JP2583677B2 - 硬化可能なオルガノポリシロキサン及びその製造方法 - Google Patents

硬化可能なオルガノポリシロキサン及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SiC基を介して結合
したオキシアルキレンエーテル基を有する硬化可能なポ
リシロキサンに関する。特に本発明は、SiC基を介し
て結合したオキシアルキレンエーテル基を有し、ここで
ビニール基はアルキル基により置換されていてもよい硬
化可能なポリシロキサンに関する。さらに本発明は、こ
れらの化合物の製造方法、および好ましくは光化学的に
硬化可能なポリシロキサンを含有する注型材料、平面状
の支持体上の剥離性被覆材料、またはラジカル性、カチ
オン性または紫外線または電子線で硬化可能な化合物中
の変性添加剤としての使用に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線照射により硬化するラジカル重合
系の他に、最近ではカチオン硬化が可能で、エポキシま
たはビニールエーテル化合物を含む系が開発され、この
系では、硬化は特にジアリールヨードニウム塩およびト
リアリールスルホニウム塩により開始される。カチオン
硬化系の利点は、この系の硬化反応が空気中の酸素に対
して鈍感であり、フィルム硬化が速く、環境に好ましい
ことである。
【0003】エポキシ官能基を有するオルガノポリシロ
キサンをベースとしたカチオン硬化系は、多数の特許明
細書に記載されており、なかでも米国特許第44219
04号明細書が例として挙げられる。総説としては雑誌
「Adhesive Age,1989,24〜27
頁」がある。これらの公知文献では、慣用のエポキシ基
を含むシロキサンの平面状支持体上への剥離性被覆を記
載している。
【0004】場合によれば置換があるビニールエーテル
基を有する化合物のカチオン重合のためには、酸強度が
低い触媒で充分である。したがって、エポキシ基を含む
化合物による他に、常用の塩状ジアリールヨードニウム
およびトリアリールスルホニウム化合物だけでなく、塩
状ではない化合物、例えばケトスルホンが、光開始剤と
して使用できる。
【0005】カチオン硬化可能でビニールエーテル基を
含むオルガノポリシロキサンは、米国特許第46172
38号明細書に記載されている。この特許明細書中で
は、アリルまたはビニールエーテル基を有する化合物を
オルガノポリシロキサン中のSiH基へ付加(ヒドロシ
リル化)して、ビニールエーテル基をオルガノポリシロ
キサン中に導いている。ここでは、アリル基のみがSi
−H基に付加し、その間ビニールエーテル基は保存され
ている。この方法では、SiH基1個に対してそれぞれ
ビニールエーテル基1個をシロキサン分子中に組み込む
ことができるだけである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、望ま
しい数の置換されていてもよいビニールエーテル基を含
み、これが原料中のSiH基の数には限定されないよう
なオルガノポリシロキサンを提供することにある。これ
により、硬化および架橋の特性を広範囲に拡張し、制御
できる。この化合物は容易に製造できなければならな
い。製造の際には、有毒な反応成分、例えばクロルエチ
ルビニールエーテル等の使用を避けなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】置換されていてもよいビ
ニールエーテル基が変動性の量で含まれるという要求
は、本発明の請求項1の化合物により満足される。した
がって、本発明の対象は、一般平均式:
【0008】
【化5】
【0009】[式中、R1は同一または異なっており、
また炭素原子1〜4個を有するアルキル基またはフェニ
ル基を表すが、ただしR1基の最小90%はメチル基で
あり、R2は同一または異なっており、下記のものを表
し、 a) 炭素原子1〜20個を有するアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基、 b) 一般式:
【0010】
【化6】
【0011】で表されるオキシアルキレンエーテル基、
ここで、R3は(n+1)価の基であり、これはオルガ
ノポリシロキサン中のケイ素原子と−Si−C−結合を
介して連結しており、またポリエーテル基m個とはそれ
ぞれ−C−C−、−(CO)−O−C−、−C−O−C
−、または−C−N−C−結合を介して連結しており、
4は水素、アルキル基またはR5OCH2−基、R5、R
6は水素、アルキルまたはアシル基であり、ここで、基
4、R5およびR6は分子中で異なったものを表してもよ
く、R7、R8またはR9は水素または炭素原子1〜8個
を有するアルキル基であるか、またはここで基R7およ
びR8あるいはR8およびR9は、炭素原子5または6個
を有する環式非芳香族炭化水素の共通の構成成分であっ
てもよく、nは1〜5の値、mは1〜5の値を表すが、
nより大きくてはならず、xは平均分子中において1〜
100の値、yは平均分子中において0〜100の値を
表し、ここで1≦x+y<150であり、aは1〜10
00の値、bは0〜10の値を表す]で表され、平均オ
ルガノポリシロキサン分子中において基R2の少なくと
も1個が式IIで表されるオキシアルキレンエーテル基
である、SiC基を介して結合したオキシアルキレンエ
ーテル基を有する硬化可能なオルガノポリシロキサンで
ある。
【0012】基R1は分子中において同一または異なっ
てもよく、また炭素原子1〜4個を有するアルキル基ま
たはフェニル基である。したがって、アルキル基はメチ
ル、エチル、プロピルまたはブチル基であってよい。し
かし、平均分子中において、R1の最小90%はメチル
基でなければならないという条件を満足しなければなら
ない。特に好ましくは、すべての基R1がメチル基であ
るオルガノポリシロキサンである。しかし剥離性に影響
を及ぼすためには、基R1の10%以下がフェニル基で
あることが好ましい。
【0013】基R2は基R1と同様に分子中で同一または
異なってもよい。したがって、これはa)炭素原子1〜
20個を有するアルキル基、アリール基またはアラルキ
ル基、またはb)一般式IIで表されるオキシアルキレ
ンエーテル基であってよく、ここで、式Iの平均オルガ
ノポリシロキサン分子中において、基R2の少なくとも
1個は、式IIのオキシアルキレンエーテル基を表すと
いう条件を満足しなければならない。好ましくは平均分
子中の基R3の1〜30個はオキシアルキレンエーテル
基である。特に好ましくは、オキシアルキレンエーテル
基2〜15個が存在するべきである。
【0014】基R2が炭素原子1〜20個を有するアル
キル基を表す場合には、基R1と同一のものを表しても
よい。またこれは炭素原子5個以上を有してもよく、直
鎖でも分枝状であってもよい。この基は、例えばオクチ
ル、イソオクチル、ノニル、デシル、ドデシルおよびヘ
キサデシル基である。アルキル基は置換されていてもよ
い。
【0015】基R2がアリール基を表す場合には、フェ
ニル基が特に好ましい。その他のアリール基の例は、ト
リルおよびキシリル基である。
【0016】アラルキル基としてはフェニルエチルおよ
び2−フェニルプロピル基が好ましい。
【0017】本発明の硬化可能なオルガノポリシロキサ
ンは、一般式
【0018】
【化7】
【0019】で表されるオキシアルキレンエーテル基に
特に特徴がある。
【0020】式IIから明らかなように、オキシアルキ
レンエーテル基は、基R3を介してポリシロキサン分子
と結合している。R3は(n+1)価の基である。これ
はポリシロキサンをポリエーテル基と架橋する。ここ
で、基R3はオルガノポリシロキサン中のケイ素原子と
−Si−C−結合を介して連結し、またポリエーテル基
m個とはそれぞれ−C−C−、−(CO)−O−C−、
−C−O−C−、または−C−N−C−結合を介して連
結している。
【0021】その連結方法は、n=1の場合には下記の
ように表現される。
【0022】
【化8】
【0023】したがってR3は、ポリエーテル基と連結
する際に、 i) −C−C−結合を介する場合には、直鎖または分
枝状炭化水素であり、 ii) −C−O−C−結合を介する場合には、オキシ
基5個以下を有する炭化水素オキシ基であり、ここで炭
素鎖は酸素によりエーテル結合を形成して中断されてい
てもよく、 iii) −(CO)−O−C−結合を介する場合に
は、カルボキシ基3個以下を有する炭化水素カルボキシ
基であり、 iv) −C−N−C−結合を介する場合には、モノま
たはジ置換アミノ基を有する炭化水素基であり、 各の場合に、炭化水素の炭素原子はポリシロキサンのS
i原子と結合している。基R3の例としては、次のもの
が挙げられる:−C−C−連結 :−(CH23−, −(CH24− アルキルリチウム化合物が式:
【0024】
【化9】
【0025】のアルキレンオキシドに付加する場合に
は、この連結の方式が得られる。
【0026】−C−O−C−連結
【0027】
【化10】
【0028】この−C−O−C−連結は、前記のアルキ
レンオキシドが、一価または多価アルコールまたはフェ
ノールに付加した場合に生ずる。
【0029】−(CO)−O−C−連結
【0030】
【化11】
【0031】この−(CO)−O−C−連結は、前記の
アルキレンオキシドが、一価または多価カルボン酸に付
加した場合に生ずる。
【0032】アルキレンオキシドをヒドロキシカルボン
酸に付加すると、−C−O−C−連結と同時に−(C
O)−O−C−連結も得られる。
【0033】−C−N−C−連結
【0034】
【化12】
【0035】−C−N−C−連結は前記のアルキレンオ
キシドが、モノまたはジアルキル置換アミンに付加した
場合に生ずる。
【0036】これらの例から、R3はその構造に関して
広い範囲に変化しうることが分かる。
【0037】R4は水素、アルキル基またはR5OCH2
−基である。この基も、ポリマー分子中で異なったもの
を表すことができる。アルキル基としては、R4は特に
炭素原子1〜12個を有することができる。好ましくは
4は水素、メチル、エチル、HOCH2−、CH3OC
2−基である。
【0038】基R5およびR6は同一または異なっていて
もよく、水素、アルキルまたはアシル基を表す。アルキ
ル基としては、特に炭素原子1〜4個を有する低級アル
キル基が好適である。アシル基としては、炭素原子2〜
7個を有するものが適している。アシル基が好ましい。
【0039】基R7、R8およびR9は、水素またはアル
キル基である。ここで基R7およびR8あるいはR8および
9は、炭素原子5または6個を有する環式非芳香族炭
化水素の共通の構成成分であってもよい。例えば
【0040】
【化13】
【0041】好ましくは、基R7、R8、R9の内少なく
とも1個はアルキル基である。特に好ましくは、基R8
および/または基R9はアルキル基、好ましくはメチル
基であり、基R7は水素である。
【0042】基R8およびR9が異なる場合に、シス、ト
ランス異性体化合物の形成の可能性がある。然し本発明
の範囲ではどちらの化合物でも使用できる。
【0043】指数nは1〜5の値、mは1〜5の値を有
し、mはnより大きくてはならない。好ましくはn=m
である。
【0044】xは平均分子中で1〜100の値を有し、
好ましくは1〜25の値、特に好ましくは2〜4の値で
ある。
【0045】yは平均分子中で0〜100の値を有し、
ここで1≦x+y<150でなければならない。好まし
くは1<x+y<150である。
【0046】積m×xは好ましくは1以上の値、特には
2〜25であり、積m×yは0〜25の値である。
【0047】指数aおよびbは、ポリシロキサンの構造
の特徴を示す。aは二官能性Si単位の数を表し、1〜
1000の値を持つ。bは三官能性単位の数を表し、0
〜10の値を持つ。好ましくは5〜200の値、bは0
〜2の値であり、ここでbは0の値が特に好ましい。
【0048】式Iの化合物の例は、
【0049】
【化14】
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】であり、式IIのオキシアルキレンエーテ
ル基の例は、
【0053】
【化17】
【0054】
【化18】
【0055】である。
【0056】さらに本発明の対象は、本発明による変性
ポリシロキサンの製造方法であって、一般式:
【0057】
【化19】
【0058】[式中、R10はSiH基に付加し得るオレ
フィン二重結合を有するn価の基であり、これはポリエ
ーテル基m個とそれぞれ−C−C−、−C−O−C−、
−(CO)−O−C−、または−C−N−C−結合を介
して連結しており、R4、R5、R6、R7、R8、R9
n、m、xおよびyは前記の意味を表す]で表されるポ
リオキシアルキレンエーテルを、一般式:
【0059】
【化20】
【0060】[式中、R1は同一または異なっており、
また炭素原子1〜4個を有するアルキル基またはフェニ
ル基を表すが、ただしR1基の最小90%はメチル基で
あり、R11は同一または異なっており、下記の意味を表
し、 a) 炭素原子1〜20個を有するアルキル基またはア
リール基またはアルカリール基 b) 水素 ただし、平均オルガノポリシロキサン分子中において、
基R11の少なくとも1個は水素であり、指数aおよびb
は前記の意味を表す]で表されるポリシロキサンに、遷
移金属または遷移金属錯体の存在下で、温度約25〜1
70℃において、必要ならば溶媒の存在下で付加させる
方法である。
【0061】式IIIで表されるポリエーテル中におい
て、基R10は、ポリエーテル基と連結する際に、 i) −C−C−結合を介する場合には、直鎖または分
枝状炭化水素であり、 ii) −C−O−C−結合を介する場合には、オキシ
基5個以下を有する炭化水素オキシ基であり、ここで炭
素鎖は酸素によりエーテル結合を形成して中断されてい
てもよく、 iii) −(CO)−O−C−結合を介する場合に
は、カルボキシ基3個以下を有する炭化水素カルボキシ
基であり、 iv) −C−N−C−結合を介する場合には、モノま
たはジ置換アミノ基を有する炭化水素基であり、各の場
合に炭化水素基はSiHに付加可能なオレフィン性二重
結合を有している。 基R10は基R3と対応するが、こ
れにはヒドロシリル化反応のためのオレフィン性二重結
合が存在する点が異なる。次に基R3とR10を対比して
示す:
【0062】
【化21】
【0063】R11は分子中において同一でも異なってお
り、炭素原子1〜20個を有するアルキル基(別法a)
におけるR2に相当)あるいは水素を表してもよく、こ
こで基R11の少なくとも一個は水素でなければならな
い。望ましい本発明の化合物は、R11基の1〜30個、
好ましくは2〜15個が水素であるべきである。
【0064】ヒドロシリル化反応は、それ自身公知の遷
移金属または遷移金属錯体触媒の存在下で進行する。こ
の触媒の例は、ヘキサクロロ白金酸または白金付き活性
炭である。
【0065】反応温度は約25〜170℃、好ましくは
50〜150℃である。溶媒としては、常用の不活性溶
媒、例えばトルエン、ヘキサン、ジグリコールジメチル
エーテルが使用できる。
【0066】本発明のもう1つの対象は、本発明の変性
オルガノポリシロキサンを好ましくは注型材料中での、
光化学的に硬化可能なポリシロキサンとして使用するこ
と、平面支持体への剥離性被覆材料またはラジカル性、
カチオン性、または紫外線または電子線照射により硬化
可能な変性添加剤として使用することにある。
【0067】本発明の化合物の硬化は、好ましくは触
媒、例えば塩状ジアリールヨードニウムまたはトリアリ
ールスルホニウム化合物または非塩状化合物、例えばケ
トスルホンの存在下で紫外線により行う。このような化
合物の例は、次のものである:
【0068】
【化22】
【0069】である。
【0070】本発明の化合物は最短の時間内(数分の一
秒から数秒)で、接着しないフレキシブルな、または固
い製品に硬化する。従来の技術による公知の化合物とは
異なり、実際上好むだけの、必要ならば置換されたビニ
ールエステル基をポリマー分子の鎖にそって並べること
ができるという利点がある。これにより硬化速度と架橋
密度とを各々の用途から提出される要求に適合できる。
【0071】使用の際には、この化合物は慣用の添加
剤、例えば変性剤、ピグメント、充填材、難燃剤および
類似の薬剤と混合できる。
【0072】硬化可能な組成物は、基体、例えば金属、
ゴム、樹脂、成形部品またはフィルム、紙、木材、ガラ
ス織物、セメント、セラミックス等に被覆できる。
【0073】本発明の硬化可能な組成物が使用できるい
くつかの用途は、例えば、保護装飾品および絶縁被覆、
埋め込み材料、印刷インキ、シール材料、接着剤、ホト
レジストラッカー、電線被覆、織物被覆、被覆材料、含
浸バンド、印刷板等である。
【0074】
【実施例】下記の実施例において、好ましい製造方法を
さらに詳細に説明し、本発明の化合物の性質を応用技術
的試験により示す。
【0075】例 1 振とう容器中に、1H−NMRにより式:
【0076】
【化23】
【0077】を有する化合物860g(5モル)を入
れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O 38mg(全量に
対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃
において、平均式:
【0078】
【化24】
【0079】で表されるシロキサン1942g(1モ
ル)を滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸
ナトリウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しな
くなるまで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達
するまで蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する製
品2745g(理論量の98%)が得られ、これは1
−NMRによると、平均式:
【0080】
【化25】
【0081】を有する。
【0082】例 2 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0083】
【化26】
【0084】で表される化合物600g(0.5モル)
を入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O 29mg(全
量に対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり12
0℃において、平均式:
【0085】
【化27】
【0086】で表されるシロキサン1526g(0.1
モル)を滴下する。反応混合物を100℃において、酪
酸ナトリウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離し
なくなるまで振とうする。生成物を減圧下で100℃に
達するまで蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する
製品1977g(理論量の93%)が得られ、これは1
H−NMRによると、平均式:
【0087】
【化28】
【0088】を有する。
【0089】例 3 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0090】
【化29】
【0091】で表される化合物1083g(0.3モ
ル)を入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O 45mg
(全量に対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり
120℃において、平均式:
【0092】
【化30】
【0093】のシロキサン2254g(0.1モル)を
滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸ナトリ
ウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなる
まで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達するま
で蒸留させる。淡黄色で粘度の高い製品3137g(理
論量の94%)が得られ、これは1H−NMRによる
と、平均式:
【0094】
【化31】
【0095】を有する。
【0096】例 4 振とう容器中に、1H−NMRにより式:
【0097】
【化32】
【0098】で表される化合物172g(1モル)を入
れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O13mg(全量に対
し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃に
おいて、平均式:
【0099】
【化33】
【0100】のシロキサン816g(0.1モル)を滴
下する。反応混合物は100℃において、酪酸ナトリウ
ムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなるま
で振とうする。製品は減圧下で100℃に達するまで蒸
留する。淡黄色で中程度の粘度を有する製品899g
(理論量の91%)が得られ、これは1H−NMRによ
ると、平均式:
【0101】
【化34】
【0102】で表される。
【0103】例 5 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0104】
【化35】
【0105】を有する化合物1200g(0.5モル)
を入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O 37mg(全
量に対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり12
0℃において、平均式:
【0106】
【化36】
【0107】で表されるシロキサン1526g(0.1
モル)を滴下する。反応混合物を100℃において、酪
酸ナトリウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離し
なくなるまで振とうする。生成物を減圧下で100℃に
達するまで蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する
製品2453g(理論量の90%)が得られ、これは1
H−NMRによると、平均式:
【0108】
【化37】
【0109】を有する。
【0110】例 6 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0111】
【化38】
【0112】を有する化合物620g(0.5モル)を
入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O29mg(全量に
対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃
において、平均式:
【0113】
【化39】
【0114】のシロキサン1526g(0.1モル)を
滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸ナトリ
ウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなる
まで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達するま
で蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する製品19
95g(理論量の93%)が得られ、これは1H−NM
Rによると、平均式:
【0115】
【化40】
【0116】を有する。
【0117】例 7 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0118】
【化41】
【0119】を有する化合物605g(0.5モル)を
入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O24mg(全量に
対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃
において、平均式:
【0120】
【化42】
【0121】で表されるシロキサン1156g(0.1
モル)を滴下する。反応混合物は100℃において、酪
酸ナトリウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離し
なくなるまで振とうする。製品は減圧下で100℃に達
するまで蒸留する。淡黄色で中程度の粘度を有する製品
1620g(理論量の92%)が得られ、これは1H−
NMRによると、平均式:
【0122】
【化43】
【0123】を有する。
【0124】例 8 振とう容器中に、1H−NMRにより式:
【0125】
【化44】
【0126】を有する化合物686g(0.7モル)お
よびα−メチルスチレン212g(2モル)を入れ、ヘ
キサクロロ白金酸・6H2O 34mg(全量に対し白
金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃におい
て、平均式:
【0127】
【化45】
【0128】のシロキサン1854g(0.1モル)を
滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸ナトリ
ウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなる
まで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達するま
で蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する製品22
86g(理論量の90%)が得られ、これは1H−NM
Rによると、平均式:
【0129】
【化46】
【0130】を有する。
【0131】例 9 振とう容器中に、1H−NMRにより式:
【0132】
【化47】
【0133】で表される化合物535g(0.5モル)
を入れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O 30mg(全
量に対し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり12
0℃において、平均式:
【0134】
【化48】
【0135】のシロキサン1700g(0.1モル)を
滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸ナトリ
ウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなる
まで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達するま
で蒸留させる。淡黄色で中程度の粘度を有する製品21
23g(理論量の95%)が得られ、これは1H−NM
Rによると、平均式:
【0136】
【化49】
【0137】を有する。
【0138】例10 振とう容器中に、1H−NMRにより平均式:
【0139】
【化50】
【0140】を有する化合物2140g(2モル)を入
れ、ヘキサクロロ白金酸・6H2O71mg(全量に対
し白金5ppm)を添加し、2時間にわたり120℃に
おいて、平均式:
【0141】
【化51】
【0142】のシロキサン3126g(0.1モル)を
滴下する。反応混合物を100℃において、酪酸ナトリ
ウムの5%ブタノール溶液により水素が遊離しなくなる
まで振とうする。生成物を減圧下で100℃に達するま
で蒸留させる。淡黄色で粘度の高い製品4792g(理
論量の91%)が得られ、これは1H−NMRによる
と、平均式:
【0143】
【化52】
【0144】を有する。
【0145】応用技術的試験 本発明の変性ポリシロキサンの応用技術的な性質の試験
のために、例1〜10の製品をビス(ドデシルフェニ
ル)ヨードニウムヘキサフルオロリン酸塩2重量%と良
く混合し、各種の平面支持体(配向ポリプロピレンフィ
ルム、光沢紙)上に被覆した。硬化は、フュージョン
システムズ コーポレーション社(Fusion Sy
stems Corporation, Rockvi
lle,MD,米国)のモデルI 300B紫外線ラン
プを使用し、送り速度25m/分、通常の雰囲気下で距
離53mmにおいて行った。どの場合でも被覆量は、約
1.1g/m2である。
【0146】比較試験のために幅30mmの種々の接着
バンド、すなわちアクリル系接着剤を積層した接着バン
ド、市場においては商品名Tesa154およびTes
a970として入手できるものを使用した。
【0147】剥離性の測定のために、基体にロールがけ
し、次いで70℃保存した。24時間後、各接着バンド
を角度180°で基体から引剥がすために必要とする力
を測定した。この力は剥離力と呼ばれる。その外に、変
性ポリシロキサンの接着性の試験を親指で力一杯こする
方法で行った。接着力が低いと、ゴム状の小塊が生じる
(いわゆる「ラブオフ(Rub off)」試験であ
る)。
【0148】次の試験で、光開始剤ビス(ドデシルフェ
ニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩を2
−メチル−2−(4−メチルフェニルスルホニル)−4
−ドデシルフェニルプロピオフェノン2重量%と入れ換
えた。この応用技術的試験は、最初の試験と同様に行
う。その値を括弧内に記載する。
【0149】
【表1】

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般平均式: 【化1】 [式中、 Rは同一または異なっており、炭素原子1〜4個を有
    するアルキル基またはフェニル基を表すが、ただしR
    基の最小90%はメチル基であり、 Rは同一または異なっており、下記のものを表し、 a) 炭素原子1〜20個を有するアルキル基、アリー
    ル基またはアラルキル基、 b) 一般式: 【化2】 で表されるオキシアルキレンエーテル基、 ここで、Rは(n+1)価の基であり、これはオルガ
    ノポリシロキサン中のケイ素原子と−Si−C−結合を
    介して連結しており、またポリエーテル基m個とはそれ
    ぞれ−C−C−、−(CO)−O−C−、−C−O−C
    −、または−C−N−C−結合を介して連結しており、
    は水素、アルキル基またはROCH−基であ
    、R、Rは水素、アルキルまたはアシル基であ
    り、ここで、基R、RおよびRは分子中で異なっ
    たものを表してもよく、R、RまたはRは水素ま
    たは炭素原子1〜8個を有するアルキル基であるか、ま
    たはここで基RおよびRあるいはRおよびR
    は、炭素原子5または6個を有する環式非芳香族炭化
    水素の共通した構成成分であってもよく、nは1〜5の
    値、mは1〜5の値を表すが、nより大きくてはなら
    ず、xは平均分子中において1〜100の値、yは平均
    分子中において0〜100の値を表し、ここで1≦x+
    y<150であり、aは1〜1000の値、bは0〜1
    0の値を表す]で表され、平均オルガノポリシロキサン
    分子中において基Rの少なくとも1個が式IIで表さ
    れるオキシアルキレンエーテル基である様にSiC基を
    通じて結合したオキシアルキレンエーテル基を有する硬
    化可能なオルガノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】 Rは、ポリエーテル基と連結する際
    に、 i) −C−C−結合を介する場合には、直鎖または分
    枝状炭化水素であり、 ii) −C−O−C−結合を介する場合には、オキシ
    基5個以下を有する炭化水素オキシ基であり、ここで炭
    素鎖は酸素によりエーテル結合を形成して中断されてい
    てもよく、 iii) −(CO)−O−C−結合を介する場合に
    は、カルボキシ基3個以下を有する炭化水素カルボキシ
    基であり、 iv) −C−N−C−結合を介する場合には、モノま
    たはジ置換アミノ基を有する炭化水素基であり、 ここで、各々の場合に、炭化水素基の1個の炭素原子は
    ポリシロキサンの1個のSi原子と結合している、請求
    項1に記載のポリシロキサン。
  3. 【請求項3】 平均ポリシロキサン分子中に、オキシア
    ルキレンエーテル基を1〜30個有する、請求項1また
    は2に記載のポリシロキサン。
  4. 【請求項4】 aが5〜200の値、bが0〜2の値で
    ある、請求項1から3までのいずれか1項に記載のポリ
    シロキサン。
  5. 【請求項5】 bが0の値である、請求項4に記載のポ
    リシロキサン。
  6. 【請求項6】 基R、RおよびRのうち少なくと
    も一個はアルキル基である、請求項1から5までのいず
    れか1項に記載のポリシロキサン。
  7. 【請求項7】 基Rおよび/または基Rがアルキル
    基、基Rが水素である、請求項6に記載のポリシロキ
    サン。
  8. 【請求項8】 基Rがメチル基であり、基Rおよび
    が水素である、請求項7に記載のポリシロキサン。
  9. 【請求項9】 RおよびRが、炭素原子5又は6個
    を有する環式非芳香族炭化水素基の共通の構成成分であ
    り、Rが水素である、請求項1から5までのいずれか
    1項に記載のポリシロキサン。
  10. 【請求項10】 1<x+y<150である、請求項1
    から9までのいずれか1項に記載のポリシロキサン。
  11. 【請求項11】 m×x>1である、請求項1から10
    までのいずれか1項に記載のポリシロキサン。
  12. 【請求項12】 m×x=2〜25の値およびm×y=
    0〜25の値である、請求項1から11までのいずれか
    1項に記載のポリシロキサン。
  13. 【請求項13】 xが1〜25の値である、請求項1か
    ら12までのいずれか1項に記載のポリシロキサン。
  14. 【請求項14】 xが2〜4の値である、請求項12に
    記載のポリシロキサン。
  15. 【請求項15】 Rが水素、メチル、エチル、HOC
    −またはCHOCH−基である、請求項1から
    14までのいずれか1項に記載のポリシロキサン。
  16. 【請求項16】 一般式: 【化3】 [式中、 R10はSiH基に付加し得るオレフィン二重結合を有
    するn価の基であり、これはポリエーテル基m個とそれ
    ぞれ−C−C−、−C−O−C−、−(CO)−O−C
    −、または−C−N−C−結合を介して連結しており、 R、R、R、R、R、R、n、m、xおよ
    びyは前記の意味を表す]で表されるポリオキシアルキ
    レンエーテルを、一般式: 【化4】 [式中、 Rは同一または異なっており、また炭素原子1〜4個
    を有するアルキル基またはフェニル基を表すが、ただし
    基Rの最小90%はメチル基であり、 R11は同一または異なっており、下記の意味を表し、 a) 炭素原子1〜20個を有するアルキル基またはア
    リール基またはアルカリール基、 b) 水素ただし、平均オルガノポリシロキサン分子中
    において基R11の少なくとも1個は水素であり、 指数aおよびbは前記の意味を表す]で表されるポリシ
    ロキサンに、遷移金属または遷移金属錯休の存在下で、
    温度約25〜170℃において、必要ならば溶媒の存在
    下で付加させることを特徴とする、請求項1に記載のポ
    リシロキサンの製造方法。
  17. 【請求項17】 式IIIで表されるポリエーテル中の
    基R10は、ポリエーテル基と連結する際に、 i) −C−C−結合を介する場合には、直鎖または分
    枝状炭化水素基であり、 ii) −C−O−C−結合を介する場合には、オキシ
    基5個以下を有する炭化水素オキシ基であり、ここで炭
    素鎖は酸素によりエーテル結合を形成して中断されてい
    てもよく、 iii) −(CO)−O−C−結合を介する場合に
    は、カルボキシ基3個以下を有する炭化水素カルボキシ
    基であり、 iv) −C−N−C−結合を介する場合には、モノま
    たはジ置換アミノ基を有する炭化水素基であり、 ここで、各々の場合に炭化水素基はSiHに付加が可能
    な二重結合を有している、請求項16に記載のポリシロ
    キサンの製造方法。
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