JP2001132008A - 多段伸縮式作業機の安全装置 - Google Patents
多段伸縮式作業機の安全装置Info
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Abstract
プの変化を検知して、伸縮アーム先端部の着地の報知や
ワイヤロープの設定値以上の伸びを警告するとともに、
検知部の点検も容易にして、安全を確保できるようにす
る。 【解決手段】 多段伸縮式作業機の伸縮アーム11にお
ける伸縮駆動機構16のワイヤロープ18の端末部にス
プリング36による緊張力を付勢し、そのスプリング3
6が初期設定値を外れる撓み量を検知手段31,32に
より検知すると、オペレータに異常の状況に対応する警
報を発する警報手段を備えている。
Description
備える建設機械の作業機に関するものであって、詳しく
は多段伸縮アームの先端に付設されるバケットによる掘
削作業を安全に行わせる機能を備えた多段伸縮式作業機
の安全装置に関するものである。
つ油圧ショベルにおいて、その作業アームを伸縮操作す
るのに油圧シリンダとワイヤロープとの組合せからなる
伸縮手段によって、多段に形成された伸縮式の作業アー
ムを伸ばして先端に付設されるクラムシェルバケットに
よって深堀作業を行っている。この作業に際して、オペ
レータが作業アーム先端のクラムシェルが接地したこと
を気付かずに、その作業アームを伸ばしたり、また他動
作を行うと、効率の悪い無駄作業を行うことになり、ま
た、作業アームあるいはその取付け支持部などに過負荷
を与え損傷することなる。
例えば実用新案登録第2567611号公報によって、
伸縮アーム下端に取付くクラムシェルが接地すると作動
するリミットスイッチを設け、リモコンバルブを作動さ
せて行うアーム抱え込み操作時に、パイロット回路に接
続された圧力スイッチが作動し,同時にアーム作動用リ
レーが作動して、電磁油圧切換弁を切り換えリリーフバ
ルブを作動させてブーム先端部に設けられるアームシリ
ンダに加わる力を減殺するようにされたものが記載され
ている。また、特許第2728309号公報にも同様に
クラムシェルの接地を検出してアームシリンダの保持圧
を一時的に下降させるようにする構成が記載されてい
る。そして、クラムシェルの接地を検知するリミットス
イッチは伸縮アームを作動させる油圧シリンダと関連し
て伸縮操作に携わるワイヤロープの変位によって操作さ
れるようになっている。
は、いずれもブーム先端部に付設されたアームシリンダ
における保持圧を低減させて伸縮する作業アームへの横
荷重を下げる手段によって安全を保てるようにされてい
る。一般に、この伸縮式の作業アームは、油圧シリンダ
による伸縮動作を、併設されるワイヤロープの掛けまわ
しによって、多段に組合された伸縮アームの各アーム部
材に伝達して相対的に伸縮動作できる構造である。した
がって、そのワイヤロープは全般に緊張状態に保たれる
ようにされている。
プが伸び、そのワイヤロープの伸びが大きくなると破断
事故に到る危険がある。また、この種ワイヤロープは、
前述のような伸縮アームに過負荷が及ぶ事態を起こすと
バランスを崩し、損傷することになる。そのために整備
や点検を十分に行えるようにすることが重要である。し
かしながら、前記先行技術やその他現状では、未だワイ
ヤロープの伸びなどに対する状態を把握することについ
て満足できる状況にはない、という問題点がある。
たもので、多段伸縮式の作業アームを伸縮操作するワイ
ヤロープの変化を検知して、作業アーム先端部の着地の
報知やワイヤロープの設定値以上の伸びを警告するとと
もに、検知部の点検も容易にして、安全を確保できるよ
うにすることを目的とするものである。
れた目的を達成するために、本発明による多段伸縮式作
業機の安全装置は、多段伸縮式作業機の伸縮アームにお
ける伸縮駆動手段のワイヤロープの端末部にスプリング
による緊張力を付勢し、そのスプリングが初期設定値を
外れる撓み量を検知手段により検知すると、オペレータ
に異常の状況に対応する警報を発する警報手段を備えて
いることを特徴とするものである。
作業時に伸縮アームに設定値以上の負荷が作用すると、
伸縮駆動手段のワイヤロープの端末部に緊張力を付勢し
ているスプリングの撓みが大きくなり、またスプリング
の撓み量が設定値以下になると、緊張状態で巻掛け架設
されているワイヤロープに緩みが生じていることになる
ので、そのスプリングの撓みを検知手段によって検知さ
せて、それぞれの異常に対応する状況をオペレータに警
報で知らせて作業の異常を認識させることができ、その
異常に対応させて危険を未然に防止することができる。
したがって、過度な負荷が作用している場合、例えば伸
縮アームの先端が着地している状態では、オペレータ
に、その状況を警報で報知して直ちに伸ばし操作を停止
して次の操作に移行することを喚起する。また、ワイヤ
ロープに緩みが生じている警報を発した状態では、オペ
レータに正常な過負荷検知ができなくなる旨を警報によ
って報知して作業を中止させ、検知部での再セットを促
すことを喚起し、正常に戻すことで安全性を確保できる
ようにすることができる。
常を検出する検知手段は、伸ばし側または縮み側ワイヤ
ロープの端末部にロッドが接続され、そのロッド端に設
けられたスプリング調節手段により撓み量設定可能なス
プリングをロープ装着支持フレーム側との間に保持させ
て配置され、伸縮アームの前記ワイヤロープ端末部の装
着支持フレームに非接触センサを配設して、その非接触
センサにより前記スプリングに取付荷重を加えるスプリ
ング調節手段の押え部材の移動で検知するように構成さ
れるのがよい。こうすると、伸ばし側または縮み側ワイ
ヤロープに接続するロッドを介してスプリング調節手段
によってスプリングを撓ませて所要の張力を付与させる
ようにし、その撓み量を初期値設定しておいて、ワイヤ
ロープに作用する負荷で接続されるロッドが移動するの
に伴ない、スプリングに当接する押え部材がスプリング
の変位とともに設定位置から移動するのを、装着支持フ
レーム側に配設されている非接触センサによって検知し
て、予め設定されている条件から外れた状態、言い換え
ると伸縮アームの動作に異常が発生したことをその検知
信号で制御電気回路に発信して、設定されている機器を
動作させてオペレータに異常を報知することができる。
ワイヤロープまたは縮み側ワイヤロープに作用する負荷
で前記スプリングを圧縮する方向に作動するのを検知す
る過剰動作検知用の非接触センサと、スプリングが設定
値以下の撓みに変位したのを検知するワイヤロープの緩
み検知用の非接触センサとを配置してあるのがよい。こ
うすると、各異常検知をそれぞれに対応するセンサによ
って確実に検知させ、所定の機器を作動させて異常の伝
達が行えるという利点がある。
サは、異なる異常検知に対応するものを、前記スプリン
グに取付荷重を加えるスプリング調節手段の押え部材に
対して、異なる位置に配置されているのがよい。こうす
ると、1本のワイヤロープの作用する異なる条件の異常
を分担して検知させることができ、合理的に処置するこ
とができる。また、前記異常を検知する検知手段は、平
行して架設される二本の伸ばし側ワイヤロープの端末部
に各々設けられ、それら検知手段の一方を過負荷異常の
検知用として、他方をワイヤロープの緩み検知用とされ
るのがよい。こうすると、両方のワイヤロープ端末部を
有効に活用して設置にゆとりのある検知手段とすること
ができる。
記異常を検知する検知手段における過負荷異常の検知用
センサと結ぶ電気回路中に、トランジスタとリレーを配
置して、前記過負荷異常の検知用センサに常時電圧を付
加した状態で前記リレーがオンに設定された構成とされ
るのがよい。こうしておくと、過負荷異常が検知される
と警報が発せられる安全対策の他に、電気回路の断線な
どの異常に対しても警報が発せられ、回路異常などを検
知して対応可能となり、安全対策をより確実にすること
ができる。なお、回路異常の場合は作業中に発生したと
しても、その作業状況でオペレータは区別可能であるか
らその状況に応じて対処することができる。
ぶ制御電気回路により操作される複数のブザー/ランプ
を備えるようにするのがよい。こうすると、過負荷異常
あるいはワイヤロープの緩み異常が検知されると、それ
ら異常に応じたブザーの吹鳴やランプの点灯でオペレー
タに、どの異常が発生しているかを区別して報知するこ
とができる。
にワイヤロープの異常の検知手段を設け、この検知手段
のセンサを前記警報手段に接続して縮み側ワイヤロープ
の異常をオペレータに報知させるようにするのがよい。
こうすると、前記伸ばし側ワイヤロープにおける緩み異
常の場合と同様に、縮み側でも緩みを調整することで、
そのワイヤロープの伸びによる影響を排除して安全運転
できることになる。
検知手段のセンサによる信号を受けて作動する前記警報
手段には、検知用センサと警報ブザーを結ぶ電気回路中
に、ダイオードとリレーを配置して、伸ばし側ワイヤロ
ープと縮み側ワイヤロープとの異常警報ブザーを共用で
きる構成とされるのがよい。こうしておくと、ワイヤロ
ープの緩み異常を伸ばし側と縮み側とでダイオードの働
きで選択させ、報知する警報ブザーを共用することがで
き、器具を省略できでコストダウンを図ることができる
利点がある。
ランプ,ブザーおよび警報解除スイッチを纏めたパネル
もしくは警報ボックスを、運転席の前方位置に配設され
るのがよい。こうすると、それら異常発生部位の識別が
明瞭となり、オペレータの対応を容易にすることができ
るという利点がある。
業機の安全装置の具体的な実施の形態について、図面を
参照しつつ説明する。
された建設機械の斜視図が示されている。図2に多段伸
縮式作業機の伸縮アームにおける伸縮駆動機構の概要図
が示され、図3に安全装置の配置を表わす平面図が、図
4に伸ばし側ワイヤロープに付された安全装置の詳細図
が、それぞれ示されている。
走行式のベースマシン1(この例では油圧ショベル)の
ブーム2先端に伸縮するアーム(以下、伸縮アーム11
という)のベースアーム12背後部をピン連結されて装
着され、そのブーム2上部に取付けられたアームシリン
ダ3のロッド先端が前記ベースアーム12の上端背後部
で連結されてブーム2の先端にて起伏回動できるように
されている。なお、下端にはクラムシェルバケット15
が付設されて深堀作業に用いられるものである。ブーム
2はブームシリンダ4によって起伏され、上部旋回体5
上に搭載の運転室6内で運転操作される。
は、図2に示されるように、前記ベースマシン1のブー
ム2に支持されるベースアーム12と、このベースアー
ム12内にて多段に組み合わせされて伸縮するトップア
ーム13とセカンドアーム14および内部に組み込まれ
ている伸縮駆動機構16(本発明の伸縮駆動手段に相
当)とで構成されている。そして、伸縮駆動機構16の
駆動器である油圧シリンダ17およびクラムシェルバケ
ット15(図1参照)を作動させる油圧作動機構が組み
込まれ、それら油圧機器にはベースマシン1側から周知
の手段で油圧配管されている。また、伸縮アーム11の
各部位は周知の手段で摺動自在に支持されている。な
お、伸縮アーム11の各部位の支持構造ならびに油圧配
管については、本実施例で直接対象としないので図示並
びに説明を省略している。
3に後端並びに先端部を支持固定されて取付けられた所
要作動ストロークを有する油圧シリンダ(駆動シリン
ダ)17と、その油圧シリンダ17の伸縮動作に連動し
て全体を伸縮させる伸ばし側ワイヤロープ18と縮み側
ワイヤロープ19とで構成されている。
7aは、先端をセカンドアーム14の後端部(先端後端
の表現は、伸縮アーム11を起立させた状態での方向性
を表わしている。)に接続されている。そして、伸ばし
側ワイヤロープ18は、一端をベースアーム12の背後
面における先端部寄り位置Aに支持されて、他端をセカ
ンドアーム14の後端付設のシーブ21を巡らせてトッ
プアーム13の後端位置Bに固着されている。また、縮
み側ワイヤロープ19は、一端をベースアーム12の背
後面における先端部寄りに前記伸ばし側ワイヤロープ1
8の端部支持位置Aから離れた支持位置Cに取付けら
れ、他端をセカンドアーム14先端に付設のシーブ22
を巡らせてトップアーム13の後端部位置Dに固着され
ている。なお、この実施例では伸ばし側および縮み側両
ワイヤロープ18,19を二本ずつ巻掛け配設されてい
る。
縮駆動機構16には、その伸縮アーム11の伸縮動作に
伴なう事故の発生を防止するための安全装置30が設け
られている。この安全装置30としては、伸縮アーム1
1が過負荷になるのを予防するための過負荷異常の検知
手段31と、ワイヤロープの緩みの発生によって前記過
負荷異常の検知が不正確になるのを防止するワイヤロー
プの緩み検知手段32とが設けられている。
伸ばし側ワイヤロープ端部支持位置Aに設けられ、二本
巻掛け架設されている伸ばし側ワイヤロープ18,18
の一方の装着部に過負荷異常の検知手段31が、他方の
装着部に緩み検知手段32がそれぞれ配設されている。
側ワイヤロープ18(以下、断りがない限り単にワイヤ
ロープ18という)の端部をソケット33bに嵌め込ん
でカシメられ一体に直結される所要長さのロッド33
と、このロッド33の支持構造部34と、ロッド33を
介してワイヤロープ18に緊張力(取付荷重)を付勢す
るスプリング36と、そのスプリング36に取付荷重を
設定するスプリング調節手段37および非接触センサ4
1とを含んで構成されている。
反対側にネジ部33aが形成され、支持構造部34とし
て、ベースアーム12の背後側の外面に直交して設けら
れた所要高さの支持リブ34a(本発明の装着支持フレ
ームに相当する)の後方側面(ロッド挿入側)に固着突
設されるボス34bの中心を貫通する支持穴34cに基
部35aを前部から挿入貫通されたリテーナ35の軸支
持穴35bで、その中間部を軸方向に摺動自在に支持さ
れている。そして、このロッド33の前半部にはネジ3
3aが刻設され、前記スプリング調節手段37がそのネ
ジ33a部によって前後移動調節できるように付されて
いる。そのスプリング調節手段37は、後述するスプリ
ング36の前端面に押し当てる適宜厚みの鍔部37a′
を備える押え片37a(本発明の押え部材に相当)と前
記ロッド33のネジ33a部に螺合するナット37b,
37bからなる。
aと前記支持リブ34aの前側面との間には、ロッド3
3を軸支持穴35bで摺動自在に支持して前記ボス34
bに基部35aを保持されるリテーナ35を介しスプリ
ング36が配置される。このスプリング36は前記スプ
リング調節手段37のナット37b,37bによって押
え片37aを移動させて所定の取付荷重になるよう撓み
量を設定され、その取付荷重がスプリング調節手段37
からロッド33を介してワイヤロープ18に付加される
ようになっている。なお、前記リテーナ35の軸支持穴
35bには、ボス34bの外部からグリースを供給され
てロッド33の摺動を容易にするようにグリスニップル
34dと給油路34eが設けられている。
置には、前記ボス34bに基部35aを保持されたリテ
ーナ35で支持されるロッド33の軸線に平行するよう
に前記支持リブ34aと直交してベースアーム12の背
後側外面に固着されたリブ38に、取付具39を介して
過負荷異常検知の非接触センサ41が前記ロッド33の
軸線に交差する向きで設置されている。そして、その非
接触センサ41による過負荷異常の検知は、図4に示さ
れるように、スプリング調節手段37の押え片37aの
鍔部37a′側面に対向するようにされて、センサ41
の検知領域(図4に符号Kで表わす)から前記押え片3
7aの鍔部37a′が離れる方向に移動すると異常を検
知するように、そのセンサ41の取付位置が設定されて
いる。なお、このセンサ取付部では軸線方向に位置調節
ができるように設けるのが好ましい。
に対して緩み検知手段32は、その構成について前記過
負荷異常検知手段31と同様の構成とされる。したがっ
て、緩み検知手段32における同一構造部分については
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。そして、セ
ンサ42の取付位置は、図4に示されるように、スプリ
ング36の取付荷重設定位置でスプリング調節手段37
の押え片鍔部37a′がセンサ42の検知領域(図4に
符号K′で表わす)から所定寸法離れた位置になるよう
に関係付けて配置されている。また、このセンサ42の
取付部でも軸線方向に位置調節ができるように設けるの
が好ましい。
においても、図3に示されるように、二本のワイヤロー
プ19,19端が固着されて平衡するようにベースアー
ム12に中心を枢支されて付設されるイコライザバー4
5の一方の端部に対向して非接触型の緩みを検知するセ
ンサ43が、イコライザバー45の側部位置にブラケッ
ト46に支持されて設けられ、そのイコライザバー45
の端部に付される検知片45aの移動をセンサ43が検
知して信号を発するようにされている。
対する過負荷異常検知手段31のセンサ41および緩み
検知手段32のセンサ42と、縮み側ワイヤロープ1
9,19の緩み検知のセンサ43とは、図5に警報手段
を操作する電気回路図で示されるように、ベースマシー
ン1の運転室6内に設けられる警報の報知部に電気的に
繋がれている。各センサ41,42,43と警報ランプ
51,52,53および警報ブザー54,54′を結ぶ
回路中には、トランジスタT1,T2,T3,およびリ
レーR1,R2,R3が設けられ、縮み側ワイヤロープ
の緩み検知のセンサ43の信号回路中には、ダイオード
D,D′を介在させて緩み検知の警報ブザー54′を伸
ばし側ワイヤロープのものと共用できるようにされてい
る。図中符号55は電源、56はブザーの作動をオン・
オフできる切換スイッチである。
し側ワイヤロープ18における過負荷異常,緩み異常と
縮み側ワイヤロープ19における緩み異常がそれぞれ検
知されると点灯する警報ランプ51,52,53およ
び、過負荷異常,緩み異常を報知する警報ブザー54,
54′とがそれぞれ設けられる。これら警報ランプ5
1,52,53および警報ブザー54,54′は、例え
ば図6にランプによるモニタの正面図(a)およびブザ
ーボックスの正面図(b)によって示されるように、モ
ニタボックス57に纏められて運転室6内のフロント部
で運転者が認識し易い位置に配置される。そして、それ
ら警報ランプは、例えば過負荷異常の警報ランプ51を
黄色に、各緩み異常(ワイヤーロープ異常)の警報ラン
プ52,53をいずれも赤色にして識別容易にされてい
る。また、警報ブザー54,54′は、ブザーボックス
58に纏められて、それぞれの異常に対応してブザー音
が異なるようにされ、判別できるようにされている。な
お、ブザーボックス58にはブザーの作動をオン・オフ
できる切換スイッチ56が設けられ、異常確認後はブザ
ー音を止めることができるようにされている。
用について説明する。まず、伸縮アーム11の動作から
説明すると、伸縮駆動機構16が運転室6でオペレータ
によって伸長操作の指示を与えられると、油圧シリンダ
17のボトム側に圧油が送られてピストンロッド17a
が作動する。すると、セカンドアーム14とピストンロ
ッド17a先端との連結部Eを基点にして油圧シリンダ
17の取付くトップアーム13がセカンドアーム14内
を前方へ移動される。この際、前記安全装置30を設け
られてベースアーム12に端部を支持された伸ばし側ワ
イヤロープ18は、その途中をセカンドアーム14の端
部付設のシーブ21に巻掛けられているから、トップア
ーム13の前進によってそのワイヤロープ18が引か
れ、トップアーム13の前進に応じてワイヤロープ18
によってセカンドアーム14がベースアーム12内を前
進し、伸縮アーム11は伸長する。
で、例えば図1に示されるように、その先端にクラムシ
ェルバケット15を装着して深掘り作業を行う場合、通
常は運転室6でオペレータがその伸縮アーム11を伸長
させる際にクラムシェルバケット15が着地するのを目
測して、あるいは感覚的に伸長量を知って伸長動作を停
止させて次の掘削動作に移行させるのである。しかしな
がら、オペレータが誤って、あるいは着地を見過ごして
伸縮アーム11を過剰に伸長させると、先端のクラムシ
ェルバケット15が着地後さらに強く押し付けられるこ
とになって、伸縮アーム11に過剰な負荷が作用する。
こうして過剰な負荷が伸縮アーム11に推力として作用
すると、ベースアーム12を介してブーム2の先端部あ
るいはアームシリンダ3に変則的な外力が作用し、伸縮
アームが損傷を起こすことになる。
事態となる前に、伸縮アーム11の先端(クラムシェル
バケット15)が着地して、掘削に要する押し力以上に
伸長する力が生じると、トップアーム13が押し戻され
る働きをして、このトップアーム13とボトム側に油圧
力が作用する状態の油圧シリンダ17で繋がるセカンド
アーム14がトップアームとともに押し戻されるように
作動する。したがって、伸ばし側ワイヤロープ18は、
トップアーム13と相対位置関係を保たれたまま押上げ
られる方向に作用するセカンドアーム14端のシーブ2
1位置と端末部が装着されているベースアーム12に対
する支持位置との距離が正常時に比べて長くなるので、
端末部に繋がるロッド33が後退方向(上方)へ引かれ
る。すると、ベースアーム12上で支持される安全装置
30が作用して警報手段50が作動してオペレータに着
地異常(過負荷異常)を起こしていることが報知され
る。
る。
る張力が変化すると、ベースアーム12に支持構造部3
4によって取付支持されているワイヤロープ18の端末
部直結のロッド33は、図4において矢印Pの方向に引
かれてスプリング調節手段37を介して取付荷重を付勢
しているスプリング36をさらに圧縮することになる。
このスプリング調節手段37の移動によって押え片鍔部
37a′が過負荷異常検知のセンサ41の検知領域(図
4に符号Kで示す)外に移動すると、そのセンサ41が
検知信号を発する。
発すると、図7に示される電気回路において電源オンで
の作動状態(a)でリレーR1,R2,R3がいずれも
オンであったのが、トランジスタT1の作動でリレーR
1がオフになり、警報ランプ51が点灯し、警報ブザー
54が吹鳴する(図7(b)の過負荷異常検知時の状
態)。このとき黄色の警報ランプ51でオペレータに報
知する。また、警報ブザー54は例えば“ピッピッピ
ィ”というような音を発する。したがって、オペレータ
は、その警報によって伸縮アーム11の伸長動作を停止
させれば、過剰な負荷が伸縮アーム11に作用するのを
未然に防止できて損傷を回避できるのである。
イヤロープが伸び、ワイヤロープ18に一定以上の緩み
が生じると、その端末部に連結されるロッド33に作用
している取付荷重が初期設定値以下になってスプリング
36の撓み量が減少し、ロッド33が戻されることにな
る。すると、前記安全装置30におけるスプリング36
端に当接のスプリング調節手段37が押し戻されて、そ
の押え片37aの鍔部37a′が緩み検知のセンサ42
の検知領域(図4に符号K′で表わしている)に進入し
て、そのセンサ42が検知信号を発する。
信号を発すると、図7に示される電気回路において電源
オンでの作動状態(a)でリレーR1,R2,R3がい
ずれもオンであったのが、前記過負荷異常の検知時と同
様に、トランジスタT2の作動でリレーR2がオフにな
り、警報ランプ52が点灯し、警報ブザー54′が吹鳴
する。このときの赤色の警報ランプ52でオペレータに
報知する。また、警報ブザー54′は例えば“ピィー”
というような連続音を発する。したがって、オペレータ
は、その警報によってワイヤロープに過剰な緩みが生じ
ていることを知ることになる。
前述の過負荷異常が発生していても、ワイヤロープに所
定の取付荷重が付勢されていないので、正常にその過負
荷異常を検知できず、事故を起こす危険がある。したが
って、緩み発生の警報を受ければ、運転を停止して前記
安全装置30におけるスプリング調節手段37のナット
37b,37bを締める方向に操作して初期設定値に再
セットして安全に作業ができるのである。
する回路a(センサ41回路やリレーR1回路)が断線
した場合にも、前記過負荷異常時と同様になる。その場
合、過負荷異常による警報か、断線によるものであるか
は、作業状況から区別することができる。すなわち、特
定の作業(掘削作業時の着地)での警報か、それ以外で
の警報かによって区別できる。
6の作用について説明すると、図8にスプリングの荷重
線図で示されるように、スプリング36は、初期設定時
に予めそのセット荷重を定めてスプリング調節手段37
によりその設定荷重(取付荷重)をF0まで撓ませてセ
ットしておく。そして、セット時の取付荷重を超えてさ
らに圧縮(撓み量が増加)されF1まで撓む(ワイヤー
ロープにこのスプリング圧縮荷重が作用する)とセンサ
41で検知させて警報手段50を作動させる。
18にプリテンションF0が与えられるので、ワイヤロ
ープ18が10mm伸びた場合でも、ワイヤーロープに
F0/2の張力が残っているので、ワイヤロープ18が
踊る(左右に振り出す現象)ようなことがない。(従来
は、ワイヤーロープが1〜2mm伸びるとワイヤーロー
プに掛けていた張力が一気に消滅して緩み、ワイヤーロ
ープが踊るので、頻繁にワイヤーロープの締め付け調整
を行う必要があった。)したがって、本実施例によれ
ば、ワイヤロープの張力調整は、前述のように、スプリ
ング36によるバネ力がF0/2になった時点で、ワイ
ヤロープの伸び(緩み)検知を行い、張力調整すること
で、バネ力F0に再セットすれば、常時バネ力F0を確
保でき、ワイヤロープの踊りに伴なう損傷を防止できて
安全である。なお、前記荷重線図で表わすF2の状態ま
でスプリングが圧縮(撓む)と破損するので、図示省略
するがストッパを設けて過剰に撓むのを阻止するように
される。
安全装置について説明したが、縮み側ワイヤロープ19
は、二本のワイヤロープの端部をベースアーム12に取
り付くイコライザバー45に接続して張架され、そのイ
コライザバー45の可動端に取付く検知片45aに対向
する位置の緩み検知用の非接触センサ43によって、緩
みを検知できるようにする。
9,19の張力均衡が崩れると、イコライザバー45の
端部位置が正常位置から前後にずれることになり、その
ずれによる変位をセンサ43によって検知して警報手段
50を作動させ、オペレータに異常を報知することがで
きる。そのセンサ43による異常検知は、センサ43が
前述の電気回路(図5参照)によって示されるように、
警報手段50に繋がれて、前記伸び側ワイヤロープ18
における緩み検知時と同様にトランジスタT3を作動さ
せると、リレーR3がオフになってこのセンサ43と警
報手段50を繋ぐ回路中に設けられたダイオードD,
D′の作動で、前記警報ランプ52と警報ブザー54′
が作動して伸ばし側ワイヤロープ18の緩み警報と同様
の警報を発することができる。
油圧シリンダ17のピストンロッド17a側に圧油の供
給が切換えられて、そのピストンロッド17aが引き込
まれると、油圧シリンダ17が取付くトップアーム13
がそのピストンロッド17a先端と連結されるセカンド
アーム14の後端側に移動される。このとき、ベースア
ーム12に一端を支持されて他端をトップアーム13の
後端に繋がれた縮み側ワイヤロープ19は、セカンドア
ーム14の先端に取付くシーブ22を介してそのセカン
ドアーム14を積極的に後退させ、伸縮アーム11は収
縮されてトップアーム13先端のクラムシェルバケット
15が引上げられる。その後は、クラムシェルバケット
15を地上に引上げて掘削された土砂を排出するにはブ
ーム2を起すとともにアームシリンダ3を作動させて伸
縮アーム11の姿勢を変えて処理される。
されている。この実施例における安全装置30Aは、伸
縮アームの伸縮駆動機構において1本の伸ばし側ワイヤ
ロープを用いられる場合であって、その構成は基本的に
前記実施例と同様である。したがって、前記実施例と同
一もしくは同様の部分については、同一の符号を付して
詳細な説明を省略する。
A端に直結されるロッド33を、ベースアームもしくは
他の可動アームに設けられた支持構造部34のボス34
の支持穴34cに基部35aを嵌合支持されるリテーナ
35の軸穴35bに摺動自在に挿通して支持され、その
ロッド33の前半部に設けられたネジ33b部に付され
たスプリング調節手段37と前記支持構造部34で支持
されるリテーナ35の鍔部35c前面との間にスプリン
グ36を介在させて、前記スプリング調節手段37を介
してロッド33にスプリング36による取付荷重が作用
するようにされている。そして、スプリング調節手段3
7の押え片37aにおける鍔部37a′に対向するよう
にして、そのスプリング調節手段37によるスプリング
36の取付荷重設定位置で検知領域K内に位置するよう
にして過負荷異常検知のセンサ41が、またその位置か
ら所要寸法S離れた位置にワイヤロープの緩み検知のセ
ンサ42を配置して、前述のようにワイヤロープ18A
に作用する張力が大きくなってセンサ41の検知領域K
から押え片37aの鍔部37a′が外れると過負荷異常
が検知される。また、押え片37aの鍔部37a′がセ
ンサ42の検知領域K′に移行するとワイヤロープの緩
み異常が検知されるようにされている。それぞれの異常
検知によるオペレータへ警報する作動については、前記
実施例と同一であるので省略する。
ーロープの変位を二種類のセンサで検知させて、過負荷
異常とワイヤロープの緩みをオペレータに警告すること
ができるのである。
が示されている。この実施例における安全装置30B
は、伸縮アームの伸縮駆動機構において1本の伸ばし側
ワイヤロープを用いられる場合の他の実施例であって、
その構成は基本的に前記実施例と同様である。したがっ
て、前記実施例と同一もしくは同様の部分については、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
Aの端部にソケット33aでカシメて直結されるロッド
33が、ベースアームもしくは可動アームの支持構造部
34でボス34bに基部35aを嵌合して保持されるリ
テーナ35Aの軸穴35bに挿通して前後摺動自在に支
持されており、このロッド33の前半部にネジ33b部
が形成されていて、このネジ33b部にナット37b,
37bを介して付されたスプリング調節手段37が設け
られていることは前記実施例と同様である。
は、前記リテーナ35Aにはスプリング36を内部に収
納できるシリンダ状のケース38が一体に設けられ、ま
たスプリング調節手段37の押え片37cが前記スプリ
ングのケース38の開口部に嵌り合うような形状にされ
て、スプリング36とその撓み量が設定される部分を囲
う構造とされている。このような構造とされることによ
り、調節要部での錆の発生や異物の噛み込みなどが発生
しなくなり、信頼性を高めることができる。
は、図によって示されるように、ロッド33の軸線を挟
んで両側に過負荷異常検知のセンサ41と、ワイヤロー
プの緩み検知のセンサ42が、前記スプリング調節手段
37における押え片37cの周縁部37c′の移動によ
ってそれぞれ前記要領で検知されるように交差対向して
設けられる。
付設されることにより、先に説明された伸縮アーム11
の先端にクラムシェルバケット15を備えた作業機の場
合、深堀作業を行って掘削された土砂をそのままダンプ
トラックに積み込む作業を行うのに、従来に較べてより
安全で無駄な操作を行わずに効果的に積み込み作業を実
施できるようになる。
けるバケットの排土態様を表わす図によって示されるよ
うに、伸縮アーム11を引上げて収縮させた後、ベース
マシン1においてブーム2を起立させるとともに、アー
ムシリンダ3のロッドを収縮させて伸縮アーム11先端
のクラムシェルバケット15を掘削部の開口穴から地上
部に引上げ、待機しているダンプトラック60の荷台上
に移動させて排土(積み込む)する。
縮アーム11の水平線に対する傾斜角度βがある設定値
以下になると、積荷の掘削土の放出高さが高くなり、ダ
ンプトラック60の積込みショックが大きくなり、ダン
プトラック60の寿命を短くしたり、ダンプトラック6
0の運転者に与えるショックによる影響が大になるなど
の問題がある。また、必要以上に積荷を上げることにな
り、積込み作業上効率が悪くなる。
積込み時における傾斜角度βがある一定角度以下になる
と、伸縮アーム11を伸縮させるときの摩擦抵抗により
伸ばし負荷が大きくなり、伸ばし側ワイヤロープ18の
負荷が大となる。そこで、本実施例の安全装置30(3
0A,30B)を備えていると、ワイヤロープ18(1
8A)端部に関連させているスプリング36が撓み量を
増し、非接触センサ(41)がその過負荷を検知して警
報手段50の警報ランプ51や警報ブザー54によって
オペレータに異常(過負荷)を知らせることになるの
で、オペレータはこのような無駄で不安全な作業を防止
することができるのである。要するに、ダンプ積込み作
業時の作業性の向上を図ることができる。
過負荷検出のセンサを一つで代表させるために、着地時
の負荷と積込み時の伸ばし負荷を同一荷重でセットして
もよいし、また異なる荷重にセットしてもよい。ただ
し、異なる荷重にセットする場合は、負荷検知センサを
もう一つ追加すればよい。
は、伸ばし側ワイヤーロープ端の支持部に設ける実施例
について説明したが、必要に応じて縮み側ワイヤロープ
端の支持部においても同様の構成で設けることができ
る。また、前記の実施例では伸縮に際して定置状態にあ
るベースアーム上に設ける例を記載しているが、場合に
よってはセカンドアームのように可動部アームとなる部
分に設けることも可能である。ただしこの場合は、ワイ
ヤロープの巻掛け手段において一部を変更することによ
り実施可能である。また、作業機としては、深堀作業用
のみならず他の作業に使用される伸縮アームであっても
よい。
れた建設機械の斜視図である。
る伸縮駆動機構の概要図である。
る。
装置の詳細図である。
ブザーボックスの正面図(b)である。
態様を示す図で、(a)は電源オンでの作動状態を示
し、(b)は過負荷異常検知時の作動状態を示してい
る。
トの排土態様を表わす図である。
サ 43 縮み側ワイヤロープ端での異常
検知のセンサ 45 イコライザバー 50 警報手段 51,52,53 警報ランプ 54,54′ 警報ブザー 60 ダンプトラック T1,T2,T3 トランジスタ R1,R2,R3 リレー D,D′ ダイオード
Claims (10)
- 【請求項1】 多段伸縮式作業機の伸縮アームにおける
伸縮駆動手段のワイヤロープの端末部にスプリングによ
る緊張力を付勢し、そのスプリングが初期設定値を外れ
る撓み量を検知手段により検知すると、オペレータに異
常の状況に対応する警報を発する警報手段を備えている
ことを特徴とする多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項2】 前記スプリングの撓み量で異常を検出す
る検知手段は、伸ばし側または縮み側ワイヤロープの一
方の端末部にロッドが接続され、そのロッド端に設けら
れたスプリング調節手段により撓み量設定可能なスプリ
ングをロープ装着支持フレーム側との間に保持させて配
置され、伸縮アームの前記ワイヤロープ端末部の装着支
持フレーム側に非接触センサを配設して、その非接触セ
ンサにより前記スプリングに取付荷重を加えるスプリン
グ調節手段の押え部材の移動で検知するように構成され
る請求項1に記載の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項3】 前記異常を検出する検知手段は、伸ばし
側ワイヤロープまたは縮み側ワイヤロープに作用する負
荷で前記スプリングを圧縮する方向に作動するのを検知
する過剰動作検知用の非接触センサと、スプリングが設
定値以下の撓みに変位したのを検知するワイヤロープの
緩み検知用の非接触センサとを配置してある請求項1ま
たは2に記載の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項4】 前記異常を検知する検知手段の非接触セ
ンサは、異なる異常検知に対応するものを、前記スプリ
ングに取付荷重を加えるスプリング調節手段の押え部材
に対して、異なる位置に配置されている請求項2または
3に記載の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項5】 前記異常を検知する検知手段は、平行し
て架設される二本の伸ばし側ワイヤロープの端末部に各
々設けられ、それら検知手段の一方を過負荷異常の検知
用として、他方をワイヤロープの緩み検知用とされる請
求項2または3に記載の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項6】 前記警報手段は、前記異常を検知する検
知手段における過負荷異常の検知用センサと結ぶ電気回
路中に、トランジスタとリレーを配置して、前記過負荷
異常の検知用センサに常時電圧を付加した状態で前記リ
レーがオンに設定された構成とされる請求項1に記載の
多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項7】 前記警報手段としては、検知用センサと
結ぶ制御電気回路により操作される複数のブザー/ラン
プを備えるようにする請求項1に記載の多段伸縮式作業
機の安全装置。 - 【請求項8】 縮み側ワイヤロープの端末部にワイヤロ
ープ異常の検知手段を設け、この検知手段のセンサを前
記警報手段に接続して縮み側ワイヤロープの異常をオペ
レータに報知させるようにする請求項1または2に記載
の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項9】 前記縮み側ワイヤロープの異常を検知す
る検知手段のセンサによる信号を受けて作動する前記警
報手段には、検知用センサと警報ブザーを結ぶ電気回路
中に、ダイオードとリレーを配置して、伸ばし側ワイヤ
ロープと縮み側ワイヤロープとの異常警報ブザーを共用
できる構成とされる請求項1,2,7または8のいずれ
かに記載の多段伸縮式作業機の安全装置。 - 【請求項10】 前記警報手段における報知用の各ラン
プ,ブザーおよび警報解除スイッチを纏めたパネルもし
くは警報ボックスを、運転席の前方位置に配設される請
求項1に記載の多段伸縮式作業機の安全装置。
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