JP2001131814A - 作業用手袋及びその製造方法 - Google Patents
作業用手袋及びその製造方法Info
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Abstract
材手袋中に実質的に侵入せず、又、可撓性樹脂の種類、
及び基材手袋の種類が限定されず、廃液の処理に関する
問題も軽減され、優れた柔軟性及び高い強度を有する作
業用手袋及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 繊維を織成又は編製してなる基材手袋
と、その表面に被覆された可撓性樹脂被膜とからなり、
可撓性樹脂被膜と基材手袋とが、基材手袋の表面近傍に
おいてのみ実質的に接着されていることを特徴とする作
業用手袋、及びその製造方法。
Description
高い強度を有する作業用手袋及びその製造方法に関す
る。
においては、多くの作業用手袋が使用されている。特に
液体や有害物質を処理する環境で使用する作業用手袋と
しては、ポリウレタン、合成ゴム、天然ゴム、ポリエチ
レン等のポリオレフィン樹脂等の可撓性樹脂の被膜から
なる作業用手袋が使用されている。これらの作業用手袋
は、作業時に手指の感触を損うことがないように、極力
薄い被膜から構成されている。
膜が着用時に直接手指の肌に接触するために着用感が悪
く、又、薄膜であるがゆえに強度が低く破れ易いという
問題がある。このような問題を解決するために、繊維
(糸)製の手袋を基材手袋として、該基材手袋の表面に
可撓性樹脂被膜を積層した手袋も多数製造及び使用され
ている。このような可撓性樹脂被膜を有する手袋は、着
用時に基材手袋が手指に接触するので着用感が改善さ
れ、且つ基材手袋によって強度も大きく向上している。
製造用の陶器製或いは金属製の手型に基材手袋を被せ、
この基材手袋を被せた手型を可撓性樹脂の溶液又は分散
液に指先から手首部分まで浸漬し、その後引き上げ、乾
燥及び脱型することによって製造されているが、上記浸
漬中に可撓性樹脂溶液又は分散液が基材手袋中に深く含
浸してしまい、得られる手袋の可撓性が大きく損われる
という問題がある。
リウレタン樹脂を用いる場合、手型に被せた基材手袋に
水を含浸させておき、この状態でポリウレタン樹脂溶液
に浸漬させることで、ポリウレタン樹脂を基材手袋の表
面で析出させ、ポリウレタン樹脂溶液が基材手袋中に含
浸することを防止することによってある程度解決される
が、この方法ではポリウレタン樹脂溶液に使用する溶剤
が水と相溶性を有する溶剤に限定され、そのために使用
する樹脂もポリウレタン樹脂に限定されるという問題が
ある。更に基材手袋としては吸水性の大きい木綿等の天
然繊維製の手袋に限定され、強度に優れた合成繊維製の
手袋は実質上使用できないという問題がある。更に必然
的に水と有機溶剤との混合物が発生し、その廃液の処理
の問題が派生している。その他、塩化ビニル樹脂、塩化
ビニリデン樹脂、NBRゴム等の可撓性樹脂又はゴムに
ついても同様である。
は、基材手袋表面に形成する可撓性樹脂被膜が基材手袋
中に実質的に侵入せず、又、可撓性樹脂の種類、及び基
材手袋の種類が限定されず、廃液の処理に関する問題も
軽減され、優れた柔軟性及び高い強度を有する作業用手
袋及びその製造方法を提供することである。
によって達成される。即ち、本発明は、繊維を織成又は
編製してなる基材手袋と、その表面に被覆された可撓性
樹脂被膜とからなり、可撓性樹脂被膜と基材手袋とが、
基材手袋の表面近傍においてのみ実質的に接着されてい
ることを特徴とする作業用手袋、及びその製造方法を提
供する。
本発明を更に詳しく説明する。図4は、従来技術の基材
手袋1と可撓性樹脂被膜2とからなる作業用手袋の一部
の断面を図解的に示す図であり、従来技術の作業用手袋
の可撓性樹脂被膜2は、基材手袋の厚み(a)の相当部
分(b)まで侵入しており、場合によっては基材手袋の
内側まで被膜が達している。そのために優れた可撓性樹
脂を使用しても、又、伸縮性に優れた基材手袋を使用し
ても、それらの可撓性や伸縮性が低下し、ゴワゴワとし
た着用感となる。
を図解的に示す図であり、本発明の作業用手袋は、図4
に示す従来の作業用手袋に対し、可撓性樹脂被膜2が基
材手袋1の表面近傍においてのみ実質的に接着されてい
ることを特徴としている。後述する本発明の方法によっ
て得られる作業用手袋の断面を50倍の顕微鏡で観察す
ると、図1に図解的に示すように、基材手袋の厚み
(a)の1/3以下の厚み(b)にまでしか可撓性樹脂
被膜が侵入しておらず、好ましい例では基材手袋の厚み
の1/4以下、更に好ましくは1/8以下の厚みにまで
しか可撓性樹脂被膜が侵入していない。更に好ましい例
では、図2に示すように、基材手袋を構成してる繊維の
上端部おいてb=1/10×a以下で実質的に接着して
おり、基材手袋の内部には可撓性樹脂被膜が実質的に侵
入していない。従って本発明の作業用手袋は、非常に柔
軟であり且つ引き裂き強度等にも優れている。
然繊維、ナイロン、弾性ポリウレタン、ポリエステル、
ビニロン、アクリル、ポリプロピレン等の合成繊維、又
はこれらの混紡繊維から形成されるものであって、好ま
しくは高い伸縮性を有するように軍手編みした手袋が好
ましい。尚、前記の従来技術においては、基材手袋とし
て吸水性のない合成繊維製手袋は事実上使用できなかっ
たが、本発明の方法を採用することによって、これらの
吸水性のない合成繊維製基材手袋を使用することができ
る。本発明において好ましい基材手袋の1例は、巻縮処
理したウーリーナイロン繊維と弾性ポリウレタン繊維と
の混紡繊維から軍手編みして形成される伸縮性に優れた
手袋である。勿論、本発明は上記好ましい基材手袋に限
定されるものではない。
リウレタン、軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、シリコーン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合ゴム、アクリルゴム、フッソゴム、クロロプレンゴ
ム、合成ゴム、天然ゴム、ポリエチレン等のポリオレフ
ィン樹脂等が挙げられ、これらは、通常、溶剤に溶解し
た溶液として、又は水又は有機溶剤を媒体とした分散液
(ラテックス又はエマルジョン)として使用される。
尚、加硫が要求されるゴムの場合には、最終工程におい
て加硫が行なわれる。
袋と可撓性樹脂とから形成され、次の工程を含む製造方
法によって得られる。 工程1 可撓性樹脂の溶液又は分散液中に、手袋製造用の手型を
浸漬、引き上げ及び乾燥して手型上に可撓性樹脂被膜を
形成する工程。この工程自体は従来の基材手袋を用いな
い樹脂製手袋の形成工程と同様であり、従来公知と同様
の工程条件でよい。又、基材手袋の表面に形成される可
撓性樹脂被膜は、通常、100〜300μm程度の厚さ
であり、この被膜厚さは、浸漬液の固形分濃度、浸漬回
数等で任意の厚さに調整可能である。
新規性のある工程である。従来基材手袋を用いる作業用
手袋の製造方法においては、先ず、手型に基材手袋を被
せ、この被せた手型を可撓性樹脂溶液等中に浸漬して可
撓性樹脂被膜を形成していたが、本願発明では可撓性樹
脂被膜を形成した上に基材手袋を被せる。
材手袋を被せた手型の状態で、基材手袋の表面と可撓性
樹脂被膜とを接着させる。接着させる方法はいずれの方
法でもよいが、好ましい方法は次の通りである。
ままの手型の状態で、基材手袋側から可撓性樹脂被膜を
溶解させる溶剤を含浸させ、可撓性樹脂被膜の表面のみ
(被膜と基材手袋との接触面)を溶解させる。この状態
では基材手袋は引き伸ばされた状態であるので圧縮力が
かかっており、基材手袋の内側表面と可撓性樹脂被膜の
外側表面とは密着している。この状態で可撓性樹脂被膜
の表面のみが溶解され、基材手袋表面と接着し、溶剤を
蒸発させることによって、可撓性樹脂被膜が基材手袋の
繊維間に深く侵入することなく、基材手袋の表面近傍と
可撓性樹脂被膜とが接着する。
の材質によって当業者が容易に選択及び決定することが
できる。具体的には、可撓性樹脂被膜がポリウレタン樹
脂の場合には、水分を含んでいてもよいジメチルホルム
アミド、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン等、
或いはそれらの混合溶剤が挙げられる。軟質塩化ビニル
樹脂の場合には、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等、それらの混合物が挙げられる。シリ
コーン樹脂の場合には、トルエン、普通ガソリン、四塩
化炭素等が挙げられる。その他の樹脂或いはゴムに対す
る溶剤についても当業者が容易に選択及び使用できる。
これらの溶剤の基材手袋に対する含浸量は、基材手袋が
溶剤で濡れる程度、例えば、溶剤中に素早く1回浸漬及
び引き上げる方法や、液ダレを生じない程度に溶剤を噴
霧する方法等でよい。
後、その表面にヒートシール材の薄層3を形成し、該ヒ
ートシール材層3の上に基材手袋を被せ、適当な温度で
熱処理する方法である(図3参照)。使用するヒートシ
ール材としては包装材料分野等でフイルム等のラミネー
トに使用されている一般的なヒートシール材が挙げられ
る。具体的には、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、α−オレフィン樹脂、アイオノマー樹脂、
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、その他の公知のヒー
トシール材が挙げられる。
溶剤の溶液等として広く市販されており、市場から容易
に入手して本発明で使用することができる。ヒートシー
ル材としては水分散体を使用することが作業環境を考慮
すると好ましい。ヒートシール材の適用は、可撓性樹脂
被膜を有する手型をヒートシール材の水分散体中に浸漬
及び引き上げる方法でもよいし、スプレー法によって行
なってもよい。
5〜10μm程度で充分であり、又、ヒートシール材層
は必ずしも連続被膜であることは必要ではない。尚、ヒ
ートシール材の有機溶剤溶液を使用してもよいことは当
然であり、更に手型表面に可撓性樹脂被膜を形成する
際、可撓性樹脂被膜が乾燥する以前にヒートシール材の
粉末を未乾燥の可撓性樹脂被膜面に散布及び付着させる
方法であってもよい。特に後記の方法は工程上、液体を
使用することがないので経済的である。接着に際して加
熱する温度は、可撓性樹脂被膜が溶融せず、且つヒート
シール材が溶融する温度であればよい。例えば、80〜
120℃程度の温度で数分間加熱すればよい。
手型から脱型し、手袋の表裏を反転させる。手型からの
脱型と表裏の反転とは別々に行なってもよいし、又、同
時に行ってもよい。
手袋であり、外側が可撓性樹脂被膜である本発明の作業
用手袋が得られる。このようにして得られる本発明の作
業用手袋は、図1〜図3のその断面の一部を図解的に示
すように、可撓性樹脂被膜2(及びヒートシール材層
3)は、単に基材手袋1の表面に押し付けられて接着さ
れているために、可撓性樹脂被膜と基材手袋とが、基材
手袋の表面近傍においてのみ実質的に接着され、可撓性
樹脂被膜が基材手袋の厚み方向には深くは侵入していな
い状態であり、基材手袋の繊維が可撓性樹脂被膜(及び
ヒートシール材層)に浅く食い込んでいる状態であるの
で、可撓性樹脂被膜の本来有する柔軟性が損われず、
又、基材手袋には可撓性樹脂被膜が深く侵入していない
ので、基材手袋の本来有する柔軟性及び着用感が損われ
ていない。
明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断わりのない
限り重量基準である。 実施例1 固形分を40%に調整したNBRラテックス(Nipo
l LX513:中ニトリル、日本ゼオン社製)に、そ
の固形分100部に対して硫黄2部、亜鉛華2部及びジ
ブチルジチオカルバミン酸亜鉛0.5部を配合して可撓
性樹脂溶液を調製した。一方、市販のアラミド繊維と鋼
繊維とウーリーナイロン繊維とからなる撚糸を軍手編み
した厚さ約1.5mmの作業用手袋(二葉(株)製、商
品名テキレーヌ)を基材手袋として使用した。
樹脂溶液中に指先から手首に至るまでゆっくりと浸漬さ
せた後、同様にゆっくりと引き上げて、上下反転させて
乾燥した。この場合に形成されたNBR被膜の厚みは約
300μmであった。次いでこのNBR被膜を手型から
脱型することなく、その表面に前記の基材手袋を被せ、
基材手袋面にメチルエチルケトンをスプレーで基材手袋
が均一に濡れる程度に含浸させ、室温で30分間乾燥さ
せた。その後、120℃のオーブン中で40分間NBR
被膜を加硫させた。冷却後、手型から手袋を脱型し、且
つ手袋の表裏を反転させて本発明の作業用手袋を得た。
は、図1に図解的に示すように基材手袋の表面近傍にお
いてのみ基材手袋に接着しており、手袋全体として非常
に柔軟性であり、又、着用感は被膜が形成されていない
基材手袋の場合と同等であった。又、得られた作業用手
袋を油圧裁断機にてカットして50倍の顕微鏡で観察し
たところ、NBR被膜の基材手袋に対する含浸深さ
(b)は、基材手袋の厚み(a)の約1/10(0.1
5mm)であった。尚、基材手袋の厚みは放置状態にて
測定した値である(以下同じ)。
部、ポリエチレングリコール(分子量2,000)20
部、1,4−ブタンジオール10部及び水添化MDIの
150部を100℃で10時間反応させてポリウレタン
樹脂を得た。得られたポリウレタン樹脂をメチルエチル
ケトン/トルエン(70/30)の混合溶剤にて固形分
25%に溶解し、更に、この溶液にキシレン/トルエン
(50/50)を加えて粘度が約1,000センチポイ
ズの溶液を調製した。該溶液を30〜35℃の保温槽に
入れ十分に脱泡した。一方、市販のウーリーナイロン繊
維と弾性ポリウレタン繊維を軍手編みした厚さ約1.0
mmの作業用手袋を基材手袋として使用した。
からゆっくりと手首まで浸漬し、次いで同一速度で引上
げ、液切れしたところで手型を反転させ、70〜100
℃の温度勾配を有している乾燥炉で20分間乾燥した。
この操作を2回繰り返し、乾燥後の厚みが全体として1
50μmのポリウレタン被膜を形成させた。次に前記の
基材手袋をポリウレタン被膜上に被せ、その状態でメチ
ルエチルケトン/トルエン(70/30)の混合溶剤中
に手首まで素早く浸漬及び引き上げ、室温で30分間乾
燥させた。その後、手型から手袋を脱型し、且つ手袋の
表裏を反転させて本発明の作業用手袋を得た。
は、図2に図解的に示すように基材手袋の表面近傍にお
いてのみ基材手袋に接着しており、手袋全体として非常
に柔軟性であり、又、着用感は被膜が形成されていない
基材手袋の場合と同等であった。又、得られた作業用手
袋をカッターナイフでスライスして50倍の顕微鏡でそ
の断面を観察したところ、ポリウレタン被膜の基材手袋
に対する含浸深さ(b)は、基材手袋の厚み(a)の約
1/10(0.05mm)であった。得られた本発明の
作業用手袋は、実施例1と同様の性能を有していた。
シリコーンゴム液を使用し、他は実施例1と同様にして
本発明の作業用手袋を得た。この作業用手袋も実施例2
と同様に優れた性能を有していた。 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1925AT* 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1925BT* 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1935AT* 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1935BT* 25部 *:以上信越化学工業(株)製 ・トルエン 70部 ・キシレン 30部
固形分20%に希釈したEVA水性エマルジョン(ヒー
トシール材)中に手首まで浸漬して引き上げ50℃にて
30分間乾燥した、その表面に厚さ約0.7mmのメリ
ヤス製の基材手袋を被せ95〜105℃で30分間加熱
処理した。その後脱型及び表裏反転を行ない、本発明の
作業用手袋を得た。得られた本発明の作業用手袋におけ
るポリウレタン被膜2は、図3に図解的に示すようにヒ
ートシール層3を介して基材手袋1の表面近傍において
のみ基材手袋に接着しており、手袋全体として非常に柔
軟性であり、又、着用感は被膜が形成されていない基材
手袋の場合と同等であった。又、得られた作業用手袋を
カッターナイフでスライスして50倍の顕微鏡でその断
面を観察したところ、ポリウレタン被膜及びヒートシー
ル層の基材手袋に対する含浸深さ(b)は、基材手袋の
厚み(a)の約1/10(0.07mm)であった。
る可撓性樹脂被膜が基材手袋中に実質的に侵入せず、
又、可撓性樹脂の種類、及び基材手袋の種類が限定され
ず、廃液の処理に関する問題も軽減され、優れた柔軟性
及び高い強度を有する作業用手袋及びその製造方法が提
供される。
示す図。
示す図。
示す図。
て示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 繊維を織成又は編製してなる基材手袋
と、その表面に被覆された可撓性樹脂被膜とからなり、
可撓性樹脂被膜と基材手袋とが、基材手袋の表面近傍に
おいてのみ実質的に接着されていることを特徴とする作
業用手袋。 - 【請求項2】 可撓性樹脂被膜が、基材手袋の厚みの1
/3以下の厚みにおいて基材手袋表面に接着している請
求項1に記載の作業用手袋。 - 【請求項3】 可撓性樹脂の溶液又は分散液中に、手袋
製造用の手型を浸漬、引き上げ及び乾燥して手型上に可
撓性樹脂被膜を形成する工程、該被膜を有する手型に繊
維を織成又は編製してなる基材手袋を被せる工程、基材
手袋と被膜とを接着させる工程、基材手袋と被膜とから
なる手袋を手型から脱型する工程、及び手袋の表裏を反
転させる工程を有することを特徴とする作業用手袋の製
造方法。 - 【請求項4】 基材手袋が、合成繊維を主体とする軍手
編み手袋である請求項3に記載の作業用手袋の製造方
法。 - 【請求項5】 可撓性樹脂が、ポリウレタン樹脂、軟質
塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、シリコーン樹
脂、合成ゴム、天然ゴム又はポリオレフィン樹脂である
請求項3に記載の作業用手袋の製造方法。 - 【請求項6】 基材手袋と被膜とを接着させる工程を、
手型に基材手袋を被せた後に、可撓性樹脂被膜を溶解す
る溶剤を基材手袋側から付与して行なう請求項3に記載
の作業用手袋の製造方法。 - 【請求項7】 基材手袋と被膜とを接着させる工程を、
手型表面に形成された被膜面にヒートシール材の薄膜を
形成しておき、その上に基材手袋を被せた後加熱処理し
て行なう請求項3に記載の作業用手袋の製造方法。
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