JP2016219920A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は、被写体の距離に拘わらず、画像内の手前から奥までの全てのエッジ部分に対してピーキング表示がされてしまい、注目した被写体以外の場所の情報が表示されるため、シャッターチャンスを判断しづらいという課題があった
【解決手段】 撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像について、画像内のエッジ成分を抽出し、前記画像に対して抽出されたエッジ成分を強調する処理を行う処理手段と、前記処理手段によってエッジ成分を強調する処理が為された画像を表示することで、被写体の合焦度合いを示す表示手段と、前記画像内の被写体の距離情報を取得する情報取得手段と、前記画像内の或る被写体を特定する特定手段と、を備え、前記処理手段は、前記画像に対して前記特定手段によって特定された前記或る被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみ前記エッジ成分を強調する処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像内のエッジ成分を強調して表示することで被写体の合焦度合いを示すピーキング表示の技術に関する。
カメラなどの撮像装置にて撮影者がマニュアルでフォーカス操作を行う場合において、動きのある被写体や狙った撮影画角にフレームインしてくる被写体に合わせて撮影する場合のフォーカス確認はなかなか容易ではない。そこで、従来の撮像装置において、被写体が動いて来ると思われる位置の近くに存在する、別の物体等にあらかじめフォーカスを合わせて固定しておき、被写体がその位置に来た時点でシャッターを押すという「置きピン」と呼ばれる手法を用いることがある。
図3は、ブランコで遊んでいる被写体の様子を示した図である。例えば、図3に示すように動きのある被写体を撮影したい場合、動いている被写体に対してマニュアルでフォーカスを合わせるのは難しい。そのため、図3(1)で示すようにブランコの手前にある、柱302にあらかじめフォーカスを合わせて固定する「置きピン」をしておく。ここで、301は撮影する画角を示す。
次にフォーカスを固定したまま図3(2)に示すように撮影画角を調整し、図3(4)で示すように被写体がフォーカスを合わせたブランコの柱の位置と同じ位置に来た時にシャッターを押す。こうすることで、あらかじめ設定したフォーカス位置に合った被写体の撮影を行うことができる。この時、フォーカスを固定した位置を覚えておき、被写体とフォーカス位置とを同時に確認しながらシャッターを狙う必要がある。
しかし、図3(2)〜(4)で示すように、フォーカスを合わせたブランコの柱302が画角に入っていないため、カメラのビューファインダーやパネルを見て撮影する場合、被写体がいつフォーカス位置に来たのかを認識することは難しい。したがって、フォーカス位置よりも早くまたは遅くシャッターを押してしまう場合や、フォーカス位置をすぐさま認識できずにシャッターチャンスを逃してしまう場合がある。
また、従来の撮像装置での撮影時は、被写体のフォーカス合わせは撮像装置に付属しているEVF(ビューファインダー)やパネル等の表示装置にて画像確認をしながら行うのが一般的である。この時のフォーカスアシスト機能として、特許文献1に示すように、エッジ部分を強調させたり、色を付けて表示装置に表示したりするピーキング表示機能があり、見た目でフォーカスの合焦具合がより分かりやすいので用いられることが多い。そこで「置きピン」撮影を行う場合、被写体のフォーカスを合わせたい箇所にピーキング表示されるタイミングが撮影タイミングとなる。
特開2010−50592号公報
しかし、従来のピーキング表示は、画像内の被写体の距離に拘わらず、画像内の手前から奥までの奥行き方向の全てのエッジ部分に対してピーキング表示がされてしまう。したがって、被写体の背景にエッジ成分が多い場合など、注目した被写体以外の場所の情報が表示されるため、シャッターチャンスを判断しづらいという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施態様は、撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像について、画像内のエッジ成分を抽出し、前記画像に対して抽出されたエッジ成分を強調する処理を行う処理手段と、前記処理手段によってエッジ成分を強調する処理が為された画像を表示することで、被写体の合焦度合いを示す表示手段と、前記画像内の被写体の距離情報を取得する情報取得手段と、前記画像内の或る被写体を特定する特定手段と、を備え、前記処理手段は、前記画像に対して前記特定手段によって特定された前記或る被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみ前記エッジ成分を強調する処理を行う撮像装置である。
本発明によれば、被写体がフォーカスの合う位置にいるかどうかの確認を容易に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る撮像装置の一部である画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態1の画像処理部の構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る撮影環境のイメージを示す図である。 実施形態1に係るノイズ除去処理のイメージを示す図である。 実施形態1に係るピーキング表示のイメージを示す図である。 実施形態1に係る画像処理のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るピーキング機能のモードを示す図である。 実施形態2係る合成処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る撮像装置の一部を構成する画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示した画像処理装置100は、被写体を撮像して得られた画像に対して、奥行き方向の距離情報(以下、奥行き情報と称する)を抽出し、画像内の被写体の奥行き情報をもとに画像のエッジ成分を強調する画像処理を行う。そして、画像処理装置100は、エッジ成分を強調した画像を表示部106に出力する機能を有する。なお、図1は、本実施形態の撮像装置が備える撮像部など、画像処理装置100以外に備える構成を省略しており、図示していない。
図1において、制御部101は、CPUと、当該CPUが実行する制御プログラムを格納するメモリを含み、画像処理装置100を含む撮像装置の全体の処理を制御する。
操作部102は、使用者が撮像装置に対して指示を与えるために用いるキーやボタン、タッチパネルなどの入力デバイスを含む。操作部102からの操作信号は、制御部101によって検出され、画像処理装置100において操作に応じた動作が実行されるよう制御部101によって制御される。
表示部106は、画像処理装置100において、撮像部(図示せず)によって得られ、入力された画像や、メニュー画面、各種情報等を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)等を含む。
画像入力部103は、例えば複数のレンズやCCD(Charge‐Coupled Device)で構成された撮像部や外部機器などから入力された画像を取得するインタフェース部である。画像入力部103に入力された画像(映像)は、画像の領域(例えば画素)ごとに、画像内の奥行き情報を持っているものとする。
奥行き情報としては、あらかじめ距離センサーなどにより検出された奥行きを示す値を画像に対応付けさせておく方法や、撮像装置によって撮影する場合に用いるAFセンサーの位相差検出方式によるピントのずれた方向と量を図ることによって距離情報を取得する方法などがある。
奥行き情報取得部104は、画像入力部103から入力される画像から、領域ごとに対応付けされた奥行き情報の抽出を行う。
画像入力部103から入力された画像(映像)と奥行き情報取得部104から得られた奥行き情報をもとに、画像処理部105にて画像のエッジ成分を強調する画像処理が為され、液晶パネルやEVF(ビューファインダー)などで構成される表示部106に、エッジ成分を強調して画像が表示される。表示部106に表示された画像を参照することで、使用者は被写体の合焦度合いを確認することができる。
本実施形態では、画像入力部103から入力される画像の解像度と、表示部106の表示解像度が同じであるものとする。
画像処理部105は、画像入力部103から入力された画像に、画像のエッジ成分を強調するピーキング処理を行い、表示部106で表示可能な画像を生成する。
本実施形態では、静止画を撮影することが可能な撮像装置において、図3に示すように動いている被写体を撮影する場合に、撮像部のフォーカスをあらかじめ「置きピン」で固定して撮影を行う例を用いて説明をする。具体的には、図3(1)で示すようにあらかじめブランコの手前にある、柱302に対してフォーカスを合わせて固定しておく。枠301は、撮像部で撮影される画角を示し、図3(2)に示すように柱302にフォーカスを固定したまま撮影の画角を調整する。使用者は、図3(3)に示す状態を経て、図3(4)に示すように被写体がブランコの柱302と同じ位置に来た時に撮影を行う。
図2は、本実施形態に係る画像処理部105の構成例を示すブロック図である。高域通過フィルタ部201は、画像入力部103から入力された画像から、画像内の高域周波数成分であるエッジ成分を抽出する。
ノイズ除去部202は、抽出されたエッジ成分から、孤立点等のノイズやレベルの低いエッジ成分を除去する。具体的には、高域通過フィルタ部201からの出力される、抽出されたエッジ成分のレベルに閾値(スレッショルド)を設け、信号レベルが当該閾値を超えない、指定レベル範囲の成分をノイズとして除去する。
図4に、ノイズ除去のイメージを図に示す。図4(1)は、高域通過フィルタ部201より出力された信号レベルとし、図4(2)は信号レベルが所定の閾値を超えない、指定した範囲について、信号の出力レベルを0として除去したものである。除去するエッジ成分のレベルの指定範囲は、使用者が任意に設定可能であってもよい。
判定部203は、あらかじめ操作部102により設定されたピーキング表示を行う奥行き情報と、画像内の奥行き情報を比較する。本実施形態では、「置きピン」撮影を用いてフォーカスロックを行うので、フォーカスがロックされている特定の被写体の奥行き情報をピーキング表示する奥行き情報として設定する。
判定部203は、上記比較により、ピーキング表示を行う奥行きにある画素であるならば、ピーキング合成対象画素として判定する。また、ピーキング表示を行う奥行きでないならば、ピーキング合成対象画素では無いとして判定する。
つまり、画像処理部105は、焦点制御を行い、フォーカスが固定された被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみを対象として、エッジ成分を強調する処理を行うことになる。なお、図示しないが、柱302にフォーカスを固定するように焦点制御を行うための焦点制御手段は撮像部に設けられている。
さらになお、判定部203による判定結果は、画像における画素(領域)の位置情報に対応づけられて合成部204に入力される。上述の判定は、画素単位で行ってもよく、複数の画素から構成される領域単位で行ってもよい。
合成部204は、判定203で判定されるピーキング合成対象画素であるか、そうでは無いかの情報より、ピーキング合成対象画素である場合は、ノイズ除去部202から出力されるエッジ成分と、画像入力部103から入力された画像を画像の水平・垂直タイミングを合わせて合成する。より具体的には、画像入力部103から入力された画像の輝度成分とエッジ成分の加算処理を行う。ピーキング合成対象画素では無い場合は、ノイズ除去部202から出力されるエッジ成分と合成せず、画像入力部103から入力された画像をそのまま出力する。
なお、本実施形態では、画像入力部103から入力された画像と表示部106の表示解像度は同じであるため、合成部204から出力された画像を、解像度の違いに応じた変換を行うことなく、表示部106に画像表示することができる。
図5は、本実施形態におけるピーキング表示のイメージを示す図である。
501は撮像部により撮影される画角を示す。図5(1A)でブランコの手前にある502で示す柱に対してフォーカスを合わせて固定した場合、ピーキング表示を行うのは502で示す柱と同じ奥行きにある被写体となる。図5(1B)は、図5(1A)の状態での表示部106におけるピーキング表示の様子を示している。フォーカスが合っている柱202のエッジ部分のみにピーキング表示がなされている。
次に、図5(2A)に示すように、図5(1A)で設定されたフォーカスを固定したまま撮影画角を調整する。この調整された撮影画角を用いて、被写体がフォーカス固定された奥行き(手前の柱と同じ位置)に到達するのを待つ。このとき、表示部106に被写体が写っているが、被写体はピーキング表示を行う奥行きには存在しないので、図5(2B)で示すようにピーキング表示はされていない。
さらに、図5(3A)では被写体がフォーカス固定された奥行きに近付いてきており、足の部分やブランコの椅子がフォーカス固定された位置に存在している状態を示す。この時の表示部106では、図5(3B)で示すように、足の部分やブランコの椅子など、フォーカス固定された位置に存在している部分にのみピーキング表示がされている。
次に、図5(4A)では、被写体の顔やブランコの鎖の部分がフォーカス固定された位置に存在している状態を示す。この時の表示部106では、図5(4B)で示すように、被写体の顔やブランコの鎖の部分にのみピーキング表示がされている。
上述したように、本実施形態は、撮像部による撮影画角の変更により、フォーカスを固定する特定の被写体が画角内に含まれないようになった場合でも、画像処理部105は、特定手段によって特定された被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみエッジ成分を強調する処理を継続して行うことができる。よって、画角が変更されても、使用者はピーキング表示を参照することで合焦度合いを確認することができ、被写体が所定のフォーカス位置にあるタイミングで撮影を行うことが可能となる。
次に、画像処理部105における動作について説明する。
図6に、本実施形態の画像処理に係るフローチャートを示す。
図6のフローチャートは、制御部101によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものであり、制御部101が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図6において、画像のエッジ成分を強調して表示させるピーキング機能が有効になっている場合(S601でYes)、高域通過フィルタ部201が入力画像のエッジ成分を抽出する(S602)。その後、ノイズ除去部202にて抽出されたエッジ成分からノイズ成分を除去する(S603)。
さらに、奥行き情報を用いたピーキング表示を行う本機能が有効になっている場合(S604でYes)、S605でピーキング対象画素である場合(S605でYes)、S606の合成処理へ進む。S606の合成処理では、元画像(入力画像)に強調処理が施されたエッジ成分を合成することにより、エッジ強調されたピーキング画像が生成される。S605でピーキング対象画素ではない場合(S605でNo)、エッジ成分との合成はせずに画像入力部103から入力された画像がそのまま出力される。
また、奥行き情報を用いたピーキング表示を行う本機能が有効になっていない場合(S604でNo)、S606の合成処理へ進み、エッジ成分を抽出した元画像(入力画像)とエッジ成分を合成する。
図6において、画像のエッジ成分を強調して表示させるピーキング機能が有効になっていない場合(S601でNo)、画像入力部103から入力された画像がそのまま出力される。
本実施形態では、ピーキング表示を行う奥行き情報として、フォーカスが固定されている被写体の奥行き情報を用いたが、例えばタッチパネルなどの操作部において、タッチして指定した被写体の奥行き情報を用いても良い。すなわち、これらの例においては、ピーキング表示の基準となる被写体を特定する特定手段として、フォーカスをある被写体に固定する焦点制御手段や表示手段に表示された画像から使用者に被写体を指定させる指定手段などが機能する。
また、ピーキング表示を行う奥行き情報として、上記例以外に、顔認識や顔検出などにより検出された被写体の奥行き情報を用いても良い。検出された被写体が複数存在する場合は、全てを対象として奥行き情報を用いても、使用者が選択した被写体のみを対象として奥行き情報を用いても良い。
また、ピーキング表示の対象として特定した被写体を追尾する場合、被写体の奥行き情報も追尾と共に取得し、常に被写体と同じ奥行き情報を用いても良い。
ピーキング表示を行う奥行き情報の指定方法はこれに限定せず、使用者が任意に設定することが可能とする。
以上、本実施形態の説明であるが、本発明は、本発明の技術思想の範囲内において、上記実施形態に限定されるものではなく、対象となる回路形態により適時変更されて適応するべきものである。
(実施形態2)
実施形態1では、合成部204において、エッジ成分を抽出した入力画像とエッジ成分との合成時、輝度成分にのみ処理を行った。実施形態2では、ピーキング機能時の表示部106で表示するモードとして、エッジ成分に色を付けて表示するモードと、エッジ成分以外の画像をモノクロ表示するモードを持ち、この組み合わせの4つのピーキング機能時の色モードにおける画像合成処理について説明する。
本実施形態に係る撮像装置、当該撮像装置の一部である画像処理装置の構成と画像処理部の構成は実施形態1と同じとし、ここでは説明を省略する。
本実施形態においては、ピーキング機能時のモードとして、エッジ成分が強調される形態がそれぞれ異なる複数(この例では4つ)のエッジ強調モードを有している。以下では、各エッジ強調モードについて、具体的に説明する。
図7は、ピーキング機能が有効である時における、表示部106で表示するモードの種類を示す。表示部は、複数のエッジ強調モードから1つのモードを選択可能にする選択手段として機能する。
モード1は、エッジの輝度成分を強調して表示するモードである。画像入力部103から入力された画像は輝度と色差を含むカラー画像であり、この入力された画像の輝度成分に、エッジ成分を輝度成分として足しこみ、合成処理を行う。
モード2は、エッジ成分に色を付けて表示するモードである。エッジ成分が存在する(値が0でない)場合、エッジ成分の色として予め設定されていた輝度と色差の値を、画像入力部103から入力されたカラー画像の輝度と色差の値に置き換える。
モード3は、画像の全体をモノクロで表示するモードである。画像入力部103から入力されたカラー画像の輝度成分に、エッジ成分を輝度成分として足しこむ。また、色差成分はモノクロ画像になるよう固定値に置き換える。例えば画像が8ビットデータであれば、色差の値を0x80の値に設定すると、モノクロ画像となる。
モード4は、エッジ成分のみをカラーで表示するモードである。エッジ成分が存在する(値が0でない)場合、エッジ成分の色として予め設定されていた輝度と色差の値を、画像入力部103から入力されたカラー画像の輝度と色差の値に置き換える。エッジ成分が存在しない(値が0である)部分については、モノクロ画像になるよう色差の値を固定値に置き換える。例えば画像が8ビットデータであれば、色差の値を0x80の値として置き換える。
図8に、本実施形態の合成処理に係るフローチャートを示す。
図8のフローチャートは、制御部101によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものであり、制御部101が有するメモリ(ROM)に格納されているプログラムをメモリ(RAM)に展開し、CPUが実行することにより実現される。
図8において合成処理が開始され、モノクロ画像を出力するモードであった場合(S801でYes)、入力画像の色差をモノクロ画像へ変換する(S802)。モノクロ画像を出力するモードでない場合(S801でNo)、S803に進む。エッジ成分に色を付けて出力するカラーエッジモードであった場合(S803でYes)、予め設定しておいたエッジ色の値を参照し(S804)、エッジデータに反映させる(S805)。具体的には、エッジ色として輝度Y、色差(Cb、Cr)の値が設定されており、エッジデータの輝度Y、色差(Cb、Cr)にこの値を置き換える。エッジ成分に色を付けて出力するカラーエッジモードでない場合(S803でNo)S806に進み、画像とエッジ成分を合成する。
上記に示したモード毎における動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
モード1(カラー画像+モノクロエッジ)では、モノクロ画像出力ではないので(S801でNo)、S803に進む。また、カラーエッジモードではないので(S803でNo)、S806に進み画像とエッジ成分を合成する。
モード2(カラー画像+カラーエッジ)では、モノクロ画像出力ではないので(S801でNo)、S803に進む。カラーエッジモードなので(S803でYes)、エッジ色の値を参照し(S804)、エッジデータに反映させる(S805)。その後、S806に進み画像とエッジ成分を合成する。
モード3(モノクロ画像+モノクロエッジ)では、モノクロ画像出力なので(S801でYes)、S802に進み画像をモノクロ画像へ変換する。カラーエッジモードではないので(S803でNo)、S806に進みモノクロ画像とエッジ成分を合成する。
モード4(モノクロ画像+カラーエッジ)では、モノクロ画像出力なので(S801でYes)、S802に進み画像をモノクロ画像へ変換する。カラーエッジモードなので(S803でYes)、エッジ色の値を参照し(S804)、エッジデータに反映させる(S805)。その後、S806に進み画像とエッジ成分を合成する。
本実施形態においては、ピーキング機能時のモードを4パターンとして説明したが、全てのパターンを選択可能に使用しなくとも良い。また、どれかひとつのパターンのみを使用する構成であっても良い。また、エッジ成分に色を付ける場合の色の値は、使用者が任意に設定することが可能である。画像とエッジ成分を合成する場合には、置き換えのみでなくブレンド値を設けて合成しても良い。
(その他の実施形態)
さらに、上述した本発明の実施形態1〜2におけるフローチャート図に示した各処理は、各処理の機能を実現する為のコンピュータプログラムを本件発明の画像符号化装置が動作するシステムのメモリから読み出してシステムのCPUが実行することによっても実現できる。この場合、メモリに記憶されたプログラムは本件発明を構成する。
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、フローチャート図に示した各処理の全部または一部の機能を専用のハードウェアにより実現してもよい。また、フローチャート図に示した各処理の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
ここで、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含む。さらに、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、或いは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、本発明を好ましい実施例により説明したが、本発明は上述した実施例に限ることなくクレームに示した範囲で種々の変更が可能である。
101 制御部
102 操作部
103 画像入力部
104 奥行き情報取得部
105 画像処理部
106 表示部
201 高域通過フィルタ部
202 ノイズ除去部
203 判定部
204 合成部

Claims (9)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段によって得られる画像について、画像内のエッジ成分を抽出し、前記画像に対して抽出されたエッジ成分を強調する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段によってエッジ成分を強調する処理が為された画像を表示することで、被写体の合焦度合いを示す表示手段と、
    前記画像内の被写体の距離情報を取得する情報取得手段と、
    前記画像内の或る被写体を特定する特定手段と、を備え、
    前記処理手段は、前記画像に対して前記特定手段によって特定された前記或る被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみ前記エッジ成分を強調する処理を行う、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段の焦点制御を行う焦点制御手段、を備え、
    前記特定手段は、前記焦点制御手段によって合焦した被写体を特定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 使用者に前記表示手段に表示された画像から被写体を指定させる指定手段、を備え、
    前記特定手段は、前記指定手段によって指定された被写体を特定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段による撮影の画角を変更する変更手段、を備え、
    前記変更手段による画角の変更により、前記特定手段によって特定された或る被写体が前記画角内に含まれないようになった場合であっても、前記処理手段は、前記特定手段によって特定された或る被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみ前記エッジ成分を強調する処理を継続して行うことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記処理手段によってエッジ成分が強調される形態がそれぞれ異なる複数の強調モードから1つを選択可能する選択手段、を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記処理手段は、前記エッジ成分の輝度を強調することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記処理手段は、前記エッジ成分の色を所定の色に変換して強調することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記処理手段は、前記画像をモノクロ画像に変換することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像ステップと、
    前記撮像ステップで得られる画像について、画像内のエッジ成分を抽出し、前記画像に対して抽出されたエッジ成分を強調する処理を行う処理ステップと、
    前記処理ステップによってエッジ成分を強調する処理が為された画像を表示することで、被写体の合焦度合いを示す表示ステップと、
    前記画像内の被写体の距離情報を取得する情報取得ステップと、
    前記画像内の或る被写体を特定する特定ステップと、を有し、
    前記処理ステップにおいて、前記画像に対して前記特定ステップによって特定された前記或る被写体と略同じ距離情報を持つ被写体にのみ前記エッジ成分を強調する処理を行う、ことを特徴とする撮像方法。
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WO2022137927A1 (ja) * 2020-12-22 2022-06-30 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム

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