JP2001132827A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JP2001132827A
JP2001132827A JP31469499A JP31469499A JP2001132827A JP 2001132827 A JP2001132827 A JP 2001132827A JP 31469499 A JP31469499 A JP 31469499A JP 31469499 A JP31469499 A JP 31469499A JP 2001132827 A JP2001132827 A JP 2001132827A
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Masahito Koga
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Masatoshi Akanuma
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Mitsuru Watanabe
充 渡辺
Shigeki Shimanaka
茂樹 島中
Hiroyasu Tanaka
寛泰 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急変速の開始時に、フィードバック制御の積
分分が不正に蓄積されるのを防いで、制御精度の低下を
抑制する。 【解決手段】 運転状態に応じて無段変速機の到達変速
比と目標変速比を演算するとともに、実変速比と目標変
速比の偏差を積分する積分手段を備えて、実際の変速比
が目標変速比に一致するようにステップモータ50への
指令値ASTPを制御するフィードバック制御手段は、
到達変速比と目標変速比または実変速比の偏差に基づい
て、急変速の開始を判定する手段を備え、急変速の開始
が判定されたときには、予め設定した時間だけ、フィー
ドバック制御の積分手段の値を保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れる無段変速機の変速制御装置の改良に関し、特に、P
ID制御等のフィードバック制御によって変速制御を行
うものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の無段変速機としては、トロイダル
型やVベルト式等が知られており、例えば、特開平8−
326887号公報、特開平9−14415号公報、特
開平11−13877号公報等に開示されるものがあ
る。
【0003】これらは、運転状態に応じて算出した目標
変速比と実変速比の偏差に応じて、PIないしPID
(比例、積分、微分)制御によるフィードバックを行っ
て、アクチュエータを駆動し、変速比の変更を行ってい
る。
【0004】アクチュエータの駆動は、目標変速比に応
じた指令によって行うが、変速機構の寸法のバラツキ
や、アクチュエータの取り付け位置のバラツキ等によっ
て、実変速比とアクチュエータの指令値が一致しない場
合が多いが、目標変速比と実変速比の偏差に応じたフィ
ードバック制御により、変速比の偏差を補償して実変速
比を目標変速比に一致させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、PIないしPID(比例、積分、微分)制御
によるフィードバックにより算出された目標変速比が変
化して、アクチュエータが油圧制御装置を駆動すること
により変速機構を作動させているが、アクチュエータの
作動開始から、油圧制御装置及び変速機構まで作動する
には応答遅れがあるため、変速指令に対して、実際の変
速は多少の遅れをもって応答することになる。
【0006】この変速の応答遅れは、定常状態から変速
指令が急変する場合、例えば、踏み込みダウンシフト、
足戻しアップシフトまたはマニュアルモードでの変速等
では、目標変速比と実際の変速比の偏差が急増するた
め、特に変速の応答遅れが顕著になってしまう。
【0007】このような急変速時で変速の応答遅れが生
じると、変速比の偏差によってフィードバック制御が行
われるが、PID制御ないしPI制御の積分分は足し込
まれてしまい、この積分分が大きくなると、実際の変速
が開始されたときには、急変速を生じる可能性があっ
た。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、目標変速比と実変速比の偏差が急増したと
きに、急変速が行われるのを防いで、運転性を向上させ
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、アクチュ
エータに駆動される変速機構を介して変速比を連続的に
変更する無段変速機と、運転状態に応じて前記無段変速
機の到達変速比を演算する到達変速比演算手段と、この
到達変速比から運転状態に応じた目標変速比を演算する
目標変速比演算手段と、実変速比と目標変速比の偏差を
積分する積分手段を含んで、実際の変速比が目標変速比
に一致するように前記アクチュエータへの指令値を制御
するフィードバック制御手段を備えた無段変速機の変速
制御装置において、前記フィードバック制御手段は、前
記到達変速比と目標変速比または実変速比の偏差に基づ
いて、急変速の開始を判定する手段を有し、急変速の開
始が判定されたときには、予め設定した時間だけ、前記
積分手段の値を保持させる。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記積分手段の値を保持させる時間を、変速方向
に応じて変更する。
【0011】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記到達変速比演算手段は、少なくとも車両の運
転状態に応じて変速比を変更する自動変速モードと、運
転者の操作に応じて変速比を変更する第2の変速モード
とを選択する運転モード選択手段を備え、この運転モー
ドに応じて、前記積分手段の値を保持させる時間を変更
する。
【0012】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、到達変速比
と目標変速比または実変速比の偏差が拡大することなど
によって、急変速の開始が判定されたときには、予め設
定した時間だけ、フィードバック制御の積分分を保持す
るようにしたため、前記従来例のように、急変速の開始
時に、アクチュエータから変速機構までの応答遅れによ
って上記変速比偏差が大きくなっても、予め設定した時
間を経過するまでは、積分分が不正に蓄積されて増大す
るのを防止することが可能となって、実際の変速開始時
に変速が過大となることがなくなり、積分制御を含んで
フィードバック補償を行う無段変速機を備えた車両の変
速制御の精度を確保することができるのである。
【0013】また、第2の発明は、変速方向によってフ
ィードバック制御の積分分を保持する時間を変更するよ
うにしたため、無段変速機の変速特性に応じて、積分分
の不正な蓄積を抑制することができ、特に、入力トルク
の変動によってトルクシフトが生じるトロイダル型の無
段変速機において、制御精度を確保することができる。
【0014】また、第3の発明は、運転者の操作に応じ
て変速比を変更する第2の変速モードと自動変速モード
でフィードバック制御の積分分を保持する時間を変更す
るようにしたため、それぞれの運転モードと無段変速機
の変速特性に応じて、積分分の不正な蓄積を抑制するこ
とができ、特に、トロイダル型無段変速機の自動変速モ
ードでは、入力トルクの変動によるトルクシフトを確実
に抑制しながら急変速時の制御精度を確保することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0016】図1は、無段変速機にトロイダル型を用い
た変速制御装置へ本発明を適用した場合の一例を示して
おり、トロイダル型の無段変速機10にはロックアップ
クラッチL/Uを備えたトルクコンバータ11を介して
エンジン12が連結され、変速制御コントローラ20の
指令値ASTPに応動するアクチュエータとしてのステ
ップモータ50が、図示しない変速制御弁等の油圧制御
装置を介して変速比を連続的に制御するものである。
【0017】変速制御コントローラ20は、運転者のア
クセルペダル(図示せず)操作に応じたアクセル踏み込
み量APSをアクセル開度センサ31から、運転者のシ
フト操作に応じた運転モードMODEをセレクトスイッ
チ37から、エンジン回転数Neをクランク角センサ3
4からそれぞれ読み込むとともに、トロイダル型無段変
速機10の入力軸回転センサ32が検出した入力軸回転
数Ntと、出力軸回転センサ33が検出した出力軸回転
数No及び車速センサ30が検出した車速VSPをそれ
ぞれ読み込んで、運転状態に応じた到達変速比(最終的
な目標値)DRatioを求める。
【0018】この到達変速比DRatioに、運転状態
に応じた所定の時定数を用いて演算した目標変速比(制
御周期毎の目標値)Ratio0と、実変速比Rati
oの偏差に対して、PID(比例、積分、微分)制御に
よるフィードバック制御を行い、ステップモータ50の
駆動により変速を行うものである。
【0019】また、変速制御コントローラ20は、フィ
ードバック制御のゲインを決定するために、変速機構の
油圧制御回路に油温センサ35と油圧センサ36を設け
て、作動油の油温Tempとライン圧PLを読み込んで
いる。
【0020】さらに、変速制御コントローラ20は、通
常の走行に用いる自動変速モードであるDレンジに加え
て、運転者のシフト操作に応じた変速段を任意に変更可
能なマニュアルモード(第2変速モード)を備えてお
り、自動変速モードでは運転状態に応じた変速比となる
ように目標変速比を設定する一方、マニュアルモードで
は、運転者が設定した変速段となるように変速比を制御
する。
【0021】このため、変速制御コントローラ20は、
シフトレバー38に応動するセレクトスイッチ37か
ら、運転者が設定した運転モードMODEを読み込ん
で、運転モードMODEが図1の「D」レンジまたは
「R」レンジにある場合は、自動変速モードと判定し
て、アクセル開度センサ31が検出したアクセルペダル
操作量APSと、車速センサ30が検出した車速VSP
に基づいて、図9のように予め設定した変速マップに従
って無段変速機10の変速比を変更する。
【0022】一方、シフトレバー38が、図1の
「+」、「−」で示したマニュアルスイッチ39側へ操
作されている場合、変速制御コントローラ20はマニュ
アルモードと判定して、シフトレバー38がマニュアル
スイッチ39の「+」へ操作されるとアップシフトを指
令する一方、同じく「−」へ操作されるとダウンシフト
を指令して、予め設定した変速段に順次設定する。
【0023】この場合のシフト操作は、いわゆるシーケ
ンシャルシフトと呼ばれており、例えば、1速から3速
へアップシフトする場合、シフトレバー38を2回
「+」側へ操作して、一旦2速へシフトした後に、3速
へシフトされることになる。
【0024】次に、変速制御コントローラ20は、マイ
クロコンピュータを主体に構成されており、車速VSP
とアクセル踏み込み量APSに基づいて、最終的な目標
値である到達変速比DRatioを求め、運転状態に応
じた一次遅れの時定数により、所定の制御周期毎の目標
値である目標変速比Ratio0を演算する。
【0025】そして、PID制御により目標変速比Ra
tio0のフィードバック補償を行って、ステップモー
タ50へ指令値ASTPを送出して変速を行う。このと
き、運転状態が急激に変化した場合、例えば、定常状態
から踏み込みダウンシフトや足戻しアップシフトなどへ
変化した場合では、所定時間だけ、積分分の新たな蓄積
を禁止して、その後の、変速開始時に急変速が応答遅れ
が生じるのを防いでいる。
【0026】上記変速制御を、図2〜図8のフローチャ
ートに示し、以下に詳述する。なお、これらのフローチ
ャートは、所定時間毎、例えば10msec毎にそれぞれ実
行されるもので、図2は変速制御のメインルーチンを、
図3〜図6は各サブルーチンを、図7はタイマー設定の
メインルーチンを、図8は、タイマーカウントのメイン
ルーチンを示す。
【0027】まず、図2のステップS1では、アクセル
踏み込み量APS、エンジン回転数Ne、入力軸回転数
Nt、出力軸回転数No、車速VSP及び運転モードM
ODEを上記各センサの出力を運転状態として読み込ん
で、車速VSPとアクセル踏み込み量APSに基づい
て、図9に示す変速マップから、エンジン回転数Neの
目標値である目標入力軸回転数DsrREVを求める。
そして、目標入力軸回転数DsrREVを出力軸回転数
Noで除して到達変速比DRatioを求める。
【0028】ステップS2では、アクセル操作量APS
の変化に応じて時定数の設定を行ってから、到達変速比
DRtaioに、一次遅れの時定数またはフィルタによ
って制御周期毎の目標値である目標変速比Ratio0
を演算する。
【0029】この時定数の設定は、アクセル操作量AP
Sの変化量に応じて決定された時定数算出モードによっ
て行われ、2〜3制御周期前のアクセル操作量APSol
dと現在の値APSとを比較し、その差(APS−AP
Sold)が正であれば、時定数算出モードは踏み込み状
態または急踏み込み(キックダウン)状態に設定され
て、ダウンシフトを行うために予め設定された時定数を
セットする。
【0030】また、上記差(APS−APSold)が負
であれば、時定数算出モードは、足戻し状態または急足
戻しの状態であり、アップシフトを行うために予め設定
された時定数にセットする。なお、上記時定数は、踏み
込みに比して足戻しの方が小さく設定されており、足戻
しを行う場合には、変速比がLo側でエンジン回転数N
eが高い場合が多く、このような変速では踏み込み時に
比して変速速度が大きいためである。
【0031】さらに、自動変速モードとマニュアルモー
ドでは、自動変速モードの時定数の方が小さく設定され
ており、これは、自動変速モードでは入力トルクの変化
に応じたトルクシフトを補償するために変速速度が大き
く設定されるためである。
【0032】次のステップS3では、後述する図3のよ
うに、エンジントルクTeから入力トルクTinを求
め、目標変速比Ratio0の前回値よりトルクシフト
補償変速比TSrtoを演算する。
【0033】このトルクシフト補償変速比TSrtoの
演算は、図3に示すように、ステップS11で、検出し
たエンジン回転数Neとアクセル操作量APSより、予
め設定した図示しないマップを用いてエンジントルクT
eを求める。
【0034】次に、ステップS12では、エンジン回転
数Neと入力軸回転数Ntより、トルクコンバータ11
のトルク比tを、予め設定したマップないしテーブルに
基づいて演算し、ステップS13では、ステップS11
で求めたエンジントルクTeに、このトルク比tを乗じ
て無段変速機10の入力トルクTinを求める。なお、
ロックアップクラッチL/Uの締結時では、トルク比t
=1となる。
【0035】そして、ステップS14では、この入力ト
ルクTinと目標変速比Ratio0の前回値より、図
10に示すように、予め設定したマップに基づいて、ト
ルクシフト補償変速比TSrtoを演算してサブルーチ
ンを終了する。
【0036】次に、図2のステップS4では、上記ステ
ップS2で求めた目標変速比Ratio0と、入力軸回
転数Ntと出力軸回転数Noの比(Nt/No)から求
めた実変速比Ratioの偏差と、運転状態に応じたフ
ィードバックゲインに応じて、PID制御によってフィ
ードバック補償変速比FBrtoを、図4のサブルーチ
ンのように演算する。
【0037】フィードバック補償変速比FBrtoの演
算は、図4において、まず、ステップS21で、変速比
偏差RtoERRを求めてから、ステップS22におい
て、PID制御に用いるフィードバックゲインを、運転
状態に基づいて演算する。
【0038】まず、変速比偏差RtoERRの演算は、
図5のサブルーチンに示すように、上記目標変速比Ra
tio0と実変速比Ratioを読み込んで(ステップ
S41、S42)、これらの差を変速比偏差RtoER
Rとし、 RtoERR=Ratio0−Ratio より求める(ステップS43)。
【0039】そして、この変速比偏差RtoERRと、
前回の変速比偏差RtoERR-1から、 DRtoERR=RtoERR−RtoERR-1 変速比偏差の差分DRtoERRを求めて(ステップS
44)サブルーチンを終了する。
【0040】次に、図4のステップS22で行われるフ
ィードバックゲインの演算は、図6のフローチャートに
示すように行われ、まず、ステップS51で、入力軸回
転数Ntと車速VSPを読み込んでから、ステップS5
2で、第1フィードバックゲインを、予め設定したテー
ブルSRFBT1に基づいて演算する。
【0041】この第1フィードバックゲインは、比例分
fbpdata1、積分分fbidata1、微分分f
bddata1から構成され、上記テーブルSRFBT
1は、図示はしないが、入力軸回転数Ntと車速VSP
の2次元マップで構成されており、検出した入力軸回転
数Ntと車速VSPから第1フィードバックゲインの比
例分、積分分、微分分をそれぞれ演算する。
【0042】そして、ステップS53では、無段変速機
10の作動油の油温Tempとライン圧PLを読み込ん
でから、ステップS54で第2フィードバックゲイン
を、予め設定したテーブルSRFBT2に基づいて演算
する。
【0043】この第2フィードバックゲインは、比例分
fbpdata2、積分分fbidata2、微分分f
bddata2から構成され、上記テーブルSRFBT
2は、図示はしないが、油温Tempと油圧PLの2次
元マップで構成されており、検出した油温Tempと油
圧PLから第2フィードバックゲインの比例分、積分
分、微分分をそれぞれ演算する。
【0044】こうして、第1及び第2フィードバックゲ
インを求めてから、ステップS55では、フィードバッ
ク補償変速比FBrtoを演算するためのフィードバッ
クゲインを、第1フィードバックゲインと第2フィード
バックゲインを乗じて演算する。
【0045】つまり、比例分のフィードバックゲインF
bpDATAは、 FbpDATA=fbpdata1×fbpdata2 より求められ、積分分のフィードバックゲインFbiD
ATAは、 FbiDATA=fbidata1×fbidata2 となり、同様に、微分分のフィードバックゲインFbd
DATAは、 FbdDATA=fbddata1×fbddata2 として演算し、図4へ復帰する。
【0046】次に、図4のステップS23では、車両が
停車中であるか否かを、車速VSP=0または入力軸回
転数Nt=0より判定し、停車中であればステップS2
4へ進んで、フィードバック補償変速比の積分分Int
gRと、フィードバック補償変速比FBrtoを0にリ
セットして図2のメインルーチンへ復帰する。
【0047】一方、ステップS23で、走行中と判定さ
れた場合には、ステップS25へ進んで、現在の変速状
態が急変速であるか否かを判定し、急変速であればステ
ップS26へ進む一方、通常の変速状態であればステッ
プS28へ進む。
【0048】なお、この急変速の判定は、上記ステップ
S2で求めた時定数の判定結果を読み込んで行われ、定
常状態からアクセルペダルの踏み込みまたは足戻しを行
う場合、あるいはキックダウンや足戻しアップシフトの
場合などで、到達変速比DRatioと目標変速比Ra
tio0(または実変速比Ratio)の偏差が大きく
なるときに急変速と判定される。
【0049】変速状態が急変速と判定された場合のステ
ップS26では、後述するタイマTimerの値が0に
なったか否かを判定して、0でなければ、ステップS2
7で、フィードバック補償変速比の積分分IntgRの
変化量DIntgRを0に設定して、前回の値を保持す
るように設定し、積分分IntgRが不正に蓄積される
のを防止してから、ステップS29へ進む。なお、タイ
マTimerの演算は、後述するように、図7のフロー
チャートに基づいて設定されて、図8のフローチャート
に基づいて演算される。
【0050】また、ステップS26の判定で、タイマT
imerの値が0であれば、通常の変速制御へ復帰する
ためステップS28に進む。
【0051】一方、変速状態が通常変速と判定された場
合のステップS28では、PID制御による通常のフィ
ードバック補償を行うため、上記ステップS43で求め
た変速比偏差RtoERRに、上記ステップS5で求め
た積分分のフィードバックゲインFbiDATAを乗じ
て、フィードバック補償変速比の積分分の変化量DIn
tgRを演算する。
【0052】そして、ステップS27またはS28で設
定した積分分の変化量DIntgRに基づいて、ステッ
プS29では、フィードバック補償変速比の積分分In
tgRの演算を次式により行う。
【0053】IntgR=IntgR-1+DIntgR ただし、IntgR-1は、前回の積分分である。
【0054】こうして、ステップS30では、上記フィ
ードバックゲインの比例分FbpDATA、微分分Fb
dDATA、変速比偏差RtoERR、変速比偏差の差
分DRtoERR、積分分IntgRより、次式からフ
ィードバック補償変速比FBrtoを求める。
【0055】FBrto=RtoERR×FbpDAT
A+DRtoERR×FbdDATA+IntgR フィードバック補償変速比FBrtoを求めた後には、
図2のメインルーチンのステップS5へ進む。
【0056】図2のステップS5では、ステップS2で
求めた目標変速比Ratio0、ステップS3で求める
トルクシフト補償変速比TSrto、ステップS4で求
めたフィードバック補償変速比FBrtoから、補償後
目標変速比DsrRTOを、 DsrRTO=Ratio0+TSrto+FBrto として演算する。
【0057】次に、ステップS6では、図示しない変速
比とステップ数のマップから、ステップモータ50の目
標ステップ数DsrSTPを演算する。
【0058】このとき、上記ステップS25の判定で、
指令値ASTPが作動可能範囲を超えている場合には、
目標ステップ数DsrSTPが、上記作動可能範囲とな
るように規制する。
【0059】ステップS7では、この目標ステップ数D
srSTPと、作動油の油温Tempに基づいて、ステ
ップモータ50の駆動速度を決定する。なお、この駆動
速度は、油温Tempが所定の範囲にない場合、例え
ば、低温時などでステップモータ50の応答速度が低下
する状態では、駆動速度を抑制し、油温Tempが所定
の範囲にあれば、目標ステップ数DsrSTP、すなわ
ち、駆動量に応じて駆動速度を設定するものである。
【0060】そして、ステップS7では、駆動速度に応
じてステップモータ50への指令値ASTPを演算して
から、ステップS8でステップモータ50の駆動を行
う。
【0061】次に、変速状態の急変時に設定されて、積
分分の増大を規制するタイマTimerの設定及び演算
について説明する。
【0062】まず、タイマTimerの設定は、図7の
フローチャートに基づいて行われ、この処理は、上記と
同様の所定時間毎、例えば、10msec毎に行われる。
【0063】まず、ステップS71では、上記ステップ
S2の時定数演算で求めた時定数算出モードが、アクセ
ルペダルの踏み込み状態または急踏み込み状態であれ
ば、ステップS72へ進み、アクセルペダルの足戻し状
態または急戻し状態であればステップS76へ進み、そ
の他の場合(例えば、アクセル操作量APSが一定)で
は、そのまま処理を終了する。
【0064】アクセルペダルの踏み込み状態または急踏
み込み状態と判定されたステップS72では、前回の時
定数算出モードが、アクセルペダルの踏み込み状態以外
であるか、すなわち、運転状態がアクセルペダルの踏み
込み状態に変化した直後であるか否かを判定する。
【0065】運転状態がアクセルペダルの踏み込み状態
へ変化した直後であれば、ステップS73へ進んで変速
モードの判定を行う一方、同一の運転状態(前回も踏み
込み状態)の場合には、タイマTimerの値がすでに
設定されているため、そのまま処理を終了する。
【0066】なお、アクセルペダルの踏み込み状態へ変
化した運転状態は、例えば、アクセル操作量APSが一
定の状態から踏み込んだ場合や、アクセルペダルを解放
側へ戻した後に踏み込んだ場合である。
【0067】ステップS73では、現在の変速モード
が、自動変速モードのDレンジとマニュアルモード(ま
たはスイッチ変速モード)のいずれにあるかを判定し、
自動変速モードであれば、ステップS74へ進んで、タ
イマTimerの値をDICLRTIMDに設定する一
方、マニュアルモード(図中SW変速)であればステッ
プS75へ進んで、タイマTimerの値をSDICL
RTIMDに設定して処理を終了する。
【0068】ここで、ダウンシフトとなる時定数算出の
踏み込みモードでは、通常走行の自動変速モードの方が
マニュアルモードよりも変速速度が大きいため、タイマ
Timerの値は、 DICLRTIMD<SDICLRTIMD となって、自動変速モードのタイマTimerの値の方
が小さく設定される。
【0069】一方、アクセルペダルの足戻し状態または
急足戻し状態と判定されたステップS76では、前回の
時定数算出モードが、アクセルペダルの足戻し状態以外
であるか、すなわち、運転状態がアクセルペダルの足戻
し状態に変化した直後であるか否かを判定する。
【0070】なお、アクセルペダルの戻し状態へ変化し
た運転状態とは、例えば、アクセル操作量APSが一定
の状態から解放した場合や、アクセルペダルを踏み込ん
だ後に解放側へ戻した場合である。
【0071】運転状態がアクセルペダルの足戻し状態に
変化した直後であれば、ステップS77へ進んで変速モ
ードの判定を行う一方、同一の運転状態の場合には、タ
イマTimerの値がすでに設定されているため、その
まま処理を終了する。
【0072】ステップS77では、現在の変速モード
が、自動変速モードとマニュアルモード(またはスイッ
チ変速モード)のいずれにあるかを判定し、自動変速モ
ードであれば、ステップS78へ進んで、タイマTim
erの値をDICLRTIMUに設定する一方、マニュ
アルモード(図中SW変速)であればステップS79へ
進んで、タイマTimerの値をSDICLRTIMU
に設定して処理を終了する。
【0073】ここで、アップシフトとなる時定数算出の
足戻しモードでは、通常走行の自動変速モードの方がマ
ニュアルモードよりも変速速度が大きいため、タイマT
imerの値は、 DICLRTIMU<SDICLRTIMU となって、自動変速モードのタイマTimerの値の方
が小さく設定される。
【0074】また、足戻しと踏み込みモードでは、足戻
し時のタイマTimerの値の方が小さく設定され、 DICLRTIMU<DICLRTIMD SDICLRTIMU<SDICLRTIMD となる。
【0075】このように、上記ステップS71〜S78
で設定された、タイマTimerの値は、図8のステッ
プS81、S82に示すように、所定の制御周期、例え
ば、10msec毎に、タイマTimerの値が0となるま
で、所定値(ここでは、1)ずつ減算される。
【0076】以上の制御によって、目標変速比Rati
o0と実変速比Ratioの偏差RtoERRが生じ、
目標変速比Ratio0を演算するための時定数算出モ
ードが変化した直後、換言すれば、急変速の開始時点で
は、到達変速比DRatioと目標変速比Ratio0
の偏差あるいは到達変速比DRatioと実変速比Ra
tioの偏差が急増するが、上記ステップS74、S7
5ないしS78、S79でタイマTimerの値が変速
モードに応じてセットされ、その後、所定の制御周期毎
に減算される(ステップS82)。
【0077】同時に、上記図4で行われるフィードバッ
ク補償変速比FBrtoの演算において、急変速が判定
され、かつ、タイマTimerの値が0でないときに
は、ステップS27において、フィードバック補償変速
比の積分分変化量DIntgRを0に規制することで、
前回の積分分IntgRを保持するようにしたため、前
記従来例のように、急変速の開始時に変速の応答遅れに
よって上記変速比偏差が大きくなっても、タイマTim
erの値が0となるまで、積分分IntgRが不正に蓄
積されて増大するのを防止し、実際の変速開始時に変速
が過大となるのを防止でき、PID制御ないしPI制御
によってフィードバック補償を行う無段変速機を備えた
車両の変速制御の精度を確保することができるのであ
る。
【0078】また、急変速の開始時点で減算を開始する
タイマTimerの値を、急変速の方向(アップシフト
またはダウンシフト)や変速モード(自動変速モードま
たはマニュアルモード)等の運転条件の違いに応じて変
更するようにしたため、無段変速機10の変速特性に応
じて、積分分の不正な蓄積を抑制することができるので
ある。
【0079】なお、上記実施形態では、無段変速機10
として、トロイダル型を示したが、Vベルト式などで構
成しても良い。
【0080】また、上記実施形態では、フィードバック
制御をPID制御で行ったが、PI制御で行うこともで
きる。
【0081】また、上記実施形態では、運転者の操作に
応じて変速比を変更する運転モード(第2変速モード)
として、マニュアルモードを採用した場合について述べ
たが、自動変速モードよりも最Hi側の変速比を高めに
規制する、スポーツモードなどを採用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、無段変速機の変速
制御装置の概略構成図。
【図2】変速制御の一例を示すフローチャートで、変速
制御のメインルーチンを示す。
【図3】トルクシフト補償変速比演算処理のサブルーチ
ンを示す。
【図4】フィードバック補償変速比演算処理のサブルー
チンを示す。
【図5】変速比偏差演算処理のサブルーチンを示す。
【図6】フィードバックゲイン演算処理のサブルーチン
を示す。
【図7】タイマーセット処理のメインルーチンを示す。
【図8】タイマーカウント処理のメインルーチンを示
す。
【図9】車速VSPとアクセル操作量APSに応じた目
標入力軸回転数を示す変速マップ。
【図10】入力トルクと変速比に応じたトルクシフト補
償変速比のマップ。
【符号の説明】
10 無段変速機 12 エンジン 20 変速制御コントローラ 50 ステップモータ 30 車速センサ 31 アクセル開度センサ 32 入力軸回転センサ 33 出力軸回転センサ 34 クランク角センサ 35 油温センサ 36 油圧センサ 37 セレクトスイッチ 39 マニュアルスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤沼 正俊 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 渡辺 充 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 島中 茂樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田中 寛泰 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高山 潤也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3J052 AA04 CA21 FA01 GC03 GC13 GC23 GC46 GC72 HA12 KA01 KA09 LA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータに駆動される変速機構を介
    して変速比を連続的に変更する無段変速機と、 運転状態に応じて前記無段変速機の到達変速比を演算す
    る到達変速比演算手段と、 この到達変速比から運転状態に応じた目標変速比を演算
    する目標変速比演算手段と、 実変速比と目標変速比の偏差を積分する積分手段を含ん
    で、実際の変速比が目標変速比に一致するように前記ア
    クチュエータへの指令値を制御するフィードバック制御
    手段を備えた無段変速機の変速制御装置において、 前記フィードバック制御手段は、 前記到達変速比と目標変速比または実変速比の偏差に基
    づいて、急変速の開始を判定する手段を有し、急変速の
    開始が判定されたときには、予め設定した時間だけ、前
    記積分手段の値を保持させることを特徴とする無段変速
    機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】前記積分手段の値を保持させる時間を、変
    速方向に応じて変更することを特徴とする請求項1に記
    載の無段変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】前記到達変速比演算手段は、少なくとも車
    両の運転状態に応じて変速比を変更する自動変速モード
    と、運転者の操作に応じて変速比を変更する第2の変速
    モードとを選択する運転モード選択手段を備え、この運
    転モードに応じて、前記積分手段の値を保持させる時間
    を変更することを特徴とする請求項1に記載の無段変速
    機の変速制御装置。
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