JP2001136419A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001136419A
JP2001136419A JP31703999A JP31703999A JP2001136419A JP 2001136419 A JP2001136419 A JP 2001136419A JP 31703999 A JP31703999 A JP 31703999A JP 31703999 A JP31703999 A JP 31703999A JP 2001136419 A JP2001136419 A JP 2001136419A
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signal
circuit
switching
focus
output
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JP31703999A
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Ryoji Asada
良次 浅田
Mitsuya Taniguchi
充哉 谷口
Hiroyuki Ono
博幸 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスアシスト機能を有する撮像装置を
実現すること。 【解決手段】 VF−Y作成回路1は撮像信号からVF
用の輝度信号を作成し、、ハイパスフィルタ回路2が撮
像信号の高周波成分を抽出する。最大値検出回路7は所
定の周期で絶対値回路6の出力の最大値を検出し、デー
タ保持回路8がその最大値を合焦信号として次の検出時
まで保持する。切換回路4はデータ保持回路8の出力信
号とVF−Y作成回路1の出力信号とを、切換信号発生
回路5の切換信号により切り換えて出力する。こうし
て、フォーカスが合っているか否かの情報を、輝度に変
換した合焦情報をVF画面の一部に表示することによ
り、フォーカスアシスト機能を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に放送用や業務
用などの撮像装置等において、ビューファインダー(以
下、VFと記す)上に映し出される映像のフォーカスを
合わせる場合に、アシスト機能を設けた撮像装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVFにおけるフォーカスをアシス
トするための撮像装置としては、例えば図18に示すも
のがある。この撮像装置は、VF用輝度信号(以下、V
F−Yと記す)作成回路1、加算器15、VF−Y用D
TL作成回路18、ゲイン設定回路19を含んで構成さ
れる。VF−Y作成回路1は撮像信号を入力し、VF用
の輝度信号を作成する回路である。VF−Y用DTL作
成回路18は撮像信号を入力し、VF−Y用のエッジ信
号を作成する回路である。ゲイン設定回路19はVF−
Y用DTL作成回路18の出力ゲインを制御する回路で
ある。加算回路15はゲイン設定回路19の出力とVF
−Y作成回路の出力とを加算し、輪郭の強調された輝度
信号をVF−Y信号として出力する回路である。
【0003】このように構成の撮像装置の動作について
説明する。VF−Y作成回路1は、入力される撮像信号
の3原色の信号R(赤色)、信号G(緑色)、信号B
(青色)から、所定比率の演算によりVF用の輝度信号
を作成する。VF−Y用DTL作成回路18は、同じく
入力撮像信号から輝度信号を作成して、輝度信号の高周
波成分を抽出したり、3原色の信号から直接に高周波成
分を抽出することにより、撮像画像のエッジである輪郭
信号をDTL信号として作成する。ゲイン設定回路19
はDTL信号に対して所定のゲイン設定を行う。加算回
路15はVF−Y信号とゲイン設定回路19の出力とを
加算し、輪郭の強調されたVF−Y信号を出力する。
【0004】DTL信号は撮像信号の高周波成分なの
で、フォーカスが合っていればいるほど信号レベルが大
きくなり、加算回路15から出力されるVF−Y信号も
先鋭感が増す。カメラマンはこの先鋭感がより強くなる
ようにフォーカスを調整する。ハンディタイプの撮像装
置や、VTR一体型の撮像装置の場合、VFは1.5イ
ンチ、又は2.0インチサイズのものが使用される。こ
こでは小さいVF画面でフォーカスを合わせやすくする
ために、ゲイン設定回路19でDTLゲインを比較的大
きく設定することにより、フォーカス調整をやり易くし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の撮像装置においては、DTL信号により輪郭強調され
画像を用いて、フォーカスを合わせ易くされているが、
VFが1.5インチや2.0インチサイズのものは画面
が小さく、焦点Fの性能にも影響されるので、実際に焦
点を合わせるのに苦労する。特に、ワイド端においては
被写体像が小さくなり、DTL信号のゲインが大きいた
めに、VFの映像全体に一応に輪郭が付き、ジャストフ
ォーカスか否かが分かりにくい。
【0006】さらに、近年の撮像素子の高画素化に伴
い、特に100万画素〜200万画素のCCD(チャー
ジ・カップルド・デバイス)を搭載するHD(ハイ・デ
ィフィニション)クラスの撮像装置の場合、図19に示
すように高画素化によって被写界深度が浅くなり、撮像
レンズLのジャストフォーカスポイントの範囲が狭くな
る。許容錯乱円が1画素内にあれば、ボケが認識されな
い。よって画素が小さくなると許容錯乱円が小さくな
り、被写界深度も浅くなる。このように従来の撮像装置
では、ジャストフォーカスポイントがずれたり、ジャス
トフォーカスポイントに合わせるのに非常に苦労すると
いった問題点を有していた。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、VF画面でのフォーカスを合
わせ易くするためのフォーカスアシスト機能を有する撮
像装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、撮像レンズと撮像素子を介して得られた撮像信号を
入力して、ビューファインダに撮像画像を表示すると共
に、前記撮像画像のフォーカス状態の良否を合焦情報と
して前記ビューファインダに出力する撮像装置であっ
て、前記撮像画像のエッジを検出することにより合焦信
号を生成するフォーカス合焦情報検出手段と、前記フォ
ーカス合焦情報検出手段より出力される合焦信号を、前
記ビューファインダの一部の領域に表示するための信号
処理を施し、前記合焦情報を出力する表示処理手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項2の発明は、請求項1の撮像
装置において、前記フォーカス合焦情報検出手段は、入
力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ回
路を有し、前記表示処理手段は、入力撮像信号から撮像
画像の輝度信号を作成する輝度信号作成回路と、前記輝
度信号作成回路の出力信号と前記ハイパスフィルタ回路
の出力信号を切換信号に基づいて切り換えて出力する切
換回路と、前記ビューファインダの特定領域に前記合焦
情報が表示されるよう前記切換信号を生成し、前記切換
回路に与える切換信号発生回路と、を有することを特徴
とするものである。
【0010】本願の請求項3の発明は、請求項2の撮像
装置において、前記切換信号発生回路は、前記ビューフ
ァインダに撮像画像を表示する領域をセーフティーゾー
ンとするとき、前記セーフティーゾーンの枠外に前記合
焦情報が表示されるよう前記切換信号を生成することを
特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、請求項1の撮像
装置において、前記フォーカス合焦情報検出手段は、入
力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ回
路と、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に
変換する絶対値回路と、前記絶対値回路の出力信号を入
力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、Vは1
垂直走査周期)における最大値を合焦信号として検出す
る最大値検出回路と、前記最大値検出回路で検出された
最大値データを垂直ブランキング期間内に取り込み、前
記最大値データをn×Vの期間保持するデータ保持回路
と、を有し、前記表示処理手段は、入力撮像信号から撮
像画像の輝度信号を作成する輝度信号作成回路と、前記
輝度信号作成回路の出力信号と前記データ保持回路の保
持データとを切換信号に基づいて切り換えて前記合焦情
報を出力する切換回路と、前記ビューファインダの特定
領域に前記合焦情報が表示されるよう前記切換信号を生
成し、前記切換回路に与える切換信号発生回路と、を有
することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、請求項4の撮像
装置において、前記切換信号発生回路は、前記ビューフ
ァインダに撮像画像を表示する領域をセーフティーゾー
ンとするとき、前記セーフティーゾーンの枠外に前記合
焦情報が表示されるよう前記切換信号を生成することを
特徴とするものである。
【0013】本願の請求項6の発明は、撮像レンズと撮
像素子を介して得られた撮像信号を入力して、ビューフ
ァインダに撮像画像を表示すると共に、前記撮像画像の
フォーカス状態の良否を合焦情報として前記ビューファ
インダに出力する撮像装置であって、前記撮像画像のエ
ッジを検出することにより、前記合焦信号を生成するフ
ォーカス合焦情報検出手段と、前記フォーカス合焦情報
検出手段より出力される合焦信号を、前記ビューファイ
ンダ内で目立ち易いパターンに変換するための信号処理
を施し、変換合焦信号を生成する強調化手段と、前記強
調化手段より出力される変換合焦信号に対して、前記ビ
ューファインダの一部の領域に表示するための信号処理
を施し、前記合焦情報を出力する表示処理手段と、を具
備することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項7の発明は、請求項6の撮像
装置において、前記フォーカス合焦情報検出手段は、入
力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ回
路と、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に
変換する絶対値回路と、前記絶対値回路の出力信号を入
力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、Vは1
垂直走査周期)における最大値を検出し、合焦信号とし
て出力する最大値検出回路と、前記最大値検出回路の出
力する最大値を垂直ブランキング期間内に取り込み、最
大値データをn×Vの期間保持するデータ保持回路と、
を有し、前記強調化手段は、前記データ保持回路の最大
値データと所定レベルの輝度信号とを第1の切換信号で
切り換えて変換合焦信号を出力する第1の切換回路と、
所定周期で前記変換合焦信号が出力されるよう、前記第
1の切換信号を生成し、前記第1の切換回路に与える第
1の切換信号発生回路と、を有し、前記表示処理手段
は、入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝
度信号作成回路と、前記輝度信号作成回路の出力信号と
前記第1の切換回路の合焦信号とを、第2の切換信号に
基づいて切り換えて合焦情報を出力する第2の切換回路
と、前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が
表示されるよう前記第2の切換信号を生成し、前記第2
の切換回路に与える第2の切換信号発生回路と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項8の発明は、請求項7の撮像
装置において、前記第1の切換信号発生回路は、任意の
水平画素数単位を切換周期とするオンオフ信号を、前記
第1の切換信号として出力することを特徴とするもので
ある。
【0016】本願の請求項9の発明は、請求項7の撮像
装置において、前記第1の切換信号発生回路は、任意の
水平走査ライン数単位を切換周期とするオンオフ信号
を、前記第1の切換信号として出力することを特徴とす
るものである。
【0017】本願の請求項10の発明は、請求項6の撮
像装置において、前記フォーカス合焦情報検出手段は、
入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
回路と、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値
に変換する絶対値回路と、前記絶対値回路の出力信号を
入力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、Vは
1垂直走査周期)における最大値を検出し、最大値デー
タを合焦信号として出力する最大値検出回路と、前記最
大値検出回路の出力する最大値を垂直ブランキング期間
内に取り込み、前記最大値のデータをn×Vの期間保持
するデータ保持回路と、を有し、前記強調化手段は、前
記データ保持回路の最大値データと所定レベルの輝度信
号とを第1の切換信号で切り換えて変換合焦信号を出力
する第1の切換回路と、所定周期でオンオフする前記第
1の切換信号を生成する第1の切換信号発生回路と、前
記データ保持回路の出力信号の出力レベルに応じて前記
第1の切換信号のオンオフ周波数を制御する切換周期コ
ントロール回路と、前記第1の切換回路の出力信号に対
して高域成分を強調する周波数補正を施す周波数補正回
路と、を有し、前記表示処理手段は、入力撮像信号から
撮像画像の輝度信号を作成する輝度信号作成回路と、前
記輝度信号作成回路の出力信号と前記周波数補正回路の
出力信号とを第2の切換信号に基づいて切り換えて出力
する第2の切換回路と、前記ビューファインダの特定領
域に前記合焦情報が表示されるよう前記第2の切換信号
を生成し、前記第2の切換回路に与える第2の切換信号
発生回路と、を有することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項11の発明は、請求項10の
撮像装置において、前記切換周期コントロール回路は、
前記データ保持回路の出力データのレベルを複数の基準
レベルで弁別し、弁別レベルが高いほど高周波数になる
ように前記第1の切換信号のオンオフ周波数を制御する
ことを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項12の発明は、請求項6の撮
像装置において、前記フォーカス合焦情報検出手段は、
入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
回路と、前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値
に変換する絶対値回路と、前記絶対値回路の出力信号を
入力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、Vは
1垂直走査周期)における最大値を検出し、合焦信号と
して出力する最大値検出回路と、前記最大値検出回路の
出力する最大値を垂直ブランキング期間内に取り込み、
前記最大値データをn×Vの期間保持するデータ保持回
路と、を有し、前記強調化手段は、水平同期信号と非同
期で明滅することにより撮像信号の輝度レベルが閾値レ
ベル範囲内にあることを示す信号をゼブラ信号とすると
き、前記データ保持回路の出力信号のレベルに基づき、
前記ゼブラ信号の明滅コントラストを制御することによ
り変換合焦信号を生成するゼブラ信号発生回路を有し、
前記表示処理手段は、入力撮像信号から撮像画像の輝度
信号を作成する輝度信号作成回路と、輝度信号作成回路
の出力信号とゼブラ信号発生回路の出力信号とを加算す
る加算回路と、前記輝度信号作成回路の出力信号と前記
加算回路の出力信号とを切換信号に基づいて切り換えて
出力する切換回路と、前記ビューファインダの特定領域
に前記合焦情報が表示されるよう前記切換信号を生成
し、前記切換回路に与える切換信号発生回路と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項13の発明は、請求項12の
撮像装置において、前記ゼブラ信号発生回路は、前記デ
ータ保持回路の出力レベルが高いほど、前記ゼブラ信号
の黒レベルを下げることにより明滅コントラストを強調
することを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項14の発明は、請求項1又は
6の撮像装置において、撮像レンズのフォーカス位置を
示す信号をフォーカスポジション信号とするとき、前記
フォーカスポジション信号の変動を検出するフォーカス
ポジション変動検出回路を設け、前記フォーカスポジシ
ョン変動検出回路の出力信号を検出トリガとして、合焦
信号の取り込みを前記フォーカス合焦情報検出手段に指
示することを特徴とするものである。
【0022】本願の請求項15の発明は、請求項6の撮
像装置において、前記強調化手段は、撮像レンズのズー
ム比の値により、前記合焦情報検出手段の出力ゲインを
制御するゲイン変換回路を有することを特徴とするもの
である。
【0023】本願の請求項16の発明は、請求項15の
撮像装置において、前記ゲイン変換回路は、撮像レンズ
のズーム比の値が小さくなり、ワイド端になるに従って
前記出力ゲインを大きくすることを特徴とするものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における撮像装置について、図面を参照しつつ説
明する。図1は本実施の形態における撮像装置の構成図
であり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示して
いる。図1において、VF−Y作成回路1は入力撮像信
号からVF用の輝度信号を作成する回路である。ハイパ
スフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像信号の高周
波成分を抽出する回路である。レベル変換回路3はハイ
パスフィルタ回路2の出力信号のレベルを変換して合焦
信号を出力する回路である。切換回路4はレベル変換回
路3の出力信号とVF−Y作成回路1の出力信号とを、
切換信号発生回路5の切換信号に基づいて切り換えてV
F−Y信号を出力する回路である。
【0025】ここでハイパスフィルタ回路2とレベル変
換回路3は、撮像画像のエッジを検出することにより合
焦信号を生成するフォーカス合焦情報検出手段の機能を
達成している。またVF−Y作成回路1と切換回路4と
切換信号発生回路5とは、フォーカス合焦情報検出手段
より出力される合焦信号をVFの一部の領域に表示する
ための信号処理を施し、合焦情報を出力する表示処理手
段の機能を達成している。
【0026】以上のように構成された実施の形態1によ
る撮像装置の動作について、図2を用いて説明する。図
2は実施の形態1におけるVF画面の1例を示す説明図
である。図1のVF−Y作成回路1は、例えば入力撮像
信号のR(赤),G(緑),B(青)の3原色信号か
ら、所定の比率でVF用の輝度信号を作成する。また、
ハイパスフィルタ回路2は入力撮像信号から、任意の原
色信号又は3原色信号より作成された輝度信号の高域成
分を抽出する。ハイパスフィルタ回路2の出力信号はレ
ベル変換回路3に入力され、例えばゲインを大きくする
ような信号レベルの変換がなされる。切換回路4は、レ
ベル変換回路3の出力信号とVF−Y作成回路1の出力
信号とを、切換信号発生回路5の切換信号に基づき切り
換え、撮像画像と合焦情報とがVF画面に表示されるよ
うVF−Y信号を出力する。
【0027】以上の処理がなされたVF−Y信号による
VF上の画面は、例えば図2(a)に示すようになる。
この場合、切換回路4は、VF画面の斜線部Aに示すよ
うに、VF−Y信号からレベル変換回路3の出力信号に
切り換えて、VF画面のセーフティーゾーンの外側に出
力するようにしている。ここで、VF画面の左端又は右
端部分に相当する位置(セーフティーゾーンの枠外)
に、線又は棒状の垂直な被写体が存在する場合、入力撮
像信号には垂直ライン状の画像B1が図2(a)の斜線
部Aに含まれることになる。水平ライン状の画像B2,
B3についても同様である。この場合、フォーカスの合
っていないデフォーカス状態と、フォーカスの合ってい
るジャストフォーカス状態での信号波形は、図2(b)
に示すようなものとなる。故に、ハイパスフィルタ回路
2の出力信号、即ちエッジ信号は図2(c)のような波
形の合焦信号になる。この信号がレベル変換回路3で適
切なゲインに変換され、VF画面上の斜線部に、図示の
ような輪郭が強調されたパターンが出力される。こうす
ると合焦情報として、デフォーカス時はぼやけたパター
ンが表示され、ジャストフォーカス時はくっきりしたパ
ターンがVF画面に表示される。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、VF
画面の一部で入力撮像信号の高周波成分、つまり輪郭信
号による合焦情報が表示される。このようにVF画面の
一部が輪郭情報のみの表示となるので、入力信号の輝度
レベル等に影響されることが少なく、フォーカスが合っ
ているか否かを簡単に確認することができる。尚、高輝
度画像では、それに加算された輪郭信号はレベルが制限
されるようになっているので、本実施の形態における合
焦情報は輝度レベル等に影響されにくい。
【0029】なお、本実施の形態の例では、合焦情報の
表示部分をVF画面のセーフティーゾーンの外側に設定
しているが、フォーカスを合わせる頻度の高いVF画面
の中央付近に設定してもよい。
【0030】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図3は本実施の形態における撮像装置の構成図で
あり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示してい
る。実施の形態1と同一ブロックには、同一符号を付け
て説明する。実施の形態1との相違点は、撮像装置のフ
ォーカス合焦情報検出手段として図1で示したブロック
に加えて、絶対値回路6、最大値検出回路7、データ保
持回路8が設けられていることである。
【0031】図3のVF−Y作成回路1は入力撮像信号
からVF用の輝度信号を作成する回路である。ハイパス
フィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像信号の高周波
成分を抽出する回路である。絶対値回路6はハイパスフ
ィルタ回路2の出力信号を絶対値に変換する回路であ
る。最大値検出回路7は絶対値回路6の出力信号の内、
任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、Vは1垂直走
査周期)における最大値を取り込み、その最大値データ
を検出し、合焦信号として出力する回路である。データ
保持回路8は、最大値検出回路7で検出された最大値デ
ータを垂直ブランキング期間内に取り込み、次の取り込
みまでの間その値を保持する回路である。切換回路4は
データ保持回路8の最大値データとVF−Y作成回路1
の出力信号とを、切換信号発生回路5の切換信号に基づ
いて切り換え、撮像画像と合焦情報とを含むVF−Y信
号を出力する回路である。ここでVF−Y作成回路1と
切換回路4と切換信号発生回路5とは、フォーカス合焦
情報検出手段より出力される合焦信号をVFの一部の領
域に表示するための信号処理を施し、合焦情報を出力す
る表示処理手段の機能を達成している。
【0032】以上のように構成された実施の形態2によ
る撮像装置の動作について、図4〜図6を用いて説明す
る。図4及び図5は本実施の形態による撮像装置の動作
を説明するための信号波形図であり、図6はセーフティ
ーゾーンを含むVF画面の概略図である。図4(a)は
矩形状の被写体像が画面(画角)の一部にある場合の信
号波形図を示している。このとき、撮像レンズのフォー
カス調整部を回して、デフォーカスからジャストフォー
カス、更にデフォーカス状態になった場合の夫々の撮像
信号を図5(a)に示す。F0,F4,F8,F12,
F16は、図4(b)のポイントP1〜P5で示すよう
に、連続するフィールドF0〜F17において、4フィ
ールド毎に画像を取り込んだフィールド番号を表してい
る。図5(b)はハイパスフィルタ回路2の出力信号を
示し、図5(c)は絶対値回路6の出力信号を示し、図
5(d)の矢印で示すHPLmax は最大値検出回路7の
検出レベルを示している。
【0033】図5から分かるように、フィールドF8が
ジャストフォーカスの状態であり、図5(b)に示すよ
うにハイパスフィルタ回路2の出力もくっきりした輪郭
信号となっており、図5(c)に示すように絶対値回路
6の出力信号も振幅が最大になっている。最大値検出回
路7は、任意フィールド数毎に最大値の検出を行うこと
ができるが、ここでは4フィールド毎に最大値を検出す
るものとする。図5(d)に示すように、フィールドF
0ではL1、フィールドF4ではL2、フィールドF8
ではL3、F12ではL4、F16ではL5のレベルを
夫々検出して出力する。データ保持回路8は、最大値が
検出される毎にそのデータを取り込み、次の検出まで最
大値データを保持する。この場合のデータ保持回路8の
出力する合焦信号は図4(c)のようになる。
【0034】データ保持回路8の合焦信号とVF−Y作
成回路1の出力するVF−Y信号とを切換回路4で切り
換えて、VF画面に出力した合焦情報の例を図6に示し
ている。この場合、データ保持回路8からの信号の出力
位置をVF画面のセーフティゾーンの外側の領域Cに設
定している。図6(c)に示すように、ジャストフォー
カスで最大値検出回路7の出力が最大となり、セーフテ
ィゾーンの外側の領域Cが一番明るくなる。また、逆に
デフォーカスの場合は、図6(a)、(e)のようにセ
ーフティゾーンの外側の領域Cが暗くなる。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、フォ
ーカスの良否を明るさの合焦情報としてVF画面に表示
することができる。また、実施の形態1と異なり、1フ
ィールド期間の高周波成分の最大値を検出するので、V
F画面の全領域でフォーカス状態を検出することができ
る。即ち、高周波成分が最大の撮像信号がVF画面のど
の位置にあっても検出でき、ジャストフォーカスのポイ
ントを見失うことが少ない。
【0036】なお、本実施の形態の場合も図6に示すよ
うに、切換回路4によって高周波成分の最大値の表示部
分を、VF画面のセーフティーゾーンの外側の領域Cに
設定しているが、他の領域に設定してもよい。また本実
施の形態では、最大値検出回路7の最大値の検出範囲に
対して特に制限をしなかったが、特に画面の端の部分は
フォーカスを合わせる頻度が少ないので、この部分は検
出対象外とするよう検出範囲を制限するようにしてもよ
い。
【0037】また、本実施の形態の場合、データ保持回
路8の合焦信号をそのまま、VF−Y作成回路1の出力
信号と切り換えて出力することにより、フォーカスの合
い具合を明るさの情報を合焦情報として出力した。しか
し、データ保持回路8の合焦信号のレベルを他の方法で
表示してもよく、例えば横バー、縦バー等のインジケー
タ方式で表示するようにしてもよい。
【0038】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図7は本実施の形態における撮像装置の構成図で
あり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示してい
る。実施の形態2と同一ブロックには、同一符号を付け
て説明する。実施の形態2との相違点は、撮像装置とし
て、図3で示したフォーカス合焦情報検出手段に加え
て、任意レベル発生回路9、第1の切換回路10、第1
の切換信号発生回路11を強調化手段として設けたこと
である。この強調化手段は、フォーカス合焦情報検出手
段より出力される合焦信号を、VF内で目立ち易いパタ
ーンに変換するための信号処理を施し、変換合焦信号を
生成する働きをする。
【0039】図7において、VF−Y作成回路1は入力
撮像信号からVF用の輝度信号を作成する回路である。
ハイパスフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像信号
の高周波成分を抽出する回路である。任意レベル発生回
路9は任意レベルの輝度信号を発生する回路である。第
1の切換回路10はデータ保持回路8の合焦信号と任意
レベル発生回路9の輝度信号を一定水平画素数単位で切
り換える回路である。第1の切換信号発生回路11は第
1の切換回路10に切換信号を出力する回路である。
【0040】絶対値回路6はハイパスフィルタ回路2の
出力信号を絶対値に変換する回路である。最大値検出回
路7は絶対値回路6の出力信号を入力し、任意数の垂直
走査期間n×V(nは整数、Vは1垂直走査周期)にお
ける最大値を検出し、合焦信号として出力する回路であ
る。データ保持回路8は最大値検出回路7の最大値デー
タを垂直ブランキング期間内に取り込み、次の取り込み
までの間そのデータを合焦信号として保持する回路であ
る。
【0041】第2の切換回路4AはVF−Y作成作成回
路1の出力信号と、第1の切換回路10の出力信号とを
切り換えて合焦情報を出力する回路である。第2の切換
信号発生回路5Aは第2の切換回路4Aに切換信号を出
力する回路である。ここでVF−Y作成回路1と第2の
切換回路4Aと第2の切換信号発生回路5Aとは、フォ
ーカス合焦情報検出手段より出力される合焦信号を、V
Fの一部の領域に表示するための信号処理を施し、合焦
情報を出力する表示処理手段の機能を達成している。
【0042】このように構成された本実施の形態の撮像
装置の動作について、図8及び図9を用いて説明する。
図8(a)〜(d)、図9(a)〜(d)は本実施の形
態でのVF画面での合焦情報の表示例を示す概略図であ
る。図7のデータ保持回路8の合焦信号が、実施の形態
2と同様に図4(c)に示すような信号の場合に、第2
の切換回路4AがVF画面にVF−Y作成回路1の出力
信号が表示されるよう切り換え、VF画面の下部領域D
1に第1の切換回路10の出力信号が表示されるよう切
り換える。
【0043】このとき、第1の切換回路10が、任意レ
ベル発生回路9の出力信号とデータ保持回路8の出力信
号を、第1の切換信号発生回路11の切換信号により切
り換える。この切換信号は、任意の水平画素数単位を切
換周期とするオンオフ信号である。一方、任意レベル発
生回路9が輝度信号として黒レベルを出力しているとす
ると、図8(a)〜(d)に示すように、縦縞の信号が
VF画面の下部領域D1に合焦情報として出力される。
ジャストフォーカスのときに、図8(c)に示すような
コントラストの高い縦縞が合焦情報として表示される。
【0044】同様に、第1の切換信号発生回路11は、
任意の水平走査ライン数単位を切換周期とするオン・オ
フ信号を切換信号として発生し、且つ第2の切換信号発
生回路5Aが、VF画面の左端及び右端の領域D2でオ
ンとなる切換信号を発生すると、第2の切換回路4Aの
出力する合焦情報は図9(a)〜(d)のように表示さ
れる。この場合、横縞の信号がVF画面の左右の領域D
2に出力される。図8(c)の場合と同様に、ジャスト
フォーカスのとき、図9(c)に示すようなコントラス
トの高い横縞が合焦情報として表示される。特に横縞の
場合は、コントラストが高いと、ラインフリッカが目立
つ。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、フォ
ーカスの良否をコントラストの差として、視覚的に分か
りやすい縦縞又は横縞等のパターンをVF画面に表示す
ることができる。
【0046】なお、任意レベル発生回路9の出力信号は
黒レベルとしたが、縦縞や横縞が目立ちやすいように、
グレイ又は白等の他のレベルにしてもよい。また、縦縞
や横縞のVF画面への表示の仕方も、VF画面の下部や
左右ではなく、撮像に邪魔にならない任意の位置に設定
してもよい。
【0047】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図10は本実施の形態における撮像装置の構成図
であり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示して
いる。実施の形態3と同一ブロックには、同一符号を付
けて説明する。実施の形態3との相違点は、撮像装置の
強調化手段として、図7で示したブロックに加えて、切
換周期コントロール回路12、周波数補正回路13を設
けたことである。なお、フォーカス合焦情報検出手段と
表示処理手段の構成は実施の形態3と同一である。
【0048】図10において、VF−Y作成回路1は入
力撮像信号からVF用の輝度信号を作成する回路であ
る。ハイパスフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像
信号の高周波成分を抽出する回路である。絶対値回路6
はハイパスフィルタ回路2の出力信号を絶対値に変換す
る回路である。最大値検出回路7は絶対値回路6の出力
信号を入力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整
数、Vは1垂直走査周期)における最大値を検出し、最
大値データを合焦信号として出力する回路である。デー
タ保持回路8は最大値検出回路7の出力する最大値デー
タを垂直ブランキング期間内に取り込み、次の取り込み
までの間その値を保持する回路である。任意レベル発生
回路9は、任意の輝度レベルを有する輝度信号を発生す
る回路である。
【0049】第1の切換回路10はデータ保持回路8の
合焦信号と任意レベル発生回路9の輝度信号を切り換え
て出力する回路である。第1の切換信号発生回路11は
切換周期制御信号に基づいて第1の切換信号を第1の切
換回路10に出力する回路である。切換周期コントロー
ル回路12はデータ保持回路8の出力レベルを複数の基
準レベルで弁別し、弁別レベルが高いほど高周波数にな
るように第1の切換信号のオンオフ周波数を制御するよ
う切換周期制御信号を生成し、第1の切換信号発生回路
11に与える回路である。第1の切換信号発生回路11
はオンオフ周波数が制御された第1の切換信号を第1の
切換回路10に与える回路である。周波数補正回路13
は第1の切換回路10の出力信号に対して高域成分を強
調することにより、周波数補正を施す回路である。
【0050】第2の切換回路4AはVF−Y作成作成回
路1の出力信号と、周波数補正回路13の出力信号とを
第2の切換信号に基づいて切り換え、合焦情報を出力す
る回路である。第2の切換信号発生回路5Aは第2の切
換回路4Aに第2の切換信号を出力する回路である。
【0051】このように構成された本実施の形態の撮像
装置の動作について、図11及び図12を用いて説明す
る。図11は本実施の形態の動作を説明するための説明
図であり、(a)はデータ保持回路8の合焦信号がレベ
ル弁別される様子を示し、(b)〜(e)は第2の切換
信号発生回路11の切換信号の波形を示している。また
図12(a)〜(d)はVF画面における合焦情報の表
示例を示している。
【0052】本実施の形態の場合、図10の切換周期コ
ントロール回路12がデータ保持回路8の出力レベルを
弁別し、例えば図11(a)に示すように出力レベルを
LEVEL1〜LEVEL4に区分する(信号レベルが
大きい方がLEVEL4)。切換周期コントロール回路
12はこの弁別レベルに応じて切換周期制御信号を第1
の切換信号発生回路11に与える。第1の切換信号発生
回路11は図11(b)〜(e)に示すような切換信号
を生成し、第1の切換回路10がその出力を切り換え
る。即ち、データ保持回路8の合焦信号のレベルが大き
いほど、切換周期を短くするようにしている。
【0053】この切換信号により、第1の切換回路10
は任意レベル発生回路9の輝度信号とデータ保持回路8
の合焦信号とを切り換える。第1の切換回路10の出力
信号は、更に周波数補正回路13により周波数補正され
る。周波数補正回路13は、ハイパスフィルタ回路2と
同様な回路で構成され、入力信号に対して輪郭を強調す
る。本実施の形態の場合、周波数補正回路13のブース
ト周波数、即ち最大に強調する周波数を図11(b)に
示すパターンとほぼ同じ周波数に設定する。こうしてデ
ータ保持回路8の合焦信号が最大値(LEVEL4)の
ときに、コントラストが最大になるよう強調される。
【0054】次に、周波数補正回路13の出力信号とV
F−Y作成回路1の出力信号とが、第2の切換信号発生
回路5Aの切換信号に基づいて第2の切換回路4Aで切
り換えられ、例えば図12(a)〜(d)に示すような
合焦情報がVF画面の下部領域D3に出力される。本実
施の形態の場合も、実施の形態3と同様に、任意レベル
発生回路9の出力レベルを黒レベルとし、データ保持回
路8の合焦信号のレベルも図4(c)と同様に変化する
ものとする。
【0055】データ保持回路8の出力レベルが最大のと
きは、図12(c)に示すようなパターンの合焦情報が
得られる。この場合、縦縞のコントラストが高くなり、
その繰り返し周波数も最大となり、且つ周波数補正によ
り輪郭がより強調される。カメラマンがフォーカスを合
わせる条件として、VF画像の輪郭信号が最大になるよ
うに合わせるのと同じ感覚で、縦縞の輪郭が最大になる
ようにフォーカスを合わせればよい。こうすると、ジャ
ストフォーカスの位置に撮像レンズを調整することが容
易に行える。
【0056】なお、実施の形態3と同様に、任意レベル
発生回路9のレベル設定は黒レベル以外の他のレベルで
もよい。また第1の切換信号発生回路11の切換周期も
垂直レートの切換信号としてもよい。また、縦縞又は横
縞の表示位置も、VF画面の任意の場所に設定してもよ
い。
【0057】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図13は本実施の形態における撮像装置の構成図
であり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示して
いる。実施の形態2と同一ブロックには、同一符号を付
けて説明する。実施の形態2との相違点は、撮像装置の
強調化手段としてゼブラ信号発生回路14が設けられ、
表示処理手段として図1に示すブロックに加えて加算回
路15が設けられていることである。
【0058】図13において、VF−Y作成回路1は入
力撮像信号からVF用の輝度信号を作成する回路であ
る。ハイパスフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像
信号の高周波成分を抽出する回路である。絶対値回路6
はハイパスフィルタ回路2の信号を絶対値に変換する回
路である。最大値検出回路7は絶対値回路6の出力信号
を入力し、任意数の垂直走査期間n×V(nは整数、V
は1垂直走査周期)における最大値を検出し、合焦信号
として出力する回路である。データ保持回路8は最大値
検出回路7の最大値データを垂直ブランキング期間内に
取り込み、次の取り込みまでの間その値を保持する回路
である。
【0059】水平同期信号と非同期で明滅することによ
り、撮像信号の輝度レベルが第1及び第2の閾値レベル
範囲内にあることを示す斜め縞模様の信号をゼブラ信号
という。前述した第1の閾値レベルとは画像として識別
できる黒レベルの値であり、第2の閾値レベルとは画像
の輝度が飽和しない程度の白レベルの値である。ゼブラ
信号発生回路14は、データ保持回路8の出力信号のレ
ベルに基づき、ゼブラ信号の明滅コントラストを制御す
ることにより、変換合焦信号を生成する回路である。加
算回路15はVF−Y作成回路1の出力信号とゼブラ信
号発生回路14の変換合焦信号とを加算する回路であ
る。切換回路4はVF−Y作成作成回路1の出力信号と
加算回路15の出力信号とを、切換信号発生回路5の切
換信号に基づいて切り換えて合焦情報を出力する回路で
ある。
【0060】このように構成された本実施の形態の撮像
装置の動作について、図14(a)〜(f)を用いて説
明する。図14(a)はゼブラ信号が加算された撮像信
号の波形例を示しており、また、図14(b)〜(f)
は本実施の形態におけるVF画面の表示例を示す。
【0061】ゼブラ信号は、前述したようにVF画面で
撮像信号の輝度レベルが閾値レベルの範囲にある場合
に、VF画面に斜め縞状に表示されるパターン信号であ
り、本来は撮像画像のモニタ機能に加えて、カメラマン
に輝度レベルの情報を与える働きをする。本実施の形態
のゼブラ信号は図14(a)に示すように、所定周期で
撮像信号から所定レベルだけ輝度値が減算された信号で
あり、減算された部分は回りに比べ輝度レベルが下が
り、暗くなる。その繰り返し周期は、撮像装置の水平走
査周期と同期しない周期が選択されるため、黒い縞が流
れるようになり、斜めの縞、所謂ゼブラ信号として表示
される。なお、図14では縞が流れる様子は示されてい
ない。
【0062】本実施の形態の場合、変換合焦情報をこの
ゼブラ信号で出力しようとするものである。データ保持
回路8の出力レベルに応じて、ゼブラ信号発生回路14
は減算するレベル(明滅コントラスト)を制御する。即
ちデータ保持回路8の合焦信号のレベルが大きいほど、
減算するレベルを大きくし、ゼブラ信号を目立つように
する。これまでの実施の形態と同様に、データ保持回路
8の出力信号が図4(c)のように変わるとする。加算
回路15はVF−Y作成回路1から出されたVF−Y信
号と、ゼブラ信号発生回路14から出力されたゼブラ信
号とを加算する。この場合の加算回路15の出力、即ち
VF画面における合焦情報は図14(b)〜図14
(f)の周辺領域Eに示すように変化する。ここでは図
14(d)のときに、ゼブラ信号が一番目立つ。このよ
うな状態になるようフォーカスを調整すれば、ジャスト
フォーカス点を容易に設定できる。
【0063】本実施の形態の場合も、切換回路4で、加
算回路15の出力とVF−Y作成回路1の出力信号とを
切り換え、画面の周辺領域に加算回路の出力信号、即ち
合焦情報を表示し、画面の中央に撮像画像を表示するよ
うにしている。特に本実施の形態の場合は、実施の形態
2、3、4と違い、合焦情報をVF画面の上下又は左右
の周辺、又は内部の任意の位置に表示しても、ゼブラ信
号であるためVF画面の情報(モニタ画像)を基本的に
失うことなく表示できる。従ってこのような合焦情報の
表示方法は、カメラマンにとって、被写体の確認上都合
が良いといえる。
【0064】なお、この合焦情報を構成するゼブラ信号
は、輝度信号のレベル確認用のゼブラ信号と区別できる
ように、その周期や幅を変えるようにした方がよい。
【0065】(実施の形態6)次に、本発明の実施の形
態6における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図15は本実施の形態における撮像装置の構成図
であり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示して
いる。実施の形態2と同一ブロックには、同一符号を付
けて説明する。実施の形態2との相違点は、撮像装置と
して、図3で示したフォーカス合焦情報検出手段と表示
処理手段とに加えて、フォーカスポジション変動検出回
路16が設けられ、この回路から検出トリガが最大値検
出回路7とデータ保持回路8とに出力されるようにした
ことである。
【0066】図15において、VF−Y作成回路1は入
力撮像信号からVF用の輝度信号を作成する回路であ
る。ハイパスフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像
信号の高周波成分を抽出する回路である。絶対値回路6
はハイパスフィルタ回路2の信号を絶対値に変換する回
路である。最大値検出回路7は絶対値回路6の出力信号
を入力し、検出トリガにより任意の垂直走査期間の最大
値を検出し、合焦信号として出力する回路である。デー
タ保持回路8は最大値検出回路7の最大値データを垂直
ブランキング期間内に取り込み、次の取り込みまでの間
その値を保持する回路である。切換回路4はデータ保持
回路8の合焦信号とVF−Y作成回路1の出力信号とを
切換信号発生回路5の切換信号により切り換え、合焦情
報を出力する回路である。
【0067】フォーカスポジション変動検出回路16
は、撮像レンズのフォーカスポジション信号の変動の有
無を検出し、フォーカスポジションの変動がある場合
に、検出トリガを最大値検出回路7及びデータ保持回路
8に出力し、合焦信号の取り込みを指示する回路であ
る。
【0068】以上のように構成された本実施の形態の撮
像装置の動作について、再度図4及び図5を用いて説明
する。実施の形態2と同様に、本実施の形態でも図4
(c)に示すものと同様な合焦信号がデータ保持回路8
から得られるものとする。実施の形態2の場合、フォー
カスレンズの位置を移動させ、VF画面を見ながらデー
タ保持回路8の出力レベルが最大になるようにフォーカ
スを調整した。この方法では、ハイパスフィルタ回路2
の出力信号は高周波成分のノイズも含むため、フォーカ
ス調整を止めていても、高周波成分のレベルが微妙に変
化する可能性がある。このためデータ保持回路8の出力
レベルが最大の位置でフォーカス調整を止めていても、
データ保持回路8の合焦信号が変動することが起こり、
場合によっては目障りに感じることがある。
【0069】本実施の形態では、このような問題が発生
したとき、VF画面でデータ保持回路8の出力輝度がば
たつかないように、最大値データの検出及びデータ保持
回路の取り込みのトリガを、撮像レンズのフォーカスポ
ジションが変動したときにのみ発生するように限定した
ものである。これにより、フォーカスポジションが固定
されたときには、VF画面でデータ保持回路8の出力す
る輝度がばたつかないようになり、ノイズ成分による目
障りは解消される。
【0070】以上のように本実施の形態によれば、カメ
ラマンがフォーカスレンズを動かしてフォーカス調整を
している間のみ、ハイパスフィルタ回路2の最大値を検
出し、そのデータを保持することにより、フォーカスア
シストの合焦情報を安定して表示することができる。
尚、前記のフォーカスポジション変動検出回路16は、
実施の形態3〜5の撮像装置に設けてもよい。
【0071】(実施の形態7)次に、本発明の実施の形
態7における撮像装置について、図面を参照しつつ説明
する。図16は本実施の形態における撮像装置の構成図
であり、VF−Y信号を作成するブロックのみを示して
いる。実施の形態6と同一ブロックには、同一符号を付
けて説明する。実施の形態6との相違点は、撮像装置と
して、図15で示したブロックに加えて、強調化手段と
してゲイン変換回路17が設けられ、データ保持回路8
の出力をゲイン変換回路17を通して切換回路4に与え
るようにしたことである。
【0072】図16において、VF−Y作成回路1は入
力撮像信号からVF用の輝度信号を作成する回路であ
る。ハイパスフィルタ回路(HPF回路)2は入力撮像
信号の高周波成分を抽出する回路である。絶対値回路6
はハイパスフィルタ回路2の出力信号を絶対値に変換す
る回路である。最大値検出回路7は絶対値回路6の出力
信号を入力し、検出トリガにより、任意の垂直走査期間
の最大値を検出し、合焦信号として出力する回路であ
る。データ保持回路8は最大値検出回路7の出力信号の
値を垂直ブランキング期間内に取り込み、次の取り込み
までの間その値を保持する回路である。
【0073】フォーカスポジション変動検出回路16は
撮像レンズのフォーカスポジション信号の変動を検出
し、最大値検出回路7及びデータ保持回路8へ検出トリ
ガを出力する回路である。ゲイン変換回路17はデータ
保持回路8の合焦信号の出力レベルを、撮像レンズのズ
ーム比により制御する回路であり、ズーム比の値が小さ
く、ワイド端になるに従って合焦信号のゲインを大きく
する。切換回路4はゲイン変換回路17の出力信号とV
F−Y作成回路1の出力信号とを切換信号発生回路5の
切換信号により切り換えて合焦情報を出力する回路であ
る。
【0074】このように構成された本実施の形態による
撮像装置の動作について、図17を用いて説明する。図
17(a)はデータ保持回路8の合焦信号を示し、図1
7(b)はゲイン変換回路17の出力信号を示してい
る。データ保持回路8の合焦信号は実施の形態2のとき
と同様に、図4(c)に示すような信号となる。即ち図
17(a)に示すように、デフォーカスのとき出力レベ
ルが低く、ジャストフォーカスのときに最大レベルにな
るように変化する。ゲイン変換回路17がこのような信
号を入力すると、撮像レンズのズーム比信号に基づい
て、図17(b)に示すようにズーム比が大きい場合、
即ち撮像レンズのテレ端のときには、ほぼ同じゲインで
出力する。そしてズーム比が小さい場合、即ち撮像レン
ズのワイド端のときには、ゲインを最大にして出力す
る。つまり、撮像レンズのズーム比の変化に応じて、テ
レ端からワイド端になればなるほど、データ保持回路8
の出力レベルを大きくするように制御して出力する。
【0075】このような本実施の形態によれば、ワイド
端になればなるほど、フォーカスが合っているか否か
を、明るさの情報の変化として表示させることができ
る。こうすれば、明暗がはっきりするので、ジャストフ
ォーカス点に調整することが容易になる。従来の技術で
の課題の項で説明したように、ワイド端におけるフォー
カス調整のしにくさも解決できる。
【0076】なお、本実施の形態6、7において、撮像
レンズのフォーカスポジションを検出するフォーカスポ
ジション変動検出回路16の動作は、フレキシブルな処
理が可能なマイクロコンピュータで行うことができる。
またレンズのズーム比信号を検出してゲイン変換回路1
7のゲインを制御する動作も、同様のマイクロコンピュ
ータで行うことができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜3記載の
発明によれば、フォーカスの良否を示す合焦情報をビュ
ーファインダの一部に表示できる。よって、撮像信号の
輝度レベル等に影響されることなく、ジャストフォーカ
ス点への調整が簡単に行える。
【0078】また、本願の請求項4,5記載の発明によ
れば、ビューファインダのほぼ全域において合焦信号を
検出でき、且つ検出結果を保持ができる。そして合焦信
号をビューファインダの一部に明るさの情報として表示
するので、フォーカスの良否を判別し易くなる。またビ
ューファインダの全域から合焦状態を検出するので、検
出抜けがなく、検出精度が高くなる。
【0079】また、本願の請求項6記載の発明によれ
ば、請求項1〜3記載の発明の効果に加えて、フォーカ
スの良否を示す合焦情報を更に強調して表示することが
できる。
【0080】特に本願の請求項7〜9記載の発明によれ
ば、ビューファインダのほぼ全域において、合焦信号を
検出でき、且つ検出結果を保持ができる。そして合焦信
号をビューファインダの一部に、合焦信号のレベルと任
意レベルの縦縞又は横縞として表示できる。こうする
と、フォーカスの良否を明るさだけの情報で表示するよ
りも、ジャストフォーカスのポイントを容易に探せる。
【0081】特に本願の請求項10,11記載の発明に
よれば、ビューファインダのほぼ全域において合焦信号
を検出でき、且つ検出結果を保持ができる。そして合焦
信号をビューファインダの一部に、合焦信号のレベルと
任意レベルの縦縞又は横縞として表示できる。また縦縞
又は横縞の繰り返し周波数を、合焦信号のレベルで可変
することがきる。更に縦縞又は横縞の繰り返し周波数を
強調することにより、ジャストフォーカスのポイントを
より容易に探せるようになる。
【0082】特に本願の請求項12,13記載の発明に
よれば、ビューファインダのほぼ全域において合焦信号
を検出でき、且つ検出結果を保持ができる。そしてこの
合焦信号をビューファインダの一部にゼブラ信号として
表示できる。またゼブラ信号のコントラストを合焦信号
のレベルで可変することがきる。このゼブラ信号には、
撮像画像も含まれているので、撮像画像をモニタしなが
ら、ジャストフォーカスのポイントを探すことができ
る。従って元の撮像画像の全情報が基本的に失われず、
カメラマンとって都合が良い。
【0083】特に本願の請求項14記載の発明によれ
ば、合焦信号の検出及び保持を、撮像レンズのフォーカ
スポジションの変動を基に行うので、ノイズ等で合焦信
号が変動することがなくなる。このため、請求項1又は
6記載の発明の効果に加えて、合焦情報をビューファイ
ンダに安定して表示できる。
【0084】特に本願の請求項15,16記載の発明に
よれば、撮像レンズのズーム比信号によって合焦信号の
ゲインを可変することができる。このため、請求項1又
は6記載の発明の効果に加えて、撮像レンズのワイド端
でフォーカスの良否をより一層判別し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1におけるVF画面の1例を示す説
明図である。
【図3】本発明の実施の形態2による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】実施の形態2による撮像装置の動作を説明する
ための信号波形図(その1)である。
【図5】実施の形態2による撮像装置の動作を説明する
ための信号波形図(その2)である。
【図6】実施の形態2の撮像装置におけるVF画面の概
略図である。
【図7】本発明の実施の形態3による撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】実施の形態3の撮像装置において、VF画面の
表示例(その1)を示す概略図である。
【図9】実施の形態3の撮像装置において、VF画面の
表示例(その2)を示す概略図である。
【図10】本発明の実施の形態4による撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図11】本実施の形態4の動作を説明するための信号
波形図である。
【図12】実施の形態4の撮像装置において、VF画面
の表示例を示す概略図である。
【図13】本発明の実施の形態5による撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図14】実施の形態4の撮像装置において、ゼブラ信
号を用いたVF画面の表示例を示す概略図である。
【図15】本発明の実施の形態6による撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態7による撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図17】本実施の形態7の撮像装置において、ゲイン
変換回路の動作を説明するための説明図である。
【図18】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図19】撮像レンズの被写界深度の説明図である。
【符号の説明】
1 VF−Y作成回路 2 ハイパスフィルタ回路(HPF回路) 3 レベル変換回路 4 切換回路 5 切換信号発生回路 4A 第2の切換回路 5A 第2の切換信号発生回路 6 絶対値回路 7 最大値検出回路 8 データ保持回路 9 任意レベル発生回路 10 第1の切換回路 11 第1の切換信号発生回路 12 切換周期コントロール回路 13 周波数補正回路 14 ゼブラ信号発生回路 15 加算回路 16 フォーカスポジション変動検出回路 17 ゲイン変換回路
フロントページの続き (72)発明者 小野 博幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H011 BA34 DA05 2H051 BA47 CE14 GA09 GA13 2H102 AA34 CA34 5C022 AA01 AB22 AB29 AC01 AC12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像レンズと撮像素子を介して得られた
    撮像信号を入力して、ビューファインダに撮像画像を表
    示すると共に、前記撮像画像のフォーカス状態の良否を
    合焦情報として前記ビューファインダに出力する撮像装
    置であって、 前記撮像画像のエッジを検出することにより合焦信号を
    生成するフォーカス合焦情報検出手段と、 前記フォーカス合焦情報検出手段より出力される合焦信
    号を、前記ビューファインダの一部の領域に表示するた
    めの信号処理を施し、前記合焦情報を出力する表示処理
    手段と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカス合焦情報検出手段は、 入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
    回路を有し、 前記表示処理手段は、 入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝度信
    号作成回路と、 前記輝度信号作成回路の出力信号と前記ハイパスフィル
    タ回路の出力信号を切換信号に基づいて切り換えて出力
    する切換回路と、 前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が表示
    されるよう前記切換信号を生成し、前記切換回路に与え
    る切換信号発生回路と、を有することを特徴とする請求
    項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記切換信号発生回路は、 前記ビューファインダに撮像画像を表示する領域をセー
    フティーゾーンとするとき、前記セーフティーゾーンの
    枠外に前記合焦情報が表示されるよう前記切換信号を生
    成することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス合焦情報検出手段は、 入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
    回路と、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に変換す
    る絶対値回路と、 前記絶対値回路の出力信号を入力し、任意数の垂直走査
    期間n×V(nは整数、Vは1垂直走査周期)における
    最大値を合焦信号として検出する最大値検出回路と、 前記最大値検出回路で検出された最大値データを垂直ブ
    ランキング期間内に取り込み、前記最大値データをn×
    Vの期間保持するデータ保持回路と、を有し、 前記表示処理手段は、 入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝度信
    号作成回路と、 前記輝度信号作成回路の出力信号と前記データ保持回路
    の保持データとを切換信号に基づいて切り換えて前記合
    焦情報を出力する切換回路と、 前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が表示
    されるよう前記切換信号を生成し、前記切換回路に与え
    る切換信号発生回路と、を有することを特徴とする請求
    項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記切換信号発生回路は、 前記ビューファインダに撮像画像を表示する領域をセー
    フティーゾーンとするとき、前記セーフティーゾーンの
    枠外に前記合焦情報が表示されるよう前記切換信号を生
    成することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 撮像レンズと撮像素子を介して得られた
    撮像信号を入力して、ビューファインダに撮像画像を表
    示すると共に、前記撮像画像のフォーカス状態の良否を
    合焦情報として前記ビューファインダに出力する撮像装
    置であって、 前記撮像画像のエッジを検出することにより、前記合焦
    信号を生成するフォーカス合焦情報検出手段と、 前記フォーカス合焦情報検出手段より出力される合焦信
    号を、前記ビューファインダ内で目立ち易いパターンに
    変換するための信号処理を施し、変換合焦信号を生成す
    る強調化手段と、 前記強調化手段より出力される変換合焦信号に対して、
    前記ビューファインダの一部の領域に表示するための信
    号処理を施し、前記合焦情報を出力する表示処理手段
    と、を具備することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記フォーカス合焦情報検出手段は、 入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
    回路と、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に変換す
    る絶対値回路と、 前記絶対値回路の出力信号を入力し、任意数の垂直走査
    期間n×V(nは整数、Vは1垂直走査周期)における
    最大値を検出し、合焦信号として出力する最大値検出回
    路と、 前記最大値検出回路の出力する最大値を垂直ブランキン
    グ期間内に取り込み、最大値データをn×Vの期間保持
    するデータ保持回路と、を有し、 前記強調化手段は、 前記データ保持回路の最大値データと所定レベルの輝度
    信号とを第1の切換信号で切り換えて変換合焦信号を出
    力する第1の切換回路と、 所定周期で前記変換合焦信号が出力されるよう、前記第
    1の切換信号を生成し、前記第1の切換回路に与える第
    1の切換信号発生回路と、を有し、 前記表示処理手段は、 入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝度信
    号作成回路と、 前記輝度信号作成回路の出力信号と前記第1の切換回路
    の合焦信号とを、第2の切換信号に基づいて切り換えて
    合焦情報を出力する第2の切換回路と、 前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が表示
    されるよう前記第2の切換信号を生成し、前記第2の切
    換回路に与える第2の切換信号発生回路と、を有するこ
    とを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の切換信号発生回路は、 任意の水平画素数単位を切換周期とするオンオフ信号
    を、前記第1の切換信号として出力することを特徴とす
    る請求項7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の切換信号発生回路は、 任意の水平走査ライン数単位を切換周期とするオンオフ
    信号を、前記第1の切換信号として出力することを特徴
    とする請求項7記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記フォーカス合焦情報検出手段は、 入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
    回路と、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に変換す
    る絶対値回路と、 前記絶対値回路の出力信号を入力し、任意数の垂直走査
    期間n×V(nは整数、Vは1垂直走査周期)における
    最大値を検出し、最大値データを合焦信号として出力す
    る最大値検出回路と、 前記最大値検出回路の出力する最大値を垂直ブランキン
    グ期間内に取り込み、前記最大値のデータをn×Vの期
    間保持するデータ保持回路と、を有し、 前記強調化手段は、 前記データ保持回路の最大値データと所定レベルの輝度
    信号とを第1の切換信号で切り換えて変換合焦信号を出
    力する第1の切換回路と、 所定周期でオンオフする前記第1の切換信号を生成する
    第1の切換信号発生回路と、 前記データ保持回路の出力信号の出力レベルに応じて前
    記第1の切換信号のオンオフ周波数を制御する切換周期
    コントロール回路と、 前記第1の切換回路の出力信号に対して高域成分を強調
    する周波数補正を施す周波数補正回路と、を有し、 前記表示処理手段は、 入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝度信
    号作成回路と、 前記輝度信号作成回路の出力信号と前記周波数補正回路
    の出力信号とを第2の切換信号に基づいて切り換えて出
    力する第2の切換回路と、 前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が表示
    されるよう前記第2の切換信号を生成し、前記第2の切
    換回路に与える第2の切換信号発生回路と、を有するこ
    とを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記切換周期コントロール回路は、 前記データ保持回路の出力データのレベルを複数の基準
    レベルで弁別し、弁別レベルが高いほど高周波数になる
    ように前記第1の切換信号のオンオフ周波数を制御する
    ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記フォーカス合焦情報検出手段は、 入力撮像信号の高周波成分を抽出するハイパスフィルタ
    回路と、 前記ハイパスフィルタ回路の出力信号を絶対値に変換す
    る絶対値回路と、 前記絶対値回路の出力信号を入力し、任意数の垂直走査
    期間n×V(nは整数、Vは1垂直走査周期)における
    最大値を検出し、合焦信号として出力する最大値検出回
    路と、 前記最大値検出回路の出力する最大値を垂直ブランキン
    グ期間内に取り込み、前記最大値データをn×Vの期間
    保持するデータ保持回路と、を有し、 前記強調化手段は、 水平同期信号と非同期で明滅することにより撮像信号の
    輝度レベルが閾値レベル範囲内にあることを示す信号を
    ゼブラ信号とするとき、前記データ保持回路の出力信号
    のレベルに基づき、前記ゼブラ信号の明滅コントラスト
    を制御することにより変換合焦信号を生成するゼブラ信
    号発生回路を有し、 前記表示処理手段は、 入力撮像信号から撮像画像の輝度信号を作成する輝度信
    号作成回路と、 輝度信号作成回路の出力信号とゼブラ信号発生回路の出
    力信号とを加算する加算回路と、 前記輝度信号作成回路の出力信号と前記加算回路の出力
    信号とを切換信号に基づいて切り換えて出力する切換回
    路と、 前記ビューファインダの特定領域に前記合焦情報が表示
    されるよう前記切換信号を生成し、前記切換回路に与え
    る切換信号発生回路と、を有することを特徴とする請求
    項6記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記ゼブラ信号発生回路は、 前記データ保持回路の出力レベルが高いほど、前記ゼブ
    ラ信号の黒レベルを下げることにより明滅コントラスト
    を強調することを特徴とする請求項12記載の撮像装
    置。
  14. 【請求項14】 撮像レンズのフォーカス位置を示す信
    号をフォーカスポジション信号とするとき、前記フォー
    カスポジション信号の変動を検出するフォーカスポジシ
    ョン変動検出回路を設け、前記フォーカスポジション変
    動検出回路の出力信号を検出トリガとして、合焦信号の
    取り込みを前記フォーカス合焦情報検出手段に指示する
    ことを特徴とする請求項1又は6記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記強調化手段は、 撮像レンズのズーム比の値により、前記合焦情報検出手
    段の出力ゲインを制御するゲイン変換回路を有すること
    を特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記ゲイン変換回路は、 撮像レンズのズーム比の値が小さくなり、ワイド端にな
    るに従って前記出力ゲインを大きくすることを特徴とす
    る請求項15記載の撮像装置。
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