JP2001134744A - 携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末

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JP2001134744A
JP2001134744A JP31315699A JP31315699A JP2001134744A JP 2001134744 A JP2001134744 A JP 2001134744A JP 31315699 A JP31315699 A JP 31315699A JP 31315699 A JP31315699 A JP 31315699A JP 2001134744 A JP2001134744 A JP 2001134744A
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housing
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image
lenses
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欣貴 中村
Naoki Hikishima
直樹 疋島
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    • H04M1/67Preventing unauthorised calls from a telephone set by electronic means
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    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系にミラーを使用することなく、1つの
撮像素子を使用して、顔以外の本人の像で本人確認を行
うことのできる携帯情報端末を得ること。 【解決手段】 携帯情報端末としての携帯型電話機10
1の上部構成体104と下部構成体109を重ね合わせ
るように折り畳んだ状態で、第2のレンズ142が透明
なプラスチック板122に当てられた指131の指紋の
画像を撮像素子143上に結像する。上部構成体104
と下部構成体109をこの閉じた状態から開いた状態に
すると、ヒンジ機構102の軸の外周に巻き付くワイヤ
の長さの変化に連動して第1のレンズ141が撮像素子
143の手前に配置されるようになり、ガラス板107
を介して携帯型電話機101からやや離れた顔等の被写
体の画像を撮像素子143上に結像することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型電話機や携帯
型のパーソナルコンピュータ等のような携帯型でかつ通
信を行うことのできる携帯情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機あるいはPHS(personal h
andy-phone system)が急速に普及してきており、電話
機は一人一台の時代になってきている。また、その機能
も高度化してきており、通信速度も向上して、従来では
単に音声の通信しかできなかったこれら携帯型電話機が
画像情報を送受信できるようになってきている。これに
より、携帯型電話機同士で画像を見ながら通話を行うと
いったテレビ電話としての活用も可能となってきてい
る。
【0003】以上の事情は、通信機能を備えた携帯型の
小型のコンピュータについても同様である。そこで本明
細書では、特に断らない限りこれらの機器をまとめて携
帯情報端末と呼ぶことにする。
【0004】ところでこのような携帯情報端末は、携帯
可能であるために盗難されたり無断で借用される可能性
がある。このような状況下で他人がその携帯情報端末を
無断で使用すると、電話料金が本人に請求されるという
不都合が発生する。また、内蔵のメールソフトを使用し
て本人に成りすましてメールを発信したり、蓄積されて
いる情報を勝手に読むことも問題である。
【0005】このような機密保護の観点から本人を確認
する技術が従来から存在している。たとえば特開平6−
309448号公報には、網膜や指紋を使用して本人の
識別を行う技術が開示されている。
【0006】図12〜図14はこの公報に開示された技
術を示したものである。このうちの図12では、本人の
顔10を判別するときに第1のレンズ11と第1のミラ
ー12および第2のレンズ13の光路が形成されてお
り、第2のレンズ13の焦点位置に配置された撮像素子
14に顔10の画像情報が結像するようになっている。
また、本人の指紋を照合するときには指紋用プリズム1
6の1つの面に押し付けた指先17の画像が指紋用ミラ
ー18を介して第2のレンズ13に入射し、撮像素子1
4に結像するようになっている。指紋用ミラー18は支
点19を中心に90度回転するようになっており、指紋
を照合する状態では第1のミラー12から反射した光線
は光路を遮断されて第2のレンズ13に入射しない構成
となっている。このような光学系の構成によって、顔1
0と指17を択一的に選択して本人の確認に使用するこ
とができる。
【0007】図12と同一部分に同一の符号を付した図
13では、図12で示した第1のミラー12が移動する
ようになっており、その移動位置によって、顔10と指
17の光学像を切り替えて第2のレンズ13に入射する
ようにしている。このような光学系の構成によって、顔
10と指17を択一的に選択して同様に本人の確認に使
用することができる。
【0008】図14では、撮像素子14が第1の回転位
置と第2の回転位置のいずれかの位置に回転するように
なっており、第2のレンズ13もこれに伴って撮像素子
14の光軸上に移動するようになっている。そして、撮
像素子14が第1の位置にあるときには第2のミラーに
よって指17の画像が撮像素子14に結像し、撮像素子
14が第2の位置にあるときには第1のミラーによって
顔10の画像が撮像素子14に結像するようになってい
る。なお、特開昭63−272249号公報には顔を撮
像素子で読み取って本人の確認を行うようにした技術が
開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−30944
8号公報に開示された技術では、顔10と指17の光学
像を切り替えて使用することでこれらの画像を本人確認
の照合用に使用している。したがって、特開昭63−2
72249号公報に開示されているような顔のみで本人
の確認を行う技術に比べて、メガネをかけたり変装した
ような場合にも指紋によって本人の確認を行うことがで
きるという長所がある。また、指紋を使わずに顔のみで
照合が可能な場合もあるので、利用者にとって利用しや
すいという得点もある。
【0010】ところが、図12〜図14に示したよう
に、特開平6−309448号公報に開示された技術で
は、ミラーを必ず使用する。ガラスの背面に反射用のコ
ーティングをしたミラーは、安価であるが前面のガラス
の箇所とコーティングの箇所の合計2箇所で反射が生じ
る。このため、指紋や顔の照合に使用する高精度の画像
を得るためには、ガラスの前面にコーティングを行って
二重の反射を防止する措置を採る必要がある。ところが
このような特殊なミラーは高価であり、また、コーティ
ングの面が外部に露出するので、傷つきやすい。ミラー
のコーティングに傷がついた場合には、指紋や顔の照合
に使用する高精度の画像を信頼性よく得ることができな
いという問題があった。
【0011】また、顔と指紋の双方の照合を行うために
は、照合用のパターンをこれらに対応させて二重に用意
する必要があり、パターン記憶用のメモリとして大容量
のものが必要になるという問題があった。
【0012】そこで本発明の目的は、光学系にミラーを
使用することなく、1つの撮像素子を使用して、しかも
簡単に被写体の位置を2種類設定することのできる携帯
情報端末を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、光学系にミラーを使
用することなく、1つの撮像素子を使用して、顔以外の
本人の像で本人確認を行うことのできる携帯情報端末を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)筐体と、(ロ)この筐体の所定位置に固定さ
れた1つの撮像素子と、(ハ)互いに異なった焦点距離
を有する第1および第2のレンズと、(ニ)これら第1
および第2のレンズを択一的に選択することでこれらの
うちの任意のレンズの焦点位置を撮像素子に設定するレ
ンズ選択手段とを携帯情報端末に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、1つの
撮像素子を備えている携帯情報端末に焦点距離の異なる
2つのレンズを配置し、これらを択一的に選択して撮像
素子に結像させることで、風景と指の映像のように異な
った被写体の映像を1つの撮像素子で撮像することを可
能にしている。
【0016】請求項2記載の発明では、(イ)ヒンジ機
構を中心として開閉自在とされた第1および第2の筐体
と、(ロ)第1の筐体内部の所定位置に固定された1つ
の撮像素子と、(ハ)第1の筐体内部に配置され互いに
異なった焦点距離を有する第1および第2のレンズと、
(ニ)第1および第2の筐体の開閉動作に連動してこれ
ら第1および第2のレンズを移動させることで開いた状
態で第1のレンズの焦点位置を撮像素子に設定し、閉じ
た状態で第2のレンズの焦点位置を撮像素子に設定する
レンズ自動移動手段と、(ホ)第1および第2の筐体が
閉じた状態で第2の筐体における第2のレンズに光線を
入射させる側で第2のレンズの被写体の配置されるべき
位置に設けられた透明板とを携帯情報端末に具備させ
る。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
筐体と第2の筐体がヒンジ機構によって開閉自在とされ
ているときに、一方の筐体としての第1の筐体に撮像素
子と互いに異なった焦点距離を有する第1および第2の
レンズを配置し、第1の筐体と第2の筐体が開いた状態
で第1のレンズが撮像素子に対応するようにして第1の
レンズによって比較的遠い距離の被写体の画像を取得す
るようにしている。また、第1の筐体と第2の筐体が閉
じた状態で撮像素子に対して第2のレンズが対応するよ
うにし、第2の筐体における第2のレンズに光線を入射
させる側で第2のレンズの被写体の配置されるべき位置
に設けられた透明板を被写体の位置とした指紋等の画像
を取得できるようにしている。この請求項2記載の発明
では、第1および第2の筐体の開閉動作に連動して第1
および第2のレンズが自動的に移動して対応するレンズ
が撮像素子に対向する位置に位置決めされるようにして
いる。
【0018】請求項3記載の発明では、(イ)ヒンジ機
構を中心として開閉自在とされた第1および第2の筐体
と、(ロ)第1の筐体内部の所定位置に固定された1つ
の撮像素子と、(ハ)第1の筐体内部に配置され互いに
異なった焦点距離を有する第1および第2のレンズと、
(ニ)これら第1および第2のレンズをスライドさせる
機構であって、開いた状態で第1のレンズの焦点位置を
撮像素子に設定し、閉じた状態で第2のレンズの焦点位
置を撮像素子に設定するレンズ手動移動手段と、(ホ)
第1および第2の筐体が閉じた状態で第2の筐体におけ
る第2のレンズに光線を入射させる側で第2のレンズの
被写体の配置されるべき位置に設けられた透明板とを携
帯情報端末に具備させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、第1の
筐体と第2の筐体がヒンジ機構によって開閉自在とされ
ているときに、一方の筐体としての第1の筐体に撮像素
子と互いに異なった焦点距離を有する第1および第2の
レンズを配置し、第1の筐体と第2の筐体が開いた状態
で第1のレンズが撮像素子に対応するようにして第1の
レンズによって比較的遠い距離の被写体の画像を取得す
るようにしている。また、第1の筐体と第2の筐体が閉
じた状態で撮像素子に対して第2のレンズが対応するよ
うにし、第2の筐体における第2のレンズに光線を入射
させる側で第2のレンズの被写体の配置されるべき位置
に設けられた透明板を被写体の位置として指紋等の画像
を取得できるようにしている。この請求項3記載の発明
では、第1および第2のレンズがスライド機構によって
手動で対応するレンズが撮像素子に対向する位置に位置
決めされるようにしている。
【0020】請求項4記載の発明では、(イ)筐体と、
(ロ)この筐体の所定位置に回動自在に保持された1つ
の撮像素子と、(ハ)互いに異なった焦点距離を有する
第1および第2のレンズと、(ニ)撮像素子の回転角度
を第1の角度あるいは第2の角度に設定することで第1
のレンズあるいは第2のレンズの焦点位置を撮像素子に
設定する撮像素子回転手段と、(ホ)筐体における第2
のレンズの被写体の存在すべき位置に配置された透明板
とを携帯情報端末に具備させる。
【0021】すなわち請求項4記載の発明では、1つの
撮像素子を第1の角度あるいは第2の角度に設定し、光
軸を変更することによってこれら2つの光軸に対応して
設けられた第1あるいは第2のレンズによって被写体の
距離を2通りに変更するようにしている。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載の携帯情報端末における第1のレンズは筐体外
の所定位置に被写体があるときその像を撮像素子上に結
像するような比較的長い焦点のレンズによって構成され
ていることを特徴としている。
【0023】すなわち請求項5記載の発明では、第1の
レンズが例えば風景のように筐体からある程度離れた被
写体を撮影するものであることを示している。
【0024】請求項6記載の発明では、請求項2〜請求
項4記載の携帯情報端末に、(イ)透明板に配置された
被写体のパターンを予め登録したパターンと照合するパ
ターン照合手段と、(ロ)このパターン照合手段によっ
てパターンが一致すると判別されたときのみ所定の信号
処理機能の処理の禁止を解除する解除手段とを具備させ
ている。
【0025】すなわち請求項6記載の発明では、透明板
に配置された被写体のパターンを予め登録したパターン
と比較することで照合動作を行い、一致したときのみ携
帯情報端末の所定の信号処理が可能になるようにするこ
とで、正当な使用者以外による端末の処理を禁止するよ
うにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】第1の実施例
【0029】図1は本発明の第1の実施例における携帯
情報端末としての携帯型電話機の使用状態での外観を表
わしたものである。この携帯型電話機101は、ヒンジ
機構102を中心に2つ折りできる構成となっている。
携帯型電話機101のアンテナ103の付いた方の上部
構成体104の図で表わされた側の面には、液晶によっ
て構成されたディスプレイ105が配置されており、そ
の上部には撮像レンズ106を透視するためのガラス板
107とスピーカ108が配置されている。撮像レンズ
106は、テレビ会議等を行う際に本人あるいは周囲の
画像を撮影したり、指紋を撮影するためのものである。
また、上部構成体104とヒンジ機構102を挟んで配
置された下部構成体109の上部構成体104と重ね合
わされる側の面には、ダイアル等を行うための各種ボタ
ンスイッチ111とマイクロフォン112が配置されて
いる。マイクロフォン112のわずかに上部で、折り畳
み時に撮像レンズ106とちょうど対向する下部構成体
109側の位置には透明なガラス板113が配置されて
いる。このガラス板113は、折り畳み時に指紋の画像
を撮像レンズ106側に入射させるためのものである。
【0030】図2は、図1に示した携帯型電話機を折り
畳んだ状態を表わしたものである。携帯型電話機101
の下部構成体109でボタンスイッチ111(図1)が
配置された面の裏側には、窪み121が形成されてお
り、透明なプラスチック板122が組み込まれている。
このプラスチック板122に指を軽く押し当てること
で、指紋の画像が読み取られるようになっている。窪み
121の近傍には発光ダイオード(LED)123が配
置されている。この発光ダイオード123は、指紋の採
取のタイミングを発光する光によって表示するようにな
っている。図3は、この携帯型電話機101を折り畳ん
だ状態で側面から見たものである。
【0031】図4は、折り畳んだ状態の携帯型電話機を
図2のA−A方向に切断した状態を表わしたものであ
る。この図は図3に対応するものであるが、携帯型電話
機101の利用者が指紋の照合のために図4に示した窪
み121に指131を差し込んだ状態を表わしている。
下部構成体109の内部に斜めに配置された透明なプラ
スチック板122には、発光ダイオード133から図示
しない集光レンズを介して光線134が射出するように
なっている。射出された光線134は、プラスチック板
122に押し付けられた指紋を照射する。被写体として
の指紋の画像は、2枚のガラス板113、107を通過
して上部構成体104内に入射する。
【0032】上部構成体104内には、第1および第2
のレンズ141、142がアンテナ103の軸方向とほ
ぼ同一方向に移動自在に配置されている。携帯型電話機
101概略構成図4のように折り畳まれた状態では、第
2のレンズ142がガラス板107と対向する位置に配
置されており、指紋の画像はこの第2のレンズ142を
通過して、その背後に配置された撮像素子143に結像
するようになっている。
【0033】図5は、レンズの移動機構の原理的な構成
を表わしたものである。第1および第2のレンズ14
1、142は1枚の長方形のプラスチック板151上に
形成されている。このプラスチック板151は、前記し
たレンズ141、142の移動方向152に所定間隔を
置いて配置された2本のレール153、154にガイド
されて移動自在となっている。2本のレール153、1
54のそれぞれの端部には、ストッパ156、157が
取り付けられており、プラスチック板151の移動量を
制限するようになっている。それぞれのストッパ15
6、157の中央部には小孔158、159が穿たれて
おり、それぞれワイヤ161、162が挿入されてい
る。
【0034】図4に示すように第1のワイヤ161は、
その一端がプラスチック板151の第1のレンズ141
側の端部に取り付けられており、その他端はヒンジ機構
102の中心軸の外周を経由する形で下部構成体109
に一端を取り付けられたピアノ線164の他端に取り付
けられている。また、第2のワイヤ162は、その一端
がプラスチック板151の第2のレンズ142側の端部
に取り付けられており、その他端はバネ165の一端に
取り付けられている。このバネ165の他端は、上部構
成体104におけるアンテナ103の先端側の筐体部分
に固定されている。
【0035】図6は、本実施例の携帯型電話機を開いて
使用状態にした場合の断面の要部を表わしたものであ
る。この図に示したように携帯型電話機101の上部構
成体104と下部構成体109がほぼ180度となるよ
うに開くと、折り畳んだ状態(図4)と比較して、第1
のワイヤ161がヒンジ機構102の中心軸の外周に接
触する長さが短くなる。すると、バネ165の圧縮作用
によってこの分だけ図5に示すプラスチック板151が
バネ165側に移動し、ストッパ157に接触した位置
に位置決めされる。これが図5に示した状態である。こ
の状態では図6に示したように第1のレンズ141がガ
ラス板107と対向する位置に配置されることになる。
第1のレンズ141は比較的長焦点の凸レンズであり、
話をしている者の顔や周囲の風景を撮像素子143(図
4参照)に結像することができる。
【0036】一方、図4で示したように携帯型電話機1
01が折り畳まれた状態では、開いた状態と比較して第
1のワイヤ161がヒンジ機構102の中心軸の外周に
接触する長さが長くなる。これにより、この巻き付き量
の増加分だけ第1のワイヤ161がバネ165の張力に
逆らって反対方向に移動し、プラスチック板151の一
端がストッパ156に圧接して位置決めされる。ピアノ
線164は、これ以上の引っ張り力を吸収するバネ材と
して使用されている。このようにプラスチック板151
の一端がストッパ156に圧接して位置決めが行われた
状態では、図4に示すように第2のレンズ142がガラ
ス板107と対向することになる。第2のレンズ142
は短焦点レンズあるいはマクロ撮影用のレンズとなって
おり、プラスチック板122に押し当てられた指131
の指紋を撮影することができる。
【0037】このように本実施例の携帯型電話機101
では、これを折り畳んだ状態で指紋の画像を撮影するこ
とができ、開いた状態で顔または周囲の風景等を撮影す
ることができる。
【0038】図7は、本実施例の携帯型電話機の回路構
成の要部を表わしたものである。この携帯型電話機10
1は各種制御を行うための中枢的な素子としてのCPU
(中央処理装置)171を搭載している。CPU171
はデータバス等のバス172を介して装置内の各部と接
続されている。このうちROM173は、携帯型電話機
101の各部を制御するためのプログラムや、指紋の照
合用の各種パターンを格納したリード・オンリ・メモリ
である。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)174
はプログラムの実行等に使用する作業用のメモリであ
る。映像処理部175は図4に示した撮像素子143と
しての2次元イメージセンサから出力される映像を採り
こんで処理する回路である。この回路は、図示しないA
/D変換(アナログ/ディジタル変換)回路や、変換後
のディジタル信号を圧縮する圧縮回路等によって構成さ
れている。通信制御部176は、図示しない無線局とア
ンテナ103を介して通信を行う回路部分であり、変復
調回路等によって構成されている。
【0039】入力回路178は各種のボタンスイッチ1
11およびセンサ179に接続されており、これらから
入力される信号をバス172側に伝達するようになって
いる。ここでセンサ179は図4等に示したプラスチッ
ク板122の近傍に配置されており、プラスチック板1
22の押圧を検出するようになっている。音声処理回路
181はマイク112から入力された音声およびスピー
カ108に出力する音声を処理するためのものであり、
具体的にはA/D変換回路およびその逆の変換を行うD
/A変換回路ならびに増幅器によって構成されている。
表示制御回路182はディスプレイ105に対する画像
情報の表示制御に使用される。発光ダイオード駆動回路
183は指紋を採る際のガイド用の発光ダイオード12
3と光線照射用の発光ダイオード133の点灯制御を行
うようになっている。
【0040】図8は、本実施例の携帯型電話機の使用に
先立つ指紋照合の動作を説明するためのものである。図
7に示した入力回路178は、携帯型電話機101内の
通常の回路が動作していない待機状態でセンサ179が
指131による押圧を検出するのを待機している(ステ
ップS201)。センサ179が押圧を検出すると
(Y)、CPU171は発光ダイオード駆動回路183
を指示して、図2に示した発光ダイオード123を赤色
で点滅動作を開始させる。また、これと同時に図4に示
した他の発光ダイオード133を点灯させて、指紋の画
像を読み取るための照明を行わせる(ステップS20
2)。発光ダイオード123の赤色の点滅動作は、一定
周期で行われる。CPU171はその3回目の点灯が行
われたタイミングで(ステップS203:Y)、撮像素
子143から出力される画像の取り込みを行う(ステッ
プS204)。すなわち、携帯型電話機101の所有者
は、発光ダイオード123が赤く3回目に点灯するタイ
ミングで画像の取り込みが行われるのを知っており、こ
の時点で指131が透明なプラスチック板122に静止
するようにする。
【0041】このようにして指紋の照合のためのイメー
ジの読み込みが終了すると、2種類の発光ダイオード1
23、133は消灯し(ステップS205)、読み取っ
た画像についてのパターンの照合の動作が開始する(ス
テップS206)。この際に、ROM173にあらかじ
め登録しておいた利用者自身の指131によるパターン
との間でパターンマッチングの処理が行われる。パター
ンの類似度がある値よりも高いときには、パターンが一
致しているものとされる。一致が判別されたときには
(ステップS207:Y)、発光ダイオード123が一
定時間(たとえば5秒間)、緑色に発色する(ステップ
S208)。そして携帯型電話機101の回路の使用を
許可するフラグを一定時間だけオンにする(ステップS
209)。したがって、このフラグがオンになっている
時間内であれば、携帯型電話機101の使用を開始する
ことができる。
【0042】なお、携帯型電話機101を用いてテレビ
電話による通信を行う場合には、顔や風景等の画像情報
と音声情報を共に圧縮して多重し、これを通信相手に送
ると共に、通信相手から送られてきた圧縮された画像情
報および音声情報を復号することになる。
【0043】一方、指紋のパターンが一致しなかったと
き、あるいはセンサ179が何等かの外力によって誤動
作して、実際には指131が窪み121に挿入されなか
ったような場合には、パターンの一致が検出されない
(ステップS207:N)。このときには発光ダイオー
ド123が一定時間(たとえば5秒間)、赤色に発色し
てエラーを表示する(ステップS210)。この場合に
は回路の使用が許可されないので、回路の使用許可のた
めのフラグがオフにセットされる(ステップS21
1)。フラグがオフになった状態では、指紋による照合
を再度行ってこれに成功しない限り、携帯型電話機10
1を使用することができない。
【0044】なお、本実施例の携帯情報端末では、回路
使用許可のフラグが立っていない状況で通話やデータの
送受信ができないようになっている。したがって、最終
的に発光ダイオード123が一定時間緑色に発色する段
階を経ないと、利用者はこの携帯型電話機101を使用
することができず、セキュリティが保護されることにな
る。
【0045】第2の実施例
【0046】図9は本発明の第2の実施例における携帯
情報端末としての携帯型電話機の構成の概要を表わした
ものである。この携帯型電話機300の図示しないダイ
ヤルボタン等の操作部の配置された上面の先端部(図で
右端近傍)には、第1のガラス板301と第2のガラス
板302が互いに隣接して配置されている。第1のガラ
ス板301はこの携帯型電話機300の利用者の顔ある
いは風景を撮像するための光線透過用の平板ガラスであ
り、第2のガラス板302は利用者の指紋を採取するた
めの平板ガラスである。本実施例の携帯型電話機300
は第1の実施例のそれと異なり、本体を折り畳まない一
体型の構成となっている。
【0047】携帯型電話機300の本体内部には、第1
のガラス板301の直下にこれと平行に第1のレンズ3
03が固定されており、その焦点を結ぶ位置には撮像素
子305が配置されている。この撮像素子305は回転
軸306に取り付けられており、所定の角度だけ回動自
在となっている。また、第2のガラス板302の下に
は、第2のレンズ307と照明用の発光ダイオード30
8が配置されている。発光ダイオード308は照射光が
第2のガラス板302を照射するようになっている。第
2のレンズ307は、第2のガラス板302から射出さ
れた光線が撮像素子305の方向に焦点を結ぶようにそ
の光軸が第1のレンズ303の光軸と傾斜するように配
置されている。
【0048】回転軸306は携帯型電話機300の本体
側部の図示しない摘みを回転させることによって、この
図9に示したように撮像素子305の撮像面を第1のレ
ンズ303の光軸に垂直にする第1の回転位置と、この
撮像面を第2のレンズ307の光軸に垂直にする第2の
回転位置の2つの回転位置のいずれかに設定することが
できるようになっている。第1のレンズ303は第2の
レンズ307よりも焦点距離が長い凸レンズからなって
おり、第1のガラス板301の前に位置する利用者の顔
や、同じく前に存在する風景等の被写体を撮像素子30
5に結像することができるようになっている。
【0049】図10は、この携帯情報端末で指紋の照合
を行っている状態を表わしたものである。利用者は前記
した摘みを回転させて、撮像素子305の撮像面を第2
のレンズ307の光軸に垂直に設定する。そして、利用
者自身の指311の先を第2のガラス板302に軽く押
し当てた状態で図示しないボタンを押す。すると、指紋
の照合のための処理が開始し、発光ダイオード308が
点灯して指紋の画像が第2のレンズ307を介して撮像
素子305の撮像面に結像する。なお、撮像素子305
が第1の回転位置のままだった場合には、指紋照合用に
前記したボタンを押した時点で図示しない表示部にエラ
ー表示が行われる。指紋照合のための回路部分は先の第
1の実施例をそのまま使用することができるので、これ
らの図示および説明を適宜省略する。
【0050】第3の実施例
【0051】図11は本発明の第3の実施例における携
帯情報端末としての携帯型電話機の構成の概要を表わし
たものである。本実施例の携帯型電話機400は、第1
の実施例と第2の実施例の複合型といえるべきものであ
り、折り畳みのできるタイプで、しかも折り畳んでいな
い状態で指紋の照合を可能にしたものである。そこで、
図4等の第1の実施例と同一部分にはこれと同一の符号
を付しており、図10等の第2の実施例と同一部分には
これと同一の符号を付している。この実施例の携帯型電
話機400では、図示のように開いた状態で回転軸30
6の回転によって撮像素子305を第1の回転位置に設
定すれば、顔や風景等の画像を撮像することができる。
また、この開いた状態で撮像素子305を第2の回転位
置に設定すれば、指紋の照合が可能である。
【0052】また、撮像素子305を第1の回転位置に
設定した状態で携帯型電話機400を折り畳んだ状態で
は、図4で説明したように透明なプラスチック板122
に指先を当てることで、発光ダイオード133から射出
した光線が指紋を照射し、これが凸レンズ401および
第1のガラス板301を透過して第1のレンズ303に
到達し、撮像素子305上に指紋の画像が設像する。凸
レンズ401は、遠距離用の第1のレンズ303と組み
合わせて指紋の画像を撮像するために焦点距離を短くす
るために使用するレンズである。指紋照合のための回路
部分は先の第1の実施例をそのまま使用することができ
るので、これらの図示および説明を適宜省略する。
【0053】以上説明した第1〜第3の実施例では透明
な板材をプラスチックで作製したりガラスで作製した
が、これらは適宜選択できるものであり、レンズの材質
についても同様である。また、第1の実施例では携帯型
電話機を折り畳んだり広げたりする動きに連動してレン
ズの切り替えを自動で行えるようにしたが、たとえばス
ライド機構を使用して利用者がレンズを手動で切り替え
るようにしてもよい。同様に第2の実施例および第3の
実施例では撮像素子の回動位置を手動で切り替えるよう
にしたが、自動で切り替えるようにすることも可能であ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、1つの撮像素子を備えている携帯情報端末に
焦点距離の異なる2つのレンズを配置し、これらを択一
的に選択して撮像素子に結像させることで、風景と指の
映像のように異なった被写体の映像を1つの撮像素子で
撮像することを可能にしたので、経済的な携帯情報端末
を得ることができるばかりでなく、撮像素子を共通化す
ることができるので、焦点距離の異なる2つのレンズに
よる画像の特性を合わせることができる。
【0055】また請求項2および請求項3記載の発明で
は、ヒンジ機構を中心として開閉自在とされた第1およ
び第2の筐体を有する携帯情報端末で、第1および第2
の筐体を閉じた状態で第2のレンズの被写体を撮像し、
開いた状態で第1のレンズの被写体を撮像することがで
きるので、指紋による本人の確認といったような処理を
第2のレンズを用いて行うようにすれば、携帯情報端末
を閉じた状態からまず端末の本来の処理の前段階の処理
を進行させることができ、操作性に優れた端末とするこ
とができる。
【0056】更に請求項2記載の発明によれば、第1お
よび第2の筐体を閉じた状態と開いた状態とで2つのレ
ンズが自動的に位置決めされるので、操作の誤りのない
端末とすることができる。また、請求項3記載の発明に
よれば、2つのレンズを手動によって位置決めすること
にしたので、一方のレンズを本人確認のために位置決め
するような場合には、その手動操作と絡めて第三者の不
正使用をより完全に防止することができる。
【0057】更に請求項4記載の発明によれば、1つの
撮像素子を第1の角度あるいは第2の角度に設定し、光
軸を変更することによってこれら2つの光軸に対応して
設けられた第1あるいは第2のレンズによって被写体の
距離を2通りに変更するようにしているので、被写体の
角度を異なった方向に設定することができる。
【0058】また請求項6記載の発明によれば、透明板
に配置された被写体のパターンを予め登録したパターン
と比較することで照合動作を行い、一致したときのみ携
帯情報端末の所定の信号処理が可能になるようにするこ
とで、正当な使用者以外による端末の処理を禁止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における携帯型電話機を
開いて使用状態にした斜視図である。
【図2】第1の実施例の携帯型電話機を折り畳んだ状態
を表わした斜視図である。
【図3】第1の実施例の携帯型電話機を折り畳んだ状態
で側面から見た側面図である。
【図4】折り畳んだ状態の携帯型電話機を図2のA−A
方向に切断した状態を表わした断面図である。
【図5】第1の実施例におけるレンズの移動機構の原理
的な構成を表わした説明図である。
【図6】第1の実施例で携帯型電話機を開いて使用状態
にした場合の断面の要部を表わした側面図である。
【図7】第1の実施例の携帯型電話機の回路構成の要部
を表わしたブロック図である。
【図8】第1の本実施例の携帯型電話機の使用に先立つ
指紋照合の動作を示した流れ図である。
【図9】本発明の第2の実施例における携帯型電話機の
構成の概要を表わした断面図である。
【図10】第2の実施例で指紋の照合が行われている状
態を示した携帯型電話機の断面図である。
【図11】第3の実施例における携帯情報端末としての
携帯型電話機の構成の概要を表わした概略構成図であ
る。
【図12】従来提案された顔と指紋による本人確認を行
う装置の光学系の第1の構成を示す概略構成図である。
【図13】従来提案された顔と指紋による本人確認を行
う装置の光学系の第2の構成を示す概略構成図である。
【図14】従来提案された顔と指紋による本人確認を行
う装置の光学系の第3の構成を示す概略構成図である。
【符号の説明】
101、300、400 携帯型電話機(携帯情報端
末) 102 ヒンジ機構 104 上部構成体 107 ガラス板 109 下部構成体 122 透明なプラスチック板 123、133、308 発光ダイオード 131 指 141、303 第1のレンズ 142、307 第2のレンズ 143、305 撮像素子 161、162 ワイヤ 164 ピアノ線 301 第1のガラス板 302 第2のガラス板 306 回転軸 401 凸レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA23 AA25 BA03 BB04 BC05 BC16 BC20 CA17 5K067 AA32 AA34 AA42 BB04 DD52 FF24 FF31 HH22 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 この筐体の所定位置に固定された1つの撮像素子と、 互いに異なった焦点距離を有する第1および第2のレン
    ズと、 これら第1および第2のレンズを択一的に選択すること
    でこれらのうちの任意のレンズの焦点位置を前記撮像素
    子に設定するレンズ選択手段とを具備することを特徴と
    する携帯情報端末。
  2. 【請求項2】 ヒンジ機構を中心として開閉自在とされ
    た第1および第2の筐体と、 第1の筐体内部の所定位置に固定された1つの撮像素子
    と、 第1の筐体内部に配置され互いに異なった焦点距離を有
    する第1および第2のレンズと、 前記第1および第2の筐体の開閉動作に連動してこれら
    第1および第2のレンズを移動させることで開いた状態
    で第1のレンズの焦点位置を前記撮像素子に設定し、閉
    じた状態で第2のレンズの焦点位置を前記撮像素子に設
    定するレンズ自動移動手段と、 前記第1および第2の筐体が閉じた状態で第2の筐体に
    おける前記第2のレンズに光線を入射させる側で第2の
    レンズの被写体の配置されるべき位置に設けられた透明
    板とを具備することを特徴とする携帯情報端末。
  3. 【請求項3】 ヒンジ機構を中心として開閉自在とされ
    た第1および第2の筐体と、 第1の筐体内部の所定位置に固定された1つの撮像素子
    と、 第1の筐体内部に配置され互いに異なった焦点距離を有
    する第1および第2のレンズと、 これら第1および第2のレンズをスライドさせる機構で
    あって、開いた状態で第1のレンズの焦点位置を前記撮
    像素子に設定し、閉じた状態で第2のレンズの焦点位置
    を前記撮像素子に設定するレンズ手動移動手段と、 前記第1および第2の筐体が閉じた状態で第2の筐体に
    おける前記第2のレンズに光線を入射させる側で第2の
    レンズの被写体の配置されるべき位置に設けられた透明
    板とを具備することを特徴とする携帯情報端末。
  4. 【請求項4】 筐体と、 この筐体の所定位置に回動自在に保持された1つの撮像
    素子と、 互いに異なった焦点距離を有する第1および第2のレン
    ズと、 前記撮像素子の回転角度を第1の角度あるいは第2の角
    度に設定することで第1のレンズあるいは第2のレンズ
    の焦点位置を前記撮像素子に設定する撮像素子回転手段
    と、 前記筐体における第2のレンズの被写体の存在すべき位
    置に配置された透明板とを具備することを特徴とする携
    帯情報端末。
  5. 【請求項5】 前記第1のレンズは筐体外の所定位置に
    被写体があるときその像を前記撮像素子上に結像するよ
    うな比較的長い焦点のレンズによって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4記載の携帯情報端
    末。
  6. 【請求項6】 前記透明板に配置された被写体のパター
    ンを予め登録したパターンと照合するパターン照合手段
    と、 このパターン照合手段によってパターンが一致すると判
    別されたときのみ所定の信号処理機能の処理の禁止を解
    除する解除手段とを具備することを特徴とする請求項2
    〜請求項4記載の携帯情報端末。
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