JP2001138461A - 蒸着、スパッタリングおよび印刷用ポリエステル複合フィルム - Google Patents

蒸着、スパッタリングおよび印刷用ポリエステル複合フィルム

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JP2001138461A
JP2001138461A JP2000282419A JP2000282419A JP2001138461A JP 2001138461 A JP2001138461 A JP 2001138461A JP 2000282419 A JP2000282419 A JP 2000282419A JP 2000282419 A JP2000282419 A JP 2000282419A JP 2001138461 A JP2001138461 A JP 2001138461A
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acid
film
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polyester
resin
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JP2000282419A
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Takashi Sumiya
隆 角谷
Satoru Horiuchi
哲 堀内
Kenji Yamamoto
健二 山本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストの屑フィルムを多く含有していても、
表面平滑性、光沢性、巻き特性の優れている、蒸着、ス
パッタリングおよび各種印刷用ポリエステル2軸延伸フ
ィルムを提供する。 【解決手段】ポリエステル樹脂層Aの両側にポリエステ
ル樹脂層Bが積層されてなる三層積層フィルムにおい
て、樹脂層Aは粒子含有屑フィルムを含み、かつ樹脂層
A中の粒子存在確率WAと樹脂層B中の粒子存在確率W
BがWA>WB、WB≦0.3重量%なる関係にあるこ
とを特徴とする蒸着、スパッタリングおよび各種印刷用
ポリエステル複合フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面平滑性に優れ
たポリエステル二軸延伸フィルム、特に蒸着、スパッタ
リング、各種印刷などフィルム表面の光沢度が要求され
る用途に特に好適であるポリエステル二軸延伸フィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような用途については、表面
平滑性、表面光沢度を下げる物質、具体的には各種粒子
を、製膜性、ハンドリング性が悪化しない範囲で少量添
加、製膜するという方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常フィルムを製造す
る際には、未延伸部、破れフィルムなど一度溶融押出フ
ィルムに成形したポリマー屑を再度、必要の応じ造粒し
た後、新しい原料と混合、溶融再使用するという方法が
広く行なわれている。しかしながら、表面平滑性、光沢
度などを重視する本発明のようなフィルムには、通常の
フィルム屑はフィルム表面が粗面化してしまうため、使
用できないという制限が生じ、そのためコスト的に十分
な競争力を持つことができないという欠点があった。本
発明はかかる問題を改善し、実質的には品質の低下を招
くことなく、低コストで製造可能である表面平滑性、光
沢性に優れたフィルムに関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
樹脂層Aの両側にポリエステル樹脂層Bが積層されてな
る三層積層フィルムにおいて、樹脂層Aは粒子含有屑フ
ィルムを含み、かつ樹脂層A中の粒子存在確率WAと樹
脂層B中の粒子存在確率WBがWA>WB、WB≦0.
3重量%なる関係にあることを特徴とする蒸着用、スパ
ッタリング用および各種印刷用ポリエステル複合フィル
ム、を要旨とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリエステル
樹脂(樹脂A,樹脂B)は、ジカルボン酸とジオールと
の縮合重合によってえられるエステル基を含むポリマー
である。ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、
イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ビ
ス−α,β(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4´
−ジカルボン酸、コハク酸、蓚酸などの脂肪族および芳
香族のジカルボン酸及び、これらの共重合体または混合
物をあげることができる。ジオールとしては、例えばエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレ
ングリコール等及び、これらの共重合体または混合物を
挙げることができる。なお、このようなポリエステル樹
脂の固有粘度は、25℃のo−クロルフェノール中で測
定した値が0.4〜2.0が好ましく、さらに好ましく
は0.5〜1.0である。
【0006】本発明に好適に使用可能な樹脂の代表例と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2、6−ナフタレート、ポリエチレン−α,βビス(2
−クロルフェノキシ)エタン−4,4´−ジカルボキシ
レートを挙げることができる。 本発明に用いられるポ
リエステル樹脂には、本発明の目的を阻害しない範囲
で、他種のポリマー、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、酸化
防止剤、熱安定剤、難燃剤、帯電防止剤などの添加剤を
含有していても良い。
【0007】本発明の樹脂Aと樹脂Bに含有される滑
剤、遮光剤としては、各種核剤により重合時に生成した
粒子、凝集体、球状あるいはじゅず状の二酸化ケイ素粒
子、炭酸カルシウム粒子、アルミナ粒子、酸化チタン粒
子、硫酸バリウム粒子、各種クレー、マイカなどの無機
粒子を、また、架橋ポリスチレン粒子、アクリル粒子、
イミド粒子のような有機粒子を、あるいは、それらの混
合体をその代表例として挙げることができる。
【0008】使用される各種粒子の粒径は特に限定され
ないが、樹脂Aに含まれる粒子としては、通常は沈降法
あるいは光散乱法により測定した平均粒径が0.01〜
10μm、好ましくは0.1〜4.0μmをその代表と
してあげることができる。一方樹脂Bに添加される粒子
としては粒子が含まれないのが最も好ましいが、粒子を
含む場合は、分布のシャープな粒子が、また粒径的には
1μm以下、好ましくは0.3μm以下が好ましい。
【0009】本発明のフィルムの樹脂Aと樹脂Bは、二
軸延伸されていることが望ましい。
【0010】また、本発明におけるフィルム厚みは特に
限定されないが、通常は0.1〜1500μm、好まし
くは0.5〜300μmである。
【0011】樹脂Bの厚みは特に限定されないが、通常
は0.01〜50μm、好ましくは0.08〜10μm
を挙げることができる。しかし樹脂Aに含まれる粒子の
影響が樹脂B層表面にほとんど及ばないという理由か
ら、樹脂B層の厚みは樹脂A層に含まれる最大平均粒径
より大きいことが好ましい。本発明においては、樹脂A
中での粒子存在確率WAと樹脂B中での粒子存在確率W
BはWA>WB、好ましくはWA≧2WBかつ、WB≦
0.3重量%、好ましくはWB≦0.05重量%、さら
に好ましくは実質的に無粒子であることが好ましい。
【0012】これはWA≦WBである場合、各種フィル
ム屑を十分に回収ができないため、本発明の効果を十分
に上げることができないため好ましくない。
【0013】また、WB>0.3重量%である場合、フ
ィルム表面の平滑性、光沢性が損なわれるため好ましく
ない。その中でも平滑性、光沢性に点からWBが実質的
に0である場合、最も好ましい効果を挙げることができ
る。ただし、本発明でいう粒子存在確率とは、樹脂と粒
子の合計重量に対する粒子の重量%のことを示す。
【0014】本発明における水溶性または水分散性樹脂
層の機能は、該樹脂層の種類、ベースとなるポリエステ
ル二軸延伸フィルムの種類や用途により様々であるが、
易接着性、帯電防止性、易滑性、離型性などが挙げられ
る。
【0015】本発明における水溶性または水分散性樹脂
は、水に溶解あるいは分散する樹脂であればよいのであ
り、熱可塑性、熱硬化性は特に問わないが、代表例とし
ては以下のものを挙げることができる。アクリル系樹
脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン
系樹脂、フッ素系樹脂、ビニル系樹脂、塩素系樹脂、ス
チレン系樹脂、各種グラフト系樹脂、エポキシ系樹脂、
尿素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミド系樹脂等を
挙げることができる。
【0016】また、その塗布方法は特に限定されない
が、該樹脂層に延伸が施されている場合、基材との接着
性がより良好でありより好ましいのである。
【0017】その中でも好適な水溶性または水分散性樹
脂としては以下のもの、またはそれらの混合物を挙げる
ことができる。但し、ここでいう水溶性または水分散性
とは、若干量、その量は特に限定されないが通常は20
重量%以下、好ましくは10重量%以下、各種有機溶剤
等の水以外の物質を含んでいてもよい。
【0018】(A)アクリル系樹脂 少なくとも40モル%のアクリルおよび/またはメタク
リルモノマと、その他の官能基含有モノマ0.1〜20
モル%と、1種またはそれ以上のハロゲン非含有モノエ
チレン性不飽和モノマ約0〜49.0モル%とのコポリ
マ、あるいは少なくとも25モル%のアクリル酸、メタ
クリル酸またはアクリル酸もしくはメタクリル酸のアル
キルエステルの中から選ばれたコモノマと1〜50モル
%のビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタクリル
スルホン酸及びp−スチレンスルホン酸ならびにこれら
の酸の塩の中から選ばれたコモノマから導かれる共重合
体を挙げることができる。 (B)ビニル系樹脂 一般式
【0019】
【化1】 (但し、R1 およびR2 は水素またはアルキル基、M1
およびM2 は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム(置換アンモニウムも含む)またはアルキ
ル基を示し、M1 とM2 が同時にアルキル基ではな
い。)を挙げることができる。
【0020】(C)ウレタン系樹脂 カルボン酸塩基、スルホン酸塩基または硫酸半エステル
塩基により水への親和性が高められたポリウレタンを挙
げることができる。但しカルボン酸塩基、スルホン酸塩
基、硫酸半エステル塩基等の塩基の量は0.5〜15重
量%が好ましく、またポリウレタンの合成に用いるポリ
ヒドロキシ化合物としては、例えばポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン・プロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリカプロラクトン、ポリヘキ
サメチレンアジペート、ポリヘキサメチレンセバケー
ト、ポリテトラメチレンアジペート、ポリテトラメチレ
ンセバケート、トリメチロールプロパン、トリメチロー
ルエタン、ペンタエリストール、グリセリン等を挙げる
ことができる。ポリイソシアネート化合物としては、例
えばヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートとトリメチロールエタンの付加物等を挙げ
ることができる。カルボン酸含有ポリオールとしては、
例えばジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酪酸、
ジメチロール吉草酸、トリメリット酸ビス(エチレング
リコール)エステル等を挙げることができる。アミノ酸
含有カルボン酸としては、例えばβ−アミノプロピオン
酸、γ−アミノ酪酸、p−アミノ安息香酸等を挙げるこ
とができる。水酸基含有カルボン酸としては、例えば3
−ヒドロキシプロピオン酸、γ−ヒドロキシ酪酸、p−
(2−ヒドロキシエチル)安息香酸、リンゴ酸等を挙げ
ることができる。アミノ基または水酸基とスルホン基を
有する化合物としては、例えばアミノメタンスルホン
酸、2−アミノエタンスルホン酸、2−アミノ−5−メ
チルベンゼン−2−スルホン酸、β−ヒドロキシエタン
スルホン酸ナトリウム、脂肪族ジ第1級アミン化合物の
プロパンサルトン、ブタンサルトン付加生成物等が挙げ
られ、好ましくは、脂肪族ジ第1級アミン化合物のプロ
パンサルトン付加物があげられる。更に、アミノ基また
は水酸基と硫酸半エステル基を含有する化合物として
は、例えばアミノエタノール硫酸、エチレンジアミンエ
タノール硫酸、アミノブタノール硫酸、ヒドロキシエタ
ノール硫酸、γ−ヒドロキシプロパノール硫酸、α−ヒ
ドロキシブタノール硫酸等があげられる。
【0021】あるいは、特公昭42−24194号公
報、特公昭46−7720号公報、特公昭46−101
93号公報、特公昭49−37839号公報、特開昭5
0−123197号公報、特開昭53−126058号
公報、特開昭54−138098号公報などで公知のア
ニオン性基を有するポリウレタン系樹脂あるいはそれら
に準じたポリウレタン系樹脂を挙げることができる。
【0022】ここでポリウレタン形成成分の主要な構成
成分は、ポリイソシアネート、ポリオール、鎖長延長
剤、架橋剤などである。
【0023】また、分子量300〜20000のポリオ
ール、ポシイソシアネート、反応性水素原子を有する鎖
長延長剤およびイソシアネート基と反応する基、および
アニオン性基を少なくとも1個有する化合物からなる樹
脂が好ましい。
【0024】ポリウレタン系樹脂中のアニオン性基は、
好ましくは−SO3H、−OSO2H、−COOHおよ
びこれらのアンモニウム塩、リチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩あるいはマグネシウム塩として用いられ
る。
【0025】ポリウレタン系樹脂中のアニオン性基の量
は、0.05重量%〜8重量%が好ましい。
【0026】(D)ポリエステル系樹脂 全ジカルボン酸成分中0.5〜15モル%がスルホン酸
金属塩基含有ジカルボン酸であるジカルボン酸類と、多
価アルコール類とから成るポリエステル共重合体を挙げ
ることができる。
【0027】但し、上記のスルホン酸金属塩基含有ジカ
ルボン酸としては、スルホテレフタル酸、5−スルホイ
ソフタル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレ
ン−2,7−ジカルボン酸、5[4−スルホフェノキ
シ]イソフタル酸等の金属塩が挙げられ、特に好ましい
のは5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ナトリウムス
ルホテレフタル酸である。
【0028】あるいは、分子内に遊離カルボン酸基及び
カルボン酸塩基を少なくとも1種有する水性ポリエステ
ル樹脂と2個以上のエポキシ基を有する架橋剤、及び必
要に応じて反応促進化合物を含むものを挙げることがで
きる。但し、この水性ポリエステル樹脂の分子内にカル
ボン酸基を導入するためには、例えば無水トリメリット
酸、トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ピロメリッ
ト酸、トリメシン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、
ジメチロールプロピオン酸等の多価化合物をポリマ製造
原料の1つとして用いることが好ましい。また、カルボ
ン酸塩はポリマ中に導入されたカルボン酸基をアミノ化
合物、アンモニア、アルカリ金属等で中和することによ
って導入することができる。
【0029】(E)各種グラフト樹脂 ポリメチルメタアクリレートを幹鎖としポリ2−ヒドロ
キシエチルメタアクリレートを枝鎖とする櫛型グラフト
ポリマを挙げることができる。
【0030】あるいは、幹ポリマがポリエステルであっ
て枝ポリマがアクリル系重合体であるアクリルグラフト
ポリエステルを挙げることができる。
【0031】但し、この水性ポリエステル−アクリルグ
ラフトポリマの幹ポリマになるポリエステルは多塩基酸
またはそのエステル形成性誘導体とポリオールまたはそ
のエステル形成性誘導体とから合成される実質的に線状
のポリマである。このポリマの多塩基酸成分としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、無水フタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリ
メリット酸、ピロメリット酸、ダイマ酸等を例示するこ
とができる。これら成分は2種以上を用いることができ
る。更に、これら成分と共にマレイン酸、フマール酸、
イタコン酸等の如き不飽和多塩基酸やp−ヒドロキシ安
息香酸、p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の
如きヒドロキシカルボン酸を少割合用いることができ
る。不飽和多塩基酸成分やヒドロキシカルボン酸成分の
割合は高々10モル%、好ましくは5モル%以下であ
る。
【0032】また、ポリオール成分としてはエチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、キシリレングリコール、ジメチロール
プロピオン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメ
チレンオキシド)グリコール等を例示することができ
る。これらは2種以上を用いることができる。
【0033】該アクリル系重合体のモノマとしては例え
ばアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(ア
ルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル
基、フェニル基、ベンジル基、フェニルエチル基等)、
ヒドロキシ含有モノマ(2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
メタクリレート等)、アミド基含有モノマ(アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N,N−
ジメチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアク
リルアミド、N−メトキシメチルメタクリルアミド、N
−フェニルアクリルアミド等)、アミノ基含有モノマ
(N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N,N
−ジエチルアミノエチルメタクリレート等)、エポキシ
基含有モノマ(グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート等)、カルボキシル基またはその塩を含有
するモノマ(アクリル酸、メタアクリル酸及びそれらの
塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩)等)
等があげられる。これらは他種モノマと併用することが
できる。他種モノマとしては例えばエポキシ基含有モノ
マ(アリルグリシジルエーテル等)、スルホン酸基また
はその塩を含有するモノマ(スチレンスルホン酸、ビニ
ルスルホン酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩等)等)、カルボキシル基またはそ
の塩を含有するモノマ(クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマール酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩等)等)、酸無水物を含有す
るモノマ(無水マレイン酸、無水イタコン酸等)、ビニ
ルイソシアネート、アリルイソシアネート、スチレン、
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル
トリスアルコキシシラン、アルキルマレイン酸モノエス
テル、アルキルフマール酸モノエステル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アルキルイタコン酸モノエ
ステル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、塩化ビニル等が
挙げられる。上述のモノマは1種もしくは2種以上を用
いて共重合される。 (F)ブロックポリマ 水性アクリル系重合体−ポリエステルブロックポリマを
挙げることができる。但し、このブロックポリマを構成
するアクリル系重合体のモノマとしては、例えばアルキ
ルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基
としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニ
ル基、ベンジル基、フェニルエチル基等)、ヒドロキシ
含有モノマ(2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート等)、アミド基含有モノマ(アクリルアミド、メタ
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチ
ルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N
−メチロールメタクリルアミド、N,N−ジメチロール
アクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、
N−メトキシメチルメタクリルアミド、N−フェニルア
クリルアミド等)、アミノ基含有モノマ(N,N−ジエ
チルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート等)、エポキシ基含有モノマ
(グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート
等)、カルボキシル基またはその塩を含むモノマ(アク
リル酸、メタアクリル酸およびそれらの塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)等)等が挙げられ
る。これらは他種モノマと併用することができる。他種
モノマとしてはエポキシ基含有モノマ(アリルグリシジ
ルエーテル等)、スルホン酸基またはその塩を含有する
モノマ(スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸及びそ
れらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩
等)等)、カルボキシル基またはその塩を含有するモノ
マ(クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸
及びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニ
ウム塩等)等)、酸無水物を含有するモノマ(無水マレ
イン酸、無水イタコン酸等)、ビニルイソシアネート、
アリルイソシアネート、スチレン、ビニルトリスアルコ
キシシラン、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキ
ルフマール酸モノエステル、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アルキルイタコン酸モノエステル、塩化
ビニリデン、酢酸ビニル、塩化ビニル等が挙げられる。
上述のモノマは1種もしくは2種以上を用いて共重合さ
せることができるが、アクリル系重合体への親水性付
与、水溶液の分散安定性、ポリエステルフィルムとの密
着性等の点から、水酸基、アミド基やカルボキシル基ま
たはその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩等)等の官能基を有するものが好ましい。
【0034】水性ブロックポリマのもう1つの構成成分
であるポリエステルは、多塩基酸またはそのエステル形
成性誘導体とポリオールまたはそのエステル形成性誘導
体とから合成される実質的に線状の飽和ポリエステルで
ある。このポリエステルの多塩基酸成分としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、無水フタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸、ダイマ酸等を例示することが
できる。これらは2種以上を用いることができる。ま
た、これら成分と共にp−ヒドロキシ安息香酸、p−
(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等のヒドロキシカ
ルボン酸も用いることができる。
【0035】また、ポリオール成分としてはエチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール、キシリレングリコール、ジメチロール
プロピオン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメ
チレンオキシド)グリコール等を例示することができ
る。これらは2種以上を用いることができる。
【0036】このポリエステルは水性ポリマであること
が好ましく、例えば有機スルホン酸塩、カルボン酸塩、
ジエチレングリコール、ポリアルキレンエーテルグリコ
ール等の如き親水基を有する化合物を含むものが水分散
液を作るのに有利となり、好ましい。このカルボン基塩
の導入は、通常三官能以上のカルボン酸を用いるが、該
カルボン酸は重合の工程で分岐が起り、ゲル化しやすい
のでその共重合割合は小さくすることが望ましい。その
点、スルホン酸、ジエチレングリコール、ポリアルキレ
ンエーテルグリコール等による親水基の導入は、これら
の問題がなく、より有利である。
【0037】スルホン酸塩の基をポリエステル分子内に
導入するためには、例えば5−Naスルホイソフタル
酸、5−アンモニウムスルホイソフタル酸、4−Naス
ルホイソフタル酸、4−メチルアンモニウムスルホイソ
フタル酸、2−Naスルホテレフタル酸、5−Kスルホ
イソフタル酸、4−Kスルホイソフタル酸、2−Kスル
ホテレフタル酸、Naスルホコハク酸等のスルホン酸ア
ルカリ金属塩系またはスルホン酸アミン塩系化合物等を
用いることが好ましい。スルホン酸塩の基を有する多価
カルボン酸または多価アルコールは全多価カルボン酸成
分または多価アルコール成分中0.5〜20モル%、更
には1〜18モル%を占めることが好ましい。
【0038】本発明の水溶性または水分散性樹脂層にお
いては、必要に応じ各種架橋剤を使用してもよい。その
種類は特に限定されないが代表的なものとしては、イソ
シアネート系架橋剤、イソシアヌレート系架橋剤、メラ
ミン系架橋剤、尿素系架橋剤あるいはエポキシ系架橋剤
を挙げることができる。
【0039】エポキシ系架橋剤としては、具体的にはポ
リエポキシ化合物、ジエポキシ化合物、モノエポキシ化
合物などが挙げられ、ポリエポキシ化合物としては、例
えばソルビトール、ポリグリシジルエーテル、ポリグリ
セロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトー
ルポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシ
ジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアネート、グリセロールポリグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエー
テル、ジエポキシ化合物としては、例えばネオペンチル
グリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジ
オールジグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジル
エーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレン
グリコールジグリシジルエーテル、モノエポキシ化合物
としては、例えばアリルグリシジルエーテル、2−エチ
ルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエ
ーテルなどが挙げられる。またイソシアネート系架橋剤
としては、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネートなどを挙げること
ができる、尿素系架橋剤としては、例えばジメチロール
尿素、ジメチロールエチレン尿素、ジメチロールプロピ
レン尿素、テトラメチロールアセチレン尿素、4エトキ
シ5ジメチルプロピレン尿素ジメチロールなどが挙げら
れる。メラミン系架橋剤としては、メラミンとホルムア
ルデヒドを縮合して得られるメチロールメラミン誘導体
に低級アルコールとしてメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等を反応させてエーテ
ル化した化合物およびそれらの混合物が好ましい。メチ
ロールメラミン誘導体としては、例えばモノメチロール
メラミン、ジメチロールメラミン、トリメチロールメラ
ミン、テトラメチロールメラミン、ペンタメチロールメ
ラミン、ヘキサメチロールメアミンなどが挙げられる。
これらの架橋結合剤は単独、場合によっては2種以上併
用してもよい。
【0040】また、本発明においては、水溶性または水
分散性樹脂層厚みは特に限定されないが、好適な範囲と
しては、0.001μm〜0.3μm、好ましくは0.
01μm〜0.2μm、更に好ましくは0.06μm〜
0.15μmである。
【0041】これは、厚みが0.001μmより薄い場
合、接着性改良効果がやや少なくなり、また0.3μm
より厚い場合、耐湿、耐溶剤性が若干、悪化するためで
ある。 該樹脂層の厚みは、種々の方法で測定できる
が、例えば、積層フィルムの断面を電子顕微鏡で測定し
たり、該樹脂層が溶剤その他で除去できる場合は、除去
した部分と除去していない部分の段差から求めることも
できる。
【0042】本水溶性あるいは水分散性樹脂層には、各
種活性、耐ブロッキング性粒子を添加することができ
る。添加される粒子としてはコロイダルシリカなどの酸
化ケイ素、酸化アルミナ、酸化カルシウム、タルク、ク
レー、弗化チリウムなどの無機粒子あるいは、架橋系−
非架橋のアクリル系、アミド系、ポリエステル係に有機
粒子を挙げることができる。特に有機粒子を使用した場
合、水溶性または水分散性樹脂との親和性が良好である
ため粒子の脱落が起こりにくくより好ましい。
【0043】ここで添加される粒子径は特に限定されな
いが、通常は0.05〜20μm、好ましくは0.1〜
10μm程度である。ただし粒径は沈降法あるいは光散
乱法により測定することとする。
【0044】また、本発明においては、水溶性または水
分散性樹脂層は延伸されていることが好ましい。これは
延伸されることにより基材ポリエステル樹脂Bとの親和
性がさらに向上するためである。延伸の有無を製品で判
定する方法としてはFT−IR等による判定をその代表
としてあげることができる。
【0045】該樹脂層に延伸を与える方法として、該樹
脂層と付したフィルムをベースフィルムと共に延伸する
という方法を挙げることができる。
【0046】次に、本発明のポリエステル複合フィルム
の代表的な製造方法について説明する。ただし、本発明
は以下の方法に限定されるものではない。
【0047】まず、常法により重合、各種添加物を必要
に応じて添加したポリエステル樹脂A、Bのペレットを
充分乾燥した後、それぞれ公知の押出機を用いて250
〜350℃の範囲で溶融混練した後、スリット状ダイか
らA、Bを積層したシート状物を溶融押出し、ドラム上
で冷却固化して未延伸シートを作る。このようにして、
得られた未延伸のフィルム状物あるいは未延伸フィルム
を必要に応じて一軸以上に延伸することにより得られた
フィルム上に、コロナ放電処理等の表面処理を必要に応
じ適宜施した後、水溶性または水分散性樹脂を公知の方
法(グラビアコート、リバースコート、キスコート、ダ
イコート、バーコート、コンマコートなど)を用いて塗
布する。このようにして得られた複合フィルムに延伸を
施す。この延伸方向は特に限定されないが、一軸方向に
延伸されたフィルム上に塗布した場合は、通常は一軸方
向と直角方向に延伸する。また、未延伸フィルム上に塗
布した場合は、縦横どちらの方向でもよいし、また同時
に二軸方向に延伸してもよい。該未延伸フィルムを延伸
温度70〜120℃で縦方向に2.0〜10.0倍延
伸、冷却した後70〜160℃で横方向に2.0〜6.
0倍延伸を行なう。その後150〜250℃で所定時
間、必要に応じて0〜30%の範囲で横方向に弛緩処理
をしつつ熱処理を行なう。必要に応じて冷却工程を通し
た後、縦方向に0〜30%の範囲で弛緩処理を行ないつ
つ熱処理を施しても良いし、再度縦方向に延伸しても良
い。
【0048】また、二軸延伸したフィルム上にコロナ放
電処理などの表面処理を必要に応じ適宜施した後、所定
の水溶性または水分散性樹脂を塗布、乾燥しても良いこ
とはいうまでもない。
【0049】本発明の特性の測定方法並びに効果の評価
方法は、以下のとおりである。
【0050】(1)表面粗さ:小坂研究所の三次元粗さ
計を用い、針径2μmR、カットオフ0.25mmでJ
IS B0601に基づいて評価した。MAXIMUM
HEIGHTを表面粗さ(μm)と表示した。
【0051】(2)滑り性:フィルム表面と裏面の静摩
擦係数をASTM D1894に基づいて評価した。
【0052】(3)巻き特性:KAMPF U−630
型スリッターを用いて、200m/分でスリットしつつ
巻き取る。その際、ツブ状突起が発生するという巻き欠
点がまったく見られないものを「◎」、ほとんど発生し
ないものを「○」、著しいものを「×」として判定し
た。
【0053】
【実施例】(実施例1〜6、比較例1〜2)常法によっ
て製造されたポリエチレンテレフタレートポリマー(固
有粘度=0.62、融点:259℃)中に、平均粒径
1.5μmの酸化ケイ素を0.05重量%添加した二軸
延伸フィルムを、樹脂層A中に混入するフィルムとして
用意した。同じポリエチレンテレフタレートポリマー5
0重量%と上記の混入するフィルム粉砕品(以降フレー
クとよぶ)を混合し、180℃で3時間乾燥後、押出機
を使って混練、溶融した。また、同じポリエチレンテレ
フタレートポリマー中に平均粒径0.3μmの球状酸化
ケイ素を0.4重量%添加(比較例2)、各種粒子を実
質的にはまったく添加しない(実施例1、2、3、
6)、平均粒径0.3μmの球状スチレン/ジビニルベ
ンゼン共重合体を0.01重量%添加(実施例4、5)
した各原料を同様の条件で乾燥後、押出機を用いて混
練、溶融した(樹脂B)。溶融した樹脂A、Bを樹脂層
B、樹脂層A、樹脂層Bのに順に積層(比較例1は層A
のみの単層)、口金から押出、静電印加法を用いて表面
温度20℃の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめ、
未延伸フィルムとした。該未延伸フィルムを90℃で
3.3倍縦延伸した後、(以下は比較例1、2、実施例
1、2、3、5、6のみ)コロナ放電処理を施した後、
水分散性樹脂(I)(以下に示す)を塗布、乾燥した。
実施例4はこのようなコロナ放電、塗布は行なわないこ
ととした。その後横方向に110℃で3.6倍延伸した
後、横方向に4%弛緩させつつ220℃で熱処理を施
し、38μmのポリエステルフィルムとした。樹脂Bの
厚みは表1に示す。また水分散性樹脂層厚みは0.03
μmであった。各フィルムについて評価した結果を表1
に示す。
【0054】
【表1】 水分散性樹脂(I):メチルメタクリレートとブチルア
クリレート50モル%対50モル%なるアクリルポリマ
ー、ただし、沈降法による平均粒径0.12μmの酸化
ケイ素を固形分比で0.9重量%含む。
【0055】表1に見るごとく本発明の場合、特にB層
に実質的に無粒子とし、さらに分散性樹脂層をコートし
た場合が平滑性(表面粗さ)、巻き特性と共に特に優れ
ていることが分かる。本発明のポリエステル複合フィル
ムはこのようにフィルム屑を用いてなお、実質的に品質
の低下を招くことなく、表面平滑性、光沢性に優れたフ
ィルムであるため、蒸着、スパッタリングおよび各種印
刷用に好適である。
【0056】
【発明の効果】表1に示したように、ポリエステル樹脂
層Aに両面にポリエステル樹脂層Bが積層されてなる三
層積層フィルムにおいて、樹脂層A中に粒子存在確率W
Aと樹脂層B中に粒子存在確率WBがWA>WBなる関
係となるようにしたため、表面平滑性に優れ表面光沢を
要求する蒸着、スパッタリングおよび各種印刷用用途に
特に好適であるポリエステル二軸延伸フィルムを得るこ
とができたものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル樹脂層Aの両側にポリエス
    テル樹脂層Bが積層されてなる三層積層フィルムにおい
    て、樹脂層Aは粒子含有屑フィルムを含み、かつ樹脂層
    A中の粒子存在確率WAと樹脂層B中の粒子存在確率W
    BがWA>WB、WB≦0.3重量%なる関係にあるこ
    とを特徴とする蒸着用ポリエステル複合フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂層Aの両側にポリエス
    テル樹脂層Bが積層されてなる三層積層フィルムにおい
    て、樹脂層Aは粒子含有屑フィルムを含み、かつ樹脂層
    A中の粒子存在確率WAと樹脂層B中の粒子存在確率W
    BがWA>WB、WB≦0.3重量%なる関係にあるこ
    とを特徴とするスパッタリング用ポリエステル複合フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂層Aの両側にポリエス
    テル樹脂層Bが積層されてなる三層積層フィルムにおい
    て、樹脂層Aは粒子含有屑フィルムを含み、かつ樹脂層
    A中の粒子存在確率WAと樹脂層B中の粒子存在確率W
    BがWA>WB、WB≦0.3重量%なる関係にあるこ
    とを特徴とする印刷用ポリエステル複合フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016135587A (ja) * 2014-12-30 2016-07-28 トウレ プラスチックス (アメリカ) インコーポレイテッド 剥離性ポリエステル高光沢金属転写フィルム

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