JP2001136047A - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JP2001136047A
JP2001136047A JP31909599A JP31909599A JP2001136047A JP 2001136047 A JP2001136047 A JP 2001136047A JP 31909599 A JP31909599 A JP 31909599A JP 31909599 A JP31909599 A JP 31909599A JP 2001136047 A JP2001136047 A JP 2001136047A
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JP
Japan
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cover
crystal
container body
frame
positioning jig
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Application number
JP31909599A
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English (en)
Inventor
Makoto Okamoto
誠 岡本
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生産性を向上して振動特性を良好に維持した水
晶端子を提供する。 【構成】水晶片を搭載する容器本体と、前記容器本体を
封止材によって接合し前記水晶片を密閉するカバーとか
らなる水晶端子において、前記容器本体又は前記カバー
あるいは両者の外周端面に前記封止材の逃部を設けた構
成とする。また、逃げ部はカバーに設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面実装とした水晶
振動子を産業上の技術分野とし、特にガラスや樹脂によ
る封止とした水晶振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)水晶振動子は、周波数及
び時間の基準源として通信機器を含む各種の電子機器に
広く使用されている。近年では、電子機器の携帯化及び
高性能化に伴い、水晶振動子もさらに小型で高品質のも
のが求められている。
【0003】(従来技術の一例)第4図は一従来例を説
明する水晶振動子の断面図である。水晶振動子は、凹状
とした積層セラミックからなる容器本体1に水晶片2を
収容し、開口面を平板状のカバー3によって封止してな
る。容器本体1は底面に水晶端子4(ab)を有し、外
表面に実装電極5(ab)を延出する。水晶片2は両主
面に励振電極6(ab)を有し、両端外周部に引出電極
7(ab)を延出する(第5図)。そして、両端外周部
を導電性接着剤8によって水晶端子4(ab)に電気的
・機械的に接続して保持される。
【0004】カバー3は例えばセラミックとして、外周
表面に封止材としてのガラス9が塗布される。そして、
容器本体1の脚部上面にカバー3の外周を位置決めし
て、押圧及び加熱して接合する。これにより、容器本体
1の開口面を封止して水晶片2を密閉封入する。この場
合、押圧によるガラス9の接合面からのはみ出しを防止
するため、一般にカバー3の外形を容器本体1より小さ
くする。そして、溶融したガラス9がカバー3の側面に
回り込むようにしている。なお、ガラス9のはみ出し
は、搬送時や部品との接触による破損に起因した気密漏
れ及び外形寸法の規格外不良等を引き起こす。
【0005】通常では、位置決治具10によって容器本
体1とカバー3とを封止する。位置決治具10は、第6
図に示したように、固定板11に第1及び第2枠12
(ab)を積層してなる。第1枠12aは第2枠12b
の内径及びカバー3の厚みより小さい。そして、先ず、
カバー3を第1枠12a内に落とし込んで位置決めし、
次に容器本体1の開口面側を第2枠12bで位置決めし
てカバー3上に重ねる。そして、前述のように容器本体
1を押圧しながら加熱して両者を接合する。なお、図で
は、水晶片2を省略してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の水晶振動子ではさらなる小型
化に際して次の問題があった。すなわち、水晶振動子の
高さ寸法の制約(例えば1mm以下)から、カバー3の
厚みも必然的に小さくなる(0.2〜0.4mm以下)。これに
伴い、位置決治具10の特に第1枠12aの高さはカバ
ー3の厚み以下になる。したがって、カバー3を位置決
治具10内に落し込んだ際、例えばカバー3の外周端部
が第1枠12a上にずれ込んだりして、容器本体1との
接合を不十分にし、不良品を発生させる問題があった。
要するに、第1枠12aと第2枠12bに段差があるた
めカバー3がずれ込み、これにより生産性を低下させる
問題があった。
【0007】また、容器本体1の枠壁上面とカバー3と
の接合幅(所謂シールパス)Wは、気密及び接合強度を
維持するため、一定値以上を必要とする。しかし、位置
決治具10の第1枠12aはカバー3よりも、また第2
枠12bは容器本体1よりも大きく設定される。したが
って、例えばカバー3及び容器本体1が位置決治具10
の一端側に位置した場合には、一端側と他端側でのシー
ルパスW(1、2)は異なり、一端側でのシールパスW1
は短くなる(第7図)。すなわち、第1及び第2枠12
(ab)の誤差分に応じてシールパスWは短くなる。こ
のことから、第1及び第2枠12(ab)の誤差を見込
んで容器本体1の枠壁幅を大きくし、シールパスWを確
保する必要があった。なお、結果として、一端側でのガ
ラス9の逃げ部領域が必要以上に大きくなる。
【0008】しかし、容器本体1の外形を一定とする
と、枠壁幅が大きいほど内容積は小さくなる。このこと
は、振動特性を決定する水晶片2自体も小さくなること
を意味し、設計上の不利を招く。振動特性は水晶片2が
大きいほど良好に設計しやすく、例えば励振電極6(a
b)の面積を十分にしてクリスタルインピーダンス(C
Iとする)を小さくする。このことから、水晶振動子の
小型化を阻害する問題があった。
【0009】(発明の目的)本発明は、生産性を向上し
て振動特性を良好に維持した水晶端子を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、水晶片2を搭
載する容器本体1又はカバー3あるいは両者の外周端面
に封止材の逃部を設けたことを基本的な解決手段とす
る。
【0011】
【作用】本発明では、封止材の逃部を容器本体1又はカ
バー3あるいは両者の外周端面に設けたので、カバー3
と容器本体1の外形寸法を同一にできる。これにより、
位置決治具10の第1枠12aと第2枠12bとの間の
段差を消失できる。そして、位置決治具10の精度を高
めるので、容器本体1の枠壁幅を小さくして内容積を大
きくする。以下、本発明の一実施例を説明する。
【0012】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を説明する水晶振
動子の図である。なお、前従来例図と同一部分には同番
号を付与してその説明は簡略又は省略する。水晶振動子
は、前述同様、凹状とした容器本体1内の底面に設けて
実装電極5(ab)と接続する水晶端子4(ab)に、
引出電極7(ab)の延出した水晶片2の両端外周部を
導電性接着剤8により電気的・機械的に接続し、カバー
3を接合して密閉封入してなる。そして、この実施例で
は、カバー3の接合面となる外周に鉤状の逃部13を設
ける。例えば、セラミック粉末を型に入れ、焼結によっ
て形成する。
【0013】このような構成であれば、カバー3と容器
本体1は同一外形寸法なので、位置決治具10は第2図
に示したように固定台11と一つの枠12のみで済む。
すなわち、カバー用と容器本体用の枠12は、従来例の
ように大きさを異ならせて別個にすることなく、大きさ
を同一にした一つの枠で済む。したがって、従来例に比
較し、カバー3に対する容器本体1の位置精度は高ま
る。
【0014】このことから、容器本体1の枠壁幅を小さ
くしても、ガラス9の逃部13領域を維持して一定のシ
ールパスWを確保できる。なお、結果としては、従来と
はシールパスWを同一としてガラス9の逃部領域が短く
なる。したがって、容器本体1の大きさを同一とする
と、枠壁幅が小さくなる分、内容積は増加する。
【0015】これにより、水晶片2を大きくできるの
で、設計を容易にしてCI等の振動特性を良好にでき
る。そして、小型化を推進できる。また、位置決治具1
0はカバー用と容器本体用を同一枠として段差がないの
で、カバー3の位置ずれを防止して生産性を高めること
ができる。
【0016】また、この例では、カバー3に逃部13を
設けたので、セラミック粉末を型に入れて焼結すればよ
く、積層することなく安価にできる。
【0017】
【他の事項】上記実施例では、容器本体1は凹状として
カバー3は平板状としたが、容器本体1を平板状として
水晶片2を搭載し、カバー3を凹状としてもよい。この
場合、カバー3の脚部外周にガラス9の逃部13を設け
る(第3図)。また、逃部13はカバー3ではなく容器
本体1に設けても、両者に設けてもよい。但し、容器本
体1へ設ける場合は積層数が増えるので、カバー3に設
けた方が有利である。また、封止材はガラス9とした
が、例えば樹脂であってもよく、これらは任意に選定で
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、水晶片を搭載する容器本体又
はカバーあるいは両者の外周端面に封止材の逃部を設け
たので、生産性を向上して振動特性を良好に維持した水
晶振動子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する水晶振動子の断面
図である。
【図2】本発明の一実施例に適用する位置決治具の断面
図である。
【図3】本発明の他の実施例を説明する水晶振動子の断
面図である。
【図4】従来例を説明する水晶振動子の断面図である。
【図5】従来例を説明する水晶片2の平面図である。
【図6】従来例を説明する位置決治具の断面図である。
【図7】従来例の問題点を説明する位置決治具とカバ−
及び容器本体の位置関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体、2 水晶片、3 カバー、4 水晶端
子、5 実装電極、6励振電極、7 引出電極、8 導
電性接着剤、9 ガラス、10 位置決治具、11 固
定具、12 枠、13 逃部.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水晶片を搭載する容器本体と、前記容器本
    体を封止材によって接合し前記水晶片を密閉するカバー
    とからなる水晶端子において、前記容器本体又は前記カ
    バーあるいは両者の外周端面に前記封止材の逃部を設け
    たことを特徴とする水晶振動子。
  2. 【請求項2】前記逃部は前記カバーに設けたことを特徴
    とする請求項1の水晶振動子。
JP31909599A 1999-11-10 1999-11-10 水晶振動子 Pending JP2001136047A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02