JPS62200065A - 車両の自動変速機制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両の特に登坂時における自動変速機制御に係
り、詳しくは、エンジンの負荷が十分大きな状態で登坂
しているときには自動変速機のシフトアップを禁止させ
る制御方法に関するものである。

（従来の技術） 従来、自動変速機を備えた車両が登坂する場合、第３図
に示すような変速マツプに従って自動変速機を制御する
方法が採用されていた。すなわち、縦軸にアクセルペダ
ルの踏込量をとり、横軸に車速をとった変速マツプ上に
おいて、車両の運転状態が例えば■の領域であれば自動
変速機を第−速、すなわちロウギヤに切換え、■の領域
であれば第二速、すなわちハイギヤに切換え、■の領域
であれば現在のギヤポジションを維持するような自動変
速機制御方法が採用されていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の自動変速機制御方法によれば、車両が登坂運
転のとき、前記変速マツプに従えば自動変速機のギヤポ
ジションが第−速のときは車速が増加して■の領域に入
り、第二速にシフトアップする。自動変速機のギヤポジ
ションが第二速に入ると今度はトルク不足になって車速
が低下し、■の領域に戻って自動変速機は第−速にシフ
トダウンするか、もしくはシフトアップ動作中に車速が
低下し、■の領域に戻って自動変速機は第−速にシフト
ダウンしてしまうという現象が生じて、登坂時の運転フ
ィーリングを悪化させたり、場合によっては車両が登坂
不能になるという問題があった。

そこで本発明においては、エンジンの負荷」を検出する
ためにエンジンの吸気負圧を検出するエンジン負圧セン
サを設け、エンジン負圧センサの検出信号に基づいたエ
ンジンの負荷量が予め設定された上限負荷量よりも大き
い状態においては自動変速機のシフトアップを禁止させ
ることによって前記問題を解決することを技術的課題と
するものである。

（問題点を解決するための手段） 上記課題解決のために、エンジンの吸気負圧を検出して
検出信号を出力するエンジン負圧センサと、アクセルペ
ダルが踏み込まれたとき踏込量に対応した検出信号を出
力するアクセルペダル踏込量検出センサと、車速を検出
して車速に対応した検出信号を出力する車速センサとを
設け、かつ、制御装置の記憶領域に記憶されている変速
マツプに従って自動変速を行う本発明の車両の自動変速
機制御方法は、車両の登坂運転においてエンジンの負荷
が増大し、エンジン負圧センサからの検出信号に基づく
エンジンの吸気負圧が、円滑な登坂走行を可能にするエ
ンジンの上限負荷量に対応して設定された負圧設定値を
越えた場合に、前記変速マツプによる変速制御に従わず
に自動変速機のシフトアップを禁止さぼるように制御す
ることである。

（作　用） 上記車両の自動変速機制御方法によれば、登坂運転時に
エンジンの負荷量が前記負圧設定値対応の上限負荷量を
越えた場合には自動変速機のシフトアップを禁止させる
制御をして、前記従来のように自動変速機がシフトアッ
プ、シフトダウンをくり返すことなく、車両を円滑に登
坂させる作用をする。

（実施例） ＩＦＦ、この発明のフォークリフトに具体化した好適な
一実施例を図面に従って説明する。

第１図において、エンジン１の出力は乾式単板型のクラ
ッチ２を介して自動変速機３に伝達され、その自動変速
１１１３は差動歯車機構４を介して走行用駆動輪５を所
定の変速比でもって眞後進駆動させる。前記エンジン１
の出力を入り切りさせる乾式単板型のクラッチ２はクラ
ッチ制御装置としてのクラッチ制御アクチュエータ６の
駆動に基づいて伸長するロッド６ａのストローク量に相
対して同クラッチ２の接続状態が調整される。なお、ク
ラッチ制御アクチュエータ６は、後述のＣＰＵ　１４か
らの指令信号によってクラッチアクチュエータ駆動回路
６Ｂから出力される駆［＋電流によって駆動され、前記
クラッチ２を駆動するものである。

また、エンジン１はフォークを昇降動作させるためのリ
フｉ・シリンダおよマストを傾動させるためのチルトシ
リンダに作動油を供給する油圧ポンプの駆動源としても
使用されている。

アクセルペダル、踏込量検出センサ７はポテンショメー
タよりなり、運転席に設けたアクセルペダル８の踏込み
量を検出し、その検出信号はＡ／Ｄ変換器９にてデジタ
ル信号に変換されてインターフェース１０に出力される
。

エンジン１の吸気負圧を検出して同負圧に対応した負圧
検出信号を出力するエンジン負圧センサ１１がエンジン
１の吸気路に連通ずるように設けられ、その検出信号は
Ａ／Ｄ変換器１２にてデジタル信号に変換されて前記イ
ンターフェース１゜に出力される。さらに、自動変速機
３の出力軸の回転を検出して同回転に対応した信号を出
力する車速センサ１３が設けられ、その検出信号はイン
ターフェース１０に出力される。

本自動変速機制御の中枢を成す中央処理装置（以下、Ｃ
ＰＵという）１４鵠記憶装置としての読み出し専用メモ
リＲＯＭ１５に記憶された制御プログラム及び前記第３
図に示した変速マツプに従って動作し、前記インターフ
ェース１０を介して前記各センサからの検出信号を入力
し、一時的にランダムアクセスメモリＲΔＭ１６に記憶
する。

また、読み出し専用メモリＲＯＭ１５には、車両が円滑
な登坂をするエンジンの上限負荷量に対応して設定され
た負圧設定値が記憶される。

前記自動変速１ａ３をシフトアップもしくはシフトダウ
ンさせる場合、ＣＰＵ１４はシフトアクチュエータ駆動
回路１７に対してシフトアップもしくはシフトダウン対
応のシフト駆動信号を出力する。ＣＰＵ１４から前記シ
フト駆動信号を入力したシフトアクチュエータ駆動回路
１７はシフトアクチュエータ１８に対してシフトアップ
もしくはシフトダウン対応の駆動電流を通電し、自動変
速機３をシフトアップもしくはシフトダウンさせる。

自動変速機３をシフトアップもしくはシフトダウンさせ
るときには前記クラッチ２を一時的に断状態にさせる必
要があるため、ＣＰＬＪ１４は前記クラッチ制御アクチ
ュエータ駆動回路６Ｂに対してクラッチ断対応信号を出
力する。

次に本実施例の作用を第２図に示すフローチャートに従
って説明する。第２図の自動変速機料Ｗフローチャート
に示すように、ＣＰｔＪ１４はエンジン負圧センサ１１
から出力された負圧検出信号を入力し、同負圧検出信号
に基づいてエンジンの吸気圧（負圧）を演算したうえ、
同吸気圧が、前記負圧設定値（本フローチャートではＰ
と示す）より大きいか小さいかを判断する（ステップ１
）。

同判断の結果、エンジンの吸気圧が負圧設定ＩＰより大
きい場合には、例え前記変速マツプ上ではシフトアップ
の領域に入ったとしてもＣＰＵ１４は前記シフトアクチ
ュエータ駆動回路１７に対してシフト駆動信号を出力す
ることなく、自動変速機３のギヤポジションを継続させ
（ステップ２）、ステップ６に移行する。

一方、エンジン負圧センサ１１から出力された負圧検出
信号に基づいたエンジンの吸気圧が負圧設定値Ｐより小
さいと判断した場合には、変速マツプに従ったシフトア
ップ、シフトダウン制御をするため、ＣＰＵ１４は前記
アクセルペダル踏込岳検出センサ７からの検出信号と車
速センサ１３からの検出信号に基づいて前記変速マツプ
を検索しくステップ３）、変速マツプ上のｍＫがシフト
アップ領域かシフトダウン領域かを判断する（ステップ
４）。同判断の結果、シフトアップ領域であると判断し
た場合、ＣＰＬ１１４は前記シフトアクチュエータ駆動
回路１７に対してシフトアップ駆動信号を出力する。シ
フトアップ駆動信号を入力したシフトアクチュエータ駆
動回路１７は前記シフトアクチュエータ１８に対してシ
フトアップ対応の駆ｖＪ電流を通電し、自動変速機３を
シフトアップ、すなわちハイギヤにシフトアップさせる
（ステップ５）。

また、前記ステップ３でＣＰＵ１４が変速マツプを検索
し、ステップ４の判断の結果、シフトアップ領域でない
と判断した場合、もしくは前記ステップ２における制御
のあとはステップ６の判断を行う。ステップ６において
、ＣＰＬＪ　１４はアクセルペダル踏込量検出センサ７
からの検出信号と車速センサ１３からの検出信号に基づ
いて前記変速マツプを検索し、ステップ７において変速
マツプ上の領域がシフトダウンをするか否かの判断を行
う。ステップ７の判断の結果、変速マツプ上の領域がシ
フトダウン領域になったと判断した場合、ＣＰＬＪ１４
はステップ８において前記シフトアクチュエータ駆動回
路１７に対してシフトダウン対応のシフト駆動信号を出
力してシフトアクチュエータ１８を駆動させ、自動変速
機３をロウギヤにシフトダウンさせる。

以上のようにＣＰＵ１４はエンジンの吸気圧が負圧設定
値を越えた状態、すなわちエンジンの負荷量が前記上限
負荷量より大きい状態においてはシフトアップ制御を禁
止させることによって自動変速機がシフトアップ、シフ
トダウンをくり返寸ことを避け、車両を円滑に登坂させ
る作用をする。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、エンジンの負荷を検出す
るためにエンジンの吸気負圧を検出するエンジン負圧セ
ンサを設け、エンジン負圧センサの検出信号に基づいた
エンジンの負荷量が予め設定された上限負荷量よりも大
きい状態においては自動変速機のシフトアップを禁止さ
せる制御をするため、車両の登坂運転においては従来の
ように自動変速機がシフトアップ、シフトダウンをくり
返すことがなく、運転フィーリングを向上させ円滑な登
坂走行を可能にする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した一実施例のフォークリフ
トの駆動系の機構とその電気制御１０ツクを示す図、第
２図は自動変速機制御フローチャー１〜図、第３図は車
両の変速マツプ図である。 １・・・エンジン ２・・・クラッチ ３・・・自動変速機 ６・・・クラッチ制御アクチュエータ ７・・・アクセルペダル踏込量検出センサ８・・・アク
セルペダル １１・・・エンジン負圧センサ １３・・・車速センサ １４・・・ＣＰＵ １５・・・読み出し専用メモリ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エンジンの吸気負圧を検出して検出信号を出力するエン
   ジン負圧センサと、アクセルペダルが踏み込まれたとき
   踏込量に対応した検出信号を出力するアクセルペダル踏
   込量検出センサと、車速を検出して車速に対応した検出
   信号を出力する車速センサとを設け、かつ、制御装置の
   記憶領域に記憶されている変速マツプに従つて自動変速
   を行う車両の自動変速機制御方法であつて、 車両の登坂運転においてエンジンの負荷が増大し、エン
   ジン負圧センサからの検出信号に基づくエンジンの吸気
   負圧が、円滑な登坂走行を可能にするエンジンの上限負
   荷量に対応して設定された負圧設定値を越えた場合に、
   前記変速マツプによる変速制御に従わずに自動変速機の
   シフトアツプを禁止させる車両の自動変速機制御方法。