JP2001138785A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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JP2001138785A
JP2001138785A JP32380699A JP32380699A JP2001138785A JP 2001138785 A JP2001138785 A JP 2001138785A JP 32380699 A JP32380699 A JP 32380699A JP 32380699 A JP32380699 A JP 32380699A JP 2001138785 A JP2001138785 A JP 2001138785A
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JP
Japan
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pedestal
side wall
seat
seat body
wall member
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JP32380699A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanji
広行 丹治
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Iris Ohyama Inc
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャイルドシートにおいて、シート本体をス
ライド可能に保持する台座の剛性強度を容易かつ効率的
に確保する。 【解決手段】 台座2を、シート本体1を支持する台座
本体21と、台座本体21に結合されて台座における車
幅方向の両側壁を形成する左右の側壁部材31,31と
により形成する。また、側壁部材31,31は、その上
面部32が台座本体31の側部上方を覆うとともにシー
ト本体1の脚部12に係合するものとし、上面部32
に、シート本体1における許容量を超えた台座2からの
浮き上がりを阻止するガイド部としての機能をもたせ
る。側壁部材31,31によって台座2の剛性強度が確
保でき、しかも台座2にデザイン変更があっても、余分
な設計上の負担が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに取
り付けられるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内の助手席や後部座席に取り
付けられ、着座した乳幼児を拘束することにより安全を
図るチャイルドシートが広く使用されている。かかるチ
ャイルドシートは種々のものが使用されている。また、
利便性の向上を図ることを目的として、乳幼児が着座す
るシート本体を、それを支持する台座に対してリクライ
ニング可能な構造とするものが各種提案されている。そ
うしたチャイルドシートにおいては、通常の車両用シー
トとは異なり、例えば台座側に円弧状の支持部を設け、
かかる支持部に沿ってシート本体の前後方向の傾きを調
整可能とするリクライニング構造を採用するものが多い
(例えば特公平5−33604号公報、実公平6−41
876号公報、実用新案登録第2589160号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述したリク
ライニング構造においては、シート本体における台座と
の連結部分を頑強な構造とする必要があるため、シート
本体が相当の重量を有し、かつそれが台座に乗った構造
であることから重心が不可避的に高くなる。これに加
え、台座は助手席や後部座席のシートクッション上に載
置されるため、台座を前方側および車幅方向への揺動が
全くない状態で固定することは困難である。かかること
から、台座には、シート本体(及び乗員)の重量のみな
らず、衝突時等におけるシート本体の慣性に起因する前
方や車幅方向の入力荷重に耐え得る高い剛性強度が求め
られる。
【0004】しかしながら、チャイルドシートの軽量化
や自由なデザインの容易化等を考えると、台座を合成樹
脂による成形品とするのが望ましい。従来も合成樹脂に
よる成形品が用いられている。したがって、如何にして
台座に高い剛性強度を確保するかが問題であった。
【0005】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、シート本体をスライド可能に保持する
台座に容易に高い剛性強度を確保することができるチャ
イルドシートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に発明にあっては、主として、車室内の座席に載置され
る台座と、この台座にスライド自在に保持されたシート
本体とからなるチャイルドシートにおいて、前記台座
を、台座本体と、この台座本体に結合され台座の側壁を
形成する側壁部材とにより形成したものとした。
【0007】かかる構成においては、台座の側壁には、
台座本体と側壁部材とによって、上方つまりシート本体
からの入力荷重、及び揺動に伴う水平方向の入力荷重に
対する剛性強度が確保される。
【0008】また、請求項2の発明にあっては、前記側
壁部材が前記台座本体に嵌合するものとした。かかる構
成においては、台座の側壁には、上方及び水平方向の入
力荷重に対するより高い剛性強度が確保される。
【0009】また、請求項3の発明にあっては、前記台
座本体が、前記側壁部材と相対向する側壁を有するもの
とした。かかる構成においては、台座の側壁が二重構造
となるため、台座の側壁には、上方及び水平方向の入力
荷重に対するより一層高い剛性強度が確保される。
【0010】また、請求項4の発明にあっては、前記台
座本体と前記側壁部材とによって、前記シート本体が前
記台座に対する連結状態を保持されたものとした。
【0011】かかる構成においては、側壁部材それ自体
がシート本体の許容量を超えた台座からの浮き上がりを
阻止する基本的機能を果たす部材であることから、台座
のデザインを変更する場合でも、他の補強部材を使用す
る場合に必要となる補強部材の形状および設定箇所とい
った余分な設計上の負担が生じない。
【0012】また、請求項5の発明にあっては、前記台
座本体が前記シート本体を支持するとともに、前記側壁
部材に、台座本体の上面側に突出して前記シート本体に
係合するとともに前記シート本体の許容量を超えた台座
からの浮き上がりを阻止する係合部が一体形成されたも
のとした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明に係るチャイル
ドシートを示す図であって、このチャイルドシートは、
車室内で、それに着座した乳幼児を拘束するシート本体
1と、シート本体1をリクライニング可能に支持する台
座2から構成されている。
【0014】シート本体1は合成樹脂からなる骨格部材
であるシェル11の内面に、発泡材からなるクッション
材(図示せず)が取り付けられ、その表面がシートカバ
ー3によって覆われたものであって、座部側には胸当て
パッド4が、また背部側には肩ベルト5が装着されてい
る。前記シェル11の下方側の左右側部には、座部側か
ら背部側にかけて円弧状に湾曲した脚部12が一体形成
されており、この脚部12が台座2にスライド自在に保
持されることにより、シート本体1は台座2に対して弧
を描くようにスライド可能となっている。また、チャイ
ルドシートは、例えば図2に示すように、車両シート1
00に載置された台座2にシート本体1を組み付けた状
態で、左右の脚部12の内側の作業空間Pに挿通された
ウェビング101により脚部12及び台座2を締め付け
ることによって助手席や後部座席に固定されるようにな
っている。
【0015】図3に示すように、左右の脚部12の外周
側には、幅方向の両側縁に延在して突設された互いに平
行する凸条部13,13と、脚部12の延在方向に適宜
間隔をおいて設けられ両凸条部13,13を連結する複
数の横リブ14とが設けられている。また、各々の脚部
12の側面には、脚部12延在方向に沿って係合溝15
(図6参照)が形成されている。
【0016】一方、前記台座2は、その上部が後端部か
ら前端部に向かい弧をなして下向きに傾斜した形状を有
している。図4及び図5に示すように台座2は、台座本
体21と、台座本体21の左右の両側部に外嵌し、台座
2の左右の両側壁を形成する左右の側壁部材31,31
とによって形成されている。台座2は、その両側部にお
いてシート本体1の前記左右の脚部12を支持する構造
であって、各脚部12が当接する台座本体21の上面2
1aには、両側部に沿ってレール部22,22が突出形
成されている。レール部22の幅は前述したシート本体
1の脚部12における凸条部13,13の離間幅よりも
若干狭く設定されており、これにより前記脚部12,1
2がレール部22,22を跨ぐことによりシート本体1
の幅方向の位置が規制されている。
【0017】また、台座本体21の両レール部22,2
2間には、後方側に位置して収容凹部23が形成される
一方、前方側にはリクライニングレバー41が設けられ
ている。リクライニングレバー41は、シート本体1を
所定のリクライニング位置で固定するための部材であっ
て、台座本体21の上面21aに突設された軸受部22
1b,21bを貫通し、Eリング42により抜けが防止
された軸受ピン43に軸支されており、また台座本体2
1側との間に設けられた引張コイルばね44によってシ
ート本体1を位置固定するロック状態に保持されてい
る。
【0018】前記左右の側壁部材31,31は、前記台
座本体21に対向する一方の側面が開口した器形の部材
であり、その側面部34が台座本体21側の側面部24
に前端部及び後端部の複数箇所をタッピンねじ45・・
・によって固着されることによって台座本体21に結合
されている。側壁部材31の側面形状は台座本体21と
ほぼ同様であって、その上面部32が後端部側から前端
部側に弧をなして下向きに傾斜している。側壁部材31
の上面部32は、その幅が底面部33側に比べて広く設
定されており、側壁部材31の開口部を形成する上面部
32の縁部は、台座本体21の前述したレール部22の
側辺部分の上方を覆っている。また、レール部22を含
む台座本体21の上面21aに対向する前記上面部32
の裏面には、側壁部材31の前後方向つまりシート本体
のスライド方向に適宜間隔をおき摺動突起35が複数形
成されている。摺動突起35は、側壁部材31の側面部
34に沿った垂直方向の断面形状が逆T字形であって、
図7に示すように、上面部32の裏面において側壁部材
31の側面部34側から、上面部32の側縁(側壁部材
31の開口縁)まで達している。
【0019】そして、台座2にシート本体1が取り付け
られた状態においては、上面部32の縁部が、図6に示
したようにシート本体1の前述した脚部12の係合溝1
5に係合するとともに、複数の摺動突起35が係合溝1
5の下面15aに当接することにより、シート本体1
が、スライドに必要なクリアランスを確保し、シート本
体1の許容量を超えた台座2からの浮き上がりを阻止す
るようになっている。すなわち、上面部32によって本
発明の係合部が構成されている。
【0020】以上の構成からなる本実施の形態において
は、シート本体1を支持する台座2の両側壁が、台座本
体21の両側部と共に側壁部材31によって形成されて
いるため、台座2の側部には、シート本体1からの入力
荷重、および車幅方向の入力荷重に対する高い剛性強度
が容易に確保できる。特に、本実施の形態においては、
台座2の両側壁が、台座本体21の両側面部24と側壁
部材31の側面部34との2枚構造としたことから、よ
り高い剛性強度が容易に確保できる。しかも、左右の側
壁部材31は、前述したように、シート本体1が台座2
から浮き上がることを阻止するといった、シート本体1
をスライド可能に保持するうえでの基本的機能を果たす
部材である。このため、例えばデザインの豊富化等に際
して台座2のデザインを大きく変更する場合でも、他の
補強部材を使用する場合に必要となる補強部材の形状お
よび設定箇所といった余分な設計上の負担が生じない。
よって、効率的に台座2に高い剛性強度が確保できる。
【0021】なお、かかる効果については、左右の側壁
部材31が台座本体21とともにシート本体1をスライ
ド自在に保持するものであれば同様に得られる。また、
本実施の形態では、左右の側壁部材31がその上面部3
2によってシート本体1のスライドを許容しつつシート
本体1(脚部12)に係合するものを示したが、側壁部
材31に他の係合部を設けて、それをシート本体1に係
合させるようにしてもよい。また、左右の側壁部材31
は、台座本体21と結合されるものであれば台座2に容
易に高い剛性強度が確保できるため、例えば、左右の側
壁部材31が、その一部が台座本体21の両側部に内嵌
されるもの、単に板状の部材であるもの、さらには台座
本体21の側部に外嵌される枠体状のものとすることが
できる。また、台座本体21の左右側部に側壁部材31
を結合させるものを示したが、台座本体の全周に側壁部
材を結合させ、台座の全周壁を形成するものとしてもよ
い。
【0022】また、本実施の形態においては、シート本
体1が台座2に対して弧を描くように前後にスライド、
つまりリクライニングするものについて説明したが、本
発明は、シート本体が台座に対して直線的にスライドす
るもの、左右にスライドするもの、さらには回転するも
のに採用しても構わない。その場合であっても、本実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
台座の側壁には、台座本体と側壁部材とによって、上方
つまりシート本体からの入力荷重、及び揺動に伴う水平
方向の入力荷重に対する剛性強度が確保される。よっ
て、シート本体をスライド可能に保持する台座に高い剛
性を容易に確保することができる。
【0024】また、側壁部材が台座本体に嵌合した構成
や、台座本体が側壁部材と相対向する側壁を有し、台座
の側壁が二重構造となる構成とすれば、台座の側壁によ
り一層高い剛性強度が確保でき、台座により一層高い剛
性を容易に確保することができる。
【0025】また、側壁部材それ自体がシート本体の許
容量を超えた台座からの浮き上がりを阻止する基本的機
能を果たす部材とすれば、台座のデザインを変更する場
合でも、他の補強部材を使用する場合に必要となる補強
部材の形状および設定箇所といった余分な設計上の負担
が生じないため、台座の剛性強度を容易かつ効率的に確
保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す台座とシート本体
との分離状態を示す斜視図である。
【図2】台座とシート本体の組み付け状態を示す右側面
図である。
【図3】シート本体の背面図である。
【図4】台座の平面図である。
【図5】右側の側壁部材を取り除いた状態を示す台座の
右側面図である。
【図6】シート本体を組み付け状態における図4のA−
A断面図である。
【図7】側壁部材を示す図であって、(a)は内側から
見た側面図、(b)は、そのB−B断面図である。
【符号の説明】
1 シート本体 2 台座 12 脚部 15 係合溝 21 台座本体 22 レール部 24 側面部 31 側壁部材 32 上面部 33 下面部 34 側面部 35 摺動突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の座席に載置される台座と、この
    台座にスライド自在に保持されたシート本体とからなる
    チャイルドシートにおいて、 前記台座を、台座本体と、この台座本体に結合され台座
    の側壁を形成する側壁部材とにより形成したことを特徴
    とするチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記側壁部材が前記台座本体に嵌合する
    ことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 前記台座本体が、前記側壁部材と相対向
    する側壁を有することを特徴とする請求項1又は2記載
    のチャイルドシート。
  4. 【請求項4】 前記台座本体と前記側壁部材とによっ
    て、前記シート本体が前記台座に対する連結状態を保持
    されたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のチャ
    イルドシート。
  5. 【請求項5】 前記台座本体が前記シート本体を支持す
    るとともに、前記側壁部材に、台座本体の上面側に突出
    して前記シート本体に係合するとともに前記シート本体
    の許容量を超えた台座からの浮き上がりを阻止する係合
    部が一体形成されたことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載のチャイルドシート。
JP32380699A 1999-11-15 1999-11-15 チャイルドシート Pending JP2001138785A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103640501A (zh) * 2013-08-29 2014-03-19 好孩子儿童用品有限公司 儿童汽车座吸能减震装置

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