JP2001137432A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
して面白味を与えることができる新たな遊技を提供す
る。 【解決手段】 複数の役がそれぞれ所定の当選確率を有
するように定められた確率テーブル62を用いて役の抽
選を行う役抽選手段61を備えるスロットマシン10に
おいて、確率テーブル62は、第1確率テーブル62a
と、再遊技の権利を遊技者に与える再遊技役(リプレ
イ)の当選確率が、いずれの役にも当選しない確率以上
の値を有し、かつ、傾斜値が第1確率テーブル62aよ
り高く設定された第2確率テーブル62bとを備え、所
定の条件が満たされた場合は第2確率テーブル62bを
使用するとともに、特定条件が満たされないことを条件
に少なくとも複数回の遊技で継続して使用する。これに
より、メダル所有枚数が減らない(ほぼ現状維持する)
遊技状態となる。
Description
ルを設け、所定の条件が満たされた場合は、使用する確
率テーブルを切り替えて役の抽選を行うようにしたスロ
ットマシンに関するものである。
は、通常遊技時の各種の役の当選確率を定めた確率テー
ブルを用いて抽選を行っている。また、確率テーブルに
は、小役の当選確率を若干変化させた高確率テーブルと
低確率テーブルとを設けているものがある。この場合
は、通常遊技中は、現在の出玉状況を判断して、出玉率
の補正を行うべく、上記の2つの確率テーブルを切り替
えつつ遊技を行うことによって、出玉率をある一定の傾
斜値に近づけるような制御をしていた。
スロットマシンでは、出玉率の補正のために確率テーブ
ルを切り替えているにすぎず、遊技中の出玉率が大きく
変化するものではなかった。また、遊技者は、いずれの
確率テーブルを使用して抽選が行われているかも知るこ
とができなかった。このため、遊技者に対して面白味を
与えるものではなかった。したがって、本発明が解決し
ようとする課題は、確率テーブルの切替えを用いて、遊
技者に対して面白味を与えることができる新たな遊技を
提供することである。
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、複数の役がそれぞれ所
定の当選確率を有するように定められた確率テーブルを
用いて、役の抽選を行う役抽選手段を備えるスロットマ
シンにおいて、前記確率テーブルは、第1確率テーブル
と、再遊技の権利を遊技者に与える再遊技役の当選確率
が、いずれの役にも当選しない確率以上の値を有し、か
つ、傾斜値が前記第1確率テーブルより高く設定された
第2確率テーブルとを備え、所定の条件が満たされた場
合は前記第2確率テーブルを使用するとともに、特定条
件が満たされないことを条件に少なくとも複数回の遊技
で継続して使用することを特徴とする。
満たされた場合は、役の抽選において、第1確率テーブ
ルに代えて、第2確率テーブルが用いられ、特定条件が
満たされないことを条件として継続して使用される。そ
して、第2確率テーブルが用いられたときは、再遊技役
の当選確率は、いずれの役にも当選しない確率(非当選
確率)以上となる。これにより、第2確率テーブルが用
いられる遊技では、頻繁に再遊技役が当選し、非当選時
が少なくなる。したがって、メダル所有枚数を第1確率
テーブルが用いられるときの遊技時のように減らすこと
なく、例えばメダル所有枚数をほぼ現状維持した遊技を
継続することができるとともに、この状態を維持しつ
つ、特別役の当選を期待することができる。
に記載のスロットマシンにおいて、特別役及び小役の当
選確率は、前記第1確率テーブルと前記第2確率テーブ
ルとで等しく設定されていることを特徴とする。
ブルと第2確率テーブルとで、特別役及び小役の当選確
率が等しいので、再遊技役の当選確率のみが異なるよう
になる。これにより、第2確率テーブルが用いられてい
るときは、再遊技役が当選する確率が通常より大幅に増
加し、その遊技内容に特徴を持たせることができる。
又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記役
抽選手段で特別役が当選するとともに、有効ライン上に
停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の
組合せと一致することを条件に、通常遊技から特別遊技
に移行させる特別遊技移行手段と、特別遊技の終了後の
通常遊技において、前記第1確率テーブル又は前記第2
確率テーブルのいずれを前記役抽選手段で使用するかを
抽選により決定する確率テーブル抽選手段とを備えるこ
とを特徴とする。
抽選手段により、特別遊技の終了後の通常遊技において
第2確率テーブルを用いるか否かの抽選が行われる。し
たがって、特別遊技の終了後の通常遊技において第2確
率テーブルが用いられるときは、特別遊技で獲得したメ
ダル枚数を減らすことなく遊技を行うことができるとと
もに、再度の特別役の当選を期待することができる。
に記載のスロットマシンにおいて、前記確率テーブル抽
選手段で前記第2確率テーブルが選択されたときは、特
別遊技の終了後の所定回数の通常遊技で継続して前記第
2確率テーブルを使用することを特徴とする。
了後の通常遊技において、第2確率テーブルが選択され
たときは、所定回数の遊技で継続して用いられる。これ
により、その所定回数の通常遊技の特殊状態の間で特別
役が当選するか否かの緊張感を遊技者に与えることがで
き、より面白味のある遊技を提供することができる。
に記載のスロットマシンにおいて、前記確率テーブル抽
選手段で前記第2確率テーブルが選択されたときは、前
記役抽選手段で特別役が当選するまで継続して前記第2
確率テーブルを使用することを特徴とする。
了後の通常遊技において第2確率テーブルが選択された
ときは、その通常遊技で特別役が当選するまで継続して
第2確率テーブルが用いられる。したがって、特別遊技
の終了後は、次に特別役が当選するまで、前の特別遊技
で獲得したメダルを減らすことなく、例えばメダル所有
枚数をほぼ現状維持した遊技を継続することができるよ
うになり、遊技者にさらに有利な状態を与えることがで
きる。
から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記第2確率テーブルが選択されている場
合において前記役抽選手段で特別役が当選したときは、
特別役が入賞するまでの遊技において使用する確率テー
ブルを前記第1確率テーブルに切り替えることを特徴と
する。
ブルが用いられた遊技中に特別役に当選したときは、第
2確率テーブルから第1確率テーブルに切り替えられ
る。したがって、特別役に当選したときは、それまで頻
繁に再遊技役が入賞していたにもかかわらず、突然、再
遊技役の入賞回数が少なくなる。これにより、遊技者に
対し、再遊技役の入賞回数の減少をもって、特別役の当
選の期待を与えることができる。
から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記第2確率テーブルが選択されたとき
は、その旨を遊技者に対して報知する第2確率テーブル
使用報知手段を備えることを特徴とする。
ブルが選択されたときは、その旨が遊技者に対して報知
される。したがって、第2確率テーブルが選択されたと
きは、遊技者は、その事実を確実に知ることができる。
また、請求項6の発明のように、特別役が当選したとき
は第1確率テーブルに切り替えるようにし、これによっ
て第2確率テーブルが選択されている旨の報知を中止す
れば、遊技者は、そのことで特別役に当選したことを知
ることができる。
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
スロットマシンの制御の概略の一実施形態を示すブロッ
ク図である。 (ゲーム制御手段)スロットマシン10において、ゲー
ム制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行そ
の他のスロットマシン10全体の制御を司る部分であ
り、例えばCPU、ROM及びRAM等を有する制御基
板から構成されたものである。このゲーム制御手段60
の入力側には、スタートスイッチ41やストップスイッ
チ42等が電気的に接続されており、その出力側には、
各リール31に連結されたモータ32や、ランプ33、
スピーカ34等が電気的に接続されている。
役を構成する図柄)を印刷したリールテープを貼付した
リング状のものである。そして、各入賞役に対応するリ
ール31の図柄の組合せが予め定められている。
であるビックボーナスやレギュラーボーナス等、複数種
類の小役及び再遊技役(リプレイ)が挙げられる。特別
役とは、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な
遊技)に移行させる役である。また、小役とは、予め定
めた枚数のメダルの払出しを行う役である。さらにま
た、リプレイとは、当該遊技で投入したメダル枚数(賭
け枚数)を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える
役である。
つのリール31に対応する3つの透明な表示窓(図示せ
ず)が設けられるとともに、各リール31は、この表示
窓の後方に配置されている。さらに、リール31の連続
する3図柄が、この表示窓から見えるようになってい
る。そして、3つのリール31の停止時に、所定の有効
ライン上に停止したリール31の図柄の組合せが、予め
定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致するとき
は、役の入賞となり、成立役に応じた利益が遊技者に与
えられる。
ーム制御手段60によって制御される。モータ32が回
転されることによってリール31が回転され、その結
果、スロットマシン10の表示窓内にリール31上の図
柄を上下方向に所定の速度で移動表示させる。
31の回転をスタートさせるときに操作するスイッチで
ある。ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独
立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の
回転を停止するときに操作するスイッチである。ランプ
33は、スロットマシン10の前面部に設けられた演出
用のランプであり、後述するが、第2確率テーブル62
bが選択されているときに、その旨を遊技者に知らせる
ために点灯するものである。なお、スロットマシン10
には、遊技中の各種の演出を行うために複数のランプ類
が設けられているが、図1で示したランプ33は、その
ランプ類のうちの1つである。スピーカ34は、遊技中
に各種の演出を行うべく、それぞれ特定の条件のとき
に、特定のサウンドを出力するものである。
61等を備える。なお、本実施形態で示すものに限定さ
れるものではない。 (役抽選手段)役抽選手段61は、役(ビックボーナス
やレギュラーボーナス等の特別役、小役又はリプレイ)
の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、
役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数
発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱
数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有
無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタ
ートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段
は、乱数抽出手段が抽出した乱数値を、後述の確率テー
ブル62と照合することにより、その乱数値が属する領
域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が
ビックボーナス当選領域に属する場合は、ビックボーナ
スの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選
と判定する。
確率テーブル62は、本実施形態では第1確率テーブル
62aと、第2確率テーブル62bとの2種類設けられ
ている。これらの確率テーブル62は、抽出された乱数
の当選領域等を記憶したものである。乱数の当選領域
は、乱数値がとる全領域のうち、特別役(ビックボーナ
ス等)当選領域、小役当選領域、リプレイ当選領域、及
び非当選領域等、予め所定の割合に設定されている。
確率テーブル62a、第2確率テーブル62bの概略を
それぞれ示す図である。詳細は後述するが、第1確率テ
ーブル62aは、通常遊技の一般状態のときに使用され
るものである。これに対し、第2確率テーブル62b
は、通常遊技の特殊状態のときに使用されるものであっ
て、特定条件が満たされないことを条件に少なくとも複
数回の遊技で継続して使用されるものである。
確率テーブル62a及び第2確率テーブル62bにおい
て、役は、ビックボーナス、レギュラーボーナス、3種
類の小役(小役1〜小役3)及びリプレイとを備え、そ
れぞれ各役の当選確率が定められている。図中(a)の
第1確率テーブル62aでは、例えばビックボーナスの
当選確率は1/275.4、小役1の当選確率は1/2
84.9、リプレイの当選確率は1/7.3、等のよう
に定められている。なお、確率1/1(100%)か
ら、これらの全ての役の当選確率を合計したものを引い
た確率が、いずれの役にも当選しない非当選確率であ
る。第1確率テーブル62aの非当選確率は、約73%
である。
ーブル62bは、第1確率テーブル62aと比較して、
リプレイの当選確率のみが異なる。第2確率テーブル6
2bでは、リプレイの当選確率は1/1.6(62.5
%)であり、第1確率テーブル62aのリプレイの当選
確率より大幅に高く設定されている。これにより、第2
確率テーブル62bでは、いずれの役にも当選しない非
当選確率は、約24%である。すなわち、リプレイの当
選確率は、非当選確率よりも高く設定されている。
て説明する。図3は、第1確率テーブル62a及び第2
確率テーブル62bの傾斜値を説明する図である。図中
(a)に示すように、横軸に遊技回数をとり、縦軸にメ
ダルの払出しと投入との差枚数(差枚数=払出し枚数−
投入枚数)をとったとき、通常遊技では、遊技回数の増
加とともに、差枚数は次第に減少していく。この差枚数
の減少率を示すものが傾斜値である。そして、傾斜値
は、図中(b)に示すように、第1確率テーブル62a
の場合は48.25%に設定され、第2確率テーブル6
2bの場合は98.18%に設定されている。したがっ
て、第2確率テーブル62bの傾斜値は、第1確率テー
ブル62aの傾斜値より高く設定されている。なお、こ
の傾斜値は、リプレイの当選確率を含む値である。
用いられている一般的な傾斜値を有するが、第2確率テ
ーブル62bは、100%に近い傾斜値を有する。すな
わち、第2確率テーブル62bの使用時は、第1確率テ
ーブル62aの使用時のように小役の当選はもちろんの
こと、リプレイが頻繁に(62.5%の確率で)当選
し、遊技の継続によってもほとんど所有メダルが減らな
い状態、いいかえれば遊技者の所有メダル枚数がほぼ現
状維持される遊技状態となる。
手段61で特別役、特に本実施形態ではビックボーナス
が当選し、かつビックボーナスを構成する図柄の組合せ
が所定の有効ライン上に停止してビックボーナスの入賞
となったときに、通常遊技から特別遊技に移行させるも
のである。
選手段64は、通常遊技から特別遊技に移行し、特別遊
技が終了して再度通常遊技に移行するときに、その通常
遊技において使用する確率テーブルを第1確率テーブル
62aとするか第2確率テーブル62bとするかの抽選
を行うものである。ここでは、役抽選手段61で説明し
たものと同様の乱数発生手段等を用いる。そして、特別
遊技の終了時に、確率テーブル抽選手段64中の乱数発
生手段で発生した乱数を抽出し、その乱数値に基づいて
第1確率テーブル62a又は第2確率テーブル62bの
いずれかを選択する。本実施形態では、それぞれ1/2
の確率で、第1確率テーブル62a又は第2確率テーブ
ル62bが選択される。
進法で0〜65535の乱数を発生させるとすると、抽
出された乱数値が0〜32767の範囲にあるときは第
1確率テーブル62aを選択し、抽出された乱数値が3
2768〜65535の範囲にあるときは第2確率テー
ブル62bを選択する。
ル62bが選択されているか否かの判別に用いられるも
のであり、第2確率テーブル62bが選択されていると
きはオンにされる。そして、第2確率テーブル62bか
ら第1確率テーブル62aに切り替えられたときはオフ
にされる。 (第2確率テーブル使用報知手段)第2確率テーブル使
用報知手段66は、第2確率テーブル62bが選択さ
れ、それが遊技で使用中のときは、その旨を遊技者に対
して報知するものである。本実施形態では、ランプ33
の点灯により報知する。したがって、第1確率テーブル
62aが選択されているときは、ランプ33は消灯状態
である。
ト手段67は、第2確率テーブル62bが選択されて遊
技が行われているときに、その遊技回数をカウントする
ものであり、通常のカウンター等が使用される。 (確率テーブル切替え手段)確率テーブル切替え手段6
8は、第2確率テーブル62bが選択されているとき
に、特定の条件を満たしたときに、役抽選手段61で用
いる確率テーブル62を、第2確率テーブル62bから
第1確率テーブル62aに切り替えるものである。本実
施形態では、第2確率テーブル62bを用いた遊技回数
が100回に到達したとき、又は第2確率テーブル62
bを用いた遊技中に特別役の1つであるビックボーナス
が当選したときに、第2確率テーブル62bから第1確
率テーブル62aに切り替えるようにする。
ゲーム概要について説明する。先ず、通常遊技において
は、遊技者は、スロットマシン10のメダル投入口(図
示せず)からメダルを投入し、有効ラインを有効化し
て、スタートスイッチ41をオンにすることで、リール
31の始動操作を行う。これにより、ゲーム制御手段6
0は、スタートレバー41のオンの信号を検知するの
で、モータ32を駆動して各リール31を始動させると
ともに、役抽選手段61による役の抽選等を行う。ここ
で、電源投入後の最初の遊技では、第1確率テーブル6
2aが選択され、この第1確率テーブル62aを用いて
役の抽選が行われる。
を押すことでリール31の回転を停止させる操作を行
う。これにより、ゲーム制御手段60は、ストップスイ
ッチ42のオンの信号を検知するので、その信号と役抽
選手段61での抽選結果等とに基づいて有効ライン上に
停止させるべきリール31の図柄を決定し、有効ライン
上にそれぞれ所定のリール図柄が停止するようにモータ
32を駆動制御して、停止させる。そして、有効ライン
上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定められ
た何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞とな
り、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
組合せが有効ライン上に停止すると、ビックボーナスの
入賞となり、所定枚数の払出しを行った後、通常遊技と
は異なるビックボーナスゲーム(特別遊技の1つ)がス
タートする。ビックボーナスゲームでは、最初にビック
ボーナスゲーム中の一般遊技がスタートする。そして、
この一般ゲーム中に所定の条件を満たしたとき、例えば
特定の図柄の組合せが有効ライン上に停止したときは、
ボーナスゲームに移行する。
役が入賞するモードとなる。また、ボーナスゲーム中に
所定の条件を満たしたとき、例えば所定の遊技回数に到
達したときは、ボーナスゲームが終了し、再度ビックボ
ーナスゲーム中の一般遊技に移行する。以上のようにし
て、ビックボーナスゲーム中の一般遊技とボーナスゲー
ムとを繰り返し、所定の条件を満たしたときにビックボ
ーナスゲームが終了する。
柄の組合せが有効ライン上に停止すると、通常遊技とは
異なるレギュラーボーナスゲーム(特別遊技の1つ)が
スタートする。このレギュラーボーナスゲームでは、上
述のビックボーナスゲーム中のボーナスゲームに相当す
るゲームが行われる。
図柄の組合せが有効ライン上に停止すると、小役の入賞
となり、その小役に応じた枚数のメダルの払出しが行わ
れる。また、リプレイを構成する図柄の組合せが有効ラ
イン上に停止すると、前遊技で投入したメダル枚数を維
持した再遊技を行う権利が与えられる。
が終了すると、通常遊技に戻るが、一定条件下で、第2
確率テーブル62bを用いて役の抽選を行う遊技状態に
移行するように設定されている。第1確率テーブル62
aを用いて役抽選手段61で役の抽選が行われるとき
は、上述のように各種の役の当選確率は、従来の通常遊
技と略同等である。しかし、第2確率テーブル62bを
用いて役の抽選が行われるときは、リプレイが頻繁に当
選する遊技状態となる。そして、第2確率テーブル62
bが一旦選択されると、100ゲーム継続して用いら
れ、100ゲームが終了したときは、第1確率テーブル
62aに切り替えられる。また、第2確率テーブル62
bが選択されているときにビックボーナスが当選したと
きは、100ゲームに未到達であっても、次のゲームか
ら第1確率テーブル62aに切り替えられる。
択されているときは、第2確率テーブル使用報知手段6
6は、ランプ33を点灯する。これにより、遊技者は、
第2確率テーブル62bが選択されていることを知るこ
とができる。また、第1確率テーブル62aに切り替え
られたときは、ランプ33が消灯するので、この場合に
おいても、遊技者は、第1確率テーブル62aに切り替
えられたと判断することができる。さらに、第2確率テ
ーブル62bが選択されているときであって、未だ10
0ゲームに到達していないにも拘わらずランプ33が消
灯したときは、遊技者は、ビックボーナスに当選したこ
とを知ることができる。
れについて、フローチャートに基づいて説明する。な
お、以下のフローチャートでは、特別役としてビックボ
ーナスのみを有する場合を例に挙げている。図4及び図
5は、本実施形態のゲームの流れを示すフローチャート
である。図5は、図4に続くフローチャートである。先
ず、図4のステップS1において、ゲーム制御手段60
は、遊技者によってメダル投入口からメダルが投入され
たか否か(クレジットボタンがオンされたか否か)を検
知し続ける。そしてメダルが投入等されたと検知したと
きはステップS2に進み、投入された遊技メダル枚数を
記憶する。この記憶は、例えばゲーム制御手段60のR
AM等に記憶する。
段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを
検知し続ける。そして、オンが検知されると、ステップ
S4に進み、役抽選手段61は、役の抽選を行う。ここ
での最初の抽選では第1確率テーブル62aが用いられ
る。
いずれかの小役に当選したか否かが判別され、小役に当
選したときは、「A」に進む。一方、ステップS5で小
役に当選していないときは次のステップS6に進み、リ
プレイが当選したか否かが判別される。リプレイが当選
したときは、「B」に進む。一方、ステップS6でリプ
レイに当選していないときは、次のステップS7に進
み、ビックボーナスが当選したか否かが判別される。こ
こでビックボーナスに当選していないときは、いずれの
役にも当選していないときであるので、リール31の停
止処理等を行った後、ステップS1に戻る。また、ビッ
クボーナスが当選したときは、ステップS8に進む。
わち小役の当選時は、図6のフローチャートに進む。先
ず、図6のステップS31でゲーム制御手段60は、全
リール31が停止したか否かを検知し続ける。そして、
全リール31が停止したことを検知したときはステップ
S32に進み、ステップS4で当選した小役が入賞した
か否か、すなわち小役を構成する図柄の組合せが有効ラ
インに停止したか否かが判別される。入賞したときは次
のステップS33に進み、当選(入賞)した小役に応じ
たメダルの払出し(又はクレジットへの加算)処理を行
い、図4のステップS1に戻る。一方、ステップS32
で小役が入賞しなかったときは、ステップS33での払
出し処理を行うことなく、ステップS1に戻る。
だとき、すなわちリプレイの当選時は、図7のフローチ
ャートに進む。先ず、図7のステップS41でゲーム制
御手段60は、全リール31が停止したか否かを検知し
続ける。そして、全リール31が停止したことを検知し
たときはステップS42に進み、ステップS4で当選し
たリプレイが入賞したか否か、すなわちリプレイを構成
する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かが判別
される。入賞したときは次のステップS43に進み、ス
テップS2で記憶した遊技メダル枚数を自動投入し、再
遊技の権利を与え、図4のステップS2に戻る。一方、
ステップS42でリプレイが入賞しなかったときは、ス
テップS43での再遊技処理を行うことなく、ステップ
S1に戻る。
は、確率テーブル抽選手段64は、ビックボーナス終了
後の通常遊技において、第1確率テーブル62aを用い
るか第2確率テーブル62bを用いるかの抽選を行う。
そして、ステップS9に進み、ゲーム制御手段60は、
全リール31が停止したか否かを検知し続ける。全リー
ル31が停止したことを検知したときは図5のステップ
S10に進み、ビックボーナス図柄が入賞したか否か、
すなわちビックボーナスの図柄の組合せが有効ラインに
停止したか否かが判別される。入賞していないときは図
4のステップS1に戻る。一方、ビックボーナス図柄が
入賞したときは、次のステップS11に進み、特別遊技
移行手段63は、ビックボーナスゲームを開始する。そ
して、次のステップS12で、ゲーム制御手段60はビ
ックボーナスゲームが終了したか否かを検知し続け、終
了したことを検知したときは、次のステップS13に進
む。
選によって選択された確率テーブル62が第2確率テー
ブル62bであるか否かが判別され、第2確率テーブル
62bが選択されたときはステップS14に進み、フラ
グ65がオンにされる。そして、次のステップS15で
第2確率テーブル62bがセットされる。また、このと
きは、第2確率テーブル使用報知手段66は、ランプ3
3を点灯する。この後は図4のステップS1に進む。
ーブル62bが選択されていないと判別されたとき、す
なわち第1確率テーブル62aが選択されたときは、フ
ラグ65がオンにされることなくステップS16に進ん
で第1確率テーブル62aがセットされ、図4のステッ
プS1に進む。
常遊技での処理を説明するフローチャートである。先ず
ステップS51でフラグ65がオンであるか否かが判別
され、オンのとき(第2確率テーブル62bが選択され
ているとき)は、次のステップS52に進む。これに対
し、ステップS51でフラグ65がオンでないと判別さ
れたとき(第1確率テーブル62aが選択されていると
き)は、ステップS52以降の処理を行うことなく本処
理を終了する。
段67は、遊技回数Gをカウントし続けるとともに、遊
技ごとに、遊技回数Gが100を越えたか否かが判別さ
れる。そして、遊技回数Gが100を越えたと判別され
たときはステップS53に進んで、オンとなっているフ
ラグ65がオフにされる。
0を越えていないと判別されたときは、ステップS54
に進んでビックボーナスに当選したか否かが判別され
る。ビックボーナスに当選していないときはステップS
52に戻り、ビックボーナスに当選したときはステップ
S53に進んでフラグ65がオフにされる。すなわち、
遊技回数Gが100を越えたとき、又はビックボーナス
に当選したときの少なくとも一方を満たしたときは、フ
ラグ65がオフにされる。そして、ステップS55に進
んで第1確率テーブル62aがセットされ、ランプ33
が消灯された後、処理を終了する。
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、ビックボーナスゲームの終了後
の100回の通常遊技で一定条件下で第2確率テーブル
62bが選択されるようにした。しかし、これに限るこ
となく、例えばビックボーナスゲームの有無に拘わら
ず、通常遊技中に、所定の条件を満たした場合は確率テ
ーブル抽選手段64による抽選を行って、この抽選に当
選したときは第1確率テーブル62aから第2確率テー
ブル62bに切り替えるようにしても良い。
ビックボーナスが当選したときに、確率テーブル抽選手
段64による確率テーブル62の抽選を行うようにし
た。しかし、役抽選手段61でビックボーナスが当選し
た時以降であれば、ビックボーナスゲームの終了時まで
のいずれの時、例えばビックボーナスの入賞時や、ビッ
クボーナスゲーム中や、ビックボーナスゲームの終了時
等に、確率テーブル62の抽選を行っても良い。また、
役抽選手段61による抽選とともに、確率テーブル抽選
手段64による抽選を行うことも可能である。例えば役
抽選手段61において、ビックボーナス当選領域を2つ
に区分し、一方の領域で当選したときは第1確率テーブ
ル62aを用い、他方の領域で当選したときは第2確率
テーブル62bを用いるようにしても良い。
る確率として、本実施形態では1/2としたが、これに
限られるものではなく、いかなる確率に設定しても良
い。例えば、ビックボーナスゲーム終了後の所定回数の
遊技では、第2確率テーブル62bの選択確率を100
%として、必ず第2確率テーブル62bを使用するよう
にしても良い。 (4)本実施形態では、ビックボーナスゲームの終了後
の100ゲームまで第2確率テーブル62bを使用する
ようにしたが、ゲーム数に制限はなく、例えば、ビック
ボーナスゲームの終了後は、次にビックボーナスが当選
するまで無条件に継続使用しても良い。
の抽選を行う条件として、ビックボーナスに当選したこ
とを挙げたが、これに限られるものではない。例えば、
ビックボーナスゲームで与えられた権利を全て消化でき
ずにビックボーナスゲームが終了した場合や、ビックボ
ーナスゲーム中に遊技者が獲得したメダル枚数が所定枚
数を下回った場合等にのみ、確率テーブル62の抽選を
行うようにしても良い。 (6)第2確率テーブル62bの使用を遊技者に報知す
るための方法としては、本実施形態で示したランプ33
の点灯に限られるものではない。例えば、リール31の
内周側に配置されてリール31の図柄を照光するバック
ランプを通常と異なるパターンで点灯させたり、又はス
ピーカ34からの特定サウンドを出力する等しても良
い。
に、第1確率テーブル62aと第2確率テーブル62b
とでは、リプレイの当選確率のみが異なるようにした。
しかし、これに限ることなく、ビックボーナス等の特別
役や小役の当選確率も異なるようにしても良い。さら
に、第2確率テーブル62bの傾斜値は、98.18%
とした。しかし、これに限らず、さらに100%に近づ
けた値としても良く、あるいは100%を越える値であ
っても良い。
のリプレイの当選確率は、本実施形態では1/1.6と
した。しかし、この値に限られるものではない。リプレ
イの当選確率が、いずれの役にも当選しない確率以上の
値を有するようにし、メダル枚数を通常時のように減ら
すことなく遊技が進行可能であれば、どのように当選確
率を設定しても良い。
第2確率テーブルが用いられる遊技では、頻繁に再遊技
役が当選し、非当選時が少なくなる。したがって、メダ
ル所有枚数を第1確率テーブルが用いられるときの遊技
時のように減らすことなく、例えばメダル所有枚数をほ
ぼ現状維持した遊技を継続することができるとともに、
この状態を維持しつつ、特別役の当選を期待することが
できる。
2確率テーブルが用いられているときは、再遊技役が当
選する確率が通常より大幅に増加し、その遊技内容に特
徴を持たせることができる。
別遊技の終了後の通常遊技において第2確率テーブルが
用いられるときは、特別遊技で獲得したメダル枚数を減
らすことなく遊技を行うことができるとともに、再度の
特別役の当選を期待することができる。
定回数の通常遊技の特殊状態の間で特別役が当選するか
否かの緊張感を遊技者に与えることができ、より面白味
のある遊技を提供することができる。
別遊技の終了後は、次に特別役が当選するまで、前の特
別遊技で獲得したメダルを減らすことなく、例えばメダ
ル所有枚数をほぼ現状維持した遊技を継続することがで
きるようになり、遊技者にさらに有利な状態を与えるこ
とができる。
別役に当選したときは、それまで頻繁に再遊技役が入賞
していたにもかかわらず、突然、再遊技役の入賞回数が
少なくなる。これにより、遊技者に対し、再遊技役の入
賞回数の減少をもって、特別役の当選の期待を与えるこ
とができる。
2確率テーブルが選択されたときは、遊技者は、その事
実を確実に知ることができる。また、請求項6の発明の
ように、特別役が当選したときは第1確率テーブルに切
り替えるようにし、これによって第2確率テーブルが選
択されている旨の報知を中止すれば、遊技者は、そのこ
とで特別役に当選したことを知ることができる。
実施形態を示すブロック図である。
ブル、第2確率テーブルの概略をそれぞれ示す図であ
る。
値を説明する図である。
トである。
トであり、図4に続くフローチャートである。
理を説明するフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の役がそれぞれ所定の当選確率を有
するように定められた確率テーブルを用いて、役の抽選
を行う役抽選手段を備えるスロットマシンにおいて、 前記確率テーブルは、 第1確率テーブルと、 再遊技の権利を遊技者に与える再遊技役の当選確率が、
いずれの役にも当選しない確率以上の値を有し、かつ、
傾斜値が前記第1確率テーブルより高く設定された第2
確率テーブルとを備え、 所定の条件が満たされた場合は前記第2確率テーブルを
使用するとともに、特定条件が満たされないことを条件
に少なくとも複数回の遊技で継続して使用することを特
徴とするスロットマシン。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスロットマシンにおい
て、 特別役及び小役の当選確率は、前記第1確率テーブルと
前記第2確率テーブルとで等しく設定されていることを
特徴とするスロットマシン。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスロット
マシンにおいて、 前記役抽選手段で特別役が当選するとともに、有効ライ
ン上に停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の
図柄の組合せと一致することを条件に、通常遊技から特
別遊技に移行させる特別遊技移行手段と、 特別遊技の終了後の通常遊技において、前記第1確率テ
ーブル又は前記第2確率テーブルのいずれを前記役抽選
手段で使用するかを抽選により決定する確率テーブル抽
選手段とを備えることを特徴とするスロットマシン。 - 【請求項4】 請求項3に記載のスロットマシンにおい
て、 前記確率テーブル抽選手段で前記第2確率テーブルが選
択されたときは、特別遊技の終了後の所定回数の通常遊
技で継続して前記第2確率テーブルを使用することを特
徴とするスロットマシン。 - 【請求項5】 請求項3に記載のスロットマシンにおい
て、 前記確率テーブル抽選手段で前記第2確率テーブルが選
択されたときは、前記役抽選手段で特別役が当選するま
で継続して前記第2確率テーブルを使用することを特徴
とするスロットマシン。 - 【請求項6】 請求項3から請求項5までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記第2確率テーブルが選択されている場合において前
記役抽選手段で特別役が当選したときは、特別役が入賞
するまでの遊技において使用する確率テーブルを前記第
1確率テーブルに切り替えることを特徴とするスロット
マシン。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記第2確率テーブルが選択されたときは、その旨を遊
技者に対して報知する第2確率テーブル使用報知手段を
備えることを特徴とするスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150767A JP2001137432A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150767A JP2001137432A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | スロットマシン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32081099A Division JP3792966B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | スロットマシン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009167219A Division JP2009233372A (ja) | 2009-07-15 | 2009-07-15 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137432A true JP2001137432A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18656415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000150767A Pending JP2001137432A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001137432A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007260142A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007260139A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007260141A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2009066280A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Sammy Corp | 遊技機 |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000150767A patent/JP2001137432A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007260139A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007260141A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2009066280A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Sammy Corp | 遊技機 |
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