JP2001133506A - ガス絶縁機器の診断方法および装置 - Google Patents

ガス絶縁機器の診断方法および装置

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JP2001133506A
JP2001133506A JP31068099A JP31068099A JP2001133506A JP 2001133506 A JP2001133506 A JP 2001133506A JP 31068099 A JP31068099 A JP 31068099A JP 31068099 A JP31068099 A JP 31068099A JP 2001133506 A JP2001133506 A JP 2001133506A
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gas
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Tatsuro Kato
達朗 加藤
Fumimasa Endo
奎将 遠藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス絶縁機器の部分放電信号を外部ノイズ信号
から分離し、機器診断の精度を向上する。 【解決手段】ガス絶縁機器の検出器5から高周波数帯域
(例えば、500NHz〜1500MHz)の電磁波信号を測定し、
周波数同調器11で可変した測定帯域毎に、位相解析部
12で電圧位相0〜360°における位相−信号強度分布
を求め、データ作成部13で各周波数帯域の位相特性を
集積し、このデータをパターン作成部14で周波数−位
相−信号強度特性(f−φ−q)の配列データに変換し
てパターン化し、3次元表示部16を介して3次元表示
を行う。また、ニューラルネットワークからなる診断部
17でパターン認識を行い、部分放電信号の有無と異常
原因を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁機器の絶縁
性能の異常を診断する装置に関し、特に機器内部より発
生する部分放電信号を用いた診断方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、変電所で用いられる電力機器にお
いては、接地金属容器内に高電圧導体を配置し、SF6
ガスに代表される絶縁ガスを充填してなるガス絶縁機器
が採用されている。使用されるSF6ガスは優れた絶縁
特性を示すが、機器内部に不平等電界が形成されると絶
縁特性が低下する。不平等電界を生じる要因としては、
内部欠陥である混入異物、導体上の突起、絶縁スペーサ
内のボイドなどがあげられる。不平等電界下では電圧印
加時に部分放電が発生し、最終的には絶縁破壊に至る可
能性がある。このような絶縁破壊事故を未然に防止する
ためには、絶縁破壊の前兆と言える部分放電を確実に検
出する必要がある。
【0003】部分放電の検出には電流、電磁波、音、振
動など種々の方法が可能である。特に、ガス絶縁機器は
金属容器に収納されているため、導波管原理に基づく電
磁波が伝播しやすい特性を有しているので、検出信号の
FFT解析やスペクトラムアナライザなどの周波数測定
器により広範囲の周波数帯域で部分放電を観測する電磁
波検出法が多用されている。また、部分放電信号は立ち
上がり時間が1ns以下という高速のパルスで、高い周波
数帯域まで信号成分を持っているため、S/Nの良い高
周波数帯域(UHF帯)の検出が可能で、ノイズの少な
い特定の周波数帯を選定して電磁波信号を測定すること
も行われている。
【0004】たとえば、特開平10−170596号には、複数
の特定周波数において電圧位相角に応じた信号強度を測
定し、その変化のパターンおよび強度から機器の劣化、
寿命、異常の種類や程度を判定する方法が提案されてい
る。
【0005】また、特開平7−181218号には、部分放電
波形の周波数特性(f−q)及び位相特性(φ−q)の
各特徴を求め、それらの特徴パターンをニューラルネッ
トワークに入力して発生要因の診断を行う方法や、特開
平6−34696号、特開平9−61488号に記載のように、部分
放電の大きさ(q)、位相(φ)及び発生個数(n)を
2次元または3次元でグラフ表示する方法が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、広い周波数帯域にわたって大きなノイズ信号が発生
している場合、ノイズ下に発生している部分放電信号の
識別が難しく、判定には熟練を要した。また、特定周波
数を選定する場合は、機器の構造や回路構成、発生位置
により部分放電の周波数特性が変化するため、S/Nが
高いと予想されていた周波数帯域にノイズが発生して、
部分放電信号を満足に検出できない場合がある。
【0007】すなわち、部分放電信号の周波数(f)、
位相(φ)及び強度(q)を結合して判定する診断技術
が見当らず、部分放電の種々の発生要因をノイズ下で容
易、かつ高精度に診断する方法が確立されていない。上
記した特開平7−181218号の場合も、f−qとφ−qの
各特徴をそれぞれ入力しているため、ニューラルネット
の学習に時間がかかるだけでなく、ノイズ下での診断精
度を向上できないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を克服し、大きなノイズが発生している場合にも、部
分放電信号を検出してその異常の要因や程度を簡単、か
つ高精度に診断できるガス絶縁機器の診断方法及び装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した周波数特性及び
位相特性を利用した従来の診断技術の問題点が、それら
両特性を結合した特性、つまり周波数−位相−信号強度
特性(f−φ−q)を利用することで解決できることを
見出して、本発明がなされたものである。
【0010】本発明は、ガス絶縁機器内部の部分放電を
検出する検出信号を解析して、ガス絶縁機器の異常を診
断する方法において、前記検出信号から周波数(f)−
位相(φ)−信号強度(q)特性を求め、そのf−φ−
q特性の周波数、位相及び信号強度の各値を所定に配列
して特徴パターンを取得し、該特徴パターンから異常を
検知することを特徴とする。
【0011】前記検出信号における測定周波数(また
は、所定の狭帯域)を可変しながら測定周波数毎の位相
特性(φ−q特性)を求め、該位相特性を所定の周波数
範囲(例えば、500MHz〜1500MHz)について集積して前
記f−φ−q特性を求めることを特徴とする。
【0012】または、前記検出信号における測定位相
(または、所定の位相幅)を可変しながら測定位相毎の
周波数特性(f−q特性)を求め、該周波数特性を所定
の位相範囲(全位相:0〜360°)について集積して前
記f−φ−q特性を求めることを特徴とする。
【0013】さらに、既知の異常原因による内部放電信
号の複数の特性パターン、または、該複数の特性パター
ンと既知のノイズ信号の複数の特性パターンを用いて、
前記検出信号から求めた特徴パターンのパターン認識を
行い、異常原因の判定を行うことを特徴とする。
【0014】本発明の方法は、見かたを変えると、ガス
絶縁機器内部の部分放電を検出する検出信号を解析し
て、ガス絶縁機器の異常を診断する方法において、前記
検出信号から周波数(f)−位相(φ)−信号強度
(q)特性を求め、そのf−φ−q特性上で複数の周波
数の特定位相領域に検出信号がある場合に、当該検出信
号は部分放電によるものと判定することを特徴とする。
また、前記f−φ−q特性上で特定周波数(帯)の全位
相領域にほぼ一定強度の検出信号がある場合、当該検出
信号はノイズよるものと判定することを特徴とする。
【0015】本発明の装置は、ガス絶縁機器内部の部分
放電を検出する検出装置と、検出信号の特性解析を行う
信号解析部と、解析結果を診断する異常診断部とを備え
るガス絶縁機器の診断装置において、前記信号解析部
は、所定の測定範囲について周波数(f)を可変しなが
ら位相(φ)−信号強度(q)を求める位相解析部、ま
たは全位相範囲(0〜360°)について位相を可変しな
がら周波数(f)−信号強度(q)を求める位相解析部
と、測定範囲の位相特性(φ−q)または周波数特性
(f−q)を集積して周波数−位相−信号強度特性(f
−φ−q)を求めるf−φ−q特性作成部を有し、前記
異常診断部は、前記f−φ−q特性の周波数、位相及び
信号強度の各値を所定に配列して特徴パターンを作成す
るパターン作成部を有していることを特徴とする。
【0016】前記異常診断部は、前記特徴パターンを3
次元表示する表示部を有していることを特徴とする。ま
た、前記表示部は、前記周波数の値と前記位相の値をそ
れぞれ縦軸または横軸にとり、前記信号強度を縦軸と横
軸による座標と対応する画素の濃度として前記3次元表
示を行うことを特徴とする。
【0017】また、前記異常診断部は、既知の異常原因
による複数の特性パターンを用いて前記検出信号から求
めた特徴パターンを判定するパターン認識部を有してい
ることを特徴とする。前記パターン認識部は、例えば前
記既知の異常原因による特性パターンを用いて学習済み
のニューラルネットワークである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。図2は、本発明を適用するガス絶縁機器の
診断システムの概略を示す。本例のガス絶縁機器は、内
部にSF6ガスを充填したガス絶縁母線1で、導体2を
絶縁スペーサ3で保持し、内部電極あるいは電磁波検出
アンテナなどの部分放電検出器5を設けている。検出器
5で検出された電磁波信号は広帯域の増幅器6を通して
診断装置10に入力され、位相解析または周波数解析を
行う信号解析部7、解析結果に対し放電発生要因を診断
する診断部8を介して、診断の結果が表示部9に表示さ
れる。以下、周波数可変方式で信号解析部7が位相解析
となる実施例1と、位相可変方式で信号解析部7が周波
数解析となる実施例2を説明する。
【0019】〔実施例1〕図1は、実施例1によるガス
絶縁機器診断装置の機能ブロックを示す。アンテナ5で
検出された電磁波信号は、500MHz〜1500MHzまで周波数
可変の周波数同調器11に入力される。周波数同調器11で
は任意に設定した周波数に同調された狭周波数帯の信号
だけが取り出され、位相解析部12に入力される。位相解
析部12ではガス絶縁機器1に印加されている交流高電圧
の電圧位相に同期させた位相−信号強度特性(φ−q)
を測定し、位相解析が行われる。位相解析を行うために
は印加している交流電圧の位相がわかるように、位相の
ゼロ点を検出し、ゼロ点などの一定の位相でトリガ信号
を発生させるようなゼロクロス検出回路19からの出力信
号をトリガ信号として位相解析部12に入力する。
【0020】ここで周波数同調器11は同調周波数を500M
Hz〜1500MHzまで可変させ、位相解析部12が電圧位相1
サイクル分の時間変化を測定し、各周波数帯域の位相解
析を行う。例えば、500MHzから1500MHzまで5MHz刻みに2
00個の周波数帯で周波数同調を行い、各周波数帯の位相
−信号強度特性を測定する。また、細かな測定帯域幅に
すると広帯域にわたって精密な周波数分布が測定でき
る。しかし、測定時間が膨大になるため、測定する帯域
幅を1〜100MHzまでに可変となるようにして、大まかな
短時間での測定の場合は数10MHz〜100MHzの広帯域幅で
測定し、精密な測定の際には1MHz〜10MHzの狭帯域幅で
測定する。なお、0〜500MHzの周波数帯域では通常、外
部ノイズを検出する可能性が高いので、測定周波数帯域
から除外している。
【0021】データ作成部13においては、位相解析部12
で得られた各周波数帯域の位相特性を集積することによ
り、周波数別位相毎の信号出力値のデータテーブルを作
成する。パターン作成部14ではデータ作成部13で作成さ
れた周波数別位相毎の信号出力値を周波数−位相−信号
強度特性(f−φ−q)の配列データに変換する。パタ
ーン作成部14により作成された周波数−位相−信号強度
特性は3次元表示部16により3次元表示され、データ記
録部15により測定データが記録される。
【0022】診断部17においては、ノイズや代表的な部
分放電欠陥種の診断パターン(f−φ−q)を予めデー
タベースに登録しておき、パターン作成部14により作成
された測定パターン(f−φ−q)を入力とし、診断パ
ターンで学習済みのニューラルネットなどのパターン認
識手法を用いることにより、欠陥種類を判定する。判定
された欠陥種類は診断結果表示部18により診断結果が表
示される。
【0023】図3は、実施例1による検出から診断まで
のフローチャートを示す。例えば、500MHz〜1500MHzま
での周波数領域において測定する場合、最初に設定する
測定周波数は500MHzとし(s101)、この測定周波数に対
して周波数同調を行い(s102)、500MHz付近の狭周波数
帯域の信号成分の位相−信号強度特性を測定する(s10
3)。周波数の刻み幅を5MHzとすると、次の測定周波数
は505MHzであり、505MHzの周波数の位相−信号強度特性
を測定する。この測定周波数を最終的に1500MHzまで繰
り返し(s104)、500MHz〜1500MHzまでの広帯域の位相
特性を得る。
【0024】この各周波数帯域の位相特性を集積し、周
波数別位相毎の信号出力値のデータテーブルを作成し
(s105)、このデータテーブルの信号出力値を周波数−
位相−信号強度特性(f−φ−q)の配列データに変換
してパターン化し(s106)、3次元表示を行う(s10
7)。
【0025】図4に、実測試験によるf−φ−q特性の
配列データを示す。本例は、図2のガス絶縁母線のスペ
ーサ3に沿面異物のある欠陥から発生する部分放電信号
の実測データの解析結果で、横軸に位相、縦軸に周波
数、座標値に信号強度を示している。つまり、横方向は
ある特定周波数の位相−信号強度特性のデータである。
また、縦方向は特定位相の周波数−信号強度特性のデー
タとなる。この配列データを用いると、画素(x,y)
と濃度からなる画像パターンを簡単に作成できるので、
パターンマッチングによる診断や3次元表示が可能にな
る。
【0026】図5に、図4の配列データに基づく3次元
表示の一例を示す。同図(a)は配列データの周波数、
位相及び信号強度をX、Y及びZの座標に対応づけて3
次元的に表示した例である。部分放電信号は数百MHz〜1
500MHzの広い周波数帯域に渡り、位相が0°と180°
付近に現われている。0Hz近傍の全位相に見える信号は
測定器の特性で、部分放電信号ではない。このように、
特定位相範囲において広い周波数領域で信号が発生して
いれば、部分放電信号であると判断することができる。
【0027】同図(b)は、配列データをさらに大きな
分割にし、信号強度を濃度に変換して平面的な3次元表
示を行った例である。白色の領域は信号の発生がなく、
色が濃くなるほど信号強度の大きな部分放電やノイズが
存在している。部分放電信号は印加している高電圧位相
に同期した信号となるため、複数の周波数帯域における
特定の位相領域(ここでは、0°と180°近傍)に存
在する。このように、f−φ−q特性の3次元表示によ
れば、容易に部分放電の発生を検知でき、かつ異常原因
判定も可能になる。
【0028】図6にノイズを含む配列データの3次元表
示例を示す。本例の(a)、(b)は図5の3次元表示
のそれぞれに対応し、部分放電信号とともに通信波また
は放送波による大きなノイズ信号が混入している場合の
周波数−位相−信号強度分布を示している。通信波や放
送波などの外部ノイズ信号は概ね全ての位相領域に渡っ
て一定の出力となる。つまり、特定の周波数帯における
フラットな信号はノイズと判断されるので、小さな部分
放電信号の識別が可能になる。さらに、通信波などのノ
イズ信号が発生している周波数帯域は測定信号を削除し
てしまい、ノイズ信号を分離して部分放電信号のみを抽
出することもできる。
【0029】従来の特定周波数を選定する測定では、部
分放電が存在していてもノイズ信号に埋もれて検出でき
ない場合がある。このため、誤りのない診断には熟練者
による測定周波数の再選定で、繰返しの測定が必要にな
る。これに対し、本実施例で特定の測定周波数を選択す
ることなく、常に広範囲の周波数領域を監視しているた
め、ノイズ信号が存在していても小さな部分放電信号を
確実に検出することができる。
【0030】上述したような周波数−位相−信号強度特
性の配列データはノイズと部分放電信号の分離だけでな
く、機器の劣化、寿命、異常の種類や程度を判断するた
めの異常診断に用いることができる。つまり、異常原因
(欠陥の種類)により、部分放電の周波数−位相−信号
強度の特性が異なっているため、部分放電信号パターン
を見れば異常原因の判定が可能になる。
【0031】図7に代表的な異常原因(欠陥の種類)の
部分放電信号パターンを示す。図示例はそれぞれ導体上
突起、スペーサ沿面異物、フリー異物による部分放電信
号のf−φ−qパターンを示している。これらの欠陥に
よる部分放電信号のパターンは、500MHz〜1500MHzの測
定周波数帯のほぼ全域に現れ、異常原因によって分布す
る位相角が異なる。
【0032】導体2上の突起がある場合は位相90°,27
0°の付近にほぼ同形のパターンが現れる。スペーサ3
の沿面に異物がある場合は位相0°,180°の付近にほ
ぼ同形のパターンが現れ、図5(b)に示した実測デー
タのパターンがバラツキの範囲で類似していることが認
められる。また、母線1内部を移動ないし浮遊するフリ
ー異物がある場合は位相120°,300°の近傍に信号強度
の大きなパターンが現れる。
【0033】図8に代表的なノイズ信号パターンを示
す。放送波、通信波の場合は、周波数が600〜800MHzの
帯域で全位相に渡ってほぼ同じ強度のパターンが現れ
る。携帯電話の場合は、周波数が1000MHz帯域で矩形波
が現れる。ただし、位相との同期はない。気中コロナの
場合は、周波数が500〜700MHz帯域で位相角230°〜340
°に大きな強度のパターンが現れる。
【0034】このように、ガス絶縁機器の検出器から検
出される部分放電信号及びノイズ信号は、その代表的な
異常原因または発生原因によるf−φ−q特性パターン
が顕著に相違している。従って、診断部17に代表的な
欠陥のパターンを登録し、通常のパターンマッチング手
法の実行手段を備えることにより、部分放電信号の検知
と異常原因(欠陥種類)の認識が可能になる。
【0035】代表的なパターン認識手法の実行手段とし
てニューラルネットワークがある。つまり、複数の代表
的な異常原因による部分放電信号のf−φ−qパターン
を学習データとして、原因別に分けた各出力端に許容誤
差内の出力値が得られるように学習したニューラルネッ
トワークを用い、測定信号に基づくf−φ−q配列デー
タを入力し、原因別の各出力端のうち、最も大きな出力
となる出力端により異常の原因や程度を判定する。
【0036】これによれば、部分放電信号が異常原因に
応じて明瞭に識別できるf−φ−q特性パターンを用い
るので、精度の高い判定が可能になる。また、代表的な
ノイズパターンも併せて学習データとすれば、部分放電
についてより高精度の認識が可能になる。なお、ノイズ
信号が多い場合はその周波数帯域の信号を削除した配列
データを用いれば、より高精度なパターン認識が可能と
なる。
【0037】〔実施例2〕図9は、実施例2によるガス
絶縁機器診断装置の機能ブロックを示す。図1と同等の
要素には同一の符号を付してある。周波数可変方式の実
施例1では、例えば、500MHzから1500MHzまで小刻みに
区分した周波数帯で周波数同調を行い、各周波数帯の位
相−信号強度特性を測定した。これに対し、位相可変方
式の実施例2では、交流位相の0°から360°を小刻み
にした狭い位相範囲毎に周波数−信号強度特性を測定す
る。
【0038】位相ゲート調整回路22は、ガス絶縁機器1
に印加されている交流位相の任意の指定した狭い位相範
囲においてゲート信号を発生する回路で、測定する測定
位相と位相幅を設定して、スペクトラムアナライザなど
に代表される周波数解析部21にゲート信号を送る。周波
数解析部21ではゲート信号がON状態のときだけ動作す
るため、特定の狭い位相領域の信号の周波数解析(FFT
解析)を行うことが可能になる。つまり、各位相での周
波数−信号強度特性を測定し、データ作成部13において
各位相別周波数ごとの信号強度特性をデータテーブル化
する。パターン作成部14以降の構成と動作は、実施例1
の場合と同様である。
【0039】図10は、実施例2による検出から診断ま
でのフローチャートを示す。まず、交流位相の0から360
度までの位相領域において、例えば、位相幅2度毎の間
隔で位相領域を選定する(s201)。最初は、0〜2度まで
の位相領域の位相を選定し、その0〜2度までの信号の周
波数解析を行い、500MHz〜1500MHz帯域の周波数−信号
強度特性を測定する(s202)。次に、測定位相を2〜4度
間に可変し(s203)、この位相領域の周波数特性を測定
する。これを360度まで繰り返し、0〜360度までの全位
相領域における周波数特性を集積し、位相別周波数毎の
信号出力値のデータテーブルを作成する(s204)。この
データテーブルから、実施例1と同様に周波数−位相−
信号強度特性(f−φ−q)の配列データに変換してパ
ターン化し(s205)、3次元表示を行う(s206)。
【0040】このように、位相可変方式の実施例2によ
っても、部分放電の測定信号からf−φ−q特性パター
ンを作成できるので、その3次元表示やパターン認識手
法によって、実施例1と同等の効果が得られる。
【0041】ここで、実施例1、2に説明した本発明の
周波数−位相−信号強度(f−φ−q)特性による部分
放電検出と、特開平6−34696号に記載の位相−信
号強度−発生数(φ−q−n)特性による部分放電検出
を対比して説明する。
【0042】引用例が利用するφ−q−n特性は、特定
の周波数においてφ−q特性の測定を一定時間継続し、
この間における部分放電の発生数nをφ−q特性に付加
したもので、何らかの原因による一過性の放電やノイズ
を機器の欠陥による異常放電と見誤るのを防止でき、信
頼性の高いφ−q特性を得ることができる。しかし、こ
のφ−q−nには広い高周波数帯域の周波数特性が反映
されていない。このため、狭周波数帯域に現れる放送波
や通信波、低周波数帯に現れる気中コロナなど、高周波
帯で代表的なノイズの識別が困難になる。つまり、φ−
q−n特性だけでは、機器内に異常の前兆を示す微弱な
部分放電信号が発生しているような場合、大きなノイズ
信号が存在するとそれに埋もれてしまい、部分放電信号
の発生を見逃してしまう危険性が大きい。
【0043】これに対し、本発明が利用するf−φ−q
特性は、広い高周波数帯域を細分ないし連続的に測定し
た部分放電信号から得られるので、周波数特性と位相特
性の特徴が結合され、上述のように絶縁機器の欠陥種類
による特性パターンが他の種類やノイズと顕著に差別化
できる。つまり、部分放電信号は欠陥種類によって特定
の位相領域に現れ、一方、ノイズ信号は特定周波数に現
れるので、f−φ−qの3次元パターンの表示や認識手
法により容易に識別できる。この結果、大きなノイズ下
の微弱な部分放電信号も確実に検出でき、絶縁機器の異
常診断を前兆段階で発見できるなど、診断の精度と信頼
性を大幅に向上できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、測定信号から解析、作
成した周波数−位相−信号強度の特性パターンを用いる
ので、その3次元パターンの表示や認識手法により、ノ
イズの多い状況下において微弱な部分放電の検出が可能
になり、異常診断の信頼度を大幅に向上できる。また、
周波数−位相−信号強度の特性パターンは異常原因によ
る顕著な相違があるので、原因の判定精度を大幅に向上
できる。さらに、本発明によれば、測定信号による周波
数−位相−信号強度特性を3次元パターン表示するの
で、部分放電の発生の有無や原因判別が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるガス絶縁機器診断装置
の機能ブロック図。
【図2】本発明を適用するガス絶縁機器の診断システム
の概略図。
【図3】実施例1による検出から診断までの手順を示す
フローチャート。
【図4】f−φ−q特性の配列データの一例を示す説明
図。
【図5】部分放電信号によるf−φ−q特性パターンの
3次元表示図。
【図6】部分放電信号とノイズ信号混在時のf−φ−q
特性パターンの3次元表示図。
【図7】代表的な異常原因別の部分放電信号のf−φ−
q特性パターンの説明図。
【図8】代表的な複数のノイズ信号のf−φ−q特性パ
ターンの説明図。
【図9】本発明の実施例2によるガス絶縁機器診断装置
の機能ブロック図。
【図10】実施例2による検出から診断までの手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…ガス絶縁母線(ガス絶縁機器)、2…導体、3…ス
ペーサ、5…検出器、6…増幅器、7…信号解析部、8
…診断部、9…表示部、10…診断装置、11…周波数
同調器、12…位相解析部、13…データ作成部、14
…パターン作成部、15…データ記録部、16…3次元
表示部、17…診断部、18…診断結果表示部、19…
ゼロクロス検出回路、21…周波数解析部、22…位相
ゲート調節回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁機器内部の部分放電を検出する
    検出信号を解析して、ガス絶縁機器の異常を診断する方
    法において、 前記検出信号から周波数(f)−位相(φ)−信号強度
    (q)特性を求め、そのf−φ−q特性の周波数、位相
    及び信号強度の各値を所定に配列して特徴パターンを取
    得し、該特徴パターンから異常を検知することを特徴と
    するガス絶縁機器の診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記検出信号における測定周波数を可変しながら測定周
    波数毎の位相特性(φ−q特性)を求め、該位相特性を
    所定の周波数範囲について集積して前記f−φ−q特性
    を求めることを特徴とするガス絶縁機器の診断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記検出信号における測定位相を可変しながら測定位相
    毎の周波数特性(f−q特性)を求め、該周波数特性を
    所定の位相範囲について集積して前記f−φ−q特性を
    求めることを特徴とするガス絶縁機器の診断方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 既知の異常原因による内部放電信号の複数の特性パター
    ン、または、該複数の特性パターンと既知のノイズ信号
    の複数の特性パターンを用いて、前記検出信号から求め
    た特徴パターンのパターン認識を行い、異常原因の判定
    を行うことを特徴とするガス絶縁機器の診断方法。
  5. 【請求項5】 ガス絶縁機器内部の部分放電を検出する
    検出信号を解析して、ガス絶縁機器の異常を診断する方
    法において、 前記検出信号から周波数(f)−位相(φ)−信号強度
    (q)特性を求め、そのf−φ−q特性上で複数の周波
    数(帯)の特定位相領域に検出信号がある場合に、当該
    検出信号は部分放電によるものと判定することを特徴と
    するガス絶縁機器の診断方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記f−φ−q特性上で特定周波数(帯)の全位相領域
    にほぼ一定強度の検出信号がある場合、当該検出信号は
    ノイズよるものと判定することを特徴とするガス絶縁機
    器の診断方法。
  7. 【請求項7】 ガス絶縁機器内部の部分放電を検出する
    検出装置と、検出信号の特性解析を行う信号解析部と、
    解析結果を診断する異常診断部とを備えるガス絶縁機器
    の診断装置において、 前記信号解析部は、所定の測定範囲について周波数
    (f)を可変しながら位相(φ)−信号強度(q)を求
    める位相解析部、または全位相範囲(0〜360°)につ
    いて位相を可変しながら周波数(f)−信号強度(q)
    を求める位相解析部と、測定範囲の位相特性(φ−q)
    または周波数特性(f−q)を集積して周波数−位相−
    信号強度特性(f−φ−q)を求めるf−φ−q特性作
    成部を有し、前記異常診断部は、前記f−φ−q特性の
    周波数、位相及び信号強度の各値を所定に配列して特徴
    パターンを作成するパターン作成部を有していることを
    特徴とするガス絶縁機器の診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記異常診断部は、前記特徴パターンを3次元表示する
    表示部を有していることを特徴とするガス絶縁機器の診
    断装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記表示部は、前記周波数の値と前記位相の値をそれぞ
    れ縦軸または横軸にとり、前記信号強度を縦軸と横軸に
    よる座標と対応する画素の濃度として前記3次元表示を
    行うことを特徴とするガス絶縁機器の診断装置。
  10. 【請求項10】 請求項7、8または9において、 前記異常診断部は、既知の異常原因による複数の特性パ
    ターンを用いて前記検出信号から求めた特徴パターンを
    判定するパターン認識部を有していることを特徴とする
    ガス絶縁機器の診断装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記パターン認識部は、前記既知の異常原因による特性
    パターンを用いて学習済みのニューラルネットワークで
    あるガス絶縁機器の診断装置。
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