JP2001137302A - 骨 壺 - Google Patents

骨 壺

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JP2001137302A
JP2001137302A JP32583499A JP32583499A JP2001137302A JP 2001137302 A JP2001137302 A JP 2001137302A JP 32583499 A JP32583499 A JP 32583499A JP 32583499 A JP32583499 A JP 32583499A JP 2001137302 A JP2001137302 A JP 2001137302A
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JP
Japan
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urn
main body
ashes
rock
aso
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JP32583499A
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Toshiyuki Nakagawa
俊幸 中川
Takahiro Nishi
孝弘 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな設備や電源が不要で、長期間にわ
たって遺骨を乾燥状態に保つことができ、載置場所周辺
を汚損することもない、骨壺を提供する。 【解決手段】 骨壺10は、遺骨11を収容する円筒状
の壺本体12と、壺本体12の上部開口を覆う円形の蓋
体13と、壺本体12の底部に形成された3本の支持脚
14とによって構成されている。壺本体12、蓋体13
はいずれも、熊本県において産出する馬門石を素材とし
て形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺骨を納める骨壺
に関する。
【0002】
【従来の技術】骨壺は一般に、遺骨を納める壺本体と、
これを覆う蓋体とによって構成されている。この骨壺
は、主として陶磁器で作られており、なかには大理石や
御影石などの石材製、合成樹脂製の骨壺もある。遺骨を
納めた骨壺は墓の納骨室や寺の納骨堂に収納安置され
る。
【0003】骨壺が収納される納骨室や納骨堂は、通常
閉塞され、内部の風通しも悪く、とくに墓の納骨室は地
下または半地下にあって外部から水が浸入しやすく、湿
度が高い状態にある。骨壺は通気性のない材質で作られ
ているので、納骨室に収納されている骨壺の表面や内面
は結露しやすく、とくに内面の結露によって生じた水滴
は長い間に壺本体の底部に溜まり、遺骨が水浸状態にな
るおそれがある。
【0004】このような事態を防止するため、納骨室に
外気を送り込むことによって内部の湿度を低減させる換
気装置や送風機と除湿機を設けた乾燥装置が開発されて
いる。また、特開平7−255796号公報には、骨壺
内の溜水を排出するための水抜孔を底面に形成した骨壺
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】換気装置や乾燥装置を
用いることにより納骨室内部の湿度を低減したり乾燥状
態を保ったりすることはできるが、換気装置や乾燥装置
を作動させるには、電線、蓄電池、太陽電池などの電源
および制御装置などが必要であるため、大がかりな設備
が必要で、施工に手間がかかり、定期的なメンテナンス
も必要である。また、納骨室内の換気や乾燥が行われた
としても、蓋体が被せられた骨壺内部は換気されないの
で、長い間には骨壺内に結露水が溜まる可能性がある。
【0006】特開平7−255796号公報に開示され
ている骨壺の場合、溜水が水抜孔から排出されるので、
骨壺が置かれている場所の周辺に水染みや水垢などがつ
きやすく、長期間経過するうちに納骨室内部が徐々に汚
損されるおそれがある。
【0007】本発明は、大がかりな設備や電源が不要
で、長期間にわたって骨壺内を乾燥状態に保ち、結露水
が溜まることのない骨壺を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の骨壺は、通気性
を有する天然岩石または人工岩石を素材として形成した
ことを特徴とする。通気性を有する素材を用いて骨壺を
作ることにより、骨壺全体を通して内部の換気が自然に
行われるので、大がかりな設備や電源なしで、長期間に
わたって骨壺内を乾燥状態に保つことができる。もし、
骨壺内面に結露が生じても、水分は骨壺自体を通過して
外部へ蒸散し、結露水が溜まることはない。
【0009】通気性を有する天然岩石としては、火山砕
屑岩を用いることができる。火山砕屑岩は、火山からの
噴出物が固まってできたものであり、骨壺に適した通気
性を有しているので、この火山砕屑岩を用いて骨壺を作
ることで、大がかりな設備や電源なしで、長期間にわた
って骨壺内を乾燥状態に保つことができる。
【0010】火山砕屑岩としては、たとえば阿蘇溶結凝
灰岩、軽石を用いることができる。阿蘇溶結凝灰岩は、
8〜9万年前の阿蘇山噴火によって発生した火砕流が固
まってできたもであり、骨壺として好適な通気性を有し
ている。とくに熊本県宇土市網津町馬門に産出する馬門
石は阿蘇ピンク石とも呼ばれ、外観が赤色に近いピンク
色や灰色を帯びた阿蘇溶結凝灰岩であり、本発明の骨壺
の素材として最適である。
【0011】このような阿蘇溶結凝灰岩あるいは軽石
は、加工性が良好であるので、多様なデザイン、形状、
構造の骨壺を製作することができ、また、骨壺の軽量化
を図ることができる。人工岩石としては、自然岩石や珊
瑚の粉砕物あるいは砂に固化材を添加して固めたものを
用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態である
骨壺を示す正面図、図2は図1の骨壺の縦断面図、図3
は同じく横断面図である。
【0013】本実施形態の骨壺10は、遺骨11を納め
る円筒状の壺本体12と、壺本体12の上部開口を覆う
円形の蓋体13と、壺本体12の底部に形成された3本
の支持脚14とによって構成されている。壺本体12、
蓋体13はいずれも、熊本県宇土市網津町馬門において
産出する馬門石(阿蘇溶結凝灰岩)を素材として形成さ
れている。
【0014】馬門石は適度の通気性を有しているため、
壺本体12および蓋体13を通して、骨壺10の内部の
換気が自然に行われるので、大がかりな設備や電源なし
で、長期間にわたって骨壺10内を乾燥状態に保つこと
ができる。
【0015】骨壺10を、湿度が高く、温度変化の大き
な納骨室などで使用し、万一骨壺10の内部に結露が生
じることがあっても、結露水分は全て壺本体12または
蓋体13を通過して外部へ蒸散し、骨壺10内部に溜ま
ることはない。
【0016】また、馬門石は加工性が良好であるので、
骨壺製作に適しており、図1,2に示す骨壺10に限定
されず、様々な形状、デザイン、構造をもつ骨壺を作る
ことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明により、以下に示す効果を奏す
る。
【0018】(1)通気性を有する天然岩石または人工
岩石を素材として骨壺を製作することにより、骨壺全体
を通して内部の換気が自然に行われるので、大がかりな
設備や電源なしで、長期間にわたって骨壺内を乾燥状態
に保つことができる。もし、骨壺内部に結露が生じて
も、水分は骨壺自体を通過して外部へ蒸散し、内部に溜
まることはない。
【0019】(2)天然岩石として阿蘇溶結凝灰岩や軽
石などの火山砕屑岩を用いると、加工性が良好であるの
で様々なデザイン、形状、構造の骨壺を製作することが
でき、また、骨壺の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である骨壺を示す正面図
である。
【図2】 図1の骨壺の縦断面図である。
【図3】 図1の骨壺の横断面図である。
【符号の説明】
10 骨壺 11 遺骨 12 壺本体 13 蓋体 14 支持脚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有する天然岩石または人工岩石
    を素材として形成したことを特徴とする骨壺。
  2. 【請求項2】 前記天然岩石が火山砕屑岩である請求項
    1記載の骨壺。
  3. 【請求項3】 前記火山砕屑岩として、阿蘇溶結凝灰
    岩、軽石を用いた請求項2記載の骨壺。
JP32583499A 1999-11-16 1999-11-16 骨 壺 Pending JP2001137302A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309357C (zh) * 2004-09-27 2007-04-11 厉国苗 骨灰盒盒体
US7308280B2 (en) * 2001-10-29 2007-12-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling transmission of reverse power control channel in a mobile communication system
CN100408011C (zh) * 2004-08-30 2008-08-06 厉国苗 骨灰盒
CN102294754A (zh) * 2011-07-28 2011-12-28 罗柏炎 石材骨灰盒及其生产工艺

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