル基含有水溶性樹脂、カルボキシル基
含有水分散性樹脂が使用できる。
【0034】具体的には、アクリル樹脂、スチレン−ア
クリル樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、スチレン−ア
クリル−マレイン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド
樹脂、ポリウレタン樹脂などが例示できる。ここでポリ
ウレタン樹脂としては、ポリエステルジオールとポリイ
ソシアネートとからえられるNCO末端ウレタンプレポ
リマーをカルボキシル基を有する鎖伸長剤で伸長したも
のが好ましく使用される。
【0035】カルボキシル基含有樹脂に対する本発明の
可溶化剤の割合は、樹脂のカルボキシル基含有量などに
よって変わるものであるが、通常カルボキシル基含有樹
脂の1当量に対して、可溶化剤1当量の範囲が好まし
い。
【0036】その他、使用目的に応じて、有機顔料、無
機顔料、体質顔料、染料、ブロッキング防止剤、消泡
剤、架橋剤、分散剤、レベリング剤、防腐剤、離型剤、
粘度調節剤、可塑剤、前記以外の樹脂などを適宜使用で
きる。
【0037】以上の材料を使用してえられる本発明の水
性樹脂組成物は、印刷インキ、塗料、コ−ティング剤、
接着剤などのバインダ−に使用できる他、水性エマルジ
ョン合成の際の高分子乳化剤などとしても使用できる。
【0038】以下、本発明を製造例、実験例をあげてよ
り具体的に説明するが、これに限定されるものではな
い。
【0039】下記の3級アミノ基含有ラクトン変性物を
製造した。
【0040】製造例1 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、2−ジメチルアミノエタノ−ル89
重量部(1モル)、ε−カプロラクトン114重量部
(1モル)、テトラブトキシチタネ−ト(2−ジメチル
アミノエタノ−ルとε−カプロラクトンの合計量に対し
て100ppm)を仕込み、窒素ガスを導入しながら1
95〜205℃で2時間反応させて液状の3級アミノ基
含有ラクトン変性物1をえた。
【0041】製造例2 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、2−ジメチルアミノエチルアミン8
8重量部(1モル)、ε−カプロラクトン114重量部
(1モル)、テトラブトキシチタネ−ト(2−ジメチル
アミノエチルアミンとε−カプロラクトンの合計量に対
して100ppm)を仕込み、窒素ガスを導入しながら
195〜205℃で2時間反応させて液状の3級アミノ
基含有ラクトン変性物2をえた。
【0042】製造例3 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、メチルイミノビスエチルアミン11
7重量部(1モル)、ε−カプロラクトン228重量部
(2モル)、テトラブトキシチタネ−ト(メチルイミノ
ビスエチルアミンとε−カプロラクトンの合計量に対し
て100ppm)を仕込み、窒素ガスを導入しながら1
95〜205℃で2時間反応させて液状の3級アミノ基
含有ラクトン変性物3をえた。
【0043】製造例4 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、エチルジエタノ−ルアミン133重
量部(1モル)、ε−カプロラクトン228重量部(2
モル)、テトラブトキシチタネ−ト(エチルジエタノ−
ルアミンとε−カプロラクトンの合計量に対して100
ppm)を仕込み、窒素ガスを導入しながら195〜2
05℃で2時間反応させて液状の3級アミノ基含有ラク
トン変性物4をえた。
【0044】製造例5 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、2−ジメチルアミノエチルアミン8
8重量部(1モル)、ε−カプロラクトン102.6重
量部(0.9モル)、テトラブトキシチタネ−ト(2−
ジメチルアミノエチルアミンとε−カプロラクトンの合
計量に対して100ppm)を仕込み、窒素ガスを導入
しながら195〜205℃で2時間反応させて液状の3
級アミノ基含有ラクトン変性物5をえた。
【0045】製造例6 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、2−ジメチルアミノエチルアミン8
8重量部(1モル)、ε−カプロラクトン285重量部
(2.5モル)、テトラブトキシチタネ−ト(2−ジメ
チルアミノエチルアミンとε−カプロラクトンの合計量
に対して100ppm)を仕込み、窒素ガスを導入しな
がら195〜205℃で2時間反応させて液状の3級ア
ミノ基含有ラクトン変性物6をえた。
【0046】下記の水性樹脂組成物を調製した。
【0047】実験例1 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。なおえられたポリウレタン樹脂の酸
価は38であった。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1024重量部および製造例1でえた3級アミノ基含
有ラクトン変性物1の70.1重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液1をえた。
【0048】実験例2 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1025重量部および製造例2でえた3級アミノ基含
有ラクトン変性物2の69.8重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液2をえた。
【0049】実験例3 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水976重量部および製造例3でえた3級アミノ基含有
ラクトン変性物3の119.1重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液3をえた。
【0050】実験例4 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部及びイソホロンジイソシアネ−
ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水971重量部および製造例4でえた3級アミノ基含有
ラクトン変性物4の124.7重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液4をえた。
【0051】実験例5 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、酢酸エチル600重量部を仕込み、
75〜85℃に加熱した後、窒素ガスを導入しながら、
メタクリル酸128重量部、メチルメタクリレ−ト92
重量部、ブチルアクリレ−ト100重量部、スチレン8
0重量部、および反応開始剤としてジタ−シャリ−ブチ
ルパ−オキサイド4重量部を混合したものを2時間かけ
て滴下した。さらに同温度に保ちながら2時間重合させ
た後、溶剤を減圧下に蒸発させて、酸価180、分子量
40000の水性アクリル樹脂をえた。
【0052】この水性アクリル樹脂150重量部を粉砕
した後、製造例1でえた3級アミノ基含有ラクトン変性
物1の97.7重量部および水252.3重量部の混合
物中に攪拌混合し、90℃で加熱溶解させて水性アクリ
ル樹脂溶液1をえた。
【0053】実験例6 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1065重量部および20%アンモニア水29.4重
量部を加え水溶化し、水性ポリウレタン樹脂溶液5をえ
た。
【0054】実験例7 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1063重量部およびジエタノ−ルアミン30.8重
量部を加え水溶化し、水性ポリウレタン樹脂溶液6をえ
た。
【0055】実験例8 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1023重量部および20%水酸化ナトリウム水溶液
69.1重量部を加え水溶化し、水性ポリウレタン樹脂
溶液7をえた。
【0056】実験例9 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水1029重量部および製造例5でえた3級アミノ基含
有ラクトン変性物5の65.8重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液8をえた。
【0057】実験例10 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、イソフタル酸/アジピン酸(モル比
として50/50)と3−メチル−1,5−ペンタンジ
オ−ルからえられる平均分子量1000のポリエステル
ジオ−ルを300重量部およびイソホロンジイソシアネ
−ト146.5重量部を仕込み、窒素ガスを導入しなが
ら、90〜95℃で4時間反応させ、反応後、1−メチ
ル−2−ピロリドン118重量部、トリメチロ−ルプロ
パン11.6重量部、ジメチロ−ルプロピオン酸46.
3重量部を加え、140〜150℃でNCO基が消失す
るまで反応させた。反応完結後、100℃まで冷却し、
水965重量部および製造例6でえた3級アミノ基含有
ラクトン変性物6の128.8重量部を加え水溶化し、
水性ポリウレタン樹脂溶液9をえた。
【0058】実験例11 攪拌機、温度計、ジムロ−ト、窒素ガス導入管を付した
四つ口フラスコに、酢酸エチル600重量部を仕込み、
75〜85℃に加熱した後、窒素ガスを導入しながら、
メタクリル酸128重量部、メチルメタクリレ−ト92
重量部、ブチルアクリレ−ト100重量部、スチレン8
0重量部、および反応開始剤としてジタ−シャリ−ブチ
ルパ−オキサイド4重量部を混合したものを2時間かけ
て滴下した。さらに同温度に保ちながら2時間重合させ
た後、溶剤を減圧下に蒸発させて、酸価180、分子量
40000の水性アクリル樹脂をえた。
【0059】この水性アクリル樹脂150重量部を粉砕
した後、ジエタノ−ルアミン50.5重量部および水2
99.5重量部の混合物中に攪拌混合し、90℃で加熱
溶解させて水性アクリル樹脂溶液2をえた。
【0060】評価試験 実験例1〜4、実験例6〜10でえたそれぞれの水性ポ
リウレタン樹脂溶液1〜9、実験例5、実験例11でえ
たそれぞれの水性アクリル樹脂溶液1、2の臭気、可溶
化力の評価を表1に示した。
【0061】また、実験例1〜4、実験例6〜10でえ
たそれぞれの水性ポリウレタン樹脂溶液1〜9を印刷イ
ンキ用バインダ−として用い、それぞれの樹脂性能の評
価を行った。各印刷インキは以下の組成により混合、練
肉して製造した。
【0062】 水性ポリウレタン樹脂溶液 46.7重量部 シアニンブル− 14.0重量部 水 39.3重量部 それぞれの印刷インキを使用し、二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(以下OPPという、東洋紡績(株)社製
P−2161、厚さ30μm)に印刷し、接着性、耐水
性を評価し、結果を表1に示した。
【0063】また、実験例5、実験例11でえたそれぞ
れの水性アクリル樹脂溶液1、2を印刷インキ用バイン
ダ−として用い、それぞれの樹脂性能の評価を行った。
各印刷インキは以下の組成により混合、練肉して製造し
た。
【0064】 水性アクリル樹脂溶液 50.0重量部 シアニンブル− 30.0重量部 消泡剤 0.4重量部 水 17.6重量部 それぞれの印刷インキを使用し、コ−ト紙上に印刷し、
耐水性を評価し、結果を表1に示した。
【0065】各評価方法はつぎの通りである。
【0066】(1)臭気 水性樹脂溶液の臭いを嗅ぎ、臭気のないものを○、臭気
のあるものを×として評価した。
【0067】(2)可溶化力 水性樹脂1当量に対して1当量の可溶化剤を加え、その
ときの水性樹脂溶液の安定性、外観、凝集を調べ、問題
のないものを○、問題のあるものを×として評価した。
【0068】(3)接着性 各インキを使用し、OPPに印刷を施したものを1日放
置後、印刷面にセロハンテ−プを貼り付け、これを急速
にはがしたとき、印刷皮膜がはがれないものを○、はが
れるものを×として評価した。
【0069】(4)フィルムに印刷してえられた印刷物
の耐水性 各インキを使用し、OPPに印刷を施したものを1日放
置後、水に浸漬し、もみテストを行い、印刷皮膜がはが
れないものを○、はがれるものを×として評価した。
【0070】(5)コ−ト紙に印刷してえられた印刷物
の耐水性 各インキを使用し、コ−ト紙に印刷を施したものを学振
型耐摩堅牢度試験機にセットし、試験機のア−ム部分に
晒布を取り付けて、水を充分に含ませた状態で印刷面に
当て、荷重200gで100回摩擦を行い、印刷物に傷
がないものを○、傷があるものを×として評価した。
【0071】
【表1】
【0072】実験例1〜5に示されるごとく、本発明の
3級アミノ基含有ラクトン変性物を可溶化剤として使用
してえられた水性樹脂溶液のばあいは、臭気、可溶化
力、耐水性のいずれの評価項目においてすぐれている。
また実験例1〜4に示されるごとく、水性ポリウレタン
樹脂溶液のばあいは接着性もすぐれている。
【0073】これに対して、実験例6に示されるごと
く、アンモニア水を可溶化剤として用いたばあい、臭気
がある。また実験例8に示されるごとく、水酸化ナトリ
ウムを可溶化剤として使用したばあい、皮膜の耐水性が
劣る。また実験例7、11に示されるごとく、ジエタノ
ールアミンを可溶化剤として使用したばあいも皮膜の耐
水性が劣る。さらに実験例9、10に示されるごとく、
アミノ化合物に対するラクトン類の反応割合の過少な3
級アミノ基含有ラクトン変性物のばあい、皮膜の耐水性
が劣り、一方アミノ化合物に対するラクトン類の反応割
合の過多な3級アミノ基含有ラクトン変性物のばあい、
可溶化力が劣る。
【0074】
【発明の効果】本発明の特定の可溶化剤を使用した水性
樹脂組成物は、臭いがなく、かつ水性樹脂の溶解または
分散安定性がよく、しかも良好な耐水性を有する皮膜を
与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−21475(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08K 3/00 - 13/08 C08L 1/00 - 101/16 C09D 5/00 - 201/10 C09J 11/00 - 201/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基含有樹脂を水性媒体に溶
    解または分散させるための可溶化剤であって、一般式
    (1): 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は独立に炭素数1〜4のアルキ
    レン基、R3 は炭素数1〜4のアルキル基、XおよびY
    は独立に水素原子、NH2 またはOHを表わす(ただ
    し、XおよびYが同時に水素原子であるばあい、XがN
    2 でYがOHであるばあい、およびXがOHでYがN
    2 であるばあいを除く)〕で示されるアミン化合物と
    ラクトン類との反応生成物である3級アミノ基含有ラク
    トン変性物からなる可溶化剤。
  2. 【請求項2】 前記3級アミノ基含有ラクトン変性物
    が、一般式(2): 【化2】 (式中、R4 は炭素数1〜4のアルキル基、Y1 はNH
    2 またはOHを表わし、R2 およびR3 は前記と同じで
    ある)で示されるアミン化合物1モルとラクトン類1.
    0〜2.3モルとの反応生成物である請求項1記載の可
    溶化剤。
  3. 【請求項3】 前記3級アミノ基含有ラクトン変性物
    が、一般式(3): 【化3】 (式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同じである)で
    示されるアミン化合物1モルとラクトン類2.0〜2.
    3モルとの反応生成物である請求項1記載の可溶化剤。
  4. 【請求項4】 前記3級アミノ基含有ラクトン変性物
    が、一般式(4): 【化4】 (式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同じである)で
    示されるアミン化合物1モルとラクトン類1.7〜2.
    3モルとの反応生成物である請求項1記載の可溶化剤。
  5. 【請求項5】 カルボキシル基含有樹脂、該樹脂を溶解
    または分散させるための可溶化剤および水から主として
    構成される水性樹脂組成物において、前記可溶化剤とし
    て、一般式(1): 【化5】 〔式中、R1 およびR2 は独立に炭素数1〜4のアルキ
    レン基、R3 は炭素数1〜4のアルキル基、XおよびY
    は独立に水素原子、NH2 またはOHを表わす(ただ
    し、XおよびYが同時に水素原子であるばあい、XがN
    2 でYがOHであるばあい、およびXがOHでYがN
    2 であるばあいを除く)〕で示されるアミン化合物と
    ラクトン類との反応生成物である3級アミノ基含有ラク
    トン変性物を含有することを特徴とする水性樹脂組成
    物。
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