JP2001139279A - ガーダ走行型クレーン - Google Patents

ガーダ走行型クレーン

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JP2001139279A
JP2001139279A JP32188499A JP32188499A JP2001139279A JP 2001139279 A JP2001139279 A JP 2001139279A JP 32188499 A JP32188499 A JP 32188499A JP 32188499 A JP32188499 A JP 32188499A JP 2001139279 A JP2001139279 A JP 2001139279A
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crab
rail
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Eiji Miyoshi
英司 三好
Takao Yamamoto
孝雄 山本
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Tadano Engineering Ltd
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Tadano Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能力の異なる2つのクラブを有した従来のガ
ーダ走行型クレーンでは、ガーダの各端部寄り位置に、
相手側クラブが存在していることによる作業不能なデッ
ドスペースが生じる。 【解決手段】 共通のガーダ1部分に第1レール21と
第2レール22とを設置し、第1レール21と第2レー
ル22に相互に能力の異なる第1クラブ30と第2クラ
ブ40の何れか一方づつをそれぞれ走行可能に設置し、
第2クラブ40のフック46を過巻位置まで巻上げた状
態において、第2クラブ40が第1クラブ30の上を跨
ぐか第1クラブ30が第2クラブ40の下を潜るかし
て、第1クラブ30と第2クラブ40との相対位置をガ
ーダ長さ方向に入れ替え得るように構成していることに
より、各クラブ30,40をそれぞれガーダ1の全長さ
範囲に亘って移動させることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば橋形クレ
ーンや天井クレーンのようなガーダ走行型クレーンに関
し、さらに詳しくは共通のガーダ上に能力の異なる2つ
のクラブを装備した形式のガーダ走行型クレーンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のガーダ走行型クレーンの中に
は、例えば図3に示すように、ガーダ101上に能力の
異なる2つのクラブ(第1クラブ130,第2クラブ1
40)を装備し、作業内容によって第1クラブ130と
第2クラブ140を使い分け得るようにしたものがあ
る。即ち、図3の従来例では、橋形クレーンが採用され
ていて、ガーダ101上に共通(1組)のレール102
が設置されている。このレール102上には、大能力
(例えば60トン吊り)の第1クラブ130と、小能力
(例えば15トン吊り)の第2クラブ140とが装備さ
れている。第1クラブ130と第2クラブ140とは、
それぞれ専用の走行装置(電動モータによる駆動)で個
別にレール102上を横行させ得るようになっている。
尚、第1クラブ130のホイスト134は、吊上げ荷重
能力が大きい反面、巻上げ速度が遅いという特徴があ
り、第2クラブ140のホイスト144は、吊上げ荷重
能力が小さいが巻上げ速度が速いという特徴を有してい
る。そして、図3に示す従来のガーダ走行型クレーンで
は、大重量物を荷役する場合には大能力の第1クラブ1
30を使用して低速で行い、軽量物を荷役する場合には
小能力の第2クラブ140を使用して高速で行うことが
できるようになっている。
【0003】又、図4に示す従来例のガーダ走行型クレ
ーンでは、1つの台車231に主・補2つのホイスト2
34,244を搭載したクラブ203をガーダ201の
レール202上に装備させている。主ホイスト234と
補ホイスト244とは、台車231の走行方向に並べて
設置されている。尚、主ホイスト234は吊上げ能力が
大きいが巻上げ速度が遅く、補ホイスト244は吊上げ
能力が小さいが巻上げ速度が速い。そして、この図4の
ガーダ走行型クレーンでも、作業内容に応じて主ホイス
ト234と補ホイスト244とを使い分けて作業を行い
得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
従来のガーダ走行型クレーンでは、作業内容によって第
1クラブ130と第2クラブ140とを使い分けること
ができるが、第1クラブ130と第2クラブ140の相
対位置は、レール102上において入れ替えることがで
きない。即ち、図3の例では、第1クラブ130の場合
は、実線図示する左端位置から鎖線図示するように右端
位置にある第2クラブ140に近接する位置(符号13
0′の位置)までの長さ範囲Lでしか荷役作業ができ
ず、他方、第2クラブ140の場合は、実線図示する右
端位置から鎖線図示するように左端位置にある第1クラ
ブ130に近接する位置(符号140′の位置)までの
長さ範囲Mでしか荷役作業ができない。従って、第1ク
ラブ130の使用時には、符号A1の位置から右側部分
がデッドスペースDとなり、第2クラブ140の使用時
には、符号B1の位置から左側部分がデッドスペースD
となって、それぞれ作業可能範囲が狭くなるという欠点
があった。
【0005】又、図4に示す従来のガーダ走行型クレー
ンにおいては、クラブ203がガーダ201の右端位置
から左端位置(鎖線図示する符号203′の位置)まで
の全長に亘って移動できるが、主・補両ホイスト23
4,244が台車走行方向に並べて設置しているので、
主ホイスト234の使用時には、符号A2の位置から右
側部分がデッドスペースDとなり、補ホイスト244の
使用時には、符号B2の位置から左側部分がデッドスペ
ースDとなる。従って、この図4のガーダ走行型クレー
ンでも、主・補各ホイスト234,244による作業可
能範囲がそれぞれ狭くなる。
【0006】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、能力の異なる2つのクラブを使用したガーダ走行型
クレーンにおいて、両クラブをそれぞれガーダの全長に
亘って移動せしめ得るようにすることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願各発明は、橋形クレーンや天井クレーンのようなガ
ーダ走行型クレーンを対象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明のガーダ走行型クレーンは、共通の
ガーダ部分にそれぞれガーダのほぼ全長に亘る長さの第
1レールと第2レールとを設置している。ガーダは、2
列1組で構成され、第1レールと第2レールも、それぞ
れ各ガーダに1本づつ(2本1組で)設置されている。
又、第1レールと第2レールとは、上下あるいは内外に
位置ずれさせた状態でガーダに取付けている。
【0008】第1レールと第2レールには、相互に能力
の異なる第1クラブと第2クラブの何れか一方をそれぞ
れ走行可能に設置している。この第1クラブ及び第2ク
ラブは、各レール上をそれぞれ走行装置(電動モータ)
により個別に走行できるようになっている。又、第1ク
ラブは、例えば60トン吊り程度の比較的大能力のもの
が採用可能であり、第2クラブは、例えば15トン吊り
程度の比較的小能力のものが採用可能である。尚、吊上
げ能力の大きいクラブのホイストは巻上げ速度が遅く、
吊上げ能力の小さいクラブのホイストは巻上げ速度が速
い。
【0009】又、本願請求項1のガーダ走行型クレーン
では、第2クラブのフックを過巻位置まで巻上げた状態
において、第2クラブが第1クラブの上を跨ぐか第1ク
ラブが第2クラブの下を潜るかして、第1クラブと第2
クラブとの相対位置をガーダ長さ方向に入れ替え得るよ
うに構成している。即ち、第2クラブのフックが巻下げ
られている状態では、該フックあるいはその吊下げワイ
ヤーロープが邪魔になって、第2クラブの下方を第1ク
ラブが潜れないが、該第2クラブ側のフックが過巻位置
まで巻上げられている状態では、該フックの下方を第1
クラブが自由に通過し得るようになっている。
【0010】本願請求項1のガーダ走行型クレーンで
は、大重量物を荷役する場合には大能力の第1クラブを
使用して行い(この場合は低速となる)、軽量物を荷役
する場合には小能力の第2クラブを使用して行う(この
場合は高速て行える)ことができる。又、第2クラブの
フックを過巻位置まで巻上げた状態では、該フックの下
方を第1クラブが通過できるようになっているので、第
1クラブと第2クラブの相対位置をガーダ長さ方向に自
由に入れ替えることができる。従って、第1クラブと第
2クラブは、それぞれガーダ(各レール)の全長さ範囲
に亘って移動させることができ、各クラブによる作業可
能範囲が拡大される。特に、第2クラブ側のフックを過
巻位置まで巻上げた状態では、潜る側の第1クラブは、
フック巻下げ状態であってもガーダ(第1レール)の全
長に亘って連続して移動させることができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1のガーダ走行型クレー
ンにおいて、跨ぐ側の第2クラブのフックが過巻状態で
あることを検出する過巻検出手段を備え、該過巻検出手
段がフック過巻状態を検出しているときには第1クラブ
及び第2クラブのそれぞれ進退両方向の走行を許容する
一方、該過巻検出手段がフック過巻状態を検出していな
いときには第1クラブと第2クラブとが重合するような
動きを禁止するようにしている。
【0011】ところで、本願のガーダ走行型クレーンに
おいて、跨ぐ側の第2クラブのフックが過巻位置より巻
下げられている状態(過巻検出手段がフック未検出状
態)では、該第2クラブ側のフック(又はその吊下げワ
イヤーロープ)が第1クラブの移動軌跡中に存在するよ
うになる。そして、その状態で、第1クラブと第2クラ
ブとが重合する方向に相対移動すると、第2クラブ側の
フック(又はその吊下げワイヤーロープ)と第1クラブ
とが衝突するというトラブルが発生する。
【0012】この請求項2では、このような衝突を未然
に防止するためのものであり、具体的には、第1クラブ
と第2クラブとが所定近接位置まで近づくと、それを位
置検出器で検出し得るようにしておき、上記過巻検出手
段がOFF状態で上記位置検出器がONになったとき
に、第1クラブ及び第2クラブの各走行装置(電動モー
タ)に対して、両クラブが重合する側への作動を禁止す
るようにしている。このようにすると、もし第2クラブ
側(跨ぐ側)のフックが過巻位置より下方にあることに
気づかずに、第1クラブと第2クラブとの相対位置を入
れ替える操作をしようとしたときでも、第1クラブと第
2クラブ(フック又はその吊下げワイヤーロープ)とが
重合する直前でそれ以上の近接動作が自動的に停止さ
れ、第1クラブと第2クラブとの衝突を未然に防止でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
願実施形態のガーダ走行型クレーンを説明する。尚、こ
の実施形態では、ガーダ走行型クレーンとしてガーダ1
の両端部をそれぞれ支柱4,4で支持した橋形クレーン
を採用しているが、他の実施形態では天井クレーンを採
用してもよい。
【0014】図1及び図2に示すガーダ走行型クレーン
では、ガーダ1として下ガーダ11と上ガーダ12とを
一体的に組付けたものを採用している。このガーダ1
は、図2に示すように所定間隔をもって左右1組有して
いる。
【0015】図2に示すように、上ガーダ12は下ガー
ダ11より細幅であり、且つ各上ガーダ12,12は各
下ガーダ11,11に対してそれぞれ外側寄り位置に載
せられている。
【0016】1組の下ガーダ11,11の上面には、そ
のほぼ全長に亘ってそれぞれ第1レール21,21が設
置されている。又、1組の上ガーダ12,12の上面に
も、そのほぼ全長に亘ってそれぞれ第2レール22,2
2が設置されている。尚、各第1レール21,21は、
それぞれ上ガーダ12,12の内面よりやや内側に設置
されている。
【0017】下ガーダ11,11側の第1レール21,
21には、大能力の第1クラブ30が装備されている。
又、上ガーダ12,12側の第2レール22,22に
は、小能力の第2クラブ40が装備されている。尚、こ
の実施形態では、大能力の第1クラブ30として60ト
ン吊り用のものが採用されており、小能力の第2クラブ
40として15トン吊り用のものが採用されている。
【0018】第1クラブ30は、台車31上に、該台車
31を走行させる走行装置(電動モータ33)と、大能
力のホイスト34と、コードリール(2つある)38,
38とを装備して構成されている。
【0019】この第1クラブ30は、台車31の4隅に
設けた各車輪32,32・・を各第1レール21,21
上に載せて設置している。そして、この第1クラブ30
は、電動モータ33で左右一対の車輪32,32を正回
転又は逆回転させることにより、第1レール21,21
上を前進又は後進させ得るようになっている。
【0020】この第1クラブ30の台車31は、比較的
高さが低く、且つ図2に示すように両上ガーダ12,1
2間の空所に収まる幅に形成されている。尚、この実施
形態の第1クラブ30では、ホイスト34のドラム35
としてかなり長いものを使用しているが、このドラム3
5は、ガーダ長さ方向に向けた状態で設置しているの
で、台車31の幅(図2の左右幅)を上記のように両上
ガーダ12,12間の空所に収まる幅に成形することが
できる。尚、ホイスト34のドラム35からはワイヤー
ロープ37によってフック36が吊下げられている。
【0021】第2クラブ40は、台車41上に、該台車
41を走行させる走行装置(2つの電動モータ43,4
3を有している)と、小能力のホイスト44と、コード
リール(2つある)48,48とを装備して構成されて
いる。
【0022】この第2クラブ40は、台車41の4隅に
設けた各車輪42,42・・を各第2レール22,22
上に載せて設置している。そして、この第2クラブ40
は、電動モータ(左右一対ある)43,43で左右の車
輪42,42を正回転又は逆回転させることにより、第
2レール22,22上を前進又は後進させ得るようにな
っている。
【0023】この第2クラブ40の台車41は、図2に
示すように、第1クラブ30の左右両側方及び上方を跨
ぎ得るような背の高い形状に形成されている。又、第2
クラブ40では、ホイスト44のドラム45がかなり高
所に取付けられている。そして、このドラム45から
は、ワイヤーロープ47によってフック46が吊下げら
れているが、このフック46の最巻上げ状態(過巻状
態)では、フック46の下端が第1クラブ30の上面よ
り上方に位置するようになっている。従って、第2クラ
ブ40側のフック46が過巻位置にあるときには、第2
クラブ40が第1クラブ30の上を跨いだり、あるいは
第1クラブ30が第2クラブ40の下を潜ったりして、
第1クラブ30と第2クラブ40との相対位置をガーダ
長さ方向に入れ替え得るようになっている。
【0024】尚、図1に示すように、第1クラブ30側
のコードリール38のコード38a、及び第2クラブ4
0側のコードリール48のコード48aは、それぞれ相
手側のクラブに干渉しない位置で繰り出されるようにな
っている。
【0025】第2クラブ40には、フック46の過巻検
出手段が設けられている。この実施形態では、過巻検出
手段として、ワイヤーロープ47がドラム45に対して
過巻状態まで巻取られたことを検出する巻取り検出スイ
ッチ51と、過巻位置まで上動したフック46を直接検
出するフック検出スイッチ52とを有している。この各
検出スイッチ51,52には、それぞれリミットスイッ
チが使用されている。この種の過巻検出手段は、通常の
ホイストに装備されていて、過巻検出手段がフック過巻
状態を検出した以降はドラムの巻上げ回転を禁止する機
能がある。尚、この実施形態では、過巻検出手段(5
1,52)は、安全性を確保するために2つ使用してい
るが1つでもよいことは勿論である。
【0026】第1クラブ30の前後各端部には、第1ク
ラブ30と第2クラブ40とが所定距離まで近接したと
きに、その近接状態を検出するための位置検出器39,
39(図1)が設けられている。尚、この位置検出器3
9,39は、第2クラブ40側の前後各端部に設けても
よい。
【0027】この実施形態のガーダ走行型クレーンは、
次のように機能する。大重量物を荷役する場合には大能
力の第1クラブ30を使用して行い(この場合は低速で
ある)、軽量物を荷役する場合には小能力の第2クラブ
40を使用して行うことができる(この場合は高速で行
える)。又、第2クラブ40のフック46を過巻位置ま
で巻上げると、該フック46の下方を第1クラブ30が
潜って通過できるようになる。尚、第2クラブ40のフ
ック46を過巻位置まで巻上げると、第2クラブ40側
の過巻検出手段(51,52)がフック過巻状態を検出
する。この状態(過巻検出手段がON状態)では、第1
クラブ30及び第2クラブ40のそれぞれ進退両方向の
走行を許容し、例えば、図1の実線図示状態において、
第1クラブ30より右側に位置する第2クラブ40が鎖
線図示(符号40′)するように第1クラブ30の上を
跨いでその左側に移動したり、あるいは第2クラブ40
より左側に位置する第1クラブ30が鎖線図示(符号3
0′)するように第2クラブ40の下を潜ってその右側
に移動し得るようになっている。従って、第2クラブ4
0側のフック46を過巻位置まで巻上げておくと、第1
クラブ30及び第2クラブ40をそれぞれガーダ1(各
レール21,22)の全長に亘って自由に移動させるこ
とができ、各クラブ30,40による作業可能範囲をそ
れぞれ拡大できる。
【0028】ところで、第2クラブ40のフック46が
例えば図1に鎖線図示(符号46′)するように巻下げ
られている状態では、第2クラブ40側のフック46′
(又はその吊下げワイヤーロープ47′)が第1クラブ
30の移動軌跡中に存在するようになる。そして、その
状態で、第1クラブ30と第2クラブ40とが重合する
方向に相対移動すると、第2クラブ40側のフック4
6′(又はその吊下げワイヤーロープ47′)と第1ク
ラブ30とが衝突するが、この実施形態のガーダ走行型
クレーンでは、このような衝突を未然に防止し得るよう
になっている。
【0029】即ち、第1クラブ30と第2クラブ40と
が所定近接位置まで近づくと、まずそれを第1クラブ3
0側の前後何れかの位置検出器39で検出する。そし
て、上記過巻検出手段(51,52)がOFF状態で、
何れか一方の位置検出器39がONになったときに、第
1クラブ30及び第2クラブ40の各走行用電動モータ
33,43に対して、両クラブ30,40が重合する側
への作動を禁止するようになっている。例えば、第2ク
ラブ40のフックを符号46′(図1)で示すように下
方に巻下げた状態(過巻検出手段51,52がOFF)
で、第1クラブ30が右移動(又は第2クラブ40が左
移動)して両クラブが所定近接位置まで近づくと、その
近接状態を第1クラブ30の右側の位置検出器39が検
出する。そして、その検出信号に基いて、第1クラブ3
0の電動モータ33に対して右移動側の作動を禁止(左
移動側の作動は許容)する一方、第2クラブ40側の電
動モータ43に対して左移動側の作動を禁止(右移動側
の作動は許容)するようにしている。
【0030】このようにしておくと、もし第2クラブ4
0側(跨ぐ側)のフック46が過巻位置より下方にある
ことに気づかずに、第1クラブ30と第2クラブ40と
の相対位置を入れ替える操作をしようとしたときでも、
第1クラブ30と第2クラブ40とが重合する直前でそ
れ以上の近接動作を自動的に停止させ、第1クラブ30
と第2クラブ40(フック46′又はワイヤーロープ4
7′)とが衝突するのを未然に防止し得る。
【0031】
【発明の効果】本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の発明のガーダ走行型クレーンでは、共通
のガーダ1部分に能力の異なる第1クラブ30と第2ク
ラブ40とをそれぞれ走行自在に設置し、第2クラブ4
0のフック46を過巻位置まで巻上げた状態で第1クラ
ブ30と第2クラブ40との相対位置をガーダ長さ方向
に入れ替え得るように構成している。
【0032】このように、第1クラブ30と第2クラブ
40の相対位置をガーダ長さ方向に入れ替えうるように
すると、第1クラブ30及び第2クラブ40をそれぞれ
ガーダ1(各レール21,22)の全長さ範囲に亘って
移動させることができ、各クラブ30,40による作業
可能範囲をそれぞれ拡大させることができる(相手側ク
ラブによるデッドスペースが生じない)という効果があ
る。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明は、請求項1のガーダ走行型クレー
ンにおいて、跨ぐ側の第2クラブ40のフック46が過
巻状態であることを検出する過巻検出手段(51,5
2)を備え、該過巻検出手段(51,52)がフック過
巻状態を検出しているときには第1クラブ30及び第2
クラブ40のそれぞれ進退両方向の走行を許容する一
方、該過巻検出手段(51,52)がフック過巻状態を
検出していないときには第1クラブ30と第2クラブ4
0とが重合するような動きを禁止するようにしている。
【0033】従って、この請求項2のガーダ走行型クレ
ーンでは、上記請求項1の効果に加えて、もし第2クラ
ブ40のフック46が過巻位置より下方にあることに気
づかずに第1クラブ30と第2クラブ40とを重合させ
るような操作を行っても、第1クラブ30と第2クラブ
40とが重合する直前でそれ以上の近接動作を自動的に
停止させることができ、第1クラブ30と第2クラブ4
0との衝突を未然に防止できて安全性を向上させ得ると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願実施形態のガーダ走行型クレーンの
正面図である。
【図2】図1のII−II拡大断面図である。
【図3】第1従来例のガーダ走行型クレーンの正面図で
ある。
【図4】第2従来例のガーダ走行型クレーンの正面図で
ある。
【符号の説明】
1はガーダ、21は第1レール、22は第2レール、3
0は第1クラブ、40は第2クラブ、46はフック、5
1,52は過巻検出スイッチである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のガーダ(1)部分にそれぞれガー
    ダ(1)のほぼ全長に亘る長さの第1レール(21)と
    第2レール(22)とを設置し、 第1レール(21)と第2レール(22)に相互に能力
    の異なる第1クラブ(30)と第2クラブ(40)の何
    れか一方をそれぞれ走行可能に設置し、 第2クラブ(40)のフック(46)を過巻位置まで巻
    上げた状態において、第2クラブ(40)が第1クラブ
    (30)の上を跨ぐか第1クラブ(30)が第2クラブ
    (40)の下を潜るかして、第1クラブ(30)と第2
    クラブ(40)との相対位置をガーダ長さ方向に入れ替
    え得るように構成した、 ことを特徴とするガーダ走行型クレーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、跨ぐ側の第2クラブ
    (40)のフック(46)が過巻状態であることを検出
    する過巻検出手段(51,52)を備え、該過巻検出手
    段(51,52)がフック過巻状態を検出しているとき
    には第1クラブ(30)及び第2クラブ(40)のそれ
    ぞれ進退両方向の走行を許容する一方、該過巻検出手段
    (51,52)がフック過巻状態を検出していないとき
    には第1クラブ(30)と第2クラブ(40)とが重合
    するような動きを禁止するようにしたことを特徴とする
    ガーダ走行型クレーン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711448B1 (ko) * 2006-05-15 2007-04-24 주식회사 포스코 엘리베이터 타입 크레인 주행 거더 시스템
CN102372230A (zh) * 2011-09-19 2012-03-14 蚌埠市福沃特车轮制造科技有限公司 一种轮毂焊接总成吊运装置
WO2018024929A3 (es) * 2016-08-02 2018-03-08 Talleres Amenabar, S.A. Puente grúa giratorio

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100711448B1 (ko) * 2006-05-15 2007-04-24 주식회사 포스코 엘리베이터 타입 크레인 주행 거더 시스템
CN102372230A (zh) * 2011-09-19 2012-03-14 蚌埠市福沃特车轮制造科技有限公司 一种轮毂焊接总成吊运装置
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