JPH07243106A - シリコーンゴム被覆手袋及びその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴム被覆手袋及びその製造方法

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JPH07243106A
JPH07243106A JP6052493A JP5249394A JPH07243106A JP H07243106 A JPH07243106 A JP H07243106A JP 6052493 A JP6052493 A JP 6052493A JP 5249394 A JP5249394 A JP 5249394A JP H07243106 A JPH07243106 A JP H07243106A
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silicone rubber
glove
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polyurethane
gloves
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JP6052493A
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Takashi Tomita
隆 富田
Hideya Kimoto
英哉 木元
Masahiko Ishiwata
正彦 石綿
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Dia Rubber Co Ltd
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DIA GOMME KK
Dia Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体製造工程等で用いられる精密部品を組
み立てたり、修理したりする際の細かい手作業に使用さ
れる、接着性、作業性、着用感、耐汚染性及び強度に優
れたシリコーンゴム被膜手袋を経済的に提供すること。 【構成】 布製手袋の少なくとも一部表面に、ポリウレ
タン製連続気泡性微細多孔質層が形成され、該多孔質層
の表面にシリコーンゴム被膜が形成され、上記多孔質層
とシリコーンゴム被膜の界面において、シリコーンゴム
が多孔層の開孔部内にアンカーリングされて、上記シリ
コーンゴム被膜が上記多孔質層の表面に接着固定されて
いることを特徴とするシリコーンゴム被覆手袋及びその
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業用のシリコーンゴム
被覆手袋及びその製造方法に関し、更に詳しくは、手袋
表面にポリウレタン製連続気泡性微細多孔質層を介して
シリコーンゴム被膜が積層された、シリコーンゴム被膜
の接着性に優れるとともに、着用感及び作業性に優れ、
且つ繊維屑等の付着の問題を生じることがない優れた特
性を有する精密作業用のシリコーンゴム被覆手袋及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、精密部品等を組み立てる
際に素手で作業すると、手の皮脂が精密部品等に付着し
精密機器等の装置に悪影響を及ぼす為、通常、薄地の手
袋を装着して作業に当たっている。かかる作業用手袋と
しては、木綿、ポリエステル、ナイロン或はこれらの混
紡等のメリヤス編みの伸縮性に優れた薄地手袋が通常使
用されている。近年、精密部品等を掴んだ際に、手袋か
らの埃が精密部品に付着することがない様に、更には、
手袋を嵌めた状態でも滑りにくくし、作業性をよくする
為に、図3に示した様な、指先の少なくとも掌側に部分
的に合成樹脂被膜が塗布されている精密作業用の手袋が
使用されている。特に、合成樹脂の中でも、シリコーン
ゴム被膜が設けられたものは、他の合成樹脂、例えば、
塩化ビニル樹脂を使用した場合等と異なり、可塑剤等が
精密部品に付着することがない。従って、半導体製造等
における精密部品の取扱いには、専ら、指先にシリコー
ンゴム被膜を設けたものが用いられている。
【0003】しかし、従来のシリコーンゴム被膜を有す
る精密作業用の手袋は、布製の手袋の指先部分に、液状
のシリコーンゴムを塗布してシリコーンゴム被膜を設け
ている為、図3に示す様に指先の最先端の部分迄は被覆
されておらず、この部分から繊維屑が出て精密部品等に
付着するという別の汚染の問題があった。これらの問題
の解決策として、メリヤス編みの薄地手袋の少なくとも
指先全体を液状のシリコーンゴム溶液中に浸漬し、指先
の最先端をも含めた手袋全体表面に薄いシリコーンゴム
被膜を設けることを試みたが、この場合には、手袋を形
成する繊維間にシリコーンゴムが含侵してしまい薄い被
膜を形成することが出来ず、ゴワついたものとなり、
又、得られる手袋がコスト高となるという問題もあっ
た。更に、シリコーンゴム層のみでは強度的にも不十分
であり、布との接着性が悪いという問題もある。
【0004】これに対し、強度の高い薄層のシリコーン
ゴム層を形成する為に、手袋の布体の上に、可撓性に優
れる合成樹脂層を予め設けておき、更にこの合成樹脂層
の上にシリコーンゴム層を形成することが行われている
が、この場合は、シリコーンゴムは離型性に富んでいる
為、合成樹脂層との接着性に劣り、合成樹脂層の上に直
接シリコーンゴム層を設けると作業中等にシリコーンゴ
ム層が剥がれてしまうという問題がある。そこで、合成
樹脂層とシリコーンゴム層との接着性を良好にする為
に、合成樹脂層に対しても且つシリコーンゴム層に対し
ても接着性の良好なプライマー層を介して、合成樹脂層
の上に更にシリコーンゴム層を形成することが一般に行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
上記の方法は、合成樹脂層の上に更にプライマー層を形
成しなければならない為、製造工程が煩雑であり、且つ
プライマー層として用いる材料は高価なものが多い為、
提供されるシリコーンゴム被膜を有する手袋が高価なも
のになるという問題がある。
【0006】従って本発明の目的は、例えば、半導体製
造工程等で用いられる精密部品を組み立てたり、修理し
たりする際の細かい手作業に使用される、接着性、作業
性、着用感、耐汚染性及び強度に優れたシリコーンゴム
被膜手袋を経済的に提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記目的は下記の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、布製手袋の少
なくとも一部表面に、ポリウレタン製連続気泡性微細多
孔質層が形成され、該多孔質層の表面にシリコーンゴム
被膜が形成され、上記多孔質層とシリコーンゴム被膜の
界面において、シリコーンゴムが多孔層の開孔部内にア
ンカーリングされて、上記シリコーンゴム被膜が上記多
孔質層の表面に接着固定されていることを特徴とするシ
リコーンゴム被覆手袋及びその製造方法である。
【0008】
【作用】本発明者は従来技術の問題点を解決すべく鋭意
研究の結果、綿或いは化学繊維製等の布製手袋の少なく
とも一部表面に、ポリウレタン製連続気泡性微細多孔質
層を形成し、その表面にシリコーンゴム被膜を形成すれ
ば、該多孔質層が、膨大な表面積を有する無数の微細な
開孔部を有する構造をしている為、その上に塗布すシリ
コーンゴム液の一部がこれらの多孔層の微細な開孔内に
入り込み、シリコーンゴム被膜層がアンカーリング作用
により強固に接着固着された状態で形成される為、プラ
イマー層を介するまでもなく、シリコーンゴム被覆層と
ポリウレタン層との接着性が向上する結果、シリコーン
ゴム被覆手袋の製造におけるプライマー層の形成工程を
省略することが可能となり、低コストで優れた特性の手
袋を提供し得ることを知見して本発明に至った。
【0009】即ち、本発明にかかるシリコーンゴム被覆
手袋は、図2に示した様に、ポリウレタン製連続気泡性
微細多孔質層とシリコーンゴム被膜との界面において、
ミクロ的に、シリコーンゴムがポリウレタンの多孔質層
の微細な開孔部に食い込んだ、所謂アンカーリングされ
た状態で形成される結果、ポリウレタン層とシリコーン
ゴム被覆層とが直接強固に接着固定される。
【0010】
【実施例】次に、図面に示す実施例に従い本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 先ず、メリヤス編みの目の細かい薄地手袋を作製する。
薄地手袋の材質としては、本実施例においては、綿繊維
からなる80デニール程度の細い糸を用いた。次に、
1,4−ブタン・エチレンアジペート(1,4−BD/
EG=50/50モル比、分子量2,000)150
部、エチレングリコール15部及びジフェニルメタンジ
イソシアネート50部を70℃で5時間、90℃で2時
間反応させ、この生成物の一部をジメチルホルムアミド
溶剤にて固形分30%に希釈した。この溶液は、520
ポイズ/20℃の粘度であった。上記で得られた溶液1
00部に更にジメチルホルムアミド50部を加えて、ポ
リウレタンの親水性有機溶剤溶液を作成し、この溶液を
30〜35℃の保温槽に入れ、充分に脱泡しておく。
【0011】一方、ステンレス製の手袋製造型に上記の
綿製手袋を装着する。綿手袋は、手型に装着する前に、
予め水に含浸させておき、基布中の空気を水で置換して
おく。この手袋が装着された手型を、上記のポリウレタ
ンの親水性有機溶剤溶液にゆっくりと浸漬し、手元まで
十分に含浸させ、再びゆっくりと引き上げて、液が切れ
たところで、水温20〜25℃の水槽に入れ、含浸した
ポリウレタン樹脂を30分間湿式凝固させる。
【0012】次に、引き続き60〜70℃の温水槽で約
1時間手袋を浸漬し、脱ジメチルホルムアミド処理を行
い、その後手型より外し、真空脱水器にて水切りを行っ
た。その後、再び手型にその手袋を装着し、90〜10
0℃の乾燥器にて20分間乾燥して、綿製手袋の全面に
ポリウレタン製連続気泡性微細多孔質層を形成した(図
2(1)図示)。この様にして綿製手袋に形成されたポ
リウレタンの多孔質層は、手袋の基布の表面のみに形成
され、手袋の内側までは含浸されない。
【0013】又、この様にして形成されるポリウレタン
製の連続気泡性微細多孔質層の密度としては、0.2〜
0.7g/cm3 程度とするのが好ましく、且つその厚
みは100〜300μm程度のものとするのが好まし
い。本実施例における密度は、0.3〜0.4g/cm
3 であった。
【0014】次に、上記の様にして形成したポリウレタ
ンの多孔質層の上に、シリコーンゴム層を形成する(図
2(2)図示)。シリコーンゴム層を形成する方法とし
ては、上記のポリウレタンの多孔質層が形成されている
手袋を手型に嵌め、下記の組成のシリコーンゴム液にゆ
っくりと浸漬し、手元まで十分に含浸させ、再びゆっく
りと引き上げて、液が切れたところで、室温にて60〜
90分間乾燥し、次いで120℃で60分間程度の条件
で架橋し、架橋後、手袋製造型から離型してシリコーン
ゴム被覆手袋を作製する。
【0015】 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1925AT 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1925BT 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE−1935AT 25部 ・付加架橋型液状シリコーンゴムKE1935BT 25部 *:以上信越化学工業(株)製 ・トルエン 70部 ・キシレン 30部
【0016】この際に形成するシリコーンゴム層の厚さ
としては、30〜100μm程度とするのが好ましい。
30μmよりも薄いと、強度的にも弱く、シリコーンゴ
ム層の有する優れた機能が発揮されず、所期の目的を達
成することが出来ないし、100μmよりも厚いと、経
済性に劣ると共に作業性にも劣る。尚、以上の様にして
得られた綿手袋にポリウレタン製の連続気泡性微細多孔
質層及びシリコーンゴム層が被覆された本発明にかかる
手袋の厚みは、300〜800μmであった。
【0017】上記で得られたシリコーンゴム被覆手袋
を、100回繰り返して手で揉んで、剥離試験を行った
ところ、シリコーンゴム層がポリウレタン層から剥がれ
ることはなく、所謂アンカー効果により、ポリウレタン
層に食い込んだ様な形でシリコーンゴム被覆層がしっか
りと積層接着されていることが確認された。又、上記で
得られたシリコーンゴム被覆手袋を手に嵌めて作業して
も、違和感がなく作業性が損なわれずに、指先での微妙
な作業を容易にすることが出来汚れにくく、且つ細かい
部品等をしっかりと掴むことが出来、使い勝手がよかっ
た。
【0018】実施例2 先ず、メリヤス編みの目の粗い薄地手袋を作製する。薄
地手袋の材質としては、本実施例においては、ナイロン
繊維からなる60デニール程度の細い糸を用いた。次
に、実施例1で使用したのと同様のポリウレタンの親水
性有機溶剤溶液を使用し、手型に実施例1の場合と異な
り乾いた状態のナイロン製手袋を装着し、その他は実施
例1と同様にして湿式法で、図1に示す様に手袋の指先
部分のみにポリウレタン製連続気泡性微細多孔質層を形
成した。本実施例の場合は、実施例1と異なり布目が荒
く、且つ手袋を水で濡らしてない為、基布の裏側までポ
リウレタン溶液が含浸される。以上の様にして形成され
た多孔質ポリウレタン層の密度は、0.2〜0.7g/
cm3 であり、且つその厚みは0.6〜0.7mmであ
った。
【0019】次に、上記の様にして手袋の指先部分に形
成されたポリウレタンの多孔質層の上に、実施例1と同
様にしてシリコーンゴム層を形成する。上記の様にして
得られた、指先のみにシリコーンゴム被膜層が設けられ
たシリコーンゴム被覆手袋について、剥離試験を実施例
1と同様に行ったところ、実施例1と同様に良好であ
り、指先のみに被覆したにもかかわらず、ポリウレタン
の多孔層の開孔部内にアンカーリングされ、ミクロ的に
はポリウレタン層に食い込んだ形でシリコーンゴム被覆
層がしっかりと接着固定されていることが確認された。
【0020】又、使用感についても、何等の違和感もな
く細かい作業を円滑に行うことが出来た。本実施例によ
り得られる手袋は、シリコーンゴム被膜が指先のみに被
覆されている為、実施例1で得られた全体に被覆した手
袋よりも柔軟性に富み、更に使い勝手がよく、又、シリ
コーンゴムの被覆量も少ない為、経済性にも優れてい
た。尚、上記の実施例では、シリコーンゴム層を指先部
分のみに形成したが、使用目的によって、実施例1の様
に手袋全体に設けてもよいし、手の甲部分には被膜を設
けずに掌部分のみ、或いは、全ての指に設けるのではな
く二本分の指のみに設ける等、いずれの位置に設けても
よい。
【0021】実施例3 先ず、メリヤス編みの目の細かい薄地手袋を作製する。
薄地手袋の材質としては、本実施例においては、綿繊維
からなる80デニール程度の細い糸を用いた。次に、
1,1,4−ブタンエチレンアジペート(平均分子量
1,000、水酸基価112)1,000部、1,4−
ブタンジオール31部、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート333部をMEK3,183部中に加え、70℃で
8時間反応させて、平均分子量が6万5千である固形分
30%のポリウレタン樹脂溶液を得た。次いで、上記の
樹脂溶液に、エチレングリコール130部及びジフェニ
ルメタンジイソシアネート524部を加え、60℃で1
0時間反応後、更に、1,526部のMEKを加えて均
一化し、かき混ぜながら、常温まで冷却し、ポリウレタ
ンの平均分子量が12万6千であり、析出した粒子の粒
径が1μm以下であり、固形分30%の乳白色のポリウ
レタン分散液を得た。上記で得られたポリウレタン分散
液100部に更に、ウレタン系乳化剤2部、MEK20
部、キシレン20部及び水20部を加えて、ホモミキサ
ーで攪拌してポリウレタン乳濁液を作成した。
【0022】一方、ステンレス製の手袋製造型に上記の
綿製手袋を乾いた状態で装着する。この手型に装着され
た手袋を、上記のポリウレタン乳濁液中にゆっくりと浸
漬し、手元まで十分に含浸させ、再びゆっくりと引き上
げた後、150〜160℃で数分間ゲル化及び乾燥し、
乾式法により綿製手袋の全面にポリウレタン製連続気泡
性微細多孔質層を形成した。この様にして綿製手袋に形
成されたポリウレタンの多孔質層も実施例1の場合と同
様に、手袋の基布の表面のみに形成され、手袋の内側ま
では含浸されない。
【0023】この様にして形成されるポリウレタン製の
連続気泡性微細多孔質層の密度としては、0.8〜0.
7g/cm程度とするのが好ましく、且つその厚み
は、100〜300μm程度とするのが好ましい。本実
施例における手袋の密度は、0.3〜0.4g/cm
であった。
【0024】次に、上記の様にして手袋全体に形成され
たポリウレタンの多孔質層の上に、実施例1と同様にし
てシリコーンゴム層を形成する。 以上の様にして得ら
れた綿手袋にポリウレタン製の連続気泡性微細多孔質層
及びシリコーンゴム層が被覆された本発明にかかる手袋
の厚みは、300〜900μmであった。上記の様にし
て得られたシリコーンゴム被覆手袋について、剥離試験
を実施例1と同様に行ったところ、実施例1と同様に良
好であり、ポリウレタンの多孔層の開孔部内にシリコー
ンゴムがアンカーリングされて、ミクロ的にはポリウレ
タン層に食い込んだ形でシリコーンゴム被覆層がしっか
りと接着固定されていることが確認された。又、使用感
についても、何等の違和感もなく細かい作業を円滑に行
うことが出来た。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した様に本発明によれば、布
製手袋の少なくとも一部表面にポリウレタン製連続気泡
性微細多孔質層を形成することにより、該多孔質層の有
する所謂アンカー効果により、シリコーンゴム被膜層が
ポリウレタン層の上に直接且つ強固に接着固定される
為、優れた特性のシリコーンゴム被覆手袋がプライマー
層を形成するまでもなく容易に提供される。この結果、
煩雑なプライマー層の形成工程を省略することが出来る
為、提供される手袋の製造コストを低減することが出
来、且つ布手袋の上に形成される合成樹脂被膜の厚みを
薄くすることが出来る。即ち、本発明により提供される
手袋は、手袋を嵌めて作業した場合に作業性に優れ、指
先での微妙な作業を容易にすることが出来、細かい部品
等をしっかりと掴むことが出来、使い勝手がよく、更
に、手袋から生じる繊維屑や合成樹脂中の添加剤等が精
密部品に付着して汚染の問題を生じることがなく、且つ
安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシリコーンゴム被膜手袋の斜視
図と概略断面図である。
【図2】本発明にかかる手袋の製造工程を説明する図で
ある。
【図3】従来の精密作業用の手袋の概略図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布製手袋の少なくとも一部表面に、ポリ
    ウレタン製連続気泡性微細多孔質層が形成され、該多孔
    質層の表面にシリコーンゴム被膜が形成され、上記多孔
    質層とシリコーンゴム被膜の界面において、シリコーン
    ゴムが多孔層の開孔部内にアンカーリングされて、上記
    シリコーンゴム被膜が上記多孔質層の表面に接着固定さ
    れていることを特徴とするシリコーンゴム被覆手袋。
  2. 【請求項2】 ポリウレタン製連続気泡性微細多孔質層
    とシリコーンゴム被膜とが手袋表面の指先、手袋の甲部
    を除く部分又は全体に形成されている請求項1に記載の
    シリコーンゴム被覆手袋。
  3. 【請求項3】 布製手袋の少なくとも一部表面にポリウ
    レタンの親水性有機溶剤溶液を塗布又は含浸させた後、
    水中で脱溶剤して布の上にポリウレタン製連続気泡性微
    細多孔質層を形成し、次いで該多孔質層が形成されてい
    る部分にシリコーンゴム液を塗布又は含浸及び乾燥させ
    てシリコーンゴム被膜を形成することを特徴とするシリ
    コーンゴム被覆手袋の製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリウレタン製連続気泡性微細多孔質層
    とシリコーンゴム被膜とを手袋表面の指先、手袋の甲部
    を除く部分又は全体に形成する請求項3に記載のシリコ
    ーンゴム被覆手袋の製造方法。
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