JP7330824B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態に係る荷受台昇降装置を車両に取り付けた様子を表す斜視図、図2は荷受台昇降装置の側面図である。本願明細書では車両を基準として前後を定義する。つまり車両の運転席(不図示)の正面方向(図1では左斜め上方向)を前方とする。図1及び図2に示した荷受台昇降装置は平行リンクにより荷受台を昇降させて荷役作業を支援する装置であり、荷受台を起立させて格納する種のものである。この荷受台昇降装置は、支持フレーム1、左右のリフトアーム2、荷受台3、左右のリフトシリンダ4、左右のチルトシリンダ5(図2)、及び駆動システム6(図11、図12)を備えている。
図3は荷受台3の基部の左側面図、図4は下面図(荷受台3の基部における荷受面と反対側の面の左側部分を表した図)、図5は傾斜センサ及び制御装置を接続する電気配線の模式図である。これらの図に示したように、荷受台3には傾斜センサ8が設けられている。傾斜センサ8は荷受台3の傾斜角度を測定するセンサであり、例えばジャイロセンサを用いることができる。但し、ジャイロセンサの他にも、振り子式又はフロート式の傾斜センサ(吊るした錘や液面に対する荷受台3の傾きを検出するセンサ)や加速度センサ、慣性センサ等を傾斜センサ8として用いることができる。
駆動システム6は支持フレーム1の左右方向の一方側(本実施形態では左側)に取り付けられたユニットボックス9(図1)に収容されている。ユニットボックス9には荷受台昇降装置を操作するための操作装置30(図12)の収容スペースも備わっている。駆動システム6はリフトシリンダ4及びチルトシリンダ5を駆動するシステムである。操作装置30は有線操作式のリモコンであるが、無線操作式のリモコンであっても良い。
図11は駆動システム6の油圧回路図である。同図に示したように、荷受台昇降装置には、作動油タンク21、油圧ポンプ22、モータ23、切換弁V1-V6が備わっている。油圧ポンプ22は、作動油タンク21に貯留された作動油を吸い込んでポンプ油路L22に吐出する。後の図12に示したようにモータ23はコンタクタCTを介して電源BT(例えば車両のバッテリ)に接続しており、電源BTからの給電により駆動されて油圧ポンプ22を駆動する。ポンプ油路L22にはリリーフ弁RVが設けられており、リリーフ弁RVによってポンプ油路L22の圧力の最大値が規定されている。
図12は駆動システム6の電気回路図である。同図に示したように、荷受台昇降装置には、操作装置(有線式リモコン)30、制御盤(マイコンボード)40及び出力装置50が更に備わっている。無線操作式の操作装置も使用可能であるが、同図では図示省略してある。
(基本動作)
制御装置41は、メモリ(不図示)に格納されたプログラムに従って操作装置30、傾斜センサ8、接地センサ24からの信号を基に指令信号を生成し、ソレノイドS1-S6やコンタクタCTに出力してリフトシリンダ4やチルトシリンダ5を駆動する。操作装置30を操作した場合を例に説明するが、無線操作式の操作装置を使用した場合も同様の動作をする。前述した通り荷受台3を上昇させる場合には上スイッチ31を単独操作し、荷受台3を下降させる場合には下スイッチ32を単独操作する。荷受台3を前傾させる場合には開閉スイッチ33を上スイッチ31と同時操作し、荷受台3を後傾させる場合には開閉スイッチ33を下スイッチ32と同時操作する。これを踏まえて基本動作について以下に詳しく説明する。
メインスイッチMSが入り操作されて制御装置41への給電が開始されると、制御装置41は図13の手順を開始し、まず傾斜センサ8の信号Sa、接地センサ24の信号Sgを入力する(S101)。その後、制御装置41は、開閉スイッチ33からの信号が入力されているかを判定し(S102)、入力されていれば上スイッチ31からの信号が入力されているかを判定する(S103)。開閉スイッチ33及び上スイッチ31が同時操作されていれば、制御装置41は荷受台3の角度θが基準角度θrと異なっているかを判定し(S104)、異なっていれば閉動作指令をすると同時にフラグF=1を設定して図13の手順を終える(S105)。基準角度θrは設定値であり、ここでは車両の傾斜によらず重力方向を基準とする絶対角度(例えば水平)であるとする。フラグFは操作装置30のチルト操作継続中であるかを識別する値であり、前サイクルでチルト操作がなければF=0、前サイクルでチルト操作がさればF=1に設定されている。初期値(電源投入時)はF=0である。
信号Sa,Sg及び開閉スイッチ33の信号が入力され、上スイッチ31の信号の入力がない場合、制御装置41は、下スイッチ32からの信号が入力されているかを判定する(S107)。制御装置41は、下スイッチ32からの信号の入力がない場合はF=0を設定して図13の手順を終え(S111)、入力がある場合はS108に手順を移す。S108-S110の手順はS104-S106の手順に対応している。制御装置41は、開閉スイッチ33及び下スイッチ32が同時操作されていれば荷受台3の角度θが基準角度θrと異なっているかを判定し(S108)、異なっていれば開動作指令をすると同時にフラグF=1を設定して図13の手順を終える(S109)。
信号Sa,Sgが入力され、開閉スイッチ33の信号の入力がない場合、制御装置41は上スイッチ31からの信号が入力されているかを判定する(S112)。制御装置41は、上スイッチ31が単独操作されていればθ=θrであるかを判定し(S113)、θ=θrであることを条件に上昇動作指令をすると同時にフラグF=0を設定して図13の手順を終える(S114)。θ≠θrである場合、制御装置41は上昇動作指令をすることなくF=0を設定して図13の手順を終える(S115)。
信号Sa,Sgが入力され、開閉スイッチ33及び上スイッチ31の信号の入力がない場合、制御装置41は、下スイッチ32からの信号が入力されているかを判定する(S116)。制御装置41は、下スイッチ32からの信号の入力がない場合はF=0を設定して図13の手順を終える(S115)。下スイッチ32が単独操作されていれば、制御装置41は、荷受台3が接地しているかを判定する(S117)。接地していない場合、制御装置41はθ=θrであるかを判定し(S118)、θ=θrであることを条件に第1の下降動作指令をすると同時にフラグF=0を設定して図13の手順を終える(S119)。θ≠θrである場合、制御装置41は第1の下降動作指令をすることなくF=0を設定して図13の手順を終える(S115)。S117の判定時に荷受台3が接地している場合、制御装置41は第2の下降動作指令をすると同時にフラグF=0を設定して図13の手順を終える(S120)。
本実施形態において、制御装置41は、傾斜センサ8の信号Saについて異常判定するためのリファレンスデータをRAMやROM等の記憶装置に記憶しており、信号Saをリファレンスデータと比較して傾斜センサ8の電気応答の異常の有無を判定する。リファレンスデータには、電気配線EWが短絡又は断線した状態で傾斜センサから出力される信号の異常値Sa1,Sa2(Sa1<Sa2)が含まれている。また、本実施形態では、チルトシリンダ5の動作時(荷受台3の傾斜動作時)に傾斜センサ8から出力される信号Saの変化率ΔSaの正常範囲(下限値ΔSa1)もリファレンスデータに含まれている。変化率ΔSaは単位時間当たりの信号Saの変化量である。任意の時刻t0から単位時間後の時刻をt1として、時刻t0における信号Sat0と時刻t1における信号Sat1から、変化率はΔSa=(Sat1-Sat0)/(t1-t0)という式で求めることができる。なお、変化率ΔSaの正常範囲は、荷受台3の開操作時の値、閉操作時の値のいずれか一方又は双方を設定することができ、開操作時及び閉操作時のいずれか一方又は双方の際に異常判定をする構成とすることができる。
(1)傾斜センサ8の信号Saをリファレンスデータと比較することで、例えば電気配線EWの短絡又は断線による傾斜センサ8の電気応答の異常を検知することができる。傾斜センサ8の電気応答に異常が生じると、信号Saに基づく荷受台3の角度θの制御に支障を来すところ、傾斜センサ8の電気応答の異常を検知できることで種々の対策を講じることができる。
Claims (6)
- 車両に取り付ける基部構造体である支持フレームに対して上下に回動可能なリフトアームと、
前記リフトアームの先端に上下に回動可能に連結した荷受台と、
前記リフトアームを上下に回動させるリフトシリンダと、
前記リフトアームに対して前記荷受台を上下に回動させるチルトシリンダと、
前記荷受台に設けられて重力方向を基準に前記荷受台の前記上下回動に基づく傾斜を測定し電圧信号を出力する傾斜センサと、
前記傾斜センサの前記電圧信号を基に前記チルトシリンダを制御する制御装置と、
前記傾斜センサと前記制御装置とを接続する電気配線とを備え、
前記電気配線は、前記傾斜センサに繋がる出力ケーブル、前記制御装置に繋がる入力ケーブル、及びこれらケーブルを接続する少なくとも1つのコネクタを有し、
前記制御装置は、前記傾斜センサの前記電圧信号について異常判定するためのリファレンスデータを記憶しており、前記電気配線を介して入力される前記傾斜センサの前記電圧信号を前記リファレンスデータとの比較に基づいて、前記傾斜センサの電気応答の異常の有無を判定する荷受台昇降装置。 - 請求項1の荷受台昇降装置において、前記制御装置からの指令信号に基づいて異常を報知出力する出力装置を備えている荷受台昇降装置。
- 請求項1の荷受台昇降装置において、前記制御装置は、異常を検知した場合に前記荷受台の動作を停止させる荷受台昇降装置。
- 請求項1-3のいずれか1項の荷受台昇降装置において、
前記リファレンスデータには、前記電気配線が短絡又は断線した状態で前記傾斜センサから出力される前記電圧信号の異常値が含まれており、
前記制御装置は、前記傾斜センサから入力される前記電圧信号が前記異常値である場合に前記傾斜センサの電気応答の異常の発生を検知し、前記異常の原因が短絡であるのか断線であるのかを判定する荷受台昇降装置。 - 請求項1-4のいずれか1項の荷受台昇降装置において、
前記リファレンスデータには、前記チルトシリンダの動作時に前記傾斜センサから出力される前記電圧信号の変化率の正常範囲が含まれており、
前記制御装置は、前記チルトシリンダの動作時に前記傾斜センサから入力される前記電圧信号の変化率が前記正常範囲を逸脱している場合に前記傾斜センサの電気応答の異常の発生を検知する荷受台昇降装置。 - 請求項1-5のいずれか1項の荷受台昇降装置において、前記傾斜センサは前記荷受台に、前記制御装置は前記支持フレームにそれぞれ設置されている荷受台昇降装置。
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