JPH10102305A - 塩化ビニル手袋及びその製造方法 - Google Patents
塩化ビニル手袋及びその製造方法Info
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- JPH10102305A JPH10102305A JP25324396A JP25324396A JPH10102305A JP H10102305 A JPH10102305 A JP H10102305A JP 25324396 A JP25324396 A JP 25324396A JP 25324396 A JP25324396 A JP 25324396A JP H10102305 A JPH10102305 A JP H10102305A
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- Japan
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- glove
- polyvinyl chloride
- vinyl chloride
- gloves
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
- B29C41/02—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C41/08—Coating a former, core or other substrate by spraying or fluidisation, e.g. spraying powder
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C41/00—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
- B29C41/02—Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C41/14—Dipping a core
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 着用時に、裾部分が掴み易く、裂けにくく、
かつ裾部分を巻き込みにくい塩化ビニル手袋の提供。 【解決手段】 裾部分の肉厚を、それ以外の部分より厚
くしたことを特徴とする塩化ビニル手袋。
かつ裾部分を巻き込みにくい塩化ビニル手袋の提供。 【解決手段】 裾部分の肉厚を、それ以外の部分より厚
くしたことを特徴とする塩化ビニル手袋。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル手袋及
びその製造方法に関するものである。
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディッピング法により手袋製
造型に塩化ビニルペーストを塗布して成形した塩化ビニ
ル手袋が広く用いられている。この手袋は、肉厚が均一
で薄くフィット感はよい。しかし、裾部分が薄いので、
着用時に同部分が裂け易く、掴みにくいだけでなく、同
部分を巻き込んだりする。このため、着用しにくい。着
用し易くするには、裾部分の肉厚を厚くすればよいが、
ディッピング法で部分的に肉厚を厚くしようとすると、
原料が垂れたり、偏ったりして不均一になりやすく、特
に裾部分が薄くなりがちになる。このため、この方法は
有効な解決策にならない。
造型に塩化ビニルペーストを塗布して成形した塩化ビニ
ル手袋が広く用いられている。この手袋は、肉厚が均一
で薄くフィット感はよい。しかし、裾部分が薄いので、
着用時に同部分が裂け易く、掴みにくいだけでなく、同
部分を巻き込んだりする。このため、着用しにくい。着
用し易くするには、裾部分の肉厚を厚くすればよいが、
ディッピング法で部分的に肉厚を厚くしようとすると、
原料が垂れたり、偏ったりして不均一になりやすく、特
に裾部分が薄くなりがちになる。このため、この方法は
有効な解決策にならない。
【0003】また、最近では、より柔らかく作業しやす
い手袋として、植毛層のないフィルム厚の薄い手袋が多
く使用されるようになっている。しかし、この手袋は、
フィット感は向上したものの裾部分が柔らかすぎる。こ
のため、この手袋も、着用時に裾部分が掴みにくく、裂
け易く、また同部分を巻き込んだりすることが多く、着
用しにくい。
い手袋として、植毛層のないフィルム厚の薄い手袋が多
く使用されるようになっている。しかし、この手袋は、
フィット感は向上したものの裾部分が柔らかすぎる。こ
のため、この手袋も、着用時に裾部分が掴みにくく、裂
け易く、また同部分を巻き込んだりすることが多く、着
用しにくい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解決するためになされたもので、指先、
掌、手の甲部分は薄く柔らかくし、裾部分の肉厚は厚く
してしっかりさせることによって、着用時に裾部分が掴
み易く、裂けにくく、かつ同部分の巻き込みを防止する
ことができ、従って、着用し易い手袋を提供することを
目的とする。
従来の問題点を解決するためになされたもので、指先、
掌、手の甲部分は薄く柔らかくし、裾部分の肉厚は厚く
してしっかりさせることによって、着用時に裾部分が掴
み易く、裂けにくく、かつ同部分の巻き込みを防止する
ことができ、従って、着用し易い手袋を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する塩化ビ
ニル手袋は、裾部分の肉厚を、それ以外の部分より厚く
したものである。
ニル手袋は、裾部分の肉厚を、それ以外の部分より厚く
したものである。
【0006】また、本発明が提供する塩化ビニル手袋の
製造方法は、次の(a)と(b)の工程を備えたもので
ある。
製造方法は、次の(a)と(b)の工程を備えたもので
ある。
【0007】(a)手袋製造型を塩化ビニルペーストに
浸漬して引き上げ、型の表面に肉厚の薄い塩化ビニルの
膜よりなる手袋本体を形成する工程。
浸漬して引き上げ、型の表面に肉厚の薄い塩化ビニルの
膜よりなる手袋本体を形成する工程。
【0008】(b)手袋製造型に形成した前記手袋本体
の裾部分に塩化ビニルペーストを塗布して同部分の肉厚
を厚くする工程。
の裾部分に塩化ビニルペーストを塗布して同部分の肉厚
を厚くする工程。
【0009】
【作用】本発明の塩化ビニル手袋の裾部分は、肉厚が厚
くなっているので、手袋の着用時に、掴み易いし、引張
っても裂けにくい。また、手袋の着用時に裾部分が巻き
込まれるおそれがない。
くなっているので、手袋の着用時に、掴み易いし、引張
っても裂けにくい。また、手袋の着用時に裾部分が巻き
込まれるおそれがない。
【0010】また、本発明の塩化ビニル手袋の製造方法
によれば、裾部分の肉厚を厚くする工程を有しているの
で、上述のような裾部分が掴み易く、裂けにくく、巻き
込まれるおそれのない塩化ビニル手袋を得ることができ
る。
によれば、裾部分の肉厚を厚くする工程を有しているの
で、上述のような裾部分が掴み易く、裂けにくく、巻き
込まれるおそれのない塩化ビニル手袋を得ることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例によって説明する。まず、実施例の塩化ビニル手袋の
製造方法を、図1及び図2を引用しながら工程順に説明
する。
例によって説明する。まず、実施例の塩化ビニル手袋の
製造方法を、図1及び図2を引用しながら工程順に説明
する。
【0012】(1)手袋製造型3を約50℃の温度に加
熱してから表1の組成分からなる塩化ビニルペーストに
浸漬して引き上げ、肉厚が0.3mmの薄い塩化ビニルの
膜よりなる手袋本体1を形成した。
熱してから表1の組成分からなる塩化ビニルペーストに
浸漬して引き上げ、肉厚が0.3mmの薄い塩化ビニルの
膜よりなる手袋本体1を形成した。
【0013】
【表1】
【0014】(2)その直後、ゲージ圧1.0Kg/cm2
の圧力容器に入った表2の組成分の塩化ビニルペースト
を、図2のように、7つの孔を持つノズル4からスダレ
状に吐出させながら裾部分に滴下させた。このとき、型
は長さ方向の中心軸を中心に回転させて滴下し、塩化ビ
ニルペーストを裾部分に帯状に付着させて、同部分を厚
くして、肉厚部2を形成した。
の圧力容器に入った表2の組成分の塩化ビニルペースト
を、図2のように、7つの孔を持つノズル4からスダレ
状に吐出させながら裾部分に滴下させた。このとき、型
は長さ方向の中心軸を中心に回転させて滴下し、塩化ビ
ニルペーストを裾部分に帯状に付着させて、同部分を厚
くして、肉厚部2を形成した。
【0015】
【表2】
【0016】(3)その後、型の回転状態でレベリング
しながら260℃で1分加熱してゲル化させ、冷却後、
表3の組成分の表面処理剤に再度浸漬して引き上げた
後、再度200℃で10分加熱して塩化ビニルペースト
を溶融させるとともに、外面に付着した表面処理剤を成
膜させた。
しながら260℃で1分加熱してゲル化させ、冷却後、
表3の組成分の表面処理剤に再度浸漬して引き上げた
後、再度200℃で10分加熱して塩化ビニルペースト
を溶融させるとともに、外面に付着した表面処理剤を成
膜させた。
【0017】
【表3】
【0018】(4)表面処理剤の成膜後、冷却し、手袋
本体を反転離型して、塩化ビニル樹脂手袋を得た。
本体を反転離型して、塩化ビニル樹脂手袋を得た。
【0019】図1は、このようにして得られた塩化ビニ
ル手袋の一部縦断側面図である。図中、1は手袋本体で
あり、2は肉厚部である。肉厚部2の厚さは0.45mm
である。なお、肉厚部2の厚さは、0.45mm〜0.6
mmが実用範囲である。
ル手袋の一部縦断側面図である。図中、1は手袋本体で
あり、2は肉厚部である。肉厚部2の厚さは0.45mm
である。なお、肉厚部2の厚さは、0.45mm〜0.6
mmが実用範囲である。
【0020】表4は、実施例の製造方法によって得られ
た手袋と肉厚部2を設けない肉厚が0.3mmの従来の塩
化ビニル手袋の裾部分の物性を比較した表である。
た手袋と肉厚部2を設けない肉厚が0.3mmの従来の塩
化ビニル手袋の裾部分の物性を比較した表である。
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塩化ビニ
ル手袋は、裾部分の肉厚が厚いので、着用時に、裾部分
が掴み易く、裂けにくいだけでなく、同部分を巻き込み
にくい。したがって、着用し易い。
ル手袋は、裾部分の肉厚が厚いので、着用時に、裾部分
が掴み易く、裂けにくいだけでなく、同部分を巻き込み
にくい。したがって、着用し易い。
【0023】また、本発明の塩化ビニル手袋の製造方法
によれば、上述のように造るので、裾部分の厚い着用し
易い塩化ビニル手袋を得ることができる。
によれば、上述のように造るので、裾部分の厚い着用し
易い塩化ビニル手袋を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の塩化ビニル手袋の製造方法によって
得られた塩化ビニル手袋の一部縦断側面図
得られた塩化ビニル手袋の一部縦断側面図
【図2】 実施例の塩化ビニル手袋の製造工程を示す側
面図
面図
1 手袋本体 2 肉厚部 3 手袋製造型 4 ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 裾部分の肉厚を、それ以外の部分より厚
くしたことを特徴とする塩化ビニル手袋。 - 【請求項2】 次の(a)と(b)の工程を備えた塩化
ビニル手袋の製造方法。 (a)手袋製造型を塩化ビニルペーストに浸漬して引き
上げ、同型の表面に肉厚の薄い塩化ビニルの膜よりなる
手袋本体を形成する工程。 (b)手袋製造型に形成した前記手袋本体の裾部分に塩
化ビニルペーストを塗布して同部分の肉厚を厚くする工
程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324396A JPH10102305A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 塩化ビニル手袋及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25324396A JPH10102305A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 塩化ビニル手袋及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10102305A true JPH10102305A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17248559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25324396A Pending JPH10102305A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 塩化ビニル手袋及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10102305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254918A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Okamoto Ind Inc | 塩化ビニル製手袋 |
JP6435435B1 (ja) * | 2018-06-18 | 2018-12-05 | ショーワグローブ株式会社 | 作業用手袋 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25324396A patent/JPH10102305A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254918A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Okamoto Ind Inc | 塩化ビニル製手袋 |
JP6435435B1 (ja) * | 2018-06-18 | 2018-12-05 | ショーワグローブ株式会社 | 作業用手袋 |
JP2019218648A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | ショーワグローブ株式会社 | 作業用手袋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000919 |