JP2001134747A - 印影読取り装置 - Google Patents
印影読取り装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿台に押印書類などの読取り原稿の読取り
面を上向きに搭載して読取り面を読取る印影読取り装置
において、読取り媒体の厚みに関係なく光路長を一定に
することで、被写界深度を安定させて押印書類を高品質
で読取ることを実現する印影読取り装置を提供する。 【解決手段】 光学ユニットを原稿台の上面から所定の
距離を隔て副走査方向に移動可能に設置し、読取り原稿
の互いに直交する2辺を規正する原稿位置決め部を形成
する原稿台に読取り原稿の読取り面を上向きに搭載して
読取り面を読取る印影読取り装置において、上下動自在
に構成する原稿台と、当該原稿台を上方向に押圧する付
圧要素と、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面を突
き当てる原稿突き当て部とを備える。
面を上向きに搭載して読取り面を読取る印影読取り装置
において、読取り媒体の厚みに関係なく光路長を一定に
することで、被写界深度を安定させて押印書類を高品質
で読取ることを実現する印影読取り装置を提供する。 【解決手段】 光学ユニットを原稿台の上面から所定の
距離を隔て副走査方向に移動可能に設置し、読取り原稿
の互いに直交する2辺を規正する原稿位置決め部を形成
する原稿台に読取り原稿の読取り面を上向きに搭載して
読取り面を読取る印影読取り装置において、上下動自在
に構成する原稿台と、当該原稿台を上方向に押圧する付
圧要素と、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面を突
き当てる原稿突き当て部とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿台に押印書
類などの読取り原稿の読取り面を上向きに搭載して読取
り面を読取る印影読取り装置に関し、特に、読取り媒体
の厚みに関係なく被写界深度を安定させ、読取り原稿を
高品質で読取ることを実現する印影読取り装置に関する
ものである。
類などの読取り原稿の読取り面を上向きに搭載して読取
り面を読取る印影読取り装置に関し、特に、読取り媒体
の厚みに関係なく被写界深度を安定させ、読取り原稿を
高品質で読取ることを実現する印影読取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】印影読取り装置は、押印書類に押された
印鑑のインクが乾かないうちに、原稿台に読取り原稿を
セットすることが多い。このような場合は、印鑑部にこ
すり汚れなどが発生しないようにする必要があり、レン
ズやCCDなどから構成する光学ユニットは、読取り原
稿の上面に配置し、読取り原稿の読取り面を上向きにセ
ットすることで、大切な押印部にダメージを与えないよ
うにして読取るように構成している。
印鑑のインクが乾かないうちに、原稿台に読取り原稿を
セットすることが多い。このような場合は、印鑑部にこ
すり汚れなどが発生しないようにする必要があり、レン
ズやCCDなどから構成する光学ユニットは、読取り原
稿の上面に配置し、読取り原稿の読取り面を上向きにセ
ットすることで、大切な押印部にダメージを与えないよ
うにして読取るように構成している。
【0003】図6は従来技術の図を示すものである。同
図において、印影読取り装置51は、光学ユニット52
を原稿台57の上面から所定の距離を隔て、図示しない
移動機構によって副走査方向に移動可能に設けられてい
る。また、原稿台57には読取り原稿の互いに直交する
2辺を規正する原稿位置決め部59が形成され、押印書
類8aの読取り面を上向きにして原稿位置決め部59に
よってその位置を規正してセットし、光学ユニット52
によって読取り画像が取り込まれる。
図において、印影読取り装置51は、光学ユニット52
を原稿台57の上面から所定の距離を隔て、図示しない
移動機構によって副走査方向に移動可能に設けられてい
る。また、原稿台57には読取り原稿の互いに直交する
2辺を規正する原稿位置決め部59が形成され、押印書
類8aの読取り面を上向きにして原稿位置決め部59に
よってその位置を規正してセットし、光学ユニット52
によって読取り画像が取り込まれる。
【0004】図7は従来技術の図を示すものである。同
図において、光学ユニット52は、読取り原稿の読取り
面を照射する光源53と、読取り原稿の読取り面の画像
からの反射光を受光するイメージセンサであるCCD5
6と、CCD56に結像させるために設置されたレンズ
55と、光路を折りたたむミラー54とで構成されてい
る。この構成において、CCD56に結像させるための
光路長は原稿台57の原稿搭載面57aを読取り基準面
としている。
図において、光学ユニット52は、読取り原稿の読取り
面を照射する光源53と、読取り原稿の読取り面の画像
からの反射光を受光するイメージセンサであるCCD5
6と、CCD56に結像させるために設置されたレンズ
55と、光路を折りたたむミラー54とで構成されてい
る。この構成において、CCD56に結像させるための
光路長は原稿台57の原稿搭載面57aを読取り基準面
としている。
【0005】図8は従来技術の図を示すものである。同
図において、例えば厚み寸法tからなる押印書類8aを
原稿台57にセットした場合に、CCD56に結像させ
るための光路長は読取り面8bからとなり、原稿搭載面
57aを読取り基準面とする場合と比較して厚み寸法t
分だけ光路長が短くなる。
図において、例えば厚み寸法tからなる押印書類8aを
原稿台57にセットした場合に、CCD56に結像させ
るための光路長は読取り面8bからとなり、原稿搭載面
57aを読取り基準面とする場合と比較して厚み寸法t
分だけ光路長が短くなる。
【0006】なお、印影読取り装置が読取る読取り原稿
8は、手形など比較的に薄い一枚物から通帳など比較的
に厚い物など多種にわたる。また、読取り原稿8の読取
り面8bはカールしたり、折れ曲がったりすることもあ
り、この種の押印書類8aを高品質で読取ることが望ま
れている。
8は、手形など比較的に薄い一枚物から通帳など比較的
に厚い物など多種にわたる。また、読取り原稿8の読取
り面8bはカールしたり、折れ曲がったりすることもあ
り、この種の押印書類8aを高品質で読取ることが望ま
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
技術では次のような問題点がある。
【0008】1)原稿台に読取り原稿の読取り面を上向
きに搭載して読取り面を読取る印影読取り装置におい
て、原稿台の原稿搭載面を読取り基準面としている。
きに搭載して読取り面を読取る印影読取り装置におい
て、原稿台の原稿搭載面を読取り基準面としている。
【0009】2)このため、原稿台に搭載する読取り原
稿の読取り面と読取り画像を取り込むCCDまでの光路
長は、読取り媒体の厚みによって光路長は短くなってし
まうことから、被写界深度が安定せず解像度が悪化して
押印書類を高品質で読取ることができない。
稿の読取り面と読取り画像を取り込むCCDまでの光路
長は、読取り媒体の厚みによって光路長は短くなってし
まうことから、被写界深度が安定せず解像度が悪化して
押印書類を高品質で読取ることができない。
【0010】3)また、原稿台に搭載する読取り原稿の
読取り面がカールしたり、折れ曲がったりした場合は、
光路長はさらに短くなってしまうことから、読取り原稿
の読取り面全体を均一な解像度で読取ることができな
い。
読取り面がカールしたり、折れ曲がったりした場合は、
光路長はさらに短くなってしまうことから、読取り原稿
の読取り面全体を均一な解像度で読取ることができな
い。
【0011】この発明の課題は、 1)読取り媒体の厚みに関係なく光路長を一定にするこ
とで、被写界深度を安定させて押印書類を高品質で読取
ることにある。
とで、被写界深度を安定させて押印書類を高品質で読取
ることにある。
【0012】2)読取り原稿の読取り面の浮き上がりを
抑制することで、読取り原稿の読取り面全体の解像度を
均一にして高品質で読取ることにある。
抑制することで、読取り原稿の読取り面全体の解像度を
均一にして高品質で読取ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0014】原稿台に読取り原稿の読取り面を上向きに
搭載して読取り面を読取る印影読取り装置において、読
取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長を常に一定
になるように構成することで、原稿台に搭載する読取り
原稿の読取り面を読取り基準面とする。
搭載して読取り面を読取る印影読取り装置において、読
取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長を常に一定
になるように構成することで、原稿台に搭載する読取り
原稿の読取り面を読取り基準面とする。
【0015】上記の手段を取ることにより、原稿台に搭
載する読取り原稿の読取り面とCCDまでの光路長を一
定にするので、読取り媒体の厚みに関係なく光路長を一
定にすることができ、被写界深度を安定させて押印書類
を高品質で読取る。
載する読取り原稿の読取り面とCCDまでの光路長を一
定にするので、読取り媒体の厚みに関係なく光路長を一
定にすることができ、被写界深度を安定させて押印書類
を高品質で読取る。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
施の形態をとる。
【0017】図1に示すように、印影読取り装置は、光
学ユニット2を原稿台7の上面から所定の距離を隔て副
走査方向に移動可能に設置し、読取り原稿8の互いに直
交する2辺を規正する原稿位置決め部9を形成する原稿
台7に読取り原稿8の読取り面8bを上向きに搭載して
読取り面8bを読取る印影読取り装置において、上下動
自在に構成する原稿台7と、当該原稿台7を上方向に押
圧する付圧要素11と、原稿台7に搭載する読取り原稿
8の読取り面8bを突き当てる原稿突き当て部10とを
備える。
学ユニット2を原稿台7の上面から所定の距離を隔て副
走査方向に移動可能に設置し、読取り原稿8の互いに直
交する2辺を規正する原稿位置決め部9を形成する原稿
台7に読取り原稿8の読取り面8bを上向きに搭載して
読取り面8bを読取る印影読取り装置において、上下動
自在に構成する原稿台7と、当該原稿台7を上方向に押
圧する付圧要素11と、原稿台7に搭載する読取り原稿
8の読取り面8bを突き当てる原稿突き当て部10とを
備える。
【0018】上記の実施の形態をとることにより、原稿
台に搭載する読取り原稿の読取り面を原稿突き当て部に
突き当てることで読取り面を読取り基準面として読取る
ことができるので、原稿台に搭載する読取り原稿の読取
り面と、読取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長
を常に一定にする。このため、押印書類の読取り面を上
向きに搭載して押印書類を読取る場合に、読取り媒体の
厚みに関係なく光路長を常に一定にすることができ、被
写界深度を安定させて押印書類を高品質で読取る。
台に搭載する読取り原稿の読取り面を原稿突き当て部に
突き当てることで読取り面を読取り基準面として読取る
ことができるので、原稿台に搭載する読取り原稿の読取
り面と、読取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長
を常に一定にする。このため、押印書類の読取り面を上
向きに搭載して押印書類を読取る場合に、読取り媒体の
厚みに関係なく光路長を常に一定にすることができ、被
写界深度を安定させて押印書類を高品質で読取る。
【0019】さらに、図3に示すように、前記付圧要素
11は、押圧部位を複数個数設けて原稿台7を上方向に
押圧する際に複数個数の押圧部位によって原稿台7に対
して押圧面を形成する。
11は、押圧部位を複数個数設けて原稿台7を上方向に
押圧する際に複数個数の押圧部位によって原稿台7に対
して押圧面を形成する。
【0020】上記の実施の形態をとることにより、押圧
部位を例えば3点支持とし押圧部位によって形成する原
稿台を押圧する押圧面は、原稿台の上方向への移動に対
して原稿台の平面度を保つことで、原稿台に搭載する読
取り原稿の読取り面の平面度を保持して読取り面全体に
対して光路長を一定にし、読取り原稿の読取り面の解像
度を均一にして高品質で読取る。
部位を例えば3点支持とし押圧部位によって形成する原
稿台を押圧する押圧面は、原稿台の上方向への移動に対
して原稿台の平面度を保つことで、原稿台に搭載する読
取り原稿の読取り面の平面度を保持して読取り面全体に
対して光路長を一定にし、読取り原稿の読取り面の解像
度を均一にして高品質で読取る。
【0021】さらに、図4(a)に示すように、前記印
影読取り装置は、読取り原稿8を覆い読取り原稿8の読
取り面8bが浮き上がることを抑制する透明な部材で形
成する浮上り防止部16を原稿台7の上面に備える。
影読取り装置は、読取り原稿8を覆い読取り原稿8の読
取り面8bが浮き上がることを抑制する透明な部材で形
成する浮上り防止部16を原稿台7の上面に備える。
【0022】上記の実施の形態をとることにより、原稿
突き当て部と対辺する側の読取り原稿の読取り面の浮き
上がりを抑制するとともに、カールしたり、折れ曲がっ
たりする読取り原稿の読取り面の浮き上がりも抑制する
ことで、読取り原稿の読取り面全体の解像度を均一にし
て高品質で読取る。
突き当て部と対辺する側の読取り原稿の読取り面の浮き
上がりを抑制するとともに、カールしたり、折れ曲がっ
たりする読取り原稿の読取り面の浮き上がりも抑制する
ことで、読取り原稿の読取り面全体の解像度を均一にし
て高品質で読取る。
【0023】さらに、図4(b)に示すように、前記浮
上り防止部16は、一辺を印影読取り装置の所定位置に
固定し、原稿台7の上面で開閉自在に形成する。
上り防止部16は、一辺を印影読取り装置の所定位置に
固定し、原稿台7の上面で開閉自在に形成する。
【0024】上記の実施の形態をとることにより、読取
り原稿を原稿台に搭載する際、あるいは、読取り原稿を
原稿台から取り除く際に、浮上り防止部を開放すること
で、読取り原稿のセット性を向上する。
り原稿を原稿台に搭載する際、あるいは、読取り原稿を
原稿台から取り除く際に、浮上り防止部を開放すること
で、読取り原稿のセット性を向上する。
【0025】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図5によって説明する。なお、以下において、同じ箇所
は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略すること
がある。
図5によって説明する。なお、以下において、同じ箇所
は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略すること
がある。
【0026】図1は本発明の実施例の図を示す。
【0027】同図において、印影読取り装置は、光学ユ
ニット2を原稿台7の上面から所定の距離を隔て、図示
しない移動機構によって副走査方向に移動可能に設けら
れている。また、原稿台7には読取り原稿8の互いに直
交する2辺を規正する原稿位置決め部9が形成され、押
印書類8aの読取り面8bを上向きにして原稿位置決め
部9によってその位置を規正してセットし、光学ユニッ
ト2によって読取り画像が取り込まれる。
ニット2を原稿台7の上面から所定の距離を隔て、図示
しない移動機構によって副走査方向に移動可能に設けら
れている。また、原稿台7には読取り原稿8の互いに直
交する2辺を規正する原稿位置決め部9が形成され、押
印書類8aの読取り面8bを上向きにして原稿位置決め
部9によってその位置を規正してセットし、光学ユニッ
ト2によって読取り画像が取り込まれる。
【0028】光学ユニット2は、読取り原稿8の読取り
面8bを照射する光源3と、読取り原稿8の読取り面8
bの画像からの反射光を受光するイメージセンサである
CCD6と、CCD6に結像させるために設置されたレ
ンズ5と、光路を折りたたむミラー4とで構成されてい
る。
面8bを照射する光源3と、読取り原稿8の読取り面8
bの画像からの反射光を受光するイメージセンサである
CCD6と、CCD6に結像させるために設置されたレ
ンズ5と、光路を折りたたむミラー4とで構成されてい
る。
【0029】ところで、前記原稿台7は、印影読取り装
置を構成するフレーム15に対して案内部材12を介し
て上下方向に移動自在に構成する。また、案内部材12
の周囲に圧縮バネからなる付圧要素11を設置し、原稿
台7を上方向に常に押圧している。
置を構成するフレーム15に対して案内部材12を介し
て上下方向に移動自在に構成する。また、案内部材12
の周囲に圧縮バネからなる付圧要素11を設置し、原稿
台7を上方向に常に押圧している。
【0030】さらに、フレーム15の上面には原稿台7
に搭載する読取り原稿8の読取り面8bの端部を突き当
てる原稿突き当て部10を形成する。なお、原稿突き当
て部10は、前述の原稿位置決め部9に対向するように
読取り原稿8の互いに直交する2辺に形成してもよい
し、読取り原稿8の一辺を突き当てるように形成しても
よい。さらに、読取り原稿8の全周を突き当てるように
形成してもよい。また、原稿突き当て部10を形成する
際の突き当て量は、読取り原稿8に対して数mm程度オ
ーバラップさせればよい。
に搭載する読取り原稿8の読取り面8bの端部を突き当
てる原稿突き当て部10を形成する。なお、原稿突き当
て部10は、前述の原稿位置決め部9に対向するように
読取り原稿8の互いに直交する2辺に形成してもよい
し、読取り原稿8の一辺を突き当てるように形成しても
よい。さらに、読取り原稿8の全周を突き当てるように
形成してもよい。また、原稿突き当て部10を形成する
際の突き当て量は、読取り原稿8に対して数mm程度オ
ーバラップさせればよい。
【0031】要するに、原稿台7に搭載する読取り原稿
8の読取り面8bを原稿突き当て部10に突き当てるこ
とで原稿台7はその位置を保持し、読取り面8bを読取
り基準面として読取る。これにより、CCD6に結像さ
せるための光路長は、原稿台7に搭載する読取り原稿8
の読取り面8bとCCD6までの光路長を一定にする。
なお、同図は、読取り原稿8として比較的に薄い押印書
類8aを読取る場合を示している。
8の読取り面8bを原稿突き当て部10に突き当てるこ
とで原稿台7はその位置を保持し、読取り面8bを読取
り基準面として読取る。これにより、CCD6に結像さ
せるための光路長は、原稿台7に搭載する読取り原稿8
の読取り面8bとCCD6までの光路長を一定にする。
なお、同図は、読取り原稿8として比較的に薄い押印書
類8aを読取る場合を示している。
【0032】図2は本発明の実施例の図を示す。
【0033】同図において、読取り原稿8として比較的
に厚い押印書類8aを読取る場合を示している。原稿台
7に搭載する読取り原稿8の読取り面8bを原稿突き当
て部10に突き当てることで、原稿台7は下方に位置さ
せてその位置を保持し、読取り面8bを読取り基準面と
して読取る。これにより、CCD6に結像させるための
光路長は、原稿台7に搭載する読取り原稿8の読取り面
8bとCCD6までの光路長を前述の図1で示した比較
的に薄い押印書類8aを読取る場合と同等にする。
に厚い押印書類8aを読取る場合を示している。原稿台
7に搭載する読取り原稿8の読取り面8bを原稿突き当
て部10に突き当てることで、原稿台7は下方に位置さ
せてその位置を保持し、読取り面8bを読取り基準面と
して読取る。これにより、CCD6に結像させるための
光路長は、原稿台7に搭載する読取り原稿8の読取り面
8bとCCD6までの光路長を前述の図1で示した比較
的に薄い押印書類8aを読取る場合と同等にする。
【0034】図1および図2に示す構成において、読取
り原稿8を原稿台7にセットする際には、原稿台7を下
方向に押しあて、読取り原稿8の読取り面8bを上向き
にして原稿位置決め部9に突き当ててセットし、手を離
す。これにより、付圧要素11により読取り原稿8は原
稿台7とともに上方向に移動し、原稿突き当て部10に
押し当てられ、その位置で原稿台7は保持されることに
なる。すなわち、原稿台7は、セットする読取り原稿の
厚みにより、自動的に上下方向の位置が可変することが
可能となる。
り原稿8を原稿台7にセットする際には、原稿台7を下
方向に押しあて、読取り原稿8の読取り面8bを上向き
にして原稿位置決め部9に突き当ててセットし、手を離
す。これにより、付圧要素11により読取り原稿8は原
稿台7とともに上方向に移動し、原稿突き当て部10に
押し当てられ、その位置で原稿台7は保持されることに
なる。すなわち、原稿台7は、セットする読取り原稿の
厚みにより、自動的に上下方向の位置が可変することが
可能となる。
【0035】図3は本発明の実施例の図を示す。
【0036】同図において、前述の付圧要素11が原稿
台7を上方向に押圧する押圧部位について説明する。例
えば、原稿台7の一辺の両端部と、当該辺に対向する他
辺の中央部とに付圧要素11を設けることで、原稿台7
に対して各付圧要素11を結ぶ3角形の押圧面を形成す
るようにしている。このため、、原稿台7の上方向への
移動に対して原稿台7の平面度を保つことができ、原稿
台7に搭載する読取り原稿の読取り面の平面度を保持す
ることで読取り面全体に対して光路長を一定にする。
台7を上方向に押圧する押圧部位について説明する。例
えば、原稿台7の一辺の両端部と、当該辺に対向する他
辺の中央部とに付圧要素11を設けることで、原稿台7
に対して各付圧要素11を結ぶ3角形の押圧面を形成す
るようにしている。このため、、原稿台7の上方向への
移動に対して原稿台7の平面度を保つことができ、原稿
台7に搭載する読取り原稿の読取り面の平面度を保持す
ることで読取り面全体に対して光路長を一定にする。
【0037】図4は本発明の実施例の図を示す。
【0038】同図(a)において、印影読取り装置は、
読取り原稿8の上面を覆い読取り面8bが所定の位置以
上に浮き上がることを抑制する浮上り防止部16を原稿
台7の上面に設置する。浮上り防止部16は、透明な部
材で形成され、原稿突き当て部10と対辺する側の読取
り原稿8の読取り面8bの浮き上がりを抑制するととも
に、カールしたり、折れ曲がったりする読取り原稿8の
読取り面8bの浮き上がりも抑制することになる。
読取り原稿8の上面を覆い読取り面8bが所定の位置以
上に浮き上がることを抑制する浮上り防止部16を原稿
台7の上面に設置する。浮上り防止部16は、透明な部
材で形成され、原稿突き当て部10と対辺する側の読取
り原稿8の読取り面8bの浮き上がりを抑制するととも
に、カールしたり、折れ曲がったりする読取り原稿8の
読取り面8bの浮き上がりも抑制することになる。
【0039】なお、浮上り防止部16は、原稿台7に読
取り原稿8の読取り面8bを上向きにセットした後に、
読取り原稿8を覆うようにして原稿台7の上面に設置す
ることができる。
取り原稿8の読取り面8bを上向きにセットした後に、
読取り原稿8を覆うようにして原稿台7の上面に設置す
ることができる。
【0040】なお、図4(b)に示すように、浮上り防
止部16は、原稿台7の上面で開閉自在に形成してもよ
い。すなわち、前記浮上り防止部16は、一辺に支点部
17を設けて印影読取り装置に固定し、原稿台7の上面
で開閉自在に形成する。これにより、読取り原稿8を原
稿台7にセットする際、あるいは、読取り原稿8を原稿
台7から取り除く際に、浮上り防止部16を開放するこ
とで、読取り原稿8のセット性を向上する。なお、図5
に、前述の構成を持つ印影読取り装置1の概観図を示
す。
止部16は、原稿台7の上面で開閉自在に形成してもよ
い。すなわち、前記浮上り防止部16は、一辺に支点部
17を設けて印影読取り装置に固定し、原稿台7の上面
で開閉自在に形成する。これにより、読取り原稿8を原
稿台7にセットする際、あるいは、読取り原稿8を原稿
台7から取り除く際に、浮上り防止部16を開放するこ
とで、読取り原稿8のセット性を向上する。なお、図5
に、前述の構成を持つ印影読取り装置1の概観図を示
す。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果が期待できる。
に示すような効果が期待できる。
【0042】原稿台に読取り原稿の読取り面を上向きに
搭載して読取る印影読取り装置において、上下動自在に
構成する原稿台と、当該原稿台を上方向に押圧する付圧
要素と、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面を突き
当てる原稿突き当て部とを備えることにより、原稿台に
搭載する読取り原稿の読取り面を原稿突き当て部に突き
当てることで読取り面を読取り基準面として読取ること
ができるので、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面
と、読取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長を常
に一定にすることができる。このため、読取り媒体の厚
みに関係なく光路長を常に一定にすることができ、被写
界深度を安定させて多種の押印書類を高品質で読取るこ
とができる。
搭載して読取る印影読取り装置において、上下動自在に
構成する原稿台と、当該原稿台を上方向に押圧する付圧
要素と、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面を突き
当てる原稿突き当て部とを備えることにより、原稿台に
搭載する読取り原稿の読取り面を原稿突き当て部に突き
当てることで読取り面を読取り基準面として読取ること
ができるので、原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面
と、読取り面の画像を取り込むCCDまでの光路長を常
に一定にすることができる。このため、読取り媒体の厚
みに関係なく光路長を常に一定にすることができ、被写
界深度を安定させて多種の押印書類を高品質で読取るこ
とができる。
【0043】さらに、前記付圧要素は、押圧部位を複数
個数設けて原稿台を上方向に押圧する際に複数個数の押
圧部位によって原稿台に対して押圧面を形成することに
より、押圧部位を例えば3点支持とし押圧部位によって
形成する原稿台を押圧する押圧面は、原稿台の上方向へ
の移動に対して原稿台の平面度を保つことで、原稿台に
搭載する読取り原稿の読取り面の平面度を保持すること
ができ、読取り面全体に対して光路長を一定にし、読取
り原稿の読取り面全体の解像度を均一にして高品質で読
取ることができる。
個数設けて原稿台を上方向に押圧する際に複数個数の押
圧部位によって原稿台に対して押圧面を形成することに
より、押圧部位を例えば3点支持とし押圧部位によって
形成する原稿台を押圧する押圧面は、原稿台の上方向へ
の移動に対して原稿台の平面度を保つことで、原稿台に
搭載する読取り原稿の読取り面の平面度を保持すること
ができ、読取り面全体に対して光路長を一定にし、読取
り原稿の読取り面全体の解像度を均一にして高品質で読
取ることができる。
【0044】さらに、前記印影読取り装置は、読取り原
稿を覆い読取り原稿の読取り面が浮き上がることを抑制
する透明な部材で形成する浮上り防止部を原稿台の上面
に備えることにより、原稿突き当て部と対辺する側の読
取り原稿の読取り面の浮き上がりを抑制するとともに、
カールしたり、折れ曲がったりする読取り原稿の読取り
面の浮き上がりも抑制することができ、読取り原稿の読
取り面全体の解像度を均一にして高品質で読取ることが
できる。
稿を覆い読取り原稿の読取り面が浮き上がることを抑制
する透明な部材で形成する浮上り防止部を原稿台の上面
に備えることにより、原稿突き当て部と対辺する側の読
取り原稿の読取り面の浮き上がりを抑制するとともに、
カールしたり、折れ曲がったりする読取り原稿の読取り
面の浮き上がりも抑制することができ、読取り原稿の読
取り面全体の解像度を均一にして高品質で読取ることが
できる。
【0045】さらに、前記浮上り防止部は、一辺を印影
読取り装置の所定位置に固定し、原稿台の上面で開閉自
在に形成することにより、読取り原稿を原稿台に搭載す
る際、あるいは、読取り原稿を原稿台から取り除く際
に、浮上り防止部を開放することで、読取り原稿のセッ
ト性を向上することができる。
読取り装置の所定位置に固定し、原稿台の上面で開閉自
在に形成することにより、読取り原稿を原稿台に搭載す
る際、あるいは、読取り原稿を原稿台から取り除く際
に、浮上り防止部を開放することで、読取り原稿のセッ
ト性を向上することができる。
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】本発明の実施例の図である。
【図3】本発明の実施例の図である。
【図4】本発明の実施例の図である。
【図5】本発明の実施例の図である。
【図6】従来技術の図である。
【図7】従来技術の図である。
【図8】従来技術の図である。
1:印影読取り装置 2:光学ユニット 7:原稿台 8:読取り原稿 8a:押印書類 8b:読取り面 9:原稿位置決め部 10:原稿突き当て部 11:付圧要素 12:案内部材 16:浮上り防止部 17:支点部
Claims (4)
- 【請求項1】光学ユニットを原稿台の上面から所定の距
離を隔て副走査方向に移動可能に設置し、読取り原稿の
互いに直交する2辺を規正する原稿位置決め部を形成す
る原稿台に読取り原稿の読取り面を上向きに搭載して読
取り面を読取る印影読取り装置において、 上下動自在に構成する原稿台と、 当該原稿台を上方向に押圧する付圧要素と、 原稿台に搭載する読取り原稿の読取り面を突き当てる原
稿突き当て部とを備える、 ことを特徴とする印影読取り装置。 - 【請求項2】前記付圧要素は、 押圧部位を複数個数設けて原稿台を上方向に押圧する際
に複数個数の押圧部位によって原稿台に対して押圧面を
形成する、 ことを特徴とする請求項1記載の印影読取り装置。 - 【請求項3】前記印影読取り装置は、 読取り原稿を覆い読取り原稿の読取り面が浮き上がるこ
とを抑制する透明な部材で形成する浮上り防止部を原稿
台の上面に備える、 ことを特徴とする請求項1記載の印影読取り装置。 - 【請求項4】前記浮上り防止部は、 一辺を印影読取り装置の所定位置に固定し、原稿台の上
面で開閉自在に形成する、 ことを特徴とする請求項3記載の印影読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31800199A JP2001134747A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 印影読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31800199A JP2001134747A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 印影読取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001134747A true JP2001134747A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18094386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31800199A Pending JP2001134747A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 印影読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001134747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142625A1 (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-09 | 株式会社Pfu | 画像読取補助装置および画像読取装置 |
US11184496B2 (en) | 2018-07-27 | 2021-11-23 | Pfu Limited | Image reading apparatus |
-
1999
- 1999-11-09 JP JP31800199A patent/JP2001134747A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142625A1 (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-09 | 株式会社Pfu | 画像読取補助装置および画像読取装置 |
US11184496B2 (en) | 2018-07-27 | 2021-11-23 | Pfu Limited | Image reading apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060523 |