JP2001136235A - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

Info

Publication number
JP2001136235A
JP2001136235A JP31538699A JP31538699A JP2001136235A JP 2001136235 A JP2001136235 A JP 2001136235A JP 31538699 A JP31538699 A JP 31538699A JP 31538699 A JP31538699 A JP 31538699A JP 2001136235 A JP2001136235 A JP 2001136235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
converter
audio
output
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31538699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3349688B2 (ja
Inventor
Takashi Mizukoshi
隆司 水越
Takeshi Amemoto
健 飴本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31538699A priority Critical patent/JP3349688B2/ja
Priority to CA002324817A priority patent/CA2324817A1/en
Priority to DE60034204T priority patent/DE60034204T2/de
Priority to US09/706,208 priority patent/US6714796B1/en
Priority to EP00123931A priority patent/EP1107491B1/en
Publication of JP2001136235A publication Critical patent/JP2001136235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3349688B2 publication Critical patent/JP3349688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3805Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving with built-in auxiliary receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72442User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality for playing music files
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話音声の送受信に加えて音楽配信サービス
に対応するに際し、回路規模を削減し、かつ消費電力を
低減すること。 【解決手段】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
号に変換するA/D変換器101と、マルチプレクサ1
11の第1の出力がA/D変換器101の出力である場
合は、該第1の出力を間引き処理して外部導出し、マル
チプレクサ112の第2の出力を補間処理し、前記第1
及び第2の出力を時分割で処理可能なデジタルフィルタ
109と、デジタルフィルタ109で補間処理されたR
−chオーディオ用デジタル信号をアナログ信号に変換
するD/A変換器104と、デジタルフィルタ109で
補間処理された、L−chオーディオ用デジタル信号及
び前記受話用デジタル信号の何れか一方をアナログ信号
に変換するD/A変換器103とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、自動
車電話機、無線機などの移動体通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信端末装置は、データ通
信の高速化に伴い、基本機能である音声通信としての用
途の他に、種々の用途が考えられている。そのひとつと
して、音楽配信サービスが挙げられる。この音楽配信サ
ービスは、ネットワーク等を介して外部より配信される
CD(コンパクトディスク)等に記憶されたデジタルオ
ーディオ用の音楽データを、移動体通信端末装置で再生
しようとするものである。このようなサービスに対応す
るには、現行の移動体通信端末装置に新たなハードウエ
アを付加しなければならない。
【0003】移動体情報端末装置に音楽再生機能を付加
する場合、移動体情報端末装置は音声通信機能部と音楽
再生機能部とを備える必要がある。
【0004】音声通信機能部は、送信する送話用アナロ
グ信号を送話用デジタル信号に変換するアナログ/デジ
タル(以下、A/Dと記す)変換部、及び受信した受話
用デジタル信号を受話用アナログ信号に変換するデジタ
ル/アナログ(以下、D/Aと記す)変換部を有するパ
ルス符号変調(以下、PCMと記す)コーデック(CO
DEC)を有する。
【0005】一方、音楽再生機能部は、CDプレーヤ等
に用いられる音楽再生機能を備えるもので、配信された
オーディオ用デジタル信号をオーディオ用アナログ信号
に変換するオーディオ用D/A変換部を有する。
【0006】図9は、現行の移動体通信端末装置の構成
を示している。
【0007】送信時、マイクから出力される送話用アナ
ログ信号はPCMコーデック203を構成するA/D変
換器によって送話用デジタル信号に変換され、TX(送
信部)201、アンテナ205を経由して送信される。
【0008】受信時、アンテナ205で受信した受話用
デジタル信号は、RX(受信部)202を経由してPC
Mコーデック203を構成するD/A変換器によって受
話用アナログ信号に変換され、スピーカを通して受話音
声として出力される。
【0009】図10は、音楽配信サービスに対応し、オ
ーディオ用D/A変換器を搭載した移動体通信端末装置
の構成を示している。
【0010】送信時、マイクから出力される送話用アナ
ログ信号はPCMコーデック203を構成するA/D変
換器によって送話用デジタル信号に変換され、TX(送
信部)201、アンテナ205を経由して送信される。
【0011】受信時、アンテナ205で受信した受話用
デジタル信号は、RX(受信部)202を経由してPC
Mコーデック203を構成するD/A変換器によって受
話用アナログ信号に変換され、スピーカを通して受話音
声として出力される。
【0012】一方、音楽配信サービスにより、アンテナ
205で受信した左チャンネル(L−ch)及び右チャ
ンネル(R−ch)のオーディオ用デジタル信号は、R
X(受信部)202を経由してオーディオ用D/A変換
器204によってオーディオ用アナログ信号に変換さ
れ、スピーカを通してオーディオ音声として出力され
る。
【0013】図11は、図9及び図10に示したPCM
コーデック203の構成を示している。
【0014】PCMコーデック203は、マイクから出
力される送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変
換するオーバーサンプリング型A/D変換器101、受
話用デジタル信号を受話用アナログ信号に変換してスピ
ーカに出力するデルタシグマ変調方式のオーバーサンプ
リング型D/A変換器102、A/D変換された送話用
デジタル信号を間引き処理(デシメーション)するデジ
タルフィルタ105、D/A変換される受話用デジタル
信号を事前に補間処理(インターポレーション)するデ
ジタルフィルタ106を有する。
【0015】PCMコーデック203は、μ―law、
データ語調8bitのものが一般的であるが、仕様によ
ってはμ−lawではなく14bit程度まで拡張した
ものもある。サンプリング周波数は8kHzである。
【0016】図12はオーディオ用D/A変換器204
の構成を示している。
【0017】オーディオ用D/A変換器204は、L−
ch及びR−chチャンネルのオーディオ用デジタル信
号をD/A変換するものであり、L−ch、R−chデ
ジタル信号をそれぞれ補間処理するデジタルフィルタ1
07、108と、補間処理されたL−ch、R−chデ
ジタル信号をそれぞれアナログ信号に変換するオーバー
サンプリング型D/A変換器103、104を有してい
る。
【0018】オーディオ用D/A変換器204は、CD
等のデジタルオーディオで用いられ、データ語調は16
bit(DVD(デジタルビデオデスク)等では24b
itもある)である。サンプリング周波数はCDでは4
4.1kHz、他のデジタルオーディオでは32kHz
から48kHz程度である。
【0019】以下、図11に示したPCMコーデック2
03の動作について説明する。
【0020】送信時、マイクから出力された送話用アナ
ログ信号は、オーバーサンプリング型A/D変換器10
1でデルタシグマ変調方式を用いて送話用デジタル信号
に変換された後、デジタルフィルタ105に入力されて
間引き処理され、その後、送話出力として送信部へ送ら
れる。
【0021】オーバーサンプリング周波数は、例えば、
通常の音声信号のA/D変換に用いるサンプリングクロ
ックの数10〜数100倍のサンプリングクロックが用
いられる。携帯電話等では、音声のサンプリング周波数
は8kHzが標準であり、オーバーサンプリング周波数
は、例えば128倍の1.024MHzが用いられる。
【0022】このようなデルタシグマ変調方式のA/D
変換器101では、いわゆるノイズシェーピング動作と
オーバーサンプリング動作が実行され、出力(ノイズシ
ェーピング出力)は、PDM(パルス密度変調)を受けた
1ビットの信号となる。このような1ビットのPDMビ
ットストリーム出力はデジタル(デシメーション)フィル
タ105で音声データのサンプリング周波数である8k
Hzまでダウンサンプリング処理されるとともに、所定
ビット数のデジタルデータに変換される。
【0023】受信時、受話入力として外部より供給され
た受話用デジタル信号は、デジタルフィルタ106でオ
ーバーサンプリング処理されて帯域制限された後、オー
バーサンプリング型D/A変換器102に入力される。
ここで受話用アナログ信号に変換された音声信号は、ス
ピーカに供給されて電話音声として出力される。
【0024】デジタルフィルタ106は、サンプリング
周波数8kHzで入力されたデジタル信号を、例えば4
倍オーバーサンプリング処理及び帯域制限処理する。さ
らに、デジタルフィルタ106は、オーバーサンプリン
グ処理と同時にこれらの折り返し周波数成分を減衰させ
る。デジタルフィルタ106で処理されたオーバーサン
プリングデータは、ノイズシェーパ及びアナログ積分回
路で構成されるオーバーサンプリング型D/A変換器1
02に入力され、ノイズシェーパにより例えば32倍の
オーバーサンプリング/ノイズシェーピング処理が施さ
れて1ビットのストリームデータ(PDMによる粗密波)
のデジタルデータとなる。このデジタルデータは、アナ
ログ積分器で積分処理することによりアナログ信号に変
換される。
【0025】以上、PCMコーデック203の動作を説
明したが、PCMコーデック203を構成するデジタル
フィルタ106及びD/A変換器102と、図12に示
したオーディオ用D/A変換器103、104とは、サ
ンプリング周波数、オーバーサンプリング率や仕様に応
じた回路構成等は異なるものの、動作についてはほぼ同
一である。すなわち、図11に示したPCMコーデック
203と図12に示したオーディオ用D/A変換器20
4は、それぞれデータ語調とサンプリング周波数が異な
るものの、それぞれデルタシグマ変調方式のD/A変換
及びデジタルフィルタによるコラボレーション処理を実
行する点については共通であり、目標とする仕様、精度
の違いから各動作を実行する回路構成を異ならせてい
る。
【0026】図13は、図11に示したPCMコーディ
ック203と図12に示したオーディオ用D/A変換器
204とに基づいて、音楽配信サービスに対応しようと
する場合の回路構成を示している。なお、図11及び図
12に示した部分と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0027】送信時、マイクから出力された送話用アナ
ログ信号はA/D変換器101で送話用デジタル信号に
変換された後、デジタルフィルタ109に入力されて間
引き処理(デシメーション)され送話出力と出力され
る。
【0028】受信時、受話入力として外部より供給され
た受話用デジタル信号は、デジタルフィルタ109に入
力されて補間処理(インターポレーション)された後、
D/A変換器102に入力されて、受話用アナログ信号
に変換される。その後、スピーカに供給されて電話音声
として出力される。デジタルフィルタ109は、間引き
処理と補間処理とを時分割処理する。
【0029】一方、配信されたL−ch及びR−chオ
ーディオ用デジタル信号は、それぞれデジタルフィルタ
110に入力されて補間処理された後、D/A変換器1
03、104に入力されアナログ信号に変換され、スピ
ーカに供給される。デジタルフィルタ110は、入力さ
れる各チャンネルのオーディオ用デジタル信号を時分割
で補間処理する。
【0030】上記構成により、電話音声を送受信しなが
らL−ch及びR−chオーディオ音声を聴くことがで
きる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示した構成は、通話(受話及び送話)処理部分と音楽
音声再生部分とを独立に設けているため、回路規模が大
きくなるとともに消費電力が増えるという問題がある。
【0032】上述のように、一般的なPCMコーデック
は、8kHzサンプリング、8ビット分解能であるが、
μ―lawである為、12〜13ビット精度が得られる
ような回路規模が必要である。一方、オーディオ用D/
A変換器は44.1kHzサンプリング、16ビット語
調である。
【0033】回路規模はビット数の違いに影響される。
オーディオ用D/A変換器を付加する場合、14ビット
程度の回路規模から16ビット程度の回路規模へ拡張さ
れるため、増加したビット数分だけ回路規模が増大す
る。さらに、L−ch及びR−chの2チャンネルに対
応する要となるため、PCMコーディックのみの回路規
模に対して少なくとも2倍の回路規模となる。
【0034】一方、消費電力は、オーディオ用D/A変
換器が2チャンネル分を必要とするため、PCMコーデ
ックのD/A変換部と比較して2倍必要となる。また、
サンプリング周波数が8kHzから44.1kHzへと
約5.5倍になっており、同じフィルタ演算を実施する
ために、動作周波数が5.5倍必要となる。従って、P
CMコーデックのD/A変換に必要な消費電力に対し
て、5.5(サンプリング)×2(ch)=11倍の消
費電力が必要となる。さらに、ビット数の違いによる回
路規模の増大に伴う消費電力の増大分が加わる。
【0035】上記の結果より、音声配信サービスに対応
するためにオーディオ用D/A変換器を搭載すると、移
動体通信端末装置の回路規模が大きくなるとともに、特
に、消費電力が増えることが分かる。移動体通信端末は
バッテリ駆動が前提であるため低消費電力が要求され
る。PCMコーデックのみを搭載する現行の移動体通信
端末でさえ相当の消費電力を要するという状況のもと、
さらに、オーディオ用D/A変換器を搭載することは、
特に消費電力の点で非現実的である。
【0036】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、電話音声の送受信に加えて音楽配信サービスに対
応するに際し、回路規模を削減し、かつ消費電力を低減
することができる移動体通信端末装置を提供することを
目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電話音声の送受信に加えて音楽配信などの
新たなサービスに対応した移動体通信端末装置におい
て、該装置を構成するPCMコーデック及びオーディオ
用D/A変換器に共存するデジタルフィルタ及びオーバ
ーサンプリング型D/A変換器が共有可能であることに
着目し、これらデジタルフィルタ及びオーバーサンプリ
ング型D/A変換器の一部を共有し、かつ動作速度、動
作形式等の適正化を図ることで、回路規模を削減し消費
費電力を低減する。
【0038】本発明の請求項1に係わる発明は、送話用
アナログ信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記A/D変換器の出力及び配信されたオーデ
ィオ用デジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方を
選択する第1の選択器と、受話用デジタル信号及び前記
オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルの何れか
一方を選択する第2の選択器と、一方に前記第1の選択
器の第1の出力が供給され、他方に前記第2の選択器の
第2の出力が供給され、該第1の出力が前記A/D変換
器の出力である場合は、該第1の出力を間引き処理して
外部導出し、該第1の出力が前記オーディオ用デジタル
信号の一方のチャンネルである場合は、該第1の出力を
補間処理し、該第2の出力を補間処理し、前記第1及び
第2の出力を時分割で処理可能なデジタルフィルタと、
前記デジタルフィルタで補間処理された前記オーディオ
用デジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信号に変
換する第1のD/A変換器と、前記第2の選択器の選択
動作に同期し、前記デジタルフィルタで補間処理され
た、前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネル
及び前記受話用デジタル信号の何れか一方をアナログ信
号に変換する第2のD/A変換器と、を具備したもので
ある。
【0039】請求項2に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
用デジタル信号が供給され、前記A/D変換器の出力を
間引き処理して外部導出し、前記受話用デジタル信号を
補間処理し、前記A/D変換器の出力及び前記受話用デ
ジタル信号を時分割で処理可能なデジタルフィルタと、
前記デジタルフィルタで補間処理された前記受話用デジ
タル信号及び配信されたオーディオ用デジタル信号の一
方のチャンネルの何れか一方を選択する選択器と、前記
選択器の選択動作に同期し、前記デジタルフィルタで補
間処理された前記受話用デジタル信号及び前記オーディ
オ用デジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方をア
ナログ信号に変換する第1のD/A変換器と、前記オー
ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
号に変換する第2のD/A変換器と、を具備したもので
ある。
【0040】請求項1、2に記載の発明によれば、デジ
タルフィルタ及びD/A変換器を共有することにより、
回路規模を削減することができるとともに、消費電力を
低減することができる。
【0041】請求項3に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器の出力を間引き処理して外部導出する
第1のデジタルフィルタと、一方に受話用デジタル信号
若しくは配信されたオーディオ用デジタル信号の一方の
チャンネルが供給され、他方に前記オーディオ用デジタ
ル信号の他方のチャンネルが供給され、前記受話用デジ
タル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号の一方
のチャンネルを補間処理し、前記オーディオ用デジタル
信号の他方のチャンネルを補間処理し、前記受話用デジ
タル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号の一方
のチャンネル及び前記オーディオ用デジタル信号の他方
のチャンネルを時分割で処理可能な第2のデジタルフィ
ルタと、前記第2のデジタルフィルタで補間処理された
前記受話用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デジ
タル信号の一方のチャンネルをアナログ信号に変換する
第1のD/A変換器と、前記第2のデジタルフィルタで
補間処理された前記オーディオ用デジタル信号の他方の
チャンネルをアナログ信号に変換する第2のD/A変換
器と、を具備したものである。
【0042】請求項4に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
用デジタル信号若しくは配信されたオーディオ用デジタ
ル信号の一方のチャンネルが供給され、前記A/D変換
器の出力を間引き処理して外部導出し、前記受話用デジ
タル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号の一方
のチャンネルを補間処理し、前記A/D変換器の出力及
び前記受話用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デ
ジタル信号の一方のチャンネルを時分割で処理可能な第
1のデジタルフィルタと、前記オーディオ用デジタル信
号の他方のチャンネルを補間処理する第2のデジタルフ
ィルタと、前記第1のデジタルフィルタで補間処理され
た前記受話用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デ
ジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信号に変換す
る第1のD/A変換器と、前記第2のデジタルフィルタ
で補間処理された前記オーディオ用デジタル信号の他方
のチャンネルをアナログ信号に変換する第2のD/A変
換器と、を具備したものである。
【0043】請求項5に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
用デジタル信号が供給され、前記A/D変換器の出力を
間引き処理して外部導出し、前記受話用デジタル信号を
補間処理し、前記A/D変換器の出力及び前記受話用デ
ジタル信号を時分割で処理可能な第1のデジタルフィル
タと、配信されたオーディオ用デジタル信号の両チャン
ネルが供給され、該オーディオ用デジタル信号の両チャ
ンネルを時分割で補間処理可能な第2のデジタルフィル
タと、前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前
記受話用デジタル信号及び前記第2のデジタルフィルタ
で補間処理された前記オーディオ用デジタル信号の一方
のチャンネルの何れか一方を選択する選択器と、前記選
択器の選択動作に同期し、前記第1のデジタルフィルタ
で補間処理された前記受話用デジタル信号及び前記第2
のデジタルフィルタで補間処理された前記オーディオ用
デジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方をアナロ
グ信号に変換する第1のD/A変換器と、前記第2のデ
ジタルフィルタで補間処理された前記オーディオ用デジ
タル信号の他方のチャンネルをアナログ信号に変換する
第2のD/A変換器と、を具備したものである。
【0044】請求項3、4、5に記載の発明によれば、
D/A変換器を共有することにより、回路規模を削減す
ることができるとともに、消費電力を低減することがで
きる。
【0045】請求項6に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器の出力及び受話用デジタル信号の何れ
か一方を選択する選択器と、前記選択器の出力が供給さ
れ、前記選択器の出力が前記A/D変換器の出力である
場合は、前記A/D変換器の出力を間引き処理して外部
導出し、前記選択器の出力が前記受話用デジタル信号の
場合は、前記受話用デジタル信号を補間処理する第1の
デジタルフィルタと、オーディオ用デジタル信号の両チ
ャンネルが供給され、該オーディオ用デジタル信号の両
チャンネルを時分割で補間処理可能な第2のデジタルフ
ィルタと、前記第1のデジタルフィルタで補間処理され
た前記受話用デジタル信号をアナログ信号に変換する第
1のD/A変換器と、前記第2のデジタルフィルタで補
間処理された前記オーディオ用デジタル信号の一方のチ
ャンネルをアナログ信号に変換する第2のD/A変換器
と、前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記
オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナロ
グ信号に変換する第3のD/A変換器と、を具備したも
のである。
【0046】請求項7に係わる発明は、送話用アナログ
信号を送話用デジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器の出力及び受話用デジタル信号の何れ
か一方を選択する選択器と、一方に前記選択器の出力が
供給され、他方に配信されたオーディオ用デジタル信号
の一方のチャンネルが供給され、前記選択器の出力が前
記A/D変換器の出力である場合は、前記A/D変換器
の出力を間引き処理して外部導出し、前記選択器の出力
が前記受話用デジタル信号である場合は、前記受話用デ
ジタル信号を補間処理し、前記オーディオ用デジタル信
号の一方のチャンネルを補間処理し、前記選択器の出力
及び前記オーディオ用デジタル信号の一方のチャンネル
を時分割で処理可能な第1のデジタルフィルタと、前記
オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルを補間処
理する第2のデジタルフィルタと、前記第1のデジタル
フィルタで補間処理された前記受話用デジタル信号をア
ナログ信号に変換する第1のD/A変換器と、前記第1
のデジタルフィルタで補間処理された前記オーディ用デ
ジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信号に変換す
る第2のD/A変換器と、前記第2のデジタルフィルタ
で補間処理された前記オーディオ用デジタル信号の他方
のチャンネルをアナログ信号に変換する第3のD/A変
換器と、を具備したものである。
【0047】請求項6、7に記載の発明によれば、時分
割動作しない1入出力型のデジタルフィルタを用いるこ
とにより、動作速度を高速化する必要がないため、消費
電力を低減することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0049】図1は、本発明の第1の実施の形態(請求
項1に対応)を示しており、電話音声信号を符号復号化
するPCMコーデック機能及び配信されるデジタルオー
ディオ信号を復号化するD/A変換機能を含んいる。第
1の実施の形態は、マイクから出力される送話用アナロ
グ信号を送話用デジタル信号に変換するオーバーサンプ
リング型のA/D変換器101と、A/D変換器101
の出力及び配信されたR−chオーディオ用デジタル信
号の何れか一方を選択するマルチプレクサ(第1の選択
器)111と、受信した受話用デジタル信号(受話入
力)及びL−chオーディオ用デジタル信号の何れか一
方を選択するマルチプレクサ(第2の選択器)112
と、一方にマルチプレクサ111の出力(第1の出力)
が供給され、他方にマルチプレクサ112の出力(第2
の出力)が供給され、該第1の出力がA/D変換器10
1の出力である場合は、該第1の出力を間引き(デシメ
ーション)処理して外部導出し、該第1の出力がR−c
hオーディオ用デジタル信号である場合は、該第1の出
力を補間(インターポレーション)処理し、該第2の出
力を補間処理し、第1及び第2の出力を時分割で処理可
能な2入出力型のデジタルフィルタ109と、デジタル
フィルタ109で補間処理されたR−chオーディオ用
デジタル信号をアナログ信号に変換するオーバーサンプ
リング型のD/A変換器(第1のD/A変換)104
と、マルチプレクサ112の選択動作に同期し、デジタ
ルフィルタ109で補間処理された、L−chオーディ
オ用デジタル信号及び受話用デジタル信号の何れか一方
をアナログ信号に変換するD/A変換器(第2のD/A
変換器)103と、を備えている。
【0050】上記構成により以下の動作が可能である。 1.電話音声を送受信する。 2.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 3.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生する。 4.電話音声を受信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生する。
【0051】上記動作形態3、4の場合、デジタルフィ
ルタ109は、電話音声用のサンプリングクロックとオ
ーディオ音声用のサンプリングクロックとを時分割に切
り換えて作動させる必要がある。
【0052】動作形態1は、図1に示した構成をPCM
コーデックとして使用し、電話音声の送受信が同時に発
生する電話機能を実現するものである。
【0053】動作形態2は、図1に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)を内蔵スピーカもしくは
ヘッドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現する
ものである。
【0054】動作形態3、4は、図1に示した構成をP
CMコーディック及びオーディオ用D/A変換器として
使用するものであり、動作形態3は、電話音声を送信し
ながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)の片チャ
ンネルを再生し、動作形態4は、電話音声を受信しなが
ら、オーディオ音声(L−ch、Rーch)の片チャン
ネルを再生する。
【0055】動作形態1、2は電話音声の送受信及び音
楽再生の何れか一方に限られるが、通常の使用形態で
は、上記動作を同時に必要としない場合に有効である。
【0056】以下、各動作形態について説明する。各動
作は、マルチプレクサ111、112の切り換えにより
選択される。
【0057】動作形態1において、送信時、マイクから
出力された送話用アナログ信号は、A/D変換器101
に入力されて送話用デジタル信号に変換された後、固定
端子aを選択するマルチプレクサ111を介してデジタ
ルフィルタ109の片チャンネルに入力される。デジタ
ルフィルタ109は1チャンネル分がデシメーションフ
ィルタとして機能し、A/D変換器101の出力を間引
き処理し、これにより送話出力を得る。
【0058】受信時、受話入力は固定端子aを選択する
マルチプレクサ112を介してデジタルフィルタ109
の片チャンネルに入力される。デジタルフィルタ109
は1チャンネル分がインターポレーションフィルタとし
て機能し、受話入力を補間処理する。補間処理された受
話入力は、D/A変換器103に入力されて受話用アナ
ログ信号に変換され、スピーカを介して受話音声として
出力される。
【0059】動作形態1では、デジタルフィルタ109
は間引き処理と補間処理とを時分割で実行する。また、
D/A変換器104は使用しないため、電力供給を絶
ち、電力消費を抑える。
【0060】動作形態2において、オーディオ用デジタ
ル信号(L−ch、R−ch)は、それぞれ固定端子b
を選択するマルチプレクサ111、112を介してデジ
タルフィルタ109に入力される。その後、L−chオ
ーディオ用デジタル信号はD/A変換器103に入力さ
れてオーディオ用アナログ信号に変換され、R−chオ
ーディオ用デジタル信号はD/A変換器104に入力さ
れてオーディオ用アナログ信号に変換され、それぞれス
ピーカを介オーディオ音声して出力される。なお、オー
ディオ用アナログ信号をヘッドフォンを介して出力する
ようにしても良い。
【0061】動作形態2では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0062】動作形態3において、マイクから出力され
た送話用アナログ信号は、A/D変換器101に入力さ
れて送話用デジタル信号に変換された後、固定端子aを
選択するマルチプレクサ111を介してデジタルフィル
タ109の一方のチャンネルに入力される。デジタルフ
ィルタ109は送話用デジタル信号を間引き処理し、こ
れにより送話出力を得る。
【0063】L−chオーディオ用デジタル信号は、固
定端子bを選択するマルチプレクサ112を介してデジ
タルフィルタ109の他方のチャンネルに入力されて補
間処理された後、D/A変換器103に入力されてL−
chオーディオ用アナログ信号に変換される。
【0064】デジタルフィルタ109は、送話用デジタ
ル信号に対する間引き処理とL−chオーディオ用デジ
タル信号に対する補間処理とを時分割で実行する。
【0065】動作形態3では、D/A変換器104は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0066】動作形態4において、受話入力は固定端子
aを選択するマルチプレクサ112を介してデジタルフ
ィルタ109の片チャンネルに入力されて補間処理され
た後、D/A変換器103に入力されて受話用アナログ
信号に変換され、スピーカを介して受話音声として出力
される。
【0067】R−chオーディオ用デジタル信号は、固
定端子bを選択するマルチプレクサ111を介してデジ
タルフィルタ109の片チャンネルに入力されて補間処
理された後、D/A変換器104に入力されてR−ch
オーディオ用アナログ信号に変換される。
【0068】デジタルフィルタ109は、受話入力に対
する補間処理とR−chオーディオ用デジタル信号に対
する補間処理とを交互に時分割で実行する。
【0069】動作形態4では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費量を抑える。
【0070】なお、上記各動作形態において、オーディ
オ用デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0071】図1に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタを1つにする
ことができるとともに、3つのD/A変換器のうち2つ
を共有化して2つにすることができる。これにより、回
路規模を削減することができるとともに、消費電力を低
減することができる。
【0072】なお、図示例では、オーバーサンプリング
型D/A変換器103が、受話用デジタル信号とオーデ
ィオ用デジタル信号の片チャンネルとで動作を共有して
いるが、それぞれ独立に設けても良い。この場合は、デ
ジタルフィルタ109のみを共有することになる。
【0073】また、デジタルフィルタ109は、A/D
変換器101によりデジタル信号に変換する際にはデシ
メーションフィルタとして作動し、D/A変換器10
3、104によりアナログ信号に変換される際にはイン
ターポレーションフィルタとして作動するように、ハー
ドウエアの構成の一部を共有化し、その一部を時分割で
動作させている。このため、動作速度は通常の2倍とな
る。一方、デジタルフィルタを時分割で作動させずに、
デシメーションフィルタとインターポレーションフィル
タとをそれぞれ設け、動作速度を半分に落としても良
い。
【0074】さらに、インターポレーションフィルタと
して機能するデジタルフィルタ109は、L−ch、R
−chオーディオ信号を再生する際には2チャンネル分
のオーディオ用デジタル信号を時分割で補間処理する。
このため、動作速度は通常の2倍となる。一方、デジタ
ルフィルタを時分割で作動させずに、インターポレーシ
ョンフィルタを2組設け、動作速度を半分に落としても
良い。
【0075】以下、図2を参照して本発明の第2の実施
の形態(請求項2に対応)について説明する。
【0076】第2の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、一方
にA/D変換器101の出力が供給され、他方に受信し
た受話用デジタル信号が供給され、A/D変換器101
の出力を間引き処理して外部導出し、受話用デジタル信
号を補間処理し、A/D変換器101の出力及び受話用
デジタル信号を時分割で処理可能な2入出力型のデジタ
ルフィルタ109と、デジタルフィルタ109で補間処
理された受話用デジタル信号及び配信されたL−chオ
ーディオ用デジタル信号の何れか一方を選択するマルチ
プレクサ(選択器)111と、マルチプレクサ111の
選択動作に同期し、デジタルフィルタ109で補間処理
された受話用デジタル信号及びL−chオーディオ用デ
ジタル信号の何れか一方をアナログ信号に変換するオー
バーサンプリング型のD/A変換器(第1のD/A変換
器)103と、R−chオーディオ用デジタル信号をア
ナログ信号に変換するオーバーサンプリング型のD/A
変換器(第2のD/A変換器)と、を備えている。
【0077】第2の実施の形態は、オーディオ用デジタ
ル信号(L−ch、R−ch)に関する折り返し成分の
周波数帯域が可聴帯域外にあることに着目し、図1にお
いてD/A変換処理に先立ち補間処理していたデジタル
フィルタを省略したものである。
【0078】すなわち、補間処理するデジタルフィルタ
は、D/A変換される際に生じる折り返しノイズを理想
アナログフィルタで完全に遮断できれば、本来必要ない
ものである。例えば、帯域20kHzまでのアプリケー
ションであるCDなどのデジタルオーディオの場合、サ
ンプリング周波数は44.1kHzである。折り返し成
分はこのサンプリング周波数(fs)の整数倍を折り返
しポイントとしてノイズ成分となる。この折り返し成分
は、帯域20kHzのポイントで理想アナログフィルタ
により完全に遮断されれば何ら問題は無いが、そのよう
なアナログフィルタを作るのは現実的に不可能である。
このため、アナログフィルタの負荷を軽減するためにデ
ジタルフィルタを使用する。従って、デジタルフィルタ
を用いなかった場合、従来通り折り返し成分が発生す
る。しかし、現実的には人間の聞き取れる音声の周波数
可聴帯域は20kHzより狭く、個人差もあるが約15
〜16kHzまでと言われている。
【0079】図3(a)に示されるように、20kHz
から44.1kHzまでの間に折り返し成分があって
も、この周波数は人間の可聴帯域外である為、デジタル
フィルタにより遮断しなくても特に問題はない。一方、
図3(b)に示されるように、電話音声を処理する場
合、帯域4kHz、サンプリング周波数8kHzである
ため、折り返し成分が可聴帯域内に発生する。従って、
この場合、デジタルフィルタにより折り返し成分を遮断
しないと著しく聴感が悪くなる。
【0080】図2に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.電話音声を送受信する。 2.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 3.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 4.電話音声を受信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生する。 5.電話音声を送受信しながら、オーディオ音声(L−
ch、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生す
る。
【0081】動作形態1は、図2に示した構成をPCM
コーデックとして使用し、電話音声の送受信が同時に発
生する電話機能を実現するものである。
【0082】動作形態2は、図2に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0083】動作形態3乃至5は、図2に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態3は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態4は、電話音声を受信しながら、オーディ
オ音声(L−ch、Rーch)の片チャンネルを再生
し、動作形態5は、電話音声を送受信しながら、オーデ
ィオ音声(L−ch、R−ch)の片チャンネルを再生
する。
【0084】動作形態1、2は電話音声の送受信及び音
楽再生の何れか一方に限られるが、通常の使用形態で
は、上記動作を同時に必要としない場合に有効である。
【0085】以下、各動作形態について説明する。
【0086】動作形態1において、送信時、マイクから
出力された送話用アナログ信号は、A/D変換器101
に入力されて送話用デジタル信号に変換された後、デジ
タルフィルタ109の片チャンネルに入力されて間引き
処理され、これにより送話出力を得る。
【0087】同時に、受話入力はデジタルフィルタ10
9の片チャンネルに入力されて補間処理された後、固定
端子aを選択するマルチプレクサ111を介してD/A
変換器103に入力されてアナログ信号に変換され、こ
れによりスピーカを介して出力される。
【0088】動作形態1では、D/A変換器104は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0089】動作形態2において、L−chオーディオ
用デジタル信号は、固定端子bを選択するマルチプレク
サ111を介してD/A変換器103に入力されてL−
chオーディオ用アナログ信号に変換される。R−ch
オーディオ用デジタル信号は、D/A変換器104に入
力されてR−chオーディオ用アナログ信号に変換され
る。L−ch、R−chオーディオ用アナログ信号は、
それぞれスピーカを介して出力される。なお、L−c
h、R−chオーディオ用アナログ信号をヘッドフォン
を介して出力するようにしても良い。
【0090】動作形態2では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0091】動作形態3において、マイクから出力され
た送話用アナログ信号は、A/D変換器101に入力さ
れて送話用デジタル信号に変換された後、デジタルフィ
ルタ109の片チャンネルに入力されて間引き処理さ
れ、これにより送話出力を得る。
【0092】L−chオーディオ用デジタル信号は、固
定端子bを選択するマルチプレクサ112を介してD/
A変換器103に入力されてL−chオーディオ用アナ
ログ信号に変換される。R−chオーディオ用デジタル
信号は、D/A変換器104に入力されてR−chオー
ディオ用アナログ信号に変換される。L−ch、R−c
hオーディオ用アナログ信号は、それぞれスピーカを介
して出力される。なお、L−ch、R−chオーディオ
用アナログ信号をヘッドフォンを介して出力するように
しても良い。
【0093】動作形態3では、デジタルフィルタ109
は片チャンネルしか占有しないため、時分割で2チャン
ネル占有する場合の半分の速度で作動させる。
【0094】動作形態4において、受話入力はデジタル
フィルタ109に入力されて補間処理された後、固定端
子aを選択するマルチプレクサ111を介してD/A変
換器103に入力されて受話用アナログ信号に変換され
る。R−chオーディオ用デジタル信号は、D/A変換
器104に入力されてR−chオーディ用アナログ信号
に変換される。
【0095】動作形態4では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。ま
た、デジタルフィルタ109は片チャンネルしか占有し
ないため、時分割で2チャンネル占有する場合の半分の
速度で作動させる。
【0096】動作形態5は、動作形態1の動作に加え、
D/A変換器104を作動させる。R−chオーディオ
用デジタル信号は、D/A変換器104に入力されてR
−chオーディオ用アナログ信号に変換される。
【0097】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0098】図2に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタを1つにする
ことができるとともに、3つのD/A変換器のうち2つ
を共有化して2つにすることができる。これにより、回
路規模を削減することができるとともに、消費電力を低
減することができる。
【0099】なお、図示例では、オーバーサンプリング
型D/A変換器103が、受話用デジタル信号とオーデ
ィオ用デジタル信号の片チャンネルとで動作を共有して
いるが、それぞれ独立に設けても良い。この場合は、デ
ジタルフィルタ109のみを共有することになるが、D
/A変換が受話用とオーディオ用とにそれぞれ設けられ
るため、回路削減による制約を受けずに、如何なる配信
サービスに対応することができる。
【0100】また、デジタルフィルタ109は、デシメ
ーションフィルタ及びインターポレーションフィルタと
して作動するように、ハードウエアの構成の一部を共有
化し、その一部を時分割で動作させている。このため、
動作速度は通常の2倍となる。一方、デジタルフィルタ
を時分割で作動させずに、デシメーションフィルタとイ
ンターポレーションフィルタとをそれぞれ設け、動作速
度を半分に落としても良い。
【0101】以下、図4を参照して本発明の第3の実施
の形態(請求項3に対応)について説明する。
【0102】第3の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、A/
D変換器101の出力を間引き処理して外部導出する1
入出力型のデジタルフィルタ(第1のデジタルフィル
タ)105と、一方に受話用デジタル信号若しくは配信
されたL−chオーディオ用デジタル信号が供給され、
他方にR−chオーディオ用デジタル信号が供給され、
受話用デジタル信号若しくはL−chオーディオ用デジ
タル信号を補間処理し、R−chオーディオ用デジタル
信号を補間処理し、受話用デジタル信号若しくはL−c
hオーディオ用デジタル信号及びR−chオーディオ用
デジタル信号を時分割で処理可能な2入出力型のデジタ
ルフィルタ(第2のデジタルフィルタ)110と、デジ
タルフィルタ110で補間処理された受話用デジタル信
号若しくはL−chオーディオ用デジタル信号をアナロ
グ信号に変換するオーバーサンプリング型のD/A変換
器(第1のD/A変換器)103と、デジタルフィルタ
110で補間処理されたR−chオーディオ用デジタル
信号をアナログ信号に変換するオーバーサンプリング型
のD/A変換器(第2のD/A変換器)104と、を備
えている。
【0103】図4に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.電話音声を送受信する。 2.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 3.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 4.電話音声を送受信しながら、オーディオ音声(L−
ch、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生す
る。
【0104】動作形態1は、図3に示した構成をPCM
コーデックとして使用し、電話音声の送受信が同時に発
生する電話機能を実現するものである。
【0105】動作形態2は、図3に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0106】動作形態3及び4は、図3に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態3は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態4は、電話音声を送受信しながら、オーデ
ィオ音声(L−ch、R−ch)の片チャンネルを再生
する。
【0107】動作形態1、2は電話音声の送受信及び音
楽再生の何れか一方に限られるが、通常の使用形態で
は、上記動作を同時に必要としない場合に有効である。
【0108】動作形態3はオーディオ音声の両チャンネ
ルを再生できるものの、電話音声の送信に限られるが、
オーディオ音声を聞きながら送話内容を移動体通信端末
装置本体に搭載された記憶装置に記憶する、若しくは送
信することが考えられる。
【0109】@以下、各動作形態について説明する。
【0110】動作形態1において、送信時、マイクから
出力された送話用アナログ信号は、A/D変換器101
に入力されて送話用デジタル信号に変換された後、デジ
タルフィルタ105に入力されて間引き処理され、これ
により送話出力を得る。
【0111】同時に、受話入力はデジタルフィルタ11
0の片チャンネルに入力されて補間処理された後、D/
A変換器103に入力されて受話用アナログ信号に変換
され、スピーカを介して出力される。
【0112】動作形態1では、D/A変換器104は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。ま
た、デジタルフィルタ110は片チャンネルしか占有し
ないため、時分割で2チャンネル占有する場合の半分の
速度で作動させる。
【0113】動作形態2において、L−ch、R−ch
オーディオ用デジタル信号は、デジタルフィルタ110
に入力されて時分割で補間処理された後、それぞれD/
A変換器103、104に入力されてL−ch、R−c
hオーディオ用アナログ信号に変換され、スピーカを介
して出力される。なお、L−ch、R−chオーディオ
用アナログ信号をヘッドフォンを介して出力するように
しても良い。
【0114】動作形態2では、A/D変換器101及び
デジタルフィルタ105は使用しないため、電力供給を
絶ち、電力消費を抑える。
【0115】動作形態3は、動作形態2の動作に加え、
A/D変換器101を作動させる。マイクから出力され
た送話用アナログ信号は、A/D変換器101に入力さ
れて送話用デジタル信号に変換された後、デジタルフィ
ルタ105に入力されて間引き処理され、これにより送
話出力を得る。
【0116】動作形態4は、動作形態1の動作に加え、
D/A変換器104を作動させる。R−chオーディオ
用デジタル信号は、デジタルフィルタ110の片チャン
ネルに入力されて補間処理された後、D/A変換器10
4に入力されてR−chオーディオ用アナログ信号に変
換され、スピーカを介して出力される。
【0117】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0118】図4に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタのうちの一方
を1入出力にすることができるため、時分割動作が不要
となる。これにより動作速度を上げる必要がなくなり、
消費電力を低減することができる。さらに、3つのD/
A変換器のうち2つを共有化して2つにすることができ
るため、回路規模を削減することができるとともに、消
費電力を低減することができる。
【0119】なお、図示例では、オーバーサンプリング
型D/A変換器103が、受話用デジタル信号とオーデ
ィオ用デジタル信号の片チャンネルとで動作を共有して
いるが、それぞれ独立に設けても良い。
【0120】また、デジタルフィルタ110は、2チャ
ンネル分のインターポレーションフィルタとして作動す
るように、ハードウエアの構成の一部を共有化し、その
一部を時分割で動作させている。このため、動作速度は
通常の2倍となる。一方、デジタルフィルタを時分割で
作動させずに、2チャンネル分のインターポレーション
フィルタを設け、動作速度を半分に落としても良い。
【0121】以下、図5を参照して本発明の第4の実施
の形態(請求項4に対応)について説明する。
【0122】第4の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、一方
にA/D変換器101の出力が供給され、他方に受話用
デジタル信号若しくは配信されたL−chオーディオ用
デジタル信号が供給され、A/D変換器101の出力を
間引き処理して外部導出し、受話用デジタル信号若しく
はL−chオーディオ用デジタル信号を補間処理し、A
/D変換器101の出力及び受話用デジタル信号若しく
はL−chオーディオ用デジタル信号を時分割で処理可
能な2入出力型のデジタルフィルタ(第1のデジタルフ
ィルタ)109と、R−chオーディオ用デジタル信号
を補間処理する1入出力型のデジタルフィルタ(第2の
デジタルフィルタ)108と、デジタルフィルタ109
で補間処理された受話用デジタル信号若しくはL−ch
オーディオ用デジタル信号をアナログ信号に変換するオ
ーバーサンプリング型のD/A変換器(第1のD/A変
換器)103と、デジタルフィルタ108で補間処理さ
れたR−chオーディオ用デジタル信号をアナログ信号
に変換するオーバーサンプリング型のD/A変換器(第
2のD/A変換器)104と、を備えている。
【0123】図5に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.電話音声を送受信する。 2.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 3.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 4.電話音声を送受信しながら、オーディオ音声(L−
ch、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生す
る。
【0124】動作形態1は、図5に示した構成をPCM
コーデックとして使用し、電話音声の送受信が同時に発
生する電話機能を実現するものである。
【0125】動作形態2は、図5に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0126】動作形態3及び4は、図3に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態3は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態4は、電話音声を送受信しながら、オーデ
ィオ音声(L−ch、R−ch)の片チャンネルを再生
する。
【0127】動作形態1、2は電話音声の送受信及び音
楽再生の何れか一方に限られるが、通常の使用形態で
は、上記動作を同時に必要としない場合に有効である。
動作形態3はオーディオ音声の両チャンネルを再生でき
るものの、電話音声の送信に限られるが、オーディオ音
声を聞きながら、通話内容を移動体通信端末本体に搭載
された記憶装置に記憶する、若しくは送信することが考
えられる。
【0128】以下、各動作形態について説明する。
【0129】動作形態1において、送信時、マイクから
出力された送話用アナログ信号は、A/D変換器101
に入力されて送話用デジタル信号に変換された後、デジ
タルフィルタ109の片チャンネルに入力されて間引き
処理され、これにより送話出力を得る。
【0130】同時に、受話入力はデジタルフィルタ10
9の片チャンネルに入力されて補間処理された後、D/
A変換器103に入力されて受話用アナログ信号に変換
され、スピーカを介して受話音声として出力される。
【0131】動作形態1では、D/A変換器104及び
デジタルフィルタ108は使用しないため、電力供給を
絶ち、電力消費を抑える。
【0132】動作形態2において、L−chオーディオ
用デジタル信号は、デジタルフィルタ109の一方のチ
ャンネルに入力されて補間処理された後、D/A変換器
103に入力されてL−chオーディオ用アナログ信号
に変換され、スピーカを介して出力される。R−chオ
ーディオ用デジタル信号は、デジタルフィルタ108に
入力されて補間処理された後、D/A変換器104に入
力されてR−chオーディオ用アナログ信号に変換さ
れ、スピーカを介して出力される。なお、オーディオ用
アナログ信号をヘッドフォンを介して出力するようにし
ても良い。
【0133】動作形態2では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。ま
た、デジタルフィルタ109は、片チャンネルしか占有
しないため、時分割で2チャンネル占有する場合の半分
の速度で作動させる。
【0134】動作形態3は、動作形態2の動作に加え、
A/D変換器101を作動させる。マイクから出力され
た送話用アナログ信号は、A/D変換器101に入力さ
れて送話用デジタル信号に変換された後、デジタルフィ
ルタ105の片チャンネルに入力されて間引き処理さ
れ、これにより送話出力を得る。
【0135】動作形態4は、動作形態1の動作に加え、
D/A変換器104及びデジタルフィルタ08を作動さ
せる。R−chオーディオ用デジタル信号は、デジタル
フィルタ108に入力されて補間処理された後、D/A
変換器104に入力されてR−chオーディオ用アナロ
グ信号に変換され、スピーカを介して出力される。
【0136】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0137】図5に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタのうちの一方
を1入出力にすることができるため、時分割動作が不要
となる。これにより動作速度を上げる必要がなくなり、
消費電力を低減することができる。さらに、3つのD/
A変換器のうち2つを共有化して2つにすることができ
るため、回路規模を削減することができるとともに、消
費電力を低減することができる。
【0138】なお、図示例では、オーバーサンプリング
型D/A変換器103が、受話用デジタル信号とオーデ
ィオ用デジタル信号の片チャンネルとで動作を共有して
いるが、それぞれ独立に設けても良い。
【0139】また、デジタルフィルタ109は、デシメ
ーションフィルタ及びインターポレーションフィルタし
て作動するように、ハードウエアの構成の一部を共有化
し、その一部を時分割で動作させている。このため、動
作速度は通常の2倍となる。一方、デジタルフィルタを
時分割で作動させずに、デシメーションフィルタとイン
ターポレーションフィルタとをそれぞれ独立に設け、動
作速度を半分に落としても良い。
【0140】以下、図6を参照して本発明の第5の実施
の形態(請求項5に対応)について説明する。
【0141】第5の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、一方
にA/D変換器101の出力が供給され、他方に受話用
デジタル信号が供給され、A/D変換器101の出力を
間引き処理して外部導出し、受話用デジタル信号を補間
処理し、A/D変換器101の出力及び受話用デジタル
信号を時分割で処理可能な2入出力型のデジタルフィル
タ(第1のデジタルフィルタ)109と、配信されたL
−ch、R−chオーディオ用デジタル信号が供給さ
れ、L−ch、R−chオーディオ用デジタル信号を時
分割で補間処理可能な2入出力型のデジタルフィルタ
(第2のデジタルフィルタ)110と、デジタルフィル
タ109で補間処理された受話用デジタル信号及びデジ
タルフィルタ110で補間処理されたL−chオーディ
オ用デジタル信号の何れか一方を選択するマルチプレク
サ(選択器)111と、マルチプレクサ111の選択動
作に同期し、デジタルフィルタ109で補間処理された
受話用デジタル信号及びデジタルフィルタ110で補間
処理されたL−chオーディオ用デジタル信号の何れか
一方をアナログ信号に変換するオーバーサンプリング型
のD/A変換器(第1のD/A変換器)103と、デジ
タルフィルタ110で補間処理されたR−chオーディ
オ用デジタル信号をアナログ信号に変換するオーバーサ
ンプリング型のD/A変換器(第2のD/A変換器)1
04と、を備えている。
【0142】図6に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.電話音声を送受信する。 2.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 3.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 4.電話音声を送受信しながら、オーディオ音声(L−
ch、R−ch)の何れか一方のチャンネルを再生す
る。
【0143】動作形態1は、図6に示した構成をPCM
コーデックとして使用し、電話音声の送受信が同時に発
生する電話機能を実現するものである。
【0144】動作形態2は、図6に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0145】動作形態3及び4は、図6に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態3は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態4は、電話音声を送受信しながら、オーデ
ィオ音声(L−ch、Rーch)の片チャンネルを再生
する。
【0146】動作形態1、2は電話音声の送受信及び音
楽再生の何れか一方に限られるが、通常の使用形態で
は、上記動作を同時に必要としない場合に有効である。
動作形態3はオーディオ音声の両チャンネルを再生でき
るものの、電話音声の送信に限られるが、オーディオ音
声を聞きながら、送話内容を移動体通信端末本体に搭載
された記憶装置に記憶する、若しくは送信することが考
えられる。
【0147】以下、各動作形態について説明する。
【0148】動作形態1において、送信時、マイクから
出力された送話用アナログ信号は、A/D変換器101
に入力されて送話用デジタル信号に変換された後、デジ
タルフィルタ109の片チャンネルに入力されて間引き
処理され、これにより送話出力を得る。
【0149】同時に、受話入力はデジタルフィルタ10
9の片チャンネルに入力されて補間処理された後、固定
端子aを選択するマルチプレクサ111を介してD/A
変換器103に入力されて受話用アナログ信号に変換さ
れ、スピーカを介して出力される。
【0150】動作形態1では、D/A変換器104及び
デジタルフィルタ110は使用しないため、電力供給を
絶ち、電力消費を抑える。
【0151】動作形態2において、L−ch、R−ch
オーディオ用デジタル信号は、それぞれデジタルフィル
タ110に入力されて補間処理される。補間処理された
L−chオーディオ用デジタル信号は固定端子bを選択
するマルチプレクサ111を介してD/A変換器103
に入力されてL−chオーディオ用アナログ信号に変換
され、スピーカを介して出力される。補間処理されたR
−chオーディオ用デジタル信号はD/A変換器104
に入力されてR−chオーディオ用アナログ信号に変換
され、スピーカを介して出力される。なお、L−ch、
R−chオーディオ用アナログ信号をヘッドフォンを介
して出力するようにしても良い。
【0152】動作形態2では、A/D変換器101及び
デジタルフィルタ109は使用しないため、電力供給を
絶ち、電力消費を抑える。
【0153】動作形態3は、動作形態2の動作に加え、
A/D変換器101及びデジタルフィルタ109を作動
させる。マイクから出力された送話用アナログ信号は、
A/D変換器101に入力されて送話用デジタル信号に
変換された後、デジタルフィルタ109の片チャンネル
に入力されて間引き処理され、これにより送話出力を得
る。
【0154】動作形態3では、デジタルフィルタ109
は片チャンネルしか占有しないため、時分割で2チャン
ネル占有する場合の半分の速度で作動させる。
【0155】動作形態4は、動作形態1の動作に加え、
D/A変換器104及びデジタルフィルタ110を作動
せせる。R−chオーディオ用デジタル信号はデジタル
フィルタ110の片チャンネルに入力されて補間処理さ
れた後、D/A変換器104に入力されてR−chオー
ディオ用アナログ信号に変換され、スピーカを介して出
力される。
【0156】動作形態4では、デジタルフィルタ109
は片チャンネルしか占有しないため、時分割で2チャン
ネル占有する場合の半分の速度で作動させる。
【0157】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0158】図6に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される3つのD/A変換器のうち2つを共有
化して2つにすることができる。これにより、回路規模
を削減することができるとともに、消費電力を低減する
ことができる。
【0159】なお、図示例では、D/A変換器103
が、受話用デジタル信号とオーディオ用デジタル信号の
片チャンネルとで動作を共有しているが、それぞれ独立
に設けても良い。
【0160】また、デジタルフィルタ109は、デシメ
ーションフィルタ及びインターポレーションフィルタと
して作動するように、ハードウエアの構成の一部を共有
化し、その一部を時分割で動作させている。このため、
動作速度は通常の2倍となる。一方、デジタルフィルタ
を時分割で作動させずに、デシメーションフィルタとイ
ンターポレーションフィルタとをそれぞれ独立に設け、
動作速度を半分に落としても良い。また、デジタルフィ
ルタ110は、2組のインターポレーションフィルタと
して作動するように、ハードウエアの構成の一部を共有
化し、その一部を時分割で動作させている。このため、
動作速度は通常の2倍となる。一方、デジタルフィルタ
を時分割で作動させずに、2組のインターポレーション
フィルタを独立に設け、動作速度を半分に落としても良
い。
【0161】以下、図7を参照して本発明の第6の実施
の形態(請求項6に対応)について説明する。
【0162】第6の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、A/
D変換器101の出力及び受話用デジタル信号の何れか
一方を選択するマルチプレクサ(選択器)111と、マ
ルチプレクサ111の出力が供給され、マルチプレクサ
111の出力がA/D変換器101の出力である場合
は、A/D変換器101の出力を間引き処理して外部導
出し、マルチプレクサ111の出力が受話用デジタル信
号の場合は、受話用デジタル信号を補間処理する1入出
力型のデジタルフィルタ(第1のデジタルフィルタ)1
05と、L−ch、R−chオーディオ用デジタル信号
が供給され、L−ch、R−chオーディオ用デジタル
信号を時分割で補間処理可能な2入出力型のデジタルフ
ィルタ(第2のデジタルフィルタ)110と、デジタル
フィルタ105で補間処理された受話用デジタル信号を
アナログ信号に変換するオーバーサンプリング型のD/
A変換器(第1のD/A変換器)102と、デジタルフ
ィルタ110で補間処理されたL−chオーディオ用デ
ジタル信号をアナログ信号に変換するオーバーサンプリ
ング型のD/A変換器(第2のD/A変換器)103
と、デジタルフィルタ110で補間処理されたR−ch
オーディオ用デジタル信号をアナログ信号に変換するオ
ーバーサンプリング型のD/A変換器(第3のD/A変
換器)104と、を備えている。
【0163】図7に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 2.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 3.電話音声を受信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。
【0164】動作形態1は、図7に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0165】動作形態2及び3は、図7に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態2は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態3は、電話音声を受信しながら、オーディ
オ音声(L−ch、Rーch)を再生する。
【0166】動作形態2、3は電話音声の送信及び受信
の何れか一方に限られるが、送信及び受信が同時に発生
しない無線機等のシンプレクス方式の移動体通信システ
ムにおいて有効である。
【0167】このうち、動作形態2はオーディオ音声を
聞きながら、送話内容を移動体通信端末本体に搭載され
た記憶装置に記憶する、若しくは送信することが考えら
れる。また、動作形態3はオーディオ音声を聞きなが
ら、いわゆる留守番電話機能により受話内容を移動体通
信端末本体に搭載された記憶装置に記憶することが考え
られる。
【0168】以下、各動作形態について説明する。
【0169】動作形態1において、L−ch、R−ch
オーディオ用デジタル信号は、それぞれデジタルフィル
タ110に入力されて時分割で補間処理された後、D/
A変換器103、104に入力されてL−ch、R−c
hオーディオ用アナログ信号に変換され、スピーカを介
して出力される。なお、L−ch、R−chオーディオ
用アナログ信号をヘッドフォンを介して出力するように
しても良い。
【0170】動作形態1では、A/D変換器101及び
デジタルフィルタ105は使用しないため、電力供給を
絶ち、電力消費を抑える。
【0171】動作形態2は、動作形態1の動作に加え
て、A/D変換器101及びデジタルフィルタ105を
作動させる。マイクから出力された送話用アナログ信号
は、A/D変換器101に入力されて送話用デジタル信
号に変換された後、固定端子aを選択するマルチプレク
サ111を介してデジタルフィルタ109に入力されて
間引き処理され、これにより送話出力を得る。
【0172】動作形態2では、D/A変換器102は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0173】動作形態3は、動作形態1の動作に加え
て、A/D変換器101及びデジタルフィルタ105を
作動させる。受話入力は固定端子bを選択するマルチプ
レクサ11を介してデジタルフィルタ105に入力され
て補間処理された後、D/A変換器102に入力されて
受話用アナログ信号に変換され、スピーカを介して出力
される。
【0174】動作形態3では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0175】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0176】図7に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタのうちの一方
を1入出力にすることができるため、時分割動作が不要
となる。これにより動作速度を上げる必要がなくなり、
消費電力を低減することができる。
【0177】以下、図8を参照して本発明の第7の実施
の形態(請求項7に対応)について説明する。
【0178】第7の実施の形態は、マイクから出力され
た送話用アナログ信号を送話用デジタル信号に変換する
オーバーサンプリング型のA/D変換器101と、A/
D変換器101の出力及び受話用デジタル信号の何れか
一方を選択するマルチプレクサ(選択器)111と、一
方にマルチプレクサ111の出力が供給され、他方に配
信されたL−chオーディオ用デジタル信号が供給さ
れ、マルチプレクサ111の出力がA/D変換器101
の出力である場合は、A/D変換器101の出力を間引
き処理して外部導出し、マルチプレクサ111の出力が
受話用デジタル信号である場合は、受話用デジタル信号
を補間処理し、L−chオーディオ用デジタル信号を補
間処理し、マルチプレクサ111の出力及びL−chオ
ーディオ用デジタル信号を時分割で処理可能な2入出力
型のデジタルフィルタ(第1のデジタルフィルタ)10
9と、R−chオーディオ用デジタル信号を補間処理す
る1入出力型のデジタルフィルタ(第2のデジタルフィ
ルタ)と、デジタルフィルタ109で補間処理された受
話用デジタル信号をアナログ信号に変換するオーバーサ
ンプリング型のD/A変換器(第1のD/A変換器)1
02と、デジタルフィルタ109で補間処理されたL−
chオーディ用デジタル信号をアナログ信号に変換する
オーバーサンプリング型のD/A変換器(第2のD/A
変換器)103と、デジタルフィルタ108で補間処理
されたR−chオーディオ用デジタル信号をアナログ信
号に変換するオーバーサンプリング型のD/A変換器
(第3のD/A変換器)104と、を備えている。
【0179】図8に示した構成により以下の動作が可能
である。 1.配信されたオーディオ音声(L−ch、R−ch)
を再生する。 2.電話音声を送信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。 3.電話音声を受信しながら、オーディオ音声(L−c
h、R−ch)を再生する。
【0180】動作形態1は、図8に示した構成をオーデ
ィオ用D/A変換器として使用し、配信されたオーディ
オ音声(L−ch、R−ch)をスピーカもしくはヘッ
ドフォンを介して再生する音楽再生機能を実現するもの
である。
【0181】動作形態2及び3は、図8に示した構成を
PCMコーディック及びオーディオ用D/A変換器とし
て使用するものであり、動作形態2は、電話音声を送信
しながらオーディオ音声(L−ch、R−ch)を再生
し、動作形態3は、電話音声を受信しながら、オーディ
オ音声(L−ch、R−ch)を再生する。
【0182】動作形態2及び3は電話音声の送信及び受
信の何れか一方に限られるが、送信及び受信が同時に発
生しない無線機等のシンプレクス方式の移動体通信シス
テムにおいて有効である。
【0183】このうち、動作形態2はオーディオ音声を
聞きながら、送話内容を移動体通信端末本体に搭載され
た記憶装置に記憶する、若しくは送信することが考えら
れる。また、動作形態3はオーディオ音声を聞きなが
ら、いわゆる留守番電話機能により受話内容を移動体通
信端末本体に搭載された記憶装置に記憶することが考え
られる。
【0184】以下、各動作形態について説明する。
【0185】動作形態1において、L−chオーディオ
用デジタル信号は、デジタルフィルタ110の片チャン
ネルに入力されて補間処理された後、D/A変換器10
3入力されてL−chオーディオ用アナログ信号に変換
され、スピーカを介して出力される。R−chオーディ
オ用デジタル信号はデジタルフィルタ108の片チャン
ネルに入力されて補間処理された後、D/A変換器10
4に入力されてR−chオーディオ用アナログ信号に変
換され、スピーカを介して出力される。なお、L−c
h、R−chオーディオ用アナログ信号をそれぞれヘッ
ドフォンを介して出力するようにしても良い。
【0186】動作形態1では、A/D変換器101、D
/A変換器102は使用しないため、電力供給を絶ち、
電力消費を抑える。また、デジタルフィルタ109は片
チャンネルしか占有しないため、時分割で2チャンネル
占有する場合の半分の速度で作動させる。
【0187】動作形態2は、動作形態1の動作に加え
て、A/D変換器101を作動させる。マイクから出力
された送話用アナログ信号は、A/D変換器101に入
力されて送話用デジタル信号に変換された後、固定端子
aを選択するマルチプレクサ111を介してデジタルフ
ィルタ109の片チャンネルに入力されて間引き処理さ
れ、これにより送話出力を得る。
【0188】動作形態2では、D/A変換器102は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0189】動作形態3は、動作形態1の動作に加え
て、A/D変換器102を作動させる。受話入力は固定
端子bを選択するマルチプレクサ11を介してデジタル
フィルタ109の片チャンネルに入力されて補間処理さ
れた後、D/A変換器102に入力されて受話用アナロ
グ信号に変換され、スピーカを介して出力される。
【0190】動作形態3では、A/D変換器101は使
用しないため、電力供給を絶ち、電力消費を抑える。
【0191】なお、各動作形態において、オーディオ用
デジタル信号は、図示極性と逆にしても良い。
【0192】図8に示した構成によれば、従来、図13
の構成に示される2つのデジタルフィルタのうちの一方
を1入出力にすることができるため、時分割動作が不要
となる。これにより動作速度を上げる必要がなくなり、
消費電力を低減することができる。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
話音声の送受信に加えて音楽配信などの新たなサービス
に対応した移動体通信端末装置において、該装置を構成
するPCMコーデック及びオーディオ用D/A変換器に
共存するデジタルフィルタ及びD/A変換器を機能、用
途に応じて共有するとともに、時分割動作により動作速
度を補償することにより、回路規模を削減し、かつ消費
費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図3】(a)はデジタルオーディオにおける折り返し
ノイズと可聴帯域の関係を示す図、(b)は電話音声に
おける折り返しノイズと可聴帯域の関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の第6の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第7の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図9】現行の移動体通信端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】音楽配信サービスに対応した移動体通信端末
装置の構成を示すブロック図である。
【図11】図9及び図10に示したPCMコーデック2
03の構成を示すブロック図である。
【図12】オーディオ用D/A変換器204の構成を示
すブロック図である。
【図13】図11に示したPCMコーデック203と図
12に示したオーディオ用D/A変換器204とに基づ
いて、音楽配信サービスに対応しようとする場合の移動
体通信端末装置における構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 オーバーサンプリング型A/D変換器 102、103、104 オーバーサンプリング型D/
A変換器 105、106、107、108 1入出力型デジタル
フィルタ 109、110 2入出力型デジタルフィルタ 111、112 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D062 AA03 5K027 AA11 AA16 BB15 BB17 CC08 GG04 5K067 AA42 AA43 BB04 BB21 DD54 EE02 FF02 FF25 5K101 KK18 LL12 NN36 NN45 SS06 UU20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力及び配信されたオーディオ用デ
    ジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方を選択する
    第1の選択器と、 受話用デジタル信号及び前記オーディオ用デジタル信号
    の他方のチャンネルの何れか一方を選択する第2の選択
    器と、 一方に前記第1の選択器の第1の出力が供給され、他方
    に前記第2の選択器の第2の出力が供給され、該第1の
    出力が前記A/D変換器の出力である場合は、該第1の
    出力を間引き処理して外部導出し、該第1の出力が前記
    オーディオ用デジタル信号の一方のチャンネルである場
    合は、該第1の出力を補間処理し、該第2の出力を補間
    処理し、前記第1及び第2の出力を時分割で処理可能な
    デジタルフィルタと、 前記デジタルフィルタで補間処理された前記オーディオ
    用デジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信号に変
    換する第1のD/A変換器と、 前記第2の選択器の選択動作に同期し、前記デジタルフ
    ィルタで補間処理された、前記オーディオ用デジタル信
    号の他方のチャンネル及び前記受話用デジタル信号の何
    れか一方をアナログ信号に変換する第2のD/A変換器
    と、を具備したことを特徴とする移動体通信端末装置。
  2. 【請求項2】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
    用デジタル信号が供給され、前記A/D変換器の出力を
    間引き処理して外部導出し、前記受話用デジタル信号を
    補間処理し、前記A/D変換器の出力及び前記受話用デ
    ジタル信号を時分割で処理可能なデジタルフィルタと、 前記デジタルフィルタで補間処理された前記受話用デジ
    タル信号及び配信されたオーディオ用デジタル信号の一
    方のチャンネルの何れか一方を選択する選択器と、 前記選択器の選択動作に同期し、前記デジタルフィルタ
    で補間処理された前記受話用デジタル信号及び前記オー
    ディオ用デジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方
    をアナログ信号に変換する第1のD/A変換器と、 前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをア
    ナログ信号に変換する第2のD/A変換器と、を具備し
    たことを特徴とする移動体通信端末装置。
  3. 【請求項3】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力を間引き処理して外部導出する
    第1のデジタルフィルタと、 一方に受話用デジタル信号若しくは配信されたオーディ
    オ用デジタル信号の一方のチャンネルが供給され、他方
    に前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルが
    供給され、前記受話用デジタル信号若しくは前記オーデ
    ィオ用デジタル信号の一方のチャンネルを補間処理し、
    前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルを補
    間処理し、前記受話用デジタル信号若しくは前記オーデ
    ィオ用デジタル信号の一方のチャンネル及び前記オーデ
    ィオ用デジタル信号の他方のチャンネルを時分割で処理
    可能な第2のデジタルフィルタと、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記受話
    用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号
    の一方のチャンネルをアナログ信号に変換する第1のD
    /A変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第2のD/A変換器と、を具備したことを
    特徴とする移動体通信端末装置。
  4. 【請求項4】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
    用デジタル信号若しくは配信されたオーディオ用デジタ
    ル信号の一方のチャンネルが供給され、前記A/D変換
    器の出力を間引き処理して外部導出し、前記受話用デジ
    タル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号の一方
    のチャンネルを補間処理し、前記A/D変換器の出力及
    び前記受話用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デ
    ジタル信号の一方のチャンネルを時分割で処理可能な第
    1のデジタルフィルタと、 前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルを補
    間処理する第2のデジタルフィルタと、 前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前記受話
    用デジタル信号若しくは前記オーディオ用デジタル信号
    の一方のチャンネルをアナログ信号に変換する第1のD
    /A変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第2のD/A変換器と、を具備したことを
    特徴とする移動体通信端末装置。
  5. 【請求項5】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 一方に前記A/D変換器の出力が供給され、他方に受話
    用デジタル信号が供給され、前記A/D変換器の出力を
    間引き処理して外部導出し、前記受話用デジタル信号を
    補間処理し、前記A/D変換器の出力及び前記受話用デ
    ジタル信号を時分割で処理可能な第1のデジタルフィル
    タと、 配信されたオーディオ用デジタル信号の両チャンネルが
    供給され、該オーディオ用デジタル信号の両チャンネル
    を時分割で補間処理可能な第2のデジタルフィルタと、 前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前記受話
    用デジタル信号及び前記第2のデジタルフィルタで補間
    処理された前記オーディオ用デジタル信号の一方のチャ
    ンネルの何れか一方を選択する選択器と、 前記選択器の選択動作に同期し、前記第1のデジタルフ
    ィルタで補間処理された前記受話用デジタル信号及び前
    記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オーデ
    ィオ用デジタル信号の一方のチャンネルの何れか一方を
    アナログ信号に変換する第1のD/A変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第2のD/A変換器と、を具備したことを
    特徴とする移動体通信端末装置。
  6. 【請求項6】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力及び受話用デジタル信号の何れ
    か一方を選択する選択器と、 前記選択器の出力が供給され、前記選択器の出力が前記
    A/D変換器の出力である場合は、前記A/D変換器の
    出力を間引き処理して外部導出し、前記選択器の出力が
    前記受話用デジタル信号の場合は、前記受話用デジタル
    信号を補間処理する第1のデジタルフィルタと、 オーディオ用デジタル信号の両チャンネルが供給され、
    該オーディオ用デジタル信号の両チャンネルを時分割で
    補間処理可能な第2のデジタルフィルタと、 前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前記受話
    用デジタル信号をアナログ信号に変換する第1のD/A
    変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第2のD/A変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第3のD/A変換器と、を具備したことを
    特徴とする移動体通信端末装置。
  7. 【請求項7】 送話用アナログ信号を送話用デジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力及び受話用デジタル信号の何れ
    か一方を選択する選択器と、 一方に前記選択器の出力が供給され、他方に配信された
    オーディオ用デジタル信号の一方のチャンネルが供給さ
    れ、前記選択器の出力が前記A/D変換器の出力である
    場合は、前記A/D変換器の出力を間引き処理して外部
    導出し、前記選択器の出力が前記受話用デジタル信号で
    ある場合は、前記受話用デジタル信号を補間処理し、前
    記オーディオ用デジタル信号の一方のチャンネルを補間
    処理し、前記選択器の出力及び前記オーディオ用デジタ
    ル信号の一方のチャンネルを時分割で処理可能な第1の
    デジタルフィルタと、 前記オーディオ用デジタル信号の他方のチャンネルを補
    間処理する第2のデジタルフィルタと、 前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前記受話
    用デジタル信号をアナログ信号に変換する第1のD/A
    変換器と、 前記第1のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディ用デジタル信号の一方のチャンネルをアナログ信号
    に変換する第2のD/A変換器と、 前記第2のデジタルフィルタで補間処理された前記オー
    ディオ用デジタル信号の他方のチャンネルをアナログ信
    号に変換する第3のD/A変換器と、を具備したことを
    特徴とする移動体通信端末装置。
JP31538699A 1999-11-05 1999-11-05 移動体通信端末装置 Expired - Fee Related JP3349688B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31538699A JP3349688B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 移動体通信端末装置
CA002324817A CA2324817A1 (en) 1999-11-05 2000-10-31 Mobile communication terminal device
DE60034204T DE60034204T2 (de) 1999-11-05 2000-11-03 Mobiles Kommunikationsendgerät das geeignet ist für den Empfang von digitalen Hörfunksignalen
US09/706,208 US6714796B1 (en) 1999-11-05 2000-11-03 Mobile communication terminal device
EP00123931A EP1107491B1 (en) 1999-11-05 2000-11-03 Mobile communication terminal device capable of receiving digital audio broadcast signals

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31538699A JP3349688B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 移動体通信端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001136235A true JP2001136235A (ja) 2001-05-18
JP3349688B2 JP3349688B2 (ja) 2002-11-25

Family

ID=18064785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31538699A Expired - Fee Related JP3349688B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 移動体通信端末装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6714796B1 (ja)
EP (1) EP1107491B1 (ja)
JP (1) JP3349688B2 (ja)
CA (1) CA2324817A1 (ja)
DE (1) DE60034204T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004088527A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Renesas Technology Corp オーディオ・インターフェイス回路
WO2022191282A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載伝送システム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043965A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Pioneer Electronic Corp 受信機
US7162228B2 (en) * 2002-04-03 2007-01-09 Embedded Systems Products Inc. Apparatus, method, media and signals for controlling a wireless communication appliance
US7864962B2 (en) * 2005-06-29 2011-01-04 Sigmatel, Inc. System and method of routing audio signals to multiple speakers
ATE510422T1 (de) * 2007-03-21 2011-06-15 Freescale Semiconductor Inc Verfahren und vorrichtung zum umsetzen von signalen
CN101262237B (zh) * 2008-04-25 2012-02-08 中兴通讯股份有限公司 手持移动设备的调频装置
CN103200604A (zh) * 2013-01-06 2013-07-10 中国电子科技集团公司第十研究所 机载通信系统话音评估设备
CN103117065B (zh) * 2013-01-09 2015-09-30 上海大唐移动通信设备有限公司 平均意见评分语音测试装置及其控制方法、语音测试方法
CN113783680B (zh) * 2021-11-05 2022-02-08 湖南北顺源智能科技有限公司 数据同步发送方法及数据同步发送系统

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2179815B (en) 1985-08-28 1989-11-29 Plessey Co Plc Interpolator / decimator filter structure
US5243640A (en) * 1991-09-06 1993-09-07 Ford Motor Company Integrated cellular telephone and vehicular audio system
JP3042125B2 (ja) 1992-01-13 2000-05-15 日本電気株式会社 間引きフィルタ
JPH08330957A (ja) 1995-06-01 1996-12-13 Kenwood Corp D/a変換装置
US5592165A (en) 1995-08-15 1997-01-07 Sigmatel, Inc. Method and apparatus for an oversampled digital to analog convertor
DE19619815A1 (de) * 1996-05-17 1997-11-20 Bosch Gmbh Robert Rundfunkempfänger mit integrierter Fernsprecheinrichtung
US5821892A (en) * 1996-11-20 1998-10-13 Texas Instruments Incorporated Digital to analog conversion system
US6016114A (en) 1997-04-21 2000-01-18 Lsi Logic Corporation Apparatus and method of fabricating mixed signal interface in GSM wireless application
JP3055497B2 (ja) * 1997-06-27 2000-06-26 日本電気株式会社 消費電力低減装置
US5978689A (en) * 1997-07-09 1999-11-02 Tuoriniemi; Veijo M. Personal portable communication and audio system
JPH1168685A (ja) * 1997-08-21 1999-03-09 Sony Corp 無線情報通信方法及びその装置
US6594366B1 (en) * 1997-12-02 2003-07-15 Siemens Information & Communication Networks, Inc. Headset/radio auto sensing jack
KR100299139B1 (ko) * 1997-12-31 2001-11-14 윤종용 데시메이션여파기장치및방법
JPH11331992A (ja) * 1998-05-15 1999-11-30 Sony Corp デジタル処理回路と、これを使用したヘッドホン装置およびスピーカ装置
TW389201U (en) * 1998-09-25 2000-05-01 Halfa Entpr Co Ltd Hand-free handset device of mobile phone for automobiles
KR100310341B1 (ko) * 1998-10-16 2001-11-15 윤종용 라디오 겸용 이어폰-마이크 및 그 이어폰-마이크를 이용한전화 통화/라디오 청취 제어 방법
US6476745B1 (en) * 1998-11-25 2002-11-05 Texas Instruments Incorporated Voice codec automatic gain control
US6316711B2 (en) * 1999-02-15 2001-11-13 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Musical sound signal generation apparatus
JP2000253010A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 無線装置
US6377825B1 (en) * 2000-02-18 2002-04-23 Cellport Systems, Inc. Hands-free wireless communication in a vehicle
GB2378845A (en) * 2001-08-09 2003-02-19 Softlink 2000 Ltd A combined mobile phone and personal stereo device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004088527A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Renesas Technology Corp オーディオ・インターフェイス回路
JP4547123B2 (ja) * 2002-08-28 2010-09-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 オーディオ・インターフェイス回路
WO2022191282A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載伝送システム

Also Published As

Publication number Publication date
CA2324817A1 (en) 2001-05-05
US6714796B1 (en) 2004-03-30
DE60034204T2 (de) 2007-07-12
EP1107491A3 (en) 2005-11-23
EP1107491B1 (en) 2007-04-04
DE60034204D1 (de) 2007-05-16
JP3349688B2 (ja) 2002-11-25
EP1107491A2 (en) 2001-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218900B2 (en) Radio transmitter and receiver
JP3890108B2 (ja) 音声メッセージ送信装置、音声メッセージ受信装置及び携帯無線音声メッセージ通信装置
US9378751B2 (en) Method and system for digital gain processing in a hardware audio CODEC for audio transmission
TW200841324A (en) Method and system for processing multi-rate audio from a plurality of audio processing sources
CN101416403A (zh) 具有多个信号处理工作模式的收发机
JP3349688B2 (ja) 移動体通信端末装置
KR0138059B1 (ko) 녹음기능부착 통신장치
JP2002064626A (ja) 携帯電話機
CN100525114C (zh) 一种音频处理系统
KR100587425B1 (ko) 독립적인 오디오 경로가 형성되는 멀티미디어 기능 강화 단말기
CN100446519C (zh) 一种在通话过程中播放音乐的手机及其方法
JP2002314676A (ja) 録音再生装置
JP2002247156A (ja) 電話装置
KR200241125Y1 (ko) 엠피3 플레이어 기능을 구비한 핸즈프리
JP2002199088A (ja) 移動無線端末
JP4149685B2 (ja) 録音・再生用回路、及びデジタル電話機
JP3027820B2 (ja) 無線機
CN101741407B (zh) 一种具有收音功能的手机及其实现方法
JP3292522B2 (ja) 携帯電話機
WO2004066524A1 (ja) 携帯電話機
JP2006101081A (ja) 音響再生装置
JP2000332611A (ja) 音声信号処理装置
JPH1013243A (ja) 音声録再方法、ディジタル携帯電話機
KR100631526B1 (ko) 휴대용 단말기 및 그의 오디오 처리방법
JP2001257745A (ja) 背景音録音再生機能付き携帯電話機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees