JP2001133073A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置

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JP2001133073A
JP2001133073A JP31046399A JP31046399A JP2001133073A JP 2001133073 A JP2001133073 A JP 2001133073A JP 31046399 A JP31046399 A JP 31046399A JP 31046399 A JP31046399 A JP 31046399A JP 2001133073 A JP2001133073 A JP 2001133073A
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refrigerant vapor
refrigerant
transfer pipe
evaporator
liquid
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JP31046399A
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English (en)
Inventor
Toshio Nishida
利雄 西田
Keiichi Tanaka
啓一 田中
Yukio Hiranaka
幸男 平中
Takashi Onishi
尚 大西
Masaharu Kodera
雅晴 古寺
Masaru Fujita
優 藤田
Kiyoshi Shiraishi
清 白石
Terubumi Matsuda
光史 松田
Tetsuo Kodama
哲男 小玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷凍サイクルの系が不安定になることなく、蒸
発器の除霜を行い得る吸収式冷凍装置を提供する。 【解決手段】再生部3から出た冷媒蒸気を凝縮器4に移
送する第2冷媒蒸気移送管12と、蒸発器1の伝熱管1
aとを接続管31により接続するとともに、この接続管
31の途中に開閉弁32を設け、この開閉弁32に開動
作を指示して蒸発器1の伝熱管1a内に、再生部3から
の温度の高い冷媒蒸気を供給する除霜指令部33を設け
るとともに、この除霜指令部33において、上記開閉弁
32の開動作を指示した際に、制御部25を介して、再
生部3の燃焼バーナ5に燃料を供給する燃料制御弁24
の開度を増大させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直膨式蒸発器を有
する吸収式冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍装置、例えば冷凍倉庫における
ユニット式クーラーに使用される蒸発器としては、冷媒
液を膨張弁により減圧させて蒸発器内に導き蒸発させる
ようにした直膨式のものが使用されている。従来、この
吸収式冷凍装置は、図3に示すように、冷媒液であるア
ンモニア液を導く伝熱管51aを有するとともにこの伝
熱管51a内で冷媒液を蒸発させてその蒸発潜熱により
被冷却流体を冷却する蒸発器51と、この蒸発器51で
蒸発された冷媒蒸気であるアンモニア蒸気を吸収液であ
るアンモニア水溶液に吸収する吸収器52と、加熱再生
器53aおよび精留塔53bとから成るとともに上記吸
収器52で冷媒蒸気を吸収した吸収液を導き加熱再生を
行う再生部53と、この再生部53で再生された冷媒蒸
気を凝縮させる凝縮器54と、蒸発器51の伝熱管51
a内の冷媒蒸気を吸収器52に移送する第1冷媒蒸気移
送管61と、吸収器52にて冷媒蒸気を吸収した吸収液
を再生部53に移送する吸収液移送管62と、再生部5
3の精留塔53b側から出た冷媒蒸気を凝縮器54に移
送する第2冷媒蒸気移送管63と、凝縮器54で凝縮さ
れた冷媒液を冷媒液取出管64を介して導き一時的に蓄
える高圧受液槽65と、途中に膨張弁71を有して上記
高圧受液槽65に蓄えられた高温の冷媒液を蒸発器51
の伝熱管51aに移送する第1冷媒液移送管66と、途
中に還流ポンプ67を有して上記第1冷媒液移送管66
内の冷媒液すなわち高圧受液槽65から冷媒液の一部を
再生部53の精留塔53b側に還流させる還流管68
と、上記第1冷媒蒸気移送管61と第1冷媒液移送管6
6との間に設けられて凝縮器54からの冷媒液の持つ熱
を蒸発器51からの冷媒蒸気に与えて熱効率を向上させ
るための過冷却器69とが具備されている。
【0003】ところで、この直膨式の蒸発器51におい
ては、伝熱管51aの表面に霜が付着すると、冷却効率
が低下するため、この霜を取り除く構成が設けられてい
る。従来、この霜を取り除く構成としては、第2冷媒蒸
気移送管63内を流れる温度の高いアンモニア蒸気を蒸
発器51の伝熱管51a内に供給するための接続管81
が具備されるとともに、接続管81途中に、除霜の指令
により開かれる開閉弁82が具備されていた。
【0004】したがって、例えば蒸発器51の伝熱管5
1aでの霜の付着が検出されて除霜の指令が出される
と、開閉弁82が開かれて、温度の高いアンモニア蒸気
が伝熱管51aに供給されて、霜が除去されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成によると、霜の除去のために、アンモニア蒸気が蒸発
器51に送られると、精留塔53bから出るアンモニア
の蒸気圧力が低下するため、液タンクなどの凝縮器の圧
力も低下しアンモニアが再蒸発し、このため、還流ポン
プ67がベーパロックを起こし、還流用のアンモニア液
が流れなくなって、精留塔53b出口におけるアンモニ
ア濃度の低下、温度の上昇などにより、系が不安定にな
るという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、冷凍サイクルの系が不
安定になることなく、蒸発器の除霜を行い得る吸収式冷
凍装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る吸収式冷凍装置は、冷媒液
を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で蒸
発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移送管を介して導き吸
収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収した吸収液
を燃焼器により加熱して再生を行う再生部と、再生部で
加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒蒸気移送管を介して
導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮器で得られた冷媒液
を受液槽を介して蒸発器内に配置された伝熱管に移送す
るための冷媒液移送管と、上記第1冷媒蒸気移送管内の
冷媒蒸気圧力を検出する圧力検出器と、この圧力検出器
からの検出圧力値を入力して上記再生部における燃焼器
への燃料制御弁を制御する制御部とを有する吸収式冷凍
装置において、上記第2冷媒蒸気移送管と蒸発器の伝熱
管とを接続する接続管を設けるとともに、この接続管の
途中に開閉弁を設け、かつこの開閉弁に開動作を指示し
て蒸発器の伝熱管内に再生部からの冷媒蒸気を供給する
除霜指令部を設けるとともに、この除霜指令部におい
て、上記開閉弁の開動作を指示した際に、上記制御部に
燃料供給量を増加させる増加信号を出力するように構成
したものである。
【0008】また、本発明の請求項2に係る吸収式冷凍
装置は、冷媒液を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器と、
この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移送管
を介して導き吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を
吸収した吸収液を燃焼器により加熱して再生を行う再生
部と、再生部で加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒蒸気
移送管を介して導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮器で
得られた冷媒液を受液槽を介して蒸発器内に配置された
伝熱管に移送するための冷媒液移送管と、上記第1冷媒
蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力を検出する第1圧力検出器
と、この第1圧力検出器からの検出圧力値を入力して上
記再生部における燃焼器への燃料制御弁を制御する制御
部とを有する吸収式冷凍装置において、上記第2冷媒蒸
気移送管と蒸発器の伝熱管とを接続する接続管を設ける
とともに、この接続管の途中に開閉弁を設け、この開閉
弁に開動作を指示して蒸発器の伝熱管内に再生部からの
冷媒蒸気を供給する除霜指令部を設け、かつ上記第2冷
媒蒸気移送管内の冷媒蒸気の圧力を検出する第2圧力検
出器を設けるとともに、この除霜指令部において、上記
開閉弁の開動作を指示した際に、第2冷媒蒸気移送管内
の冷媒蒸気圧力が所定値となるように、上記制御部に燃
料供給量を増加させる増加信号を出力するように構成し
たものである。
【0009】上記請求項1および2に係る吸収式冷凍装
置の構成によると、高温の冷媒蒸気を蒸発器の伝熱管内
に供給する際に、除霜指令部により、制御部を介して、
再生部への燃料供給量を増加または再生部にて得られた
冷媒蒸気圧力が所定値となるようにしたので、除霜時に
おいても、凝縮器系の圧力を低下させることがないの
で、還流させる冷媒液を安定確保することができる。
【0010】また、本発明の請求項3に係る吸収式冷凍
装置は、冷媒液を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器と、
この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移送管
を介して導き吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を
吸収した吸収液を燃焼器により加熱して再生を行う再生
部と、再生部で加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒蒸気
移送管を介して導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮器で
得られた冷媒液を受液槽を介して蒸発器内に配置された
伝熱管に移送するための冷媒液移送管と、上記第1冷媒
蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力を検出する圧力検出器と、
この圧力検出器からの検出圧力値を入力して上記再生部
における燃焼器への燃料制御弁を制御する制御部とを有
する吸収式冷凍装置において、上記第2冷媒蒸気移送管
と蒸発器の伝熱管とを接続する接続管を設けるととも
に、この接続管の途中に開閉弁を設け、この開閉弁に開
動作を指示して蒸発器の伝熱管内に再生部からの冷媒蒸
気を供給する除霜指令部を設け、かつ上記接続管の途中
に絞り部を設けたものである。
【0011】また、本発明の請求項4に係る吸収式冷凍
装置は、上記請求項3に記載の絞り部の替わりに、第2
冷媒蒸気移送管側の蒸気圧力を一定に保持し得る圧力調
整弁を設けたものである。上記請求項3および4に係る
吸収式冷凍装置の構成によると、高温の冷媒蒸気を蒸発
器の伝熱管内に供給する際に、除霜指令部により、再生
部から凝縮器に移送される冷媒蒸気の圧力が低下するの
を防止するようにしたので、除霜時においても、凝縮器
系に流れる冷媒蒸気の圧力を低下させることがないの
で、還流させる冷媒液量を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
における吸収式冷凍装置を、図1に基づき説明する。な
お、本第1の実施の形態における吸収式冷凍装置として
は、例えば冷凍倉庫におけるユニット式の大型クーラ
ー、食品のフリーザーなどに用いられるものである。
【0013】まず、吸収式冷凍装置の概略構成について
説明する。この吸収式冷凍装置は、冷媒液(例えば、ア
ンモニア液)が供給される伝熱管1aを有するとともに
この伝熱管1a内で冷媒液を蒸発させてその蒸発潜熱に
より被冷却流体(例えば、空気、ガスなど)を冷却する
蒸発器1と、この蒸発器1で蒸発された冷媒蒸気(例え
ば、アンモニア蒸気)を第1冷媒蒸気移送管11を介し
て導き吸収液(例えば、アンモニア水溶液)に吸収させ
る吸収器2と、燃焼バーナ(燃焼器)5を有する加熱再
生器3aおよび精留塔3bとから成るとともに上記吸収
器2で冷媒蒸気を吸収した吸収液を導き加熱再生を行う
再生部3と、この再生部3で再生された冷媒蒸気を第2
冷媒蒸気移送管12を介して導き凝縮させる凝縮器4
と、途中に液移送ポンプ13が設けられるとともに上記
吸収器2にて冷媒蒸気を吸収した吸収液を再生部3に移
送する吸収液移送管14と、凝縮器4で凝縮された冷媒
液を冷媒液取出管15を介して導き一時的に蓄える高圧
受液槽16と、途中に膨張弁17を有して上記高圧受液
槽16に蓄えられた冷媒液を蒸発器1の伝熱管1aに移
送する第1冷媒液移送管18と、途中に還流ポンプ19
が設けられるとともにこの第1冷媒液移送管18内の冷
媒液すなわち高圧受液槽16から冷媒液の一部を再生部
3の精留塔3b側に還流させる還流管20と、上記第1
冷媒蒸気移送管11と第1冷媒液移送管18との間に設
けられて凝縮器4からの冷媒液の持つ熱を蒸発器1から
の冷媒蒸気に与えて熱効率を向上させるための過冷却器
21とが具備されている。
【0014】また、第1冷媒蒸気移送管11の途中に設
けられて管内を流れる蒸気圧力を検出する第1圧力検出
器22およびこの第1圧力検出器22からの検出圧力値
を入力して蒸気圧力が所定値となるように、再生部3の
燃焼バーナ5に供給される燃料供給管23途中に設けら
れた燃料制御弁24の弁開度を制御する制御部25が具
備されている。
【0015】さらに、上記吸収式冷凍装置には、蒸発器
1内の伝熱管1aに霜が付着するのを防止または付着し
た霜を除去する除霜機構が具備されている。すなわち、
第2冷媒蒸気移送管12と蒸発器1の伝熱管1aとを接
続する接続管31が設けられるとともに、この接続管3
1の途中には開閉弁32が設けられ、さらにこの開閉弁
32に開動作を指示して蒸発器1の伝熱管1a内に再生
部3からの高温の冷媒蒸気を供給する除霜指令部33が
設けられ、かつこの除霜指令部33においては、開閉弁
32に開動作を指示した際に、上記制御部25に燃料供
給量を増加させる増加信号を出力するように構成されて
いる。
【0016】上記構成において、通常の冷却運転を行う
場合には、開閉弁32を閉じて吸収冷凍サイクルを作動
させれば、蒸発器1の伝熱管1aにて所定の蒸発が行わ
れて、蒸発器1内に供給される被冷却流体の冷却が行わ
れる。そして、上記吸収冷凍サイクルの作動時におい
て、除霜指令部33に設けられているタイマーにより、
所定時間おきに、接続管31の途中に設けらた開閉弁3
2に、弁開放の信号が出力されると同時に、燃料制御弁
24の開度を制御している制御部25に、燃料を所定量
増加させる増加信号が出力される。
【0017】したがって、蒸発器1の伝熱管1aには、
第2冷媒蒸気移送管12内の、すなわち精留塔3b内の
45℃程度の高温の冷媒蒸気が供給されて、伝熱管1a
が暖められて、霜の発生が防止されるとともに、霜が付
着している場合には、除去される。そして、これと同時
に、燃焼バーナ5に供給される燃料が増加されるため、
再生部3で発生する冷媒蒸気量が増大し(負荷が一定量
増加されたことになる)、したがって凝縮器系に流れる
冷媒蒸気量も十分となり、すなわち還流用の冷媒液量も
確保されるため、安定した運転を行わせることができ
る。
【0018】なお、上記第1の実施の形態においては、
高温の冷媒蒸気を蒸発器の伝熱管内に供給するのに、タ
イマーにより所定時間おきに行うように説明したが、例
えば伝熱管の表面に霜が付着したことを検出して、行う
ようにしてもよい。この場合、霜が付着しているか否か
は、被冷却流体の入口部と出口部とにおける温度差、若
しくは冷媒の蒸発温度に基づき判断するか、または被冷
却流体の入口部と出口部とにおける圧力差に基づき判断
されるか、さらに蒸発器での被冷却流体を流すためのフ
ァンの電流値の変化(霜が付着すると流れの抵抗が増加
して、電流値か増大する)に基づき判断される。勿論、
これらの温度差、圧力差および電流値の変化について
は、予め、霜が付着していない場合と付着している場合
との差を測定しておくことにより、判断が行われる。
【0019】ところで、上記第1の実施の形態において
は、霜除去時に、制御部25により、単に、燃焼バーナ
5への燃料供給量を増大させるようにしたが、例えば図
1の二点鎖線の囲み部Aにて示すように、第2冷媒蒸気
移送管12の途中に、その管内を流れる冷媒蒸気圧力を
検出する第2圧力検出器34を設けるとともに、この第
2圧力検出器34で検出された検出圧力値を除霜指令部
33に入力させるようになし、かつこの除霜指令部33
にて、開閉弁32の開動作を指示した際に、第2冷媒蒸
気移送管12内の冷媒蒸気圧力、すなわち精留塔3b内
の圧力が所定値以上となるように、制御部25を介し
て、燃料制御弁24の開度を制御してもよい。
【0020】このように制御することにより、除霜時に
おいて、負荷が変動した場合でも、自動的に、最適な運
転を行うことができる。次に、本発明の第2の実施の形
態における吸収式冷凍装置を、図2に基づき説明する。
ところで、上記第1の実施の形態と異なる箇所は、再生
部で得られた冷媒蒸気を蒸発器に導く部分にあるため、
本第2の実施の形態では、この部分に着目して説明する
とともに、第1の実施の形態と同一の部材には、同一番
号を付してその説明を省略する。
【0021】本第2の実施の形態における吸収式冷凍装
置の要旨は、除霜時に、再生部の加熱再生器に供給する
燃料を増加させて、負荷を強制的に増大させるようにし
たが、本第2の実施の形態においては、再生部で発生し
た冷媒蒸気が、蒸発器側に急激に流れるのを阻止するよ
うにしたものである。すなわち、図2に示すように、開
閉弁32より上流側の接続管31の途中に、オリフィス
(絞り部の一例)41を設けたものである。
【0022】この構成において、除霜指令部33によ
り、接続管31に設けられた開閉弁32に開動作の指示
が出力されると、高温の冷媒蒸気が、蒸発器1の伝熱管
1aに供給されて伝熱管1aが暖められ、霜の発生の防
止または伝熱管1aの表面に付着した霜が除去される。
このとき、接続管31に流入する冷媒蒸気はオリフィス
41により絞られているため、接続管31への急激な流
入が防止され、すなわち第2冷媒蒸気移送管12内の冷
媒蒸気圧力の急激な低下が防止され、したがって凝縮器
系での冷媒の蒸発が防止される。
【0023】ところで、上記第2の実施の形態において
は、接続管31の途中にオリフィス41を設けるように
したが、例えばオリフィス41の替わりに、圧力調整弁
を設けるとこにより、第2冷媒蒸気移送管12内の冷媒
蒸気の圧力が低下しないようにすることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、高
温の冷媒蒸気を蒸発器の伝熱管内に供給する際に、除霜
指令部により、制御部を介して、再生部への燃料供給量
を増加または再生部にて得られた冷媒蒸気圧力が所定値
となるようにし、また再生部から凝縮器に移送される冷
媒蒸気の圧力が低下するのを防止するようにしたので、
除霜時においても、凝縮器系に流れる冷媒蒸気の圧力を
低下させることがないので、還流させる冷媒液量を確保
することができ、したがって安定した運転を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における吸収式冷凍
装置の概略全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における吸収式冷凍
装置の概略全体構成を示す図である。
【図3】従来例の吸収冷凍装置における蒸発器の概略構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 1a 伝熱管 2 吸収器 3 再生部 4 凝縮器 5 燃焼バーナ 11 第1冷媒蒸気移送管 12 第2冷媒蒸気移送管 16 高圧受液槽 22 第1圧力検出器 23 燃料供給管 24 燃料制御弁 25 制御部 31 接続管 32 開閉弁 33 除霜指令部 34 第2圧力検出器 41 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 啓一 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 平中 幸男 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 大西 尚 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 古寺 雅晴 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 藤田 優 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 白石 清 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 松田 光史 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 小玉 哲男 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA01 AA02 AA03 AA06 BA01 CA02 DA03 EA01 GA07 HA01 JA12 JA14 LA11 LA14 MA08 NA00 PA05 3L093 AA02 BB01 BB22 BB37 BB48 CC00 DD00 EE02 EE08 GG01 HH12 HH15 JJ02 JJ04 KK01 KK03 LL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒液を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器
    と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移
    送管を介して導き吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸
    気を吸収した吸収液を燃焼器により加熱して再生を行う
    再生部と、再生部で加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒
    蒸気移送管を介して導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮
    器で得られた冷媒液を受液槽を介して蒸発器内に配置さ
    れた伝熱管に移送するための冷媒液移送管と、上記第1
    冷媒蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力を検出する圧力検出器
    と、この圧力検出器からの検出圧力値を入力して上記再
    生部における燃焼器への燃料制御弁を制御する制御部と
    を有する吸収式冷凍装置において、 上記第2冷媒蒸気移送管と蒸発器の伝熱管とを接続する
    接続管を設けるとともに、この接続管の途中に開閉弁を
    設け、かつこの開閉弁に開動作を指示して蒸発器の伝熱
    管内に再生部からの冷媒蒸気を供給する除霜指令部を設
    けるとともに、この除霜指令部において、上記開閉弁の
    開動作を指示した際に、上記制御部に燃料供給量を増加
    させる増加信号を出力するように構成したことを特徴と
    する吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】冷媒液を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器
    と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移
    送管を介して導き吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸
    気を吸収した吸収液を燃焼器により加熱して再生を行う
    再生部と、再生部で加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒
    蒸気移送管を介して導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮
    器で得られた冷媒液を受液槽を介して蒸発器内に配置さ
    れた伝熱管に移送するための冷媒液移送管と、上記第1
    冷媒蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力を検出する第1圧力検
    出器と、この第1圧力検出器からの検出圧力値を入力し
    て上記再生部における燃焼器への燃料制御弁を制御する
    制御部とを有する吸収式冷凍装置において、 上記第2冷媒蒸気移送管と蒸発器の伝熱管とを接続する
    接続管を設けるとともに、この接続管の途中に開閉弁を
    設け、この開閉弁に開動作を指示して蒸発器の伝熱管内
    に再生部からの冷媒蒸気を供給する除霜指令部を設け、
    かつ上記第2冷媒蒸気移送管内の冷媒蒸気の圧力を検出
    する第2圧力検出器を設けるとともに、この除霜指令部
    において、上記開閉弁の開動作を指示した際に、第2冷
    媒蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力が所定値となるように、
    上記制御部に燃料供給量を増加させる増加信号を出力す
    るように構成したことを特徴とする吸収式冷凍装置。
  3. 【請求項3】冷媒液を伝熱管内に導き蒸発させる蒸発器
    と、この蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を第1冷媒蒸気移
    送管を介して導き吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸
    気を吸収した吸収液を燃焼器により加熱して再生を行う
    再生部と、再生部で加熱蒸発された冷媒蒸気を第2冷媒
    蒸気移送管を介して導き凝縮させる凝縮器と、この凝縮
    器で得られた冷媒液を受液槽を介して蒸発器内に配置さ
    れた伝熱管に移送するための冷媒液移送管と、上記第1
    冷媒蒸気移送管内の冷媒蒸気圧力を検出する圧力検出器
    と、この圧力検出器からの検出圧力値を入力して上記再
    生部における燃焼器への燃料制御弁を制御する制御部と
    を有する吸収式冷凍装置において、 上記第2冷媒蒸気移送管と蒸発器の伝熱管とを接続する
    接続管を設けるとともに、この接続管の途中に開閉弁を
    設け、この開閉弁に開動作を指示して蒸発器の伝熱管内
    に再生部からの冷媒蒸気を供給する除霜指令部を設け、
    かつ上記接続管の途中に絞り部を設けたことを特徴とす
    る吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】絞り部の替わりに、第2冷媒蒸気移送管側
    の蒸気圧力を一定に保持し得る圧力調整弁を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の吸収式冷凍装置。
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