JP2001138511A - インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置

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JP2001138511A
JP2001138511A JP32108999A JP32108999A JP2001138511A JP 2001138511 A JP2001138511 A JP 2001138511A JP 32108999 A JP32108999 A JP 32108999A JP 32108999 A JP32108999 A JP 32108999A JP 2001138511 A JP2001138511 A JP 2001138511A
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jet recording
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piezoelectric
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JP32108999A
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Akira Matsuzawa
明 松沢
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Seiko Epson Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜形成技術により形成された圧電素子の外部
環境の変化に起因する動作不良を密封雰囲気を形成する
ことにより解消し、且つ当該密封雰囲気内の環境変化に
よる不具合を解消するインクジェット式記録ヘッド及び
その製造方法並びにインクジェット式記録装置を提供す
る。 【解決手段】 ノズル開口21に連通する流路形成基板
10に形成された圧力発生室12と、この圧力発生室1
2に対応する領域に振動板50を介して設けられた下電
極60、該下電極60上に設けられた圧電体層70及び
該圧電体層70の表面に設けられた上電極80からなる
圧電素子300とを備えるインクジェット式記録ヘッド
において、前記流路形成基板10上には、前記圧電素子
300の周囲に空間部を形成する薄膜90を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部に振動板を介
して圧電素子を形成して、圧電素子の変位によりインク
滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド及びその製
造方法並びにインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。なお、この場合、圧電材料層
は振動板の表面全体に設けたままで少なくとも上電極の
みを各圧力発生室毎に設けることにより、各圧力発生室
に対応する圧電アクチュエータを駆動することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した薄膜技術およ
びリソグラフィ法による製造方法では、圧電素子を圧電
材料のスパッタリングにより構成した場合には、グリー
ンシートを焼成して構成されたものと比較して、同一電
圧で駆動すると圧電素子が薄い分だけ高い電界が印加さ
れ、大気中の湿気を吸収した場合には駆動電極間のリー
ク電流が増加しやすく、ついには絶縁破壊に至るという
問題を抱えている。このような問題を解決するために、
圧電素子を酸化膜、窒化膜又は有機膜等からなる環境保
護膜で覆い、外部環境から隔離したものが提案されてい
る。
【0008】しかしながら、圧電素子を覆う環境保護膜
は、圧電素子に密着して形成されているため、剛性の高
い酸化膜及び窒化膜が圧電素子の変形を阻害してしまう
という問題がある。また、有機膜の場合には、比較的容
易に圧電素子を保護できるが、より容易に使用すること
ができ、且つ信頼性を向上したものが望まれている。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、膜形成技
術により形成された圧電素子の外部環境の変化に起因す
る動作不良を密封雰囲気を形成することにより解消し、
且つ当該密封雰囲気内の環境変化による不具合を解消す
るインクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びに
インクジェット式記録装置を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する流路形成基板
に形成された圧力発生室と、この圧力発生室に対応する
領域に振動板を介して設けられた下電極、該下電極上に
設けられた圧電体層及び該圧電体層の表面に設けられた
上電極からなる圧電素子とを備えるインクジェット式記
録ヘッドにおいて、前記流路形成基板上には、前記圧電
素子の周囲に空間部を形成する薄膜を有することを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、薄膜によって空間
部を比較的容易に形成することができると共に圧電素子
の外部環境の変化に起因する動作不良を防止することが
できる。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記薄膜が前記圧電素子のそれぞれに独立して形成
されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドにある。
【0013】かかる第2の態様では、薄膜の剛性を高め
ることができる。
【0014】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記薄膜が隣り合う前記圧電素子に連続して形成さ
れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0015】かかる第3の態様では、薄膜によって空間
部を比較的容易に形成することができる。
【0016】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記空間部には乾燥した流体が封入さ
れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0017】かかる第4の態様では、圧電素子が乾燥雰
囲気中に保持されるので、圧電素子の酸化による劣化が
防止される。
【0018】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記流体が不活性ガスであることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドにある。
【0019】かかる第5の態様では、圧電素子が不活性
ガス雰囲気下に保持されるため、圧電素子の酸化による
劣化が確実に防止される。
【0020】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記薄膜は、有機膜、酸化膜及び窒化
膜からなる群から選択されることを特徴とするインクジ
ェット式記録ヘッドにある。
【0021】かかる第6の態様では、薄膜を比較的容易
に形成することができると共に圧電素子の外部環境の変
化に起因する動作不良を確実に防止することができる。
【0022】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記薄膜の膜厚が、1から20μmの
間であることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0023】かかる第7の態様では、圧電素子を確実に
保護できると共に薄膜を比較的容易に形成することがで
きる。
【0024】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様のインクジェット式記録ヘッドを具備することを
特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0025】かかる第8の態様では、ヘッドのインク吐
出性能を向上すると共に高密度化したインクジェット式
記録装置を実現することができる。
【0026】本発明の第9の態様は、ノズル開口に連通
する流路形成基板に形成された圧力発生室と、この圧力
発生室に対応する領域に振動板を介して設けられた下電
極、該下電極上に設けられた圧電体層及び該圧電体層の
表面に設けられた上電極からなる圧電素子と、前記流路
形成基板上に前記圧電素子の周囲に空間部を形成する薄
膜を備えたインクジェット式記録ヘッドの製造方法にお
いて、前記流路形成基板上に前記振動板を形成すると共
に当該振動板上に前記下電極、前記圧電体層及び前記上
電極を順次積層すると共にパターニングして前記圧電素
子を形成する工程と、前記流路形成基板上に前記圧電素
子を覆うように犠牲層を形成する工程と、該犠牲層上に
前記薄膜を形成する工程と、前記犠牲層を除去する工程
と、前記流路形成基板の前記圧電素子とは反対側の面か
ら前記圧力発生室を形成する工程とを有することを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドの製造方法にある。
【0027】かかる第9の態様では、流路形成基板上に
薄膜及び空間部を比較的容易に形成することができる。
【0028】本発明の第10の態様は、第9の態様にお
いて、前記犠牲層を除去する工程は、前記薄膜にエッチ
ングホールを形成し、該エッチングホールから前記犠牲
層を除去すると共に前記空間部に乾燥した流体を注入す
る工程を有することを特徴とするインクジェット式記録
ヘッドの製造方法にある。
【0029】かかる第10の態様では、犠牲層を比較的
容易に除去できると共に空間部に不活性ガスを確実に充
填することができる。
【0030】本発明の第11の態様は、第9又は10の
態様において、前記犠牲層がレジストであることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドの製造方法にある。
【0031】かかる第11の態様では、犠牲層をレジス
トで形成することによって、圧電素子等に影響を与える
ことなく除去することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0033】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、その一つの圧力発生室の断面構造を示
す図である。
【0034】図示するように、流路形成基板10は本実
施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板から
なる。流路形成基板10としては、通常150〜300
μm程度の厚さのものが用いられ、望ましくは180〜
280μm程度、より望ましくは220μm程度の厚さ
のものが好適である。これは、隣接する圧力発生室間の
隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高くできるからであ
る。
【0035】流路形成基板10の一方の面は開口面とな
り、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリ
コンからなる、厚さ0.1〜2μmの弾性膜50が形成
されている。
【0036】一方、流路形成基板10の開口面には、シ
リコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより、
複数の隔壁に区画された圧力発生室12が幅方向に併設
され、各圧力発生室12の長手方向一端部側には、後述
するリザーバ形成基板のリザーバ部に連通して各圧力発
生室12の共通インク室となるリザーバ100の一部を
構成する連通部13が形成され、各圧力発生室12の長
手方向一端部とそれぞれインク供給路14を介して連通
されている。
【0037】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に浸食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより二つの第1の(111)
面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成される平
行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行うこと
ができ、圧力発生室12を高密度に配置することができ
る。
【0038】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0を貫通し、弾性膜50までエッチングすることにより
形成されている。なお、弾性膜50は、シリコン単結晶
基板をエッチングするアルカリ溶液に浸される量がきわ
めて小さい。また、各圧力発生室12の一端に連通する
各インク供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向
に途中までエッチング(ハーフエッチング)することに
より、圧力発生室12より浅く形成されている。なお、
ハーフエッチングは、エッチングの時間の調整により行
われる。
【0039】また、流路形成基板10の開口面側には、
各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通
するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が
接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。な
お、ノズルプレート20は、厚さが例えば0.1〜1m
mで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜
4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、又
は不錆鋼などからなる。ノズルプレート20は、一方の
面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコン
単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果
たす。
【0040】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口21は数十μmの直径で精度よく形成する必要
がある。
【0041】一方、流路形成基板10の開口面とは反対
側の弾性膜50上には、リザーバ100の少なくとも一
部を構成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板
30が接合されている。このリザーバ部31は、基本的
には、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力
発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のよ
うに連通部13と連通されて共通のインク室となるリザ
ーバ100を構成している。
【0042】このようなリザーバ形成基板30には、封
止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基
板40が接合されている。封止膜41は、剛性が低く可
撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニ
レンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この
封止膜41によってリザーバ100の一方面が封止され
ている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例
えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で
形成される。この固定板42のリザーバ部31に対向す
る領域は、完全に除去された開口部43となっているた
め、リザーバ100の一方面は可撓性を有する封止膜4
1のみで封止され、内部応力の変化によって変形可能と
なっている。
【0043】また、このリザーバ100の長手方向略中
央部外側のコンプライアンス基板40上には、インクカ
ートリッジ等のインク供給手段からインクを供給するた
めのインク導入孔35が形成されており、リザーバ形成
基板30にはインク導入孔35とリザーバ100の側壁
とを連通するインク導入路36を介してインク供給手段
からリザーバ100にインクが供給される。
【0044】また、流路形成基板10の弾性膜50の上
には、厚さが例えば、約0.5μmの下電極膜60と、
厚さが例えば、約1μmの圧電体層70と、厚さが例え
ば、約0.1μmの上電極膜80とが、後述するプロセ
スで積層形成されて、圧電素子300を構成している。
ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電体層7
0、及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的には、
圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他
方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパタ
ーニングして構成する。そして、ここではパターニング
された何れか一方の電極及び圧電体層70から構成さ
れ、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分
を圧電体能動部320という。本実施形態では、下電極
膜60は圧電素子300の共通電極とし、上電極膜80
を圧電素子300の個別電極としている。すなわち、下
電極膜60とは不連続で圧電素子300の配線として用
いられる配線用下電極膜61が、各圧力発生室12毎に
設けられており、この配線用下電極膜61と上電極膜8
0とがリード電極81によって接続されている。また、
駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。
何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部
が形成されていることになる。ここでは、圧電素子30
0と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動
板とを合わせて圧電アクチュエータと称する。
【0045】さらに、流路形成基板10上には、圧電素
子300のたわみ変形を阻害しない程度の空間を確保し
た状態で、圧電素子300をその空間に密封可能な薄膜
で形成された耐湿保護膜90が各圧電素子300毎に設
けられている。この耐湿保護膜90の密封された空間に
は、乾燥流体が封入されており、この乾燥流体によっ
て、圧電素子300の酸化による劣化がさらに防止され
るようになっている。
【0046】ここで、シリコン単結晶基板からなる流路
形成基板10上に圧電素子300及び耐湿保護膜を形成
するプロセスを図3を参照しながら説明する。なお、図
3は、圧力発生室12の幅方向の断面図である。
【0047】図3(a)に示すように、まず、流路形成
基板10となるシリコン単結晶基板のウェハを約110
0℃の拡散炉で熱酸化して流路形成基板10の両面に、
それぞれ二酸化シリコンからなる弾性膜50及び保護膜
55を一度に形成する。
【0048】次に、図3(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を形成すると共にパターニングす
る。この時、パターニングにより配線用下電極膜61
(図示しない)を形成する。この下電極膜60の材料と
しては、白金等が好適である。これは、ゾル−ゲル法や
MOD法で成膜する後述の圧電体層70は、成膜後に大
気雰囲気下又は酸素雰囲気下で600〜1000℃程度
の温度で焼成して結晶化させる必要があるからである。
すなわち、下電極膜60の材料は、このような高温、酸
化雰囲気下で導電性を保持できなければならず、殊に、
圧電体層70としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を
用いた場合には、酸化鉛の拡散による導電性の変化が少
ないことが望ましく、これらの理由から白金が好適であ
る。
【0049】次に、図3(c)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80を順次積層して形成する。圧電体
層70は、例えば、ゾル−ゲル法又はMOD法(有機金
属熱塗布分解法)等のスピンコート法により成膜する。
本実施形態では、金属有機物を溶媒に溶解・分散したい
わゆるゾルを塗布乾燥してゲル化し、さらに高温で焼成
することで金属酸化物からなる圧電体層70を得る、い
わゆるゾル−ゲル法を用いて形成した。圧電体層70の
材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系の材
料がインクジェット式記録ヘッドに使用する場合には好
適である。なお、この圧電体層70の成膜方法は、特に
限定されず、例えば、スパッタリング法等を用いてもよ
い。
【0050】さらに、ゾル−ゲル法又はMOD法等によ
りPZTの前駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高
圧処理法にて低温で結晶成長させる方法を用いてもよ
い。
【0051】また、上電極膜80は、導電性の高い材料
であればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の
多くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形
態では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0052】次に、図3(d)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80のみを、例えば、イオンミリング
等でエッチングして圧電体能動部320のパターニング
を行う。その後、パターニングされた圧電体能動部32
0の上電極膜80と配線用下電極膜61とを電気的に接
続するリード電極81(図示しない)を形成する。ま
た、圧電体能動部320に対応する部分の保護膜55
を、例えばフッ酸(HF)等でエッチングして貫通部5
5aを形成する。
【0053】次に、図3(e)に示すように、流路形成
基板10上に全面に亘って犠牲層110を形成すると共
にこの犠牲層110の表面を研磨して平坦化する。ここ
で犠牲層110は、耐湿保護膜90を形成するためのも
のであり、耐湿保護膜90が圧電素子300と密着する
ことの無いように、犠牲層110の厚さを圧電素子30
0の厚さより厚く形成する。犠牲層110の材料は、特
に限定されないが、本実施形態では、犠牲層110を除
去する際に圧電体層70に影響を及ぼさないアセトン等
の溶剤で除去できるレジストを犠牲層110として用い
た。
【0054】次に、図4(a)に示すように、犠牲層1
10を各圧電素子300毎にパターニングする。
【0055】次に、図4(b)に示すように、犠牲層1
10を覆うように耐湿保護膜を形成すると共にパターニ
ングする。耐湿保護膜90の材料は、後の犠牲層110
を除去する工程で除去に耐えられる材料であれば特に限
定されず、例えば、有機膜、酸化膜又は窒化膜を用いる
ことができる。
【0056】次に、図4(c)に示すように、犠牲層1
10を除去する。ここで、犠牲層110の除去は、耐湿
保護膜90に図示しない貫通孔を設け、この貫通孔から
アセトン等の溶剤を浸透させることにより行った。その
後、この貫通孔より乾燥流体を注入し、貫通孔を接着剤
等で埋める。なお、乾燥流体の材料は、例えば、アルゴ
ン(Ar)、窒素(N)、ヘリウム(He)等の不活性
ガスを使用できる。
【0057】その後、図4(d)に示すように、パター
ニングされた保護膜55をマスクパターンとして前述し
たKOH等のアルカリ溶液によるシリコン単結晶基板
(流路形成基板)10の異方性エッチングを行う。この
工程では、貫通部55aに対応する部分の流路形成基板
10を完全に除去して圧力発生室12を形成する。
【0058】以上説明した一連の膜形成及び異方性エッ
チングでは、一枚のウェハ上に多数のチップを同時に形
成し、プロセス終了後、図1に示すような一つのチップ
サイズの流路形成基板10毎に分割する。また、分割し
た流路形成基板10の開口面にノズルプレート20を接
着し、開口面とは反対側の面にリザーバ形成基板30及
びコンプライアンス基板40を順次接着して一体化し、
インクジェット式記録ヘッドとする。
【0059】このように本実施形態では、圧電体能動部
320が耐湿保護膜90によって外部と遮断され、湿度
等の外部環境の変化に起因する動作不良を防止すること
ができる。
【0060】また、耐湿保護膜90が圧電素子300及
び弾性膜50の変形を阻害しないため、吐出特性の安定
及び向上を図ることができる。
【0061】さらに、耐湿保護膜90を薄膜で形成して
いるため、耐湿保護膜90を流路形成基板10上に接着
剤等で張り付ける必要がなく、製造工程を簡略化できる
と共に接着剤等の流出による弾性膜50の変形の阻害を
防止できる。
【0062】このように構成したインクジェット式記録
ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続したイ
ンク導入口35からインクを取り込み、リザーバ100
からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした
後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に従い、
下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾
性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形
させることにより、圧力発生室12内の圧力が高まりノ
ズル開口21からインク滴が吐出する。
【0063】(実施形態2)図5は、実施形態2に係る
インクジェット式記録ヘッドの断面図である。
【0064】本実施形態は、図5に示すように、耐湿保
護膜90Aを複数の圧電素子300に亘って形成した以
外は実施形態1と同様である。
【0065】この場合、耐湿保護膜90Aがその自重に
よりたわまないように、耐湿保護膜90Aの周壁の剛性
及び耐湿保護膜90A内に充填する乾燥流体の内圧等に
より、幾つの圧電素子300に亘って形成するか適宜決
定すればよい。
【0066】このような構成では、耐湿保護膜90Aを
複数の圧電素子300に亘って形成することから、製造
工程を簡略化することができると共に製造効率及び製造
コストを向上することができる。
【0067】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0068】上述した実施形態では、ノズル開口21を
有するノズルプレート20を流路形成基板10の圧電素
子300とは反対側の面に形成していたが、これに限定
されず、例えば、ノズルプレートを流路形成基板の端面
に形成するようにしてもよい。
【0069】また、上述した実施形態では、圧力発生室
12にインクを供給するリザーバ100を流路形成基板
10の圧電素子300側に設けた例を説明したが、これ
に限定されず、例えば、ノズルプレート20側に設ける
構造であってもよい。
【0070】このように構成した実施形態のインクジェ
ット式記録ヘッドの断面を図6に示す。この実施形態で
は、流路形成基板10の圧電素子300とは反対面側に
は、圧力発生室12を封止する封止板120、圧力発生
室12にインクを供給するリザーバとなる供給インク室
131が形成されたインク室形成基板130が形成さ
れ、封止板120に形成されたインク供給孔121を介
して、圧力発生室12と共通インク室131とが連通さ
れている。また、このインク室形成基板130上には、
薄肉板140及びインク室側板141が設けられてお
り、インク室側板141に設けられた開口141aに対
向する領域の薄肉板140が共通インク室131のコン
プライアンス部となっている。
【0071】また、本実施形態では、インク室側板14
1上にノズルプレート20が接合されており、上述した
各基板に連通して設けられたノズル連通孔122を介し
て、圧力発生室12とノズル開口21とが連通されてい
る。
【0072】このような本実施形態の構成であっても、
勿論、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる
ことは言うまでもない。
【0073】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図6は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0074】図6に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0075】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿
ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図
示しない紙送りモータの駆動力により回転できるように
なっており、給紙ローラなどにより給紙された紙等の記
録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられ
て搬送されるようになっている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
流路形成基板上に圧電素子の変形を阻害しない空間を有
する耐湿保護膜で圧電素子を密封することにより、圧電
素子が外部と遮断され、湿度等の外部環境による動作不
良を防止することができる。また、耐湿保護膜を薄膜で
形成しているため、耐湿保護膜を流路形成基板上に接着
剤等で張り付ける必要がなく、製造工程を簡略化できる
と共に接着剤等の流出による振動板の変形の阻害を防止
できることから吐出特性の安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るインクジェット式
記録ヘッドの断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 12 圧力発生室 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 90,90A 耐湿保護膜 110 犠牲層 300 圧電素子 320 圧電体能動部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する流路形成基板に形
    成された圧力発生室と、この圧力発生室に対応する領域
    に振動板を介して設けられた下電極、該下電極上に設け
    られた圧電体層及び該圧電体層の表面に設けられた上電
    極からなる圧電素子とを備えるインクジェット式記録ヘ
    ッドにおいて、 前記流路形成基板上には、前記圧電素子の周囲に空間部
    を形成する薄膜を有することを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記薄膜が前記圧電
    素子のそれぞれに独立して形成されていることを特徴と
    するインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記薄膜が隣り合う
    前記圧電素子に連続して形成されていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記空
    間部には乾燥した流体が封入されていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記流体が不活性ガ
    スであることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記薄
    膜は、有機膜、酸化膜及び窒化膜からなる群から選択さ
    れることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記薄
    膜の膜厚が、1から20μmの間であることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかのインクジェット
    式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジェッ
    ト式記録装置。
  9. 【請求項9】 ノズル開口に連通する流路形成基板に形
    成された圧力発生室と、この圧力発生室に対応する領域
    に振動板を介して設けられた下電極、該下電極上に設け
    られた圧電体層及び該圧電体層の表面に設けられた上電
    極からなる圧電素子と、前記流路形成基板上に前記圧電
    素子の周囲に空間部を形成する薄膜を備えたインクジェ
    ット式記録ヘッドの製造方法において、 前記流路形成基板上に前記振動板を形成すると共に当該
    振動板上に前記下電極、前記圧電体層及び前記上電極を
    順次積層すると共にパターニングして前記圧電素子を形
    成する工程と、前記流路形成基板上に前記圧電素子を覆
    うように犠牲層を形成する工程と、該犠牲層上に前記薄
    膜を形成する工程と、前記犠牲層を除去する工程と、前
    記流路形成基板の前記圧電素子とは反対側の面から前記
    圧力発生室を形成する工程とを有することを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記犠牲層を除去
    する工程は、前記薄膜にエッチングホールを形成し、該
    エッチングホールから前記犠牲層を除去すると共に前記
    空間部に乾燥した流体を注入する工程を有することを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、前記犠牲
    層がレジストであることを特徴とするインクジェット式
    記録ヘッドの製造方法。
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US8104883B2 (en) 2008-03-13 2012-01-31 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

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